JP7295521B2 - 放射性薬剤投与装置 - Google Patents
放射性薬剤投与装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7295521B2 JP7295521B2 JP2019025689A JP2019025689A JP7295521B2 JP 7295521 B2 JP7295521 B2 JP 7295521B2 JP 2019025689 A JP2019025689 A JP 2019025689A JP 2019025689 A JP2019025689 A JP 2019025689A JP 7295521 B2 JP7295521 B2 JP 7295521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiopharmaceutical
- amount
- container
- unit
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
特許文献1には、薬剤庫から放射性薬剤を出庫する際と、被投与者に放射性薬剤を投与する際の二回に亘って放射性薬剤のバーコードと被投与者のIDの照合を行うことが記載されている。このような特許文献1に記載の発明は、放射性薬剤と被投与者の組み合わせの一致を確認するものである。
しかしながら、特許文献1に記載の薬剤投与システムは、被投与者に適正な量の放射性薬剤を投与することを目的とするものではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、被投与者毎に適正な量の放射性薬剤を簡易に投与することができる放射性薬剤の投与装置に関する。
図1から図4は、第一実施形態の放射性薬剤投与装置1の構成を説明するための図である。図1は、放射性薬剤投与装置1を図中に示したx,y,z座標のy方向に向かって見た正面図である。図2は、図1に示す放射性薬剤投与装置1を-x方向に向かって見た右側面図である。図3は、図1に示した放射性薬剤投与装置1の模式的な断面図であり、図4は、図2に示した放射性薬剤投与装置1の模式的な断面図である。図3及び図4の断面図は、放射性薬剤投与装置1において放射線を遮蔽する遮蔽壁部21a-21d及び放射性薬剤投与装置1にセットされた遮蔽容器5を断面で示している。
放射性薬剤投与装置1には放射性薬剤投与装置1が外部と通信するための外部通信コネクタ63、電源の投入、停止を切り換える電源スイッチ64、放射性薬剤投与装置1を緊急停止するための非常停止スイッチ62が設けられている。
また、放射性薬剤投与装置1は、放射性薬剤27が投与される被投与者に関する被投与者情報を取得する被投与者情報取得部である情報取得部68(図8)と、薬剤情報及び被投与者情報に基づいて、抽出針16が抽出すべき放射性薬剤27の最適抽出量を決定する投与量決定部69(図8)と、最適抽出量の放射性薬剤27を被投与者に投与する投与部であるシリンジ38、39、シリンジ駆動部35a、35bと、を備えている。最適抽出量は、放射性薬剤27の液量で表されるものであってもよいし、放射能量で表されるものであってもよい。
放射性薬剤27の放射能量は、RI検出器85によって検出されている。
遮蔽容器5は、第一針ベース12に取り付けられた抽出針16が挿通されるバイアル瓶7を収容し、ステージ73に載置される放射線の遮蔽容器である。図5に示すように、遮蔽容器5は、容器本体56と、容器本体56のねじ蓋である容器蓋体51と、を有している。容器本体56は、バイアル瓶7を収容するための収容部55と、収容部55の外周に配置されている壁部である容器側壁部57と、収容部55と容器側壁部57との間に配置される遮蔽部材101と、容器側壁部57の底部と、を有している。なお、バイアル瓶7は、ゴム製の栓71によって内部が密閉されている。
容器本体56は、収容部55を有する略有底円筒状の放射線遮蔽金属(鉛合金、タングステン合金等)製の遮蔽部材101にプラスチック製の外装容器を施したものである。
設定タイミングは該放射性薬剤27の検定時刻でもよい。ここで、検定時刻とは放射性薬剤27の放射能量を規定するために設定された時刻若しくは日付及び時刻であり、既知の減衰曲線等に従って減衰する放射性薬剤27の放射能量が所定の放射能量(例えば包装単位で示す放射能量)と等しくなる時刻若しくは日付及び時刻である。
第一実施形態は、表示体50に全ての薬剤情報を書き込むものであってもよいし、表示体50に一部の薬剤情報を書き込んで他の一部を投与者が放射性薬剤投与装置1に手動で入力するものであってもよい。
また、表示体50は、遮蔽容器5に貼り付けられたものであってもよいし、遮蔽容器5の表面に直接印字されたものであってもよい。
このような構成は、放射性薬剤27を収容する遮蔽容器5から放射線が放出されて、この放出線が電子機器であるバーコードリーダー81の動作に影響を与えることを防ぐため、遮蔽容器5とバーコードリーダー81との距離を離すことができる。また、鏡80は、表示体50とバーコードリーダー81との間の光の進路を変更することができるので、バーコードリーダー81のレイアウトの自由度を高めることができる。
シリンジ駆動部35a、35bによってそれぞれ駆動される二つのシリンジ38、39のうち、シリンジ38は、放射性薬剤27を貯留するためのシリンジである。シリンジ39は、生理食塩水を貯留するためのシリンジである。シリンジ38、39は、放射性薬剤27または生理食塩水を貯留するシリンジ本体36と、シリンジ本体36と連結されていて、このシリンジ本体36に対して押し込み可能なプランジャ部37と、を備えて構成されている。
主基板8の前面側には、三つの流路切換機構14と、各流路切換機構14を保持する流路切換機構保持部140が設けられている。流路切換機構保持部140は、図示しないモータ等のアクチュエータにより回転駆動可能となっている。
第二輸液チューブ31b上には、エアベンテッドフィルタ32が設けられている。
より詳細には、放射性薬剤投与装置1の本体10aは、ステージ73及び第一針ベース12が収容される収容部を備えている。この収容部は、開口を有する本体10aと、開口111の縁部111aに回動可能に軸支されて開口111を開閉する扉部10bと、を含んでいる。第一実施形態では、ステージ73を扉部10bの開口111に向かう面に設け、第一針ベース12を本体の側に設けている。そして、扉部10bが開口111を閉じた場合に第一針ベース12がステージ73の上方に位置するように構成している。
このようにすれば、第一実施形態は、遮蔽容器5の設置スペースを省スペース化し、筐体10をコンパクト化することができる。
投与者は、このような操作部6から投与モードを選択し、被投与者を特定可能な氏名やID情報、さらには投与に必要な被投与者の身長、体重、年齢、性別等の情報をテンキー67により入力することができる。なお、第一実施形態は、被投与者に関する情報を投与者が入力することに限定されず、操作部6に入力された被投与者のID情報等に紐づいた施設内の電子カルテが読み込まれて被投与者に関する詳細な情報が取得されるものであってもよい。なお、被投与者のID情報等に紐づいた施設内の電子カルテを読み込む場合は、外部通信コネクタ63を介して通信を行って読み込んでもよい。
図8に示したように、制御部70bは、情報取得部68と、投与量決定部69と、を有している。情報取得部68は、被投与者に関する被投与者情報を示す被投与者信号Ssと、放射性薬剤27に関する薬剤情報を示す薬剤信号Spとを取得する。被投与者信号Ssは、操作部6に入力された情報を示すものであってもよいし、操作部6に入力された情報に紐づいて電子カルテのデータベースから読み出された情報を示す信号であってもよい。薬剤信号Spは、表示体50に書き込まれている情報を示す信号であってもよいし、表示体50に書き込まれている情報に紐づいて読み出された情報を示す信号であってもよい。
また、投与情報の出力は前述のようにプリンタ40によって行ってもよいし、外部通信コネクタ63を介して被投与者のID情報等と紐づいた電子カルテに対して行ってもよい。電子カルテに対して投与情報を出力する場合は、外部通信コネクタ63を介した通信によって電子カルテ内のID情報等と紐づいた情報を、投与情報を含む情報に直接上書きするように出力してもよいし、電子カルテの入力を行う作業者に対して被投与者のID情報と紐づいた情報に投与情報を入力するように指示するアラートを出力するものであってもよい。
また、第一実施形態は、放射性薬剤投与装置1に遮蔽容器5をセットするだけで自動的に放射性薬剤27と被投与者の照合、最適抽出量の決定及び投与までの処理をすることができる。このような第一実施形態は、被投与者毎に適正な量の放射性薬剤27を簡易に投与することができるものと言える。
また、第一実施形態は、遮蔽容器5に薬剤情報を文字(数字を含む)によって書き込んでおき、これを光学文字認識するものであってもよい。さらに、第一実施形態は、図画等により遮蔽容器5に薬剤情報を書き込んで、これをパターンマッチングすることによって読み取ってもよい。このような構成を実現するため、第一実施形態の放射性薬剤投与装置1は、バーコードリーダー81に、二次元バーコード等を画像として読み取る機能を備えるものを用いてもよい。このようなバーコードリーダー81によれば、二次元バーコードを撮影し、制御部70bに読み込むことが可能になる。
さらに、第一実施形態は、表示体50を一つだけ備えるものに限定されず、複数備えるものであってもよい。複数の表示体50は同一の様式で薬剤情報を示すものであってもよいし、その少なくとも一部が異なる様式で薬剤情報を示し、これをそれぞれ異なる読取部によって読み取るものであってもよい。
次に、以上説明した第一実施形態の変形例を説明する。第一実施形態では、情報取得部68が取得する被投与者に関する情報が操作部6に入力される例や、外部通信コネクタ63を介して電子カルテを読み込む例を挙げて説明した。ただし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、ネットワークを介して被投与者に関する被投与者情報を取得するものであってもよい。
ネットワークを介して取得する被投与者情報は、上述したように、被投与者の氏名やID情報、身長、体重、年齢、性別等の他、被投与者ごとの核医学検査のスケジュール情報(以下、単に「スケジュール情報」とも記す)を含むものであってもよい。スケジュール情報には、核医学検査の種類や検査開始予定時刻が含まれている。変形例の放射性薬剤投与装置1は、核医学検査の種類に対応する放射性薬剤(以下、「検査放射性薬剤」とも記す)の種類や投与から検査開始までの時間を放射性薬剤投与装置1に予め記憶させておくようにしてもよい。このような構成により、変形例では、情報取得部68が取得したスケジュール情報から、検査放射性薬剤の種類を特定したり、検査開始予定時刻から投与すべき時刻を逆算したりすることが可能となる。これにより、投与量決定部69は、バーコードリーダー81を介して取得した放射性薬剤の種類と、ネットワークを介して取得した被投与者情報に含まれるスケジュール情報が示す核医学検査の種類とを照合し、放射性薬剤の種類が核医学検査に使用される検査放射性薬剤の種類と一致するか否かを判断することができる。また、投与量決定部69は、投与すべき時刻とネットワークを介して取得したスケジュール情報が示す検査開始予定時刻とが乖離していないか否かを判断することができる。
このような変形例は、読取られた薬剤情報に含まれる放射性薬剤と、スケジュール情報に核医学検査の種類を介して間接的に含まれる検査放射性薬剤の情報とが一致するか否かを、判断するものである。
まず、第一実施形態で説明したように、ステージ73に遮蔽容器5をセットすると、バーコードリーダー81が遮蔽容器5に記された表示体50の薬剤情報を読み取る。
次いで、情報取得部68は、ネットワークを介してスケジュール情報を含む被投与者に関する情報を取得する。
情報取得部68が取得した被投与者に関する情報は、被投与者信号Ssとして投与量決定部69に出力される。このとき、情報取得部68は、スケジュール情報から、投与すべき放射性薬剤の種類や投与予定時刻を特定してもよい。次いで、投与量決定部69は、被投与者信号Ssに含まれるスケジュール情報の情報から核医学検査の種類を検出し、核医学検査に対応する検査放射性薬剤の種類と、薬剤信号Spに含まれる放射性薬剤の種類とが一致するか否かを判断する。
投与量決定部69の決定に従い、抽出針16が、ステージ73にセットされた遮蔽容器5から放射性薬剤を抽出する。
投与量決定部69は、現在時刻と、被投与者信号Ssに含まれる投与予定時刻とに乖離があると判断した場合は、その旨を示す信号を出力する。信号の出力先は、ディスプレイ画面65を制御するドライバであってもよいし、他の図示しない警報機器であってもよい。信号をディスプレイ画面65のドライバに出力すると、ディスプレイ画面65に例えば「投与予定時刻と現在時刻が乖離しています。検査スケジュールを確認してください」等のメッセージを表示することができる。
ただし、変形例は、スケジュール情報が検査放射性薬剤の情報を間接的に含むものに限定されず、直接的に含むものであってもよい。変形例は、例えば、検査放射性薬剤に関する情報を核医学検査の種類と共にスケジュール情報に含めることにより、スケジュール情報が検査放射性薬剤の情報を直接含むようにすることができる。このような構成によれば、投与量決定部69は、スケジュール情報に含まれる検査放射性薬剤の名称等と、薬剤信号Spに含まれる放射性薬剤の名称等との一致を判断することができる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第一実施形態が一つのバイアル瓶7に一人の被投与者に投与される分量の放射性薬剤27が収容されることを前提にしているのに対し、第二実施形態は、一つのバイアル瓶7に複数人分の放射性薬剤27が収容されている場合に適用されるものである。なお、第二実施形態の放射性薬剤投与装置は、第一実施形態と同様の装置構成を有し、制御部の構成が相違している。このため、第二実施形態の放射性薬剤投与装置の外観の図示及び説明を省くものとする。
さらに抽出を行う場合、残存量取得部100は、情報取得部68から薬剤信号Spを取得し、薬剤信号Spに含まれる残存量から投与量決定部69が決定した最適抽出量を減算する。そして、減算値を最新の残存量として情報取得部68に出力する。
また、投与量決定部69は、情報取得部68に入力された薬剤信号Spから設定タイミングにおける放射能量を入力する。なお、薬剤信号Spに含まれる放射能量は、未使用の際の値である。投与量決定部69は、投与時刻から放射能量の減衰を考慮して先に算出した抽出量を補正して最適抽出量を算出する。投与量決定部69は、抽出針16が最適抽出量分の放射性薬剤27を抽出することに必要な回転量を示す制御信号Scをモータ15に出力する。
第一実施形態で説明した動作に従い、投与量決定部69により最適投与量が決定され、投与者からOKボタンが押下されると、モータ15は受信した制御信号Scに応じて回転して放射性薬剤27を抽出する。このとき、抽出針16は、図3に示すようにバイアル瓶7に刺入され、かつ、放射性薬剤27の液面より下に下降している。そして、図示しない制御部は流路切換機構14を回転させて、シリンジ38と抽出針16とを連通させ、抽出した放射性薬剤27をシリンジ38に貯留する。次いで、制御部によって抽出針16をバイアル瓶7内で、かつ放射性薬剤27の液面から離れた位置まで上昇させ、さらに所定の回転量の分だけモータ15を回転させて空気を吸引し、流路に残存した放射性薬剤27をシリンジ38に貯留する。
その後、制御部は流路切換機構14を回転させて、第一輸液チューブ31aとシリンジ38とを連通させ、シリンジ駆動機構35bに接続された図示しないモータを回転させることで、シリンジ駆動機構35bを駆動し、シリンジ38に貯留された放射性薬剤27を第一輸液チューブ31aに送出し、エアベンテッドフィルタ32を経由して被投与者に投与される。
また、残存量取得部100は、RI信号Srを、放射性薬剤27の抽出動作と独立に一定の間隔で受信し、RI信号Srが示す放射能量を投与量決定部69に一定の比較的短い時間間隔で出力するようにしてもよい。このようにすると、投与量決定部69は、最新の残存放射能量を取得することができる。
さらに、薬剤信号Spが放射性薬剤投与装置1の外部のデータベース等から送信されるものである場合、残存量取得部100は、残存放射能量をRI信号Srの受信時刻と共に情報取得部68に出力するようにしてもよい。情報取得部68は、薬剤信号Spの送信元に残存放射能量及び受信時刻を送信し、送信元のサーバがバイアル瓶7内の放射性薬剤27の量を残存放射能量で上書きすると共に受信時刻を記録するようにしてもよい。そして、制御部によってモータ15を回転させ、放射性薬剤27の液面より下まで抽出針16を下降させることで、次の投与に備える。
そして、医療従事者からOKボタンが押下されると、抽出針16が放射性薬剤27を抽出し、上記の動作が繰り返される。
このような構成によれば、第二実施形態の放射性薬剤投与装置1は、投与に先立って予め複数人の被投与者に対する分割投与が可能であるか、または他のバイアル瓶7を用意する必要があるかを医療従事者に知らせることができる。
(1)液状の放射性薬剤を収容し、前記放射性薬剤に係る薬剤情報が少なくとも表面に記された容器がセットされるステージと、前記ステージにセットされた前記容器から前記放射性薬剤を抽出する抽出部を保持する保持部と、前記容器に記された前記薬剤情報を読取る読取部と、前記放射性薬剤が投与される被投与者に関する被投与者情報を取得する被投与者情報取得部と、前記薬剤情報及び前記被投与者情報に基づいて、前記抽出部が抽出すべき前記放射性薬剤の最適抽出量を決定する投与量決定部と、を備える、放射性薬剤投与装置。
(2)前記最適抽出量を表示するとともに、前記最適抽出量を抽出部に抽出させるか否かの指示を受けつける指示ボタンを表示させる表示部を更に備える、(1)の放射性薬剤投与装置。
(3)前記抽出部が抽出した前記放射性薬剤を被投与者に投与する投与部と、前記投与部が投与した前記放射性薬剤に係る投与情報を出力する出力部と、を更に備える、(1)または(2)の放射性薬剤投与装置。
(4)前記投与部は、前記最適抽出量の前記放射性薬剤を被投与者に投与する、(3)の放射性薬剤投与装置。
(5)前記薬剤情報、または前記薬剤情報から得られる情報の少なくとも一方は、予め設定された設定タイミングにおける前記放射性薬剤の放射能量を含む、(1)乃至(4)のいずれか一つの放射性薬剤投与装置。
(6)前記容器の少なくとも前記薬剤情報が記された表面の部分を映す鏡をさらに備え、前記読取部は、前記鏡に映った前記薬剤情報を読取る、(1)乃至(5)のいずれか一つの放射性薬剤投与装置。
(7)前記容器の前記薬剤情報が記された部分から前記鏡に向かう光及び前記鏡から前記読取部に向かう光の通路と異なる位置に設けられ、前記ステージに前記容器がセットされた場合に前記容器から放出される放射線を遮蔽する遮蔽壁部をさらに備える、(6)の放射性薬剤投与装置。
(8)前記ステージ及び前記保持部が収容される収容部を備え、当該収容部は、開口を有する本体と、前記開口の縁部に回動可能に軸支されて前記開口を開閉する扉部と、を含み、前記ステージは、前記扉部の前記開口に向かう面に設けられ、前記保持部は、前記本体の側にあって前記扉部が前記開口を閉じた場合に前記ステージの上方に位置する、(1)から(7)のいずれか一つの放射性薬剤投与装置。
(9)前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出後の前記容器内に残存する前記放射性薬剤に係る液量または放射能量を得る残存量取得部をさらに備える、(1)乃至(8)のいずれか一つの放射性薬剤投与装置。
(10)前記残存量取得部は、前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出前の前記容器内の前記放射性薬剤の液量と前記最適抽出量とによって前記残存量を算出する、(9)の放射性薬剤投与装置。
(11)前記残存量取得部は、前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出後の前記容器内の前記放射性薬剤の放射能量を計測して前記残存量を得る、(9)の放射性薬剤投与装置。
(12)前記投与量決定部は、前記残存量取得部によって得られた前記残存量と前記最適抽出量とを比較して、前記残存量が前記最適抽出量を満たすこと、または前記残存量が前記最適抽出量に満たないことを示す信号を出力する、(9)または(11)の放射性薬剤投与装置。
(13)前記被投与者情報取得部は、ネットワークを介して前記被投与者情報を取得する、(1)から(12)のいずれか一つの放射性薬剤投与装置。
(14)前記被投与者情報取得部は、前記被投与者情報とともに前記放射性薬剤を用いた検査情報を被投与者ごとに取得し、前記投与量決定部は、読取部が読み取った薬剤情報に含まれる放射性薬剤と、前記検査情報に含まれる薬剤情報とが一致するか否かを判断する、(13)の放射性薬剤投与装置。
3・・・生食バッグ
5・・・遮蔽容器
6・・・操作部
7・・・バイアル瓶
8・・・主基板
9・・・副基板
10・・・筐体
10a・・・本体
10b・・・扉部
11・・・把持部
12・・・第一針ベース
14・・・流路切換機構
15・・・モータ
16・・・抽出針
21a、21b、21c、21d・・・遮蔽壁部
22・・・切欠き部
27・・・放射性薬剤
31a・・・第一輸液チューブ
31b・・・第二輸液チューブ
33・・・生食バッグ針
34・・・チェックバルブ
32・・・エアベンテッドフィルタ
35・・・懸架部
35a、35b・・・シリンジ駆動部
36・・・シリンジ本体
37・・・プランジャ部
38、39・・・シリンジ
40・・・プリンタ
50・・・表示体
51・・・容器蓋体
55・・・収容部
56・・・容器本体
57・・・容器側壁部
61・・・パネル
62・・・非常停止スイッチ
63・・・外部通信コネクタ
64・・・電源スイッチ
65・・・ディスプレイ画面
66・・・モード選択キー
66a、66b、66c・・・指定キー
67・・・テンキー
68・・・情報取得部
69・・・投与量決定部
70a・・・無停電電源装置
70b,90・・・制御部
71・・・栓
73・・・ステージ
75・・・カメラ
80・・・鏡
81・・・バーコードリーダー
85・・・RI検出器
100・・・残存量取得部
101・・・遮蔽部材
111・・・開口
111a・・・縁部
121・・・針クランプつまみ
140・・・流路切換機構保持部
Claims (18)
- 液状の放射性薬剤を収容し、前記放射性薬剤に係る薬剤情報が記された容器と、
前記容器がセットされるステージと、
前記ステージにセットされた前記容器から前記放射性薬剤を抽出する抽出部を保持する保持部と、
前記容器に記された前記薬剤情報を読取る読取部と、
前記放射性薬剤が投与される被投与者に関する被投与者情報を取得する被投与者情報取得部と、
前記薬剤情報及び前記被投与者情報に基づいて、前記抽出部が抽出すべき前記放射性薬剤の最適抽出量を決定する投与量決定部と、
を備え、
前記薬剤情報は、バーコードの形式で、前記容器の側面に記されており、
前記読取部は、バーコードリーダーであり、
前記ステージは、前記容器が当該ステージにセットされた状態で当該容器の下部を収容する凹部を有し、
前記バーコードは、前記容器の前記側面において、前記容器の前記下部が前記ステージの前記凹部に収容された状態で、前記凹部の上方に露出する部位に配置されている、放射性薬剤投与装置。 - 前記ステージにセットされた前記容器の前記バーコードは、前記バーコードリーダーの読み取りの方向とは異なる位置に配置されている、請求項1に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記ステージにセットされた前記容器と前記バーコードリーダーとの間に、前記容器から放出される放射線を遮蔽する遮蔽部が配置されている、請求項1又は2に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記最適抽出量を表示するとともに、前記最適抽出量を抽出部に抽出させるか否かの指示を受けつける指示ボタンを表示させる表示部を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記抽出部が抽出した前記放射性薬剤を被投与者に投与する投与部と、
前記投与部が投与した前記放射性薬剤に係る投与情報を出力する出力部と、
を更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。 - 前記投与部は、前記最適抽出量の前記放射性薬剤を被投与者に投与する、請求項5に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記薬剤情報、または前記薬剤情報から得られる情報の少なくとも一方は、予め設定された設定タイミングにおける前記放射性薬剤の放射能量を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記容器の少なくとも前記薬剤情報が記された表面の部分を映す鏡をさらに備え、前記読取部は、前記鏡に映った前記薬剤情報を読取る、請求項1から7のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記容器の前記薬剤情報が記された部分から前記鏡に向かう光及び前記鏡から前記読取部に向かう光の通路と異なる位置に設けられ、前記ステージに前記容器がセットされた場合に前記容器から放出される放射線を遮蔽する遮蔽壁部をさらに備える、請求項8に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記ステージ及び前記保持部が収容される収容部を備え、当該収容部は、開口を有する本体と、前記開口の縁部に回動可能に軸支されて前記開口を開閉する扉部と、を含み、前記ステージは、前記扉部の前記開口に向かう面に設けられ、前記保持部は、前記本体の側にあって前記扉部が前記開口を閉じた場合に前記ステージの上方に位置する、請求項1から9のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出後の前記容器内に残存する前記放射性薬剤に係る液量または放射能量を得る残存量取得部をさらに備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記残存量取得部は、前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出前の前記容器内の前記放射性薬剤の液量と前記最適抽出量とによって前記放射性薬剤の残存量を算出する、請求項11に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記残存量取得部は、前記抽出部による前記放射性薬剤の抽出後の前記容器内の前記放射性薬剤の放射能量を計測して前記残存量を得る、請求項12に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記投与量決定部は、前記残存量取得部によって得られた前記残存量と前記最適抽出量とを比較して、前記残存量が前記最適抽出量を満たすこと、または前記残存量が前記最適抽出量に満たないことを示す信号を出力する、請求項12または13に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記被投与者情報取得部は、ネットワークを介して前記被投与者情報を取得する、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 前記投与量決定部は、前記読取部が読み取った薬剤情報に含まれる放射性薬剤の種類と、前記被投与者情報取得部が取得した前記被投与者情報に含まれる前記放射性薬剤の種類と、が一致するか否かを判断する、請求項1から15のいずれか一項に記載の放射性薬剤投与装置。
- 液状の放射性薬剤を収容し、前記放射性薬剤に係る薬剤情報が少なくとも表面に記された容器がセットされるステージと、
前記ステージにセットされた前記容器から前記放射性薬剤を抽出する抽出部を保持する保持部と、
前記容器に記された前記薬剤情報を読取る読取部と、
前記放射性薬剤が投与される被投与者に関する被投与者情報を取得する被投与者情報取得部と、
前記薬剤情報及び前記被投与者情報に基づいて、前記抽出部が抽出すべき前記放射性薬剤の最適抽出量を決定する投与量決定部と、
前記容器の少なくとも前記薬剤情報が記された表面の部分を映す鏡と、
前記容器の前記薬剤情報が記された部分から前記鏡に向かう光及び前記鏡から前記読取部に向かう光の通路と異なる位置に設けられ、前記ステージに前記容器がセットされた場合に前記容器から放出される放射線を遮蔽する遮蔽壁部と、
を備え、
前記読取部は、前記鏡に映った前記薬剤情報を読取る、放射性薬剤投与装置。 - 液状の放射性薬剤を収容し、前記放射性薬剤に係る薬剤情報が少なくとも表面に記された容器がセットされるステージと、
前記ステージにセットされた前記容器から前記放射性薬剤を抽出する抽出部を保持する保持部と、
前記容器に記された前記薬剤情報を読取る読取部と、
前記放射性薬剤が投与される被投与者に関する被投与者情報を取得する被投与者情報取得部と、
前記薬剤情報及び前記被投与者情報に基づいて、前記抽出部が抽出すべき前記放射性薬剤の最適抽出量を決定する投与量決定部と、
前記ステージ及び前記保持部が収容される収容部と、
を備え、
前記収容部は、開口を有する本体と、前記開口の縁部に回動可能に軸支されて前記開口を開閉する扉部と、を含み、前記ステージは、前記扉部の前記開口に向かう面に設けられ、前記保持部は、前記本体の側にあって前記扉部が前記開口を閉じた場合に前記ステージの上方に位置する、放射性薬剤投与装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184715 | 2018-09-28 | ||
JP2018184715 | 2018-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020054777A JP2020054777A (ja) | 2020-04-09 |
JP7295521B2 true JP7295521B2 (ja) | 2023-06-21 |
Family
ID=70105827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019025689A Active JP7295521B2 (ja) | 2018-09-28 | 2019-02-15 | 放射性薬剤投与装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7295521B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017660A (ja) | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Universal Giken:Kk | 放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置 |
JP2008000202A (ja) | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬液の分注容量決定装置及び分注容量決定方法 |
JP2008136786A (ja) | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬剤投与装置 |
US20080166292A1 (en) | 2007-01-01 | 2008-07-10 | Medrad, Inc. | Pharmaceutical Dosing Method |
WO2012105577A1 (ja) | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 株式会社根本杏林堂 | 薬液注入装置 |
JP2014061155A (ja) | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬剤投与装置 |
WO2014168205A1 (ja) | 2013-04-11 | 2014-10-16 | 株式会社根本杏林堂 | 薬液注入装置および薬液注入システム |
-
2019
- 2019-02-15 JP JP2019025689A patent/JP7295521B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017660A (ja) | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Universal Giken:Kk | 放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置 |
JP2008000202A (ja) | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬液の分注容量決定装置及び分注容量決定方法 |
JP2008136786A (ja) | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬剤投与装置 |
US20080166292A1 (en) | 2007-01-01 | 2008-07-10 | Medrad, Inc. | Pharmaceutical Dosing Method |
WO2012105577A1 (ja) | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 株式会社根本杏林堂 | 薬液注入装置 |
JP2014061155A (ja) | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射性薬剤投与装置 |
WO2014168205A1 (ja) | 2013-04-11 | 2014-10-16 | 株式会社根本杏林堂 | 薬液注入装置および薬液注入システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020054777A (ja) | 2020-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6586419B2 (ja) | 薬剤を調合するロボットシステム | |
US8620679B2 (en) | Radiopharmaceutical dispensing, administration, and imaging | |
US8615405B2 (en) | Imaging system customization using data from radiopharmaceutical-associated data carrier | |
EP1891597B1 (en) | Unified management of radiopharmaceutical dispensing, administration, and imaging | |
US5651775A (en) | Medication delivery and monitoring system and methods | |
JP6174486B2 (ja) | 放射性医薬品注入器での多用量放射性医薬品使用の計画および監視のためのシステムおよび方法 | |
KR101391113B1 (ko) | 혼합 주사 감사 시스템 | |
CA2389657C (en) | Improved security infusion pump with bar code reader | |
US9326742B2 (en) | Systems for integrated radiopharmaceutical generation, preparation, transportation and administration | |
US20170172527A1 (en) | Combined radiopharmaceutical imaging system | |
WO2009095904A1 (en) | Dosage dispensing device | |
CN103169540B (zh) | 医学注射装置及其控制方法 | |
US20220262473A1 (en) | Iv compounding systems and methods | |
JP7295521B2 (ja) | 放射性薬剤投与装置 | |
JP2021101967A (ja) | 放射性薬剤の投与装置、放射性薬剤投与方法及び放射性薬剤投与プログラム | |
JP2020062092A (ja) | 分注装置及び分注装置セット | |
JP2023026916A (ja) | 調剤支援システム | |
RU2575309C2 (ru) | Система и способ планировки и мониторинга использования многодозового радиофармацевтического средства на радиофармацевтических инъекторах | |
EP2391543A1 (en) | Dosage dispensing device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7295521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |