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JP7066963B2 - 発光装置 - Google Patents

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JP7066963B2 JP2018176871A JP2018176871A JP7066963B2 JP 7066963 B2 JP7066963 B2 JP 7066963B2 JP 2018176871 A JP2018176871 A JP 2018176871A JP 2018176871 A JP2018176871 A JP 2018176871A JP 7066963 B2 JP7066963 B2 JP 7066963B2
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Description

本開示は、発光装置に関する。
光源として例えばLED(Light Emitting Diode)を含む発光装置を使った照明機器において、発光装置から出た光の配光を制御する場合には、発光装置とは別に設けたレンズ(2次レンズ)やリフレクタなどが用いられている。
特開2018-11039号公報
本開示は、発光装置自体の構造で配光制御された発光装置を提供する。
本開示の一態様によれば、発光装置は、第1の発光装置と第2の発光装置とを備える。前記第1の発光装置及び前記第2の発光装置のそれぞれは、発光面を有する発光素子と、前記発光面上において第1方向に離隔した第1端部と第2端部のうちの前記第1端部側に配置された反射部材と、を備えている。前記反射部材は、前記発光面側の下面と、前記下面の内端よりも前記第2端部に近い位置に内端を有する上面と、前記上面の内端と前記下面の内端の間の内側面であって、凹面状の曲面を有する内側面と、前記発光面に対して傾斜した外側面と、を有する。前記第1の発光装置は、前記第2の発光装置の前記第2端部側の隣に配置され、前記第1の発光装置の前記外側面は、前記第2の発光装置の前記第2端部側に位置する。
本開示によれば、発光装置自体の構造で配光制御された発光装置を提供することができる。
本開示の第1実施形態の発光装置の模式斜視図である。 本開示の第1実施形態の発光装置の模式断面図である。 第1実施形態の変形例の発光装置の模式断面図である。 本開示の第2実施形態の発光装置の模式断面図である。 本開示の第3実施形態の発光装置の模式断面図である。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
図1は、第1実施形態の発光装置1の模式斜視図である。図1において、基板11の上面に対して平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向およびY方向とし、これらX方向およびY方向の双方に対して直交する方向をZ方向とする。
図2は、第1実施形態の発光装置1の模式断面図である。図2は、図1におけるX方向に沿った断面を表す。
発光装置1は、基板11と、発光素子50と、反射部材30と、透光部材15とを有する。
発光素子50は、基板11上に配置されたチップ20と、チップ20上に配置された蛍光体層13とを有する。
チップ20は、発光層を含む半導体積層部と、電極を有する。1つまたは複数のチップ20が基板11上に配置されている。図1に示す例では、2つのチップ20が基板11上に配置されている。基板11上には樹脂部材12も設けられている。樹脂部材12は、チップ20の周囲に配置され、チップ20の側面を直接的に又は間接的に覆っている。
蛍光体層13は、チップ20の上面上および樹脂部材12の上面上に配置されている。蛍光体層13の上面が発光素子50の発光面10となる。または、発光素子50は蛍光体を含まない透光層を含んでいてもよい。あるいは、発光素子50は、チップ20の上に別の部材を含まなくてもよく、その場合チップ20の上面が発光素子50の上面となる。
蛍光体層13は、母材と、母材に分散された蛍光体とを有する。蛍光体層13の母材の材料として、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなどを用いることができる。蛍光体は、チップ20が発する光によって励起され、チップ20が発する光の波長とは異なる波長の光を発する。
チップ20の半導体積層部は、例えば、InAlGa1-x-yN(0≦x、0≦y、X+Y≦1)を含み、青色系の光を発光することができる。青色系の光を発光するチップ20に対して、例えば黄色系の発光をする蛍光体を含む蛍光体層13を組み合わせることができる。または、青色系の光を発光するチップ20に対して、緑色系の発光をする蛍光体および赤色系の発光をする蛍光体を含む蛍光体層13を組み合わせることができる。
樹脂部材12は、チップ20が発する光および蛍光体が発する光に対して反射性または遮光性を有する。樹脂部材12は、例えば、母材と、母材に分散された反射材または遮光材とを有する。母材は、蛍光体層13の母材と同じものを用いることができる。反射材は、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどが挙げられる。
発光素子50の発光面10(蛍光体層13の上面)上に、反射部材30と透光部材15が配置されている。
発光面10は、例えば、X方向に沿った短辺と、Y方向に沿った長辺とを有する矩形状に形成されている。発光面10は、X方向に離隔した第1端部10aと第2端部10bとを有する。
反射部材30は、発光面10上において第1端部10a側に配置されている。反射部材30は、下面31と、上面32と、内側面33と、外側面34とを有する。
下面31は、反射部材30の高さ方向(Z方向)において、上面32よりも発光面10側に位置する。上面32の内端32aは、下面31の内端31aよりも、発光面10の第2端部10bに近い位置にある。上面32および下面31は、発光面10に対して平行に、第1端部10aから第2端部10bに向かって広がっている。上面32は、下面31よりも、第2端部10bに近い位置にまで広がっている。
上面32の内端32aと下面31の内端31aとの間に内側面33が配置されている。内側面33は、発光面10に対して傾斜した面、または曲面を有する。図1および図2に示す例では、内側面33は、第1反射面33aと第2反射面33bとを有する。第1反射面33aは、発光面10に対して垂直な面である。第2反射面33bは、例えば曲面である。または、第2反射面33bは、発光面10に対して傾斜した傾斜面であってよい。第1反射面33aは上面32に連続し、第2反射面33bは第1反射面33aと下面31に連続している。
図1および図2には、第2反射面33bとして、例えば凹面状の曲面を示す。または、曲面は凸面状であってもよい。また、内側面33は、傾斜面を有していてもよい。または、内側面33は、傾斜面と曲面の両方を有していてもよい。
内側面33の第2反射面33bは、発光素子50の発光面10の第1端部10aから庇状に突き出て発光面10の上に重なり、発光面10に対向している。
反射部材30の外側面34は、発光装置1のY方向に沿った側面の一部を構成し、発光装置1の外部に露出している。反射部材30のX方向に沿った側面36は、発光装置1のX方向に沿った側面の一部を構成し、発光装置1の外部に露出している。
反射部材30の上面32、下面31、内側面33、および外側面34は、矩形状の発光面10の長辺方向(Y方向)に連続して延びている。
反射部材30は、チップ20が発する光および蛍光体が発する光に対して反射性を有する。反射部材30は、例えば、母材と、母材に分散された反射材とを有する。母材は、樹脂部材12と同じものを用いることができる。すなわち、反射部材30は、反射材を含む樹脂部材である。反射材は、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどである。または、反射部材30は、金属部材であってもよい。
透光部材15は、反射部材30の内側面33に隣接して発光面10上に配置されている。透光部材15は、反射部材30の第2反射面33bと、発光素子50の発光面10との間に配置されている。透光部材15の側面は、発光装置1の側面の一部を構成し、発光装置1の外部に露出している。透光部材15の上面および反射部材30の上面32は連続した平坦面を形成し、これら透光部材15の上面および反射部材30の上面32は発光装置1の上面を構成する。
透光部材15は、反射部材30を補強している。これにより、反射部材30の形状変化による配光の変化を防ぐことができる。反射部材30の内側面33は、第1反射面33aと第2反射面33bとの間に角部33cを有する。その角部33cが透光部材15に食い込むことで、透光部材15と反射部材30との密着性を高めることができる。
透光部材15は、チップ20が発する光および蛍光体が発する光に対して透過性を有する。透光部材15は、例えば樹脂部材またはガラス部材である。透光部材15は、後述する遮光対象エリアに光を広げる可能性がある散乱材を含まないことが望ましい。
発光素子50の発光面10から出射された光は透光部材15に入射する。透光部材15に入射した光のうち反射部材30の第2反射面33bに向かった光は、第2反射面33bで反射する。この第2反射面33bでの光の反射により、発光面10から上方に出射された光の方向を第2端部10b側の照明対象エリア100に向かう方向(発光面10に対して傾斜した斜め方向および発光面10に平行な方向を含む方向)に変換することができる。
発光面10における反射部材30が配置された第1端部10a側のエリアは遮光対象エリア200であり、反射部材30は遮光対象エリア200に向かう光を遮る。例えば、住宅地などに対して遮光しつつ、道路を照明する街路灯などの照明機器に、本実施形態の発光装置1を用いることができる。
実施形態によれば、発光装置1自体で配光制御されている。そのため、発光装置1とは別に備えられる2次レンズやリフレクタを小型化すること、それらの部品数を削減することが可能になる。また、用途によっては、2次レンズやリフレクタを不要にすることも可能である。したがって、そのような発光装置1を搭載した照明機器の小型化、構成の簡略化、部品数の削減が可能になる。
傾斜面または曲面の内側面33は、発光面10に対して垂直な面のみからなる内側面に比べて、反射部材30の高さを抑えつつ、反射面の面積を広く確保することができる。
チップ20の側面は、反射性または遮光性を有する樹脂部材12で直接的に又は間接的に覆われ、発光装置1の側面を構成していない。チップ20の側面は、発光装置1の外部に露出していない。樹脂部材12の側面は、発光装置1の側面の一部を構成する。蛍光体層13の側面も発光装置1の側面の一部を構成してもよい。蛍光体層13の厚さがチップ20の厚さに比べて薄い場合は、蛍光体層13の側面から出射される光は、実質的に発光装置1の配光に与える影響は小さい。
反射部材30の下面31は、図2に示すように、半導体積層部を含むチップ20の上面に重ならない位置に配置することができる。尚、反射部材30の下面31は、チップ20の上面に重なる位置に配置されていてもよい。反射部材30がチップ20の上面と重なる場合は、例えば、チップ20の上面の面積の5%~20%とすることができる。
反射部材30と、チップ20の周囲の樹脂部材12とは別体であり、反射部材30の下面31と樹脂部材12との間には蛍光体層13が配置されている。反射部材30を樹脂部材12と別体とすることで、反射部材30を形成する難易度を低くできる。
または、図3に示すように、反射部材30を樹脂部材12と一体に形成してもよい。この場合、蛍光体層13における遮光対象エリア200側の側面が反射部材30によって覆われ、遮光対象エリア200への蛍光体層13の側面からの漏れ光を防ぐことができる。
図4は、本開示の第2実施形態の発光装置2の模式断面図である。
発光面10の広さや、望む配光に応じて、複数の反射部材30を配置することができる。図4に示す発光装置2は、例えばX方向に沿って並んだ2つのチップ20を有する。発光装置2の発光面10は、第1実施形態の発光装置1の発光面10よりもX方向の幅が広がっている。
そして、発光装置2の発光面10上には、2つの反射部材30がX方向に互いに離隔して配置されている。1つの反射部材30は、第1実施形態と同様、発光面10の第1端部10a側に配置されている。もう1つの反射部材30は、第1端部10aと第2端部10bとの間に配置されている。
第1端部10aと第2端部10bとの間に設けられた反射部材30の下面31も、チップ20の上面に重なっていないため、発光装置2の光束の低下を防ぐことができる。
図5は、本開示の第3実施形態の発光装置3の模式断面図である。
発光装置3の反射部材30の外側面35は、発光面10に対して傾斜した傾斜面を有する。または、外側面35は曲面を有していてもよい。
複数の発光装置3がX方向に並べて配置され、それら複数の発光装置3の上方に、複数の発光装置3に共通に2次レンズが配置されている。この場合において、ある発光装置3の内側面33で反射して第2端部10b側の側面から外部に出射した光を、その発光装置3の第2端部10b側の隣に配置された他の発光装置3の反射部材30の外側面35で反射させて、2次レンズに向かわせることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本開示の実施形態について説明した。しかし、本開示は、これらの具体例に限定されるものではない。本開示の上述した実施形態を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての形態も、本開示の要旨を包含する限り、本開示の範囲に属する。他、本開示の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本開示の範囲に属するものと了解される。
1~3…発光装置、10…発光面、11…基板、13…蛍光体層、15…透光部材、20…チップ、30…反射部材、31…下面、32…上面、33…内側面、33a…第1反射面、33b…第2反射面、34,35…外側面、50…発光素子

Claims (6)

  1. 第1の発光装置と第2の発光装置とを備え、
    前記第1の発光装置及び前記第2の発光装置のそれぞれは、
    発光面を有する発光素子と、
    前記発光面上において第1方向に離隔した第1端部と第2端部のうちの前記第1端部側に配置された反射部材と、
    を備え、
    前記反射部材は、
    前記発光面側の下面と、
    前記下面の内端よりも前記第2端部に近い位置に内端を有する上面と、
    前記上面の内端と前記下面の内端の間の内側面であって、凹面状の曲面を有する内側面と、
    前記発光面に対して傾斜した外側面と、
    を有し、
    前記第1の発光装置は、前記第2の発光装置の前記第2端部側の隣に配置され、
    前記第1の発光装置の前記外側面は、前記第2の発光装置の前記第2端部側に位置する発光装置。
  2. 前記反射部材の前記内側面は、前記第1方向に交差する第2方向に連続して延びている請求項1記載の発光装置。
  3. 前記反射部材は、反射材を含む樹脂部材である請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第1の発光装置及び前記第2の発光装置のそれぞれは、前記反射部材の前記内側面に隣接して前記発光面上に設けられた透光部材をさらに備えた請求項1~3のいずれか1つに記載の発光装置。
  5. 前記発光素子は、蛍光体層を含み、
    前記発光面は、前記蛍光体層の上面である請求項1~4のいずれか1つに記載の発光装置。
  6. 前記発光素子は、半導体積層部を含み、
    前記反射部材の前記下面は、前記半導体積層部の上面に重なっていない請求項1~5のいずれか1つに記載の発光装置。
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