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JP7050596B2 - ゲートウェイ装置、機器管理システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

ゲートウェイ装置、機器管理システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ゲートウェイ装置、機器管理システム、通信方法及びプログラムに関する。
複数のネットワークを相互に接続するゲートウェイ装置が知られている。ゲートウェイ装置により、異なるプロトコルを有するネットワークであっても相互に接続することができる。ネットワークとしては、例えば、集中管理型ネットワークとマルチマスタ型ネットワークとが考えられる。集中管理型ネットワークには、1つのマスタ機器とこのマスタ機器により管理される少なくとも1つのスレーブ機器とが接続される。マルチマスタ型ネットワークには、少なくとも1つのマスタ機器と少なくとも1つのスレーブ機器とが接続される。マスタ機器は、ユーザからの指示、又は、他の機器からの操作要求に従って、スレーブ機器に対する操作の指令である操作指令を送信する。
ここで、第1ネットワークと第2ネットワークとが集中管理型ネットワークである場合、ゲートウェイ装置は、第1ネットワークと第2ネットワークとにスレーブ機器として接続される。ところで、複数のスレーブ機器の管理を容易にするために、複数のスレーブ機器を含むグループを定義し、マスタ機器がこのグループを指定して操作指令を送信することがある。以下、第1ネットワークが備えるマスタ機器である第1マスタ機器が、第1ネットワークが備えるスレーブ機器である第1スレーブ機器と第2ネットワークが備えるスレーブ機器である第2スレーブ機器とを備えるグループを指定して、操作指令を送信した場合を想定する。
この場合、第1スレーブ機器は、操作指令に従って状態を変化させる。また、ゲートウェイ装置は、この操作指令を操作要求に変換し、この操作要求を第2ネットワークに送信する。すると、第2ネットワークが備えるマスタ機器である第2マスタ機器は、この操作要求を操作指令に変換し、この操作指令を第2ネットワークに送信する。第2スレーブ機器は、この操作指令に従って状態を変化させる。しかしながら、この操作指令は、ゲートウェイ装置によっても受信され、ゲートウェイ装置は、この操作指令を操作要求に変換し、この操作要求を第1ネットワークに送信する。すると、第1マスタ機器は、この操作要求を操作指令に変換し、この操作指令を第1ネットワークに送信する。第1スレーブ機器は、この操作指令に従って状態を更に変化させる。以後、第1マスタ機器と第2マスタ機器とから交互に操作指令が送信され続ける。
一方、第1ネットワークがマルチマスタ型ネットワークである場合、ゲートウェイ装置をマスタ装置として第1ネットワークに接続することができる。この場合、ゲートウェイ装置は、第2マスタ装置により送信された操作指令に対応する操作指令を第1スレーブ機器に送信することにより、第1マスタ装置を介さずに、第1スレーブ機器の状態を変化させることができる。しかしながら、この場合でも、第1スレーブ機器の状態が複数回にわたって変化する。このように、操作指令が重複して送信されると、ネットワーク上のトラフィックが増大する。また、操作指令が、トグル操作、又は、操作量を指定した操作に関する指令である場合、操作指令が重複して送信されると、正常な制御が実現されない可能性がある。
上記の問題に関するものとして、特許文献1には、ルータとして機能する計算機が一方のネットワークの計算機から同一内容の情報を複数回受信した場合に、受信した情報を重複して他方のネットワークに送信することを防ぐ技術が開示されている。この技術を上記のゲートウェイ装置に適用することにより、交互に操作指令が送信され続けてしまうという上記の問題が解消できる。
特開平06-110925号公報
しかし、第2マスタ機器が最初の操作要求に応じて送信する操作指令は、第2ネットワークでは初めて送信される情報である。したがって、特許文献1の技術を適用したゲートウェイ装置であっても、第2マスタ機器から受信した操作指令に対応する操作要求あるいは操作指令の送信を防ぐことはできない。そのため、操作要求あるいは操作指令が第1ネットワークに再度送信される。したがって、特許文献1の技術は、操作指令の重複を防ぐという観点からは十分とはいえない。
本発明の目的は、上記の事情に鑑み、操作指令が重複して送信されることを防ぐゲートウェイ装置等を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係るゲートウェイ装置は、
第1マスタ機器と前記第1マスタ機器により管理される第1スレーブ機器とが接続された第1ネットワークと、第2マスタ機器と前記第2マスタ機器により管理される第2スレーブ機器とが接続された集中管理型ネットワークである第2ネットワークと、を接続するゲートウェイ装置であって、
前記第1マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第1操作指令を受信する第1受信手段と、
前記第1操作指令の操作対象に前記第2スレーブ機器が含まれているとき、前記第1操作指令を、前記第1操作指令に対応する操作指令の送信を前記第2マスタ機器に要求するための第1操作要求に変換する第1変換手段と、
前記第1操作要求を前記第2マスタ機器に送信する第1送信手段と、
前記第2マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第2操作指令を受信する第2受信手段と、
前記第2操作指令の操作対象に前記第1スレーブ機器が含まれているとき、前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済か否かを判定する判定手段と、
前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済ではないと前記判定手段が判定したときに、前記第2操作指令を制御情報に変換する第2変換手段と、
前記制御情報を前記第1マスタ機器または前記第1スレーブ機器に送信する第2送信手段と、
を備える。
本発明によれば、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済か否かを判定し、受信済ではないと判定したときのみ第2操作指令を制御情報に変換して送信する。そのため、操作指令が重複して送信されることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る照明システムを示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の機能的構成を示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の対応情報記憶部が記憶する対応情報の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の機器情報記憶部が記憶する機器情報の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の指令記憶部が記憶する指令情報の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置による、第1マスタ機器から受信した第1操作指令の中継の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置による、第2マスタ機器から受信した第2操作指令の中継の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態1に係る照明システムにおける、操作指令の中継の処理シーケンスを示す図 本発明の実施の形態2に係る照明システムを示す図 本発明の実施の形態2に係るゲートウェイ装置による、第2マスタ機器から受信した第2操作指令の中継の処理を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本発明に係るゲートウェイ装置を照明システムに適用した実施の形態について説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1を参照しながら、実施の形態1に係る照明システム1を説明する。照明システム1は、第1ネットワークN1に接続された照明器具12aと第2ネットワークN2に接続された照明器具22aとを管理する照明システムである。照明システム1は、第1ネットワークN1に接続されたコントローラ11a、スイッチ11b及び照明器具12aと、第2ネットワークN2に接続されたコントローラ21a、照明器具22a及びスイッチ22bと、第1ネットワークN1及び第2ネットワークN2を相互に接続するゲートウェイ装置100と、を備える。照明システム1は、本発明に係る機器管理システムの一例である。
以下、第1ネットワークN1及び第2ネットワークN2を説明する。第1ネットワークN1は、マルチマスタ型ネットワークによる照明制御ネットワークである。マルチマスタ型ネットワークとは、1以上のマスタ機器が1以上のスレーブ機器を管理するネットワークである。つまり、同一ネットワーク内に複数のマスタ機器を接続することができる。マスタ機器は、スレーブ機器を操作するための操作指令を送信できる。操作指令を受信したスレーブ機器は、操作指令の内容に応じた動作を行う。
第1ネットワークN1には、コントローラ11a及びスイッチ11bがマスタ機器として接続されており、照明器具12aがスレーブ機器として接続されている。例えば、ユーザが、コントローラ11aにより照明器具12aをオンにする操作をすると、照明器具12aをオンにするための操作指令がコントローラ11aから照明器具12aに送信される。また、ユーザがスイッチ11bをオンにする操作をすると、照明器具12aをオンにするための操作指令がスイッチ11bから照明器具12aに送信される。
なお、第1ネットワークN1に接続されるコントローラ11a、スイッチ11b及び照明器具12aの数は、図1に示された数でなくてもよい。例えば、スイッチ11bが2以上あってもよいし、スイッチ11bがなくてもよいし、照明器具12aが3以上あってもよい。
以下、第1ネットワークN1に接続されているマスタ機器を第1マスタ機器11といい、第1ネットワークN1に接続されているスレーブ機器を第1スレーブ機器12という。コントローラ11a及びスイッチ11bは第1マスタ機器11であり、照明器具12aは第1スレーブ機器12である。
第2ネットワークN2は、集中管理型ネットワークによる照明制御ネットワークである。集中管理型ネットワークとは、1のマスタ機器が1以上のスレーブ機器を管理するネットワークである。つまり、同一ネットワーク内には1のマスタ機器のみを接続することができる。マスタ機器は、マルチマスタ型ネットワークの場合と同様に、スレーブ機器を操作するための操作指令を送信できる。また、スレーブ機器は、マスタ機器に対して、操作指令の送信を要求するための操作要求を送信できる。操作要求を受信したマスタ機器は、操作要求に対応する操作指令を送信する。なお、操作要求を送信したスレーブ機器と操作指令の対象となるスレーブ機器は必ずしも一致しない。
第2ネットワークN2には、コントローラ21aがマスタ機器として接続されており、照明器具22a及びスイッチ22bがスレーブ機器として接続されている。例えば、ユーザが、コントローラ21aにより照明器具22aをオンにする操作をすると、照明器具22aをオンにするための操作指令がコントローラ21aから照明器具22aに送信される。一方、ユーザがスイッチ22bをオンにする操作をすると、まず、照明器具22aをオンにするための操作指令の送信を要求するための操作要求がスイッチ22bからコントローラ21aに送信される。次に、操作要求を受信したコントローラ21aが、照明器具22aをオンにするための操作指令を照明器具22aに送信する。
なお、第2ネットワークN2では、第1ネットワークN1とは異なる通信プロトコルが使用されている。また、第2ネットワークN2に接続されるスイッチ22b及び照明器具22aの数は、図1に示された数でなくてもよい。ただし、第2ネットワークN2に接続されるコントローラ21aは1つでなければならない。
以下、第2ネットワークN2に接続されているマスタ機器を第2マスタ機器21といい、第2ネットワークN2に接続されているスレーブ機器を第2スレーブ機器22という。コントローラ21aは第2マスタ機器21であり、照明器具22a及びスイッチ22bは第2スレーブ機器22である。
次に、照明システム1の各構成を説明する。コントローラ11a及びスイッチ11bは、第1ネットワークN1に接続された第1マスタ機器11である。コントローラ11a及びスイッチ11bは、照明器具12aを操作するための操作指令を、第1スレーブ機器12である照明器具12aに送信する。コントローラ11a及びスイッチ11bは、例えば、照明器具12aをオンオフしたり、照明器具12aの明るさ、色温度などを変更したりするための操作指令を照明器具12aに送信する。また、コントローラ11a及びスイッチ11bは、第2ネットワークN2に接続された照明器具22aを操作対象に含む操作指令を、ゲートウェイ装置100に送信する。これは、後述のグループを操作対象とした操作指令を送信する場合が該当する。
照明器具12aは、第1ネットワークN1に接続された第1スレーブ機器12である。照明器具12aは、第1マスタ機器11であるコントローラ11a及びスイッチ11bから操作指令を受信し、操作指令に応じた動作を行う。また、照明器具12aは、ゲートウェイ装置100からも操作指令を受信する。後述するとおり、ゲートウェイ装置100はマスタ機器として第1ネットワークN1に接続されており、ゲートウェイ装置100も第1スレーブ機器12に操作指令を送信することができるからである。
コントローラ21aは、第2ネットワークN2に接続された第2マスタ機器21である。コントローラ21aは、照明器具22aを操作するための操作指令を、第2スレーブ機器22である照明器具22aに送信する。コントローラ21aは、例えば、照明器具22aをオンオフしたり、照明器具22aの明るさ、色温度などを変更したりするための操作指令を照明器具22aに送信する。また、コントローラ21aは、第1ネットワークN1に接続された照明器具12aを操作対象に含む操作指令を、ゲートウェイ装置100に送信する。これは、後述のグループを操作対象とした操作指令を送信する場合が該当する。
コントローラ21aは、第2スレーブ機器22であるスイッチ22bから操作要求を受信する。また、コントローラ21aは、ゲートウェイ装置100からも操作要求を受信する。後述するとおり、ゲートウェイ装置100はスレーブ機器として第2ネットワークN2に接続されており、ゲートウェイ装置100も第2マスタ機器21に操作要求を送信することができるからである。コントローラ21aは、受信した操作要求に応じた操作指令を送信する。
照明器具22aは、第2ネットワークN2に接続された第2スレーブ機器22である。照明器具22aは、コントローラ21aから操作指令を受信し、操作指令に応じた動作を行う。
スイッチ22bは、第2ネットワークN2に接続された第2スレーブ機器22である。ユーザがスイッチ22bを操作すると、スイッチ22bは、操作要求をコントローラ21aに送信する。
ゲートウェイ装置100は、第1ネットワークN1と第2ネットワークN2とを相互に接続するゲートウェイ装置である。ゲートウェイ装置100は、第1ネットワークN1と第2ネットワークN2との間の通信を中継する。ゲートウェイ装置100は、マスタ機器として第1ネットワークN1に接続されており、スレーブ機器として第2ネットワークN2に接続されている。ゲートウェイ装置100により、第1マスタ機器11が照明器具22aを操作することも、第2マスタ機器21が照明器具12aを操作することも可能となる。ゲートウェイ装置100は、本発明に係るゲートウェイ装置の一例である。また、ゲートウェイ装置100により第1ネットワークN1と第2ネットワークN2との間の通信を中継する方法は、本発明に係る通信方法の一例である。
ゲートウェイ装置100は、第1マスタ機器11から操作指令を受信する。以下、ゲートウェイ装置100が第1マスタ機器11から受信する操作指令を第1操作指令という。ゲートウェイ装置100は、第1操作指令を操作要求に変換し、第2マスタ機器21に送信する。以下、ゲートウェイ装置100が第2マスタ機器21に送信する操作要求を第1操作要求という。
ゲートウェイ装置100は、第2マスタ機器21から操作指令を受信する。以下、ゲートウェイ装置100が第2マスタ機器21から受信する操作指令を第2操作指令という。ゲートウェイ装置100は、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済でないときのみ、第2操作指令を第1ネットワークN1に適合した操作指令に変換して、変換した操作指令を操作対象となる第1スレーブ機器12に送信する。以下、ゲートウェイ装置100が、第2操作指令を変換して第1スレーブ機器12に送信する操作指令を第3操作指令という。
なお、「第2操作要求」は、実施の形態1においては定義されず、実施の形態2にて定義される。
図2を参照しながら、ゲートウェイ装置100の機能的構成を説明する。ゲートウェイ装置100は、第1通信部101と、第2通信部102と、対応情報記憶部111と、機器情報記憶部112と、指令記憶部113と、制御部120と、を備える。
第1通信部101は、第1ネットワークN1と接続されている。第1通信部101は、第1マスタ機器11及び第1スレーブ機器12と通信する。第1通信部101は、第1マスタ機器11から第1操作指令を受信し、制御部120に出力する。第1通信部101は、制御部120から第3操作指令を取得し、操作対象となる第1スレーブ機器12に送信する。第1通信部101は、本発明に係る第1受信手段及び第2送信手段の一例である。
第2通信部102は、第2ネットワークN2と接続されている。第2通信部102は、第2マスタ機器21と通信する。第2通信部102は、制御部120から第1操作要求を取得し、第2マスタ機器21に送信する。第2通信部102は、第2マスタ機器21から第2操作指令を受信し、制御部120に出力する。第2通信部102は、本発明に係る第1送信手段及び第2受信手段の一例である。
対応情報記憶部111は、第1ネットワークN1で使用されるコマンドと第2ネットワークN2で使用されるコマンドとの対応関係を示す対応情報を記憶する。図3は、対応情報の一例を示すものである。第1ネットワークN1と第2ネットワークN2はそれぞれ通信プロトコルが異なる照明制御ネットワークであるため、各照明制御ネットワークで使用されるコマンドもそれぞれ異なり得る。操作指令及び操作要求は、スレーブ機器を操作するためのコマンドを含む。そのため、第1操作指令を第1操作要求に変換する場合及び第2操作指令を第3操作指令に変換する場合、対応情報に基づいてコマンドを変換する必要がある。
図3に示す例において、照明器具を点灯させるコマンドは、第1ネットワークN1においては「ON」である一方、第2ネットワークN2においては「明るさ変更(100%)」である。そのため、例えば、第1操作指令に「ON」コマンドが含まれる場合、第1操作要求には、「ON」コマンドに代えて「明るさ変更(100%)」コマンドが含まれることとなる。
再び図2を参照する。機器情報記憶部112は、ゲートウェイ装置100に接続された各機器の情報である機器情報を記憶する。図4は、機器情報の一例を示すものである。図4に示すとおり、機器情報は、機器がどのネットワークに所属しているかを示す情報と、機器の種別を示す情報と、機器に割り当てられたアドレスと、機器がどのグループに所属しているかを示す情報と、機器の状態を示す情報と、を含む。
マスタ機器が操作指令によりスレーブ機器を操作するとき、操作指令の操作対象としてグループを指定することにより、マスタ機器は当該グループに所属するスレーブ機器を一括操作することができる。スレーブ機器がどのグループに属するかを示す情報は、例えば各スレーブ機器が保持する。そして、各スレーブ機器が定期的に自身の属するグループを示す情報をネットワーク上にブロードキャストすることにより、マスタ機器及びゲートウェイ装置100は、各スレーブ機器がどのグループに属するかの情報を受信できる。
また、同一のグループが設定されている第1スレーブ機器12及び第2スレーブ機器22が存在する場合、当該グループを操作対象とした操作指令をマスタ機器が送信し、ゲートウェイ装置100が操作指令を受信して中継することにより、自身と異なるネットワークに接続されているスレーブ機器も操作できる。
機器の状態を示す情報とは、例えば照明器具の現在の明るさ、色合いなどに関する情報である。図4に示す例では、機器情報は、照明器具以外の機器については状態を示す情報を含まないが、マスタ機器あるいはその他のスレーブ機器の状態を示す情報を含んでもよい。例えば、機器情報は、マスタ機器であるコントローラに設けられたスイッチがオンであるかオフであるかを示す情報を含んでもよい。
再び図2を参照する。指令記憶部113は、操作指令に対応する指令情報を記憶する。指令情報とは、操作指令の内容を含む情報である。操作指令の内容とは、操作対象となるスレーブ機器を特定する情報と操作対象に対する操作を含む内容である。図5は、指令情報の一例を示すものである。指令情報は、操作指令の内容として、操作対象とコマンドを含む。操作対象は、アドレスまたはグループにより指定される。指令情報は、操作指令の内容以外の情報として、受信時刻、送信元ネットワーク及びシーケンス番号を示す情報を含む。なお、後述のとおり、実施の形態1では、指令記憶部113には、第1操作指令に対応する指令情報のみが保存されるので、図5に示す送信元ネットワークは全て第1ネットワークN1である。指令記憶部113は、本発明に係る指令記憶手段の一例である。
受信時刻及び送信元ネットワークを示す情報は、制御部120が、指令情報を指令記憶部113に保存する際に、操作指令に含まれるその他の情報と関連付けて保存する。シーケンス番号は、マスタ機器が操作指令を送信する際に当該操作指令に付与される、操作指令を個別に識別するための番号である。ただし、通信プロトコルによっては、シーケンス番号が操作指令に付与されない場合もある。
再び図2を参照する。制御部120は、ゲートウェイ装置100を統括制御する。制御部120は、第1変換部121と、判定部122と、第2変換部123と、を備える。
制御部120は、第1通信部101から第1操作指令を取得する。制御部120は、機器情報記憶部112が記憶する機器情報を参照し、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれるか否かを判定する。制御部120は、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれるときのみ、第1操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存し、第1変換部121により第1操作指令を第1操作要求に変換する。
例えば、第1操作指令の操作対象としてグループ1が指定され、グループ1に所属する第2スレーブ機器22が存在する場合、制御部120は、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれると判定する。また、第1操作指令の操作対象として第2スレーブ機器22のアドレスが指定された場合にも、制御部120は、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれると判定する。
第1変換部121は、対応情報記憶部111が記憶する対応情報を参照し、第1操作指令に含まれる第1ネットワークN1用のコマンドを第2ネットワークN2用のコマンドに変換する。第1変換部121は、コマンド変換後の操作指令を、第2ネットワークN2の通信プロトコルに適合した、第2マスタ機器21への第1操作要求に変換する。この際、第1操作要求に含まれるシーケンス番号は、そのまま第1操作要求に含まれるシーケンス番号となる。第1操作要求は、第1操作指令に対応する操作指令の送信を第2マスタ機器21に要求するための操作要求となる。第1変換部121は、第1操作要求を第2通信部102に出力する。第1変換部121は、本発明に係る第1変換手段の一例である。
制御部120は、第2通信部102から第2操作指令を取得する。制御部120は、機器情報記憶部112が記憶する機器情報を参照し、第2操作指令の操作対象に第1スレーブ機器12が含まれるか否かを判定する。
制御部120は、操作対象に第1スレーブ機器12が含まれると判定したとき、判定部122により、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定する。
判定部122は、指令記憶部113が記憶する指令情報と対応情報記憶部111が記憶する対応情報を参照し、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定する。第1ネットワークN1と第2ネットワークN2とで使用されるコマンドが異なる場合、同一の操作が意図された操作指令であってもコマンドが異なる。そのため、判定部122は、第2操作指令に対応する指令情報が保存されているか否かを判定する際に、対応情報を参照する。判定部122は、本発明に係る判定手段の一例である。
制御部120は、判定部122により、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されていると判定したとき、指令記憶部113から当該指令情報を削除する。このとき、第2操作指令は何ら変換も送信もされない。つまり、このとき、第2操作指令は、ゲートウェイ装置100を超えて第1ネットワークN1に送信されず、ゲートウェイ装置100により遮断される、といえる。
制御部120は、判定部122により、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されていないと判定したとき、第2変換部123により、第2操作指令を第3操作指令に変換する。
第2変換部123は、対応情報記憶部111が記憶する対応情報を参照し、第2操作指令に含まれる第2ネットワークN2用のコマンドを第1ネットワークN1用のコマンドに変換する。第2変換部123は、コマンド変換後の操作指令を、第1ネットワークN1の通信プロトコルに適合した、操作対象となる第1スレーブ機器12への第3操作指令に変換する。第2変換部123は、第3操作指令を第1通信部101に出力する。第2変換部123は、本発明に係る第2変換手段の一例である。
制御部120は、指令記憶部113が記憶する指令情報のうち、受信時刻から一定時間経過したものを、指令記憶部113から削除する。一定時間とは、第2通信部102が第1操作要求を第2マスタ機器21に送信してから、第2マスタ機器21が第1操作要求に応じた第2操作指令を送信するまでに十分な時間であり、例えば1分間である。
次に、ゲートウェイ装置100のハードウェア構成の一例について、図6を参照しながら説明する。図6に示すゲートウェイ装置100は、例えばパーソナルコンピュータ、マイクロコントローラなどのコンピュータにより実現される。
ゲートウェイ装置100は、バス1000を介して互いに接続された、プロセッサ1001と、メモリ1002と、インタフェース1003と、二次記憶装置1004と、を備える。
プロセッサ1001は、例えばCPU(Central Processing Unit: 中央演算装置)である。プロセッサ1001が、二次記憶装置1004に記憶された制御プログラムをメモリ1002に読み込んで実行することにより、ゲートウェイ装置100の各機能が実現される。
メモリ1002は、例えば、RAM(Random Access Memory)により構成される主記憶装置である。メモリ1002は、プロセッサ1001が二次記憶装置1004から読み込んだ制御プログラムを記憶する。また、メモリ1002は、プロセッサ1001が制御プログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
インタフェース1003は、例えばシリアルポート、パラレルポートなどのI/O(Input/Output)ポートである。インタフェース1003により、第1通信部101及び第2通信部102の機能が実現される。
二次記憶装置1004は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)である。二次記憶装置1004は、プロセッサ1001が実行する制御プログラムを記憶する。また、二次記憶装置1004により、対応情報記憶部111、機器情報記憶部112及び指令記憶部113の機能が実現される。
次に、図7を参照しながら、ゲートウェイ装置100による、第1マスタ機器11から受信した第1操作指令を第2ネットワークN2に中継する処理の一例を説明する。図7に示す処理は、第1通信部101が第1操作指令を受信し、制御部120が第1通信部101から第1操作指令を取得したタイミングで開始される。
ゲートウェイ装置100の制御部120は、機器情報記憶部112が記憶する機器情報を参照し、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれるか否かを判定する(ステップS11)。第1操作指令の操作対象には第2スレーブ機器22が含まれていないと判定した時(ステップS11:No)、操作指令を第2ネットワークN2に中継する必要がないので、制御部120は、第1操作指令の中継の処理を終了する。
第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれていると判定した時(ステップS11:Yes)、制御部120は、第1操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存する(ステップS12)。
制御部120の第1変換部121は、第1操作指令を第2マスタ機器21への第1操作要求に変換する(ステップS13)。
第1変換部121は、第2通信部102を介して、第1操作要求を第2マスタ機器21に送信する(ステップS14)。そして制御部120は、第1操作指令の中継の処理を終了する。
次に、図8を参照しながら、ゲートウェイ装置100による、第2マスタ機器21から受信した第2操作指令を第1ネットワークN1に中継する処理の一例を説明する。図8に示す処理は、第2通信部102が第2操作指令を受信し、制御部120が第2通信部102から第2操作指令を取得したタイミングで開始される。
ゲートウェイ装置100の制御部120は、機器情報記憶部112が記憶する機器情報を参照し、第2操作指令の操作対象に第1スレーブ機器12が含まれるか否かを判定する(ステップS21)。第2操作指令の操作対象には第1スレーブ機器12が含まれていないと判定した時(ステップS21:No)、操作指令を第1ネットワークN1に中継する必要がないので、制御部120は、第2操作指令の中継の処理を終了する。
第2操作指令の操作対象に第1スレーブ機器12が含まれていると判定した時(ステップS21:Yes)、制御部120の判定部122は、指令記憶部113が記憶する指令情報と対応情報記憶部111が記憶する対応情報を参照し、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定する(ステップS22)。判定部122は、例えば、第2操作指令に含まれるコマンドを対応情報に基づいて一時的に変換した上で、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定する。この一時的な変換により、操作対象及びコマンドが完全一致するか否かを判定することによって第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定することができる。
あるいは、第2マスタ機器21が、操作要求に応じて第2操作指令を送信する際に、操作要求に含まれるシーケンス番号と同一のシーケンス番号を第2操作指令に含んで送信する場合には、判定部122は、第2操作指令に含まれるシーケンス番号と指令情報に含まれるシーケンス番号とが同一か否かを判定することにより、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定してもよい。
第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されていると判定したとき(ステップS22:Yes)、制御部120は、当該指令情報を指令記憶部113から削除し(ステップS23)、第2操作指令の中継の処理を終了する。この場合、第2操作指令は第1ネットワークN1に中継されず、ゲートウェイ装置100により遮断されることとなる。指令情報を削除するのは、後述するとおり、第2操作指令を中継せず遮断すれば、操作指令が重複して第1ネットワークN1に送信されることを防ぐことができ、当該指令情報は不要となるからである。
第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113には保存されていないと判定したとき(ステップS22:No)、制御部120の第2変換部123は、第2操作指令を、操作対象となる第1スレーブ機器12への第3操作指令に変換する(ステップS24)。
第2変換部123は、第1通信部101を介して、第3操作指令を操作対象となる第1スレーブ機器12に送信する(ステップS25)。そして制御部120は、第2操作指令の中継の処理を終了する。
次に、図9を参照しながら、照明システム1における、操作指令の中継の処理シーケンスを説明する。まず、第1マスタ機器11が、第1スレーブ機器12及びゲートウェイ装置100に第1操作指令を送信する(ステップT1)。なお、この第1操作指令は、操作対象に第2スレーブ機器22を含むものとする。第1操作指令を受信した第1スレーブ機器12は、受信した第1操作指令に応じた動作を行う。
第1操作指令を受信したゲートウェイ装置100は、制御部120により、第1操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存する(ステップT2)。
続いて、ゲートウェイ装置100は、制御部120の第1変換部121により第1操作指令を第1操作要求に変換し、第1操作要求を第2マスタ機器21に送信する(ステップT3)。
第1操作要求を受信した第2マスタ機器21は、第1操作要求に対応する第2操作指令を第2スレーブ機器22及びゲートウェイ装置100に送信する(ステップT4)。第2操作指令を受信した第2スレーブ機器22は、受信した第2操作指令に応じた動作を行う。
第2操作指令を受信したゲートウェイ装置100の制御部120は、第2操作指令の中継を遮断する(ステップT5)。第2操作指令は第1操作要求に対応する操作指令であるため、当該第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているからである。つまり、ゲートウェイ装置100は、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済であるため、当該第2操作指令の中継を遮断する。
以上、照明システム1を説明した。照明システム1のゲートウェイ装置100によれば、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済か否かを判定し、受信済ではないと判定したときのみ第2操作指令を第3操作指令に変換して第1スレーブ機器12に送信する。そのため、操作指令が重複して送信されることを防ぐことができる。
また、ゲートウェイ装置100によれば、既存のネットワーク同士を接続することができる。例えば、第1ネットワークN1及び第2ネットワークN2のそれぞれが独立した既存の照明制御ネットワークである場合、第1ネットワークN1及び第2ネットワークN2にゲートウェイ装置100を接続し、各機器のグループ設定を調整することにより、2つの照明制御ネットワークが接続された照明システム1を構成できる。この際、コントローラ、スイッチ、照明器具などの既存の機器を置き換える必要がないため、低コストにて照明制御ネットワーク同士を接続できる。
(実施の形態2)
図10を参照しながら、実施の形態2に係る照明システム1Aを説明する。照明システム1Aは、実施の形態1に係る照明システム1の変形であるため、照明システム1と異なる点を主に説明する。
実施の形態1に係る第1ネットワークN1はマルチマスタ型ネットワークであったが、第1ネットワークN1Aは、第2ネットワークN2と同様に集中管理型ネットワークである。そのため、スイッチ12bは、第1マスタ機器11ではなく第1スレーブ機器12となる。
ゲートウェイ装置100は、マスタ機器としてではなく、スレーブ機器として第1ネットワークN1Aに接続されている。したがって、ゲートウェイ装置100は、第2マスタ機器21から受信した第2操作指令を第3操作指令に変換して第1スレーブ機器12に送信するのではなく、第2操作指令を操作要求に変換して第1マスタ機器11に送信する。以下、ゲートウェイ装置100が第1マスタ機器11に送信する操作要求を第2操作要求という。
図2を参照しながら、ゲートウェイ装置100の機能部のうち、実施の形態1の場合と異なるものを説明する。異なる点はいずれも、第1ネットワークN1A及び第2ネットワークN2のいずれも集中管理型ネットワークになったことによるものである。
第1通信部101は、第3操作指令を第1スレーブ機器12に送信する代わりに、第2操作要求を第1マスタ機器11に送信する。制御部120は、さらに、第2操作指令の操作対象に第1スレーブ機器12が含まれるときにも、第2操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存する。制御部120は、第1操作指令の操作対象に第2スレーブ機器22が含まれると判定したとき、さらに、判定部122により、第1操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113に保存されているか否かを判定する。第2変換部123は、第2操作指令を、第3操作指令ではなく、第2操作要求に変換する。
つまり、各機能部は、第1マスタ機器11から受信する第1操作指令及び第2マスタ機器21から受信する第2操作指令のいずれに対しても、同様の処理を行うこととなる。これは、第1ネットワークN1A、第2ネットワークN2のいずれも集中管理型ネットワークであるため、第1操作指令、第2操作指令のいずれに対しても同じように処理すべきだからである。
次に、図11を参照しながら、ゲートウェイ装置100による、第2マスタ機器21から受信した第2操作指令を第1ネットワークN1Aに中継する処理の一例を説明する。ただし、図8もあわせて参照し、図8に示す実施の形態1の場合の処理の一例と異なる点を説明する。
なお、実施の形態2においては、ゲートウェイ装置100による、第1マスタ機器11から受信した第1操作指令を第2ネットワークN2に中継する処理は、図11に示す処理と概ね同様なものとなるため、説明を省略する。
図11に示すステップS31、S32及びS33の処理は、図8に示すステップS21、S22及びS23の処理と同様のため説明を省略する。
判定部122が、第2操作指令に対応する指令情報が指令記憶部113には保存されていないと判定したとき(ステップS32:No)、制御部120は、第2操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存する(ステップS34)。第2操作指令に対応する指令情報を指令記憶部113に保存することにより、第1マスタ機器11が第2操作指令に対応する操作指令を送信した場合に、ステップS32以下と同様の処理により、当該操作指令の中継を遮断することができる。
第2変換部123は、第2操作指令を第1マスタ機器11への第2操作要求に変換する(ステップS35)。第3操作指令ではなく、第2操作要求に変換する点が、図8に示すステップS24の処理と異なる。
第2変換部123は、第1通信部101を介して、第2操作要求を第1マスタ機器11に送信する(ステップS36)。そして制御部120は、第2操作指令の中継の処理を終了する。
以上の処理をまとめると、ゲートウェイ装置100は、実施の形態1の場合と同様に、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済ではないときのみ、第2操作指令を中継する。ただし、第3操作指令の送信ではなく、第2操作要求の送信により、第2操作指令を中継する。また、実施の形態1の場合と異なり、ゲートウェイ装置100は、第2操作指令に対応する指令情報も指令記憶部113に保存する。
照明システム1における、操作指令の中継の処理シーケンスは、図9に示す実施の形態1の場合の処理シーケンスと全く同様となるため、説明を省略する。
以上、照明システム1Aを説明した。照明システム1Aのゲートウェイ装置100によれば、第2操作指令に対応する第1操作指令を受信済か否かを判定し、受信済ではないと判定したときのみ第2操作指令を第2操作要求に変換して第1マスタ機器11に送信する。そのため、実施の形態1の場合と同様に、操作指令が重複して送信されることを防ぐことができる。
また、実施の形態1の場合と同様に、ゲートウェイ装置100によれば、既存のネットワーク同士を接続することができる。
なお、実施の形態1に係るゲートウェイ装置100と実施の形態2に係るゲートウェイ装置100との相違点の1つとして、実施の形態1の場合、第2変換部123は第2操作指令を第3操作指令に変換するが、実施の形態2の場合、第2変換部123は第2操作指令を第2操作要求に変換することが挙げられる。ここで、第3操作指令、第2操作要求のいずれも、第2操作指令の操作対象となる第1スレーブ機器12を制御するための制御情報である、といえる。したがって、実施の形態1、2の場合をまとめて、第2変換部123は、第2操作指令を制御情報に変換する、といえる。そして、第1通信部101は、制御情報を第1マスタ機器11または第1スレーブ機器12に送信する、といえる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。本発明において、上記実施の形態において説明した構成、機能、動作のどの部分を採用するのかは任意である。また、本発明において、上述した構成、機能、動作のほか、更なる構成、機能、動作が採用されてもよい。
実施の形態1においては、第1ネットワークN1の通信プロトコルと第2ネットワークN2の通信プロトコルは異なることを説明した。一方、実施の形態2においては、第1ネットワークN1Aの通信プロトコルと第2ネットワークN2の通信プロトコルは同一のものであってもよい。第1ネットワークN1、第2ネットワークN2のいずれも集中管理型ネットワークであるため、1つのネットワークには2以上のマスタ機器を接続できない。したがって、通信プロトコルが同一であっても、第1ネットワークN1Aと第2ネットワークN2とを単純に接続することができない。したがって、通信プロトコルが同一であっても、ゲートウェイ装置100により双方のネットワークを接続することが有用となる。
実施の形態1において、指令記憶部113が記憶する指令情報には、コマンドが含まれるものとした。このコマンドは、第1ネットワークN1で使用されるコマンドであり、つまり変換前のコマンドである。しかし、指令情報に含まれるコマンドは、対応情報に基づいて変換されたコマンドであってもよい。この場合、第2操作指令の内容と指令情報の内容とを比較する場合に、第1ネットワークN1で使用されるコマンドと第2ネットワークN2で使用されるコマンドとの差異を考慮する必要がなくなる。
図6に示すハードウェア構成においては、ゲートウェイ装置100が二次記憶装置1004を備えている。しかし、これに限らず、二次記憶装置1004をゲートウェイ装置100の外部に設け、インタフェース1003を介してゲートウェイ装置100と二次記憶装置1004とが接続される形態としてもよい。この形態においては、USBフラッシュドライブ、メモリカードなどのリムーバブルメディアも二次記憶装置1004として使用可能である。
また、図6に示すハードウェア構成に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit: 特定用途向け集積回路)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いた専用回路によりゲートウェイ装置100を構成してもよい。また、図6に示すハードウェア構成において、ゲートウェイ装置100の機能の一部を、例えばインタフェース1003に接続された専用回路により実現してもよい。
1,1A 照明システム、11 第1マスタ機器、11a コントローラ、11b スイッチ、12 第1スレーブ機器、12a 照明器具、12b スイッチ、21 第2マスタ機器、21a コントローラ、22 第2スレーブ機器、22a 照明器具、22b スイッチ、100 ゲートウェイ装置、101 第1通信部、102 第2通信部、111 対応情報記憶部、112 機器情報記憶部、113 指令記憶部、120 制御部、121 第1変換部、122 判定部、123 第2変換部、1000 バス、1001 プロセッサ、1002 メモリ、1003 インタフェース、1004 二次記憶装置、N1,N1A 第1ネットワーク、N2 第2ネットワーク。

Claims (7)

  1. 第1マスタ機器と前記第1マスタ機器により管理される第1スレーブ機器とが接続された第1ネットワークと、第2マスタ機器と前記第2マスタ機器により管理される第2スレーブ機器とが接続された集中管理型ネットワークである第2ネットワークと、を接続するゲートウェイ装置であって、
    前記第1マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第1操作指令を受信する第1受信手段と、
    前記第1操作指令の操作対象に前記第2スレーブ機器が含まれているとき、前記第1操作指令を、前記第1操作指令に対応する操作指令の送信を前記第2マスタ機器に要求するための第1操作要求に変換する第1変換手段と、
    前記第1操作要求を前記第2マスタ機器に送信する第1送信手段と、
    前記第2マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第2操作指令を受信する第2受信手段と、
    前記第2操作指令の操作対象に前記第1スレーブ機器が含まれているとき、前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済か否かを判定する判定手段と、
    前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済ではないと前記判定手段が判定したときに、前記第2操作指令を制御情報に変換する第2変換手段と、
    前記制御情報を前記第1マスタ機器または前記第1スレーブ機器に送信する第2送信手段と、
    を備えるゲートウェイ装置。
  2. 前記第1ネットワークはマルチマスタ型ネットワークであり、
    前記制御情報は、前記第2操作指令に対応する第3操作指令であり、
    前記第2送信手段は、前記第3操作指令を操作対象となる前記第1スレーブ機器に送信する、
    請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記第1ネットワークは集中管理型ネットワークであり、
    前記制御情報は、前記第2操作指令に対応する操作指令の送信を前記第1マスタ機器に要求するための第2操作要求であり、
    前記第2送信手段は、前記第2操作要求を前記第1マスタ機器に送信する、
    請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記第1受信手段が受信した前記第1操作指令に対応する指令情報を記憶する指令記憶手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記第2操作指令に対応する前記指令情報が前記指令記憶手段に保存されているか否かを判定することにより、前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済か否かを判定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  5. 第1ネットワークに接続される第1マスタ機器と、
    前記第1ネットワークに接続され、前記第1マスタ機器により管理される第1スレーブ機器と、
    集中管理型ネットワークである第2ネットワークに接続される第2マスタ機器と、
    前記第2ネットワークに接続され、前記第2マスタ機器により管理される第2スレーブ機器と、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置と、
    を備える機器管理システム。
  6. 第1マスタ機器と前記第1マスタ機器により管理される第1スレーブ機器とが接続された第1ネットワークと、第2マスタ機器と前記第2マスタ機器により管理される第2スレーブ機器とが接続された集中管理型ネットワークである第2ネットワークとの通信を中継する通信方法であって、
    前記第1マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第1操作指令を受信し、
    前記第1操作指令の操作対象に前記第2スレーブ機器が含まれているとき、前記第1操作指令を、前記第1操作指令に対応する操作指令の送信を前記第2マスタ機器に要求するための第1操作要求に変換し、
    前記第1操作要求を前記第2マスタ機器に送信し、
    前記第2マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第2操作指令を受信し、
    前記第2操作指令の操作対象に前記第1スレーブ機器が含まれているとき、前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済か否かを判定し、
    前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済ではないと判定したときに、前記第2操作指令を制御情報に変換し、
    前記制御情報を前記第1マスタ機器または前記第1スレーブ機器に送信する、
    通信方法。
  7. 第1マスタ機器と前記第1マスタ機器により管理される第1スレーブ機器とが接続された第1ネットワークと、第2マスタ機器と前記第2マスタ機器により管理される第2スレーブ機器とが接続された集中管理型ネットワークである第2ネットワークと、に接続されたコンピュータを、
    前記第1マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第1操作指令を受信する第1受信手段、
    前記第1操作指令の操作対象に前記第2スレーブ機器が含まれているとき、前記第1操作指令を、前記第1操作指令に対応する操作指令の送信を前記第2マスタ機器に要求するための第1操作要求に変換する第1変換手段、
    前記第1操作要求を前記第2マスタ機器に送信する第1送信手段、
    前記第2マスタ機器から、前記第1スレーブ機器と前記第2スレーブ機器との少なくとも1つを操作するための第2操作指令を受信する第2受信手段、
    前記第2操作指令の操作対象に前記第1スレーブ機器が含まれているとき、前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済か否かを判定する判定手段、
    前記第2操作指令に対応する前記第1操作指令を受信済ではないと前記判定手段が判定したときに、前記第2操作指令を制御情報に変換する第2変換手段、
    前記制御情報を前記第1マスタ機器または前記第1スレーブ機器に送信する第2送信手段、
    として機能させるプログラム。
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