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JP7170253B2 - 貝類の養殖装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貝類を陸上で養殖する養殖装置に関する。
シジミやアサリ等の貝類の安定供給のために貝類の養殖の研究が盛んに行われている。貝類の養殖方法としては、従来、海中養殖が主流であったが、貝類の成長が天候や海中環境等に左右されるため、近年では育成環境を管理しやすい陸上養殖が注目されている。
貝類の陸上養殖装置としては、傾斜させた水路状水槽を複数並設し、貝類の餌となるプランクトン等を多く含む海水、淡水、汽水等の育成水を上流側から下流側へと流し、水路状水槽内に貝類を配置して、流れのある自然環境に近い環境下で貝類を育成する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3493357号(第3頁、第4図)
特許文献1の貝類の養殖装置にあっては、貝類の成長を良好に促進するものとして有効である。しかしながら、育成中の貝類が産卵した場合の対処について検討されておらず、育成中に貝類が産卵した場合には、卵又は卵からふ化した浮遊幼生の大部分が育成水とともに養殖装置の外部に排出されてしまい、水路状水槽内に着底した浮遊幼生のみが残存するような構成であるため、貝類の個体数を増やすという観点からは有効なものではなかった。また、育成水には、卵又は浮遊幼生(例えば、0.1mm~0.3mm程度)よりも大型の動物性プランクトン(例えば、1mm~3mm程度のミジンコや、ユリスカ、線虫類の幼虫等)が含まれており、卵又は浮遊幼生が捕食されてしまい、卵又は浮遊幼生の生存率が著しく低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、貝類の個体数を効果的に増やすことができる貝類の養殖装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の貝類の養殖装置は、
上流から下流に向けて育成水が流れる流下水槽を有する貝類の養殖装置であって、
前記流下水槽は、母貝を育成する母貝育成部と、前記母貝育成部の下方に設けられ母貝の通過を規制する面材の分岐口を介して連通する区画部と、前記母貝育成部の下流側に設けられた堰と、を備え、下流に向けて低位となるように複数連設されており、
前記面材の下方には、前記母貝育成部で産卵された卵又は該卵からふ化した浮遊幼生が通過可能であり、動物性プランクトンの通過を規制する細孔部を有するフィルターが配置されており、
前記育成水は、上流側の前記流下水槽の前記堰をオーバーフローして下流側の前記流下水槽の前記母貝育成部に流入し、
前記卵又は浮遊幼生は、前記母貝育成部から前記面材の分岐口を通過し、かつ下方の前記フィルターを介して前記区画部に流入することを特徴としている。
この特徴によれば、母貝育成部で産卵された卵又は浮遊幼生は、育成水の流れとともにフィルターの細孔部を介して区画部内に回収されるため、卵又は浮遊幼生が養殖装置外へ排出されることを抑制できるとともに、卵又は浮遊幼生を捕食する大型の動物性プランクトンは、フィルターにより区画部内への流入が抑制されることとなり、動物性プランクトンにより卵又は浮遊幼生が捕食されることを低減できるため、貝類の個体数を効果的に増やすことができる。
また、上流側の区画部で回収されなかった卵又は浮遊幼生を下流側の区画部で回収することができるため、卵又は浮遊幼生の回収量を増やすことができる。
前記区画部は、前記母貝育成部の床面よりも低い位置に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、区画部が窪地となり、育成水の流れの影響が低減するため、卵又は浮遊幼生を区画部内に効果的に留めておくことができる。
前記育成水を循環させるポンプを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、区画部で回収できなかった卵又は浮遊幼生をポンプにより再度上流側に戻すことができるため、卵又は浮遊幼生の回収率を向上させることができる。
実施例における貝類の養殖装置を示す概略図である。 養殖装置における養殖部を示す斜視図である。 養殖装置における養殖部を示す概略図である。 流下水槽の構造を示す側断面図である。 流下水槽の構造を示す分解斜視図である。 (A)は区画部の周辺構造を示す側断面図、(B)は卵及び浮遊幼生が区画部内に回収される様子を示す説明図である。 区画部内の卵及び浮遊幼生を稚貝水槽に送り出す様子を示す説明図である。 ベース部材の変形例を示す斜視図である。
本発明に係る貝類の養殖装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る貝類の養殖装置につき、図1から図8を参照して説明する。以下、図1の紙面左側を貝類の養殖装置の正面側(下流側)として説明する。
本実施例の貝類の養殖装置1は、出願人:有限会社ゼロ・スタッフ、出願人:種村公平による平成26年10月31日出願の特開2016-86800の発明「アクアリウム水槽」の内容である「魚類飼育水槽の上方に載置される汚水処理台の内部に設けられ、かつその内部に貝類を放流して飼育する貝類飼育槽と、貝類産卵槽とを備えた循環水路が形成された汚水処理槽と、前記汚水処理槽の内部に導水仕切板を設けて貝濾床を画成すると共に、一旦貝濾床を通過した水を滝状に越流させる越流堰を設け、この越流堰をオーバーフローした水を底面の排水口を通して魚類飼育水槽に戻す環流排水槽から成ることを特徴とする」という技術の一部を循環型養殖技術に応用したものである。
図1に示すように、本実施例の貝類の養殖装置1(以下、単に養殖装置1という)は、陸上においてシジミを養殖するための養殖装置である。養殖装置1は、プランクトンを含む育成水Wを貯留する第1プール2と、第1プール2から育成水Wが流入する養殖部3と、養殖部3からオーバーフローした育成水Wが流入する第2プール4と、第1プール2から養殖部3に育成水Wを送り出すポンプP1と、第2プール4から第1プール2に育成水Wを送り出すポンプP2と、から主に構成されている。
第1プール2、養殖部3、及び第2プール4は、漸次低位となるように配置されており、その傾斜により第1プール2から第2プール4に向けて育成水Wが流れるようになっている。また、第2プール4に貯留された育成水Wは、ポンプP2により第1プール2に汲み上げられる。つまり、育成水Wが養殖装置1内で循環するようになっている。
また、本実施例では、第2プール4は、野菜や植物などの水耕栽培や、ナマズ、ヤマメ、モズクガニ等の水生生物の養殖場として利用されている。養殖部3及び第2プール4は、建物内に設けられており、これにより温度管理を行いやすくなっている。
また、養殖部3が設けられる建物の屋根には、複数のソーラーパネル5,5,…が設置されており、ポンプP1、ポンプP2、建物内の照明等に電気を供給できるようになっている。また、第2プール4が設けられる建物の屋根は、透光性を有する部材(例えば、ガラスなど)により構成されており、日光を取り入れることができるため、水耕栽培や水生生物の養殖に好適な環境を作ることができる。
また、第2プール4では、水生生物の残餌や排泄物などが発生するが、これらはポンプP2により第1プール2に汲み上げられ、ここで栄養源として植物プランクトンに吸収される。さらに第1プール2で増殖した植物プランクトンは、養殖部3の貝に餌を豊富に含む栄養化の高い育成水Wとして供給される。また、養殖部3に供給された育成水Wに残存する溶存有機物は、養殖部3において貝や砂礫濾床に付着する細菌を主体とする好気性微生物群により酸化分解除去されるため、有機物が過剰に増えた状態の育成水Wが第2プール4に流入することを抑制できる。
また、第1プール2と第2プール4の育成水Wが貯留される各プール内にクヌギやナラに代表される広葉樹の落葉を一定の網状の袋Nに適量封入して一定期間、各プールに浸し沈めることで育成水Wにリグニンなどの木質成分を微生物が分解した後に残るフミン質(山から海へと流れ込む腐植物質が水生生物に好影響を与えているとされるが当該出願では、これをフミン質と定義する。)を落葉から溶出させていることも特徴である。これによれば、養殖部3のマシジミ母貝、稚貝の甲殻部のカルシウム溶解による死骸例を防ぐための必須栄養成分を供給できることと第2プール4の水耕栽培や淡水生物の育成行程に多大な育成効果を上げられることができる。
次に、養殖部3の具体的構成について説明する。図2及び図3に示すように、養殖部3は、上流側(第1プール2側)から下流側(第2プール側)に向けて漸次低位となるように階段状に連設される複数の流下水槽31,31,…と、最下流の流下水槽31の下流側に連設される稚貝水槽32と、流下水槽31,31,…及び稚貝水槽32の側面を囲繞する側壁33,33,…と、から主に構成されている。尚、流下水槽31,31,…は、左右方向にも複数連設されている。
図3及び図4に示すように、各流下水槽31は、大別すると、母貝Cを育成する母貝育成部6と、母貝育成部6と区画された区画部7と、から構成されており、各区画部7は、パイプ8を通じて稚貝水槽32に連通している(図7参照)。尚、パイプ8の所定箇所には、図示しないバルブが設けられており、バルブを閉状態とすることにより後述する卵又は浮遊幼生を区画部7内に貯留可能な状態とすることができるとともに、バルブを開状態とすることにより卵又は浮遊幼生を稚貝水槽32に流入可能な状態とすることができるようになっている。
次いで、流下水槽31の具体的な構成について図4~図7に基づいて説明する。図4及び図5に示すように、各流下水槽31は、ベース部材10と、ベース部材10に載置されるフィルター部材11と、フィルター部材11上に配置される金網部材12と、から主に構成されている。
ベース部材10は、金属板を折り曲げ加工することにより構成されており、水平に延びる平板状の基部10aと、基部10aの上流側が上方に傾斜するように折り曲げられた第1傾斜部10bと、基部10aの下流側において下方に向けて略垂直に折り曲げられる垂直部10cと、垂直部10cの下端から下流側に向けて水平に折り曲げられる水平部10dと、水平部10dから上流側に向けて上方に傾斜するように折り曲げられる第2傾斜部10eと、を有している。
垂直部10c、水平部10d、及び第2傾斜部10eにより、他の空間(母貝育成部6)と区画された断面視略三角形状の空間が左右方向に延びて形成されており、この空間が前述した区画部7となっている。また、第2傾斜部10eの上端は、垂直部10cから下流側に離間しており、これにより区画部7に連通する開口部7aが左右に延びるスリット状に形成されている。この開口部7aは、母貝育成部6を流れる育成水Wを区画部7に分岐させる分岐口として機能している。
また、第1傾斜部10bには、下流側に向けて水平方向に延びる板状の片部10fが固着されている。また、第1傾斜部10bの上端には、複数の細孔部が形成されたフィルター13の一端が接着剤等の固定部材により固定されており、このフィルター13の他端は、上流側に隣接する流下水槽31の堰構成部材14に前記固定部材により固定されている。
また、最上段の流下水槽31の上流側には、第1プール2から送り出される育成水Wを受け止める受止部34が区画部7’を介して配設されており、最上段の流下水槽31におけるフィルター13’の他端は、受止部34を構成する基部34aに対し前記固定部材により固定されている。すなわち、区画部7の開口部7a及び区画部7’の開口部7a’は、フィルター13,13’により被覆される。尚、本実施例のフィルター13,13’の細孔部の目合は、略0.5mmに形成されている。
堰構成部材14は、平板状の金属板により構成されており、正面視略横長長方形状の基部14aと、該基部14aの左右両端において下方側に突出する突出部14b,14bと、突出部14b,14bの間の部分が上流側に折り曲げられた折曲部14cと、を備えている。この堰構成部材14は、突出部14b,14bがベース部材10における垂直部10cの上方近傍に溶接などで固定される。これにより、ベース部材10と堰構成部材14との間には、基部14a、突出部14b,14b、及び垂直部10cにより囲まれたスリット15が形成される。
フィルター部材11は、上面視略矩形上の枠11aと、枠11aの内側に張設される複数の細孔部を有するフィルター11bと、を備えており、このフィルター部材11は、ベース部材10の片部10f及び堰構成部材14の折曲部14cに渡って載置される。よって、フィルター部材11がベース部材10の基部10aよりも所定間隔上方に離間した状態で設置される。
尚、フィルター部材11の枠11aとベース部材10の片部10f及び堰構成部材14の折曲部14cとの接触部分には、図示しないシール部材が配設されており、枠11aと片部10f及び折曲部14cとの間から育成水Wが回り込まないようになっている。また、本実施例のフィルター11bは、フィルター13,13’と同一のもの(細孔部の目合が略0.5mm)を使用している。
金網部材12は、複数の凹凸形状を有する断面視波板網状の面材で箱状に形成されており、床面部12eと、床面部12eの周縁部から該金網部材12を囲うように立設する側壁部12a,12b,12c,12dを有している。床面部12e及び側壁部12a,12b,12c,12dには、フィルター11bの細孔部よりも粗い貫通孔部が複数形成されている。すなわち、金網部材12の各面は、メッシュ状の面材を構成している。また、金網部材12は、フィルター部材11の上方に載置され、該金網部材12の床面部12e上には複数の母貝Cが載置される。つまり、金網部材12の床面部12e上の空間は、母貝育成部6を構成している。尚、金網部材12は、母貝育成部6となる床面部12eを有していればよく、側壁部12a,12b,12c,12dの構成を省略してもよい。
また、金網部材12の下方空間Sは、スリット15まで延設されている。尚、金網部材12の貫通孔部は、母貝育成部6を流れる育成水Wを区画部7に分岐させる分岐口として機能している。
このように母貝育成部6の床面は、砂や小石を使用しないため、母貝Cが小石を挟み込んだり、内臓内に砂を吸い込んだりすることがなく、出荷時の砂抜き作業等を行う必要がない。尚、金網部材12の荷重の大部分は、フィルター部材11の枠11aに預けられるため、フィルター11bにかかる金網部材12の荷重を抑制することができる。
また、金網部材12の凹部は、母貝Cが入り込まない程度の大きさに形成されており、母貝Cと金網部材12との間に前記凹部分の隙間が形成されるため、母貝Cが金網部材12の貫通孔部を閉塞しにくくなっている。また、金網部材12の凸部は、母貝Cが複数の凸部に接するような幅で形成されており、上方に積み重ねられた母貝C,C,…による最下方の母貝Cへの荷重が分散され、最下方の母貝Cにかかる負担が少なくなっている。
金網部材12における正面側の側壁部12a及び正面から見て左右方向に位置する側壁部12b,12cは、金網部材12から略垂直方向に立設されており、後面側(上流側)の側壁部12dは、第1傾斜部10bに沿って傾斜するように立設されている。また、前後の側壁部12a及び側壁部12dの上端には、略垂直方向に延びる把持部12A,12Bがそれぞれ固定されている。この把持部12A,12Bは、金属製の板部材から構成されている。尚、この把持部12A,12Bは、金網部材12の側壁部12a及び側壁部12dを延設させることで構成されていてもよい。
これによれば、把持部12A,12Bを把持して金網部材12を母貝C,C,…ごと持ち上げることができるため、フィルター部材11の目詰まりを防止するための清掃作業などのメンテナンスを簡便に行うことができるようになっている(図8参照)。また、把持部12A,12Bは、上端部が折り返されて段部が形成されているため、指などを引っ掛けやすくなっている。尚、左右方向に位置する側壁部12b,12cについては、図5、図7、図8にのみ図示し、図2~図4及び図6においては図示を省略している。
図6に示すように、流下水槽31に流入する育成水Wは、堰構成部材14により母貝育成部6内に充填され、その育成水Wの一部は、フィルター11bを通過した後スリット15を介して区画部7内に向けて分岐するとともに、堰構成部材14をオーバーフローして下流側に隣接する別の流下水槽31に流入する。尚、堰構成部材14の高さを変更することで、母貝育成部6内の育成水Wの水位を調整しやすくなっている。
上述のように、各流下水槽31は、階段状に連設されており、且つ段差部分には堰構成部材14が配設されているため、流下する育成水Wの流れが緩やかになり、河川のような自然に近い環境を再現できる。
また、図6(a)に示すように、区画部7は、堰構成部材14からオーバーフローする育成水Wに開口部7aを向けた状態で該堰構成部材14の下流側近傍に配置されているため、堰構成部材14からオーバーフローした育成水Wの一部は、フィルター13を通過して区画部7内に分岐するようになっている。
また、区画部7の開口部7aは、その前後寸法L1が該区画部7の底部(水平部10d側)の前後寸法L2よりも小さくなっている(L1<L2)。言い換えれば、区画部7は、その開口部7aの開口領域よりも外側方向に広がるように形成されている。また、区画部7は、上流側の母貝育成部6の床面、つまり上流側の金網部材12の床面部12eよりも低い位置に配置される(図6(a)の仮想線α参照)。
次に、区画部7内に卵又は浮遊幼生が回収される様子を図6(b)に基づいて説明する。尚、ここでは、大型の動物性プランクトンを「〇」で示し、卵又は浮遊幼生を「ドット」で示しているが、説明の便宜上、動物性プランクトンと卵又は浮遊幼生との比率を考慮していない。また、小型の動物性プランクトン(0.5mm以下)や植物性プランクトン等の記載は省略している。
図6(b)に示すように、母貝育成部6において母貝Cが産卵すると、産卵された卵又は卵から孵化した浮遊幼生は、育成水W中を浮遊する。育成水Wの水面側に浮遊する卵又は浮遊幼生は、該育成水Wとともに堰構成部材14からオーバーフローされ、卵又は浮遊幼生のうち一部がフィルター13を通過して区画部7内に回収される。
具体的には、卵又は浮遊幼生は、一般的に0.1mm~0.3mm程度の大きさであるため、フィルター13の細孔部(0.5mm)を通過して区画部7内に回収されるようになる。対して、卵又は浮遊幼生を捕食する大型の動物性プランクトンは、ミジンコや、ユスリカ、線虫類の幼虫等であり、一般的に1mm~3mm程度の大きさであるため、フィルター13の細孔部をほとんど通過することができない。したがって、区画部7内には、大型の動物性プランクトンが進入しにくく、該区画部7内に回収された卵又は浮遊幼生が捕食されることがないため、卵又は浮遊幼生の生存率が向上する。
また、区画部7内には、0.5mm以下の動物性プランクトンが進入することがあるが、卵又は浮遊幼生と比べて大きさの差がほとんどないため、卵又は浮遊幼生が捕食されることが低減される。
また、区画部7は、堰構成部材14からオーバーフローする育成水Wに開口部7aを向けた状態で該堰構成部材14の下流側近傍に配置されているため、堰構成部材14からオーバーフローされた育成水Wとともに卵又は浮遊幼生を効果的に区画部7内に回収することができる。
尚、区画部7内に回収されなかった卵又は浮遊幼生は、下流側に隣接する流下水槽31に移動する。流下水槽31は下流側に複数連設されているため、上流側の区画部7で回収されなかった卵又は浮遊幼生を下流側の区画部7で回収することができるため、卵又は浮遊幼生の回収量を増やすことができる。
一方、母貝育成部6の底部側に浮遊する卵又は浮遊幼生は、育成水Wとともに金網部材12及びフィルター11bを通過して該フィルター11bよりも下側の下方空間S内に移動する。このとき、卵又は浮遊幼生を捕食する動物性プランクトンは、フィルター11bにより区画部7内への進入が阻害される。下方空間Sに移動した卵又は浮遊幼生は、スリット15を介して区画部7内に回収される。このように、金網部材12における床面部12eの貫通孔部、つまり、母貝育成部6の底部の略全面を利用して広い範囲で卵又は浮遊幼生を効果的に回収することができる。
また、前述のように、金網部材12の凹部分には、母貝Cが入り込まないことから、母貝Cが金網部材12における凹部分の貫通孔部を閉塞しにくくなっているため、卵又は浮遊幼生が金網部材12における凹部分の貫通孔部を通過しやすくなっている。
また、前述のように、区画部7の開口部7aは、その前後寸法L1が該区画部7の底部の前後寸法L2よりも小さくなっているため、開口部7aの周縁が返しとなり、区画部7内に一旦取込まれた卵又は浮遊幼生が、育成水Wの流れにより巻き上がり、再度区画部7外へ流出することを抑制できる。
また、区画部7は、母貝育成部6の床面(仮想線α)よりも低い位置に配置されるため、区画部7が窪地となり、区画部7に対する育成水Wの流れの影響が低減する。つまり、区画部7の底部側は育成水Wが滞留しやすくなっているため、卵又は浮遊幼生を区画部7内に効果的に留めておくことができる。
このように区画部7に回収された卵又は浮遊幼生は、パイプ8のバルブを閉状態とすることにより、該区画部7内に貯留され所定期間育成される。ここでいう所定期間とは、卵又は浮遊幼生が着底稚貝となるまでの期間を指す。所定期間経過後、前記バルブを開状態とすることにより前記着底稚貝を稚貝水槽32に流入させる。
具体的には、図7に示すように、左右に連設された区画部7のうち最も右側に配置される区画部7の右端(一端)には、パイプ8が接続されており、左右に連設された区画部7のうち最も左側に配置される区画部7の左端(他端)には、育成水Wを供給可能な供給パイプ(図示略)が接続されている。パイプ8のバルブを開状態とし、供給パイプから育成水Wを供給することにより、該育成水Wの水圧により着底稚貝がパイプ8を介して稚貝水槽32に送り出される。また、稚貝水槽32の底面には、面状の金網部材12’が敷設されており、該稚貝水槽32内に流入した着底稚貝は、足糸により金網部材12’に付着し、その状態で育成される(図3参照)。
尚、卵は、受精からおよそ1日程度で浮遊幼生(所謂、D型幼生)となり、受精からおよそ7日~10日程度で着底稚貝となるため、供給パイプの育成水Wにより着底稚貝を稚貝水槽32に送り出す作業は、10日程度のサイクルで行われる。更に尚、着底稚貝を稚貝水槽32に送り出す作業のサイクルは、自由に変更してもよい。
このように、卵又は浮遊幼生を区画部7内に回収して動物性プランクトンにより捕食されることを抑制しつつ、着底稚貝とした後に稚貝水槽32内で育成できるため、貝類の個体数を効果的に増やすことができる。また、稚貝水槽32内に流入した着底稚貝は、金網部材12’に付着することで稚貝水槽32内に留まるが、動物性プランクトンは、育成水Wとともに第2プール4に排出されるため、着底稚貝が動物性プランクトンにより捕食されることを低減できる。
また、卵又は浮遊幼生の状態で稚貝水槽32に流入する場合があり、この場合、卵又は浮遊幼生が稚貝水槽32からオーバーフローされ、第2プール4に流入する虞がある(図3参照)。第2プール4に流入した卵又は浮遊幼生は、ポンプP2により育成水Wとともに第1プール2に汲み上げられ、再度養殖部3に流入されるため、養殖装置1外へ排出されることがなく、卵又は浮遊幼生の回収率を高めることができる。
尚、本実施例では、ポンプP2により育成水Wを養殖装置1内で循環させる形態を例示したが、育成水Wが養殖部3内を随時流れる構成であれば、育成水Wを循環させずに養殖装置1外へ排出されるようになっていてもよい。この場合であっても、区画部7により卵又は浮遊幼生が回収されるため、区画部7を設けない従来の養殖装置に比べ卵又は浮遊幼生の回収率を高めることができ、貝類の個体数を効果的に増やすことができる。
また、区画部の形状及び位置は、前記実施例の形態に限られず、母貝育成部6を流れる育成水Wの一部が分岐して流入可能であり、且つ卵及び浮遊幼生を収容可能に区画されていれば自由に構成してもよい。例えば、母貝育成部6を流れる育成水Wの上流側に分岐口が向くように構成される断面視凹形状の区画部が、該育成水Wの水面側に配置されていてもよい。
また、前記実施例では、区画部7に育成水Wの一部を分岐させる分岐口が2つ(開口部7a及び金網部材12の貫通孔部)設けられている形態を例示したが、区画部に対する分岐口は、1つであってもよいし、3つ以上設けられていてもよい。尚、分岐口の形状は、自由に設計してもよい。
また、前記実施例では、養殖装置1において養殖される貝類をシジミとして説明したが、これに限られず、例えば、アサリ、カキ、アワビなど種々に変更可能である。
また、前記実施例では、フィルター11b,13,13’における細孔部の目合が略0.5mmに形成されている形態を例示したが、これに限定されるものではなく、0.1mm~0.3mm程度の大きさの卵又は浮遊幼生が通過可能であり、且つ1mm~3mm程度の大きさの動物性プランクトンが通過しにくくなっていればよい。つまり、0.01mm~1mm程度の目合であればよく、また0.05mm~0.5mm程度の目合がさらに好ましい。尚、養殖装置1において養殖される貝類の卵又は浮遊幼生の大きさに合わせてフィルターの細孔部の目合の大きさを変更すればよい。
また、前記実施例では、流下水槽31,31,…が下流に向けて低位となるように階段状に形成される形態を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、流下水槽を傾斜面により構成し、該傾斜面が直線状に連続するように複数配置されていてもよい。また、流下水槽31,31,…の段差の高さを変更することで、育成水Wの流速を適宜調整してもよい。
尚、ベース部材の変形例として次のようなものもある。例えば、図8に示されるように、ベース部材100は、平面視矩形状をなす箱状の枠体であり、金網部材12を横方向に複数(例えば3つ)並べて配置できるスペースを有しており、各スペースは区画壁100a,100aにより区画されている。尚、ベース部材100における下流側には、区画部が配置されており、ベース部材100の下流側の側壁部には、前記区画部と上流側の区画部とを連通するスリットが設けられている(図示略)。これによれば、複数の金網部材12をユニット化して取り扱えるので養殖装置1の設置作業を簡便に行うことができる。また、金網部材12を持ち上げることでフィルター部材11の目詰まりを防止するための清掃作業などのメンテナンスを簡便に行うことができるようになっている。また、区画壁100a,100a,100aにより金網部材12の出し入れをガイドすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、フィルター11b,13,13’を固定する固定部材として接着剤を用いる形態を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、ネジ等により固定されていてもよい。
また、前記実施例では、稚貝水槽32が最下流の流下水槽31の下流側に連設される形態を例示したが、各区画部7,7’,…と接続されるようになっていればよく、例えば、流下水槽31,31,…と直接連設されずに独立して設けられる稚貝水槽を利用してもよい。これによれば、稚貝水槽内に大型の動物性プランクトンが流入することが抑制されるため、稚貝水槽内で卵又は浮遊幼生や着底稚貝が捕食されることを低減できる。
また、稚貝水槽32と各区画部7,7’,…とを接続するパイプ8には、稚貝水槽32と各区画部7,7’,…との連通状態を切替えるバルブが設けられる形態を例示したが、バルブの構成を省略して稚貝水槽32と各区画部7,7’,…とが常時連通するようにしてもよい。
また、前記実施例では、金網部材12の上面を母貝育成部6として説明したが、金網部材12の構成を省略して、フィルター部材11の上面を母貝育成部6としてもよい。
1 養殖装置
6 母貝育成部
7,7’ 区画部
7a,7a’ 開口部(分岐口)
11b フィルター
12 金網部材(メッシュ状の面材)
13,13’ フィルター
14 堰構成部材(堰)
31 流下水槽
32 稚貝水槽(流下水槽とは別の水槽)
C 母貝
P1 ポンプ
P2 ポンプ
W 育成水

Claims (3)

  1. 上流から下流に向けて育成水が流れる流下水槽を有する貝類の養殖装置であって、
    前記流下水槽は、母貝を育成する母貝育成部と、前記母貝育成部の下方に設けられ母貝の通過を規制する面材の分岐口を介して連通する区画部と、前記母貝育成部の下流側に設けられた堰と、を備え、下流に向けて低位となるように複数連設されており、
    前記面材の下方には、前記母貝育成部で産卵された卵又は該卵からふ化した浮遊幼生が通過可能であり、動物性プランクトンの通過を規制する細孔部を有するフィルターが配置されており、
    前記育成水は、上流側の前記流下水槽の前記堰をオーバーフローして下流側の前記流下水槽の前記母貝育成部に流入し、
    前記卵又は浮遊幼生は、前記母貝育成部から前記面材の分岐口を通過し、かつ下方の前記フィルターを介して前記区画部に流入することを特徴とする貝類の養殖装置。
  2. 前記区画部は、前記母貝育成部の床面よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の貝類の養殖装置。
  3. 前記育成水を循環させるポンプを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の貝類の養殖装置。
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