JP7041553B2 - Arc-shaped door device for booth - Google Patents
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Description
本発明は、トイレブースやシャワーブース等の仕切られた(区画された)ブース(部屋)の出入り口に建て付けられるブース用の円弧状ドア装置の技術分野に関するものである。 The present invention relates to the technical field of an arcuate door device for a booth to be built at the entrance / exit of a partitioned (partitioned) booth (room) such as a toilet booth or a shower booth.
今日、トイレブース等の仕切られたブースの出入り口に建て付けられるドア装置として円弧状の戸体を円弧軌跡に沿って左右方向にスライド移動させることで出入り口の開閉をするようにした所謂円弧状ドア装置が提唱されている。このような円弧状ドア装置は、出入り口を開放したときに戸体をブース室内に引き入れた状態にできることから、通常の左右スライド式のドア装置の場合に比して、出入り口の左右幅を広く確保しながらブースの左右幅を小さいものにできる、という利点がある。そしてこの場合に、左右直線状に移動するスライド式のドア装置では、開放時あるいは閉鎖時に戸体の衝撃的な停止を回避することで騒音や振動(衝撃)の発生を低減することが試みられ、このことは円弧状ドア装置の戸体においても同様である。
そこで円弧状ドア装置において、開閉移動する戸体に対して制動を与えるため制動部材を設けて衝撃的な停止の緩衝をするようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。
Today, a so-called arc-shaped door that opens and closes the doorway by sliding the arc-shaped door body in the left-right direction along the arc trajectory as a door device built at the doorway of a partitioned booth such as a toilet booth. A device has been proposed. Since such an arcuate door device can be pulled into the booth room when the doorway is opened, the left and right width of the doorway is wider than in the case of a normal left / right sliding door device. However, there is an advantage that the left and right width of the booth can be made smaller. In this case, in a sliding door device that moves linearly to the left and right, an attempt is made to reduce the generation of noise and vibration (impact) by avoiding a shocking stop of the door when the door is opened or closed. This also applies to the door body of the arcuate door device.
Therefore, an arcuate door device has been proposed in which a braking member is provided to provide braking to a door body that opens and closes to cushion a shocking stop (see, for example, Patent Document 1).
ところが前記従来の制動部材は、弾性変形するようゴム質弾性を有した弾性材で構成し、開閉移動しているハンガーローラが制動部材を圧縮変形することにより制動を与えるようになっていたため、例えばこれを吊りレールの戸尻側端部に設けて戸体開放時における衝撃緩衝をする構成とした場合に、逆にこれが戸体の開放操作をする際に抵抗となって働き、円滑な開放作動が損なわれるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。 However, the conventional braking member is made of an elastic material having rubbery elasticity so as to be elastically deformed, and a hanger roller that is opening and closing moves to compress and deform the braking member to apply braking, for example. If this is provided at the end of the suspension rail on the door tail side to cushion the impact when the door is opened, on the contrary, this acts as a resistance when opening the door, and smooth opening operation is performed. There is a problem that the problem is impaired, and here is a problem to be solved by the present invention.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ブース前部に配される出入り口を開閉するためのブース用の円弧状ドア装置において、該円弧状ドア装置は、出入り口をスライド移動して開閉する円弧状の戸体と、出入り口の上部からブース内上部に至るよう配され、前記戸体上端部に設けたハンガーローラを円弧軌跡を描く状態で移動案内する円弧状の吊りレールとを備え、吊りレールの戸体停止端部位に、円弧軌跡を描いて開閉移動する戸体に制動を与えた緩衝状態にして停止させるための緩衝部材を設けるにあたり、該緩衝部材は、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して直線方向に後退移動することにより制動を与えるシリンダ式のものであって、該緩衝部材は、前記ロッドの後退方向が戸体の円弧軌跡の接線に略沿うようにして配され、かつ吊りレールのハンガーローラ転動面と戸体上端縁部とのあいだに配されていることを特徴とするブース用の円弧状ドア装置である。
請求項2の発明は、緩衝部材は、ロッド先端部が戸体の円弧軌跡位置に位置し、シリンダ後端部が前記円弧軌跡の外側に位置する状態で吊りレール側に配されていることを特徴とする請求項1記載のブース用の円弧状ドア装置である。
請求項3の発明は、ブース前部に配される出入り口を開閉するためのブース用の円弧状ドア装置において、該円弧状ドア装置は、出入り口をスライド移動して開閉する円弧状の戸体と、出入り口の上部からブース内上部に至るよう配され、前記戸体上端部に設けたハンガーローラを円弧軌跡を描く状態で移動案内する円弧状の吊りレールとを備え、吊りレールの戸体停止端部位に、円弧軌跡を描いて開閉移動する戸体に制動を与えた緩衝状態にして停止させるための緩衝部材を設けるにあたり、該緩衝部材は、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して直線方向に後退移動することにより制動を与えるシリンダ式のものであって、該緩衝部材は、前記ロッドの後退方向が戸体の円弧軌跡の接線に略沿うようにして配され、吊りレールには、緩衝部材により制動を受けている戸体が停止する直前位置において弾性的に当接して戸体停止を受ける停止部材がさらに設けられていることを特徴とするブース用の円弧状ドア装置である。
請求項4の発明は、緩衝部材と停止部材は、共通のブラケットを介して吊りレールに取付けられていることを特徴とする請求項3記載のブース用の円弧状ドア装置である。
The present invention has been created for the purpose of solving these problems in view of the above circumstances, and the invention of
According to the second aspect of the present invention, the cushioning member is arranged on the suspension rail side in a state where the rod tip portion is located at the arc locus position of the door body and the cylinder rear end portion is located outside the arc locus. The arcuate door device for a booth according to
The invention of
The invention according to
請求項1の発明とすることにより、円弧状の戸体、吊りレールを備えたブース用の円弧状ドア装置において、戸体が停止する際に戸体の動きに制動を与えて衝撃的な停止を緩衝するために設けられる緩衝部材が、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して後退移動して制動を与えるシリンダ式のものであるから、停止している戸体を開閉移動する際の抵抗になることがなく、円滑な開閉移動をすることができるものでありながら、前記戸体の移動に制動を与えるときのロッドの後退方向が、戸体の円弧軌跡の接線に略沿う方向になっている結果、円弧軌跡を描いて移動する戸体を、円弧軌跡からその接線方向に向けて直線的に受ける状態で制動を与えることになって、制動効率が良く、円弧軌跡を描いて移動する戸体の無理のない緩衝停止ができることになる。しかも緩衝部材が、吊りレールのハンガーローラ転動面と戸体上端縁部とのあいだに配されることになる結果、該緩衝部材を、吊りレールの円弧軌跡に沿うハンガーローラ転動面からずれた状態で配設することが可能になって、緩衝部材の配設が、ハンガーローラ転動面に拘泥されることなく自由に設定できることになる。
請求項2の発明とすることにより、緩衝部材が、ロッド先端部が円弧軌跡位置に位置し、シリンダ後端部が円弧軌跡の外側に位置する状態で円弧軌跡の接線に沿うよう配されることになる結果、円弧軌跡を描いて開放作動をしている戸体は、ロッド先端部に当接して制動を受け始める当初位置において、円弧軌跡の接線方向に沿う状態で受止められた制動を受けることになって、効率の良い緩衝部材による緩衝が受けられ、全開状態になって戸体が停止する際の衝撃、騒音の発生低減を大いに図ることができる。
請求項3の発明とすることにより、円弧状の戸体、吊りレールを備えたブース用の円弧状ドア装置において、戸体が停止する際に戸体の動きに制動を与えて衝撃的な停止を緩衝するために設けられる緩衝部材が、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して後退移動して制動を与えるシリンダ式のものであるから、停止している戸体を開閉移動する際の抵抗になることがなく、円滑な開閉移動をすることができるものでありながら、前記戸体の移動に制動を与えるときのロッドの後退方向が、戸体の円弧軌跡の接線に略沿う方向になっている結果、円弧軌跡を描いて移動する戸体を、円弧軌跡からその接線方向に向けて直線的に受ける状態で制動を与えることになって、制動効率が良く、円弧軌跡を描いて移動する戸体の無理のない緩衝停止ができることになる。しかも戸体が停止する際に、緩衝部材による制動緩衝に加えて、停止部材による停止受止めが停止直前においてなされることになって、戸体の衝撃的な停止をより確実に解消できて、停止時の衝撃、騒音発生をより低減できることになる。
請求項4の発明とすることにより、緩衝部材と停止部材とが設けられるものでありながら、これらは、共通した一つのブラケットを介して吊りレールに設けられることになって部品点数の低減が図れ、施工性が向上する。
According to the invention of
According to the second aspect of the present invention, the cushioning member is arranged along the tangent line of the arc locus with the rod tip portion located at the arc locus position and the cylinder rear end portion located outside the arc locus. As a result, the door body that draws an arc locus and operates to open receives the braking received along the tangential direction of the arc locus at the initial position where it abuts on the rod tip and begins to receive braking. As a result, the cushioning by the efficient cushioning member can be received, and it is possible to greatly reduce the generation of impact and noise when the door body is stopped in the fully opened state.
According to the invention of
According to the invention of
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はトイレブースであって、該トイレブース1は、左右に複数が隣接する状態で設けられたものであり、出入り口(開口)Eを構成すべく前面(正面)に左右間隙を存する状態で設けられる戸先側、戸尻側の前面パネル体2、3と、これら前面パネル体2、3が先端部(前端部)に設けられていてこれら前面パネル体2、3とトイレブース奥端の壁等の躯体面Wとのあいだを仕切る側面パネル体4とを備えることで平面視で矩形状に形成されていること等は何れも従来通りである。
尚、本実施の形態ではトイレブース1が左右に隣接されるものでありこの場合、隣接するトイレブース1間を仕切る側面パネル体4の先端部に設けられる中間の戸先側、戸尻側の前面パネル体2、3同士は左右に連続した一体もので構成され、端側の前面パネル体2、3は各別なもので構成されている。また、本実施の形態では、図2における左側のトイレブース1の左側面は、側面パネル4ではなく壁等の躯体面Wで形成されているが、これらの構成については必要において適宜実施できるものであることは言うまでもない。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawing,
In the present embodiment, the
5は平面視で円弧形状をした戸体であって、該戸体5は、戸体5の左右上端縁部に設けたブラケット6aから上方に突出する状態でハンガーローラ(吊りローラ)6が設けられるが、該ハンガーローラ6が転動することで移動案内される吊りレール(ハンガーレール、案内レール)7は、前記戸体5の円弧形状に沿うよう円弧状をし、出入り口Eの上方とトイレブース1内に入り込む状態において左右方向一方(戸尻側)の側面パネル4の上端部とに亘るよう配設されている。因みに本実施の形態の吊りレール7は、戸先側前面パネル体2に設けたブラケット7a、戸尻側前面パネル体3に設けたブラケット7b、側面パネル体4(あるいは躯体面W)に設けた前後一対のブラケット7c、7dに止着されることで取付けられている。そして前記ハンガーローラ6が吊りレール7を水平方向に転動することにより、戸体5は左右方向にスライド移動して前記出入り口Eを閉鎖する閉鎖姿勢と、トイレブース1の戸尻側側面パネル体4側のトイレブース1内に入り込む状態になって出入り口Eを開放(開口)する開放姿勢とに変姿するようになっている。
トイレブース1には、戸体5が閉鎖した際に戸体5の戸先側端縁部が当接して受ける戸当り8、戸体5の下端縁部に形成されたガイド溝(軌道)5aに嵌入(係合)して戸体5の開閉ガイドをするため戸尻側前面パネル体3にブラケット9aを介して設けられるガイド体(ガイドローラ)9、戸体5が全開するときの衝撃を緩衝するべく吊りレール7の戸尻側端部に配設された後述する緩衝部材10を備えている。尚、緩衝部材10は必要において戸先側に設けてもよいことは勿論である。
In the
前記戸当り8は、基辺部8aの前面が戸先側前面パネル体2のブース室内側面2aに面接触する状態でビス8bを介して固着されることになり、該基辺部8aから、閉鎖した戸体5の戸先側端縁部が当接する戸当り面8cが形成された中空状の当接辺部8dが延設された構成になっている。
尚、図中、Sは吊りレール6と戸体5とのあいだの前面側部位を塞ぐ塞ぎ板、11は戸体5に設けた把手、12は戸体5に設けた施錠操作具、Tはトイレブース1内に設けられる便器である。
The
In the figure, S is a closing plate that closes the front side portion between the
前記緩衝部材10は、筒状のシリンダ10aと、該シリンダ10aに対して直線方向に進退移動するロッド(ピストンロッド)10bとを備えて構成されたシリンダ式(ピストン-シリンダ式)のものであり、本実施の形態では、ロッド10bの進退移動の範囲(長さ、距離)が短い(例えば10mm)油圧式のものを採用している。
The cushioning
前記吊りレール7は、下端部にハンガーローラ6が上面を転動する転動面部7eが前後方向に間隙を存して形成され、該転動面部7eの上方には、ハンガーローラ6の転動スペースRを介する状態で前後方向一連状に連結した上辺部(天井辺部)7fが設けられているが、該上辺部7fには、緩衝部材10取付け用のブラケット13の上辺部13aが下側から当接した状態でビス13bを介して固定されている。
The
前記ブラケット13は、上側辺部13aの戸先側端縁部から転動スペースR内に配される状態で垂下した支持辺部13cが設けられ、該支持辺部13cの下端縁部には転動面部7e間の間隙を遊嵌状に貫通する貫通辺部13dが設けられ、該貫通辺部13dの下端縁部からは、転動面部7eの下端面に当接する状態で戸尻側に延設された下側辺部13eが設けられるが、該下側辺部13eはビス13fを介して転動面部7eに固定されている。さらに下側辺部13eの戸尻側端縁部からは、下側に向けて延設された取付け辺部13gが設けられている。そしてこの取付け辺部13gに、前記シリンダ10aの戸先側部位が固定されており、このようにして取付けられる緩衝部材10は、吊りレール7の戸尻側部位において転動面部7eと戸体5の上端縁部との間の緩衝部材配設スペースUに配される構成になっている。
The
一方、前記ハンガーローラ6を戸体5に取付けるためのブラケット6aには、L字形をした当接体14が上面側から当接され、ビス14aを介してブラケット6aと共に戸体5に固定されるが、該当接体14には、緩衝部材配設スペースU内に位置する状態で起立状になった当接辺14bが設けられている。そして閉鎖移動過程の戸体5が全閉少し前位置に達したとき、当接辺14bがロッド10bの先端部10cに当接(図6、図8(A)(B)参照)することになり、緩衝部材10は、このときの慣性力を受けてロッド10bがシリンダ10aに対して後退移動を開始することになって制動を受け始めるが、この当接当初の状態では、ハンガーローラ6を支持するローラ支持体6bの戸尻側端部は、ブラケット13の支持片部13cに設けたゴム質弾性を有する停止部材(停止受け部材)15からは離間(当接しない)した状態になっている。
On the other hand, an L-shaped abutting
そして戸体5が全閉位置側に移動する中間過程(図9(A)(B)参照)では、前記ローラ支持体6bが停止部材15からは離間した状態が維持されるまま、当接辺14bがロッド10bを後退移動させ続けることになって更なる制動を受けることになるが、さらに戸体5が停止直前位置に至ると、ローラ支持体6bが停止部材15に当接することになって弾性的な制動(緩衝)をさらに受ける状態で戸体5が停止する(図10(A)(B)参照)ようになっている。
Then, in the intermediate process in which the
このように、円弧軌跡Xを描いて移動する戸体5が停止する際に、該戸体5は、当接辺14bがロッド10bに当接して後退移動させられる緩衝部材10により制動を受けた緩衝状態で停止することになるが、本発明が実施されたものにおいては、緩衝部材10の吊りレール7に対する配置は次のようになっている。
In this way, when the
つまり本実施の形態では、戸体5が緩衝部材10に当接した時点、具体的には、戸体5側の当接片14bが緩衝部材10のロッド先端部10cに当接した位置Zにおいて、ロッド10bの後退方向(ロッド10bの長さ方向、移動方向)Yが、該当接位置Zにおける円弧軌跡Xの接線方向(半径線(方向)Vに対して直交する方向)と一致したものとなっており、これによって緩衝部材10は、シリンダ10aの戸尻側である後端部10dが円弧軌跡Xの外側に位置して外れた配置構成となっているが、前述したように緩衝部材10は、吊りレール7の転動面部7eと戸体5の上端縁部との間の緩衝部材配設スペースUに配されるため、吊りレール7の転動スペースRに底面視したときに干渉するものであっても、問題なく配設できる構成になっている。
That is, in the present embodiment, at the time when the
叙述の如く構成された本実施の形態において、戸体5は、共に円弧状をした吊りレール7に案内される状態で出入り口Eとトイレブース1の戸尻側部位に入り込んだ部位との間を左右スライド移動して出入り口Eの開閉をすることになるが、戸体5が開放するとき、戸体5の戸尻側端縁部は、緩衝部材10に当接して制動を受ける緩衝状態になって停止することになり、停止時の衝撃、騒音の規制がなされることになる。
In the present embodiment configured as described above, the
この場合において、前述したように、戸体5側の当接辺14bのロッド先端部10cへの当初の当接位置Zにおいて、ロッド10bの後退方向Yが、該当接位置Zにおける円弧軌跡Xの接線方向と一致したものとなっている結果、緩衝部材10は、円弧軌跡Xを描いて移動する戸体5を最も効率の良い状態で受け止めて制動を与えることになって、戸体5の停止時の緩衝を効率の良い状態で確実に行うことができる。
そしてこのような配置にすることで、緩衝部材10は、戸尻側である後端部が円弧軌跡Xの外側に位置することになって吊りレール7に設けられるハンガーローラ6の転動スペースRに底面視したときに干渉する配置になる場合があるが、緩衝部材10は、吊りレール7の転動面部7eと戸体5の上端縁部との間の緩衝部材配設スペースUに配されるため、問題なく配設することができる。
In this case, as described above, at the initial contact position Z of the
With such an arrangement, the cushioning
また本発明を実施する場合に、本実施の形態では、当接辺14bのロッド先端部10cへの当初の当接位置Zにおいて、ロッド10bの後退方向Yが、該当接位置Zにおける円弧軌跡Xの接線方向と一致したものとなっているが、これに限定されるものではなく、ロッド先端部10cの後退移動範囲Pの何れかに、ロッド10bの後退方向Yと、円弧軌跡Xの接線方向とが一致する位置が存在するように設定することが好ましく、特に油圧シリンダ式のもので構成した後退移動範囲Pが短いものにおいて有効になるが、ロッド10bの後退方向Yと、円弧軌跡Xの接線方向とが一致する位置が、後退移動範囲Pを円弧軌跡の少し前後に外れたものであっても、要求される緩衝能力を発揮できるものであれば実施することができる。
Further, when the present invention is carried out, in the present embodiment, the receding direction Y of the
さらにこのものでは、戸体5が停止する直前において、吊りレール7側に設けた停止部材15にハンガーローラ6側のローラ支持体6bが弾性的に当接し、そして停止することになるから、戸体5が停止する際に、緩衝部材10と停止部材15とによる制動機能が働くことになって、停止時において一段と優れた緩衝作用がなされ、衝撃、騒音発生の抑制ができることになる。
しかもこの場合に、緩衝部材10と停止部材15とは共通した同じブラケット13を介して吊りレール7側に設けられるものであるため、これらの相互の位置決め配設が簡単になるうえ、吊りレール7への取付も容易になって施工性が向上する。
Further, in this case, immediately before the
Moreover, in this case, since the cushioning
本発明は、トイレブースやシャワーブース等のブース用の円弧状ドア装置に利用することができる。 The present invention can be used for an arcuate door device for booths such as toilet booths and shower booths.
1 トイレブース
2 戸先側前面パネル体
3 戸尻側前面パネル体
5 戸体
6 ハンガーローラ
7 吊りレール
10緩衝部材
10a シリンダ
10b ロッド
10c ロッド先端部
10d シリンダ後端部
13 ブラケット
15 停止部材
E 出入り口
P 後退移動範囲
R 転動スペース
U 緩衝部材配設スペース
X 円弧軌跡
Y 後退方向
Z 当接位置
1
Claims (4)
該円弧状ドア装置は、出入り口をスライド移動して開閉する円弧状の戸体と、出入り口の上部からブース内上部に至るよう配され、前記戸体上端部に設けたハンガーローラを円弧軌跡を描く状態で移動案内する円弧状の吊りレールとを備え、
吊りレールの戸体停止端部位に、円弧軌跡を描いて開閉移動する戸体に制動を与えた緩衝状態にして停止させるための緩衝部材を設けるにあたり、
該緩衝部材は、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して直線方向に後退移動することにより制動を与えるシリンダ式のものであって、
該緩衝部材は、前記ロッドの後退方向が戸体の円弧軌跡の接線に略沿うようにして配され、かつ吊りレールのハンガーローラ転動面と戸体上端縁部とのあいだに配されていることを特徴とするブース用の円弧状ドア装置。 In the arc-shaped door device for the booth for opening and closing the doorway arranged at the front of the booth
The arc-shaped door device is arranged so as to extend from the upper part of the doorway to the upper part of the booth, and the hanger roller provided at the upper end of the door body draws an arc-shaped locus. Equipped with an arc-shaped suspension rail that guides movement in the state,
In providing a cushioning member at the stop end of the suspension rail to stop the door in a buffered state where braking is applied to the door that opens and closes in an arc trajectory.
The cushioning member is a cylinder type that applies braking by moving the rod backward with respect to the cylinder in response to the contact of the door body with the tip of the rod.
The cushioning member is arranged so that the retracting direction of the rod is substantially along the tangent line of the arc locus of the door body, and is arranged between the hanger roller rolling surface of the suspension rail and the upper end edge portion of the door body . An arcuate door device for booths that features this.
該円弧状ドア装置は、出入り口をスライド移動して開閉する円弧状の戸体と、出入り口の上部からブース内上部に至るよう配され、前記戸体上端部に設けたハンガーローラを円弧軌跡を描く状態で移動案内する円弧状の吊りレールとを備え、
吊りレールの戸体停止端部位に、円弧軌跡を描いて開閉移動する戸体に制動を与えた緩衝状態にして停止させるための緩衝部材を設けるにあたり、
該緩衝部材は、ロッド先端部に戸体が当接することを受けて該ロッドがシリンダに対して直線方向に後退移動することにより制動を与えるシリンダ式のものであって、
該緩衝部材は、前記ロッドの後退方向が戸体の円弧軌跡の接線に略沿うようにして配され、
吊りレールには、緩衝部材により制動を受けている戸体が停止する直前位置において弾性的に当接して戸体停止を受ける停止部材がさらに設けられていることを特徴とするブース用の円弧状ドア装置。 In the arc-shaped door device for the booth for opening and closing the doorway arranged at the front of the booth
The arc-shaped door device is arranged so as to extend from the upper part of the doorway to the upper part of the booth, and the hanger roller provided at the upper end of the door body draws an arc-shaped locus. Equipped with an arc-shaped suspension rail that guides movement in the state,
In providing a cushioning member at the stop end of the suspension rail to stop the door in a buffered state where braking is applied to the door that opens and closes in an arc trajectory.
The cushioning member is a cylinder type that applies braking by moving the rod backward with respect to the cylinder in response to the contact of the door body with the tip of the rod.
The cushioning member is arranged so that the retracting direction of the rod is substantially along the tangent line of the arc locus of the door body.
The suspension rail is further provided with a stop member that elastically abuts at a position immediately before the door body that is being braked by the cushioning member stops and receives the door body stop, which is an arc shape for a booth. Door device.
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