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JP6827734B2 - 検知システム、検知方法及びプログラム - Google Patents

検知システム、検知方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、検知システム、検知方法及びプログラムに関する。
従来、患者を見守り、患者が危険な状態と検知した場合に医療スタッフに通知するシステムがある。特許文献1には、カメラや診断内容などの入力を受け付け、入力された内容をポイント値に変換し、ポイント値が基準を超えた場合に警告を発生させる技術が開示されている。危険な行動や状態であればポイントが高く設定されるため、より危険度の検知の精度が上がり、医療スタッフの不要な駆けつけを減らすことができる。
特開2013−240601号公報
しかしながら、生じ得る危険な状態は、患者の症状等により様々であり、患者毎に適切な状態の検知を行うのが難しいという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、人物に適した状態を検知することを目的とする。
そこで、本発明は、検知システムであって、人物の状態を検知するための、複数の異なる検知条件の中から、対象人物に関する関連情報に基づいて、前記対象人物の状態を検知するのに用いる検知条件を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された検知条件に基づいて、前記対象人物の特定の状態を検知する検知手段と、前記対象人物以外の他の人物が前記対象人物を基準とした第一の範囲に存在するか否かを確認する確認手段と、前記他の人物の顔の向きを特定する特定手段を有する検知システムであって、前記検知手段は、前記他の人物が前記第一の範囲に存在し、かつ前記他の人物の顔の向きに応じて定まる第二の範囲に前記対象人物が存在する場合に、前記対象人物の状態を検知する検知処理を停止することを特徴とする。
本発明によれば、人物に適した状態を検知することができる。
検知システムを示す図である。 検知装置を示す図である。 画像の一例を示す図である。 患者情報の一例を示す図である。 対応テーブルの一例を示す図である。 患者情報及び検知条件の一例を示す図である。 第1の検知制御処理を示すフローチャートである。 第2の検知制御処理を示すフローチャートである。 第2の検知制御処理の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る検知システム100を示す図である。検知システム100は、管理対象となる対象患者を見守り、対象患者が特定の状態にあることが検出された場合に、通知を行うシステムである。ここで、対象患者は、処理対象となる対象人物の一例である。
検知システム100は、検知装置101と、撮像装置102と、サーバ装置103とを有している。検知装置101、撮像装置102及びサーバ装置103は、通信機能を有し、ネットワーク104に接続している。撮像装置102は、映像を撮像する。検知装置101は、撮像装置102により得られた映像(画像)から見守りの対象となる対象患者を特定する。そして、検知装置101は、映像に基づいて、対象患者の状態が所定の状態でないか確認する。サーバ装置103は、患者情報を記憶している。患者情報は、患者の性別や年齢等の情報の他、症状や処置内容等診療に係る情報を含んでいる。ここで、患者情報は、人物に関する関連情報の一例である。患者情報は、検知装置101により参照される。サーバ装置103は、例えば電子カルテやオーダリングシステム等である。
図2は、検知装置101を示す図である。検知装置101は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、入力装置204、表示装置205及び通信I/F部206を備え、各々はバス207により相互に接続されている。CPU201は、記憶装置203に記憶されているプログラム208を実行することにより、後述する各種機能を実行する。メモリ202は、CPU201が記憶装置203から読み出したプログラムやデータを一時的に記憶する。また、メモリ202は、CPU201が各種のプログラムを実行するための領域としても利用される。
記憶装置203は、オペレーティングシステム(OS)や各種プログラムや制御プログラム、データ等を記憶する。なお、制御用のプログラム208は記憶装置203の一部データとして格納されている。プログラムとしては、人物の識別処理、患者情報の取得処理、患者の状態の検知制御処理と実施制御等が挙げられる。後述する検知装置101の機能や処理は、CPU201が記憶装置203に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
入力装置204は、検知装置101を制御するためのキーボードやマウスなどの操作者からの入力を受け付ける。表示装置205は、各種情報や通知を表示する。例えば、見守り処理を停止している患者一覧や、危険行動を行った患者情報が挙げられる。通信I/F部206は、撮像装置102が撮像や集音した情報やサーバ装置103との患者情報を授受するための通信処理を行ったり、外部装置209に対して通知を行ったりする。
図3は、病室に設置した撮像装置102が撮像した画像301の一例を示す図である。画像301は、ベッドに横になっている状態の3人の患者302a〜302cの画像である。本実施形態においては、図3に示すように撮像装置102の撮影範囲内に3人の患者(対象人物)が存在する場合を例に説明するが、検知システム100が処理対象とする対象人物の数は特に限定されるものではない。
次に、検知装置101が参照する情報について説明する。図4は、患者情報のデータ構成の一例を示す図である。患者情報は、サーバ装置103に記憶されている。患者情報は、患者名、症状、処置内容、経過、性別、年齢、特定パラメータ等を含んでいる。ここで、特定パラメータは、撮像装置102により得られた画像から患者を識別するための情報であり、例えば、患者の顔画像の特徴量である。
図5は、対応テーブル500の一例を示す図である。対応テーブル500は、複数の患者条件と、各患者条件に対応した、特定の状態を検知するための検知条件とを対応付けている。対応テーブル500、患者条件及び検知条件は、いずれも記憶装置203に記憶されているものとする。ただし、これらの情報は、検知装置101以外の他の装置に記憶されていてもよい。この場合、検知装置101は、他の装置からこれらの情報を読み出せばよい。
ここで、患者条件とは、患者情報に基づいて患者を絞り込む条件である。また、検知条件とは、対応する患者条件を満たす患者の見守りにおいて検知対象となる特定の状態を検知するための1又は複数の項目を定めるものである。なお、特定の状態としては、例えば、異常行動等の危険な行動を起こしている状態や、動きがないといった状態等が挙げられるが、対象人物の状態で検知可能な状態であればよく、特に限定されるものではない。
ここで、患者条件と検知条件について説明する。例えば、図4の患者Aのようにインフルエンザを発症し、処置としてタミフル(登録商標)という薬が投与されたとする。タミフルについては、服用すると室外から転落、突然走り出す、大声を上げる等の異常行動が近年確認されている。そして、確認されている大半は未成年という年齢であり、インフルエンザに感染してからの2日間及び薬の服用回数が1〜2回目で異常行動が発生することも確認されている。
これに対応し、図5に示す対応テーブル500の患者条件1及び検知条件1には、特定の状態として、タミフル服用時の異常行動を検知するための情報が登録されている。すなわち、図6(a)に示すように、患者条件1は、危険行動を起こす可能性のある患者を特定すべく、この事例に基づいて設定されている。具体的には、患者条件1は、処置、経過、年齢の3つの項目を含んでいる。
また、図6(b)に示すように、検知条件1は、危険行動を監視すべく、モーションの大きさ、静止時間、音量、モーションの繰り返し回数、患者間の距離、移動速度、歩数、移動方向等の項目を含んでいる。検知条件1の移動速度と移動方向は、室外への移動や飛び出しを検知するため設定された項目であり、音量は、大声を上げたことを検知するために設定された項目である。
さらに、他の例としては、対応テーブル500には、タミフル投与の処置に対し年齢や性別の異なる複数の患者条件が登録され、各患者条件に対し、移動速度の異なる検知条件が対応付けられていてもよい。年齢や性別によっても異常行動の程度が異なる場合があり、例えば、未成年であれば年齢が上がるほど早く移動できることに対応したものである。
また、他の例としては、対応テーブル500には、タミフル投与の処置に対し、経過の異なる複数の患者条件が登録され、各患者条件に対し程度の異なる検知条件が対応付けられていてもよい。タミフルの服用開始から3日目以降や服用が3回を超える場合には異常行動が減少することが確認されていることに対応したものである。例えば、投与初日から2日目までの患者条件に対応付けられている検知条件の移動速度が3m/s以上であるのに対し、3日目以降の患者条件に対応付けられている検知条件の移動速度は5m/s以上に緩和されてもよい。また、他の例としては、投与初日から2日目までは音量検知を行うのに対し3日目以降は音量検知を行わない、というように、検知項目を減らしてもよい。
また、図4の患者Bは、症状骨折で処置湿布である。この処置による危険行動は確認されていない。このため、症状骨折、処置湿布の患者条件には、危険行動を検知するような検知条件は対応付けられていなが、動きがあるのかどうかや、ベッドから落ちて動けない状態かを確認すべくに、静止時間の項目を含む検知条件が対応付けられている。
また、図4の患者Cは、レム睡眠行動障害を患っている。レム睡眠行動障害では、危険行動として、睡眠時に外に出たり、隣の人の首を絞めたりすることが確認されている。このため、レム睡眠行動障害の患者条件には、20時から6時までの消灯時間に限り、外に出ること及び他の患者への近付きといった状態を検知するための検知条件が対応付けられている。具体的には、レム睡眠行動障害の患者条件に対応する検知条件には、外へ出るのを確認するために移動方向が定められており、さらに、他の患者との距離が閾値以下の状態が7秒以上継続したことが定められている。
この他にも、興奮作用のある薬アリセプト(登録商標)の投与に対応した患者条件と、特定の状態としての危険行動を検知するための検知条件が対応付けて対応テーブル500に登録されていてもよい。アリセプト投与の患者条件に対応する検知条件には、例えば、音声と、投与患者と他の患者との距離が1.2m以内の状態が30秒以上継続したことが定められている。
なお、患者条件、検知条件及びこれらを対応付ける対応テーブル500は、管理者等により予め作成され、検知システム100に設定されているものとする。また、本実施形態においては、検知条件は、映像及び音声から検知可能な内容であるものとする。このように、患者条件は、患者情報に含まれる1又は複数の項目を定める情報である。なお、患者条件は患者を絞り込むための情報であればよく、実施形態に限定されるものではない。また、検知条件は、対象患者の見守りにおいて検知すべき特定の状態を示す情報であればよく、検知条件は実施形態に限定されるものではない。
図7は、検知装置101による検知制御処理を示すフローチャートである。なお、後述する第2の実施形態に係る検知装置が実行する処理と本処理とを区別すべく、以降において、第1の検知制御処理と称する。S700において、検知装置101のCPU201は、撮像装置102から病室の映像及び音声を受信する。さらに、CPU201は、サーバ装置103から患者情報を受信する。そして、CPU201は、映像と患者情報に含まれる特定パラメータとに基づいて、映像中の人物がサーバ装置103に登録されている登録患者であるか否かを確認する。
検知装置101は、登録患者の場合には(S700でYes)、処理をS701へ進める。S701以降の処理においては、登録患者であることが確認された映像中の人物が処理対象となる。以下、登録患者であることが確認された人物を対象人物と称する。なお、図3に示す例のように、映像から複数の人物が認識された場合には検知装置101は、複数の人物それぞれについて登録患者であるか否かを確認する。そして、登録患者であることが確認された人物それぞれに対し、S701以降の処理を行う。
S701において、検知装置101は、対象患者に関する患者情報を取得する。患者情報は、図4に示す情報の他、クリニカルパスのステップやパスなどがある。次に、S702において、検知装置101は、患者情報に基づいて、検知条件を選択する。具体的には、検知装置101は、対象患者の患者情報が記憶装置203に登録されているいずれかの登録条件を満たす場合に、対応テーブル500において、この登録条件に対応付けられている検知条件を、対象患者に対する検知条件として選択する。検知システム100は、例えば、図4に示す患者Aが対象患者として特定された場合には、患者Aが患者条件1を満たすことから、患者Aに対し検知条件1を選択する。
次に、S703において、検知装置101は、S702において特定した検知条件を用いて、検知処理を開始する。ここで、検知処理は、検知条件として設定されている検知項目についての検知を行うことにより、特定の状態を検知する処理である。そして、検知装置101は、特定の状態を検知した場合には(S704でYes)、処理をS705へ進める。検知装置101は、特定の状態を検知しなかった場合には(S704でNo)、処理をS706へ進める。S705において、検知装置101は、通知情報を表示装置205に表示させる。他の例としては、CPU201は、検知装置101が音や振動を発生する装置を備える場合にはこれらの装置を用いて通知情報を出力するよう制御してもよい(出力処理)。通知情報の出力装置の種類は実施形態に限定されるものではない。
S706において、検知装置101は、対象患者の患者情報の更新が行われたか、日付が変わったかを確認する。検知装置101は、患者情報の更新が行われた場合には(S706でYes)、処理をS701へ進める。検知装置101はまた、日付が変わった場合には(S706でYes)、処理をS701へ進める。検知装置101は、患者情報の更新がなく、かつ日付が変わっていない場合には(S706でNo)、処理をS704へ進め、検知処理を継続する。
以上のように、本実施形態に係る検知装置101は、対象患者の患者情報に基づいて、対象患者に対して生じ得る危険な状態等の特定の状態を検知するための検知条件に基づいて、検知処理を行うことができる。すなわち、検知装置101は、人物に適した状態を検知することができる。これにより、患者に適した特定の状態を的確に検知することができ、医療スタッフの不要な駆けつけを減らすことができる。
なお、第1の実施形態の第1の変更例としては、検知装置101が行うものとして説明した検知制御処理の一部の処理は、検知システム100の他の装置が行ってもよい。例えば、映像中の患者が登録患者か否かの判断は、サーバ装置103が行ってもよいまた、他の例としては、サーバ装置103に替えて検知装置101が患者情報を管理してもよい。
第2の変更例としては、本実施形態においては、患者の病状や処置に応じた検知条件を選択する例を説明したが、患者条件は、これに限定されるものではなく、院内で利用可能な情報であればよい。例えば、クリニカルパスを使う場合、術前、術後1日、術後1週間などに分類され、それぞれのフェーズによって特定の状態として検知する内容が異なる。腰椎手術に関するクリニカルパスの場合、術後に神経麻痺や肺塞栓、深部静脈血栓症、転倒などの合併症を起こす可能性が確認されている。特に肺塞栓、深部静脈血栓症については、足首を適度に動かしていれば予防できるために、足首が5分の間に累計30秒間動いていたという特定の状態を検知するための検知条件が設定されのが好ましい。また、これらの検知条件の項目、値、サンプリング間隔については一例であり、導入した環境や患者の変化によって変更されてもよい。
第3の変更例としては、検知装置101は、撮像装置102により撮影された映像に基づいて検知処理を行っていたが、検知システム100が他のハードウェアを備える場合には、このハードウェアから得られる情報に基づいて検知処理を行ってもよい。例えば、検知装置101は、医療機器であるバイタルサインを測るセンサーや、患者が身につけるウェアラブルデバイスから得られる情報に基づいて、検知処理を行うこととしてもよい。例えば、患者がベッドから正常に立ち上がる場合と、ベッドから落ちる場合とでは、下方向にかかる重力加速度が異なる。このため、患者が重力加速度を計測可能な時計型のウェアラブルデバイスを身につけている場合には、検知システム100は、落ちたことを検知した場合に、ウェアラブルデバイスから落下信号を受けることとする。この場合、検知システム100は、落下信号の受信に係る検知条件を用いることができる。また、他の例としては、対象患者がGPS内蔵のデバイスを所持している場合には、移動方向や速度や加速度を計測することができるため、検知システム100は、これらの情報を受信してもよい。
第4の変更例としては、検知システム100は、複数の撮像装置を備え、複数の撮像装置により患者の特定の状態の検知を行ってもよい。例えば、病室に複数の撮像装置を設置してもよく、病室だけでなく、廊下、待合室、リハビリルームなどにも撮像装置を設置してもよい。これにより、患者をより適切に見守ることが可能になる。
第5の変更例としては、検知システム100の利用形態は実施形態に限定されるものではなく、人物を見守る場面であれば他の場面においても適用可能である。検知システム100は、例えば、介護施設や、家庭内の要介護者や病人を見守るだけでなく、留置所や拘置所のような病人以外の見守りに対しても適用は可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態においては、検知装置101は、対象患者の近くに人物が存在している場合には、検知処理を行わない。図8は、第2の実施形態に係る検知装置101による第2の検知制御処理を示すフローチャートである。検知装置101は、図7を参照しつつ説明した、第1の検知制御処理を行い、検知条件選択処理(S702)が終了すると、S703以降の処理と並行して、図8に示す第2の検知制御処理を行う。
S800において、検知装置101のCPU201は、映像に基づいて、対象人物を基準とした範囲に対象患者以外(対象人物以外)の他の人物が存在するか否かを確認する。ここで、対象人物を基準とした範囲とは、例えば対象人物との距離が所定距離となるような範囲である。また、ここで、他の人物は患者以外の人物とする。ここで、CPU201は、患者かどうかについては、患者情報に含まれる特定パラメータと、周辺において検出された人物の特徴パラメータの比較により判断することができる。
CPU201は、他の人物が存在する場合には(S800でYes)、処理をS802へ進める。CPU201は、他の人物が存在しない場合には(S800でNo)、処理をS801へ進める。S801において、CPU201は、検知処理が開始していなければ、検知処理を開始し、その後処理をS800へ進める。
S802において、CPU201は、映像に基づいて、他の人物の顔の向きを特定する。次に、S803において、CPU201は、顔の向きに基づいて、他の人物が視認可能な視認範囲を求める。ここで視認範囲は、人物の顔の向きに応じて定まる範囲の一例である。次に、S804において、CPU201は、対象人物が視認範囲に含まれるか否かを確認する。CPU201は、対象人物が視認範囲に含まれる場合には(S804でYes)、処理をS805へ進める。CPU201は、対象人物が視認範囲に含まれない場合には(S804でNo)、処理をS801へ進める。S805において、CPU201は、検知処理の実行中である場合には、検知処理を停止し、その後処理をS800へ進める。検知装置101は、図8に示す検知制御処理を繰り返すことにより、逐次、対象患者の周辺の他の人物に応じて、検知処理の開始停止を制御する。
図9は、第2の検知制御処理の説明図である。図9(a)は、対象患者302cの周辺に対象患者302cの関係者312c、322cが存在している場合の例である。この場合、検知装置101は患者302cの周辺に患者以外の他の人物が存在し、他の人物の顔が対象患者302cの方向を向いていることを確認する。このため、検知装置101は、対象患者302cに対する検知処理を停止する。一方で、関係者312c、322cは、対象患者302a、302bの方向を向いていない。このため、検知装置101は、対象患者302a、302bに対する検知処理は停止することなく継続する。
図9(b)では、患者周辺に患者とは無関係の人物が存在している場合の例である。患者302bの見舞い者312bの訪問時に医療スタッフ303が容体確認のためにやってきたために、一時的に見舞い者312bが移動した場面の一例である。検知装置101は患者302a、302bの周辺に人物が存在していることを確認する。そして、検知装置101は、各人物の顔方向を確認すると医療スタッフ303が患者302bの方向を向いていることが確認できるが、患者302aの方向を向いていることが確認できない。そのため、検知装置101は、患者302bの検知処理を停止し、患者302aの検知処理については継続する。
以上のように、第2の実施形態においては、有人時には人の目による判断で医療スタッフに通知が可能になることを利用し、検知処理を停止させることができる。
なお、第2の実施形態の第1の変更例としては、すべての人物に対して顔の方向を確認して処理するのではなく、認識した人物によって処理を変えてもよい。例えば、医療スタッフの場合は患者に対して何らかの処置や作業をするために訪れている。したがって、検知装置101は、医療スタッフが近くにいる場合には顔の向きにかかわらず検知処理を停止するようにしてもよい。なお、この場合には、医療スタッフを識別するための特定パラメータが予め記憶装置203等に記憶されているものとする。
また、第2の変更例としては、検知装置101は、検知処理の開始及び停止を制御するのにかえて、これらと同等の処理を行ってもよい。例えば、検知装置101は、対象患者の周辺に見舞い者がいる場合、対象患者の検知条件を無効や空に設定してもよい。この場合、検知装置101は、見舞い者がいなくなった場合に、再度検知条件を設定すればよい。
また、第2の実施形態においては、周辺に患者が存在している場合には検知処理を停止しないこととした。これは、患者によっては的確に医療スタッフに連絡ができない場合を考慮したものである。これに対し、第3の変更例としては、検知装置101は、他の患者が医療スタッフへの連絡を行える場合には、患者が存在し、かつ対象患者の方を向いている場合においても、検知処理を停止することとしてもよい。
また、第4の変更例としては、検知装置101は、他の人物が対象患者を基準とした範囲に存在し、かつ対象患者が他の人物の視認範囲に含まれるだけでなく、この状態が一定時間以上継続したことを条件として検知処理を停止することとしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
<その他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、Webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
100 検知システム
101 検知装置
102 撮像装置

Claims (8)

  1. 人物の状態を検知するための、複数の異なる検知条件の中から、対象人物に関する関連情報に基づいて、前記対象人物の状態を検知するのに用いる検知条件を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された検知条件に基づいて、前記対象人物の特定の状態を検知する検知手段と
    前記対象人物以外の他の人物が前記対象人物を基準とした第一の範囲に存在するか否かを確認する確認手段と、
    前記他の人物の顔の向きを特定する特定手段を有する検知システムであって、
    前記検知手段は、前記他の人物が前記第一の範囲に存在し、かつ前記他の人物の顔の向きに応じて定まる第二の範囲に前記対象人物が存在する場合に、前記対象人物の状態を検知する検知処理を停止することを特徴とする検知システム。
  2. 前記検知手段が前記特定の状態を検知した場合に、出力手段に通知情報を出力させる出力処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の検知システム。
  3. 前記関連情報は、前記対象人物の症状を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の検知システム。
  4. 前記関連情報は、前記対象人物への処置内容を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の検知システム。
  5. 前記選択手段は、前記関連情報と前記検知条件とを対応付けた対応テーブルを参照して、前記検知条件を選択することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の検知システム。
  6. 前記検知手段は、前記他の人物が前記第の範囲に存在し、かつ前記第の範囲に前記対象人物が存在する状態が一定時間以上継続している場合に、前記検知処理を停止することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の検知システム。
  7. 検知システムが実行する検知方法であって、
    人物の状態を検知するための、複数の異なる検知条件の中から、対象人物に関する関連情報に基づいて、前記対象人物の状態を検知するのに用いる検知条件を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択された検知条件に基づいて、前記対象人物の特定の状態を検知する検知ステップと
    前記対象人物以外の他の人物が前記対象人物を基準とした第一の範囲に存在するか否かを確認する確認ステップと、
    前記他の人物の顔の向きを特定する特定ステップを含む検知方法であって、
    前記検知ステップは、前記他の人物が前記第一の範囲に存在し、かつ前記他の人物の顔の向きに応じて定まる第二の範囲に前記対象人物が存在する場合に、前記対象人物の状態を検知する検知処理を停止することを特徴とする検知方法。
  8. コンピュータを、
    人物の状態を検知するための、複数の異なる検知条件の中から、対象人物に関する関連情報に基づいて、前記対象人物の状態を検知するのに用いる検知条件を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された検知条件に基づいて、前記対象人物の特定の状態を検知する検知手段と
    前記対象人物以外の他の人物が前記対象人物を基準とした第一の範囲に存在するか否かを確認する確認手段と、
    前記他の人物の顔の向きを特定する特定手段と
    して機能させるためのプログラムであって、
    前記検知手段は、前記他の人物が前記第一の範囲に存在し、かつ前記他の人物の顔の向きに応じて定まる第二の範囲に前記対象人物が存在する場合に、前記対象人物の状態を検知する検知処理を停止することを特徴とするプログラム。
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