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JP6862686B2 - 放射線配管診断システム - Google Patents

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Description

本発明は、配管に照射した放射線を検出して配管状態を診断することができる放射線配管診断システムに関する。
各種の工場やプラント等においては、配管系統として複数の配管が設置されている。このような配管を検査する方法としては、特許文献1に開示された方法が知られている。特許文献1の方法では、放射線撮影による非破壊検査を行っており、撮影した透過画像を用いて配管の減肉等の内部状態を確認できるようになっている。
特開2009−80055号公報
ところが、特許文献1では、撮影した透過画像を保存しているものの、かかる透過画像について撮影を行った配管の位置が不明となっている。このため、撮影した透過画像を利用して配管の内部状態や経年変化等を分析したり解析したりする際、その作業効率や処理効率が低下する、という問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、放射線検査による検査データを効率良く利用することができる放射線配管診断システムの提供を目的とする。
本発明の放射線配管診断システムは、配管系統を構成する複数の配管の放射線検査結果に基づいて配管を診断する放射線配管診断システムであって、放射線照射によって検査した配管の検査結果データと、該検査結果データを取得した配管の検査位置情報とを関連付けて蓄積する配管情報蓄積部と、少なくとも前記検査結果データに基づいて配管状態を管理する配管管理部と、前記配管情報蓄積部に蓄積された配管の情報及びデータに基づき配管状態を診断する診断部とを備え、前記配管情報蓄積部は、複数の前記検査位置情報毎に前記検査結果データに含まれる配管の厚みを記憶する配管厚みデータベースと、複数の前記検査位置情報毎に前記検査結果データに含まれる配管の透過画像を記憶する透過画像データベースとを備え、前記診断部は、前記検査結果データと、配管の厚み情報を含む配管に関する設計データとに基づいて配管の疑似立体画像を生成し、前記透過画像データベースに記憶された配管の透過画像に基づき、前記配管厚みデータベースに記憶された厚みを再現するように前記疑似立体画像を再構成することを特徴とする。
本発明によれば、配管の検査結果データと検査位置情報とを関連付けて蓄積するので、放射線を用いて検査を行った配管の位置と検査結果とを対応させた状態で管理することができる。これにより、放射線検査によるデータによって、配管の任意の位置での配管状態を解析したり検査履歴を管理したり将来の状態を分析したりする作業や処理の効率を高めることができる。
本実施の形態に係る放射線配管診断システムのシステム構成図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 端末装置の表示画像の一例を示す説明図である。 端末装置の表示画像の説明図である。 端末装置の表示画像の他の一例を示す説明図である。 解析サーバの機能ブロック図である。 配管情報蓄積部のデータ構成図である。
以下添付図面を参照して、本実施の形態に係る放射線配管診断システムについて説明する。以下の説明では放射線配管診断システムをプラント施設の配管系統及び地中の配管系統における配管診断に適用した場合について説明する。但し、本実施の形態に係る放射線配管診断システムは、これに限られず、プラント施設及び地中の何れか一方の配管系統に適用したり、工場、原子力や火力等の発電所、空港、又は駅等の施設における配管系統の放射線診断にも同様に適用可能である。
図1は、本実施の形態に係る放射線配管診断システムのシステム構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る放射線配管診断システムは、配管検査装置として、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13を備えている。内部検査装置11及び厚さ測定装置12は、プラント施設のプラント配管系統15で利用され、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13は、地中に埋設された埋設配管系統16で利用される。放射線配管診断システムでは、プラント配管系統15及び埋設配管系統16を構成する複数の配管に対する各装置11〜13の放射線検査結果に基づき、配管の管理、解析及び分析等を行うことによって診断を実施する。
内部検査装置11は、配管を挟んで対向配置されるX線源及び放射線検出器を備えている。X線源としては、予熱が不要で小型軽量化が容易な高効率型のカーボン構造体式X発生管を利用することができる。放射線検出器は、X線源から放射されるX線を検出するものであり、例えばCsI検出器やNaI検出器等を利用できる。放射線検出器は、X線源から放射されて配管を透過したX線が入射され、この入射されたX線を計数した計数値を測定する。この測定は、放射線検出器の検出面における所定範囲毎(例えば画素毎)に行われ、その測定結果を処理して配管のX線投影画像を検査結果データとして出力する。従って、内部検査装置11の検出結果によって、配管内面の凹みや瘤等が表れるX線投影画像を生成でき、かかるX線投影画像によって配管内面を検査することができる。
なお、放射線検出器の他の例として、有機フィルム上の片面にX線画像を蓄積記録できる輝尽性蛍光体を塗布したプレートで構成してもよい。この構成では、X線を照射すると、蛍光体にエネルギーが蓄積され、放射線の吸収量に応じて蛍光体が発光する。そして、X線照射後にレーザー光でプレートをスキャンしてX線投影画像を読み取る。
内部検査装置11は、所望の検査時期に配管に着脱して検査を行ってもよいし、配管の特定位置に継続して設置して定期的或いはユーザの操作のタイミングで検査を行ってもよい。
厚さ測定装置12は、γ線等の放射線を発する線源と、線源からの放射線量を検出するための放射線検出器とを配管を挟んで対向配置してなり、配管を透過した放射線量(計数値)を放射線検出器で検出する。放射線検出器は、シンチレータ、ライトガイド及び光電子増倍管等を有した構成が例示できる。厚さ測定装置12では、線源による放射線の照射条件や測定された計数値等に基づき、配管厚さを算出して検査結果データとして出力する。この算出では、配管外部の保温材や外装材、配管内の収容物についての条件で補正された値を求めることで、保温材等の上から厚さ測定が可能となる。これにより、保温材の取り外し、取り付けの作業を省略でき、また、配管内に流体を流したままプラント等を停止せずに厚さ測定を実施することができる。
配管選別装置13においても、γ線等の放射線を発する線源と、線源からの放射線量を検出するための放射線検出器とを配管を挟んで対向配置してなり、配管を透過した放射線量(計数値)を放射線検出器で検出する。配管選別装置13では、予め、配管の用途毎、つまり、ガス管(内容物がガス)の場合と、水道管(内容物が水)の場合とで計数値の予測値を演算しておく。そして、この予測値と、放射線検出器での実測値となる計数値との比較に基づき、配管の用途を選別し、選別結果を検出データとして出力する。
内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13は、それぞれ位置設定部11a、12a、13aと、通信部11b、12b、13bとを備えている。位置設定部11b、12b、13bは、GPS受信機能等の位置特定機能やプラント内での各装置11〜13のアドレス情報を取得又は記憶する機能を備えている。GPS受信機能を有する場合、GPS衛星から発せられるGPS信号をGPSアンテナによって受信し、その受信した信号を処理することによって、リアルタイムでの各装置11〜13の位置情報(経緯度座標)を測位する。各装置11〜13の位置情報は、作業者の入力操作によって取得されるようにしてもよい。位置設定部11a、12a、13aは、各装置11〜13の位置情報を検査位置情報として通信部11b、12b、13bに出力する。
通信部11b、12b、13bは、通信インターフェースであり、後述する解析サーバ22や端末装置20に対して基地局18を通じ、無線通信により各種情報、データ、指令の送受信を行う。従って、通信部11b、12b、13bは、無線送信部及び無線受信部としての機能を有している。通信部11b、12b、13bは、例えば、上述した検査結果データや検査位置情報を解析サーバ22や端末装置20に送信し、これらデータや情報に基づき解析サーバ22や端末装置20にて処理された各種の情報を受信する。
本実施の形態に係る放射線配管診断システムは、各装置11〜13に対して基地局18を介して通信する端末装置20及び解析サーバ22を備えている。基地局18と端末装置20及び解析サーバ22とは、インターネット、無線又は有線のLAN(Local Area Network)等の通信網24を介して通信が行われる。基地局18は、その通信エリアに位置する各装置11〜13と無線通信を行う。なお、各装置11〜13と基地局18とは、図示しない中継器を介して無線通信を行うようにしてもよい。
図2は、端末装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置20は、制御部201、通信部202、入力部203、表示部204及び記憶部205を備えている。なお、図2に示すブロックは、本発明に関連する構成のみを示しており、それ以外の構成については省略している。
制御部201は、中央処理装置(CPU)等からなり、端末装置20全体を制御する。制御部201は、記憶部205に記憶されているプログラムに従い、通信部202等から入力される情報に対する各種の演算処理や、各種の制御処理(表示部204の表示制御等)を行う。
通信部202は、通信インターフェースであり、基地局18を通じて解析サーバ22や各装置11〜13(図1参照)と無線通信により各種情報、データ、指令の送受信を行う。従って、通信部202は、無線送信部及び無線受信部としての機能を有している。通信部202は、例えば、解析サーバ22や各装置11〜13から表示部204に表示するための所定データや情報を端末装置20へ送信する指令を送信し、この指令に基づき送信された各種データ等を受信する。
入力部203は、キーや操作ボタンを含み、作業者等からの操作によるデータを取得して制御部201に出力する。また、入力部203は、通信インターフェースとしてパソコン等の外部装置から有線又は無線通信によってデータを取得するようにしたり、データを内蔵するメモリーカード等の記憶媒体を接続可能なスロット等のインターフェースとしたりしてもよい。
表示部204は、表示画面を有し、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等とそのコントローラとにより構成されている。表示部204は、表示画面にて制御部201の演算結果を文字や画像、グラフ、その他のアイコン等として表示する。なお、表示部204をタッチパネルによって構成し、入力部203としての機能も持たせるようにしてもよい。
記憶部205は、RAMやROM、不揮発性メモリ等を備えている。ROMでは、制御部201が各種の演算、制御を行うためのプログラムや、アプリケーションとして機能するためのプログラム、データ等が記憶される。RAMは、制御部201の作業領域として用いられたり、通信部202により受信された情報等が制御部201を介して記憶される。
図3は、端末装置の表示画像の一例を示す説明図である。図3に示すように、端末装置20の表示画面20aにおいては、例えば上述したプラント配管系統15として、図3A及び図3Bの画像が作業者の操作或いはプログラムによって選択的に表示される。図3Aの画像は、プラント配管系統15の配管系統図を三次元で概略的に表示しており、図3Bの画像は、プラント配管系統15の配管系統図を二次元で概略的に表示している。
図4は、端末装置の表示画像の説明図である。図4では、図3Aの画像を選択した場合を説明する。図4に示すように、端末装置20の表示画面20aにおいては、プラント配管系統15の画像に対し、内部検査装置11及び厚さ測定装置12にて検査した部分がマークM1、M2によって強調表示される。例えば、内部検査装置11での検査位置情報に基づく配管の検査位置に雲形のマークM1が表示され、厚さ測定装置12での検査位置情報に基づく配管の測定位置に二重丸のマークM2が表示される。ここでは、配管選別装置13の検査によるマークを表示していないが、かかる検査を行ったのであれば検査位置にマークM1、M2と区別できるマークを表示してもよい。また、各マークM1、M2は、区別できるように表示できるものであれば限定されるものでなく、他の形態としたり色を変えて表示したりしてもよい。
この表示画面20aにおいて、作業者がペンP等によってマークM1、M2を選択すると、選択位置の検査位置情報に関連する配管状態表示、解析表示、疑似立体表示、腐食シミュレーション表示、保全履歴表示に切り替わる。この切り替えは、所定のメニュー画面やポップアップ表示を経て実施されるようにしてもよい。以下、表示画面20aの各表示について説明する。
配管状態表示は、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13(図1参照)から出力される検査結果データを表示するものである。配管状態表示の具体例としては、内部検査装置11によるX線投影画像、厚さ測定装置12による配管の厚み(数値やグラフ等)、配管選別装置13による選別結果(水道管やガス管、雑配管等)を表示する。
解析表示は、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13から出力される検査結果データと、配管の設計データとに基づき、配管の厚み等について所定の解析処理がなされた画像を表示するものである。解析表示の具体例としては、内部検査装置11によるX線投影画像と設計データにより生成される予測投影画像とを比較し、X線投影画像の方が配管の投影方向の厚みが薄くなる部分に赤や緑等の有彩色を施して強調した画像を表示する。
疑似立体表示は、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13から出力される検査結果データと、配管の設計データとに基づき、検査時の配管の三次元コンピュータグラフィックスを表示するものである。疑似立体表示の具体例としては、放射線の照射方向とは異なる任意の向きでの投影画像に対し、グラデーション等を施して凹凸感や奥行き感を表出した画像を表示する。なお、解析表示及び疑似立体表示においては、これらを融合した画像を表示するようにしてもよい。
腐食シミュレーション表示は、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13から出力される検査結果データと、配管の設計データとに基づき、将来(検査時より所定期間経過後)の配管についての予測画像を表示するものである。腐食シミュレーション表示では、検査時の解析表示や疑似立体表示と、それらに対応する予測画像と並べて表示したり、変化(変形)の遷移を動画で表示したりすることによって、検査時と将来との状態を比較して視認し易いようにしてもよい。
保全履歴表示は、上記の配管状態表示、解析表示、疑似立体表示、腐食シミュレーション表示の少なくとも一つ又はそれらの組合せを履歴として表示したり、配管の点検履歴や未点検の配管を表示するものである。
なお、図3及び図4では、プラント配管系統15の配管系統図についての表示画面20aについて説明したが、図5に示すように、埋設配管系統16の配管系統図について表示される場合もある。図5は、端末装置の表示画像の他の一例を示す説明図である。図5の埋設配管系統16の配管系統図は、例えば、道路や建物A、Bが二次元で表示される地図画像に対し、配管選別装置13(図1参照)にて検査した部分がマークM3によって強調表示される。例えば、配管選別装置13で水道管と選別した場合、検査位置情報に基づく配管の検査位置に「●」となるマークM3aが表示され、ガス管と選別した場合、検査位置情報に基づく配管の検査位置に「□」となるマークM3bが表示される。ここでは、内部検査装置11及び厚さ測定装置12の検査によるマークを表示していないが、かかる検査を行ったのであれば検査位置にマークM3と区別できるマークを表示してもよい。また、各マークM3a、M3bは、区別できるように表示できるものであれば限定されるものでなく、他の形態としたり色を変えて表示したりしてもよい。
図6は、解析サーバの機能ブロック図である。図6に示すように、解析サーバ22は、受信部31、配管管理部32、配管情報蓄積部33、診断部34、設計データ蓄積部35、表示処理部36、送信部37を備えている。なお、図6に示す機能ブロックは、本発明に関連する構成のみを示しており、それ以外の構成については省略している。
受信部31及び送信部37は、通信インターフェースであり、通信網24を通じて端末装置20や各装置11〜13(何れも図1参照)と通信して各種情報、データ、指令を受信する。受信部31は、各装置11〜13から出力される配管の検査結果データ及び検査結果データを取得した配管の検査位置情報の他、端末装置20から出力される各種の指令や情報を受信する。受信部31は、受信した各種情報、データ、指令を配管管理部32に出力する。
配管管理部32は、受信部31から出力される各種情報、データ、指令に基づき配管状態を管理する。配管状態としては、各装置11〜13(図1参照)から出力される配管の検査結果データ及び検査位置情報、診断部34によって生成される診断結果データ、配管系統を構成する各配管の位置情報を含む配管系統データ、端末装置20に入力されたデータや情報を含むものである。配管管理部32の制御としては、受信部31を経て入力した各種情報、データを配管情報蓄積部33に出力し、配管情報蓄積部33にて蓄積させる。また、配管情報蓄積部33に蓄積された各種情報、データを、診断部34、表示処理部36に出力して後述のように処理させる。
配管情報蓄積部33は、検査結果データと診断部34によって生成される診断結果データとが検査位置情報に関連付けて蓄積される。図7は、配管情報蓄積部のデータ構成図である。図7に示すように、配管情報蓄積部33は、検査結果データとなる用途、厚み、透過画像に加え、診断部の診断結果データ、点検の有無等の保全情報について、複数の検査位置情報(例えば、緯度経度、アドレス情報)毎に記憶している。言い換えると、配管情報蓄積部33は、複数の検査位置情報毎に配管の用途を記憶する配管用途データベース、配管の厚みを記憶する配管厚みデータベース、配管の透過画像を記憶する透過画像データベースを備えている。更に、複数の検査位置情報毎に診断結果データを記憶する診断結果データベース、保全情報を記憶する保全情報データベースを備えている。
図6に戻り、診断部34は、解析処理部34a、疑似立体生成部34b、シミュレーション処理部34cを備えている。また、診断部34には、設計データ蓄積部35に蓄積された設計データが入力され、設計データは、パソコン等の外部装置から設計データを取得するようにしたり、データを内蔵するメモリーカード等の記憶媒体を接続して設計データを取得するようにしたりしてもよい。また、端末装置20(図1参照)から受信部31、配管管理部32を介して設計データを取得してもよい。設計データとしては、配管の直径や厚み、材質、吸収係数等の情報に加え、配管の外装材、配管の内容物の情報を含むようにしてもよい。また、各装置の情報として、線源の線種やコリメータ、検出器の種類と大きさ、線源及び検出部間距離等を含むようにしてもよい。
解析処理部34aは、設計データ蓄積部35に蓄積された設計データと、配管情報蓄積部33に蓄積された検査結果データとに基づき、配管の厚み等の形状について解析処理がなされる。例えば、検査結果データとして実測したX線投影画像に対し、設計データにより予測投影画像を生成して比較し、X線投影画像の方が配管の投影方向の厚みが薄くなる部分を強調表示する診断結果データを生成する。他の例としては、配管の周方向での厚みの変化をグラフで表示できるような診断結果データを生成する。
疑似立体生成部34bは、設計データ蓄積部35に蓄積された設計データと、配管情報蓄積部33に蓄積された検査結果データとに基づき、検査時の配管の三次元コンピュータグラフィックスを生成する処理がなされる。例えば、放射線の照射方向とは異なる任意の向きでの上述した投影画像を表示できるような診断結果データを生成する。具体的には、画像生成技術としてトモシンセンスアプリケーションを用い、複数方向から撮影したX線投影画像を基に疑似立体画像に再構成する。この疑似立体画像では、視点を変えたり、任意で断面を変更したりすることができ、重なりの多い部分でも検査したい箇所を確認することができる。なお、この疑似立体画像の生成に対しては、配管情報蓄積部33の透過画像データベースに記憶された配管の透過画像に基づき、配管情報蓄積部33の配管厚みデータベースに記憶された厚みを再現するように疑似立体画像を再構成する。
シミュレーション処理部34cは、設計データ蓄積部35に蓄積された設計データと、配管情報蓄積部33に蓄積された検査結果データ、診断結果データとに基づき、配管の経時変化をシミュレーションする処理がなされる。例えば、解析処理部33aや疑似立体生成部34bの診断結果データと、設計データとの差分から単位時間当たりの腐食量(変形量、変化量)を演算し、将来となる任意の期間経過後を予測した画像を表示できるような診断結果データを生成する。また、他の例としては、公知の配管減肉予測ソフトウェアを用い、配管の諸条件となる上記の設計データや、検査結果データ、診断結果データに加え、現象メカニズムに基づく理論式に基づき演算処理をする。この演算処理では、配管の各部位における最大減肉速度、減肉傾向を予測し、配管の余寿命を評価することができる。この際には、検査結果データとして、配管情報蓄積部33の配管厚みデータベースに記憶された厚みと、配管情報蓄積部33の透過画像データベースに記憶された配管の透過画像とに基づき理論式への数値の入力を実施し、シミュレーション予測を実施する。
診断部34は、配管管理部32による制御によって、生成された診断結果データを配管情報蓄積部33に出力して蓄積するようにする。
表示処理部36は、端末装置20(図1参照)等からの指令に応じた配管管理部32による制御によって、配管情報蓄積部33に蓄積された検査結果データ、診断結果データ、保全情報を検査位置情報毎に履歴として集約したり選択したりする処理を実施して送信部37に出力する。また、端末装置20等からの指令に応じ、配管情報蓄積部33に蓄積された配管系統データを選択して送信部37に出力する。例えば、表示処理部36は、配管系統データに基づき、図1、図3〜図5で図示したプラント配管系統15や埋設配管系統16のような画像を端末装置20にて表示できるようなデータを生成する。このとき、表示処理部36では、配管管理部32に入力された検査位置情報(例えば、緯度経度、アドレス情報、作業者の入力情報)を変換し、対応する配管系統データの配管にマークM1〜M3を表示する処理が実施されるとよい。マークM1〜M3にあっては、検査位置情報に関連付けられた検査結果データの相違に応じて異なる表示態様とすることが好ましい。
すなわち、本実施形態では、表示処理部36が、配管情報蓄積部33に記憶されたプラント配管系統15の三次元および二次元の配管系統図(図3A、図3B)に、検査位置情報(例えば、緯度経度、アドレス情報、作業者の入力情報)を対応させるために、配管系統図上での検査位置情報を特定するための情報の変換を実施する。この処理は、適宜実施してもよいが、配管系統データに検査位置情報を特定したデータを更新して記憶していくと好ましい。また、この情報の変換は実際の検査位置情報(緯度経度)と配管系統図上での緯度経度との整合を取る所定のプログラムで実施するのが好ましいが、手動による入力で実施してもよい。なお、この検査位置情報を対応させるための処理は、解析サーバ22に限らず、各検査装置11、12、13や各端末装置20で実施してもよいし、その他のネットワーク上での装置で実施してもよい。これにより、各検査装置11、12、13が取得した検査情報を配管情報蓄積部33の配管系統データに自動的に対応させ、三次元および二次元での配管系統データ上に検査した部分を示すマークM1〜M3等を重ねて表示した配管系統図を表示することができ、しかも三次元および二次元の表示を選択(切替)可能とすることができる。なお、解析サーバ22側にディスプレイ等の表示部を設けて、端末装置に替えてこの表示部に表示を実施するようにしてもよい。
送信部37は、配管管理部32による制御によって、検査結果データや診断結果データ等が検査位置情報と関連付けされた状態として端末装置20に送信する。
ここで、配管管理部32、診断部34及び表示処理部36を含んで制御部38が構成する。制御部38は、中央処理装置(CPU)等からなり、所定のプログラムに従って上述の各制御及び処理に加え、各種情報等に対する入出力処理や、その他各種の制御処理を行うものである。
次いで、本実施の形態に係る放射線配管診断システムを用いた配管の診断方法について説明する。
図1に示すように、解析サーバ22が通信網24を介して端末装置20、内部検査装置11、厚さ測定装置12及び配管選別装置13と通信可能な状態としておく。この状態で、各装置11〜13より配管系統15、16を構成する配管の放射線検査が実施され、その検出結果データ及び検査位置情報が解析サーバ22に出力される。
解析サーバ22では、図4に示すように、受信部31で受信したデータ及び情報を配管管理部32の制御によって配管情報蓄積部33に蓄積して管理する。配管情報蓄積部33では、配管の検査位置情報に対し、検査結果データを関連付けて蓄積する(図5参照)。従って、配管系統における複数の配管について検査結果データがそれぞれ蓄積されるようになり、1本の配管について延出方向で異なる位置にて複数の検査結果データが蓄積される場合もある。
また、診断部34では配管情報蓄積部33に蓄積された配管の情報及びデータに基づき、配管の厚みや内周面の瘤等の配管状態を診断する。この診断は、解析処理部34a、疑似立体生成部34b、シミュレーション処理部34cにて上記のように例示した処理が行われ、診断結果データが検査位置情報に関連付けて生成される。生成された診断結果データは、配管管理部32の制御によって検査位置情報に関連付けて配管情報蓄積部33に蓄積される。
一方、端末装置20(図1参照)にあっては、例えばプラントや配管工事を行う作業者に携帯されて利用される。作業者が作業する配管系統に応じて端末装置20の入力操作を行い、表示画面20a(図3参照)に配管系統の画面を表示させる。かかる画面を表示するには、端末装置20から解析サーバ22に指令を送信し、この指令によって解析サーバ22が配管情報蓄積部33に蓄積された配管系統データを端末装置20に送信する。
そして、表示画面20aに表示された配管系統に対し、ペン等によって配管における延在方向の任意の位置を選択する。そして、メニュー画面等において選択することで、上述した配管状態表示、解析表示、疑似立体表示、腐食シミュレーション表示、保全履歴表示に切り替わり、作業者による所望の配管状態を確認することができる。
これらを表示するには、まず、端末装置20からペンにより選択した配管の位置情報と表示要求指令とが解析サーバ22に送信される。解析サーバ22では指令に応じ、送信された位置情報に直近の検査位置情報に関連付けされて配管情報蓄積部33に蓄積された各データ及び情報が表示処理部36に抽出されるよう処理する。そして、表示処理部36に抽出された各データ及び情報が送信部34を介して端末装置20に送信され、これを端末装置20が受信して画像生成することで表示画面20aに表示される。これにより、配管系統が設置される作業現場において、配管に関する放射線検査の種々の情報を得ることができる。
このような実施の形態によれば、配管情報蓄積部33で配管の検査結果データと検査位置情報とを関連付けて蓄積している。従って、各装置11〜13によって放射線を用いて検査を行った検査結果データをと検査位置と対応させた状態で管理することができる。これにより、配管の任意の位置での配管状態の確認、管理が迅速且つ容易に行えるばかりでなく、解析や将来の状態の分析に要する作業や処理効率を高めることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されず種々変更して実施することが可能である。また、上記実施の形態で説明した数値、寸法、材質、方向については特に制限はない。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
例えば、配管情報蓄積部33及び設計データ蓄積部35は、解析サーバ22の一部として含ませる構成に限られず、外付けのハードディスクとして接続したり、通信網24と有線又は無線にて通信可能な状態として設置してもよい。
また、図5において、一の検査位置情報について検査結果データや診断結果データが全て検査して蓄積される必要はなく、検査状態等に応じて一部が蓄積されていないものであってもよい。また、一の検査位置情報についての図3の各表示についても一部が表示されないものとしてもよい。
また、配管管理部32による配管状態の管理は、少なくとも検査結果データに基づいていればよく、他のデータや情報を用いずに管理を行ってもよい。
また、図3〜図5の表示画面20aは、端末装置20において表示されるもの限られず、他の外部装置にて表示するようにしてもよい。例えば、発電所等のプラントにおいて、膨大な情報を集約し全ての運転操作が行えるように設計された中央制御室の中央監視制御装置のディスプレイに対し、上述した表示画面20aと同様の表示を行って配管状態を管理するようにしてもよい。
11 内部検査装置
12 厚さ測定装置
13 配管選別装置
15 プラント配管系統(配管系統)
16 埋設配管系統(配管系統)
20 端末装置
32 配管管理部
33 配管情報蓄積部
34 診断部
34a 解析処理部
34c シミュレーション処理部
36 表示処理部

Claims (7)

  1. 配管系統を構成する複数の配管の放射線検査結果に基づいて配管を診断する放射線配管診断システムであって、
    放射線照射によって検査した配管の検査結果データと、該検査結果データを取得した配管の検査位置情報とを関連付けて蓄積する配管情報蓄積部と、
    少なくとも前記検査結果データに基づいて配管状態を管理する配管管理部と、
    前記配管情報蓄積部に蓄積された配管の情報及びデータに基づき配管状態を診断する診断部とを備え、
    前記配管情報蓄積部は、複数の前記検査位置情報毎に前記検査結果データに含まれる配管の厚みを記憶する配管厚みデータベースと、複数の前記検査位置情報毎に前記検査結果データに含まれる配管の透過画像を記憶する透過画像データベースとを備え、
    前記診断部は、前記検査結果データと、配管の厚み情報を含む配管に関する設計データとに基づいて配管の疑似立体画像を生成し、前記透過画像データベースに記憶された配管の透過画像に基づき、前記配管厚みデータベースに記憶された厚みを再現するように前記疑似立体画像を再構成することを特徴とする放射線配管診断システム。
  2. 前記診断部は、前記検査結果データと、配管の厚み情報を含む配管に関する設計データとに基づいて配管の形状を解析する解析処理部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の放射線配管診断システム。
  3. 前記診断部は、前記検査結果データと、配管の厚み情報を含む配管に関する設計データとに基づいて配管の経時変化をシミュレーションするシミュレーション処理部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管の放射線配管診断システム。
  4. 前記検査結果データを所定の端末装置に表示するための表示処理部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線配管診断システム。
  5. 前記表示処理部は、前記配管管理部に入力された検査位置情報を変換し、対応する配管にマークを表示するよう処理することを特徴とする請求項4に記載の放射線配管診断システム。
  6. 前記表示処理部は、検査位置情報に関連付けられた検査結果データの相違に応じて異なるマークを表示するよう処理することを特徴とする請求項5に記載の放射線配管診断システム。
  7. 前記配管情報蓄積部は、複数の前記検査位置情報毎に配管の用途を記憶する配管用途データベースを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の放射線配管診断システム。
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