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JP7074669B2 - 出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出力時のストロークを拡大する出力装置に関する。
軸方向の直線運動を受けて所定の動作を実行するものとしては、工作機械の主軸チャックなどを例に挙げることができる。その主軸チャックは、軸方向の直線運動を径方向の動きに変換してワークをクランプおよびアンクランプするものであり、軸方向の直線運動を出力する出力装置と、その軸方向出力によって径方向の開閉運動を実行するチャック装置とが一体に組み付けられている。下記特許文献1には、工作機械の工具チャック装置が開示されている。
その工具チャック装置でも、ワークを把持するチャック装置と、把持力を発生させるための出力装置とが一体に組み付けられ、出力装置のドローバを介してコレット式のチャック機構が連結されている。そのドローバには、クランプ方向である引き込み方向にバネ力が作用する一方、アンクランプ方向である押し出し方向にシリンダからの出力が作用するよう構成されている。そして、出力装置には、シリンダのピストンロッドに円板状のドッグが固定され、さらにドッグの位置を検出するセンサが設けられている。よって、シリンダの作動状態をセンサで検出することにより、チャック装置におけるクランプ状態とアンクランプ状態とが確認できるようになっている。
特開2003-225812号公報
出力装置は、前述した主軸チャックの場合のように、作動装置であるチャック装置などと一体に構成され、作動装置に所定の作業を行わせるための軸方向の直線運動を出力するものである。よって、作動装置での動きが小さくその作動範囲が狭い場合、それに応じて出力装置の作動範囲も小さくなってしまう。すなわち、アクチュエータにおける出力ロッドの軸方向変位が小さくなり、装置によっては1mm以下の微小ストロークとなることもある。このような場合、ドッグの変位も微小になるため、その変位を検出する検出センサ(近接センサなど)の設定調整が非常に難しくなってしまう。一方で、検出センサによる設定調整を容易なものとするには、出力装置の出力時のストロークが大きくなるような作動装置を選択しなければならなくなる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、出力時のストロークを拡大する出力装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様における出力装置は、一体に組み付けられたチャック装置に対して軸方向の運動を出力するものであって、前記チャック装置に対してワークをクランプおよびアンクランプさせる軸方向の運動を発生するアクチュエータと、前記アクチュエータの出力ロッドに対して同軸上に設けられ、前記チャック装置に対する前記アクチュエータの軸方向の運動を伝達する連結ロッドと、前記アクチュエータの出力ロッドの変位を検出する検出センサとを有し、前記連結ロッドは、前記出力ロッド側に固定された第1ロッドと、前記チャック装置側に固定された第2ロッドとを備え、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドを連結するため、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドのうちの一方に径方向の内側に突出した第1径方向突出部が形成され、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドのうちの他方に径方向の外側に突出した第2径方向突出部が形成され、前記第1ロッドには前記第1径方向突出部による第1環状溝が形成され、前記第2ロッドには前記第2径方向突出部による第2環状溝が形成され前記第1径方向突出部は前記第2ロッドに当該第1径方向突出部より軸方向寸法が長く形成された前記第2環状溝に噛み合うようにして前記第2径方向突出部との間に軸方向の隙間をあけて入り込み、前記第2径方向突出部は前記第1ロッドに当該第2径方向突出部より軸方向寸法が長く形成された前記第1環状溝に噛み合うようにして前記第1径方向突出部との間に軸方向の隙間をあけて入り込み、前記出力ロッドの変位に伴い軸方向に隙間のあいた前記第1径方向突出部と前記第2径方向突出部とが軸方向に突き当たることによって、前記アクチュエータが前記チャック装置にワークをクランプさせる軸方向の出力を伝達するようにした連結部が構成されたものであり、前記連結部には、前記第2ロッドに対して前記チャック装置にワークをクランプさせる引き込み方向に常時付勢力を作用させるスプリングが設けられ、前記アクチュエータが前記第1ロッドを引き込み方向に変位させた場合、前記スプリングの付勢力により前記チャック装置に対してワークをクランプさせ、前記第1径方向突出部と前記第2径方向突出部とが軸方向に突き当たって伝わる前記アクチュエータの引き込み力によって更にワークをクランプさせるものである。

本発明によれば、アクチュエータと作動装置側とを連結する連結ロッドが第1ロッドと第2ロッドとに分けられ、その第1及び第2ロッド同士が軸方向にアクチュエータの直線運動が伝達されない非伝達部分を備えて連結されているため、作動装置の作動範囲が狭いとしてもアクチュエータの出力時のストロークが拡大され、その作動状態を検出する検出センサの設定調整が容易になる。
出力装置の一実施形態を示した断面図である。 出力装置を構成するドローバの連結部を拡大して示した断面図である。 ドローバの連結部の変化を示した断面図である。
次に、本発明に係る出力装置の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態では、工作機械の主軸チャックの一部を構成する出力装置を例に挙げて説明する。図1は、その出力装置を示す断面図である。この出力装置1には、一点鎖線で示す範囲に作動装置であるチャック装置2が一体に組み付けられ、主軸チャック5が構成される。主軸チャック5は、出力装置1の軸方向出力によってチャック装置2でワークが把持され、更に出力装置1を介して回転運動が伝達されてワークに回転が与えられる。工作機械では、こうして回転するワークに工具が当てられるなどして所定の加工が行われる。
出力装置1は、円筒形状の回転台11内にスピンドル12が回転自在に構成され、そのスピンドル12の先端部にチャック装置2が固定されている。スピンドル12にはプーリ13が固定され、スピンドルモータ(不図示)の回転軸に固定されたプーリとの間にベルト14が掛け渡されている。また、スピンドル12には、回転数を検出するためのエンコーダ(不図示)が設けられており、そのスピンドル12に固定されたプーリ15とエンコーダ側のプーリとの間にもタイミングベルト16が掛け渡されている。そのため、回転制御されたスピンドルモータからスピンドル12を介してチャック装置2に回転が伝達され、クランプされたワークに対して加工時の回転が与えられることとなる。
また、スピンドル12の内部には筒形状のドローバ17が挿入され、チャック装置2を駆動させるためのアクチュエータがドローバ17に連結されている。本実施形態では、アクチュエータとして油圧シリンダ18が使用され、ピストン181に円筒形状のピストンロッド182が一体に形成され、そのピストンロッド182に対して同じく円筒形状のドローバ17が同軸上に連結されている。従って、回転継手19を介して行われる作動油の給排油により油圧シリンダ18が作動し、軸方向(XR方向及びXL方向)の運動がドローバ17を介してチャック装置2へと出力される。
油圧シリンダ18は、ピストンロッド182がピストン181から両方向に突き出した両ロッドシリンダであり、出力装置1の後方側(XL側)にあるインジューサ21まで延びている。そして、ピストンロッド182の内部にはエアパイプ22が挿入されており、インジューサ21のポートから圧縮エアがそのエアパイプ22内に供給されるようになっている。エアパイプ22は、チャック装置2内の流路へと接続され、そのチャック装置2で行われるチャックの検出用エアとして使用される。
更に、ピストンロッド182には円板状のドッグ23が固定され、そのドッグ23に対して近接センサ25が設けられている。この近接センサ25は、ドッグ23の変位から油圧シリンダ18の作動状態を検出するものである。主軸チャック5では、油圧シリンダ18の作動により、ピストンロッド182から軸方向に直線運動が出力され、その直線運動がドローバ17を介してチャック装置2に伝達される。チャック装置2では、軸方向の直線運動が径方向の開閉運動に変換され、ワークのクランプおよびアンクランプが行われる。
ところで、従来の出力装置は、ピストンロッドとドローバ、そしてチャック装置2のチャック機構が直結されていた。そのため、この主軸チャック5に従来の出力装置を使用すれば、チャック装置2の作動範囲に応じて出力装置から出力される直線運動のストロークが決定されることとなる。本実施形態のチャック装置2に関していえば、出力装置のストロークが1mmとなってしまう。従って、ドッグ23の軸方向変位が1mm程度であるとすると、前記課題でも述べたように、近接センサ25で正確に検出するための設定調整が非常に困難になってしまう。
そこで、本実施形態の出力装置1では、一体に組み付けられるチャック装置2などの作動範囲に影響されることなく、ある程度のストローク量を確保した油圧シリンダ18の出力動作が可能な構成とした。具体的には、ピストンロッド182とチャック装置2などの作動装置との間で軸方向の直線運動を伝達するドローバ17の構成に変更が加えられている。図2は、そうしたドローバ17の一部(連結部30)を拡大して示した断面図である。
ドローバ17は、ピストンロッド18に固定された第1ロッド31と、チャック装置2のチャック機構側に固定される第2ロッド32とが分離し、その第1ロッド31と第2ロッド32を連結する連結部30が構成されている。その連結部30では、第1ロッド31に第1連結部材33がネジ部の螺合によって一体になり、第2ロッド32には第2連結部材34がネジ部の螺合によって一体になっている。なお、本実施形態では、第1ロッド31が第2ロッド32に比べて長い寸法で形成されているが、長さの違いや寸法の大きさに特定の条件はない。
ドローバ17を構成する第1ロッド31、第2ロッド32、第1連結部材33および第2連結部材34はすべて円筒形状であり、第1連結部材33と第2連結部材34には、互いに軸方向の移動を拘束する突出部が形成されている。第1連結部材33の第1突出部331は内側に向けて環状に突出し、第1ロッド31と第1連結部材33によって径方向内側に第1環状溝35が形成されている。一方、第2連結部材34の第2突出部341は外側に向けて環状に突出し、第2ロッド32と第2連結部材34によって径方向外側に第2環状溝36が形成されている。
そして、第1突出部331が第2環状溝36内に入り込み、第2突出部341が第1環状溝35内に入り込むことにより、当該突出部331,341同士が軸方向に噛み合うよう構成されている。ただし、第1突出部331は第2環状溝36より、第2突出部341は第1環状溝35より、それぞれ軸方向の寸法が短くなっている。そのため、この連結部30には、第1ロッド31と第2ロッド32の間に軸方向(XR方向及びXL方向)の隙間が形成され、その隙間が第1ロッド31及び第2ロッド32の一方が他方に対する相対的な移動を可能にする「非伝達部分」となっている。すなわち、第1環状溝35や第2環状溝36内の隙間分だけ、油圧シリンダ18の出力がチャック装置2に対して伝達されない状態が生じる構成となっている。
次に、スピンドル12のチャック装置2側先端部分には、その内部に円筒形状の支持部材37が嵌め込まれてネジ止めされている。この支持部材37は、ドローバ17の先端部分つまり第2ロッド32を内部に挿入して摺動可能に支持するものである。そして、本実施形態では、その支持部材37が、第2ロッド32を第1ロッド31側に付勢するスプリング38を支えるバネ受けの役割も果たしている。すなわち、第2ロッド32は、その外周側突部321にスペーサ39が突き当てられ、そのスペーサ39と支持部材37との間にスプリング38が挿入されている。
図2に示す出力装置1の通常状態は、チャック装置2のアンクランプ状態であり、図1に示すように、油圧シリンダ18は、XR方向にピストン181が変位し、ピストンロッド182およびドローバ17を介してチャック装置2に対する押し出しが行われている。このとき、連結部30では、第1ロッド31と第1連結部材33がピストン181に対応してXR方向に位置が定められている。一方、第2ロッド32と第2連結部材34は、スプリング38からXL方向に付勢力を受け、第2連結部材34が第1ロッド31の端面に突き当てられるようにして位置が定められている。
そこで、チャック装置2をクランプ状態にする場合には、出力装置1は、ピストン181をXL方向に変位させるように油圧シリンダ18が作動し、ピストンロッド182を介してドローバ17がXL方向に引き込まれる。ここで、図3は、ドローバ17がXL方向に引き込まれる場合を段階的に示した連結部30の断面図である。
図3(A)は、図2と同じく通常状態が示されている。つまり、チャック装置2はアンクランプ状態である。そこで油圧シリンダ18が作動し、図3(B)に示すように、ピストン181がXL方向に移動距離X1だけ移動する。このとき、ピストンロッド182に直結した第1ロッド31及び第1連結部材33は一体になってXL方向に引き込まれる。そして、第2ロッド32及び第2連結部材34は、スプリング38の付勢力によって第1ロッド31及び第1連結部材33との位置関係を維持したままXL方向に移動する。この時の移動距離X1は1mm程度である。
ドローバ17全体が移動距離X1だけ移動したことにより、チャック装置2ではアンクランプ状態からクランプ状態へと変化することとなる。つまり、チャック装置2がワークをクランプするためのストロークは1mmである。しかし、この段階でワークに対するクランプは、出力装置1のスプリング38のバネ力が作用しているだけである。そこで、更にピストン181がXL方向に移動し、第1ロッド31及び第1連結部材33が図3(C)に示すように、XL方向に移動距離X2だけ移動する。この移動距離X2は、第1及び第2環状溝35,36内に設けられた非伝達部分に対応する移動距離であり、具体的には4mm程度である。
そして、第1環状溝35内を第1突出部331がXL方向に移動し、第2連結部材34の径方向突出部341に突き当てられると、第2ロッド32及び第2連結部材34に対して油圧シリンダ18の出力が伝達され、チャック装置2においてワークを把持するクランプ力が発生する。よって、出力装置1が、アンクランプ状態のチャック装置2に対してワークをクランプさせるには、油圧シリンダ18は、ピストン181を移動距離(X1+X2)だけ移動させることになる。
一方、チャック装置2をクランプ状態からアンクランプ状態にするには、油圧シリンダ18が作動し、図3(C)から図3(B)に示すように、ピストン181がXR方向に移動距離X2だけ移動する。このとき、ピストンロッド182に直結された第1ロッド31及び第1連結部材33は一体になってXR方向に移動する。一方、第2ロッド32及び第2連結部材34は、スプリング38によってXL方向に付勢されているため移動することはない。ただし、図3(B)に示す状態では第1ロッド31が第2連結部材34に突き当てられている。
そこで、更にピストン181がXR方向に移動距離X1だけ移動するが、このときは第2ロッド32及び第2連結部材34に対して油圧シリンダ18の出力が伝達される。そのため、第2ロッド32及び第2連結部材34が、スプリング38の付勢力に抗してXR方向に移動し、チャック装置2においてワークがアンクランプされる。よって、出力装置1がクランプ状態のチャック装置2をアンクランプ状態に切り換える場合にも、油圧シリンダ18は、ピストン181を移動距離(X1+X2)だけ移動させることになる。
従って、本実施形態によれば、ドローバ17の連結部30に非伝達部分が構成されているため、より大きなストロークで油圧シリンダ18を作動させることができる。つまり、チャック装置2のクランプ及びアンクランプの作動範囲によれば、実質的には油圧シリンダ18の出力は1mm程度のストロークとなるが、本実施形態では5mm程度にまでストロークを拡大している。そのため、ピストンロッド182に固定されたドッグ23の移動範囲が5mmとなり、そのドッグ23の移動を検出する近接センサ25の設定調整が容易になる。
出力装置1は、詳しく図示しないが、ドローバ17に替えて連結部30を持たない従来の一体型ドローバを取り付けることも可能である。よって、出力装置1は、チャック装置2などの作動装置と組み付けられて一つの装置を構成するが、組み付けられる作動装置の作動範囲に応じてドローバを選択することができる。その際、出力装置1の本体はそのままでドローバの取り替えだけを行なえばよいため、コストをかけることなく上記効果を達成することができる。
ドローバ17は、第1ロッド31には第1連結部材33が、第2ロッド32には第2連結部材34が、それぞれネジ部による簡単な組み付け構造によって構成されている。また、本実施形態では、第1及び第2連結部材33,34によって第1及び第2環状溝35,36が形成され、そこに非伝達部分を設けて互いに噛み合う第1及び第2突出部331,341が入り込むようになっており、簡単な構成によって上記効果を達成することができる。更に、油圧シリンダ18に直結していない第2ロッド32側にはスプリング38によって常時付勢力が作用しているため、出力装置1の停止時および作動時のいずれにおいても第2ロッド32側の状態が安定している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、出力装置1のアクチュエータは油圧シリンダ18に限らず、エアシリンダなどであってもよい。
また、前記実施形態では、検出センサとして非接触式の近接センサを示したが、接触式のセンサであってもよい。
1…出力装置 2…チャック装置 5…主軸チャック 17…ドローバ 18…油圧シリンダ 23…ドッグ 25…近接センサ 30…連結部 31…第1ロッド 32…第2ロッド 33…第1連結部材 34…第2連結部材 35…第1環状溝 36…第2環状溝 181…ピストン 182…ピストンロッド 331…第1突出部 341…第2突出部



Claims (2)

  1. 一体に組み付けられたチャック装置に対して軸方向の運動を出力する出力装置において、
    前記チャック装置に対してワークをクランプおよびアンクランプさせる軸方向の運動を発生するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの出力ロッドに対して同軸上に設けられ、前記チャック装置に対する前記アクチュエータの軸方向の運動を伝達する連結ロッドと、
    前記アクチュエータの出力ロッドの変位を検出する検出センサとを有し、
    前記連結ロッドは、前記出力ロッド側に固定された第1ロッドと、前記チャック装置側に固定された第2ロッドとを備え、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドを連結するため、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドのうちの一方に径方向の内側に突出した第1径方向突出部が形成され、前記第1ロッドおよび前記第2ロッドのうちの他方に径方向の外側に突出した第2径方向突出部が形成され、前記第1ロッドには前記第1径方向突出部による第1環状溝が形成され、前記第2ロッドには前記第2径方向突出部による第2環状溝が形成され前記第1径方向突出部は前記第2ロッドに当該第1径方向突出部より軸方向寸法が長く形成された前記第2環状溝に噛み合うようにして前記第2径方向突出部との間に軸方向の隙間をあけて入り込み、前記第2径方向突出部は前記第1ロッドに当該第2径方向突出部より軸方向寸法が長く形成された前記第1環状溝に噛み合うようにして前記第1径方向突出部との間に軸方向の隙間をあけて入り込み、前記出力ロッドの変位に伴い軸方向に隙間のあいた前記第1径方向突出部と前記第2径方向突出部とが軸方向に突き当たることによって、前記アクチュエータが前記チャック装置にワークをクランプさせる軸方向の出力を伝達するようにした連結部が構成されたものであり、
    前記連結部には、前記第2ロッドに対して前記チャック装置にワークをクランプさせる引き込み方向に常時付勢力を作用させるスプリングが設けられ、
    前記アクチュエータが前記第1ロッドを引き込み方向に変位させた場合、前記スプリングの付勢力により前記チャック装置に対してワークをクランプさせ、前記第1径方向突出部と前記第2径方向突出部とが軸方向に突き当たって伝わる前記アクチュエータの引き込み力によって更にワークをクランプさせることを特徴とする出力装置。
  2. 前記連結部は、径方向の内側または外側に突出した前記第1径方向突出部を備えた円筒形状の第1連結部材が、前記第1ロッドにネジ部の螺合によって一体になり、前記第1ロッドと前記第1径方向突出部との間に前記第1環状溝が形成され、前記第1径方向突出部と反対側に突出した前記第2径方向突出部を備えた円筒形状の第2連結部材が、前記第2ロッドにネジ部の螺合によって一体になり、前記第2ロッドと前記第2径方向突出部との間に前記第2環状溝が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
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