JP6979553B2 - 嚥下能力検査装置 - Google Patents
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Description
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記検出器は、さらに被検者の嚥下関連音を検出する音検出エアーセンサーを頸部側面に配置する構成としているので、被検者の喉頭周辺の動きの測定と関連付けて嚥下関連音を収集して記録することができ、誤嚥性肺炎が進むと声等が嗄声化すると言われていることから、嚥下関連音をこれらを喉頭周辺の動きと関連付けて記録することが可能となり、嚥下能力検査をより効果的に行うことができる嚥下能力検査装置を提供することができる。
尚、音検出エアーパッドセンサー16は喉頭周辺の動きの測定に関連付けて嚥下関連音を収集するものなので、嚥下関連音の収集が不要な場合は設けなくてもよい。
尚、音検出エアーパッドセンサー16は頸部前面よりも頸部側面に配置した方が喉頭隆起の拳上によるノイズの影響を受けずに正確に検出が可能である。
前記音検出エアーパッドセンサー16を配置している。
尚、前記音検出エアーパッドセンサー16は左隅位置の下側に配置してもよい。
前記嚥下能力検査装置1は、被検者Mの首2の周りに装着される前記検出手段4と、前記検出手段4からの検出信号を基に、被検者Mの嚥下能力を検査するためのコンピュータ装置41とを有している。
尚、本実施例においては、前記検出手段4における、前記中エアーパッドセンサー11、左エアーパッドセンサー12、右エアーパッドセンサー13及び音検出エアーパッドセンサー16からの各検出信号を処理する4系統構成として以下の説明を行う。
さらに、前記データ処理手段46は、前記音検出エアーパッドセンサー16からの検出信号を圧電変換により電気信号に変換する1個の圧電素子51と、この圧電素子51からの電気信号を増幅する1個の増幅器52と、前記増幅器52の出力信号のうち、可聴音周波数の領域の出力信号を通過させる可聴音通過フィルター63と、可聴音通過フィルター63からの出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器54と、を有し、前記A/D変換器54の出力信号を被検者Mの嚥下音情報として前記データ記憶手段58に記憶するように構成している。
このような音検出エアーパッドセンサー16から表示手段47に至る構成により、被検者Mの喉頭周辺の動きの測定と関連付けて嚥下関連音を収集して記録することができ、誤嚥性肺炎が進むと声等が嗄声化すると言われていることから、嚥下関連音を喉頭周辺の動きと関連付けて記録し、波形データとして表示することが可能となり、嚥下能力検査をより効果的に行うことができる嚥下能力検査装置を提供することが可能となる。
尚、前記中エアーパッドセンサー11、左エアーパッドセンサー12、右エアーパッドセンサー13、前記音検出エアーパッドセンサー16に関して、空気袋の振動を検出構成の場合には、前記圧電素子51に替えて例えばコンデンサマイクのような振動・電気変換素子を使用してもよい。
また、喉頭周辺の動きの測定と関連付けて記録された嚥下関連音は、波形データとして表示する表示手段に替えて、スピーカ等から発音する手段であってもよい。
すなわち、このように極低周波信号を抽出した波形データと前記閾値電圧によって、被検者Mの実際の嚥下回数を前記嚥下回数測定部61により自動的にかつ正確に測定し、表示手段による表示に供することが可能となり、被検者Mの正確な嚥下能力測定を実現できる。
2 首
3 喉頭隆起
4 検出手段
4A 検出手段
5 検出器装着具
5A 検出器装着具
5a 喉頭隆起位置確認穴
6 切り込み部
7 下部クッション材
8 上部クッション材
9 面ファスナー
10 センサー用クッション材
11 中エアーパッドセンサー
11b エアーチューブ
12 左エアーパッドセンサー
12b エアーチューブ
13 右エアーパッドセンサー
13b エアーチューブ
14 中1エアーパッドセンサー
14b エアーチューブ
15 中2エアーパッドセンサー
15b エアーチューブ
16 音検出エアーパッドセンサー
16b エアーチューブ
41 コンピュータ装置
42 プログラムメモリ
43 制御部
44 主記憶部
45 キーボード
46 データ処理手段
47 表示手段
51 圧電素子
52 増幅器
53 低域通過フィルター
54 A/D変換器
55 平滑化処理手段
56 嚥下運動測定処理部
57 嚥下運動測定処理手段
58 データ記憶手段
59 出力処理部
61 嚥下回数測定部
62 波形データ伝送部
63 可聴音通過フィルター
M 被検者
S 食塊
Claims (11)
- 被検者の喉頭周辺領域に配置する少なくとも一つ以上の検出器を有し、前記検出器により、喉頭周辺領域の動きの経時的変化に応じた一つ以上の検出信号を出力する検出手段と、
時系列に連なる前記検出信号の変化状況を平滑化処理によるデータ処理を行って、極低周波信号を抽出するデータ平滑化処理手段と、
前記極低周波信号を基に嚥下にかかる喉頭周辺の動きを測定する嚥下運動測定処理手段と、
前記嚥下運動測定処理手段の処理結果を記憶する記憶手段と、
前記嚥下運動測定処理手段の処理結果を視認可能な波形データとして出力する表示手段と、
を有する構成であって、前記極低周波信号の極低周波とは前記嚥下運動測定処理手段にて測定する嚥下運動をできるだけ早く行ったとしても2秒間に1回の周波数範囲であり、また、前記検出器を、被検者の前頸部に一つ以上配置する検出器装着具を備え、前記検出器装着具には、前記検出器装着具の長さ方向の切り込み部と、前記検出器装着具を前頸部に固定するための前頸固定部領域と、被検者の喉頭隆起が前記検出器と接触可能なように配置された検出器固定部領域と、を有し、
前記切り込み部の下段側は被検者の前頸部に検出器装着具を密着するための前記前頸固定部領域とし、上段側は被検者の喉頭隆起が前記検出器に接触可能なように配置された前記検出器固定部領域として機能させるように構成したことを特徴とする嚥下能力検査装置。 - 前記検出器は、空気袋を使用し、被検者の喉頭周辺領域の動きを空気袋の空気圧の変化又は空気振動の変化として出力する検出器であることを特徴とする請求項1記載の嚥下能力検査装置。
- 前記検出器を、被検者の前頸部に一つ以上配置する検出器装着具を備え、前記検出器装着具は被検者の喉頭隆起相当部に喉頭隆起位置確認穴を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記喉頭周辺領域に配置した検出器は、喉頭隆起の移動方向に沿って一つ以上配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記喉頭周辺領域に配置した検出器は、喉頭隆起の移動方向に沿って一つ以上配置し、かつ、喉頭隆起の移動方向を中心として左右一対にして一組以上配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記検出器は、喉頭隆起及び喉頭周辺領域の動きを空気圧の変化又は空気振動の変化として検出する空気袋を内装した3個構成のエアーパッドセンサーであって、喉頭隆起に沿って配置する中エアーパッドセンサー部と、喉頭隆起の右側に配置する右エアーパッドセンサーと、喉頭隆起の左側に配置する左エアーパッドセンサーと、を有することを特徴とする請求項1乃至3又は5のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記検出器は、さらに被検者の頸部側面に配置した被検者の嚥下音を検出する音検出エアーパットセンサーを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記嚥下運動測定処理手段は、前記データ平滑化処理手段からの極低周波信号に任意な閾値による閾値処理を行い、前記閾値を超えた領域を特徴点とし抽出可能にしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記嚥下運動測定処理手段は、予め設定された時間において抽出した前記特徴点を嚥下回数として測定する嚥下回数測定部を具備することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の嚥下能力検査装置。
- 前記嚥下運動測定処理手段は、前記喉頭隆起の移動方向に沿って配置した検出器により検出された検出信号が前記閾値を超えた時点を検査基準点とし、当該検査基準点を基準として前記左右一対の検出手段の検出信号の遅延状況から喉頭隆起の左右の筋肉機能の麻痺状況を検査可能としたことを特徴とする請求項8に記載の嚥下能力検査装置。
- 前記嚥下運動測定処理手段は、前記左右の一対の検出器の検出信号を比較して、喉頭隆起の左右の各筋肉機能の能力を検査可能としたことを特徴とする請求項8記載の嚥下能力検査装置。
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