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JP6956022B2 - 配線基板、電子装置及び電子モジュール - Google Patents

配線基板、電子装置及び電子モジュール Download PDF

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JP6956022B2 JP2018014982A JP2018014982A JP6956022B2 JP 6956022 B2 JP6956022 B2 JP 6956022B2 JP 2018014982 A JP2018014982 A JP 2018014982A JP 2018014982 A JP2018014982 A JP 2018014982A JP 6956022 B2 JP6956022 B2 JP 6956022B2
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Description

この発明は、配線基板、電子装置及び電子モジュールに関する。
電子部品を内部に収容し、当該内部の電子部品を外部の配線に接続して実装するパッケージ状の配線基板がある。配線基板を介して電子部品を電子装置に接続することで、その取り扱い及び配線接続を容易とすることができる。また、配線基板内の電子部品を蓋体により封止することで、電子部品を外部環境から隔離してより安定して動作させることができる。
この配線基板としては、電子部品を収容するための凹状の収容部を有し、当該収容部の底面に設けられてパッケージ外部と配線により接続されている電極に電子部品が接続されるものが広く用いられている。
電子モジュールの高機能化や小型化に伴う実装密度の上昇などに応じて、電子部品及び配線基板にも小型化の要求がある。しかしながら、これに伴って複数の配線といった導体面の間の距離が小さくなり、製造時に短絡が生じやすくなるという問題がある。これに対し、導体面の表面に絶縁膜を設けて導体面の露出面積を縮小する技術がある(特許文献1)。
特開2002−16163号公報
しかしながら、電子部品の小型化や電子モジュールの高機能化に伴って、配線基板上の電極の面積も小さくなり、また厚みも縮小されている。従来の技術では、電子部品を構造的及び電気的に安定して接続固定可能な電極を効率よく設けるのが困難であるという課題があった。
上記目的を達成するため、本発明の一の態様における配線基板は、
絶縁基板と、
前記絶縁基板の基板面に設けられた電極導体と、
を備え、
前記絶縁基板には、前記基板面からの突出部が設けられ、
前記電極導体は、
電子部品が固定される固定面が前記基板面から突出して設けられ、
前記固定面とは反対側の接合面が前記突出部の表面に沿って設けられて当該突出部と接合され、
前記固定面の外縁と前記基板面との間の主側面のうち少なくとも一部から前記基板面に沿った方向に延びる周縁部を有し、
前記周縁部は、
下面が前記絶縁基板の内部にあり、
上面の前記基板面からの高さが前記固定面の前記基板面からの高さよりも低くなる段差を有し、
前記上面と前記下面との間の厚みが、前記固定面と前記接合面との間の厚みの最小値よりも小さい。
また、本発明の一の態様における電子装置は、
上記の配線基板と、
前記収容部に収容されて前記電極と接続された電子部品と、
を備える。
また、本発明の一の態様における電子モジュールは、
上記の電子装置と、
当該電子装置が接続されたモジュール用基板と、
を備える。
本発明に従うと、安定した配線基板をより効率よく得ることができるという効果がある。
電子装置を蓋体が外された状態で見た全体斜視図である。 接続パッドの露出部分の外観を拡大して示した斜視図である。 電子モジュールの断面図である。 (a)は接続パッドの変形例における露出部分の外観を示す斜視図であり、(b)は(a)の変形例における電子モジュールの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子装置10を蓋体120が外された状態で見た全体斜視図である。図1(a)は蓋体120が接合される側の面を見た図であり、図1(b)は蓋体120が接合される側とは反対側の面を見た図である。
電子装置10は、配線基板100と、電子部品150と、蓋体120などを備える。配線基板100は、絶縁基板110と、電極(接続パッド113及び外部接続パッド114)と、配線などを有する。絶縁基板110の蓋体120が接合される側の一の面(封止面、z方向について上方側の面)には、凹状の領域である収容部111が設けられている。収容部111には電子部品150が収容される。収容部111のうち封止面と重なる開放面及び当該開放面とは反対側の面(収容部111の底面、載置面)以外の面、すなわち、収容部111の側面(ここでは、それぞれz方向に平行)をなす枠部110aの蓋体120との接合面には、導体である枠状メタライズ層112が設けられている。枠状メタライズ層112は、AuSnや銀ろうなどの封止材を用いて蓋体120と接合される。特に限定するものではないが、ここでは、この配線基板100のサイズは、xy面内で一辺が0.8〜10.0mm程度であり、z方向についての厚みが0.1〜2.0mm程度である。
収容部111の底面(載置面、基板面)をなす絶縁基板110の基部110bにおいて、当該載置面には、一対の接続パッド1131、1132(電極導体;まとめて接続パッド113)が載置面からz方向に突出して設けられている。接続パッド113は、導体金属のうち露出面が金属めっき層で被覆されたものである。接続パッド113は、後述のようにメタライズペーストを用いて、当該メタライズペーストに含有される周知の各種金属導体により形成される。接続パッド113は、基部110bの内部に設けられた配線を介して当該基部110bの固定面とは反対側の面に設けられた外部接続パッド114と接続されている。例えば、接続パッド1131は、貫通導体115(図3参照)を介して外部接続パッド1141と接続されている。
接続パッド113のうち載置面と平行に突出した上面(固定面)には、電子部品150が固定される。電子部品150の接続パッド113への固定には、導電性接着剤(例えば、銀などの導電性粒子が添加された樹脂)といった接合材160が用いられる。接合材160が熱硬化性のものである場合には、接合材160を予め接続パッド113に塗布し、接続パッド113(接合材160)に対して電子部品150を位置決めして配置した状態で加熱することで、電子部品150が接合材160を介して接続パッド113に固定され、電気的に接続される。電子部品150は、固定面が平面状に設けられることで、収容部111内で固定面から離隔して安定的に固定される。電子部品150が動作時に振動などを生じる場合には、電子部品150が振動時に載置面及び蓋体120に接触せずに収容部111内に収容されるように、固定面の載置面からの高さが定められてよい。
外部接続パッド114(外部接続パッド1141〜1144)は、モジュール用基板200に接合される外部電極である。外部接続パッド114は、導体金属のうち露出面が金属めっき層で被覆されたものである。外部接続パッド114は、後述のようにメタライズペーストを用いて、当該メタライズペーストに含有される周知の各種金属導体により形成される。電子装置10は、半田などの接合部材210(図3参照)により外部接続パッド114が接合されたモジュール用基板200(図3参照)とともに電子モジュール1(図3参照)に含まれる。電子部品150としては、例えば、水晶発振子や弾性表面波素子(SAWフィルタ)などが挙げられるが、これらに限られない。その他の用途の圧電素子、容量性素子、抵抗素子など各種電子部品が用いられ得る。また、必要に応じて複数の電子部品150が一つの収容部111内に設けられるものであってもよい。
絶縁基板110は、セラミック材料、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム焼結体、ムライト質焼結体又はガラス−セラミック焼結体などからなる。絶縁基板110の枠部110a及び基部110bは、一体形成されている。
蓋体120は、導体金属からなり、枠状メタライズ層112に対して接合されることで収容部111を気密封止する。封止には、AuSnや銀ろうなどの導電性の封止材が用いられる。蓋体120は、接地されることで収容部111内への外部ノイズの伝搬を抑制する。蓋体120は、封止材及び枠状メタライズ層112を介して配線基板100の外部接続パッド114に接続される。外部接続パッド114が接地されることで、蓋体120は接地状態とされる。
枠状メタライズ層112は、導体金属の露出面が金属めっき層で被覆されたものである。枠状メタライズ層112となる導体金属層は、枠部110aの接合面に印刷形成される。
枠状メタライズ層112、接続パッド113や外部接続パッド114などの露出面における金属めっき層には、例えば、ニッケル及び/又は金が用いられる。例えば、露出面に対し、ニッケルめっき層が1〜20μmの厚みでなされ、このニッケルめっき層上に金めっき層が0.1〜3.0μmの厚みでなされる。これにより、表面の酸化腐食が抑制され、また、絶縁体の上面に設けられる枠状メタライズ層112と、金属導体である蓋体120との接続を容易かつ強固なものとすることができる。
次に、接続パッド113について説明する。
図2は、収容部111の載置面上における接続パッド113の露出部分の外観を拡大して示した斜視図である。
接続パッド113は、直方体形状(箱型)の凸部113aにおける4つの側面(主側面)に対して、一段低い(すなわち、載置面と段差を有する)周縁部113bが凸部113aを取り囲んで、主側面から載置面に沿って延びた形状を有する。凸部113a及び周縁部113bの各面は、略平面状であり、各面内での凹凸が十分に小さく形成されている。また、主側面は、載置面に対して垂直(略垂直)である。これに伴い、凸部113a、周縁部113b及びこれらの境界をなす各辺は、多少の丸みなどがあってもよいが、ほぼ直線状である。
平面視での周縁部113bの幅は、凸部113aの平面視の大きさと比較して十分に狭い。また、周縁部113bの上面の載置面からの高さは、特には限られないが凸部113aの固定面の載置面からの高さと比較して十分に低い。
図3は、接続パッド1131、外部接続パッド1141及び電子部品150を含む面内におけるx方向に沿った電子モジュール1の断面図である。
モジュール用基板200に対して半田などの接合部材210を介して接合された電子装置10において、接続パッド1131と外部接続パッド1141は、基部110bを貫く貫通導体115により接続されている。これらにより、外部接続パッド1141に加えられる電圧や電流に応じて、電子部品150に対して動作電圧や動作電流が供給され得る。
上述のように、接続パッド1131の側面は、収容部111の載置面に対して垂直に設けられている。接続パッド1131の下面は、平面視での中央部分で外縁付近及び周縁部1131bよりも+z方向(上方)にくぼんだ凹部1131cを有する。この凹部1131cの形状に応じて絶縁基板110には突出部が設けられている。すなわち、凹部1131cの底面(接合面)は、絶縁基板110の突出部の表面に沿って設けられる。この絶縁基板110の突出部及び貫通導体115と、接続パッド1131の接合面との境界は、図面のように直線(平面)形状に限られず、凹凸を有する曲線(曲面)形状であってもよい。このとき、周縁部1131bの厚みは、凹部1131cの部分における接続パッド1131の厚みの最小値よりも小さい。
周縁部1131bは、下側の一部が基部110b(絶縁基板110)の内部に埋まっている。上述のように、接続パッド113は、メタライズペーストの金属導体層に対して金属めっき層が設けられたものであり、ここでは、金属導体層と金属めっき層の境界が載置面の高さと等しい。すなわち、金属導体層が絶縁基板110の内部にあり、金属めっき層が載置面上に突出している。
次に、接続パッド113を含む配線基板100の製造方法の一例について説明する。
載置面から突出する接続パッド113は、スクリーン印刷などで単に載置面上に形成されるだけでは、実際には、表面張力などにより曲面状に盛り上がった形状となり、凸部113aが直方体形状とはならない。本実施形態の配線基板100では、凹凸を有する加圧治具を用いて形状を定めることで、適正な直方体形状を得る。
配線基板100を得るには、まず、絶縁基板110となるセラミックグリーンシートに貫通孔を設けて導体を注入し、貫通導体115を形成する。セラミックグリーンシート上における接続パッド113の位置にマスクを用いてメタライズペーストを塗布(例えば、スクリーン印刷)する。このメタライズペーストは、後述のように、変形して接続パッド113の固定面及び主側面の両方をなすので、厳密な範囲を定めるのが困難である。したがって、不足がないように若干多め、すなわち、凸部113aの平面視面積より若干広く塗布されてよい。また、セラミックグリーンシートの下面側には、マスクを用いて外部接続パッド114の各位置にメタライズペーストを塗布する。
両面にメタライズペーストが塗布されたセラミックグリーンシートを平板上に載置し、収容部111、枠部110a及び接続パッド113に対応した形状の凹凸を有する加圧治具を用いて上面側から加圧する。これにより、上面側に塗布されたメタライズペーストが載置面の高さまで押し下げられる。
一方で、セラミックグリーンシート及びメタライズペーストが変形し、加圧治具の凹部内に充填されて、枠部110a及び接続パッド113が形成される。接続パッド113の部分は、上部及び側面部にメタライズペーストの層が電極として形成され、下部内側にセラミックグリーンシートが絶縁層として形成される。すなわち、枠部110a及び接続パッド113は、加圧治具の凹部形状に沿ってほぼ所望の形状となる。
なお、使用されるセラミックグリーンシートやメタライズペーストに対し、加圧治具による加圧成型時の温度以下のガラス転移温度を有するバインダを添加することで、加圧により、より良好な形状で成型される。
メタライズペーストの塗布範囲が加圧治具における接続パッド113(凸部113a)に対応する凹部の面積よりも若干広い場合、メタライズペーストは、当該凹部からはみ出て周縁部113bに対応する領域が載置面と同一の高さで形成される。加圧治具における接続パッド113に対応する凹部からはみでた部分のメタライズペーストは、一部が向きを変えて主側面となり、残りが加圧されて圧縮された周縁部113bとなる。これにより、接続パッド113の固定面下におけるメタライズペーストの厚みは、周縁部113bとなる部分のメタライズペーストの厚みよりも大きくなる。周縁部113bは、接続パッド113のサイズを確実に得るのに必要な範囲以上に広げる必要はないので、凸部113aの平面視サイズと比較して十分に幅が狭くてよい。
また、下面側ではメタライズペーストが平面形状となり、4個の外部接続パッド114に応じた導体層が形成される。
加圧治具をセラミックグリーンシート及びメタライズペーストから剥離した後、セラミックグリーンシート及びメタライズペーストを焼成して絶縁基板110及び導体層とする。導体層として形成された枠状メタライズ層112、接続パッド113及び外部接続パッド114の露出面に対して、ニッケルめっき層及び金めっき層を順番に形成する。このとき、周縁部113bに対応する導体層部分に金属めっき層が設けられることで、周縁部113bの上面は、載置面よりも高い位置となる。
このようにして、配線基板100が得られる。その後必要に応じて電子部品150の取り付け及び蓋体120の接合などがなされる。
以上のように、本実施形態の配線基板100は、絶縁基板110と、絶縁基板110の収容部111の底面である載置面に設けられた接続パッド113と、を備える。接続パッド113は、電子部品150が固定される固定面が載置面からz方向に突出して設けられ、固定面の外縁と載置面との間の主側面のうち少なくとも一部から載置面に沿った方向に延びる周縁部113bを有する。周縁部113bは、下面が絶縁基板110の内部にあり、上面の載置面からの高さが固定面の載置面からの高さよりも低くなる段差を有して設けられ、上面と下面との間の厚みが、固定面と、当該固定面とは反対側の接合面との間の厚みの最小値よりも小さい。
このように、配線基板100では、固定面の平面視面積全体に確実に導体面が設けられ、当該固定面の外縁を主側面で明確に区切り、主側面の外側には、若干の導体領域が形成される程度とすることで、固定面への電子部品150の固定を安定化させ、また、十分かつ略均一な接触面で電気的に安定な接続を確保する。一方で、平面視で主側面の外側に若干のはみ出しを許容することで、製造に必要な精度を著しく高めない。また、周縁部113bの下部を絶縁基板110内に埋め込まれていることで、必要以上に外側に広がるのが防止されている。また、このように絶縁基板110の絶縁部分で周縁部113bが他の導体部分と分離されることで、載置面より上方に設けられる金属めっき層も、周縁部113b(導体)と絶縁基板110との濡れ性の違いに応じて、周縁部113bの範囲から外側に流れ出て他の導体部分と短絡しにくい構造となっている。そして、電気的接続に重要な凸部113aの金属導体層を圧縮せず、周縁部113bの厚みよりも大きく保つことで、接続パッド113の全面と貫通導体115との間での電流をより流しやすくすることができる。反対に、周縁部113bの厚みを圧縮することで、収容部111内で余計に容積を占めない。これらのように、電子部品150を構造的及び電気的に安定して接続固定させることができる配線基板100がより効率よく得られる。
また、配線基板100に対して略一様な金属導体面が適切な大きさで設けられることで、配線基板100の形成時などにおける絶縁基板110の反りを抑制することができる。
また、絶縁基板110には、載置面からの突出部が設けられ、接続パッド113の接合面は、突出部の表面に沿って設けられている。
このように、突出部に沿って形成されることで、接続パッド113の高さを適切に保ちつつ安定した形状とすることができる。
また、接続パッド113の主側面は、載置面に垂直な部分を含む。
すなわち、固定面以外の平面視面積を縮小して、より効率よく接続パッド113を配置することができる。
また、絶縁基板110には凹状の収容部111が設けられ、接続パッド113は、収容部111の底面である載置面に設けられている。これにより、接続パッド113に接続される電子部品150を効率よく収容部111内に収容して保持することができる。特に、収容部111の開放面を蓋体120で封止することで、電子部品150を外部から隔離して、当該電子部品150に、より安定した動作を行わせることができる。
また、電子装置10は、配線基板100と、固定面に固定された電子部品150と、を備える。このような電子装置10は、電子部品150のサイズに従って効果的に精度よく小型化を図りつつその構造的及び電気的な接続の安定性の向上を図ることができる。すなわち、このような電子装置10は、堅牢性を向上させつつ十分な性能で動作させることが可能となる。
また、本実施形態の電子モジュール1は、上述の電子装置10と、当該電子装置10が接続されたモジュール用基板200と、を備える。このような電子装置10が用いられることで、モジュール用基板200上により効率的に電子部品や回路を配置することができ、電子モジュール1の小型化、軽量化や高機能化を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、4つの主側面の全てに対し、凸部113aを取り囲むように周縁部113bが設けられることとしたが、これに限られない。図4の変形例のように、メタライズペーストと加圧治具の凹部の位置とを所定の面について正確に合わせる基準などを設けることで、一部の主側面に対して周縁部113bが設けられない接続パッド113であってもよい。
また、上記実施の形態では、接続パッド113を平面視方形の箱型形状として説明したが、平面視での形状が他の多角形、円形、曲線やこれらの組み合わせなどであってもよい。
また、上記実施の形態では、絶縁基板110の突出部上に接続パッド113の金属導体層及び金属めっき層が形成されることとしたが、接続パッド113の高さ及びメタライズペーストの厚みなどに応じて絶縁層が絶縁基板110から突出していない部分があってもよい。
また、上記実施の形態では、載置面に接続パッド113が設けられることとしたが、絶縁基板110の基板面上において、これに限られるものではない。
また、上記実施の形態では、主側面が載置面に対して垂直であることとしたが、傾斜している場合を全て排除するものではない。
また、収容部111に収容される電子部品150の数は、一つに限られない。複数が収容、載置されてもよい。また、収容部111が複数設けられていてもよい。このような収容部111、電子部品150やモジュール用基板200の数、形状や構造などに応じて、接続パッド113や外部接続パッド114の数や配置、接続の対応関係などは例示のものに限られず、適宜定められてよい。
また、上記実施の形態では、蓋体120を電子装置10に含んで説明したが、蓋体120が電子装置10に含まれないものであってもよい。
また、接続パッド113の形成は、上記で説明した製造方法によるものに限られない。任意の方法で接続パッド113が形成される場合であっても、当該接続パッド113の構造によってより容易に安定した特性の接続パッド113を得ることができる。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、形状、配置や位置関係などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 電子モジュール
10 電子装置
100 配線基板
110 絶縁基板
110a 枠部
110b 基部
111 収容部
112 枠状メタライズ層
113、1131、1132 接続パッド
113a 凸部
113b、1131b 周縁部
1131c 凹部
114、1141 外部接続パッド
115 貫通導体
120 蓋体
150 電子部品
160 接合材
200 モジュール用基板
210 接合部材

Claims (5)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の基板面に設けられた電極導体と、
    を備え、
    前記絶縁基板には、前記基板面からの突出部が設けられ、
    前記電極導体は、
    電子部品が固定される固定面が前記基板面から突出して設けられ、
    前記固定面とは反対側の接合面が前記突出部の表面に沿って設けられて当該突出部と接合され、
    前記固定面の外縁と前記基板面との間の主側面のうち少なくとも一部から前記基板面に沿った方向に延びる周縁部を有し、
    前記周縁部は、
    下面が前記絶縁基板の内部にあり、
    上面の前記基板面からの高さが前記固定面の前記基板面からの高さよりも低くなる段差を有し、
    前記上面と前記下面との間の厚みが、前記固定面と前記接合面との間の厚みの最小値よりも小さい
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記主側面は、前記基板面に垂直な部分を含むことを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  3. 前記絶縁基板には凹状の収容部が設けられ、
    前記電極導体は、前記収容部の底面に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の配線基板。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の配線基板と、
    前記固定面に固定された電子部品と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
  5. 請求項記載の電子装置と、
    前記電子装置が接続されたモジュール用基板と、
    を備えることを特徴とする電子モジュール。
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