JP7552945B1 - Elevator Equipment - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドレールの異常の有無を判定することができるエレベーター装置を提供する。
【解決手段】エレベーター装置1は、かご15、ガイドローラ26、アクチュエータ28、加速度センサ17、制振制御部41、及び第1判定部43を備える。制振制御部41は、加速度センサ17によって検出された加速度に基づいてアクチュエータ28を制御することにより、押付力を調節してかご15の制振制御を行う。第1判定部43は、制振制御を行わない第2モードの時に駆動回路29に発生した電流の値に基づいて、ガイドレール13に異常があるか否かを判定する。
【選択図】図2
An elevator device capable of determining whether or not there is an abnormality in a guide rail is provided.
[Solution] The elevator device 1 includes a car 15, guide rollers 26, an actuator 28, an acceleration sensor 17, a vibration damping control unit 41, and a first determination unit 43. The vibration damping control unit 41 controls the actuator 28 based on the acceleration detected by the acceleration sensor 17, thereby adjusting the pressing force to perform vibration damping control of the car 15. The first determination unit 43 determines whether or not there is an abnormality in the guide rail 13 based on the value of the current generated in a drive circuit 29 in a second mode in which vibration damping control is not performed.
[Selected figure] Figure 2
Description
本開示は、エレベーター装置に関する。 This disclosure relates to elevator equipment.
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、ガイドローラにガイドレールへの押付力を加えるアクチュエータを備える。このエレベーター装置では、アクチュエータを用いてかごを振動させることにより、かごに設けられた加速度センサの異常の有無が判定される。 Patent document 1 describes an elevator device. The elevator device described in patent document 1 includes an actuator that applies a pressing force to the guide roller against the guide rail. In this elevator device, the actuator is used to vibrate the car, thereby determining whether or not there is an abnormality in the acceleration sensor installed in the car.
特許文献1に記載されたエレベーター装置では、かごに設けられた加速度センサの異常の有無を判定できるものの、ガイドレールの異常の有無を判定することができなかった。 The elevator device described in Patent Document 1 can determine whether there is an abnormality in the acceleration sensor installed in the car, but cannot determine whether there is an abnormality in the guide rail.
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、ガイドレールの異常の有無を判定することができるエレベーター装置を提供することである。 This disclosure has been made to solve the problems described above. The purpose of this disclosure is to provide an elevator device that can determine whether or not there is an abnormality in the guide rail.
本開示に係るエレベーター装置は、エレベーターのかごと、かごに設けられ、かごが移動するとガイドレールに接触しながら回転するガイドローラと、ガイドローラをガイドレールに押し付けるための押付力を発生させるアクチュエータと、かごに設けられた加速度センサと、加速度センサによって検出された加速度に基づいてアクチュエータを制御することにより、押付力を調節してかごの制振制御を行う制振制御部と、第1判定部と、を備える。制振制御部は、制振制御を行う第1モードと制振制御を行わない第2モードとに切り替えが可能である。アクチュエータは、第2モードの時にガイドローラがかごに対して水平方向に変位すると誘導電流を発生させる回路を備える。第1判定部は、第2モードの時に回路に発生した電流の値に基づいて、ガイドレールに異常があるか否かを判定する。 The elevator device according to the present disclosure comprises an elevator car, a guide roller provided on the car that rotates while in contact with the guide rail when the car moves, an actuator that generates a pressing force for pressing the guide roller against the guide rail, an acceleration sensor provided on the car, a vibration control unit that controls the actuator based on the acceleration detected by the acceleration sensor to adjust the pressing force and perform vibration control of the car, and a first determination unit. The vibration control unit is switchable between a first mode in which vibration control is performed and a second mode in which vibration control is not performed. The actuator comprises a circuit that generates an induced current when the guide roller is displaced horizontally relative to the car in the second mode. The first determination unit determines whether or not there is an abnormality in the guide rail based on the value of the current generated in the circuit in the second mode.
本開示に係るエレベーター装置であれば、ガイドレールの異常の有無を判定することができる。 The elevator device disclosed herein can determine whether or not there is an abnormality in the guide rail.
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。 A detailed explanation will be given below with reference to the drawings. Duplicate explanations will be simplified or omitted as appropriate. In each drawing, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置1の例を示す図である。図2は、図1に示すエレベーター装置1の機能を説明するための図である。エレベーター装置1は、かごユニット2及びつり合いおもりユニット3を備える。かごユニット2は、昇降路4を上下に移動する。昇降路4は、建物に形成された上下に延びる空間である。一例として、建物の各階に、かごユニット2が停止可能な乗場が設けられる。かごユニット2及びつり合いおもりユニット3は、ロープ5によって昇降路4に吊り下げられる。図1は、1:1ローピング方式のエレベーター装置1を一例として示す。
Embodiment 1.
FIG. 1 is a diagram showing an example of an elevator apparatus 1 in a first embodiment. FIG. 2 is a diagram for explaining the function of the elevator apparatus 1 shown in FIG. 1. The elevator apparatus 1 includes a
ロープ5は、巻上機6の駆動綱車に巻き掛けられる。巻上機6は、制御装置7によって制御される。巻上機6の駆動綱車が回転すると、駆動綱車が回転する方向に応じた方向にロープ5が移動する。かごユニット2は、ロープ5が移動する方向に応じて、昇降路4を上方或いは下方に移動する。つり合いおもりユニット3は、かごユニット2が移動する方向とは反対の方向に移動する。巻上機6は、かごユニット2を駆動する装置の一例である。かごユニット2の移動は、制御装置7によって制御される。
The
巻上機6は、エンコーダ8を備える。エンコーダ8は、駆動綱車の回転方向及び回転角度に応じた回転信号を出力する。エンコーダ8から出力された回転信号は、制御装置7に入力される。制御装置7では、エンコーダ8からの回転信号に基づいて、かごユニット2の位置を検出できる。エンコーダは、調速機に備えられても良い。
The
制御装置7に通信装置9が接続される。通信装置9は、ネットワーク10を介して外部機器11と通信する。外部機器11は、エレベーター装置1の保守センターが管理するサーバ装置でも良い。ネットワーク10は、インターネットでも良い。
A
エレベーター装置1は、地震感知器12を備えても良い。地震感知器12は、昇降路4の内部に配置されても良い。地震感知器12は、予め設定された加速度を検知すると検知信号を出力する。地震感知器12は、複数レベルの検知信号を出力しても良い。例えば、地震感知器12からの検知信号は、通信装置9を介して制御装置7に入力される。
The elevator device 1 may include an
かごユニット2は、かご15、ガイドユニット16、加速度センサ17、秤装置18、及び制御装置19を備える。かご15は、かご室21、かご枠22、及び弾性体23を備える。
The
かご室21に、利用者が乗るための空間が形成される。かご枠22は、全体として四角環状を呈し、かご室21の上下左右を囲むように配置される。かご室21は、弾性体23を介してかご枠22に支持される。
The
ガイドユニット16は、かご15に設けられる。図1は、ガイドユニット16がかご枠22に設けられる例を示す。ガイドユニット16は、かごユニット2の移動を案内するための装置である。昇降路4に、かごユニット2の移動範囲に亘って一対のガイドレール13が設けられる。かごユニット2は、ガイドユニット16をガイドレール13に接触させながら上下に移動する。
The
かごユニット2は、平面視において一対のガイドレール13の間に配置される。図1は、ガイドユニット16がかご枠22の上下左右の4か所に設けられる例を示す。図1に示す例において、右上のガイドユニット16と右下のガイドユニット16とは、一方のガイドレール13に対向するように配置される。左上のガイドユニット16と左下のガイドユニット16とは、もう一方のガイドレール13に対向するように配置される。
The
図3は、図1のA-A断面を示す図である。ガイドレール13は、図3に示すように、固定部13aとガイド部13bとを備える。固定部13aは、クリップ及びブラケット等の固定部材を介して、昇降路4の構造物に固定される。ガイド部13bは、もう一方のガイドレール13側に突出するように固定部13aに設けられる。ガイド部13bに、かごユニット2を案内するためのガイド面13c、ガイド面13d、及びガイド面13eが形成される。
Figure 3 is a diagram showing a cross section taken along line A-A in Figure 1. As shown in Figure 3, the
ガイド面13c、ガイド面13d、及びガイド面13eは、それぞれ鉛直な平坦面である。ガイド面13cは、かご15の奥行方向(Y軸)に平行な面であり、かご15の間口方向(X軸)に直交する面である。なお、X軸及びY軸はそれぞれ水平な軸であり、互いに直交する。ガイド面13cは、もう一方のガイドレール13に対向するように配置される。ガイド面13d及びガイド面13eは、それぞれ、かご15の間口方向(X軸)に平行な面であり、かご15の奥行方向(Y軸)に直交する面である。ガイド面13dとガイド面13eとは、互いに反対を向くように配置される。
ガイドユニット16は、支持部材25(図1参照)、ガイドローラ26、軸27、及びアクチュエータ28を備える。支持部材25は、かご15に設けられる。ガイドローラ26、軸27、及びアクチュエータ28は、支持部材25によって支持される。即ち、ガイドローラ26、軸27、及びアクチュエータ28は、支持部材25を介してかご15に設けられる。
The
図3は、ガイドユニット16が3組のガイドローラ26、軸27、及びアクチュエータ28を備える例を示す。以下の説明では、必要に応じて、図3に示すように、ガイドローラ26、軸27、及びアクチュエータ28のそれぞれに対して符号の後にα~γを付し、同じ組に含まれる構成要素を明示する。
Figure 3 shows an example of a
ガイドローラ26αは、Y軸に平行な軸27αを中心に回転可能となるように支持部材25に支持される。ガイドローラ26αは、外周面がガイド面13cに対向するように配置される。ガイドローラ26αは、ばね等の弾性体(図示せず)によってガイド面13cに接近する方向に常に力を受ける。このため、ガイドローラ26αの外周面は、ガイド面13cに接触する。巻上機6によってかご15が移動すると、ガイドローラ26αはガイド面13cに接触しながら回転する。
The guide roller 26α is supported by the
ガイドローラ26αは、かご15に対して水平方向に変位可能となるように支持部材25に支持される。具体的に、ガイドローラ26αは、かご15に対してX軸に平行な方向に変位可能である。アクチュエータ28αは、ガイドローラ26αをガイドレール13のガイド面13cに押し付けるための押付力を発生させる。一例として、アクチュエータ28αは、ボイスコイルモータ(VCM)であり、駆動回路29αを備える。アクチュエータ28αは、駆動回路29αに流れる電流に応じた押付力を発生させる。
The guide roller 26α is supported by the
ガイドローラ26βは、X軸に平行な軸27βを中心に回転可能となるように支持部材25に支持される。ガイドローラ26βは、外周面がガイド面13dに対向するように配置される。ガイドローラ26βは、ばね等の弾性体(図示せず)によってガイド面13dに接近する方向に常に力を受ける。このため、ガイドローラ26βの外周面は、ガイド面13dに接触する。巻上機6によってかご15が移動すると、ガイドローラ26βはガイド面13dに接触しながら回転する。
Guide roller 26β is supported by
ガイドローラ26βは、かご15に対して水平方向に変位可能となるように支持部材25に支持される。具体的に、ガイドローラ26βは、かご15に対してY軸に平行な方向に変位可能である。アクチュエータ28βは、ガイドローラ26βをガイドレール13のガイド面13dに押し付けるための押付力を発生させる。一例として、アクチュエータ28βは、ボイスコイルモータ(VCM)であり、駆動回路29βを備える。アクチュエータ28βは、駆動回路29βに流れる電流に応じた押付力を発生させる。
The guide roller 26β is supported by the
ガイドローラ26γは、X軸に平行な軸27γを中心に回転可能となるように支持部材25に支持される。ガイドローラ26γは、外周面がガイド面13eに対向するように配置される。ガイドローラ26γは、ばね等の弾性体(図示せず)によってガイド面13eに接近する方向に常に力を受ける。このため、ガイドローラ26γの外周面は、ガイド面13eに接触する。巻上機6によってかご15が移動すると、ガイドローラ26γはガイド面13eに接触しながら回転する。
The guide roller 26γ is supported by the
ガイドローラ26γは、かご15に対して水平方向に変位可能となるように支持部材25に支持される。具体的に、ガイドローラ26γは、かご15に対してY軸に平行な方向に変位可能である。アクチュエータ28γは、ガイドローラ26γをガイドレール13のガイド面13eに押し付けるための押付力を発生させる。一例として、アクチュエータ28γは、ボイスコイルモータ(VCM)であり、駆動回路29γを備える。アクチュエータ28γは、駆動回路29γに流れる電流に応じた押付力を発生させる。
The guide roller 26γ is supported by the
なお、各ガイドユニット16は、同様の構成を有する。他の例として、各ガイドユニット16は、アクチュエータ28としてアクチュエータ28αしか備えていなくても良い。
Note that each
加速度センサ17は、かご15に設けられる。加速度センサ17は、かご15に発生した水平方向の加速度を検出する。例えば、加速度センサ17は、X軸に平行な方向の加速度を検出する。加速度センサ17は、Y軸に平行な方向の加速度を検出する。加速度センサ17は、かご15の水平方向の加速度に応じた加速度信号を出力する。加速度センサ17から出力された加速度信号は、制御装置19に入力される。
The
秤装置18は、かご15に設けられる。秤装置18は、かご15の積載荷重を計測する。秤装置18は、かご15の積載荷重に応じた秤信号を出力する。秤装置18から出力された秤信号は、制御装置7に入力される。
The weighing
制御装置19は、かご15に設けられる。図1は、制御装置19がかご室21の上に設けられる例を示す。制御装置19に対する電源は、ケーブル(図示せず)を介して制御装置7から供給される。制御装置19は、記憶部40、制振制御部41、取得部42、第1判定部43、第2判定部44、及び通信部45を備える。
The
図2に示すように、制御装置7は、記憶部30、運転制御部31、発報制御部32、報知制御部33を備える。運転制御部31は、各運転モードを制御する。運転制御部31が制御する運転モードには、通常運転、診断運転、及び地震管制運転が含まれる。
As shown in FIG. 2, the
通常運転は、登録された呼びにかごユニット2、即ちかご15を順次応答させる運転である。通常運転が行われていれば、利用者は、呼びを登録することによってある階から他の階までかご15に乗って移動することができる。診断運転は、ガイドレール13に異常があるか否かを自動で診断するための運転である。地震管制運転は、地震が発生した直後に、かごユニット2を最寄り階に停止させ、かご15に乗っている利用者を避難させるための運転である。
Normal operation is an operation in which the
次に、図4から図9も参照し、エレベーター装置1が備える機能について詳しく説明する。図4は、実施の形態1におけるエレベーター装置1の動作例を示すフローチャートである。図4は、通常運転が行われる時の制御装置19の動作フローを示す。
Next, the functions of the elevator device 1 will be described in detail with reference to Figs. 4 to 9. Fig. 4 is a flowchart showing an example of the operation of the elevator device 1 in the first embodiment. Fig. 4 shows the operation flow of the
制御装置19では、通常運転が行われているか否かが判定される(S101)。運転制御部31による通常運転が行われていれば、S101でYesと判定される。S101でYesと判定されると、制振制御部41は、かご15の制振制御を行う(S102)。
The
上述したように、アクチュエータ28は、ガイドローラ26をガイドレール13に押し付けるための押付力を発生させる。制振制御部41は、アクチュエータ28を制御することにより、当該押付力を調節してかご15に発生する振動を抑制する制振制御を行う。制振制御部41は、加速度センサ17によって検出された水平方向の加速度に基づいて、アクチュエータ28を制御する。例えば、制振制御部41は、加速度センサ17からの加速度信号を駆動回路29に対する電流制御信号に変換し、かご15に発生した振動を打ち消すようにアクチュエータ28を動作させる。
As described above, the
本実施の形態に示す例であれば、加速度センサ17によって検出されたX軸に平行な方向の加速度に基づいて、アクチュエータ28αが制御される。加速度センサ17によって検出されたY軸に平行な方向の加速度に基づいて、アクチュエータ28β及び28γが制御される。
In the example shown in this embodiment, actuator 28α is controlled based on the acceleration in a direction parallel to the X-axis detected by
制振制御部41は、制振制御を行う第1モードと制振制御を行わない第2モードとに切り替えが可能である。図4に示すように、運転制御部31による通常運転が行われていれば、第1モードに切り替えられる。これにより、乗り心地を向上させるための制振制御が行われる。
The
図5及び図6は、実施の形態1におけるエレベーター装置1の他の動作例を示すフローチャートである。図5は、診断運転が行われる時の制御装置7の動作フローを示す。図6は、診断運転が行われる時の制御装置19の動作フローを示す。
Figures 5 and 6 are flowcharts showing other operation examples of the elevator device 1 in embodiment 1. Figure 5 shows the operation flow of the
制御装置7では、開始条件が成立したか否かが判定される(S201)。開始条件は、診断運転を開始するための条件である。一例として、特定の曜日の深夜になると、開始条件が成立する。この例は、診断運転を定期的に行うための条件である。開始条件は、通信装置9が外部機器11から復旧調査指令等の特定の信号を受信した場合に成立しても良い。開始条件は、他の場合に成立しても良い。開始条件が成立すると、S201でYesと判定される。S201でYesと判定されると、運転制御部31は診断運転を開始する(S202)
The
図7は、診断運転におけるかごユニット2の走行例を示すフローチャートである。
診断運転が開始されると、先ず、かごユニット2が停止しているか否かが判定される(S401)。一例として、S401の判定は、エンコーダ8からの回転信号に基づいて行われる。かごユニット2が停止していれば、S401でYesと判定される。S401でYesと判定されると、かご15に人がいるか否かが判定される(S402)。一例として、S402の判定は、秤装置18からの秤信号に基づいて行われる。かご15に人が乗っていなければ、S402でNoと判定される。
FIG. 7 is a flow chart showing an example of the running of the
When the diagnostic operation is started, first, it is determined whether or not the
S401でYesと判定され、S402でNoと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2を第1速度で走行させ、最下階の乗場に停止させる(S403)。一例として、第1速度は、通常運転でかごユニット2が走行する速度と同じ速度である。
If S401 is judged as Yes and S402 is judged as No, the
次に、運転制御部31は、かごユニット2を第2速度で走行させ、最上階の乗場に停止させる(S404)。一例として、第2速度は、第1速度より遅い速度である。
Next, the
次に、運転制御部31は、かごユニット2を第1速度で走行させ、最下階の乗場に停止させる(S405)。なお、診断運転において、かごユニット2の走行はS404で終了しても良い。S403からS405に示す走行が行われている間、ドアは閉じられたままで良い。
Next, the
一方、制御装置19では、診断運転が開始されたか否かが判定される(S301)。S202で診断運転が開始されると、S301でYesと判定される。S301でYesと判定されると、制振制御を行わない第2モードに切り替えられる(S302)。即ち、制振制御部41は、S301でYesと判定されると、制振制御を無効にする。
Meanwhile, the
上述したように、アクチュエータ28は、一例としてボイスコイルモータである。このため、第2モードの時にガイドローラ26がかご15に対して水平方向に移動すると、駆動回路29に誘導電流が発生する。取得部42は、S302で第2モードに切り替えられると、駆動回路29に発生した電流の値を取得する(S303)。取得部42によって取得された電流の値を示す情報(以下、電流値情報ともいう)は、記憶部40に記憶される。
As described above, the
図8及び図9は、ガイドレール13に歪みが発生した時のガイドローラ26の変位を示す図である。図8は、ガイドレール13にX軸方向の歪みが発生した例を示す。図8に示すようにガイドレール13にX軸方向の歪みが発生すると、ガイドローラ26αがその歪みに追従して動く。このため、第2モードに切り替えられていれば、ガイドローラ26αがその歪みの部分を通過する際に、アクチュエータ28αの駆動回路29αに誘導電流が発生する。
Figures 8 and 9 are diagrams showing the displacement of the
同様に、図9は、ガイドレール13にY軸方向の歪みが発生した例を示す。図9に示すようにガイドレール13にY軸方向の歪みが発生すると、ガイドローラ26β及びガイドローラ26γがその歪みに追従して動く。このため、第2モードに切り替えられていれば、ガイドローラ26β及びガイドローラ26γがその歪みの部分を通過する際に、アクチュエータ28βの駆動回路29βとアクチュエータ28γの駆動回路29γとに誘導電流が発生する。
Similarly, FIG. 9 shows an example in which distortion in the Y-axis direction occurs in the
取得部42は、S302で第2モードに切り替えられると、加速度センサ17によって検出された加速度を更に取得しても良い(S304)。取得部42によって取得された加速度を示す情報(以下、加速度情報ともいう)は、記憶部40に記憶される。
When the mode is switched to the second mode in S302, the
取得部42は、制御装置7からかごユニット2の位置を示す情報(以下、位置情報ともいう)を更に取得しても良い。かかる場合、当該位置情報と電流値情報とが関連付けて記憶部40に記憶される。S304に示す処理が行われる場合、当該位置情報と加速度情報とが関連付けて記憶部40に記憶される。
The
なお、取得部42による電流値の取得、加速度の取得、及び位置情報の取得は、少なくとも、S404においてかごユニット2が最下階を出発してから最上階に到着するまでの間、継続して行われる。当該取得は、S405においてかごユニット2が最上階を出発してから最下階に到着するまでの間も継続して行われても良い。
The acquisition of the current value, the acceleration, and the position information by the
第1判定部43は、S303で取得部42によって取得された電流値、即ち第2モードの時に駆動回路29に発生した誘導電流の値に基づいて、ガイドレール13に異常があるか否かを判定する(S305)。例えば、第1判定部43は、S303で取得部42によって取得された電流値が第1基準範囲から外れる場合に、電流値異常がある、即ちガイドレール13に異常があることを判定する。電流値異常があるか否かを判定するための第1基準範囲は予め設定される。
The first determination unit 43 determines whether or not there is an abnormality in the
一例として、エレベーター装置1が据え付けられた直後等に、本診断運転と同様の運転が行われ、第2モードの時に駆動回路29に発生した誘導電流の値が取得される。第1基準範囲は、当該運転で取得された値に基づいて設定されても良い。取得部42が駆動回路29に発生した電流の値とかごユニット2の位置情報とを取得する場合は、当該位置情報も考慮した第1基準範囲が設定されても良い。例えば、エレベーター装置1が据え付けられた直後に行われた運転において、最下階から1000mmの地点で電流値が100mAであった場合を考える。かかる場合、正常とみなす範囲を±50mAとすると、当該地点における第1基準範囲は50mA~150mAに設定される。
As an example, an operation similar to this diagnostic operation is performed immediately after the elevator device 1 is installed, and the value of the induced current generated in the
ガイドレール13に異常があることが第1判定部43によって判定されると、S305でYesと判定される。S305でYesと判定されると、通信部45は、制御装置7に対して第1異常発生信号を送信する(S306)。第1異常発生信号は、誘導電流の値に基づいてガイドレール13に異常があることが判定されたことを示す信号である。
When the first determination unit 43 determines that there is an abnormality in the
第2判定部44は、S304で取得部42によって取得された加速度に基づいて、ガイドレール13に異常があるか否かを判定する(S307)。例えば、第2判定部44は、S304で取得部42によって取得された加速度が第2基準範囲から外れる場合に、加速度異常がある、即ちガイドレール13に異常があることを判定する。加速度異常があるか否かを判定するための第2基準範囲は予め設定される。
The
一例として、エレベーター装置1が据え付けられた直後等に、本診断運転と同様の運転が行われ、加速度センサ17によって検出された加速度が取得される。第2基準範囲は、当該運転で取得された加速度に基づいて設定されても良い。取得部42が加速度センサ17によって検出された加速度とかごユニット2の位置情報とを取得する場合は、当該位置情報も考慮した第2基準範囲が設定されても良い。例えば、エレベーター装置1が据え付けられた直後に行われた運転において、最下階から2000mmの地点でY軸方向の加速度が+5cm/s2であった場合を考える。かかる場合、正常とみなす範囲を±10cm/s2とすると、当該地点におけるY軸方向の第2基準範囲は-5cm/s2~+15cm/s2に設定される。
As an example, immediately after the elevator device 1 is installed, an operation similar to this diagnostic operation is performed, and the acceleration detected by the
ガイドレール13に異常があることが第2判定部44によって判定されると、S307でYesと判定される。S307でYesと判定されると、通信部45は、制御装置7に対して第2異常発生信号を送信する(S308)。第2異常発生信号は、加速度に基づいてガイドレール13に異常があることが判定されたことを示す信号である。
When the
S303からS308に示す処理は、図7に示すかごユニット2の走行が完了するまで繰り返し行われる。他の例として、S305からS308に示す処理は、図7に示すかごユニット2の走行が完了してから、即ち全てのデータの取得が終わってから行われても良い。
The processes shown in S303 to S308 are repeated until the running of the
また、制御装置7では、S202で診断運転を開始すると、制御装置19から第1異常発生信号を受信したか否かが判定される(S203)。S306で通信部45が送信した第1異常発生信号を制御装置7が受信すると、S203でYesと判定される。
In addition, when the
S203でYesと判定されると、第1異常発生信号を受信した旨が記録される(S204)。例えば、第1基準範囲を外れた電流値情報と当該電流値が検出された位置情報とが関連付けて記憶部30に記憶される。また、S203でYesと判定されると、発報制御部32は、ガイドレール13に異常が発生した旨、即ち電流値に基づくガイドレール13の異常が検出された旨を、通信装置9を介して外部機器11に発報する(S204)。
If S203 returns Yes, the fact that the first abnormality signal has been received is recorded (S204). For example, the current value information outside the first reference range and the position information where the current value was detected are stored in association with each other in the memory unit 30. Also, if S203 returns Yes, the
制御装置19でS304に示す処理が行われる場合、制御装置7では、S202で診断運転を開始すると、制御装置19から第2異常発生信号を受信したか否かが判定される(S205)。S308で通信部45が送信した第2異常発生信号を制御装置7が受信すると、S205でYesと判定される。
When the process shown in S304 is performed by the
S205でYesと判定されると、第2異常発生信号を受信した旨が記録される(S206)。例えば、第2基準範囲を外れた加速度情報と当該加速度が検出された位置情報とが関連付けて記憶部30に記憶される。また、S205でYesと判定されると、発報制御部32は、ガイドレール13に異常が発生した旨、即ち加速度に基づくガイドレール13の異常が検出された旨を、通信装置9を介して外部機器11に発報する(S206)。
If S205 returns Yes, a record is made that a second abnormality signal has been received (S206). For example, the acceleration information outside the second reference range and the position information at which the acceleration was detected are stored in association with each other in the memory unit 30. Also, if S205 returns Yes, the
S203からS206に示す処理は、図7に示すかごユニット2の走行が完了するまで繰り返し行われる。他の例として、S203からS206に示す処理は、図7に示すかごユニット2の走行が完了してから、即ち全てのデータの取得が終わってから行われても良い。
The processes shown in S203 to S206 are repeated until the running of the
図7に示すかごユニット2の走行が完了すると、S207でYesと判定される。S207でYesと判定されると、運転制御部31は診断運転を終了する(S208)。
When the running of the
制御装置19では、図7に示すかごユニット2の走行が完了し、S309でYesと判定されると、その時点で、第2モードから第1モードに切り替えられても良い。即ち、制振制御部41は、S309でYesと判定されると、その時点で制振制御を有効にしても良い。
When the
本実施の形態に示す例では、第1判定部43が、第2モードの時に駆動回路29に発生した誘導電流の値に基づいて、ガイドレール13に異常があるか否かを判定する。このため、アクチュエータ28を含む所謂アクティブローラガイドを備えたエレベーター装置1において、ガイドレール13の異常の有無を判定することができる。
In the example shown in this embodiment, the first determination unit 43 determines whether or not there is an abnormality in the
本実施の形態に示す例では、押付力を発生させるための駆動回路29を利用してガイドレール13に発生した歪みを検出することができるため、ガイドレール13の異常を検出するためだけに特別なセンサを備える必要がない。このため、簡単な構成でガイドレール13の異常の有無を判定することができる。
In the example shown in this embodiment, the distortion occurring in the
図10は、実施の形態1におけるエレベーター装置1の他の動作例を示すフローチャートである。図10は、地震管制運転が行われる時の制御装置7の動作フローを示す。
Figure 10 is a flowchart showing another example of the operation of the elevator device 1 in embodiment 1. Figure 10 shows the operation flow of the
制御装置7では、地震が発生したか否かが判定される(S501)。地震の発生が検出される、即ち地震感知器12から検知信号が入力されると、S501でYesと判定される。S501でYesと判定されると、運転制御部31は地震管制運転を開始する(S502)。
The
地震管制運転が開始されると、先ず、かごユニット2がドアゾーン内で停止しているか否かが判定される(S503)。ドアゾーンは、ドアを開閉することができる範囲である。一例として、S503の判定は、エンコーダ8からの回転信号に基づいて行われる。例えば、かごユニット2がある乗場に停止していれば、S503でYesと判定される。S503でYesと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2を移動させず、利用者を降ろすためにドアを開閉する(S512)。S512でドアが閉じられると、地震管制運転は終了する(S513)。
When earthquake control operation is started, first it is determined whether the
S503でNoと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2を一方の最寄り階に向けて第3速度で走行させる(S504)。一例として、第3速度は、第1速度より遅い速度である。この時、運転制御部31は、かごユニット2を上方の最寄り階に向けて走行させても良いし、下方の最寄り階に向けて走行させても良い。運転制御部31は、上方の最寄り階と下方の最寄り階のうち近い方の階に向けて、かごユニット2を走行させても良い。運転制御部31は、上方の最寄り階と下方の最寄り階のうち、かごユニット2がつり合いおもりユニット3から離れるように移動する方の階に向けて、かごユニット2を走行させても良い。以下においては、S504でかごユニット2が上方の最寄り階に向けて走行を開始する例について説明する。
If S503 is determined to be No, the
制御装置19では、図6に示す処理と同様の処理が行われる。制御装置19に関しては、図6に示す処理と異なる処理について詳しく説明する。
The
S301では、地震管制運転が開始されたか否かが判定される。S502で地震管制運転が開始されると、S301でYesと判定される。S301でYesと判定されると、制振制御を行わない第2モードに切り替えられる(S302)。S302で第2モードに切り替えられた後、制御装置19では、図6のS303からS309に示す処理と同様の処理が行われる。
In S301, it is determined whether earthquake control operation has started. When earthquake control operation has started in S502, a Yes is determined in S301. When a Yes is determined in S301, the mode is switched to a second mode in which vibration control is not performed (S302). After switching to the second mode in S302, the
制御装置7では、S504で上方の最寄り階への走行が開始されると、制御装置19から第1異常発生信号を受信したか否かが判定される(S505)。また、制御装置19から第2異常発生信号を受信したか否かが判定される(S506)。かごユニット2が上方の最寄り階に向けて走行している時にガイドレール13に異常があることがS305で第1判定部43によって判定されると、S505でYesと判定される。同様に、ガイドレール13に異常があることがS307で第2判定部44によって判定されると、S506でYesと判定される。
When the
また、制御装置7では、S504で上方の最寄り階への走行が開始されると、かごユニット2が最寄り階に停止したか否かが判定される(S507)。S505及びS506の双方でYesと判定されることなくかごユニット2が上方の最寄り階に停止すると、S507でYesと判定される。S507でYesと判定されると、運転制御部31は、利用者を降ろすためにドアを開閉する(S512)。S512でドアが閉じられると、地震管制運転は終了する(S513)。
In addition, when travel to the nearest floor above is started in S504, the
S505或いはS506でYesと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2を停止させる(S508)。S505でYesと判定された場合は、S204で行われた記録処理と同様の処理が行われる。S506でYesと判定された場合は、S206で行われた記録処理と同様の処理が行われる。
If S505 or S506 is judged as Yes, the
S508でかごユニット2が停止すると、地震管制運転において、かごユニット2の走行方向が反転済みであるか否かが判定される(S509)。S502で地震管制運転が開始されてから走行方向を反転させる処理が行われていなければ、S509でNoと判定される。S509でNoと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2の走行方向を反転させる(S510)。この例であれば、運転制御部31は、下方の最寄り階に向けてかごユニット2を走行させる。
When the
S510で走行方向が反転され、かごユニット2が下方の最寄り階に向けて走行を開始すると、S505からS508に示す処理が行われる。例えば、S505及びS506の双方でYesと判定されることなくかごユニット2が下方の最寄り階に停止すると、S507でYesと判定される。S507でYesと判定されると、運転制御部31は、利用者を降ろすためにドアを開閉する(S512)。S512でドアが閉じられると、地震管制運転は終了する(S513)。
When the running direction is reversed in S510 and the
かごユニット2が下方の最寄り階に向けて走行している時にS505或いはS506でYesと判定されると、運転制御部31は、かごユニット2を停止させる(S508)。かかる場合、S509ではYesと判定される。S509でYesと判定されると、発報制御部32は、ガイドレール13に異常が発生した旨を、通信装置9を介して外部機器11に発報する(S511)。S505でYesと判定された場合は、S511において、電流値に基づくガイドレール13の異常が検出された旨が発報されても良い。S506でYesと判定された場合は、S511において、加速度に基づくガイドレール13の異常が検出された旨が発報されても良い。
If S505 or S506 is judged as Yes while the
また、S509でYesと判定されると、報知制御部33は、ガイドレール13に異常が発生した旨をかご15内に報知しても良い。例えば、報知制御部33は、S509でYesと判定されると、ガイドレール13に異常が発生したためにこれ以上走行できないことをかご15内のディスプレイに表示しても良い。S511での報知は、音声アナウンスによって行われても良い。
In addition, when S509 is judged as Yes, the
その後、地震管制運転は終了する(S513)。かかる場合、かご15に乗っている利用者の救出は、エレベーター保守員によって行われる。
Then, earthquake control operation ends (S513). In such a case, rescue of passengers in
なお、S507でYesと判定されることによってS513で地震管制運転が終了した場合は、その後に、自動で或いは外部機器11からの復旧調査指令を受信することによって、上述した診断運転が行われても良い。
If the earthquake control operation is terminated in S513 as a result of the determination of Yes in S507, the above-mentioned diagnostic operation may then be performed automatically or by receiving a recovery investigation command from the
第1判定部43による異常の有無の判定は、例えば、下側のガイドユニット16からの誘導電流の値のみに基づいて行うことも可能である。但し、地震管制運転が行われている場合、当該判定は、少なくとも、上昇時は上側のガイドユニット16からの誘導電流の値に基づいて行われ、下降時は下側のガイドユニット16からの誘導電流の値に基づいて行われることが好ましい。
The first determination unit 43 may determine whether or not there is an abnormality, for example, based only on the value of the induced current from the
図11は、制御装置19のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置19は、ハードウェア資源として、プロセッサ51とメモリ52とを含む処理回路50を備える。処理回路50に複数のプロセッサ51が含まれても良い。処理回路50に複数のメモリ52が含まれても良い。
Figure 11 is a diagram showing an example of hardware resources of the
本実施の形態において、符号40~45に示す各部は、制御装置19が有する機能を示す。記憶部40の機能は、メモリ52によって実現される。符号41~45に示す各部の機能は、プログラムとして記述されたソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現できる。当該プログラムは、メモリ52に記憶される。制御装置19は、メモリ52に記憶されたプログラムをプロセッサ51(コンピュータ)によって実行することにより、符号41~45に示す各部の機能を実現する。
In this embodiment, the units denoted by the reference numerals 40 to 45 indicate functions possessed by the
プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、或いはDSPともいわれる。メモリ52として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、及びEEPROM等が含まれる。
The
図12は、制御装置19のハードウェア資源の他の例を示す図である。図12に示す例では、制御装置19は、プロセッサ51、メモリ52、及び専用ハードウェア53を含む処理回路50を備える。図12は、制御装置19が有する機能の一部を専用ハードウェア53によって実現する例を示す。制御装置19が有する機能の全部を専用ハードウェア53によって実現しても良い。専用ハードウェア53として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
Figure 12 is a diagram showing another example of hardware resources of the
制御装置7のハードウェア資源は、図11或いは図12に示す例と同様である。制御装置7は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。当該処理回路に複数のプロセッサが含まれても良い。当該処理回路に複数のメモリが含まれても良い。記憶部30の機能は、メモリによって実現される。制御装置7は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサ(コンピュータ)によって実行することにより、符号31~33に示す各部の機能を実現する。制御装置7は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。制御装置7が有する機能の一部或いは全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
The hardware resources of the
1 エレベーター装置、 2 かごユニット、 3 つり合いおもりユニット、 4 昇降路、 5 ロープ、 6 巻上機、 7 制御装置、 8 エンコーダ、 9 通信装置、 10 ネットワーク、 11 外部機器、 12 地震感知器、 13 ガイドレール、 13a 固定部、 13b ガイド部、 13c-13e ガイド面、 15 かご、 16 ガイドユニット、 17 加速度センサ、 18 秤装置、 19 制御装置、 21 かご室、 22 かご枠、 23 弾性体、 25 支持部材、 26 ガイドローラ、 27 軸、 28 アクチュエータ、 29 駆動回路、 30 記憶部、 31 運転制御部、 32 発報制御部、 33 報知制御部、 40 記憶部、 41 制振制御部、 42 取得部、 43 第1判定部、 44 第2判定部、 45 通信部、 50 処理回路、 51 プロセッサ、 52 メモリ、 53 専用ハードウェア 1 elevator device, 2 car unit, 3 counterweight unit, 4 hoistway, 5 rope, 6 hoist, 7 control device, 8 encoder, 9 communication device, 10 network, 11 external device, 12 earthquake sensor, 13 guide rail, 13a fixed portion, 13b guide portion, 13c-13e guide surface, 15 car, 16 guide unit, 17 acceleration sensor, 18 weighing device, 19 control device, 21 car room, 22 car frame, 23 elastic body, 25 support member, 26 guide roller, 27 shaft, 28 actuator, 29 drive circuit, 30 memory unit, 31 operation control unit, 32 alarm control unit, 33 alarm control unit, 40 memory unit, 41 Vibration control unit, 42 Acquisition unit, 43 First judgment unit, 44 Second judgment unit, 45 Communication unit, 50 Processing circuit, 51 Processor, 52 Memory, 53 Dedicated hardware
Claims (5)
前記かごに設けられ、前記かごが移動するとガイドレールに接触しながら回転するガイドローラと、
前記ガイドローラを前記ガイドレールに押し付けるための押付力を発生させるアクチュエータと、
前記かごに設けられた加速度センサと、
前記加速度センサによって検出された加速度に基づいて前記アクチュエータを制御することにより、前記押付力を調節して前記かごの制振制御を行う制振制御部と、
第1判定部と、
を備え、
前記制振制御部は、前記制振制御を行う第1モードと前記制振制御を行わない第2モードとに切り替えが可能であり、
前記アクチュエータは、前記第2モードの時に前記ガイドローラが前記かごに対して水平方向に変位すると誘導電流を発生させる回路を備え、
前記第1判定部は、前記第2モードの時に前記回路に発生した電流の値に基づいて、前記ガイドレールに異常があるか否かを判定するエレベーター装置。 Elevator cage,
a guide roller provided on the car and rotating while contacting a guide rail when the car moves;
an actuator that generates a pressing force for pressing the guide roller against the guide rail;
An acceleration sensor provided in the car;
a vibration damping control unit that controls the actuator based on the acceleration detected by the acceleration sensor to adjust the pressing force and perform vibration damping control of the car;
A first determination unit;
Equipped with
the vibration damping control unit is switchable between a first mode in which the vibration damping control is performed and a second mode in which the vibration damping control is not performed,
the actuator includes a circuit that generates an induced current when the guide roller is displaced horizontally relative to the car in the second mode;
The first determination unit determines whether or not there is an abnormality in the guide rail based on a value of a current generated in the circuit in the second mode.
前記通常運転では前記第1モードに切り替えられ、前記地震管制運転が開始されると前記第2モードに切り替えられる請求項1又は請求項2に記載のエレベーター装置。 An operation control unit that controls a normal operation in which the car responds to a registered call and an earthquake control operation in which the car is stopped at the nearest floor immediately after an earthquake occurs,
3. The elevator apparatus according to claim 1, wherein the mode is switched to the first mode during the normal operation, and is switched to the second mode when the earthquake control operation is started.
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JP2019142278A (en) | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 東芝エレベータ株式会社 | Active vibration control device |
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