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JP7439733B2 - 情報処理装置、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び、情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、及び、情報処理方法に関する。
筐体の天板上に載置される商品の重量を計測する重量センサの計測データによって在庫管理を行い、残量が適正在庫量よりも少なくなった場合に、当該商品を発注する在庫管理システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2020-008331号公報
しかしながら、例えば、RFIDのような電子タグを用いた在庫管理において、保管場所に電子タグが付されていない商品が混入することも考えられるが、そのような場合の在庫管理の技術については、開示されていない。
開示の態様の一つは、電子タグを用いた在庫管理において、電子タグが付されていない商品が混入する場合でも、正確に在庫管理を行うことが可能な情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することを課題とする。
本開示の態様の一つは、
ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、
を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記第1の商品の前記電子タグから、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品に関する情報を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量を取得することと、
前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入している場合に、前記所定の保管場所に保管されている、前記第1の商品の量と、前記第2の商品の量と、に基づいて、前記所定の保管場所に収納されている商品の在庫量を管理することと、
を実行する情報処理装置である。
本開示の他の態様の一つは、
ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理すること、
を含む情報処理方法であって、
前記第1の商品の前記電子タグから、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品に関する情報を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量を
取得することと、
前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入している場合に、前記所定の保管場所に保管されている、前記第1の商品の量と、前記第2の商品の量と、に基づいて、前記所定の保管場所に収納されている商品の在庫量を管理することと、
を含む情報処理方法である。
本開示の他の態様の一つは、
ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、
を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを検知した場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを通知する、
情報処理装置である。
本開示の態様の一つによれば、電子タグを用いた在庫管理において、電子タグが付されていない商品が混入する場合でも、正確に在庫管理を行うことができる。
図1は、第1実施形態に係る在庫管理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る、管理サーバ、センサ装置、及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る、管理サーバ、センサ装置、及び、ユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 図4は、在庫情報データベースに保持される情報の一例である。 図5は、管理サーバのタグ無し商品の検出処理のフローチャートの一例である。 図6は、管理サーバの在庫量確認処理のフローチャートの一例である。 図7は、保管庫に保管されている商品数の遷移のシナリオを示す図である。 図8は、タグ無し商品が考慮されない場合の保管庫に保管されている商品数の遷移の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る在庫管理システムによって管理される保管庫に保管されている商品数の遷移の一例を示す図である。
本開示の態様の一つは、ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、第1の商品の電子タグとの近距離無線通信によって当該電子タグから取得される第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、を備える情報処理装置である。当該制御部は、第1の商品の電子タグから、所定の保管場所に保管されている第1の商品に関する情報を取得して、所定の保管場所に保管されている第1の
商品の量を取得する。当該制御部は、当該ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、所定の保管場所に、電子タグが付されていない又は電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知する。また、制御部は、所定の保管場所に第2の商品が混入している場合に、所定の保管場所に保管されている、第1の商品の量と、第2の商品の量と、に基づいて、所定の保管場所に保管されている商品の在庫量を管理する。
情報処理装置は、例えば、サーバである。また、情報処理装置は、所定の保管場所に存在するPC(Personal Computer)、及び、電子タグのリーダと接続するコンピュータ等
であってもよい。所定の保管場所は、例えば、ユーザの自宅、オフィス、又は工場内の保管棚及び保管庫である。電子タグは、例えば、RFタグである。本開示の態様の一つでは、電子タグが付されていない第2の商品に、電子タグが付されているか否かが不明な商品も含まれる。なお、第1の商品と第2の商品とは、銘柄は異なっていても同じ種類の商品である。購入情報は、例えば、実店舗のPOSデータ、ネットショップの商品注文履歴、又は、商品の配達完了報告等である。
本開示の態様の一つによれば、電子タグを用いて保管場所に保管されている商品の在庫管理において、電子タグが付されていない商品が混入する場合でも、より正確に商品の在庫量を管理することができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、所定の保管場所に保管されている第1の商品の量と第2の商品の量とを合計した第1の在庫量が第1の閾値以下となる場合に、第1の商品又は第1の商品と同じ種類の所定の商品の発注を行うことを実行するようにしてもよい。第1の閾値は、商品の種類によって可変である。これによって、商品の在庫量が自動的に保たれ、在庫切れとなる状況を回避することができる。また、在庫管理にかかる労力を低減することができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、所定の保管場所に保管されている第1の商品の量が第2の閾値以下となる場合に、所定の保管場所に関連付くユーザに対して、第1の商品又は第1の商品と同じ種類の所定の商品を発注するか否かの問合せを通知することを実行するようにしてもよい。これによって、ユーザの確認を取ってから発注が行われるので、余計な商品の発注を抑制することができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、購入情報から、新たに所定の保管場所に保管される第2の商品の量を取得して、所定の保管場所に保管されている第2の商品の量を更新することを実行するようにしてもよい。購入情報はユーザの購入行動という事実に基づいており、購入情報を用いることで、所定の保管場所に保管されている第2の商品の量をより正確に把握することができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、所定の保管場所に関連付くユーザに、所定の保管場所に第2の商品が保管されていないことの確認が取れた場合に、所定の保管場所に保管されている第2の商品の量をリセットすることを実行するようにしてもよい。また、制御部は、所定の保管場所に混入してから所定期間が経過した第2の商品の量を差し引いて、所定の保管場所に保管されている第2の商品の量を更新することを実行するようにしてもよい。当該所定期間は、例えば、第2の商品の消費期限までの期間である。これらによって、所定の保管場所に保管されている第2の商品の量をより正確に把握することができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、所定の保管場所に第2の商品が混入することを検知した場合に、所定の保管場所に関連付くユーザに対して、所定の保管場所に第2の商品が混入することを通知することを実行するようにしてもよい。これによって、ユーザに、
所定の保管場所へのタグが付されていない商品の混入によって、当該保管場所への商品の出し入れが正確に把握できない事態の可能性がある場合に、その旨について注意を喚起することができる。また、当該通知によって、ユーザが、タグが付されていない商品を所定の保管場所に保管することをやめることのへの動機付けとなり得る。
本開示の態様の一つでは、制御部は、所定の保管場所に関連付くユーザに対して、所定の保管場所に第2の商品が混入することの通知とともに、所定の保管場所に第2の商品を保管するか否かを問合せするようにしてもよい。これによって、所定の保管場所へのタグが付されていない商品の混入を確定的にすることができる。
本開示の他の態様の一つは、情報処理方法として特定することができる。当該情報処理方法は、ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の電子タグとの近距離無線通信によって電子タグから取得される第1の商品に関する情報に基づいて、管理すること、を含む情報処理方法である。当該情報処理方法は、第1の商品の電子タグから、所定の保管場所に保管されている第1の商品に関する情報を取得して、所定の保管場所に保管されている第1の商品の量を取得することと、当該ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、所定の保管場所に、電子タグが付されていない又は電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、所定の保管場所に第2の商品が混入している場合に、所定の保管場所に保管されている、第1の商品の量と、第2の商品の量と、に基づいて、所定の保管場所に保管されている商品の在庫量を管理することと、を含む。
また、本開示の態様の一つは、ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、を備える情報処理装置であって、当該制御部は、所定の保管場所に関連付くユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、所定の保管場所に、電子タグが付されていない又は電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、所定の保管場所に第2の商品が混入することを検知した場合に、当該ユーザに対して、所定の保管場所に第2の商品が混入することを通知する、情報処理装置であってもよい。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る在庫管理システム100の構成の一例を示す図である。在庫管理システム100は、例えば、ユーザの自宅等において、所定の保管庫に保管される、購入済みの、RFタグが付された商品の在庫を管理するシステムである。在庫管理システム100は、管理サーバ1、保管庫200に備えられるセンサ装置2、及び、センサ装置2に関連付くユーザのユーザ端末3を含む。なお、図1に示される例では、保管庫200は、ユーザの自宅内に設置されている。保管庫200は、「所定の保管場所」の一例である。ただし、「所定の保管場所」は、例えば、オフィス及び工場等に設置される保管庫であってもよい。
ネットワークN1は、例えば、インターネット等の公衆回線網である。ネットワークN1には、管理サーバ1、センサ装置2及び、ユーザ端末3が接続している。センサ装置2及びユーザ端末3は、ネットワークN1を通じて、管理サーバ1と通信可能である。
センサ装置2は、例えば、電子タグの一例としてのRFタグのリーダを備える制御装置
である。センサ装置2は、保管庫200と一体として販売されるものであってもよいし、単体で販売され、保管庫200に後付けできるものであってもよい。センサ装置2は、例えば、自宅内に設置されている中継装置に無線接続して、ネットワークN1に接続する。
保管庫200に保管される物品には、例えば、RFタグ5が貼付又は埋め込まれている。保管庫200に保管される物品は、例えば、飲料、食品、及び、調味料等の食料品、日用品、及び、洗剤等である。ただし、保管庫200に保管される物品はこれらに限定されない。センサ装置2は、所定の周期でRFIDの無線信号を発信し、保管庫200に保管される物品のRFタグ5と通信することで、当該物品の識別情報を取得する。例えば、RFタグ5から取得される物品の識別情報には、物品に対応する商品の識別情報と個体識別番号とが含まれている。センサ装置2は、取得した保管庫200に保管される物品の識別情報を含む在庫検出情報を管理サーバ1へ送信する。保管庫200に複数のRFタグ5が付された物品が保管されている場合には、在庫検出情報には、当該複数の物品の識別情報が含まれる。
管理サーバ1は、センサ装置2から在庫検出情報を受信すると、受信した在庫検出情報と、管理サーバ1がすでに把握している保管庫200に保管されている物品の情報を含む在庫情報とを比較する。受信した在庫検出情報に在庫情報に存在しない物品が含まれている場合には、管理サーバ1は、当該物品が新たに保管庫200に保管されたことを検出して、当該物品の情報を在庫情報に追加する。在庫情報に在庫検出情報に存在しない物品が含まれている場合には、管理サーバ1は、当該物品が保管庫200から出されたことを検出して、当該物品の情報を在庫情報から削除する。このようにして、在庫管理システム100では、RFIDを用いて、保管庫200内の在庫を管理している。
第1実施形態では、RFタグが付されていない、又は、RFタグが付されていない物品500が混入された場合に、当該物品500の量も考慮して、在庫管理が行われる。一般的には、物品と称する場合には購入された物品を示し、商品と称される場合には販売されている物品を示すが、本明細書においては、これらを区別することなく、一律、商品と称する。以降、RFタグが付されている物品及び商品を、タグ付き商品と称する。RFタグが付されていない、又は、RFタグが付されているか否かが不明な物品及び商品を、タグ無し商品と称する。物品500は、タグ無し商品である。また、商品の量は、実施の形態に応じて、個数、重さ、及び、内容量等で表される。
例えば、ユーザが実店舗又はネットショップで商品を購入すると、当該購入情報として、当該実店舗のPOSデータ、ネットショップでの購入履歴情報、又は、配送業者による配送完了報告が、これらの情報を管理する外部サーバ4から管理サーバ1へ送信される。管理サーバ1は、購入情報によって示される購入品が、タグ無し商品であることを検出すると、ユーザ端末3へ、タグ無し商品が自宅に持ち込まれる可能性があることを示す通知を送信する。当該通知とともに、管理サーバ1は、ユーザ端末3へ、当該タグ無し商品を保管庫200に保管するか否かの問合せも送信する。
ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200に保管することの回答が受信されると、管理サーバ1は、在庫情報に当該タグ無し商品に関する情報を追加する。その後、管理サーバ1は、保管庫200に保管される、タグ無し商品の量と、タグ付き商品の量と、を監視して在庫管理を行う。以降、説明の簡略化のため、保管庫200に保管される商品は、1つの品目の商品であるとする。ただし、保管庫200に保管される商品は、品目が同じであれば、銘柄及び内容量等は異なっていてもよい。具体例として、保管庫200には、ワインが保管されるが、保管庫200の保管される複数のワインの銘柄及び内容量等は異なっていてもよい。
第1実施形態において、管理サーバ1は、在庫管理として、保管庫200に保管されるタグ無し商品の量とタグ付き商品の量との合計が第1の閾値以下となる場合に、同じ品目の所定の銘柄の商品を所定の店舗へ発注する。
第1実施形態によれば、保管庫200に保管されるタグ無し商品の量も考慮されて在庫管理が行われるので、保管庫200に実際に保管されている商品の量を正確にとらえて、在庫管理を行うことができる。
図2は、第1実施形態に係る、管理サーバ1、センサ装置2、及びユーザ端末3のハードウェア構成の一例を示す図である。管理サーバ1は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、外部記憶装置103、及び、通信
部104を有する。メモリ102および外部記憶装置103は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。管理サーバ1は、「情報処理装置」の一例である。
外部記憶装置103は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 101が使用するデータを格納する。外部記憶装置103は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、及び/又は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)である。外部記憶装置103に保持されるプログラムには、例えば、オペレーティングシステム(OS)、在庫管理システム100の制御プログラム、及び、その他様々なアプリケーションプログラムがある。在庫管理システム100の制御プログラムは、保管庫200の在庫管理を行うためのプログラムである。
メモリ102は、CPU 101に、外部記憶装置103に格納されているプログラムをロードする記憶領域及び作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)のような半導体メモリを含む。
CPU 101は、外部記憶装置103に保持されたOS及び様々なアプリケーションプログラムをメモリ102にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 101は、「制御部」の一例である。
通信部104は、ネットワークとの情報の入出力を行うインタフェースである。通信部104は、例えば、LAN(Local Area Network)カード等である。ただし、通信部104はこれに限定されず、例えば、光回線のONU(Optical Network Unit)インタフェースであってもよい。管理サーバ1のハードウェア構成は、図2に示されるものに限定されない。
センサ装置2は、ハードウェア構成として、CPU 201、メモリ202、外部記憶装置203、無線通信部204、及び、リーダ205を備える。CPU 201、メモリ202、及び、外部記憶装置203は、それぞれ、CPU 101、メモリ102、及び、外部記憶装置103と同様である。
無線通信部204は、ネットワークとの情報の入出力を行うインタフェースである。無線通信部204は、例えば、WiFi、又は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の無線通信を行い、例えば、ユーザの自宅内に設置されたアクセスポイント等の中継装置に接続することで、ネットワークN1にアクセスし、管理サーバ1への通信を行う。
リーダ205は、例えば、RFタグのリーダである。例えば、リーダ205は、所定の
周期で近距離無線通信の電波を発信し、RFタグ5からの反射波を受信する。RFタグ5からの反射波には、RFタグ5に記録されている識別情報が含まれている。リーダ205は、RFタグ5からの反射波に含まれている識別情報を取得すると、CPU 201へ出力する。
次に、ユーザ端末3は、ハードウェア構成として、CPU 301、メモリ302、外部記憶装置303、無線通信部304、及び、タッチパネルディスプレイ305を備える。CPU 301、メモリ302、及び、外部記憶装置303は、CPU 101、メモリ102、及び、外部記憶装置103と同様である。外部記憶装置303には、在庫管理システム100のクライアントアプリケーションプログラムが格納されている。
無線通信部304は、所定の無線通信方式によって、ネットワークN1に接続する。無線通信部304は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-Advance
d、及び、5G等の移動体無線通信方式、又は、WiFi等の無線通信を行う。
タッチパネルディスプレイ305は、ユーザからの操作入力を受け付け、CPU 301へ出力する。また、タッチパネルディスプレイ305は、CPU 301から入力される画像を表示する。なお、図2に示される管理サーバ1、センサ装置2、及び、ユーザ端末3のハードウェア構成は一例であり、これらに限定されない。
図3は、第1実施形態に係る、管理サーバ1、センサ装置2、及び、ユーザ端末3の機能構成の一例を示す図である。まず、センサ装置2は、機能構成として、受信部21、制御部22、及び、送信部23を含む。これらの機能構成要素は、センサ装置2のCPU 201が外部記憶装置203内の所定のプログラムを実行することによって達成される。
受信部21及び送信部23は、管理サーバ1とのインタフェースである。受信部21は、制御部22から入力されたデータを無線通信部204を通じて、管理サーバ1へ送信する。送信部23は、無線通信部204を通じて管理サーバ1からデータを受信し、受信したデータを制御部22へ出力する。
制御部22は、リーダ205から、所定の周期で保管庫200に保管されている1又は複数のタグ付き商品のRFタグ5から読み取られた当該1又は複数のタグ付き商品の識別情報の入力を受ける。リーダ205がRFIDの無線信号を発信する周期は、例えば、数秒~1分等の範囲で任意に設定される。制御部22は、リーダ205から、保管庫200に保管されている1又は複数のタグ付き商品の識別情報が入力されると、在庫検出情報を生成し、送信部23を通じて管理サーバ1へ送信する。在庫検出情報には、例えば、センサ装置2の識別情報、タイムスタンプ、及び、保管庫200に保管されている1又は複数のタグ付き商品の識別情報が含まれている。
次に、管理サーバ1は、機能構成として、受信部11、制御部12、送信部13、ユーザ情報DB 14、在庫情報DB 15、及び、商品情報DB 16を備える。これらの機能構成要素は、CPU101が在庫管理システム100の制御プログラムを実行することによって達成される。
受信部11及び送信部13は、ネットワークN1とのインタフェースである。受信部11は、例えば、センサ装置2、ユーザ端末3、及び、外部サーバ4からネットワークN1を通じてデータを受信し、制御部12へ出力する。送信部13は、制御部12から入力されたデータを、ネットワークN1を通じて、ユーザ端末3へ送信する。
制御部12は、受信部11を通じて、センサ装置2から在庫検出情報を受信すると、在
庫情報DB 15に格納されている該当するセンサ装置2の在庫情報と受信した在庫検出情報を比較し、その差分に基づいて在庫情報DB 15を更新する。例えば、センサ装置2の在庫情報に存在せず、受信した在庫検出情報に新たに存在するタグ付き商品がある場合には、制御部12は、当該タグ付き商品が保管庫200に新たに保管されたことを判定し、当該タグ付き商品に関する情報を在庫情報DB 15に追加する。例えば、センサ装置2の在庫情報に存在し、受信した在庫検出情報には存在しないタグ付き商品がある場合には、制御部12は、当該タグ付き商品が保管庫200から出されたことを判定し、当該タグ付き商品に関する情報を在庫情報DB 15から削除する。
また、制御部12は、受信部11を通じて、外部サーバ4から購入情報を受信した場合に、商品情報DB 16を参照して、購入情報が示す購入された商品がタグ付き商品であるかタグ無し商品であるかを判定する。外部サーバ4は、例えば、ユーザが会員登録している実店舗又はネットショップを管理するサーバであり、ユーザが商品を購入すると、その購入した商品に関する情報を含む購入情報を管理サーバ1へ送信する。購入情報には、例えば、購入された商品の識別情報、購入された商品の量、購入店舗に関する情報、及び、ネットショップで購入された場合には配送先の住所及び配送予定日等が含まれている。
購入情報が示す購入された商品がタグ無し商品であり、且つ、ネットショップで購入された場合には配送先が保管庫200の配置されている場所、すなわち、ユーザの自宅である場合に、制御部12は、購入されたタグ無し商品がユーザの自宅へ持ち込まれることを検出する。制御部12は、ユーザ端末3の位置情報を取得し、購入情報が示す購入された商品がタグ無し商品であり、購入情報が示す購入店舗が実店舗であり、且つ、購入後にユーザの自宅へ移動したことがユーザ端末3の位置情報から示される場合に、購入されたタグ無し商品がユーザの自宅へ持ち込まれることを検出してもよい。
購入されたタグ無し商品がユーザの自宅へ持ち込まれることが検出された場合には、制御部12は、タグ無し商品の混入の通知をユーザ端末3へ送信する。タグ無し商品の混入の通知は、タグ無し商品が保管庫200に混入する可能性があることを通知する。タグ無し商品の混入の通知とともに、タグ無し商品の保管庫200への保管の確認の問合せも送信される。制御部12は、タグ無し商品の保管庫200への保管の確認の問合せの応答として、ユーザ端末3からタグ無し商品を保管庫200へ保管することを示す情報を受信した場合には、当該タグ無し商品に関する情報を、在庫情報DB 15に追加する。
また、制御部12は、所定のタイミングで、保管庫200に保管されている商品の量を確認する。保管庫200に保管されている商品の量の確認のタイミングは、例えば、1日~1週間の範囲内で任意に設定された間隔に1回の所定の時刻、及び、所定のイベントの発生時である。所定のイベントは、例えば、タグ無し商品の混入の可能性が検出されることである。
制御部12は、保管庫200に保管されている商品の量として、タグ付き商品の量M(M≧0)と、タグ無し商品の量(m≧0)との合計値M+mを求める。保管庫200に保管されている商品の量M+mが第1の閾値以下となる場合に、制御部12は、当該タグ付き商品又は当該タグ付き商品と同じ品目の所定の商品の自動発注を行う。自動発注において、発注される商品、発注される商品の量、及び、発注先は、予めユーザによって設定されている。
また、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mが第2の閾値以下となる場合に、ユーザ端末3へ、自動発注の可否を確認する問合せを送信する。第2の閾値は、第1の閾値と同じ値であっても異なる値であってもよい。ユーザ端末3から自動発注の許可応答が受信されると、制御部12は、自動発注を行う。
また、制御部12は、保管庫200へ保管されてから所定期間経過したタグ無し商品に関する情報が在庫情報DB 15に存在する場合には、当該タグ無し商品は保管庫200から出されたものと判定し、当該タグ無し商品に関する情報を在庫情報DB 15から削除する。タグ無し商品に関する情報を在庫情報DB 15から削除することを判定する際の所定期間は、例えば、当該タグ無し商品の消費期限、賞味期限、又は使用期限までの期間、又は、ユーザによって予め設定された所定の期間である。
ユーザ情報DB 14、在庫情報DB 15、及び、商品情報DB 16は、管理サーバ1の外部記憶装置103の記憶領域に作成される。ユーザ情報DB 14は、ユーザに関する情報を保持する。ユーザに関する情報には、例えば、ユーザの識別情報、センサ装置2の識別情報、ユーザの氏名及び自宅住所、ユーザ端末3の連絡先となる情報、及び、自動発注に関する情報が含まれている。自動発注に関する情報には、例えば、自動発注の商品の識別情報、自動発注の商品の量、及び、自動発注の発注先の情報が含まれている。なお、第1実施形態では、保管庫200はユーザの自宅に設置されていることが想定されているので、ユーザ情報に含まれるユーザの自宅住所は保管庫200の位置であり、且つ、自動発注の配送先である。保管庫200がユーザの自宅以外に設置されている場合には、ユーザ情報には、ユーザの自宅住所の代わりに、保管庫200の設置場所が含まれ、自動発注の配送先も当該保管庫200の設置場所となる。
在庫情報DB 15は、各ユーザの保管庫200に保管されている商品に関する情報を保持する。在庫情報DB 15に保持される情報の詳細は、後述される。商品情報DB 16は、商品に関する情報が格納されている。商品情報DB 16に保持される商品に関する情報には、例えば、商品の識別情報、RFタグの有無、及び消費期限又は使用期限(設定されている場合)が含まれている。
次に、ユーザ端末3は、機能構成として、受信部31、制御部32、及び、送信部33を備える。これらの機能構成要素は、CPU 301が在庫管理システム100のクライアントアプリケーションプログラムを実行することによって達成される。
受信部31及び送信部33は、管理サーバ1とのインタフェースである。受信部31は、制御部32から入力されたデータを無線通信部304を通じて、管理サーバ1へ送信する。送信部33は、無線通信部304を通じて管理サーバ1からデータを受信し、受信したデータを制御部32へ出力する。
制御部32は、受信部31を通じて、管理サーバ1から受信された通知を、例えば、タッチパネルディスプレイ305に表示する。また、タッチパネルディスプレイ305を通じてユーザから入力された応答を、送信部33を通じて、管理サーバ1へ送信する。
なお、管理サーバ1、センサ装置2、及び、ユーザ端末3の機能構成は、図3に示されるものに限定されない。例えば、管理サーバ1の処理の一部をセンサ装置2が行ってもよい。
図4は、在庫情報DB 15に保持される情報の一例である。在庫情報DB 15には、各ユーザについて、在庫情報テーブルが保持されている。在庫情報テーブルには、商品ID、個体ID、タグ、及び、更新日時のフィールドが含まれている。
商品IDのフィールドには、商品の識別情報が格納される。個体IDのフィールドには、商品の個体識別情報が格納される。タグのフィールドには、RFタグの有無を示す情報が格納される。更新日時のフィールドには、当該商品が保管庫200に保管されているこ
とが確認された最後の時刻が格納されている。
タグ付き商品の場合には、RFタグ5から商品の識別情報と個体識別情報とが取得され、センサ装置2からの在庫検出情報によって通知されるので、商品IDと個体IDとの両方のフィールドには、在庫検出情報によって通知される識別情報がそれぞれ格納される。また、タグ付き商品の場合には、タグのフィールドには、タグ有りを示す情報が格納される。タグ付きの商品の場合には、更新日時のフィールドには、当該商品が含まれる在庫検出情報に含まれるタイムスタンプが格納される。
タグ無し商品の場合には、購入情報から商品の識別情報及び個体識別情報が取得されるので、商品ID及び個体IDのフィールドには購入情報によって通知される商品の識別情報が格納される。購入情報に商品の個体識別情報が含まれていない場合には、制御部12がタグ無し商品に個体識別情報を付与し、当該個体識別情報が個体IDのフィールドに格納されてもよい。また、タグ無し商品の場合には、タグのフィールドには、タグ無しを示す情報が格納される。タグ無しの商品の場合には、更新日時のフィールドには、例えば、当該商品が含まれる購入履歴情報が受信された日時が格納される。
制御部12は、センサ装置2から在庫検出情報を受信した場合に、在庫検出情報と在庫情報テーブルとの両方に存在するタグ付き商品については、当該在庫検出情報に含まれるタイムスタンプで、在庫情報テーブルの更新日時のフィールドを更新する。在庫検出情報に存在し、在庫情報テーブルには存在しないタグ付き商品については、制御部12は、当該タグ付き商品について在庫情報テーブルに登録する。このとき、制御部12は、商品ID、個体ID、及び、更新日時のフィールドに、それぞれ、在庫検出情報に含まれる商品の識別情報、個体識別情報、及び、タイムスタンプの値を格納する。また、制御部12は、タグのフィールドに、タグ有りを示す情報を格納する。在庫情報テーブルに存在し、在庫検出情報には存在しないタグ付き商品については、制御部12は、当該タグ付き商品のエントリを在庫情報テーブルから削除する。
制御部12は、外部サーバ4から購入情報を受信し、当該購入情報に含まれるタグ無し商品について保管庫200に保管することを示す応答をユーザ端末3から受信した場合に、当該タグ無し商品について在庫情報テーブルに登録する。このとき、制御部12は、商品ID、及び、個体IDのフィールドに、それぞれ、購入情報に含まれる商品の識別情報、及び、購入情報に含まれる個体識別情報又は制御部12が付与した個体識別情報を格納する。また、制御部12は、タグのフィールドに、タグ無しを示す情報を格納する。また、制御部12は、更新日時のフィールドに、例えば、購入情報の受信日時、又は、ユーザ端末3からの回答の受信日時を格納する。
また、ユーザ端末3から、保管庫200にタグ無し商品が保管されていないことを示す応答を受信した場合には、制御部12は、在庫情報テーブルからタグ無し商品のすべてのエントリを削除する。また、制御部12は、更新日時のフィールドの値が示す日時から所定期間経過しているタグ無し商品のエントリを在庫情報テーブルから削除する。
なお、在庫情報テーブルに保持される情報は、図4に示されるものに限定されない。また、在庫情報テーブルへのエントリの登録、更新、及び削除の方法は、上述の方法に限定されない。
<処理の流れ>
図5は、管理サーバ1のタグ無し商品の検出処理のフローチャートの一例である。図5に示される処理は、所定の周期で繰り返し実行される。図5に示される処理の実行主体は、CPU101であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明する。以降のフローチ
ャートについても同様である。
OP101では、制御部12は、受信部11を通じて、センサ装置2から購入情報を受信したか否かを判定する。センサ装置2から購入情報が受信された場合には(OP101:YES)、処理がOP102へ進む。センサ装置2から購入情報が受信されていない場合には(OP101:NO)、処理がOP105へ進む。
OP102では、制御部12は、受信した購入情報に基づいて、タグ無し商品の保管庫200への混入の可能性があるか否かを判定する。具体的には、制御部12は、受信した購入情報によって示される購入された商品がタグ無し商品であるか否かを、商品情報DB
16を参照して判定する。また、受信した購入情報に配送先の住所が含まれている場合には、制御部12は、配送先の住所がユーザ情報DB 14に含まれるユーザの自宅住所である否かを判定する。受信した購入情報によって示される購入された商品がタグ無し商品であり、且つ、配送先の住所がユーザ情報DB 14に含まれるユーザの自宅住所である場合に、制御部12は、タグ無し商品の保管庫200への混入の可能性があることを判定する。また、制御部12は、ユーザ端末3の位置情報を取得し、購入情報が示す購入された商品がタグ無し商品であり、購入情報が示す購入店舗が実店舗であり、且つ、購入後にユーザの自宅へ移動したことがユーザ端末3の位置情報から示される場合に、購入されたタグ無し商品がユーザの自宅へ持ち込まれることを検出してもよい。
タグ無し商品の保管庫200への混入の可能性があると判定された場合には(OP102:YES)、処理がOP103へ進む。タグ無し商品の保管庫200への混入の可能性があると判定されない場合には(OP102:NO)、処理がOP105へ進む。
OP103では、制御部12は、ユーザ端末3へ、タグ無し商品の混入の通知と、タグ無し商品の保管庫200への保管の確認の問合せとを送信する。OP104では、制御部12は、回答待ちフラグを1に設定する。回答待ちフラグが1であることは、ユーザ端末3からの応答待ちの状態であることを示す。
OP105では、制御部12は、回答待ちフラグが1であるか否かを判定する。回答待ちフラグが1である場合には(OP105:YES)、処理がOP106へ進む。回答待ちフラグが0である場合には(OP105:NO)、図5に示される処理が終了する。
OP106では、制御部12は、ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200へ保管することを示す情報を含む応答を受信したか否かを判定する。ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200へ保管することを示す情報を含む応答が受信された場合には(OP106:YES)、処理がOP107へ進む。ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200へ保管することを示す情報を含む応答が受信されていない場合には(OP106:NO)、処理がOP109へ進む。
OP107では、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ無し商品の量mを、現在のmの値に購入情報によって示される購入されたタグ無し商品の量を加算して更新する。OP108では、制御部12は、購入情報によって示されるタグ無し商品に関する情報を在庫情報DB 15に追加する。
OP109では、制御部12は、ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200へ保管しないことを示す情報を含む応答を受信したか否かを判定する。ユーザ端末3から、タグ無し商品を保管庫200へ保管しないことを示す情報を含む応答が受信された場合には(OP109:YES)、処理がOP110へ進む。ユーザ端末3から、いずれの応答も受信されずに所定時間経過した場合には(OP109:NO)、処理がOP110へ進む
OP110では、制御部12は、回答待ちフラグを0に設定する。これによって、ユーザ端末3からの応答待ちの状態が解除される。その後、図5に示される処理が終了する。
図6は、管理サーバ1の在庫量確認処理のフローチャートの一例である。図6に示される処理は、所定のタイミングで実行される。在庫量確認処理の実行タイミングは、例えば、1日~1週間の範囲内で任意に設定された間隔に1回の所定の時刻、及び、所定のイベントの発生時である。所定のイベントは、例えば、タグ無し商品の混入の可能性が検出されることである。
OP201では、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mを取得する。保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mは、例えば、在庫情報DB
15を参照して、タグのフィールドにタグ有りを示す情報が格納されているエントリ数として取得されてもよいし、センサ装置2から受信された最新の在庫検出情報に含まれる商品の量を計数して取得されてもよい。
OP202では、制御部12は、送信部13を通じて、ユーザ端末3へ、保管庫200にタグ無し商品が混入されているか否かの問合せを送信する。OP203では、制御部12は、送信部13を通じて、ユーザ端末3から、保管庫200にタグ無し商品が混入されていることを示す情報を含む応答を受信したか否かを判定する。
ユーザ端末3から、保管庫200にタグ無し商品が混入されていないことを示す情報を含む応答が受信された場合には(OP203:NO)、処理がOP204へ進む。OP204では、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ無し商品の量mを0に更新する。
ユーザ端末3から保管庫200にタグ無し商品が混入されていることを示す情報を含む応答が受信された場合、又は、所定時間経過してもユーザ端末3から応答が受信されない場合には(OP203:YES)、処理がOP205へ進む。OP205では、制御部12は、在庫情報DB 15を参照し、更新日時のフィールドの値が示す時刻から所定時間経過しているタグ無し商品があるか否かを判定する。
更新日時のフィールドの値が示す時刻から所定時間経過しているタグ無し商品がある場合には(OP205:YES)、処理がOP206へ進む。OP206では、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ無し商品の量mを、更新日時のフィールドの値が示す時刻から所定時間経過しているタグ無し商品の量を差し引いて更新する。更新日時のフィールドの値が示す時刻から所定時間経過しているタグ無し商品がない場合には(OP205:NO)、処理がOP207へ進む。
OP207では、制御部12は、全てのタグ無し商品の情報(OP203:NOの場合)、又は、更新日時のフィールドの値が示す時刻から所定時間経過しているタグ無し商品のエントリ(OP205:YESの場合)を在庫情報DB 15から削除する。
OP208では、制御部12は、保管庫200に保管されている商品の量M+mが第1の閾値以下であるか否かを判定する。保管庫200に保管されている商品の量M+mが第1の閾値以下である場合には(OP208:YES)、処理がOP209へ進む。OP209では、制御部12は、ユーザ情報DB 14において設定されている、当該タグ付き商品又は当該タグ付き商品と同じ品目の所定の商品の自動発注を行う。自動発注では、制御部12は、送信部13を通じて、ユーザによって指定されている店舗を管理する外部サ
ーバ4へ、ユーザによって指定されている所定量の商品を、ユーザの自宅へ配送することの指示を送信する。その後、図6に示される処理が終了する。
保管庫200に保管されている商品の量M+mが第1の閾値より大きい場合には(OP208:NO)、処理がOP210へ進む。OP210では、制御部12は、保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mが第2の閾値以下であるか否かを判定する。保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mが第2の閾値以下である場合には(OP210:YES)、処理がOP211へ進む。OP211では、制御部12は、送信部13を通じて、ユーザ端末3へ、自動発注の可否を確認する問合せを送信する。ユーザ端末3から自動発注の許可応答が受信されると、制御部12は、ユーザ情報DB 14を参照して、自動発注を行う。その後、図6に示される処理が終了する。
保管庫200に保管されているタグ付き商品の量Mが第2の閾値より大きい場合には(OP210:NO)、図6に示される処理が終了する。
なお、管理サーバ1の処理は、図5及び図6に示される処理に限定されず、実施の形態
に応じて適宜変更可能である。例えば、OP202において、ユーザ端末3へ、保管庫200にタグ無し商品が混入されているか否かの問合せを行う際に、保管庫200に保管されているタグ無し商品の量についても問合せてもよい。ユーザ端末3から保管庫200に保管されているタグ無し商品の量について回答が得られた場合には、制御部12は、当該回答された量をタグ無し商品の量として、OP208以降の処理を行ったり、在庫情報DB 15を更新したりしてもよい。
図7-図9を用いて、在庫管理システム100の在庫管理による保管庫200に保管されている商品の量の遷移の具体例について説明する。図7は、保管庫200に保管されている商品数の遷移のシナリオを示す図である。図7に示されるグラフ及び表は、保管庫200内のタグ付き商品及びタグ無し商品の合計数M+mの遷移を示す。時間T0~T5は、それぞれ、周期的な、保管庫200に保管されている商品数の確認処理が実行されるタイミングである。図8及び図9で共通する、保管庫200に保管されている商品の量の遷移のシナリオは以下の通りである。
(1)自動発注が行われる閾値は1個である。自動発注の際には、タグ付き商品が3個発注される。
(2)時間T0の時点では、保管庫200には、2個のタグ付き商品が格納されている。
(3)時間T0から時間T1までの間に、保管庫200に1個のタグ無し商品が追加される。
(4)時間T1から時間T2までの間に、保管庫200から1個のタグ付き商品が出される。
(5)時間T2から時間T3までの間に、保管庫200から1個のタグ付き商品が出される。
図7に示される例では、自動発注が行われる閾値は1個であるため、時間T3から時間T4の間に自動発注が行われ、保管庫200に3個のタグ付き商品が追加されている。
図8は、タグ無し商品が考慮されない場合の保管庫200に保管されている商品数の遷移の一例を示す図である。図8に示される例では、RFIDによって、保管庫200内に保管されているタグ付き商品は検出されるものの、タグ無し商品が保管庫200に混入していても検出されない。カッコ内は、保管庫200に保管されているタグ付き商品とタグ無し商品との合計数を示す。
シナリオ(3)において、時間T0から時間T1までの間に、保管庫200に1個のタグ無し商品が追加されるが、図8に示される例では、タグ無し商品は検出されない。そのため、時間T1において、RFIDによって検出される保管庫200に保管されている商品数は時間T0から変わらず2個であり、これがそのまま保管庫200の保管されている商品数として認識される。この時点で、実際に保管庫200に保管されている商品数(3
個)と、システム側で認識している保管庫200に保管されている商品数(2個)とで差
異が生じる。
シナリオ(4)において、時間T1から時間T2までの間に、保管庫200から1個のタグ付き商品が出されると、図8に示される例では、時間T2において、RFIDによって検出される保管庫200に保管されている商品数は1個となる。したがって、時間T2において、システム側で認識される、保管庫200に保管されている商品数が1個となり、自動発注の閾値以下となる。実際には保管庫200に保管されている商品数はタグ付き商品1個及びタグ無し商品1個の計2個であるものの、システム側で、タグ付き商品が3個自動発注される。これによって、時間T2から時間T3までの間に、保管庫200に3個のタグ付き商品が追加される。時間T3において、実際には保管庫200に保管されている商品数はタグ付き商品4個及びタグ無し商品1個の計5個であるものの、システム側では、保管庫200に保管されている商品数は、保管庫200に保管されているタグ付き商品4個として認識される。
図9は、第1実施形態に係る在庫管理システム100によって管理される保管庫200に保管されている商品数の遷移の一例を示す図である。図9に示される例において、実線のグラフはタグ付き商品の数Mの遷移を示す。点線のグラフは、タグ付き商品とタグ無し商品との合計の個数M+mの遷移を示す。カッコ内は、保管庫200に保管されているタグ付き商品とタグ無し商品との合計数を示す。また、図9に示される例において、第1の閾値及び第2の閾値は、共に1個であるとする。
シナリオ(3)において、時間T0から時間T1までの間に、保管庫200に1個のタグ無し商品が追加されると、当該タグ無し商品に関する情報は、在庫情報DB 15に登録される(例えば図5参照)。そのため、時間T1において、管理サーバ1が認識する保管庫200に保管されている商品数は、RFIDによって検出されるタグ付き商品の数2個と、タグ無し商品の数1個との計3個となり、実際に保管庫200に保管されている商品数(3個)と整合している。
シナリオ(4)において、時間T1から時間T2までの間に、保管庫200から1個のタグ付き商品が出されると、図9に示される例では、時間T2において、RFIDによって検出される保管庫200に保管されているタグ付き商品の数は1個となる。したがって、時間T2において、管理サーバ1が認識する、保管庫200に保管されている商品数は、タグ付き商品1個とタグ無し商品1個の計2個となる。時間T2においても、実際に保管庫200に保管されている商品数(2個)と管理サーバ1が認識している整合している保管庫200に保管されている商品数とは整合している。
時間T2において、保管庫200に保管されているタグ付き商品の数Mが第2の閾値(=1個)以下となるため、管理サーバ1は、ユーザ端末3へ、自動発注の可否を確認する
問合せを送信する。ユーザは、実際には保管庫200には、タグ付き商品1個とタグ無し商品1個の計2個が保管されているので、自動発注の拒否を選択し、ユーザ端末3から管理サーバ1へ、自動発注の拒否応答が送信される。その為、時間T2において、自動発注は行われない。
シナリオ(5)において、時間T2から時間T3までの間に、保管庫200から1個のタグ付き商品が出されると、図9に示される例では、時間T3において、RFIDによって検出される保管庫200に保管されている商品数は0個となる。したがって、時間T3において、管理サーバ1が認識する、保管庫200に保管されている商品数は、タグ付き商品0個とタグ無し商品1個の計1個となり、自動発注の第1の閾値以下となる。そのため、管理サーバ1は、タグ付き商品3個を自動発注する。これによって、時間T3から時間T4までの間に、保管庫200に3個のタグ付き商品が追加される。
時間T4において、RFIDによって検出される保管庫200に保管されている商品数は3個となる。したがって、時間T4において、管理サーバ1が認識する、保管庫200に保管されている商品数は、タグ付き商品3個とタグ無し商品1個の計4個となり、実際に保管庫200に保管されている商品数(3個)と整合している。
図8及び図9より、保管庫200に混入したタグ無し商品の量を考慮することで、実際に保管庫200に保管されている商品の量と齟齬なく在庫管理を行うことができる。また、在庫の量に基づく自動発注についても、図8に示されるタグ無し商品の量が考慮されない場合では、実際にはまだ発注が必要でないタイミングで発注が行われてしまい、その結果、保管庫200に保管されている商品の量が過多になってしまう。しかしながら、図9に示される在庫管理システム100による在庫管理では、適正なタイミングで自動発注が行われ、保管庫200に保管されている商品の量が過多になることを抑制できる。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、ユーザの購入行動という事実から、タグ無し商品が保管庫200に混入する可能性を検出し、タグ無し商品が保管庫200に混入される場合には、タグ付き商品とタグ無し商品との合計の量に基づいて在庫管理が行われる。これによって、管理サーバ1は、実際に保管庫200に保管されている商品の量とより整合性のある在庫管理を行うことができる。
また、第1実施形態では、保管庫200にはRFタグのリーダ以外のセンサが備えられていない場合でも、混入したタグ無し商品を考慮して、在庫管理を行うことができる。RFタグのリーダ以外のセンサは、例えば、重量センサ、又は、カメラ等である。
また、第1実施形態では、タグ無し商品が保管庫200に混入する可能性がある場合、及び、保管庫200に保管されているタグ付き商品の量が第2の閾値以下となる場合には、ユーザに通知が行われる。これによって、ユーザに保管庫200の在庫量をリマインドすることができる。例えば、ユーザは、タグ無し商品が保管庫200に混入する可能性があることを通知されることで、タグ無し商品を保管庫200に保管することを取りやめ、保管せずに使用を始める可能性があり、そうなった場合には、タグ無し商品が保管庫200に混入することを抑制できる。例えば、保管庫200に保管されているタグ付き商品の量が第2の閾値以下となり、自動発注の可否の問合せを受けることで、ユーザは、自動発注のタイミングを自身で選択することができたり、保管庫200に保管されている商品の量が少なくなったことを知ったりすることができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
第1実施形態では、保管庫200に保管される商品は、同じ品目の商品であることを前提として説明されたが、保管庫200には、複数の品目の商品が保管されてもよい。複数の品目の商品が保管庫200に保管される場合には、各品目について、第1実施形態で説
明された処理が行われることで、各品目について、タグ無し商品の混入を考慮した商品の在庫管理を行うことができる。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1・・管理サーバ
2・・センサ装置
3・・ユーザ端末
4・・外部サーバ
5・・RFタグ
11・・受信部
12・・制御部
13・・送信部
14・・ユーザ情報DB
15・・在庫情報DB
16・・商品情報DB
100・・在庫管理システム
101・・CPU
102・・メモリ
103・・外部記憶装置
104・・通信部
200・・保管庫

Claims (15)

  1. ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、
    を備える情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の商品の前記電子タグから、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品に関する情報を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量を取得することと、
    前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
    前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを検知した場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを通知したうえで、前記所定の保管場所に前記第2の商品を保管するか否かを問合せ、かつ、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入している場合に、前記所定の保管場所に保管されている、前記第1の商品の量と、前記第2の商品の量と、に基づいて、前記所定の保管場所に保管されている商品の在庫量を管理することと、
    を実行する情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量と前記第2の商品の量とを合計した第1の在庫量が第1の閾値以下となる場合に、前記第1の商品又は前記第1の商品と同じ種類の所定の商品の発注を行うことを実行する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量が第2の閾値以下となる場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記第1の商品又は前記第1の商品と同じ種類の所定の商品を発注するか否かの問合せを通知することを実行する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記購入情報から、新たに前記所定の保管場所に保管される前記第2の商品の量を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量を更新することを実行する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記所定の保管場所に関連付くユーザに、前記所定の保管場所に前記第2の商品が保管されていないことの確認が取れた場合に、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量をリセットすることを実行する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の保管場所に混入してから所定時間が経過した前記第2の商品の量を差し引いて、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量を更新することを実行する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済みの商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理すること、
    を含み、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記第1の商品の前記電子タグから、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品に関する情報を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量を取得することと、
    前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
    前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを検知した場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを通知したうえで、前記所定の保管場所に前記第2の商品を保管するか否かを問合せ、かつ、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入している場合に、前記所定の保管場所に保管されている、前記第1の商品の量と、前記第2の商品の量と、に基づいて、前記所定の保管場所に保管されている商品の在庫量を管理することと、
    を含む情報処理方法。
  8. 前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量と前記第2の商品の量とを合計した第1の在庫量が第1の閾値以下となる場合に、前記第1の商品又は前記第1の商品と同じ種類の所定の商品の発注を行うことを含む、
    請求項に記載の情報処理方法。
  9. 前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量が第2の閾値以下となる場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記第1の商品又は前記第1の商品と同じ種類の所定の商品を発注するか否かの問合せを通知することを含む、
    請求項7又は8に記載の情報処理方法。
  10. 前記購入情報から、新たに前記所定の保管場所に保管される前記第2の商品の量を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量を更新することを含む、
    請求項7から9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. 前記所定の保管場所に関連付くユーザに、前記所定の保管場所に前記第2の商品が保管されていないことの確認が取れた場合に、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量をリセットすることを含む、
    請求項7から10のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  12. 前記所定の保管場所に混入してから所定時間が経過した前記第2の商品の量を差し引いて、前記所定の保管場所に保管されている前記第2の商品の量を更新することを含む、
    請求項7から11のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  13. ユーザに関連付く所定の保管場所に保管されている購入済み商品の在庫量を、電子タグが付された第1の商品の前記電子タグとの近距離無線通信によって前記電子タグから取得される前記第1の商品に関する情報に基づいて、管理することを実行する制御部、
    を備える情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記ユーザの購入行動を示す購入情報に基づいて、前記所定の保管場所に、前記電子タグが付されていない又は前記電子タグが付されているか不明な第2の商品が混入することを検知することと、
    前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを検知した場合に、前記所定の保管場所に関連付くユーザに対して、前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入することを通知したうえで、前記所定の保管場所に前記第2の商品を保管するか否かを問合せることと、を実行する、
    情報処理装置。
  14. 前記制御部は、
    前記第1の商品の前記電子タグから、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品に関する情報を取得して、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量を取得することと、
    前記所定の保管場所に前記第2の商品が混入している場合に、前記所定の保管場所に保管されている、前記第1の商品の量と、前記第2の商品の量と、に基づいて、前記所定の保管場所に保管されている商品の在庫量を管理する、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御部は、前記所定の保管場所に保管されている前記第1の商品の量と前記第2の商品の量とを合計した第1の在庫量が第1の閾値以下となる場合に、前記第1の商品又は前記第1の商品と同じ種類の所定の商品の発注を行う、
    請求項14に記載の情報処理装置。
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