JP6717170B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、差込片を切取線で切り取るだけで、小容量形態から大容量形態に容易に展開することができる。
上記構成によれば、小容量形態にするため、第2下けい線で第1側板から第4側板を折り曲げる際、第1上板の先端部を折り曲げのガイドに使って、容易に折り曲げることができる。
上記構成によれば、容易に小容量形態に変形することができる。
図1に示すように、本発明を適用した包装箱1は、段ボール箱であって、薄箱形状の小容量形態の状態に折り畳まれる。また、図2に示すように、包装箱1は、小容量形態の状態から大容量形態に展開される。このような包装箱1は、一例として、顧客の手元にあるもの(ここでは返送品)を企業に返送する際に使用される。具体的には、この包装箱1は、企業から顧客に発送する場合(往路の場合)、小容量形態の状態で使用され、顧客から企業に返送する場合(復路の場合)、返送品を封入するために、大容量形態に展開され使用される。
先ず、継ぎ代16が第4側板14の内面に対して、接合手段によって接合され環状形状とされる。次いで、箱本体10の底面を構成するため、第3底板33および第4底板34を第1下けい線30から内側に折り曲げ、さらに、第1底板31と第2底板32とを第1下けい線30から内側に折り曲げる。そして、係合片31aを係合凹部32aに係合する。図4に示すように、これにより、上面が第1上板21と第2上板22とによって塞がれていない開放された状態の箱本体10が構成される。
(1)第1上板21を第2上けい線29で箱本体10の内側に折り込み、折込けい線36および第2下けい線35に沿って箱本体10の内側に折り込み、差込片23を差込孔28に差し込むだけで、小容量形態の包装箱1を組み立てることができ、組立作業を効率化することができる。
(3)小容量形態において、第1上板21を第2上けい線29を介して第1側板11の方向に折り返した折り返し部分39は、袋部38には挿入されない。したがって、折り返し部分39が長く、折り返し部分39を袋部38には挿入しなければならない場合より組み立て作業が容易となる。
(5)折込けい線36は、けい線と切れ線を交互に入れたリード罫上に、さらに貫通孔19を設けて折り曲げ易くしたけい線であるため、容易に小容量形態に変形することができる。
・折込けい線36の構成は特に限定されるものではなく、例えば、貫通孔を設けていない通常のリード罫であってもよいし、リード罫ではなく、ミシン罫であってもよいし、通常のけい線であってもよい。また、折込けい線36以外のけい線の構成も、特に限定されるものではない。
・小容量形態において、袋部38に折り返し部分39を挿入する作業が煩雑にならない程度に、折り返し部分39は、袋部38に若干入る程度の長さを有していてもよい。
・差込片23は、第2上板22から切除されなくてもよい。また、差込片23は、ハサミややカッタなどで切除してもよいし、手で破るようにして切除してもよい。
・箱本体10の底面構造は、特に限定されるものではなく、係合片31aと係合凹部32aの係合構造を備えていないものであってもよい。例えば、相対する2枚の内フラップと相対する2枚の外フラップとで構成し、外フラップの突き合わせ部を接合手段で接合する構造であってもよい。
・包装箱1は、段ボールではなく厚紙などで構成されていてもよい。
Claims (5)
- 小容量形態と大容量形態の2つの形態に変形する包装箱において、
周方向において連接された4つの側板と、前記4つの側板の各々の底辺に第1下けい線を介して連接された底板とによって構成された箱本体と、
前記4つの側板のうちの相対する第1側板および第2側板であって、前記第1側板の上辺に第1上けい線を介して連接された第1上板および前記第2側板の上辺に連接された第2上板とを備え、
前記第1上板は、前記第1上けい線よりも先端側に前記第1上けい線と平行な第2上けい線を備え、
前記第2上板は、先端部に、差込片を備え、
前記4つの側板は、前記第1下けい線に対して平行な第2下けい線を備え、
前記第1側板は、前記第1上けい線と前記第2下けい線との間に、前記差込片が差し込まれる差込孔を備え、
前記4つの側板のうちの前記第1側板および第2側板以外の相対する第3側板および第4側板の各々は、前記第3側板および前記第4側板における前記第2下けい線の両端部から前記第1上けい線の方向に向かって幅が狭くなるように延びる折込けい線を備え、
前記小容量形態では、前記第1上板が、前記第2上けい線を介して、前記第1側板の内面と重なるように折り返され、前記第1上板の先端部が前記第2下けい線の上側に位置され、前記第3側板および前記第4側板が前記折込けい線および前記第2下けい線を介して前記箱本体の内側に向けて折り込まれ、前記第1側板および前記第2側板が前記第2下けい線を介して折り込まれた前記第3側板および前記第4側板の上に重なるように折り曲げられ、前記第2上板の先端部が前記第2下けい線で折り曲げられた前記第1側板に対して上側に位置され、前記差込孔に対して前記差込片が差し込まれ、かつ、
前記第1上板を前記第2上けい線を介して前記第1側板の方向に折り返した折り返し部分は、
前記折込けい線および前記第2下けい線を介して折り込まれた前記第3側板および前記第4側板のうちの上側に位置する折込部と、前記折込部の上に重なる前記第2側板との間に構成される袋部に挿入されない長さであり、
前記大容量形態では、前記第1側板および第2側板、ならびに、前記第3側板および前記第4側板が展開され、前記第1上板および前記第2上板が前記第1上けい線を介して折
り曲げられる
包装箱。 - 前記4つの側板は、縦けい線を介して連接されており、
前記折込けい線と前記第2下けい線と前記縦けい線との交点には、孔が形成されている
請求項1に記載の包装箱。 - 前記差込片は、前記第2上板に対する切取線を介して前記第2上板の先端部に連接されている
請求項1または2に記載の包装箱。 - 前記小容量形態において、前記第1上板の先端部は、前記第1側板の内面において、前記第2下けい線に対して沿って位置する
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の包装箱。 - 前記4つの側板は、縦けい線を介して連接されており、
前記折込けい線および前記縦けい線の少なくとも一方は、けい線と切れ線を交互に入れたリード罫上に貫通孔を設けたけい線である
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の包装箱。
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Family Applications (1)
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