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JP7207307B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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JP7207307B2
JP7207307B2 JP2019534018A JP2019534018A JP7207307B2 JP 7207307 B2 JP7207307 B2 JP 7207307B2 JP 2019534018 A JP2019534018 A JP 2019534018A JP 2019534018 A JP2019534018 A JP 2019534018A JP 7207307 B2 JP7207307 B2 JP 7207307B2
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Description

本技術は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関し、特に、映像コンテンツの配信サービスを容易に利用することができるようにした情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
インターネットを介した映像コンテンツの配信サービス(以下、適宜、ネット配信サービスという)が普及している。
ネット配信サービスの利用にはスマートフォン、タブレット端末、PC、TV(テレビジョン受像機)が主に用いられる。家電製品であるTVの中にも、ネット配信サービスに対応した機種が年々増加してきている。
特開2015-050655号公報
ところで、TVでネット配信サービスを利用する場合、リモートコントローラに専用ボタンが用意されているサービス以外は、メニュー画面を表示させてサービスを選択するなどの複数のステップの操作が必要となる。リモートコントローラの中には、特定のネット配信サービスを利用するときに操作される専用のボタンが設けられているものがある。
一方、TVの主要機能である番組の視聴においては、視聴したいチャンネルをダイレクトに選局するためにチャンネルボタンや数字キーを使った操作が行われるが、TVでは当たり前になっているこのようなUX(ユーザーエクスペリエンス)がネット配信サービスの利用時には用いられていない。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、映像コンテンツの配信サービスを容易に利用することができるようにするものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定するモード設定部と、前記ネットワークモードが設定された状態で、番組の放送に用いられるチャンネルの選択に用いられる数字ボタンが押された場合、ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う制御部とを備える。
それぞれの前記チャンネルの番号と前記配信サービスとを対応付けて管理する管理部をさらに設けることができる。
前記制御部には、さらに、チャンネル切り替えボタンを用いて選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行わせることができる。
前記モード設定部には、前記番組を視聴するモードである放送視聴モードに割り当てられたボタンと並べてリモートコントローラに設けられた、前記ネットワークモードに割り当てられたネットワークモードボタンが操作された場合、前記ネットワークモードを設定させることができる。
前記モード設定部には、リモートコントローラに設けられた入力切り替えボタンが操作されたことに応じて表示される、入力の選択に用いられる画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定させることができる。
前記モード設定部には、リモートコントローラに設けられたホームボタンが操作されたことに応じて表示される、機能の選択に用いられるホーム画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定させることができる。
前記モード設定部には、視聴中の前記番組の放送を行っている前記チャンネルと同じ前記チャンネルを選択する操作が行われた場合、前記ネットワークモードを設定させることができる。
前記制御部には、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記映像コンテンツの選択に用いられるメニュー画面を表示させることができる。
前記制御部には、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記サーバにより指定された前記映像コンテンツを再生させることができる。
前記制御部には、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記ユーザの属性と嗜好のうちの少なくともいずれかに基づいて選択され、前記サーバから提供された前記映像コンテンツを再生させることができる。
前記制御部には、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの契約状況に応じた処理を行わせることができる。
前記管理部には、前記チャンネルの番号と対応付けて、放送波を用いて伝送された制御情報を解析することによって取得された前記配信サービスの識別情報を管理させることができる。
前記管理部には、前記チャンネルの番号と対応付けて、それぞれの前記チャンネルのデータ放送を用いて伝送された前記配信サービスの識別情報を管理させることができる。
前記管理部には、前記ネットワークを介して接続される管理サーバから受信した情報に基づいて、前記チャンネルの番号と前記配信サービスの識別情報とを対応付けて管理させることができる。
本技術の一側面においては、前記ネットワークモードが設定された状態で、番組の放送に用いられるチャンネルの選択に用いられる数字ボタンが押された場合、ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理が行われる。
本技術によれば、ユーザは、映像コンテンツの配信サービスを容易に利用することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成例を示す図である。 各放送事業者が提供するネット配信サービスの例を示す図である。 TVのアプリケーション構造の例を示す図である。 リモートコントローラの外観の例を示す図である。 数字ボタンに対するネット配信サービスの割り当ての例を示す図である。 チャンネルボタンを用いた操作の例を示す図である。 ネットモードの設定の他の例を示す図である。 番組の視聴中におけるネットモードの設定の例を示す図である。 ネットモード遷移後の動作の例を示す図である。 契約状況に応じた動作の例を示す図である。 TVのハードウェア構成例を示すブロック図である。 TVの機能構成例を示すブロック図である。 TVのネットモード設定時の処理について説明するフローチャートである。 BITの記述の例を示す図である。 BITに記述されるdescriptor()の例を示す図である。 TVのチャンネルスキャン処理について説明するフローチャートである。 BMLを用いたコードの例を示す図である。 放送システムの構成例を示す図である。 情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.TVのモード設定について
2.ネットモードの設定例
3.ネットモードの設定の他の例
4.ネットモード遷移後の動作の例
5.TVの構成と動作
6.ネット配信サービスの登録処理
7.放送システムの構成例
8.変形例
<TVのモード設定について>
図1は、本技術の一実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成例を示す図である。
図1のコンテンツ配信システムは、TV1と配信サーバ2-1乃至2-Nが、インターネットなどのネットワーク3を介して接続されることによって構成される。TV1の操作にはリモートコントローラ4が用いられる。リモートコントローラ4からTV1に対しては、ユーザが押下したボタンに応じたコマンドが送信される。
TV1と配信サーバ2-1乃至2-Nの間では、ネットワーク3を介した通信が行われる。ネットワーク3は、有線のネットワーク、無線のネットワーク、および有線と無線を組み合わせたネットワークのいずれの形態のものであってもよい。以下、適宜、配信サーバ2-1乃至2-Nをそれぞれ区別する必要がない場合、配信サーバ2という。
TV1は、図示せぬ放送装置が送信する、地上デジタル放送、衛星放送、ケーブル放送などのテレビジョン放送を受信する。TV1は、放送された番組の映像をディスプレイに表示するとともに、音声をスピーカから出力する。
ここで、TV1が受信する番組は、チャンネル毎に、予め決められたスケジュールに従って提供されるものである。複数のチャンネルが設定されており、各時間帯に、EPG(Electronic Program Guide)などで表されるスケジュールの通りに提供される番組であれば、番組の提供に用いられる伝送路の種別はどのようなものであってもよい。すなわち、番組の提供が、放送波だけでなく、ネットワーク3を介して行われるようにしてもよい。
また、TV1は、番組を受信する機能だけでなく、ネット配信サービスによって提供される映像コンテンツを受信し、再生する機能を有する。TV1においては、複数のネット配信サービスを利用することが可能とされている。
このように、TV1には、番組を受信して視聴するモードと、ネット配信サービスによって提供される映像コンテンツを受信して視聴するモードが用意されている。以下、適宜、TV1の動作の状態を規定するモードのうち、番組を視聴するモードを放送視聴モードといい、ネット配信サービスによって提供される映像コンテンツを視聴するモードをネットモード(ネットワークモード)という。
TV1は、ネットモードの設定時、ユーザにより選択されたネット配信サービスを提供する配信サーバ2から送信されてきた映像コンテンツを受信し、再生する。TV1は、映像コンテンツを構成するビデオデータを再生して得られた映像をディスプレイに表示するとともに、オーディオデータを再生して得られた音声をスピーカから出力する。
このように、配信サーバ2は、ネット配信サービスを提供するサーバである。図1のコンテンツ配信システムにおいては、放送事業者が、放送によって番組を提供するとともに、ネット配信サービスによって映像コンテンツを提供するものとされている。
図2は、各放送事業者が提供するネット配信サービスの例を示す図である。
図2の例においては、放送事業者である「放送局A」が提供するネット配信サービスの名称は「放送局Aオンデマンド」とされ、「放送局B」が提供するネット配信サービスの名称は「放送局Bオンデマンド」とされている。「放送局Cオンデマンド」、「放送局Dオンデマンド」、・・・といったように、複数のネット配信サービスが各放送事業者により提供される。
1つのネット配信サービスが1つの配信サーバ2によって提供されるようにしてもよいし、複数の配信サーバ2によって提供されるようにしてもよい。複数のネット配信サービスが1つの配信サーバ2によって提供されるようにすることも可能である。
このように、TV1のユーザは、放送事業者が提供する複数のネット配信サービスの中から所定のサービスを選択し、選択したサービスによって提供される映像コンテンツを視聴することができる。TV1は汎用のOS(Operating System)を搭載した機器であり、それぞれのネット配信サービスを利用するためのアプリケーションがインストールされている。
図3は、TV1のアプリケーション構造の例を示す図である。
TV1には、TV用OS11が搭載される。TV用OS11上で動作する各種のアプリケーションがTV1にはインストールされる。図3の例においては、TV視聴アプリケーション12-1、検索アプリケーション12-2、映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3,12-4、およびWebブラウザ12-nが示されている。
TV視聴アプリケーション12-1は、番組の視聴を管理するアプリケーションである。TV視聴アプリケーション12-1の起動中、ユーザは、リモートコントローラ4を操作して所定のチャンネルを選択し、選択したチャンネルで放送されている番組を視聴することができる。
検索アプリケーション12-2は、リモートコントローラ4を操作して、または音声によってユーザにより入力されたキーワードに基づいてWeb上のコンテンツの検索を行うアプリケーションである。例えばリモートコントローラ4にはマイクロホンが設けられており、ユーザは、TV1を発話によって操作することもできる。
映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3は、ネット配信サービスである「放送局Aオンデマンド」を利用するためのアプリケーションである。
例えば映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3の起動時、TV1には、配信サーバ2から送信されてきた情報に基づいて「放送局Aオンデマンド」のメニュー画面が表示される。メニュー画面には、タイトルやサムネイル画像などの、視聴可能な映像コンテンツに関する情報が表示されており、ユーザは、それらの情報を見て、好みの映像コンテンツを選択することができる。ユーザが所定の映像コンテンツを選択したとき、映像コンテンツの配信が開始され、配信サーバ2から配信された映像コンテンツがTV1により受信されて、再生が開始される。
映像コンテンツ視聴アプリケーション12-4は、「放送局Bオンデマンド」を利用するためのアプリケーションである。
図3においては図示を省略しているが、TV1には、「放送局Cオンデマンド」などの、それぞれのネット配信サービスを利用するための専用のアプリケーションがインストールされる。
例えば、TV視聴アプリケーション12-1は、TV1の製造、販売等を行うメーカーにより用意されるソフトウェアである。映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3,12-4は、それぞれのネット配信サービスを提供する放送事業者により用意されるソフトウェアである。
番組の受信と再生、映像コンテンツの受信と再生、番組の検索などの各種の機能が、これらのプログラムが実行されることによって実現される。
このような各種の機能を有するTV1の操作は、上述したようにリモートコントローラ4を用いて行われる。
図4は、リモートコントローラ4の外観の例を示す図である。縦長直方体状のリモートコントローラ4の正面には各種のボタンが設けられる。主なボタンについて説明する。
リモートコントローラ4の右上には円形状の電源ボタン21が設けられる。電源ボタン21は、TV1の電源のオン/オフに用いられるボタンである。
左上には円形状の入力切替ボタン22が設けられる。入力切替ボタン22は、TV1に対する入力の切り替えに用いられるボタンである。
電源ボタン21と入力切替ボタン22の下には、地デジボタン23-1、BS/CSボタン23-2、ネットボタン23-3、およびデータ放送ボタン23-4が横に並べて設けられる。
地デジボタン23-1は、TV1のモードを放送視聴モードとして、地上波デジタル放送の番組を視聴するときに押下されるボタンである。
BS/CSボタン23-2は、TV1のモードを放送視聴モードとして、BSデジタル放送またはCSデジタル放送の番組を視聴するときに押下されるボタンである。
ネットボタン23-3は、TV1のモードをネットモードとして、ネット配信サービスの映像コンテンツを視聴するときに押下されるボタンである。
データ放送ボタン23-4は、受信中のチャンネルで放送されているデータ放送の内容を確認するときに押下されるボタンである。
このように、リモートコントローラ4には、ネットモードを設定するときに押下される専用のボタンが、放送視聴モードを選択するときに押下されるボタンと並べて設けられる。
地デジボタン23-1等の並びの下には数字ボタン(10キー)24が設けられる。数字ボタン24は、1乃至12の数字が示された横向き小判状のボタンが4行×3列に配置されることによって構成される。数字ボタン24の各ボタンは、受信するチャンネルの選択に用いられるボタンである。
数字ボタン24の左下には「配信サービスA」の文字が示されたネット配信ボタン25が設けられ、右下には「配信サービスB」の文字が示されたネット配信ボタン26が設けられる。
ネット配信ボタン25は、特定の1つのネット配信サービスである「配信サービスA」を利用するときに押下されるボタンである。ネット配信ボタン26は、特定の1つのネット配信サービスである「配信サービスB」を利用するときに押下されるボタンである。ネット配信ボタン25,26を押下することによって利用可能となるネット配信サービスは、放送事業者が提供するネット配信サービスであってもよいし、異なる事業者が提供するネット配信サービスであってもよい。
すなわち、ネット配信ボタン25,26は、それぞれ、特定のネット配信サービスを利用するための専用のボタンである。ネット配信ボタン25,26が押下されたとき、映像コンテンツ視聴アプリケーション(図3において図示せず)が起動し、特定のネット配信サービスを利用することが可能な状態になる。
リモートコントローラ4の略中央には円形状の十字ボタン27が設けられ、その中心に決定ボタン28が設けられる。十字ボタン27は各種の画面において項目の選択などに用いられ、決定ボタン28は項目の決定に用いられる。
十字ボタン27の周りに複数のボタンが配置される。十字ボタン27の右下にはホームボタン29が設けられる。
ホームボタン29は、ホーム画面を表示させるときに押下されるボタンである。ホーム画面は、番組の視聴、映像コンテンツの視聴、番組の録画、録画済みの番組の視聴などのTV1の機能の選択に用いられる画面である。
ホームボタン29の下には、縦向き小判状のチャンネル切り替えボタン30が設けられる。チャンネル切り替えボタン30の上方の「+」が示された部分は、チャンネル番号順で、選択中のチャンネルの次のチャンネルを選択(チャンネルアップ)するときに押下される部分である。また、下方の「-」が示された部分は、選択中のチャンネルの前のチャンネルを選択(チャンネルダウン)するときに押下される部分である。
例えば放送視聴モードでの番組の視聴中、ユーザは、数字ボタン24を押下することによってもチャンネルを選択することができるし、チャンネル切り替えボタン30を押下することによってもチャンネルを選択することができる。以下、適宜、数字ボタン24とチャンネル切り替えボタン30を区別する必要がない場合、まとめて、チャンネルボタンという。
このように放送視聴モードの設定時にチャンネルの選択に用いられるチャンネルボタンは、ネットモードの設定時、ネット配信サービスの選択に用いられる。数字ボタン24の各ボタンには、ネット配信サービスがそれぞれ割り当てられる。
図5は、数字ボタン24に対するネット配信サービスの割り当ての例を示す図である。
図5の例においては、数字ボタン24の「1」ボタンには、「放送局A」が提供するネット配信サービスである「放送局Aオンデマンド」が割り当てられている。ネットモードの設定時に「1」ボタンが押下された場合、映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3が起動し、「放送局Aオンデマンド」のネット配信サービスを利用するための処理が行われる。
このように、放送視聴モードの設定時に1チャンネルの選択に用いられる「1」ボタンは、ネットモードの設定時には「放送局Aオンデマンド」を選択するためのボタンとなる。1チャンネルは、「放送局A」のチャンネルである。
「1」ボタンには、「放送局A」の1チャンネルが割り当てられるとともに、1チャンネルに対応するネット配信サービスとして、同じ放送事業者である「放送局A」が提供する「放送局Aオンデマンド」が割り当てられることになる。
また、図5の例においては、「2」ボタンと「3」ボタンにはいずれのネット配信サービスも割り当てられていない。ネットモードの設定時に「2」ボタンまたは「3」ボタンが押下された場合、いずれのネット配信サービスも設定されていないことを表すメッセージの表示などが行われる。
数字ボタン24の「4」ボタンには、「放送局B」が提供するネット配信サービスである「放送局Bオンデマンド」が割り当てられている。ネットモードの設定時に「4」ボタンが押下された場合、映像コンテンツ視聴アプリケーション12-4が起動し、「放送局Bオンデマンド」のネット配信サービスを利用するための処理が行われる。
放送視聴モードの設定時に4チャンネルの選択に用いられる「4」ボタンは、ネットモードの設定時には「放送局Bオンデマンド」を選択するためのボタンとなる。4チャンネルは、「放送局B」のチャンネルである。
「4」ボタンには、「放送局B」の4チャンネルが割り当てられるとともに、4チャンネルに対応するネット配信サービスとして、同じ放送事業者である「放送局B」が提供する「放送局Bオンデマンド」が割り当てられることになる。
同様に、数字ボタン24の「5」ボタン乃至「8」ボタンには、それぞれ「放送局Cオンデマンド」乃至「放送局Fオンデマンド」のネット配信サービスが割り当てられている。「放送局Cオンデマンド」乃至「放送局Fオンデマンド」は、それぞれ「5」乃至「8」ボタンに割り当てられた5乃至8チャンネルを用いて番組の放送を行う放送事業者である「放送局C」乃至「放送局F」が提供するネット配信サービスである。
TV1においては、このような、数字ボタン24の各ボタンに対するネット配信サービスの割り当ての設定を表すリスト(テーブル)であるネット配信サービスリストが管理される。ネット配信サービスリストは、各チャンネル(各チャンネルの番号)と、各チャンネルの放送事業者が提供するネット配信サービスとを対応付けたリストでもある。
なお、各チャンネルとネット配信サービスの対応関係を表す情報は図5に示すようなリスト形式の情報に限られるものではなく、他の形式の情報とすることも可能である。
図5においては、数字ボタン24の各ボタンに対応させてネット配信サービスの名称が示されているが、実際には、ネット配信サービスの識別情報が数字ボタン24の各ボタンと対応付けて管理される。例えば、ネット配信サービスの識別情報として、ネット配信サービスを管理する配信サーバ2のURLが用いられる。
<ネットモードの設定例>
図6は、チャンネルボタンを用いた操作の例を示す図である。
図6の上段に示すように放送視聴モードが設定され、所定のチャンネルの番組の視聴中にネットボタン23-3が押下された場合、TV1のモードはネットモードに遷移する。
また、ネットモードが設定された状態において数字ボタン24の所定のボタンが押下された場合、白抜き矢印#1の先に示すように、押下されたボタンに割り当てられたネット配信サービスを利用可能な状態になる。
例えば「1」ボタンが押下された場合、映像コンテンツ視聴アプリケーション12-3が起動し、状態s1として示すように「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態になる。また、「4」ボタンが押下された場合、映像コンテンツ視聴アプリケーション12-4が起動し、状態s2として示すように「放送局Bオンデマンド」を利用可能な状態になる。図6において、各画面表示の上に丸で囲んで示す数字は、数字ボタン24の割り当てを示す。
「5」ボタン乃至「8」ボタンが押下された場合も同様に、それぞれのボタンに割り当てられたネット配信サービスを利用可能な状態s3乃至s6の状態になる。
「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態s1において他のボタンである例えば「5」ボタンが押下された場合、TV1の状態は、「放送局Cオンデマンド」を利用可能な状態s3に切り替わる。
このように、ユーザは、ネットモードの設定時、数字ボタン24の各ボタンを押下することにより、メニュー画面などを経由することなく、ボタンに割り当てられたネット配信サービスをダイレクトに選択することが可能になる。
このようなネット配信サービスの選択は、チャンネル切り替えボタン30を押下することによっても可能とされる。
例えば「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態s1においてチャンネルアップの操作が行われた場合、TV1の状態は、「放送局Bオンデマンド」を利用可能な状態s2に切り替わる。また、状態s2においてチャンネルアップの操作が行われた場合、TV1の状態は、「放送局Cオンデマンド」を利用可能な状態s3に切り替わる。
TV1の状態は、チャンネルアップの操作が行われる毎に、順次、数字ボタン24の割り当て順(チャンネルの番号順)で1つ後のネット配信サービスを利用可能な状態に切り替わる。数字ボタン24の割り当て順で最後の「放送局Fオンデマンド」を利用可能な状態s6においてチャンネルアップの操作が行われた場合、TV1の状態は、数字ボタン24の割り当て順で最初の「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態s1に切り替わる。
チャンネルダウンの操作が行われた場合も同様である。すなわち、「放送局Fオンデマンド」を利用可能な状態s6においてチャンネルダウンの操作が行われた場合、TV1の状態は、「放送局Eオンデマンド」を利用可能な状態s5に切り替わる。また、状態s5においてチャンネルダウンの操作が行われた場合、TV1の状態は、「放送局Dオンデマンド」を利用可能な状態s4に切り替わる。
TV1の状態は、チャンネルダウンの操作が行われる毎に、順次、数字ボタン24の割り当て順で1つ前のネット配信サービスを利用可能な状態に切り替わる。数字ボタン24の割り当て順で最初の「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態s1においてチャンネルダウンの操作が行われた場合、TV1の状態は、数字ボタン24の割り当て順で最後の「放送局Fオンデマンド」を利用可能な状態s6に切り替わる。
ユーザは、チャンネル切り替えボタン30を用いたチャンネルアップ/チャンネルダウンの操作によって、ネット配信サービスをトグル式で切り替えることができる。このように、ネットモードの設定時、数字ボタン24とチャンネル切り替えボタン30を用いた操作は、ネットモードに関する操作として優先して処理されることになる。
ネットボタン23-3がリモートコントローラ4に設けられていることから、ユーザは、そのような専用のボタンを用いた1回の操作によって、容易に、ネットモードを設定することができる。
また、数字ボタン24にネット配信サービスが割り当てられていることから、ユーザは、ネットモードを設定した後、番組の視聴時にチャンネルを切り替えるのと同様の操作で、ネット配信サービスを切り替えることができる。
各チャンネルに対応付けられているネット配信サービスが、各チャンネルの放送事業者が提供するサービスとされているため、チャンネルの切り替えと同じ感覚のまま、直感的に、ネット配信サービスを選択することが可能になる。例えば「放送局A」が提供する「放送局Aオンデマンド」を利用する場合、ユーザは、「放送局A」の番組を視聴するときに普段から用いている、「1」ボタンを押下して1チャンネルを選択するといった操作と同じ操作で、「放送局Aオンデマンド」を選択することができる。
<ネットモードの設定の他の例>
ネットモードの設定は、ネットボタン23-3を用いた操作だけでなく、他の操作によっても可能とされる。
図7は、ネットモードの設定の他の例を示す図である。
図7の左側に示すように、リモートコントローラ4のホームボタン29を押下したときに表示されるホーム画面から所定のネット配信サービスが選択された場合、ネットモードが設定される。例えばホーム画面には、各ネット配信サービスを選択するときに押下されるアイコンなどの画像が並べて表示される。
図7の右側に示すように、リモートコントローラ4の入力切替ボタン22を押下したときに表示される入力選択画面からネットモードが選択された場合、ネットモードが設定される。例えば入力選択画面には、各種の外部入力を選択するときに押下されるアイコン、ネットモードを選択するときに押下されるアイコンなどの画像が並べて表示される。
入力選択画面からネット配信サービスを直接選択することができるようにしてもよい。所定のネット配信サービスが入力選択画面から選択された場合、ネットモードが設定される。
音声を用いた操作によって、ネットモードを設定することができるようにしてもよい。
図8は、番組の視聴中におけるネットモードの設定の例を示す図である。画面表示の切り替えが、図8に示すようにして行われるようにしてもよい。
図8の上段は、視聴中の番組を示す。番組を示す各画像の上に示される丸で囲んで示す数字はチャンネルの番号を表す。
例えば、1チャンネルの番組を視聴している状態s11において「1」ボタンが押下された場合、ネットモードに遷移し、TV1の状態は、矢印#11の先に示すように、1チャンネルの放送事業者である「放送局A」が提供する「放送局Aオンデマンド」を利用可能な状態s21になる。
反対に、「放送局Aオンデマンド」を利用している状態s21において「1」ボタンが押下された場合、放送視聴モードに遷移し、矢印#11の先に示すように、1チャンネルの番組を視聴可能な状態s11になる。
数字ボタン24のチャンネルが割り当てられた他のボタンを押下した場合も同様である。
すなわち、4チャンネルの番組を視聴している状態s12において「4」ボタンが押下された場合、ネットモードに遷移し、TV1の状態は、矢印#12の先に示すように、4チャンネルの放送事業者である「放送局B」が提供する「放送局Bオンデマンド」を利用可能な状態s22になる。
反対に、「放送局Bオンデマンド」を利用している状態s22において「4」ボタンが押下された場合、放送視聴モードに遷移し、矢印#12の先に示すように、4チャンネルの番組を視聴可能な状態s12になる。
このように、ユーザは、数字ボタン24を押下することにより、同じボタンに割り当てられたチャンネルとネット配信サービスをトグル式に切り替えることができる。
5チャンネルの番組を視聴可能な放送視聴モードの状態s13と、「放送局Cオンデマンド」を利用可能なネットモードの状態s23は、矢印#13として示すように「5」ボタンが押下される毎に交互に切り替わる。「放送局Cオンデマンド」は、5チャンネルの放送事業者である「放送局C」が提供するネット配信サービスである。
6チャンネルの番組を視聴可能な放送視聴モードの状態s14と、「放送局Dオンデマンド」を利用可能なネットモードの状態s24は、矢印#14として示すように「6」ボタンが押下される毎に交互に切り替わる。「放送局Dオンデマンド」は、6チャンネルの放送事業者である「放送局D」が提供するネット配信サービスである。
7チャンネルの番組を視聴可能な放送視聴モードの状態s15と、「放送局Eオンデマンド」を利用可能なネットモードの状態s25は、矢印#15として示すように「7」ボタンが押下される毎に交互に切り替わる。「放送局Eオンデマンド」は、7チャンネルの放送事業者である「放送局E」が提供するネット配信サービスである。
8チャンネルの番組を視聴可能な放送視聴モードの状態s16と、「放送局Fオンデマンド」を利用可能なネットモードの状態s26は、矢印#16として示すように「8」ボタンが押下される毎に交互に切り替わる。「放送局Fオンデマンド」は、8チャンネルの放送事業者である「放送局F」が提供するネット配信サービスである。
以上のように、各種の方法によってネットモードを設定することが可能とされる。ネットモードを設定するための以上の操作は併用して用いられる。すなわち、ユーザは、ネットボタン23-3を押下することによってもネットモードを設定することができるし、例えばホーム画面から選択することによってもネットモードを設定することができる。
<ネットモード遷移後の動作の例>
図9は、ネットモード遷移後の動作の例を示す図である。
白抜き矢印#31の先に示すようにネットモードに遷移し、ユーザがチャンネルボタンを押下して所定のネット配信サービスを選択した場合、TV1は、ユーザにより選択されたネット配信サービス専用の映像コンテンツ視聴アプリケーションを起動させる。その後、映像コンテンツ視聴アプリケーションは、ネット配信サービスを利用するための処理として以下のような処理を行う。
・例1
ネット配信サービスのメニュー画面を表示するための処理が映像コンテンツ視聴アプリケーションにより行われる。
この場合、映像コンテンツ視聴アプリケーションは、所定の配信サーバ2にアクセスしてメニュー画面を表示させる。ユーザは、メニュー画面に表示される映像コンテンツの中から所定の映像コンテンツを選択し、視聴を開始することになる。映像コンテンツ視聴アプリケーションは、ユーザにより選択されることに応じて配信サーバ2から送信されてきた映像コンテンツを受信し、再生する。
・例2
ネット配信サービス側が指定する映像コンテンツの再生を開始するための処理が映像コンテンツ視聴アプリケーションにより行われる。
この場合、映像コンテンツ視聴アプリケーションは、所定の配信サーバ2にアクセスし、配信サーバ2から送信されてきた映像コンテンツを受信し、再生する。ユーザの選択によらずに、ネット配信サービス側で選択された映像コンテンツが自動的に開始されることになる。
ユーザは、自ら選択することなく、ネット配信サービス側で選択された例えばおすすめの映像コンテンツを視聴することができる。
・例3
ユーザが好むと考えられる映像コンテンツの再生を開始するための処理が映像コンテンツ視聴アプリケーションにより行われる。
この処理は、矢印#32に示すように、ユーザの状態のセンシング結果や視聴履歴に基づいて、ユーザの属性と嗜好をTV1側で推測できる場合に行われる処理となる。ユーザの属性には、例えば、性別、年齢、視聴場所が含まれる。これらの属性は、例えば、TV1に設けられたカメラにより撮影された画像を解析することにより特定される。また、ユーザの視聴履歴には、番組の視聴履歴、映像コンテンツの視聴履歴が含まれる。
この場合、映像コンテンツ視聴アプリケーションは、所定の配信サーバ2にアクセスし、ユーザの属性と嗜好に関する情報を送信する。映像コンテンツ視聴アプリケーションは、ユーザの属性と嗜好に基づいて配信サーバ2において選択され、送信されてきた映像コンテンツを受信し、再生する。
ユーザは、ネット配信サービス側で選択された、自分の嗜好などに応じた映像コンテンツを視聴することができる。なお、映像コンテンツの選択が、ユーザの属性と嗜好の両方に基づいて行われるのではなく、属性と嗜好のうちのいずれかに基づいて行われるようにしてもよい。
ネットモードに遷移した直後の以上のような表示が、図10に示すように、有料サービスを契約しているか否か、すなわち、ネット配信サービスの契約状況に応じて変わるようにしてもよい。配信サーバ2にアクセスしたとき、ネット配信サービスの契約状況を表す情報が映像コンテンツ視聴アプリケーションから配信サーバ2に送信され、表示内容が判断される。
例えば、ネットモードに遷移した直後に、ネット配信サービスのメニュー画面を表示する場合、有料サービスを契約しているか否かに応じて、異なるメニュー画面が表示される。
ネットモードに遷移した直後に、ネット配信サービス側が指定する映像コンテンツの再生を開始する場合、有料サービスを契約しているか否かに応じて、異なる映像コンテンツが再生される。
ネットモードに遷移した直後に、ユーザが好むと考えられる映像コンテンツの再生を開始する場合、有料サービスを契約しているか否かに応じて、異なる映像コンテンツが再生される。
このように、ネットモードに遷移した直後の処理として、ネット配信サービスを利用するための各種の処理が行われる。
<TVの構成と動作>
図11は、TV1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
チューナ部101は、図示せぬアンテナから供給された放送波信号、または、衛星放送やケーブルテレビのセットトップボックスから供給された放送波信号を受信し、ユーザにより選択されたチャンネルの信号を抽出する。チューナ部101は、抽出した信号に対して、A/D変換、復調などの各種の処理を施し、各種の処理を施すことによって取得した番組のデータをデコーダ102に出力する。
デコーダ102は、番組のデータを構成するビデオストリームをデコードし、番組の映像をLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイなどよりなるディスプレイ103に表示させる。また、デコーダ102は、番組のデータを構成するオーディオストリームをデコードし、映像に同期させて、番組の音声をスピーカ104から出力させる。
CPU(Central Processing Unit)106、ROM(Read Only Memory)107、RAM(Random Access Memory)108は、バス105により相互に接続される。CPU106は、ROM107や記録部109に記録されているプログラムをRAM108を用いて実行し、TV1の全体を制御する。
記録部109は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記録媒体により構成される。記録部109は、番組のデータ、映像コンテンツ、EPGデータ、プログラムなどの各種のデータを記録する。
通信部110は、ネットワーク3のインタフェースである。通信部110は、配信サーバ2との間で通信を行う。
操作I/F部111は、リモートコントローラ4から送信されてきたコマンドを受信し、バス105を介してCPU106に出力する。
図12は、TV1の機能構成例を示すブロック図である。
図12に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図11のCPU106によりTV用OS11を含む所定のプログラムが実行されることによって実現される。TV1においては、モード設定部131、ボタン割り当て管理部132、アプリケーション実行制御部133、および表示制御部134が実現される。モード設定部131、ボタン割り当て管理部132、および表示制御部134に対しては、リモートコントローラ4を用いたユーザの操作の内容を表す信号が操作I/F部111から入力される。
モード設定部131は、ユーザの操作に応じてTV1のモードを設定する。例えば、モード設定部131は、地デジボタン23-1またはBS/CSボタン23-2が押下された場合、放送視聴モードを設定する。
また、モード設定部131は、ネットボタン23-3が押下された場合、ネットモードを設定する。メニュー画面からネット配信サービスが選択された場合などの、上述した各操作が行われた場合も同様にネットモードが設定される。
モード設定部131により設定されたモードの情報はボタン割り当て管理部132とアプリケーション実行制御部133に供給される。
ボタン割り当て管理部132は、数字ボタン24の各ボタンとチャンネルとを対応付けて管理する(チャンネルプリセットを管理する)。ボタン割り当て管理部132は、放送視聴モードの設定時、ユーザにより押下されたボタンに対応するチャンネル番号などの情報をアプリケーション実行制御部133に出力する。
また、ボタン割り当て管理部132は、数字ボタン24の各ボタンとネット配信サービスとを対応付けたネット配信サービスリストを管理する。ボタン割り当て管理部132は、ネットモードの設定時、ユーザにより押下されたボタンに対応するネット配信サービスの識別情報をアプリケーション実行制御部133に出力する。
アプリケーション実行制御部133は、アプリケーションの実行を制御する。例えば、アプリケーション実行制御部133は、放送視聴モードが設定された場合、TV視聴アプリケーション12-1を起動し、ボタン割り当て管理部132から供給された情報に基づいて、ユーザにより選択されたチャンネルの番組の受信を開始させる。
また、アプリケーション実行制御部133は、ネットモードが設定された場合、映像コンテンツ視聴アプリケーションを起動し、ボタン割り当て管理部132から供給された情報に基づいて、ユーザにより選択されたネット配信サービスを利用するための処理を行わせる。
表示制御部134は、アプリケーション実行制御部133が実行するアプリケーションによる制御に従って、番組の表示、または映像コンテンツの表示を制御する。また、表示制御部134は、メニュー画面や入力選択画面などの各種の画面の表示をユーザの操作に応じて制御する。
ここで、図13のフローチャートを参照して、ネットモード設定時のTV1の処理について説明する。図13の処理は、例えば放送視聴モードが設定されているときに開始される。
ネットボタン23-3を押下するなどしてネットモードを設定することがユーザにより指示された場合、ステップS1において、モード設定部131は、TV1のモードをネットモードに切り替える。
ステップS2において、ボタン割り当て管理部132は、チャンネルボタンの割り当てをネットモード用の設定に切り替える。ボタン割り当て管理部132は、チャンネルボタンが押下された場合、選択されたチャンネルに対応するネット配信サービスをネット配信サービスリストに基づいて特定し、特定したネット配信サービスの識別情報を出力する。
ステップS3において、アプリケーション実行制御部133は、チャンネルボタンを用いてユーザにより選択されたネット配信サービス専用の映像コンテンツ視聴アプリケーションを起動し、ネット配信サービスを利用するための処理を行う。
ステップS4において、モード設定部131は、ネットモードを終了する操作が行われたか否かを判定する。例えば、地デジボタン23-1を押下する操作などの、他のモードを設定する操作が行われた場合、ネットモードを終了する操作が行われたものとして判定される。ネットモードを終了する操作が行われていないとステップS4において判定された場合、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、アプリケーション実行制御部133により実行された映像コンテンツ視聴アプリケーションは、ネットモードで定義された操作に応じた処理を実行する。上述したようにして、チャンネルボタンの押下に応じてネット配信サービスを切り替える処理などが、ネットモードで定義された操作に応じた処理として行われる。ユーザの操作に応じた処理が行われた後、ステップS4に戻り、それ以降の処理が行われる。
一方、ステップS4において、ネットモードを終了する操作が行われたと判定した場合、ステップS6において、モード設定部131は、放送視聴モードなどの、ネットモード以外のモードをユーザの操作に応じて設定し、処理を終了させる。
以上の処理により、ユーザは、専用のボタンを用いた1回の操作によってネットモードを設定することができる。また、ユーザは、ネットモードを設定した後、番組の視聴時にチャンネルを切り替えるのと同様の操作で、ネット配信サービスを切り替えることができる。ユーザは、TV1を用いて、ネット配信サービスを容易に利用することが可能となる。
<ネット配信サービスの登録処理>
次に、リモートコントローラ4の数字ボタン24の各ボタンにネット配信サービスを割り当てる処理であるネット配信サービス登録処理について説明する。ネット配信サービスの登録は、例えば、以下のような仕組みを用いて行われる。
・例1
放送事業者が、自身が提供するネット配信サービスのURLを、放送波を用いて伝送する方法がある。TV1は、放送波を用いて伝送されてきた情報に基づいて、上述したようなネット配信サービスリストを生成し、管理することになる。
ネット配信サービスのURLを伝送する方法には、例えば、BIT(Broadcaster Information Table)を用いる方法と、BML(Broadcast Markup Language)を用いる方法がある。
BITは、制御情報であるSI(Service Information)として伝送される情報である。BITには、放送事業者のID、放送系列の情報などの、各放送事業者に関する情報が記述される。
BMLは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)によって規定される、データ放送向けの記述言語である。ネット配信サービスのURLをBMLを用いて伝送する場合、ある放送事業者のネット配信サービスの情報を登録するためには、その放送事業者のチャンネルを一度選局して受信する必要がある。
図14は、BITの記述の例を示す図である。図14の左端に示す数字と「:(コロン)」は説明の便宜上付してあるものであり、BITの記述を構成するものではない。主な記述について説明する。
8行目のbroadcaster_idは、放送事業者のIDである。8行目から18行目の情報が、放送事業者毎に記述される。
12行目のdescriptor()は、所定の情報を表す記述子である。
14行目のbroadcaster_certified_application_location_lengthは、application_url()の長さを表す。
16行目のapplication_url()は、ネット配信サービスのURLを表す。
・application_url()の記載例1
application_url()として、例えば、ネット配信サービスを提供する配信サーバ2のURLが、「http:/https:」のような一般的なプロトコルを用いて以下のような形式で記述される。
http://www.tokyo-tv.co.jp/network_app/
・application_url()の記載例2
application_url()として、専用の映像コンテンツ視聴アプリケーションのダウンロード先となるサーバのURLが、「http:/https:」のような一般的なプロトコルを用いて以下のような形式で記述される。
http://www.application_store.com/app/tokyo-tv/
application_url()により指定されるサーバからダウンロードされ、TV1にインストールされた専用の映像コンテンツ視聴アプリケーションには、例えばネット配信サービスを提供する配信サーバ2のURLが設定されている。映像コンテンツ視聴アプリケーションのダウンロード先となるサーバのURLを表すapplication_url()も、ネット配信サービスのURLに相当するものである。
・application_url()の記載例3
application_url()として、映像コンテンツ視聴アプリケーションを指定するURLが、独自のプロトコルを用いて以下のような形式で記述される。
tv_application://jp.tokyo-tv.app/
このように、BIT中の各放送事業者の記述に、ネット配信サービスのURLを直接含めることが可能である。
図15は、BITに記述されるdescriptor()の例を示す図である。
図15に示すようなapplication_location_descriptor()を規定し、図14を参照して説明した12行目のdescriptor()に記述することが可能である。
2行目のdescriptor_tagは、記述子の種別がapplication_location_descriptor()であることを表す。
3行目のdescriptor_lengthは、application_location_descriptor()の長さを表す。
4行目のapplication_location_lengthは、application_url_charの長さを表す。
6行目のapplication_url_charは、ネット配信サービスのURLを表す。ネット配信サービスのURLは、上述した各形式で記述される。
このように、ネット配信サービスのURLを、descriptor()を用いてBITに含めることも可能である。
ここで、図16のフローチャートを参照して、チャンネルスキャンを行うTV1の処理について説明する。
ステップS31において、チューナ部101(図11)は、例えばボタン割り当て管理部132の制御に従って所定の周波数を選局する。
選局した周波数のチャンネルを用いて番組の放送が行われている場合、ステップS32において、ボタン割り当て管理部132は、チャネルの登録を行う。例えば、数字ボタン24の所定のボタンに対してチャンネルが割り当てられる。また、チャンネルと放送事業者を対応付けたチャンネルプリセットが管理される。
ステップS33において、ボタン割り当て管理部132は、BITを受信し、解析する。ボタン割り当て管理部132に対しては、放送波を用いて伝送されたBITがチューナ部101から供給される。
ステップS34において、ボタン割り当て管理部132は、BITにネット配信サービスのURLが記述されているか否かを判定する。ここでは、図14のapplication_url()が各放送事業者の記述として含まれている場合、または、図15のapplication_location_descriptor()が記述されている場合、ネット配信サービスのURLが記述されているとして判定される。
ネット配信サービスのURLが記述されているとステップS34において判定した場合、ステップS35において、ボタン割り当て管理部132は、現在のチャンネルプリセットのチャンネル番号と、ネット配信サービスのURLとを対応付けて登録する。例えば、BITに記述されているbroadcaster_idに基づいて放送事業者が特定され、特定された放送事業者のチャンネルプリセットにおけるチャンネルの番号と、ネット配信サービスのURLと対応付けるようにして登録が行われる。
ネット配信サービスのURLが登録された場合、または、ネット配信サービスのURLが記述されていないとステップS34において判定された場合、ステップS36において、ボタン割り当て管理部132は、全ての周波数をスキャンしたか否かを判定する。
全ての周波数をスキャンしていないとステップS36において判定された場合、ステップS31以降の処理が繰り返される。
一方、全ての周波数をスキャンしたとステップS36において判定された場合、チャンネルスキャンの処理は終了される。以上の処理により、チャンネルプリセットの情報と、図5を参照して説明したネット配信サービスリストが生成される。
以上においては、ネット配信サービスのURLをBITを用いて伝送する場合について説明したが、SDT(Service Description Table)を用いて伝送することも可能である。このように、SIに含まれる他のテーブル情報を用いて、ネット配信サービスのURLの伝送が行われるようにしてもよい。
なお、地域対応については、チャンネル(放送事業者)と数字ボタン24の割り当てが決まれば、URLを対応付ける放送事業者をbroadcaster_idに基づいて特定することができるため、問題が生じることはない。
図17は、BMLを用いたコードの例を示す図である。
図17に示すように、関数の引数としてURLとプリセット番号を渡すAPI(Application Programming Interface)を定義し、データ放送を用いて伝送することにより、TV1に対してネット配信サービスのURLを伝送することが可能になる。
なお、図17のコードは、3番のプリセット(チャンネル番号の3)に対応付けて、ネット配信サービスのURLとして「http://www.tokyo-tv.co.jp/network_app/」を登録することを表す。
TV1のボタン割り当て管理部132は、このような記述を解析し、各チャンネル番号に、ネット配信サービスのURLを対応付けて登録することによってネット配信サービスリストを生成する。BMLを用いる場合においても、URLの記述として、上述した記載例1乃至3の記述と同様の記述を適用することが可能である。
・例2
チャンネル番号とネット配信サービスのURLとを対応付けたネット配信サービスリストを管理サーバにおいて管理し、それを取得させることによって、ネット配信サービスのURLをTV1に伝送する方法がある。TV1は、ネットワーク3を介して管理サーバ(図1において図示せず)にアクセスし、ネット配信サービスリストを取得して管理することになる。
TV1の地域設定に従って、設定された地域用として用意されたネット配信サービスリストを管理サーバから取得することにより、TV1は、地域毎のチャンネルに合わせて、チャンネル番号とネット配信サービスのURLとを対応付けて管理することが可能になる。
<放送システムの構成例>
図18は、ネット配信サービスのURLを伝送する放送システムの構成例を示す図である。
図18に示すように、放送システムは情報処理装置201と放送装置202から構成される。図18に示す放送システムが例えば放送事業者毎に用意される。
情報処理装置201は、放送事業者に割り当てられたチャンネルを用いて放送する番組のデータを生成し、ネット配信サービスのURLを伝送するための情報とともに放送装置202に出力する。
放送装置202においては、伝送部202Aが実現される。伝送部202Aは、情報処理装置201から供給された放送用のデータを放送する。
図19は、情報処理装置201の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置201は、制御情報生成部211と伝送制御部212から構成される。
制御情報生成部211は、ネット配信サービスのURLの記述を含むBIT、または、ネット配信サービスのURLの記述を含むデータ放送のコンテンツを生成する。制御情報生成部211は、BITを含むSIなどの制御情報、またはデータ放送のコンテンツを伝送制御部212に出力する。
伝送制御部212は、制御情報生成部211から供給された情報を番組のデータと多重化し、放送用のデータとして放送装置202に出力する。伝送制御部212に対しては、図示せぬ処理部により生成された番組のデータが入力される。
<変形例>
ネット配信サービスを利用するために、ネット配信サービス毎に用意された専用の映像コンテンツ視聴アプリケーションが用いられるものとしたが、汎用のWebブラウザ12-nが用いられるようにしてもよい。
この場合、ネットモードが設定されることに応じて、Webブラウザ12-nが起動し、ネット配信サービスリストに登録されているURLに基づいて、配信サーバ2に対するアクセスが行われる。Webブラウザ12-nの画面には、ネット配信サービスのメニュー画面などが表示され、これにより、ユーザはネット配信サービスを利用することが可能になる。
また、以上においては、ネット配信サービスが、放送事業者が提供するサービスであるものとしたが、放送事業者以外の事業者が提供するネット配信サービスが、リモートコントローラ4のチャンネルボタンと対応付けて管理されるようにしてもよい。
放送視聴モードからネットモードに遷移し、所定の映像コンテンツの視聴が終了した場合、放送視聴モードが再度設定され、ネットモードに遷移する前にユーザが選局していたチャンネルの受信が自動的に再開されるようにしてもよい。所定の映像コンテンツの視聴が終了した場合、ネットモードが継続され、ユーザが選択しているネット配信サービスのメニュー画面の表示に戻るような処理が行われるようにすることも可能である。
映像コンテンツの視聴に用いられる機器がTV1である場合について説明したが、ネット配信サービスの利用とともに放送波の受信が可能であり、かつ、リモートコントローラを用いて操作が行われる各種の機器に上述した機能を搭載することが可能である。
機器の操作に用いられるデバイスとして、機器専用のリモートコントローラではなく、スマートフォン、タブレット端末などの汎用の機器が用いられるようにしてもよい。
・コンピュータの構成例
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図20は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。例えば、上述した配信サーバ2、情報処理装置201は、図20に示す構成を有する。
CPU1001、ROM1002、RAM1003は、バス1004により相互に接続されている。
バス1004には、さらに、入出力インタフェース1005が接続されている。入出力インタフェース1005には、キーボード、マウスなどよりなる入力部1006、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部1007が接続される。また、入出力インタフェース1005には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部1008、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部1009、リムーバブルメディア1011を駆動するドライブ1010が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを入出力インタフェース1005及びバス1004を介してRAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU1001が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア1011に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部1008にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
・構成の組み合わせ例
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定するモード設定部と、
番組の放送に用いられるチャンネルの番号のうち、ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う制御部と
を備える情報処理装置。
(2)
それぞれの前記チャンネルの番号と前記配信サービスとを対応付けて管理する管理部をさらに備える
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、リモートコントローラに設けられた数字ボタン、またはチャンネル切り替えボタンを用いて選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記モード設定部は、前記番組を視聴するモードである放送視聴モードに割り当てられたボタンと並べてリモートコントローラに設けられた、前記ネットワークモードに割り当てられたネットワークモードボタンが操作された場合、前記ネットワークモードを設定する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記モード設定部は、リモートコントローラに設けられた入力切り替えボタンが操作されたことに応じて表示される、入力の選択に用いられる画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記モード設定部は、リモートコントローラに設けられたホームボタンが操作されたことに応じて表示される、機能の選択に用いられるホーム画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定する
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記モード設定部は、視聴中の前記番組の放送を行っている前記チャンネルと同じ前記チャンネルを選択する操作が行われた場合、前記ネットワークモードを設定する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記映像コンテンツの選択に用いられるメニュー画面を表示させる
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記サーバにより指定された前記映像コンテンツを再生させる
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記ユーザの属性と嗜好のうちの少なくともいずれかに基づいて選択され、前記サーバから提供された前記映像コンテンツを再生させる
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、前記ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの契約状況に応じた処理を行う
前記(8)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記管理部は、前記チャンネルの番号と対応付けて、放送波を用いて伝送された制御情報を解析することによって取得された前記配信サービスの識別情報を管理する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(13)
前記管理部は、前記チャンネルの番号と対応付けて、それぞれの前記チャンネルのデータ放送を用いて伝送された前記配信サービスの識別情報を管理する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(14)
前記管理部は、前記ネットワークを介して接続される管理サーバから受信した情報に基づいて、前記チャンネルの番号と前記配信サービスの識別情報とを対応付けて管理する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(15)
前記チャンネルの番号に対応付けられる前記配信サービスは、各番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う放送事業者が提供するサービスである
前記(1)乃至(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
情報処理装置が、
ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定し、
番組の放送に用いられるチャンネルの番号のうち、ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
情報処理方法。
(17)
コンピュータに、
ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定し、
番組の放送に用いられるチャンネルの番号のうち、ユーザにより選択された前記チャンネルの番号に対応する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
処理を実行させるためのプログラム。
(18)
番組の放送を行う放送事業者が提供するサービスである、ネットワークを介して行う映像コンテンツの配信サービスの識別情報を含む制御情報を、前記番組のデータとともに放送波を用いて伝送する伝送部を備える
放送装置。
1 TV, 2-1乃至2-N 配信サーバ, 4 リモートコントローラ, 131 モード設定部, 132 ボタン割り当て管理部, 133 アプリケーション実行制御部, 134 表示制御部

Claims (17)

  1. ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定するモード設定部と、
    前記ネットワークモードが設定された状態で、番組の放送に用いられるチャンネルの選択に用いられる数字ボタンが押された場合、ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. それぞれの前記チャンネルの番号と前記配信サービスとを対応付けて管理する管理部をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、さらに、チャンネル切り替えボタンを用いて選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記モード設定部は、前記番組を視聴するモードである放送視聴モードに割り当てられたボタンと並べてリモートコントローラに設けられた、前記ネットワークモードに割り当てられたネットワークモードボタンが操作された場合、前記ネットワークモードを設定する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記モード設定部は、リモートコントローラに設けられた入力切り替えボタンが操作されたことに応じて表示される、入力の選択に用いられる画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定する
    請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記モード設定部は、リモートコントローラに設けられたホームボタンが操作されたことに応じて表示される、機能の選択に用いられるホーム画面から前記ネットワークモードが選択された場合、前記ネットワークモードを設定する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記モード設定部は、視聴中の前記番組の放送を行っている前記チャンネルと同じ前記チャンネルを選択する操作が行われた場合、前記ネットワークモードを設定する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記映像コンテンツの選択に用いられるメニュー画面を表示させる
    請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記サーバにより指定された前記映像コンテンツを再生させる
    請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスを管理するサーバにアクセスし、前記ユーザの属性と嗜好のうちの少なくともいずれかに基づいて選択され、前記サーバから提供された前記映像コンテンツを再生させる
    請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの契約状況に応じた処理を行う
    請求項1乃至10のいずれかに記載の情報処理装置。
  12. 前記管理部は、前記チャンネルの番号と対応付けて、放送波を用いて伝送された制御情報を解析することによって取得された前記配信サービスの識別情報を管理する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  13. 前記管理部は、前記チャンネルの番号と対応付けて、それぞれの前記チャンネルのデータ放送を用いて伝送された前記配信サービスの識別情報を管理する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  14. 前記管理部は、前記ネットワークを介して接続される管理サーバから受信した情報に基づいて、前記チャンネルの番号と前記配信サービスの識別情報とを対応付けて管理する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  15. 前記チャンネル切り替えボタンは、チャンネルアップとチャンネルダウンの操作に用いられるボタンである
    請求項に記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置が、
    ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定し、
    前記ネットワークモードが設定された状態で、番組の放送に用いられるチャンネルの選択に用いられる数字ボタンが押された場合、ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
    情報処理方法。
  17. コンピュータに、
    ネットワークを介して行われる映像コンテンツの配信サービスを利用するモードであるネットワークモードを設定し、
    前記ネットワークモードが設定された状態で、番組の放送に用いられるチャンネルの選択に用いられる数字ボタンが押された場合、ユーザにより選択された番号の前記チャンネルを用いて前記番組の放送を行う事業者が提供する前記配信サービスの前記映像コンテンツを視聴するための処理を行う
    処理を実行させるためのプログラム。
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