JP7163646B2 - 水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション - Google Patents
水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション Download PDFInfo
- Publication number
- JP7163646B2 JP7163646B2 JP2018131196A JP2018131196A JP7163646B2 JP 7163646 B2 JP7163646 B2 JP 7163646B2 JP 2018131196 A JP2018131196 A JP 2018131196A JP 2018131196 A JP2018131196 A JP 2018131196A JP 7163646 B2 JP7163646 B2 JP 7163646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- core
- starch
- shell emulsion
- based printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
(1)水及び変性澱粉(a)の存在下にビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得られるコアシェルエマルションを含有し、変性澱粉(a)の重量平均分子量が5000~15万の範囲であり、変性澱粉(a)の含有量が20~50質量%であることを特徴とする水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法、
(2)ビニル基含有モノマー(b)がスチレン類、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有する疎水性モノマーであることを特徴とする前記(1)に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法、
(3)変性澱粉(a)がシェル、ビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得るポリマーがコアであることを特徴とする前記(1)に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法、
(4)少なくとも水、変性澱粉(a)及びビニル基含有モノマー(b)の重合物からなるコアシェルエマルションを含有し、変性澱粉(a)の重量平均分子量が5000~15万の範囲であり、変性澱粉(a)の含有量が20~50質量%であることを特徴とする水性印刷インキ用コアシェルエマルション、
(5)ビニル基含有モノマー(b)がスチレン類、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有する疎水性モノマーであることを特徴とする前記(4)に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルション、
(6)変性澱粉(a)がシェル、ビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得るポリマーがコアであることを特徴とする前記(4)に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルション、
である。
本発明の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造に用いる変性澱粉(a)は、その重量平均分子量が5000~15万の範囲である必要がある。5000未満であると、シェルとしての乳化性が不足するため、コアシェルエマルションを得ることが難しく、15万を超えると、変性澱粉に由来する白色度の低下が顕著となる。なお、変性澱粉(a)の重量平均分子量は、以下の条件によりGPC法で測定したものである。
カラム:TSKgel G6000PWxl(東ソー製)とTSKgel G3000PWxl(東ソー製)を2本連結して使用
ガードカラム:Guardcolum PWxl(東ソー製)
溶離液:リン酸二水素ナトリウム二水和物(20mmol/L)、リン酸水素二ナトリウム十二水和物(20mmol/L)の水溶液
流速:1.0mL/分
カラム温度:45℃
サンプル濃度:0.5%
スタンダード:ポリエチレングリコール(Mw1010、4040、16100、44200、146000)
変性澱粉としては、例えば酸化澱粉、両性澱粉、リン酸澱粉、ヒドロキシプロピル化やヒドロキシエチル化等のエーテル化澱粉、アセチル化澱粉、脂肪酸エステル化澱粉、α化デンプン、尿素変性澱粉、酵素変性澱粉等が使用可能である。この中でも、酸化澱粉、リン酸澱粉、エーテル化澱粉を使用することが、好ましい。
ビニル基含有モノマー(b)は、特に限定されないが、20℃での水への溶解度が2質量%未満である疎水性モノマーが好ましく、スチレン類やアルキル基の炭素数が1~8である(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。スチレン類としては、例えば、スチレン、αメチルスチレン等のスチレン類;炭素数が1~8である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2-エチルキシル等の(メタ)アクリル酸エステル類が挙げられる。また、疎水性モノマー以外のビニル基含有モノマー(b)としては、例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート等の2官能性モノマー;グリシジルメタクリレート等の架橋性モノマー;アクリル酸、メタクリル酸等のアニオン性モノマー;アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等のノニオン性モノマーが挙げられる。
本発明の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法においては、発明の効果を損なわない限り、必要に応じて、低分子や高分子の乳化剤を使用しても良い。乳化剤としては、脂肪酸ポリグリコールエステル、ポリアルキレンオキサイド型等のノニオン性乳化剤や、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスチレン化フェノール硫酸化ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物、スチレンアクリル酸共重合物のアルカリ塩等のアニオン性乳化剤を用いることが出来る。これらは、前記(b)に対して0.1~50質量%を限度に用いることができる。
本発明で行うラジカル重合の方法は、従来公知の乳化重合の方法を適用することが出来る。例えば、攪拌機、および窒素ガス導入管を備えた反応容器に、水、変性澱粉(a)を仕込み、重合開始剤として過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素等の過酸化物、あるいはこれらの過酸化物と硫酸亜鉄、重亜硫酸ソーダ、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム等の還元剤との組み合わせからなる任意のレドックス開始剤を使用し、反応温度を40~90℃にて、ビニル基含有モノマー類(b)を1~3時間かけて滴下し、滴下終了後1~8時間反応させることで、水性印刷インキ用コアシェルエマルションを得ることが出来る。
実施例で用いた変性澱粉(a)については、重量平均分子量(Mw)を、以下の条件によりGPC法で測定した。
カラム:TSKgel G6000PWxl(東ソー製)とTSKgel G3000PWxl(東ソー製)を2本連結して使用
ガードカラム:Guardcolum PWxl(東ソー製)
溶離液:リン酸二水素ナトリウム二水和物(20mmol/L)、リン酸水素二ナトリウム十二水和物(20mmol/L)の水溶液
流速:1.0mL/分
カラム温度:45℃
サンプル濃度:0.5%
スタンダード:ポリエチレングリコール(Mw1010、4040、16100、44200、146000)
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、184g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(28.9g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(12.2g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(145g)、アクリル酸n-ブチル(98g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.9g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.9g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH7.8、粘度220mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A1)を得た。
変性澱粉(a)として王子エースC(王子コーンスターチ製、Mw31000、酸化澱粉)を使用した以外は、実施例1と同様にして、pH7.7、粘度、250mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A2)を得た。
変性澱粉(a)として王子エースA(王子コーンスターチ製、Mw63000、酸化澱粉)を使用した以外は、実施例1と同様にして、pH7.7、粘度、300mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A3)を得た。
変性澱粉(a)としてPENON PKW(日澱化学製、Mw138000、ヒドロキシプロピル澱粉)を使用した以外は、実施例1と同様にして、pH7.9、粘度、240mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A4)を得た。
ビニル基含有モノマー(b)としてメタクリル酸メチル(145g)、アクリル酸n-ブチル(98g)の混合液を3時間かけて滴下した以外は、実施例1と同様にして、pH7.8、粘度、350mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A5)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(370g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、184g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(28.9g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて12%濃度に希釈した過酸化水素(72.9g)、イオン交換水にて9%濃度に希釈した硫酸亜鉄(4.6g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(145g)、アクリル酸n-ブチル(98g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて12%濃度に希釈した過酸化水素(11.2g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて12%濃度に希釈した過酸化水素(11.2g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH7.7、粘度350mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A6)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(450g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、184g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、低分子乳化剤としてネオゲンS20(第一工業製薬製、20%濃度のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩水溶液、14.2g)、28%アンモニア水溶液(28.9g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(12.2g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(145g)、アクリル酸n-ブチル(98g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.9g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.9g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH7.7、粘度280mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A7)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(450g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、184g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、高分子乳化剤としてYL-1098(星光PMC製、36%濃度のスチレンアクリル系樹脂の水溶液、112.5g)、28%アンモニア水溶液(28.9g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(10.2g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(121g)、アクリル酸n-ブチル(81g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.1g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.1g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH8.3、粘度410mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A8)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、92g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(14.5g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(16.3g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(194g)、アクリル酸n-ブチル(130g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(6.5g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(6.5g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH7.5、粘度70mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A9)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、230g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(57.8g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(10.2g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(121g)、アクリル酸n-ブチル(81g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.1g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.1g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH7.7、粘度550mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A10)を得た。
・製造方法に関して、変性澱粉(a)としてスターコート♯14(日本食品化工製、Mw210000、リン酸澱粉)を使用した以外は、実施例1と同様にして、pH7.9、粘度、280mPa・sの水性印刷インキ用コアシェルエマルション(A11)を得た。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、184g)、αアミラーゼ(0.016g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。この段階で、澱粉の分子量をGPCにて測定したところ、重量平均分子量は4100であった。次いで、28%アンモニア水溶液(28.9g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(12.2g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(145g)、アクリル酸n-ブチル(98g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(4.9g)を添加した。2時間保持した時点で、内容物がゲル化した。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、46g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(7.3g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(18.3g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(219g)、アクリル酸n-ブチル(146g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した時点で、内容物がゲル化した。
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、イオン交換水(460g)、変性澱粉(a)としてブリバインP-63(日澱化学製、Mw5600、リン酸澱粉、276g)を仕込み、窒素置換下で、90℃まで昇温し、1時間保持した。次いで、28%アンモニア水溶液(43.4g)を加え、冷却し、80℃でイオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(8.1g)を添加し、ビニル基含有モノマー(b)としてスチレン(97g)、アクリル酸n-ブチル(65g)の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(3.3g)を添加した。2時間保持した後、イオン交換水にて10%濃度に希釈した過硫酸アンモニウム(3.3g)を添加し、さらに4時間保持した。その後冷却し、イオン交換水にて40%濃度に希釈して、pH8.0、粘度880mPa・sのコアシェルエマルション(A14)を得た。
ワイヤーバー♯5を用いて、コート紙(白色、坪量180g/m2、白色度89.0)の片面に水性印刷インキ用コアエマルション(A1~A10、A14)を塗工した。塗工液の塗布量は5g/m2であった。塗工後、白色度を測定した。なお、白色度は、Color meter ZE6000(日本電色工業株式会社製)にて測定した。
※2 APS(過硫酸アンモニウム)、H2O2(過酸化水素)
※3 コアシェルエマルションの固形分中に占める澱粉の含有量。質量%を記載。
Claims (6)
- 水及び変性澱粉(a)の存在下にビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得られるコアシェルエマルションを含有し、変性澱粉(a)の重量平均分子量が5000~15万の範囲であり、変性澱粉(a)の含有量が20~50質量%であり、変性澱粉が、酸化澱粉、リン酸澱粉、エーテル化澱粉の群から選ばれる少なくとも1種であり、かつ、ビニル基含有モノマー(b)がアクリル酸n-ブチルを含有することを特徴とする水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法。
- ビニル基含有モノマー(b)がスチレン類を含有する疎水性モノマーであることを特徴とする請求項1に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法。
- 変性澱粉(a)がシェル、ビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得るポリマーがコアであることを特徴とする請求項1に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法。
- 少なくとも水、変性澱粉(a)及びビニル基含有モノマー(b)の重合物からなるコアシェルエマルションを含有し、変性澱粉の重量平均分子量が5000~15万の範囲であり、変性澱粉(a)の含有量が20~50質量%であり、変性澱粉が、酸化澱粉、リン酸澱粉、エーテル化澱粉の群から選ばれる少なくとも1種であり、かつ、ビニル基含有モノマー(b)がアクリル酸n-ブチルを含有することを特徴とする水性印刷インキ用コアシェルエマルション。
- ビニル基含有モノマー(b)がスチレン類を含有する疎水性モノマーであることを特徴とする請求項4に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルション。
- 変性澱粉(a)がシェル、ビニル基含有モノマー(b)をラジカル重合して得るポリマーがコアであることを特徴とする請求項4に記載の水性印刷インキ用コアシェルエマルション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018131196A JP7163646B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | 水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018131196A JP7163646B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | 水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020007478A JP2020007478A (ja) | 2020-01-16 |
JP7163646B2 true JP7163646B2 (ja) | 2022-11-01 |
Family
ID=69150592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018131196A Active JP7163646B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | 水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7163646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7472614B2 (ja) * | 2020-04-10 | 2024-04-23 | artience株式会社 | 水性フレキソインキおよび印刷物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002513824A (ja) | 1998-05-07 | 2002-05-14 | エス・シー・ジョンソン・コマーシャル・マーケッツ・インコーポレーテッド | デンプン分解/グラフト重合組成物、重合方法及びその使用 |
JP2006052338A (ja) | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Kansai Paint Co Ltd | 変性澱粉含有樹脂水分散体及び該水分散体の製造方法 |
JP2011057722A (ja) | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Nippon Shokuhin Kako Co Ltd | 澱粉誘導体含有水系エマルジョンの製造方法およびそれにより得られる澱粉誘導体含有水系エマルジョン |
JP2011195809A (ja) | 2010-02-26 | 2011-10-06 | Saiden Chemical Industry Co Ltd | 重合体組成物の製造方法 |
JP2013535518A (ja) | 2010-06-30 | 2013-09-12 | デサン コーポレーション | 水性塗料用接着素材の製造方法 |
-
2018
- 2018-07-11 JP JP2018131196A patent/JP7163646B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002513824A (ja) | 1998-05-07 | 2002-05-14 | エス・シー・ジョンソン・コマーシャル・マーケッツ・インコーポレーテッド | デンプン分解/グラフト重合組成物、重合方法及びその使用 |
JP2006052338A (ja) | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Kansai Paint Co Ltd | 変性澱粉含有樹脂水分散体及び該水分散体の製造方法 |
JP2011057722A (ja) | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Nippon Shokuhin Kako Co Ltd | 澱粉誘導体含有水系エマルジョンの製造方法およびそれにより得られる澱粉誘導体含有水系エマルジョン |
JP2011195809A (ja) | 2010-02-26 | 2011-10-06 | Saiden Chemical Industry Co Ltd | 重合体組成物の製造方法 |
JP2013535518A (ja) | 2010-06-30 | 2013-09-12 | デサン コーポレーション | 水性塗料用接着素材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020007478A (ja) | 2020-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110198960B (zh) | 碱溶性树脂、其制备方法以及包含碱溶性树脂的乳液聚合物 | |
FI95280B (fi) | Akrylaatipolymeerin vesidispersioita ja menetelmä niiden valmistamiseksi | |
JP2009500461A (ja) | 微粒子状の、デンプンを含有するポリマー分散液 | |
US20090139675A1 (en) | Fine-Particled Polymer Dispersions Containing Starch | |
US20160083909A1 (en) | Finely divided, starch-containing polymer dispersions, processes for their preparation and use as sizes in papermaking | |
RU2627365C2 (ru) | Способ контроля распределения по размерам полимерных частиц в ходе получения водной полимерной дисперсии, водная полимерная дисперсия и ее применение | |
US20140004368A1 (en) | Rheology modifiers for modifying the rheological behaviour of coating compositions | |
JP7163646B2 (ja) | 水性印刷インキ用コアシェルエマルションの製造方法および水性印刷インキ用コアシェルエマルション | |
TWI802636B (zh) | 製紙用表面乳液型上漿劑、製紙用表面乳液型上漿劑之製造方法及塗佈紙 | |
JP6093838B2 (ja) | 両親媒性かつ非水溶性の櫛形(メタ)アクリルポリマー | |
KR100830558B1 (ko) | 전분-비닐 공중합체, 이를 포함하는 전분-비닐 공중합체수성 에멀젼 및 이의 제조방법 | |
CN105693944A (zh) | 一种耐高温改性苯丙乳液的制备方法 | |
JP5952277B2 (ja) | 紙コーティング剤における両親媒性非水溶性櫛型分枝(メタ)アクリル系ポリマーの使用 | |
JP6266608B2 (ja) | 湿潤式糊 | |
JPH08269431A (ja) | 粘着剤組成物 | |
BR112016030893B1 (pt) | Dispersão de polímero aquosa, processo para preparação de uma dispersão de polímero aquosa, e, uso de uma dispersão de polímero aquosa | |
WO2004078807A2 (en) | Starch-based polymers | |
WO2020059194A1 (ja) | 製紙用表面サイズ剤 | |
JP5056003B2 (ja) | 超微粒子ラテックスの製造方法 | |
CN110438838B (zh) | 一种纸张用高效表面施胶剂及其制备方法和应用 | |
JP2005240220A (ja) | 紙用表面サイズ剤 | |
JP2012140518A (ja) | 共重合体ラテックス及び紙塗工用組成物 | |
JPH0416487B2 (ja) | ||
JP2007145990A (ja) | ラテックスおよびフィルム | |
JP2004075801A (ja) | 水性被覆液 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220214 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7163646 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |