JP7041316B1 - 燃料電池用電解質膜、及び燃料電池 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態に係る固体アルカリ形燃料電池100の構成を示す断面図である。固体アルカリ形燃料電池100は、カソード2(第1電極の一例)、アノード3(第2電極の一例)、及び電解質膜4を備える。また、固体アルカリ形燃料電池100は、第1セパレータ11と、第2セパレータ12と、を備えている。カソード2、アノード3、及び電解質膜4は、燃料電池用接合体10を構成する。実際に使用する際は、複数の固体アルカリ形燃料電池100がスタックされる。詳細には、複数の燃料電池用接合体10が第1及び第2セパレータ11、12を介してスタックされる。
第1及び第2セパレータ11、12は、燃料電池用接合体10を厚さ方向(z軸方向)の両側から挟むように配置されている。第1セパレータ11は、カソード2に酸素(O2)を含む酸化剤を供給するように構成されている。第1セパレータ11は、第1流路111を有している。第1流路111は、カソード2と対向している。この第1流路111には、酸素(O2)を含む酸化剤が供給される。
燃料電池用接合体10は、カソード2、アノード3、及び電解質膜4を備える。燃料電池用接合体10は、下記の電気化学反応式に基づいて、比較的低温(例えば、50℃~250℃)で発電する。ただし、下記の電気化学反応式では、燃料の一例としてメタノールが用いられている。
・アノード3: CH3OH+6OH-→6e-+CO2+5H2O
・全体 : CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O
カソード2は、電解質膜4の第1面401側(図1の上面側)に配置されている。詳細には、カソード2は、電解質膜4の第1樹脂層41上に配置されている。カソード2は、一般的に空気極と呼ばれる陽極である。
アノード3は、電解質膜4の第2面402側(図1の下面側)に配置されている。詳細には、アノード3は、電解質膜4の第2樹脂層43上に配置されている。アノード3は、一般的に燃料極と呼ばれる陰極である。
電解質膜4は、カソード2とアノード3との間に配置される。電解質膜4は、カソード2及びアノード3のそれぞれに接続される。電解質膜4は、イオン伝導性を有する。本実施形態では、電解質膜4は、水酸化物イオン伝導性を有する。電解質膜4は、第1樹脂層41、膜本体部42、及び第2樹脂層43を有している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、カソード2が第1樹脂層41上に配置されており、アノード3が第2樹脂層43上に配置されていたが、燃料電池の構成はこれに限定されない。すなわち、カソード2が第2樹脂層43上に配置され、アノード3が第1樹脂層41上に配置されていてもよい。
上記実施形態では、第1樹脂層41は、第2樹脂層43と同じ厚さであったが、電解質膜4の構成はこれに限定されない。例えば、第1樹脂層41は、第2樹脂層43よりも厚くすることができる。特に限定されないが、例えば、第1樹脂層41は、第2樹脂層43よりも1~10μm程度厚くすることができる。なお、第1樹脂層41は、第2樹脂層43よりも薄くてもよい。
上記実施形態では、電解質膜4は、第1樹脂層41、膜本体部42、及び第2樹脂層43を有しているが、電解質膜4の構成はこれに限定されない。例えば、図3に示すように、電解質膜4は、第2樹脂層43を有していなくてもよい。すなわち、電解質膜4は、第1樹脂層41及び膜本体部42によって構成することができる。この場合、カソード2が第1樹脂層41上に形成され、アノード3が膜本体部42上に形成されてもよいし、アノード3が第1樹脂層41上に形成され、カソード2が膜本体部42上に形成されてもよい。
上記実施形態では、第1樹脂層41は、支持体422と異なる材料によって構成されているが、第1樹脂層41の構成はこれに限定されない。例えば、第1樹脂層41は、支持体422の構成材料として挙げたものによって構成されてもよい。また、第1樹脂層41は、支持体422と同じ材料によって構成することができる。この場合、第1樹脂層41は、イオン伝導体を有していてもよい。なお、第1樹脂層41内におけるイオン伝導体の体積含有率は、膜本体部42内におけるイオン伝導体421の体積含有率よりも小さい。同様に、第2樹脂層43も支持体422の構成材料として挙げたものによって構成されてもよい。
上記実施形態では、第1樹脂層41は、支持体422よりも吸水率が低くなっていたが、第1樹脂層41はこれに限定されない。例えば、第1樹脂層41は、支持体422よりも吸水率が高くてもよい。すなわち。第1樹脂層41を構成する樹脂は、支持体422を構成する樹脂よりも吸水率が高くてもよい。
上記実施形態では、第1樹脂層41の厚さt1及び第2樹脂層43の厚さt3は、膜本体部42の厚さt2よりも小さいが電解質4の構成はこれに限定されない。例えば、第1樹脂層41の厚さt1は、膜本体部42の厚さt2よりも大きくてもよい。また、第2樹脂層43の厚さt3は、膜本体部42の厚さt2よりも大きくてもよい。
上記実施形態では、第1樹脂層41は、第2樹脂層43よりもイオン伝導率が高いが、第1樹脂層41は、第2樹脂層43よりもイオン伝導率を低くすることができる。
上記実施形態では、膜本体部42は水酸化物イオン伝導性を有していたが、膜本体部42のイオン伝導性はこれに限定されない。例えば、膜本体部42は、プロトン伝導性を有していてもよいし、酸素イオン伝導性を有していてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る燃料電池用電解質膜を固体アルカリ形燃料電池に適用した実施形態を説明したが、本発明に係る燃料電池用電解質が適用される対象は固体アルカリ形燃料電池に限定されず、例えば、固体高分子形燃料電池などの他の燃料電池にも適用することができる。
また、上記実施形態では、燃料電池の一例として、水酸化物イオンをキャリアとする固体アルカリ形燃料電池100について説明したが、プロトンをキャリアとする燃料電池であってもよい。この場合、イオン伝導体421は、プロトン伝導性を有するセラミック材料によって構成することができる。
3 アノード
4 電解質膜
41 第1樹脂層
42 膜本体部
43 第2樹脂層
Claims (18)
- 燃料電池に用いられる電解質膜であって、
セラミックスによって構成されるイオン伝導体、及び樹脂によって構成される支持体、を有する膜本体部と、
前記膜本体部の一方面に配置される第1樹脂層と、
を備える、
燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記支持体と異なる材料によって構成される、
請求項1に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記支持体よりもイオン伝導率が高い、
請求項1又は2に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記支持体よりも吸水率が低い、
請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記支持体と同じ材料によって構成される、
請求項1に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記膜本体部よりも薄い、
請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記膜本体部よりも厚い、
請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記膜本体部の他方面に配置される樹脂製の第2樹脂層をさらに備える、
請求項1から7のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第2樹脂層は、前記支持体と異なる材料によって構成される、
請求項8に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第2樹脂層は、前記支持体よりもイオン伝導率が高い、
請求項8又は9に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第2樹脂層は、前記支持体よりも吸水率が低い、
請求項8から10のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第2樹脂層は、前記支持体と同じ材料によって構成される、
請求項8に記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第2樹脂層は、前記膜本体部よりも薄い、
請求項8から12のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記第2樹脂層よりも厚い、
請求項8から13のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記第2樹脂層よりも薄い、
請求項8から13のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記第2樹脂層よりもイオン伝導率が高い、
請求項8から15のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 前記第1樹脂層は、前記第2樹脂層よりもイオン伝導率が低い、
請求項8から15のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜。
- 請求項1から17のいずれかに記載の燃料電池用電解質膜と、
前記電解質膜の一方面に配置される第1電極と、
前記電解質膜の他方面に配置される第2電極と、
を備える、燃料電池。
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