Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6712510B2 - 給湯システム - Google Patents

給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP6712510B2
JP6712510B2 JP2016139691A JP2016139691A JP6712510B2 JP 6712510 B2 JP6712510 B2 JP 6712510B2 JP 2016139691 A JP2016139691 A JP 2016139691A JP 2016139691 A JP2016139691 A JP 2016139691A JP 6712510 B2 JP6712510 B2 JP 6712510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
water
primary energy
tank
energy consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016139691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018009748A (ja
Inventor
小川 純一
純一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2016139691A priority Critical patent/JP6712510B2/ja
Publication of JP2018009748A publication Critical patent/JP2018009748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6712510B2 publication Critical patent/JP6712510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本明細書に開示する技術は、給湯システムに関する。
特許文献1に開示されているシステムは、太陽光発電装置が発電した電力と商用電源からの電力とを蓄電する蓄電装置と、蓄電装置に蓄電されている電力を使用して動作可能な機器とを備えている。蓄電装置の電力で動作する機器は例えば水を沸き上げる給湯器である。蓄電装置に電力を供給する商用電源は、一次エネルギーを消費することによって発電している。例えば、商用電源は火力発電所で石炭を消費することによって発電している。
特開2007−295680号公報
近年では、環境に配慮して一次エネルギー消費量を少なくすることが求められている。そこで本明細書は、水を沸き上げる際の一次エネルギー消費量を少なくすることができる技術を提供する。
本明細書に開示する給湯システムは、電力供給源で一次エネルギーを消費することによって発電された電力と、太陽光発電装置によって発電された電力とを蓄電する蓄電装置を備えている。また、給湯システムは、水を貯めるタンクと、タンクに貯められている水を蓄電装置に蓄電されている電力を用いて沸き上げるヒートポンプと、ガスの燃焼によって水を加熱するガス加熱装置と、制御装置と、を備えている。制御装置は、電力供給源から蓄電装置に供給される電力に基づいて蓄電装置の蓄電量のうち電力供給源による蓄電量を算出し、算出した電力供給源による蓄電量と、ヒートポンプによってタンク内の水を沸き上げる場合のヒートポンプの消費電力量とに基づいて、ヒートポンプの消費電力量のうち電力供給源が負担する消費電力量を算出し、算出した消費電力量に基づいて、電力供給源で消費された一次エネルギー消費量を算出し、算出した一次エネルギー消費量と、タンクに貯められている水を沸き上げるために必要な熱量とに基づいて、蓄電装置に蓄電されている電力を用いてヒートポンプによってタンク内の水を沸き上げる場合の第1の一次エネルギー消費効率を算出し、算出した第1の一次エネルギー消費効率と、ガスの燃焼によって水を加熱する場合の第2の一次エネルギー消費効率とを比較し、第1の一次エネルギー消費効率が第2の一次エネルギー消費効率より高い場合は、蓄電装置に蓄電されている電力を用いてヒートポンプによってタンク内の水を沸き上げる運転を許可する。
このような構成によれば、水を沸き上げる際に、電力供給源から前記蓄電装置に供給される電力に基づいて、所定の手順に沿って第1の一次エネルギー消費効率を算出している。そして、第1の一次エネルギー消費効率が第2の一次エネルギー消費効率より高い場合は、ヒートポンプによってタンク内の水を沸き上げることができる。そのため、一次エネルギー消費効率が比較的高い状態で水を沸き上げることができる。これによって、水を沸き上げる際の一次エネルギー消費量を少なくすることができる。
実施例に係る給湯システム1の構成を模式的に示す図。 実施例に係る給湯器2の構成を模式的に示す図。 実施例に係る給湯システム1における制御処理を示すフローチャート。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)制御装置は、所定の沸き上げ時刻における第1の一次エネルギー消費効率と第2の一次エネルギー消費効率とを比較してもよい。
このような構成によれば、ヒートポンプによる沸き上げを実行することができるか否かを所定の沸き上げ時刻に合わせて判断することができる。
(実施例)
図1は、本実施例に係る給湯システム1の構成を示している。図1に示すように、給湯システム1は、太陽光発電装置114と、発電機113(電力供給源の一例)と、蓄電装置116と、給湯器2と、電力管理装置192(制御装置の一例)を備えている。
太陽光発電装置114は、太陽光を受光することによって発電する装置である。太陽光発電装置114は、パワーコンディショナ118を介して、蓄電装置116に接続されている。太陽光発電装置114が発電した電力が蓄電装置116に蓄電される。
発電機113は、一次エネルギーを消費することによって発電する装置である。発電機113は、例えばガソリンを燃料にして発電する。発電機113は、パワーコンディショナ118を介して、蓄電装置116に接続されている。発電機113が発電した電力が蓄電装置116に蓄電される。
パワーコンディショナ118は、商用電源110(電力供給源の他の一例)に接続されている。また、パワーコンディショナ118は、給湯器2に接続されている。商用電源110は、一次エネルギーを消費することによって発電している。例えば、商用電源110は火力発電所で石炭を消費することによって発電している。商用電源110は、パワーコンディショナ118を介して、蓄電装置116に接続されている。商用電源110が発電した電力が蓄電装置116に蓄電される。パワーコンディショナ118は、商用電源110からの交流電力を直流電力に変換して蓄電装置116に供給することができる。パワーコンディショナ118は、蓄電装置116からの直流電力を交流電力に変換して給湯器2に供給することができる。
蓄電装置116は、パワーコンディショナ118を介して供給される電力を蓄電する装置である。蓄電装置116は、太陽光発電装置114から供給される電力と、発電機113から供給される電力と、商用電源110から供給される電力を蓄電することができる。また、蓄電装置116は、蓄電している電力をパワーコンディショナ118を介して給湯器2に供給することができる。
電力管理装置192は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラである。電力管理装置192は、外部のネットワークと接続可能である。また、電力管理装置192は、パワーコンディショナ118と給湯器2に接続されており、各種の情報を送受信することができる。電力管理装置192は、パワーコンディショナ118と給湯器2の動作を制御することができる。電力管理装置192は、太陽光発電装置114からパワーコンディショナ118を介して蓄電装置116に供給される電力を監視することができる。また、電力管理装置192は、発電機113からパワーコンディショナ118を介して蓄電装置116に供給される電力を監視することができる。さらに、電力管理装置192は、商用電源110からパワーコンディショナ118を介して蓄電装置116に供給される電力を監視することができる。また、電力管理装置192は、蓄電装置116に蓄電されている電力の蓄電量を監視することができる。
次に、給湯器2の構成について説明する。図2は、本実施例に係る給湯器2の構成を示している。図2に示すように、給湯器2は、給湯系統104と、ヒートポンプ系統106と、制御装置100とを備えている。
ヒートポンプ系統106は、ヒートポンプ50と、熱交換器58とを備える。ヒートポンプ50は、冷媒(例えば、R32等)を循環させるための冷媒循環路52と、熱交換器(蒸発器)54と、ファン56と、圧縮機62と、膨張弁60とを備えている。冷媒循環路52は、熱交換器58内を通過している。また、熱交換器54と、圧縮機62と、膨張弁60とは、冷媒循環路52内に設置されている。上記の構成を備えるヒートポンプ50の動作について説明する。圧縮機62が動作することにより、冷媒循環路52内の冷媒は、圧縮機62で加圧されて高温高圧の気相状態になる。圧縮機62で加圧されて高温高圧の気相状態となった冷媒は、熱交換器58に送り込まれ、タンク水循環路20内の水と熱交換によって冷却されて凝縮し、液相状態となる。熱交換器58で冷却されて液相状態となった冷媒は、膨張弁60に送られ、膨張弁60で減圧されて低温低圧の液相状態となる。低温低圧の液相状態の冷媒は、熱交換器54において、ファン56で送風される外気との熱交換によって加熱されて蒸発し、気相状態となる。気相状態となった冷媒は、圧縮機62に戻されて再び加圧される。従って、ヒートポンプ50を動作させることにより、熱交換器58を通過する冷媒循環路52内に高温高圧の冷媒を送り込むことができるようになる。
給湯系統104は、タンク10と、タンク水循環路20と、水道水導入路24と、供給路36と、バーナ加熱装置81(ガス加熱装置の一例)を備える。
タンク10は、ヒートポンプ50によって加熱された温水を貯える。タンク10は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク10内には満水まで水が貯留されている。タンク10には、サーミスタ12、14、16、18がタンク10の高さ方向に略均等間隔で取り付けられている。各サーミスタ12、14、16、18は、その取付位置の水の温度を測定する。
タンク水循環路20は、上流端がタンク10の下部に接続されており、下流端がタンク10の上部に接続されている。タンク水循環路20には、循環ポンプ22が介装されている。循環ポンプ22は、タンク水循環路20内の水を上流側から下流側へ送り出す。また、上述したように、タンク水循環路20は、熱交換器58を通過している。そのため、ヒートポンプ50を動作させると、タンク水循環路20内の水が熱交換器58で加熱される。従って、循環ポンプ22とヒートポンプ50を動作させると、タンク10の下部の水が熱交換器58に送られて加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。タンク水循環路20は、タンク10に蓄熱するための水路である。
水道水導入路24は、上流端が水道水供給源32に接続されている。水道水導入路24の下流側は、第1導入路24aと第2導入路24bに分岐している。第1導入路24aの下流端は、タンク10の下部に接続されている。第2導入路24bの下流端は、供給路36の途中に接続されている。接続部には、第1導入路24a(即ち供給路36)を流れる水の流量と第2導入路24bを流れる水の流量の比率を調整する混合弁36aが配置されている。第1導入路24aには、逆止弁26が介装されている。第2導入路24bには、逆止弁28と水量センサ30が介装されている。水量センサ30は、第2導入路24b内を流れる水道水の流量を検出する。
供給路36は、上流端がタンク10の上部に接続されている。上述したように、供給路36の途中には、水道水導入路24の第2導入路24bが接続されている。第2導入路24bとの接続部より上流側の供給路36には、水量センサ34が介装されている。水量センサ34は、タンク10から供給路36内に流入する水の流量を検出する。第2導入路24bとの接続部より下流側の供給路36には、バーナ加熱装置81が介装されている。バーナ加熱装置81は、供給路36内の水を加熱する。供給路36の下流端は給湯栓38に接続されている。供給路36には、バーナ加熱装置81をバイパスする流路であるバイパス路36bが設けられている。また、バイパス路36bには、バイパス路36bの開度を調整するためのバイパス制御弁36cが介装されている。
制御装置100は、給湯系統104及びヒートポンプ系統106と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。制御装置100は、電力管理装置192と電気的に接続されており、電力管理装置192との間で送受信される情報に基づいて、各構成要素の動作を制御することができる。
(給湯器の動作)
次いで、本実施例の給湯器2の動作について説明する。給湯器2は、沸き上げ運転と給湯運転を実行することができる。以下、各運転について説明する。
(沸き上げ運転)
沸き上げ運転は、ヒートポンプ50で生成した熱により、タンク10内の水を加熱する運転である。制御装置100によって沸き上げ運転の実行が指示されると、ヒートポンプ50が動作を開始するとともに、循環ポンプ22が回転する。
ヒートポンプ50が動作することにより、熱交換器58を通過する冷媒循環路52内に高温高圧の気相状態の冷媒が送り込まれる。また、循環ポンプ22が回転すると、タンク水循環路20内をタンク10内の水が循環する。即ち、タンク10の下部に存在する水がタンク水循環路20内に導入され、導入された水が熱交換器58を通過する際に、冷媒循環路52内の冷媒の熱によって加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。これにより、タンク10に高温の水が貯められる。タンク10の上部には、高温の水の層が形成され、下部には、低温の水の層が形成される。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク10内の水を給湯栓38に供給する運転である。給湯運転は、上記の沸き上げ運転中にも実行することができる。給湯栓38が開かれると、制御装置100は、混合弁36aを開く。すると、水道水供給源32からの水圧によって、水道水導入路24(第1導入路24a)からタンク10の下部に水道水が流入する。同時に、タンク10上部の温水が、供給路36を介して給湯栓38に供給される。
制御装置100は、タンク10から供給路36に供給される水の温度(即ち、サーミスタ12の検出温度)が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁36aを調整して、第2導入路24bから供給路36に水道水を導入する。従って、タンク10から供給された水と第2導入路24bから供給された水道水とが、供給路36内で混合される。制御装置100は、給湯栓38に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、混合弁36aの開度比率を調整する。一方、制御装置100は、タンク10から供給路36に供給される水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、バーナ加熱装置81を動作させる。従って、供給路36を通過する水がバーナ加熱装置81によって加熱される。加熱された水は、バイパス制御弁36cで開度調整されたバイパス路36bからの水と混合されて、給湯栓38に供給される。制御装置100は、給湯栓38に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、バーナ加熱装置81の出力を制御する。
上記のように、給湯システム1の給湯器2では、沸き上げ運転の際にヒートポンプ50によって水を加熱する。また、給湯運転の際にバーナ加熱装置81によって水を加熱する場合がある。ヒートポンプ50では、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いて水を加熱する。蓄電装置116には、太陽光発電装置114と商用電源110と発電機113から電力が供給されている。太陽光発電装置114では、自然エネルギー(太陽光)によって発電するので、一次エネルギーを消費していない。一方、商用電源110と発電機113では、一次エネルギーを消費している。また、バーナ加熱装置81では、ガスの燃焼によって水を加熱するので一次エネルギーを消費している。
水を沸き上げる際に、ヒートポンプ50による一次エネルギー消費量とバーナ加熱装置81による一次エネルギー消費量を考慮することによって給湯システム1での一次エネルギー消費量を少なくすることができる。そこで、給湯システム1では以下の制御処理を実行する。
図3は、給湯システム1における制御処理を示している。図3に示すように、S11では、電力管理装置192が、太陽光発電装置114から蓄電装置116に供給される電力p1[kW]を測定する。太陽光発電装置114から蓄電装置116に供給される電力は、自然エネルギー(太陽光)によって発電された電力である。この電力は、一次エネルギーを消費せずに発電された電力である。
続くS12では、電力管理装置192が、商用電源110から蓄電装置116に供給される電力p2[kW]を測定する。商用電源110から蓄電装置116に供給される電力は、例えば石炭を消費することによって発電された電力である。この電力は、一次エネルギーを消費して発電された電力である。
続くS13では、電力管理装置192が、発電機113から蓄電装置116に供給される電力p3[kW]を測定する。発電機113から蓄電装置116に供給される電力は、例えばガソリンを消費することによって発電された電力である。この電力は、一次エネルギーを消費して発電された電力である。
続くS14では、電力管理装置192が、蓄電装置116に蓄電されている電力の蓄電量B[kWh]を測定する。蓄電装置116には、一次エネルギーを消費せずに発電された電力(太陽光発電装置114からの電力)と、一次エネルギーを消費して発電された電力(商用電源110と発電機113からの電力)が蓄電されている。
続くS15では、電力管理装置192が、蓄電装置116の蓄電量B[kWh]のうち、商用電源110から蓄電装置116に供給される電力p2による蓄電量C[kWh]を算出する。電力管理装置192は、商用電源110から蓄電装置116に供給される電力p2を所定時間にわたって積分した積分値を算出する。電力p2の積分値が商用電源110による蓄電量C[kWh]に相当する。
続くS16では、電力管理装置192が、蓄電装置116の蓄電量B[kWh]のうち、発電機113から蓄電装置116に供給される電力p3による蓄電量D[kWh]を算出する。電力管理装置192は、発電機113から蓄電装置116に供給される電力p3を所定時間にわたって積分した積分値を算出する。電力p3の積分値が発電機113による蓄電量D[kWh]に相当する。
続くS17では、電力管理装置192が、タンク10内の水を沸き上げるために必要な熱量Q[kWh]を算出する。例えば、タンク10の容量をM[L(リットル)]とする。また、タンク10内の水の全量(M[L])がI℃(例えば20℃)であるとする。また、タンク10内の水の全量(M[L])をH℃(例えば40℃)に沸き上げるとする。この場合、タンク10内の水を沸き上げるために必要な熱量Q[kWh]=容量M×(H℃−I℃)である。
続くS18では、電力管理装置192が、S17で算出した熱量Q[kWh]と、ヒートポンプ50のエネルギー消費効率COPHPとに基づいて、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合にヒートポンプ50が消費する消費電力量R[kWh]を算出する。具体的には、ヒートポンプ50の消費電力量R[kWh]=熱量Q/COPHPである。なお、ヒートポンプ50のエネルギー消費効率COPHPは、製品によって予め算出されている値である。
続くS19では、電力管理装置192が、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いてヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合に、ヒートポンプ50の消費電力量R[kWh]のうち、商用電源110が負担する消費電力量J[kWh]を算出する。電力管理装置192は、蓄電装置116の蓄電量B[kWh]のうち商用電源110による蓄電量C[kWh]の比率に基づいて商用電源110が負担する消費電力量J[kWh]を算出する。具体的には、商用電源110が負担する消費電力量J[kWh]=ヒートポンプ50の消費電力量R×蓄電量C/蓄電量Bである。
続くS20では、電力管理装置192が、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いてヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合に、ヒートポンプ50の消費電力量R[kWh]のうち、発電機113が負担する消費電力量K[kWh]を算出する。電力管理装置192は、蓄電装置116の蓄電量B[kWh]のうち発電機113による蓄電量D[kWh]の比率に基づいて商用電源110が負担する消費電力量K[kWh]を算出する。具体的には、発電機113が負担する消費電力量K[kWh]=ヒートポンプ50の消費電力量R×蓄電量D/蓄電量Bである。
続くS21では、電力管理装置192が、商用電源110で消費された一次エネルギー消費量E[kWh]を算出する。電力管理装置192は、上記の商用電源110が負担する消費電力量J[kWh]に基づいて、商用電源110による一次エネルギー消費量E[kWh]を算出する。電力管理装置192は、商用電源110での発電効率a[%]と蓄電装置116での蓄電効率c[%]を用いて一次エネルギー消費量E[kWh]を算出する。具体的には、一次エネルギー消費量E[kWh]=消費電力量J/(発電効率a/100)/(蓄電効率c/100)である。商用電源110での発電効率a[%]は、例えば火力発電所で発電するときの効率であり、一例としては40%である。蓄電装置116での蓄電効率c[%]は、充放電するときの効率であり、一例としては70%である。
続くS22では、電力管理装置192が、発電機113で消費された一次エネルギー消費量F[kWh]を算出する。電力管理装置192は、上記の発電機113が負担する消費電力量K[kWh]に基づいて、発電機113による一次エネルギー消費量F[kWh]を算出する。電力管理装置192は、発電機113での発電効率b[%]と蓄電装置116での蓄電効率c[%]を用いて一次エネルギー消費量F[kWh]を算出する。具体的には、一次エネルギー消費量F[kWh]=消費電力量K/(発電効率b/100)/(蓄電効率c/100)である。発電機113での発電効率b[%]は、発電機113で発電するときの効率であり、一例としては60%である。
続くS23では、電力管理装置192が、商用電源110での一次エネルギー消費量E[kWh]と発電機113での一次エネルギー消費量F[kWh]の合計G[kWh]を算出する。すなわち、合計一次エネルギー消費量G[kWh]=一次エネルギー消費量E+一次エネルギー消費量Fである。
続くS24では、電力管理装置192が、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合の第1の一次エネルギー消費効率COP1を算出する。電力管理装置192は、上記の合計一次エネルギー消費量G[kWh]と、上記のS17で算出した熱量Q[kWh]とに基づいて、第1の一次エネルギー消費効率COP1を算出する。具体的には、第1の一次エネルギー消費効率COP1=熱量Q/合計一次エネルギー消費量Gである。
続くS25では、電力管理装置192が、上記の第1の一次エネルギー消費効率COP1と、バーナ加熱装置81によって水を加熱する場合の第2の一次エネルギー消費効率COP2とを比較する。第2の一次エネルギー消費効率COP2は、ガスの燃焼によって水を加熱する場合のCOPであり、使用する給湯器2の製品によって予め算出されている値である。電力管理装置192は、第1の一次エネルギー消費効率COP1が第2の一次エネルギー消費効率COP2より高い場合は、S25でYesと判断してS26に進む。一方、電力管理装置192は、第1の一次エネルギー消費効率COP1が第2の一次エネルギー消費効率COP2以下である場合は、S25でNoと判断してS26をスキップして処理を終了する。
S26では、電力管理装置192が、沸き上げ運転を許可する。これによって、タンク10内の水をヒートポンプ50によって沸き上げることができる。制御装置100によって沸き上げ運転の実行が指示されるとヒートポンプ50が動作する。
以上、給湯システム1の構成と動作について説明した。上記の説明から明らかなように、給湯システム1は、蓄電装置116を備えている。蓄電装置116は、商用電源110と発電機113で一次エネルギーを消費することによって発電された電力と、太陽光発電装置114によって発電された電力とを蓄電する。また、給湯システム1は、水を貯めるタンク10と、タンク10に貯められている水を沸き上げるヒートポンプ50とを備えている。ヒートポンプ50は、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いて動作する。また、給湯システム1は、ガスの燃焼によって水を加熱するバーナ加熱装置81と、電力管理装置192と、を備えている。電力管理装置192は、商用電源110と発電機113から蓄電装置116に供給される電力p2、p3に基づいて蓄電装置116の蓄電量Dのうち商用電源110と発電機113による蓄電量C,Dを算出する。また、電力管理装置192は、算出した商用電源110と発電機113による蓄電量C,Dと、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合のヒートポンプ50の消費電力量Rとに基づいて、ヒートポンプ50の消費電力量Rのうち商用電源110と発電機113が負担する消費電力量J,Kを算出する。そして電力管理装置192は、算出した消費電力量に基づいて、商用電源110と発電機113で消費された一次エネルギー消費量E及びFを算出する。すなわち、電力管理装置192は、一次エネルギーを消費する電力供給源の合計一次エネルギー消費量Gを算出する。また、電力管理装置192は、算出した合計一次エネルギー消費量Gと、タンク10に貯められている水を沸き上げるために必要な熱量Qとに基づいて、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いてヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる場合の第1の一次エネルギー消費効率COP1を算出する。そして、電力管理装置192は、算出した第1の一次エネルギー消費効率COP1と、ガスの燃焼によって水を加熱する場合の第2の一次エネルギー消費効率COP2とを比較し、第1の一次エネルギー消費効率COP1が第2の一次エネルギー消費効率COP2より高い場合は、蓄電装置116に蓄電されている電力を用いてヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げる運転を許可する。
このような構成によれば、第1の一次エネルギー消費効率COP1が第2の一次エネルギー消費効率COP2より高い場合は、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げることができる。そのため、一次エネルギー消費効率が比較的高い状態で水を沸き上げることができる。これによって、水を沸き上げる際の一次エネルギー消費量を少なくすることができる。
一方、第1の一次エネルギー消費効率COP1が第2の一次エネルギー消費効率COP2以下の場合は、ヒートポンプ50によってタンク10内の水を沸き上げることができない。そのため、タンク10内の水の温度が高くならない。この場合は、給湯運転の際に、バーナ加熱装置81が水を加熱することになるが、第2の一次エネルギー消費効率COP2が第1の一次エネルギー消費効率COP1以上なので、一次エネルギー消費効率が比較的高い状態で水を加熱することができる。すなわち、ガスの燃焼によって水を加熱する場合の第2の一次エネルギー消費効率COP2が比較的高いときにバーナ加熱装置81によって水を加熱することができる。これによって、水を加熱する際の一次エネルギー消費量を少なくすることができる。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。例えば、電力管理装置192が第1の一次エネルギー消費効率COP1と第2の一次エネルギー消費効率COP2を比較するタイミングは特に限定されるものではない。電力管理装置192は、所定の沸き上げ時刻における第1の一次エネルギー消費効率COP1と第2の一次エネルギー消費効率COP2を比較してもよい。例えば、日中の沸き上げ時刻と夜間の沸き上げ時刻のそれぞれにおける第1の一次エネルギー消費効率COP1と第2の一次エネルギー消費効率COP2を比較してもよい。日中では、自然エネルギー(太陽光)によって発電された電力が多くなるので、第1の一次エネルギー消費効率COP1が高くなる。一方、夜間では、自然エネルギー(太陽光)によって発電された電力が多くなるので、第1の一次エネルギー消費効率COP1が低くなる。このような構成によれば、電力管理装置192が所定の沸き上げ時刻において比較を行うので、定期的に比較を行うことができる。また、ヒートポンプ50による沸き上げを実行することができるか否かを所定の沸き上げ時刻に合わせて判断することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :給湯システム
2 :給湯器
10 :タンク
12 :サーミスタ
14 :サーミスタ
16 :サーミスタ
18 :サーミスタ
20 :タンク水循環路
22 :循環ポンプ
24 :水道水導入路
24a :第1導入路
24b :第2導入路
26 :逆止弁
28 :逆止弁
30 :水量センサ
32 :水道水供給源
34 :水量センサ
36 :供給路
36a :混合弁
36b :バイパス路
36c :バイパス制御弁
38 :給湯栓
50 :ヒートポンプ
52 :冷媒循環路
54 :熱交換器
56 :ファン
58 :熱交換器
60 :膨張弁
62 :圧縮機
81 :バーナ加熱装置
100 :制御装置
104 :給湯系統
106 :ヒートポンプ系統
110 :商用電源
113 :発電機
114 :太陽光発電装置
116 :蓄電装置
118 :パワーコンディショナ
192 :電力管理装置

Claims (2)

  1. 電力供給源で一次エネルギーを消費することによって発電された電力と、太陽光発電装置によって発電された電力とを蓄電する蓄電装置と、
    水を貯めるタンクと、
    前記タンクに貯められている水を前記蓄電装置に蓄電されている電力を用いて沸き上げるヒートポンプと、
    ガスの燃焼によって水を加熱するガス加熱装置と、
    制御装置と、を備えており、
    前記制御装置は、前記電力供給源から前記蓄電装置に供給される電力に基づいて前記蓄電装置の蓄電量のうち前記電力供給源による蓄電量を算出し、算出した前記電力供給源による蓄電量と、前記ヒートポンプによって前記タンク内の水を沸き上げる場合の前記ヒートポンプの消費電力量とに基づいて、前記ヒートポンプの消費電力量のうち前記電力供給源が負担する消費電力量を算出し、算出した消費電力量に基づいて、前記電力供給源で消費された一次エネルギー消費量を算出し、算出した一次エネルギー消費量と、前記タンク内の水を沸き上げるために必要な熱量とに基づいて、前記蓄電装置に蓄電されている電力を用いて前記ヒートポンプによって前記タンク内の水を沸き上げる場合の第1の一次エネルギー消費効率を算出し、算出した第1の一次エネルギー消費効率と、ガスの燃焼によって水を加熱する場合の第2の一次エネルギー消費効率とを比較し、第1の一次エネルギー消費効率が第2の一次エネルギー消費効率より高い場合は、前記蓄電装置に蓄電されている電力を用いて前記ヒートポンプによって前記タンク内の水を沸き上げる運転を許可する給湯システム。
  2. 前記制御装置は、所定の沸き上げ時刻における第1の一次エネルギー消費効率と第2の一次エネルギー消費効率とを比較する、請求項1に記載の給湯システム。
JP2016139691A 2016-07-14 2016-07-14 給湯システム Active JP6712510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139691A JP6712510B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139691A JP6712510B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018009748A JP2018009748A (ja) 2018-01-18
JP6712510B2 true JP6712510B2 (ja) 2020-06-24

Family

ID=60995096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016139691A Active JP6712510B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6712510B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5181828B2 (ja) * 2008-05-21 2013-04-10 パナソニック株式会社 ヒートポンプ給湯機
JP5433212B2 (ja) * 2008-11-13 2014-03-05 株式会社日本サーモエナー 給湯システム
JP5600505B2 (ja) * 2010-07-08 2014-10-01 パナソニック株式会社 ハイブリッド給湯システム
JP5799905B2 (ja) * 2012-07-10 2015-10-28 積水ハウス株式会社 コージェネレーションシステムの接続方法、及び、その接続方法を用いた集合住宅、商業施設又は店舗併用住宅

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018009748A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6221933B2 (ja) Pv連携貯湯式給湯システム
US20120255507A1 (en) Hot water supply system
JP2008185248A (ja) 給湯システム
JP6630631B2 (ja) 給湯システム
WO2018181005A1 (ja) 圧縮空気貯蔵発電装置
JP2010236713A (ja) 貯湯式給湯システム
WO2010119318A2 (en) System for producing thermal energy
US20150159886A1 (en) Heat pump water heater and method
JP5828219B2 (ja) コージェネレーションシステム、排熱利用装置、コージェネレーションシステムの制御方法及びヒートポンプ式給湯装置
JP6289440B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6224928B2 (ja) 熱媒供給方法およびコジェネレーションシステム
JP2014202405A (ja) ヒートポンプ給湯器
JP6712505B2 (ja) 熱媒加熱装置
JP6712510B2 (ja) 給湯システム
RU2453938C1 (ru) Маневренная атомная электростанция
US10401093B2 (en) Thermal energy storage plant
JP7260352B2 (ja) エネルギー供給システム
JP2004139914A (ja) 燃料電池発電・給湯システム
JP2017036842A (ja) 給湯システム
JP5286104B2 (ja) 排熱回収方法、排熱回収装置及びコジェネレーションシステム
JP6036016B2 (ja) ヒートポンプ給湯システム
JP6899682B2 (ja) 給湯システム
JP2006250060A (ja) 発電システム及びその制御方法
JP7452584B2 (ja) 温水製造システム
US20230280046A1 (en) An energy system for supply of hot water

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6712510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250