JP7464819B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
まず、本開示の基本形態に従う空気入りタイヤのトレッド部の形状について説明する。
従来技術において、ウェット操安性を向上させるためにトレッド部において陸部に連通ラグ溝や副溝等の溝を形成すると、陸部の剛性が低下してドライ操安性が低下する。すなわち、従来技術において、ウェット操安性とドライ操安性とは二律背反の関係にあった。そのため、従来技術では、ドライ操安性を維持しつつウェット操安性を向上させようとした場合に、特許文献1に記載されているように、陸部に形成される連通ラグ溝や副溝の設計によっては、十分にドライ操安性を得ることが困難な場合があった。
次に、本発明の基本形態に従う空気入りタイヤのトレッド部に関して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1~6を説明する。
本発明の基本形態に従う空気入りタイヤのトレッド部においては、図1に示すように、蹴り出し側K端部が上記第1の傾斜溝130と連通するとともに、図4に示すように、上記タイヤ幅方向Wに対して60°以上90°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側Sから蹴り出し側Kに延びる第2の傾斜溝135が形成され、上記第2の傾斜溝135の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、上記第2の傾斜溝135の溝長さは上記第1の傾斜溝130のピッチ長さの30%以上70%以下であることが好ましい(付加的形態1)。
基本形態又は基本形態に付加的形態1を加えた形態においては、図1に示すように、隣り合う上記周方向主溝110a及び110b、又は110b及び110cのそれぞれに対して端部が連通するとともに、図5に示すように、上記タイヤ幅方向Wに対して30°以上70°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側Sから蹴り出し側Kに延びる第3の傾斜溝140が形成され、上記第3の傾斜溝140の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であることが好ましい(付加的形態2)。また、図1に示すように、付加的形態2では、第3の傾斜溝140とは別に、一方の周方向主溝a又はcのみに対して端部が連通している傾斜溝147を有していてもよい。
基本形態又は基本形態に付加的形態1又は2を加えた形態においては、図1に示すように、上記第3の傾斜溝140と蹴り出し側K端部で連通するとともに、図6に示すように、上記タイヤ幅方向Wに対して60°以上90°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向W外側に向かって踏み込み側Sから蹴り出し側Kに延びる第4の傾斜溝145が形成され、上記第4の傾斜溝145の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、上記第4の傾斜溝145の溝長さは上記第3の傾斜溝140のピッチ長さの30%以上70%以下であることが好ましい(付加的形態3)。また、図1に示すように、付加的形態3では、傾斜溝147にも第4の傾斜溝145と同様の構成を有する傾斜溝148を有していてもよい。
基本形態又は基本形態に付加的形態1~3の少なくともいずれか一つを加えた形態においては、図3におけるタイヤ外側プロファイルPo1、Po2の少なくともいずれかを構成する部分(曲線)のうちタイヤ幅方向最内側の曲線(同図では、プロファイル部分Po101及び/又はプロファイル部分Po201)の曲率半径(以下、「曲率半径1」と称する場合がある。)が、タイヤ内側プロファイルPiを構成する部分(曲線)のうちタイヤ幅方向最外側の曲線(図3に示す例ではプロファイルPiそのもの)の曲率半径(以下、「曲率半径2」と称する場合がある)の0.40倍以上0.60倍以下であることが好ましい(付加的形態4)。
基本形態又は基本形態に付加的形態1~4の少なくともいずれかを加えた形態においては、図3に示すタイヤ外側プロファイルPo1(タイヤ外側プロファイルPo2)を構成する曲線のうちタイヤ幅方向内側から2番目のプロファイル部分Po102(Po202)の曲率半径(以下、「曲率半径3」と称する場合がある。)が、タイヤ外側プロファイルPo1(タイヤ外側プロファイルPo2)を構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側のプロファイル部分Po101(Po201)の曲率半径1の0.70倍以上0.90倍以下であることが好ましい(付加的形態5)。
基本形態又は基本形態に付加的形態1~5の少なくともいずれかを加えた形態においては、図3に示すタイヤ外側プロファイルPo1(Po2)を構成する各プロファイル部分Po101~Po110(各プロファイル部分Po201~Po210)のタイヤプロファイルに沿った寸法(以下、「各曲線の寸法」と称する場合がある。)が、トレッド展開幅の2.0%以上5.0%以下であること(付加的形態6)が好ましい。ここで、トレッド展開幅とは、図3における接地端E1、E2間を結ぶ弧長の長さTDWをいう。
上記供試タイヤをリムサイズ7JのJATMA標準リムのリムホイールにリム組みして、空気圧を230kPaに調整し、排気量が2000ccの前輪駆動車を試験車両として、試験タイヤを試験車両の総輪に装着してテスト走行することにより行った。
12 トレッド表面
14、16、18、20 周方向主溝
22、24、26、28、30 陸部
40 ショルダー部
CL タイヤ赤道面
E1、E2 接地端
Pi タイヤ内側プロファイル
Po1、Po2 タイヤ外側プロファイル
TDW トレッド展開幅
100 トレッド部
110a~c 周方向主溝
120a 外側陸部
120b 内側陸部
130 第1の傾斜溝
135 第2の傾斜溝
140 第3の傾斜溝
145 第4の傾斜溝
Claims (7)
- 複数本の周方向主溝によって複数の陸部が区画形成され、かつ回転方向が指定された空気入りタイヤであって、
タイヤ平面視で、
タイヤ幅方向最も外側の外側陸部に、複数の第1の傾斜溝が形成され、
前記第1の傾斜溝は、前記タイヤ幅方向に対して45°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延び、かつ
前記第1の傾斜溝の溝幅は、2.0mm以上10.0mm以下であり、
正規内圧を付与した無負荷状態のタイヤ子午断面視で、
両接地端間の溝がないとした場合におけるタイヤプロファイルが、前記タイヤプロファイルに沿った両接地端間寸法に対して20%以上35%以下のタイヤプロファイルに沿った寸法を有する2つのタイヤ外側プロファイルと、前記2つのタイヤ外側プロファイル以外のタイヤ内側プロファイルと、から構成され、前記タイヤ外側プロファイルが、少なくとも4つの異なる形状の曲線から構成されていることを特徴とし、かつ
蹴り出し側端部が前記第1の傾斜溝と連通するとともに、前記タイヤ幅方向に対して60°以上90°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延びる第2の傾斜溝が形成され、前記第2の傾斜溝の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、前記第2の傾斜溝の溝長さは前記第1の傾斜溝のピッチ長さの30%以上70%以下である、
空気入りタイヤ。 - 隣り合う前記周方向主溝のそれぞれに対して端部が連通するとともに、前記タイヤ幅方向に対して30°以上70°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延びる第3の傾斜溝が形成され、前記第3の傾斜溝の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第3の傾斜溝と蹴り出し側端部で連通するとともに、前記タイヤ幅方向に対して60°以上90°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延びる第4の傾斜溝が形成され、前記第4の傾斜溝の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、前記第4の傾斜溝の溝長さは前記第3の傾斜溝のピッチ長さの30%以上70%以下である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 複数本の周方向主溝によって複数の陸部が区画形成され、かつ回転方向が指定された空気入りタイヤであって、
タイヤ平面視で、
タイヤ幅方向最も外側の外側陸部に、複数の第1の傾斜溝が形成され、
前記第1の傾斜溝は、前記タイヤ幅方向に対して45°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延び、かつ
前記第1の傾斜溝の溝幅は、2.0mm以上10.0mm以下であり、
正規内圧を付与した無負荷状態のタイヤ子午断面視で、
両接地端間の溝がないとした場合におけるタイヤプロファイルが、前記タイヤプロファイルに沿った両接地端間寸法に対して20%以上35%以下のタイヤプロファイルに沿った寸法を有する2つのタイヤ外側プロファイルと、前記2つのタイヤ外側プロファイル以外のタイヤ内側プロファイルと、から構成され、前記タイヤ外側プロファイルが、少なくとも4つの異なる形状の曲線から構成されていることを特徴とし、かつ
隣り合う前記周方向主溝のそれぞれに対して端部が連通するとともに、前記タイヤ幅方向に対して30°以上70°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延びる第3の傾斜溝が形成され、前記第3の傾斜溝の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、
前記第3の傾斜溝と蹴り出し側端部で連通するとともに、前記タイヤ幅方向に対して60°以上90°以下の傾斜角度でタイヤ幅方向外側に向かって踏み込み側から蹴り出し側に延びる第4の傾斜溝が形成され、前記第4の傾斜溝の溝幅は2.0mm以上10.0mm以下であり、前記第4の傾斜溝の溝長さは前記第3の傾斜溝のピッチ長さの30%以上70%以下である、
空気入りタイヤ。 - 前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側の曲線の曲率半径が、前記タイヤ内側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最外側の曲線の曲率半径の0.40倍以上0.60倍以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向内側から2番目の曲線の曲率半径が、前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側の曲線の曲率半径の0.70倍以上0.90倍以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記タイヤ外側プロファイルを構成する各曲線のタイヤプロファイルに沿った寸法が、トレッド展開幅の2.0%以上5.0%以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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