JP6846308B2 - コンパクト容器 - Google Patents
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Description
ここで本願発明者は、前記コンパクト容器における容器本体に、例えば下記特許文献1に記載のポンプ付き容器を適用することに想到した。前記ポンプ付き容器は、上方付勢状態で下方移動自在に配置されたステムを有する吐出器を備えている。吐出器は、ステムの下方移動に伴って内容物を吐出孔から吐出する。
本発明に係るコンパクト容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体に連結され、前記容器本体を開放可能に閉塞する蓋体と、前記容器本体または前記蓋体に、前記容器本体の径方向の内側に向けて移動自在に配置された押釦体と、を備え、前記蓋体には、前記容器本体に設けられた第1係止部に離脱可能に係止され、前記容器本体に対する前記蓋体の開放動作を規制する第2係止部が設けられ、前記容器本体は、上方付勢状態で下方移動自在に配置されたステムを有し前記ステムの下方移動に伴って前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器を備え、前記押釦体は、前記径方向の内側に向けて押し込まれることで、前記第2係止部を前記第1係止部から離脱させるとともに前記ステムを下方移動させることを特徴とする。
また、内容物の使用時には、吐出器の作動によって容器本体内から所定量の内容物が吐出される。したがって、例えば、内容物が過度に吐出されること等がなく、内容物を適量、使用することができる。
また、内容物の減少に伴い収容空間が減容する。したがって、収容空間内の内容物が少なくなっても、吐出器が内容物を吐出し易い。その結果、内容物が容器本体内に残存した状態で吐出器が内容物を吐出不能になる状況の発生を抑え、容器本体内の内容物の残量を低減することができる。
図1から図3に示すように、コンパクト容器10は、例えば化粧料などの内容物を収容する携帯用である。コンパクト容器10は、平面視で円形状の偏平容器である。コンパクト容器10は、容器本体11と、蓋体12と、押釦体13と、を備えている。容器本体11は、筒状に形成されている。蓋体12は、ヒンジ部14によって容器本体11に回動可能に連結されている。
外殻体21には、蓋体12がヒンジ部14により連結されている。図2に示すように、外殻体21は、外周壁部23と、内周壁部24と、底面部25と、天面部26と、を備えている。外周壁部23および内周壁部24は、容器軸Oと同軸に配置されている。底面部25および天面部26は、容器軸Oと同軸の環状に形成されている。底面部25は、外周壁部23と一体に形成され、外周壁部23の下端部から径方向の内側に向けて延びている。天面部26は、内周壁部24と一体に形成され、内周壁部24の下端部から径方向の外側に向けて延びている。
ヒンジ凹部27は、ヒンジ部14の一部を構成する。ヒンジ凹部27は、外殻体21において後側に位置する部分に配置されている。ヒンジ凹部27は、前方に向けて窪んでいる。ヒンジ凹部27は、外殻体21の容器軸O方向の全長にわたって延びている。
ヒンジ主壁27aには、付勢部材29が配置されている。付勢部材29は、ヒンジ部14のヒンジ軸15よりも上方に配置されている。付勢部材29は、蓋体12において後側に位置する部分を後側に向けて付勢する。
係止凹部28は、係止主壁28aと、係止底壁28bと、を備えている。係止主壁28aは、前方を向いている。係止底壁28bは、係止主壁28aの下端部から前方に向けて延びている。係止主壁28aには、第1係止部30が設けられている。第1係止部30は、係止主壁28aから前方に向けて突出している。
シリンダ35は、容器軸Oと同軸の多段の有底筒状に形成されている。シリンダ35は、下底壁44と、内筒45と、上底壁46と、外筒47と、本体筒48と、を備えている。
ピストン押さえ38は、ピストン37のシリンダ35からの上方への離脱を規制している。ピストン押さえ38の一部は、本体筒48の上端縁から径方向の内側に向けて張り出し、ピストン37に対して上方から係止可能とされている。
小径部52は、本体筒48に外嵌されている。大径部53は、内筒45内に配置されており、小径部52を径方向の外側から囲繞している。ばね座部54は、小径部52および大径部53の下端部同士を連結している。押さえ部55は、小径部52の上端部から径方向の内側に向けて突出している。押さえ部55がピストン37に対して上側から係止することで、ピストン37のシリンダ35からの上方への離脱が規制される。
ステムヘッド40は、ステム39の上端部に装着されている。ステムヘッド40は、有頂筒状に形成されている。ステムヘッド40は、ステム39の上端部に外嵌されている。ステムヘッド40には、第3流通孔59が形成されている。第3流通孔59は、ステムヘッド40を貫通している。第3流通孔59は、ステム39内に連通している。
装着筒60は、ステム39に装着されている。装着筒60は、ステム39に対して容器軸O方向の位置が固定されている。装着筒60は、ステム39および外装部材41が下方移動したときに、ピストン37に上方から当接してピストン37を下方移動させる。
上フランジ61は、装着筒60の上端部から径方向の外側に向けて突出している。上フランジ61は、押さえ部55の上方に位置し、押さえ部55に対して上方から対向している。
下フランジ63は、内ガイド筒62における容器軸O方向の中間部から径方向の外側に向けて突出している。下フランジ63は、大径部53よりも上方に位置している。下フランジ63の外径は、大径部53の外径と同等である。
外ガイド筒64は、下フランジ63から下方に向けて延びている。外ガイド筒64は、大径部53に容器軸O方向に移動自在に内挿されている。
底皿33は、有底筒状に形成されている。底皿33は、画成筒32に外嵌されている。底皿33の底壁部33aの下面は、外殻体21の底面部25の下面と面一とされている。底壁部33aの上面とシリンダ35の下底壁44の下面との間には、連通隙間74が設けられている。連通隙間74は、吸込孔50に連通している。
中皿34は、画成筒32内に容器軸O方向に摺動自在に嵌合されている。中皿34は、環状に形成され、画成筒32内に密に嵌合されている。中皿34は、シリンダ35の内筒45に密に外嵌されている。中皿34は、画成筒32の上端部内に配置され、画成筒32内を下方移動可能である。
天壁部77は、蓋体12の閉状態において吐出ヘッド43の頂壁部68に上方から対向している。天壁部77の下面には、鏡体79が固定されている。
蓋周壁78は、天壁部77の外周縁部から下方に向けて延びている。蓋周壁78には、ヒンジ凸部80と、係止凸部81と、が設けられている。
係止凸部81は、蓋周壁78において前側に位置する部分から下方に向けて延びている。係止凸部81は、係止凹部28の左右方向の内側に配置されている。係止凸部81には、第2係止部82と、第1案内面83と、が設けられている。
第1案内面83は、前方を向く傾斜面である。第1案内面83は、後方に向かうに従い下方に向けて延びている。第1案内面83は、係止凸部81を前後方向に挟んだ第2係止部82の反対側に位置している。
図1および図3に示すように、押釦体13は、操作部84と、側部85と、押下部86と、規制部87と、弾性片89と、を備えている。
側部85は、操作部84の左右方向の両端部から後方に向けて延びている。側部85は、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。側部85は、前挿通孔73および後挿通孔51を通して吐出ヘッド43内(吐出器31内)に配置されている。
図3に示すように、弾性片89は、側部85から左右方向の外側に突出している。弾性片89は、前後方向に弾性変形可能である。弾性片89は、突き当て部71に前方から対向している。
なお、押釦体13を操作する使用者は、第2係止部82が第2係止部82を乗り越えることによるクリック感を得ることで、押釦体13が離脱位置P1に到達したタイミングを認識することができる。
その後、押釦体13が押下位置P2まで押し込まれるときには、図6に示すように、第1傾斜面67と第2傾斜面92とが摺接し、被押下部66が押下部86によって下方に向けて押下される。これにより、外装部材41がコイルスプリング42を容器軸O方向に圧縮変形させながら下方移動する。
押釦体13の押し込みを解除した後、例えば、使用者は、蓋体12をヒンジ軸15回りに回動させて蓋体12を開状態とする。その後、使用者は、吐出ヘッド43上に吐出された内容物を、例えば、パフ等の図示しない塗布具により拭い取り使用する。
また、内容物の使用時には、吐出器31の作動によって収容空間75(容器本体11内)から所定量の内容物が吐出される。したがって、例えば、内容物が過度に吐出されること等がなく、内容物を適量、使用することができる。
さらに、内容物の減少に伴い収容空間75が減容する。したがって、収容空間75内の内容物が少なくなっても、吐出器31が内容物を吐出し易い。その結果、内容物が容器本体11内に残存した状態で吐出器31が内容物を吐出不能になる状況の発生を抑え、容器本体11内の内容物の残量を低減することができる。
また、ステム39が、収容空間75に対して、収容空間75の径方向の内側に配置されている。したがって、ステム39および収容空間75の容器軸O方向の位置を重複させることができる。これにより、ステム39および収容空間75全体の容器軸O方向の省スペース化を図ることが可能になり、容器本体11の容器軸O方向の大きさを小さくすることができる。
また、容器本体11が、付け替え部22と外殻体21を備えている。したがって、収容空間75内(容器本体11内)の内容物を使い終えた後、外殻体21から付け替え部22を離脱させて新たな付け替え部22を装着させることで、内容物の詰め替えをすることができる。このとき、押釦体13が付け替え部22に装着されていることから、内容物の詰め替えにあわせて押釦体13も交換することができる。
容器本体11が付け替え部22を備えず、内容物が詰め替え可能でなくてもよい。
押下部86が前後方向に一対配置されていなくてもよい。
11 容器本体
12 蓋体
13 押釦体
21 外殻体
22 付け替え部
30 第1係止部
31 吐出器
32 画成筒
34 中皿
39 ステム
75 収容空間
82 第2係止部
86 押下部
O 容器軸
P1 離脱位置
P2 押下位置
Claims (7)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体に連結され、前記容器本体を開放可能に閉塞する蓋体と、
前記容器本体または前記蓋体に、前記容器本体の径方向の内側に向けて移動自在に配置された押釦体と、を備え、
前記蓋体には、前記容器本体に設けられた第1係止部に離脱可能に係止され、前記容器本体に対する前記蓋体の開放動作を規制する第2係止部が設けられ、
前記容器本体は、上方付勢状態で下方移動自在に配置されたステムを有し前記ステムの下方移動に伴って前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器を備え、
前記押釦体は、前記径方向の内側に向けて押し込まれることで、前記第2係止部を前記第1係止部から離脱させるとともに前記ステムを下方移動させることを特徴とするコンパクト容器。 - 前記容器本体は、内容物を収容し内容物の減少に伴い減容する収容空間を備えていることを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。
- 前記容器本体は、
容器軸方向に延び内部に前記収容空間を画成する画成筒と、
前記画成筒内に容器軸方向に摺動自在に嵌合され前記画成筒とともに前記収容空間を画成する中皿と、を備え、
前記収容空間は、前記中皿が前記画成筒内を容器軸方向に摺動することで減容することを特徴とする請求項2に記載のコンパクト容器。 - 前記収容空間は、環状に形成され、
前記ステムは、前記収容空間に対して、前記収容空間の径方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載のコンパクト容器。 - 前記押釦体は、前記径方向の内側に向けて離脱位置まで押し込まれたときに前記第2係止部を前記第1係止部から離脱させ、前記離脱位置よりも前記径方向の内側に向けて押下位置まで押し込まれたときに前記ステムを下方移動させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンパクト容器。
- 前記吐出器は、前記ステムに外装される外装部材を備え、
前記押釦体は、前記外装部材を押下する押下部を備え、
前記押下部は、前記ステムを前記径方向に挟んで一対配置されている請求項1から5のいずれか1項に記載のコンパクト容器。 - 前記容器本体は、
前記蓋体が連結された外殻体と、
内容物を収容するとともに前記吐出器を有し、前記外殻体に着脱自在に装着された付け替え部と、を備え、
前記押釦体は、前記付け替え部に装着されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンパクト容器。
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- 2017-07-31 JP JP2017148650A patent/JP6846308B2/ja active Active
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