JP6756089B2 - 半透過型反射シートの製造方法 - Google Patents
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Description
このような表示装置において、映像源から出射された映像光を導光板により観察者の眼に対応する位置まで導き、更に反射層を介して観察者側へ反射させるタイプがある。このタイプの表示装置は、その多くが、反射層にハーフミラー等を用いて、映像光と外界の光とを重ねて見せる、いわゆるシースルー機能を備えている。
このような導光板の光学性能は、単位光学形状部を有する光学形状層の形状に左右されるため、光学形状層の形状を最適化して、光学性能をより向上させることが求められている。
・第1の発明は、第1の傾斜面(30a)を有する第1単位光学形状部(30)が複数配列された第1光学形状層(22)と、前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面に積層され、第2の傾斜面(31a)を有する第2単位光学形状部(31)が複数配列された第2光学形状層(23)と、前記第1の傾斜面上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射し、その他を透過する反射層(25)とを備えた半透過型反射シート(20)の製造方法であって、成形型に充填されたエネルギー線硬化樹脂を収縮可能な状態で硬化させて前記第1光学形状層を成形する第1光学形状層成形工程と、成形型に充填されたエネルギー線硬化樹脂を収縮可能な状態で硬化させて前記第2光学形状層を成形する第2光学形状層成形工程と、前記第1光学形状層に設けられた前記第1単位光学形状部の前記第1の傾斜面に前記反射層を形成する反射層形成工程と、前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面と、前記第2光学形状層の前記第2単位光学形状部が設けられた側の面との間を接合層(28)により接合する光学形状層接合工程と、を含む半透過型反射シートの製造方法である。
・第2の発明は、第1の発明の半透過型反射シート(20)の製造方法であって、前記光学形状層接合工程は、前記第1光学形状層(22)の前記第1単位光学形状部(30)が設けられた側の面に、未硬化のエネルギー線硬化樹脂を充填するエネルギー線硬化樹脂充填工程と、未硬化の前記エネルギー線硬化樹脂が充填された前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面に、前記第2光学形状層(23)を積層する光学形状層積層工程と、前記第1光学形状層と前記第2光学形状層との間に充填された前記エネルギー線硬化樹脂にエネルギー線を照射し、前記エネルギー線硬化樹脂を収縮可能な状態で硬化させて前記接合層(28)を形成するエネルギー線硬化樹脂照射工程と、を含むことを特徴とする半透過型反射シートの製造方法である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の半透過型反射シート(20)の製造方法において、前記接合層(28)の層厚thは、前記第1光学形状層(22)の前記第1単位光学形状部(30)及び前記第2光学形状層(23)の前記第2単位光学形状部(31)のそれぞれの厚み方向の頂部から谷部までの高さの1/2未満であることを特徴とする半透過型反射シートの製造方法である。
・第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の半透過型反射シート(20)の製造方法であって、前記第1光学形状層(22)、前記第2光学形状層(23)及び前記接合層(28)は、同一のエネルギー線硬化樹脂により形成されることを特徴とする半透過型反射シートの製造方法である。
・第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の半透過型反射シート(20)の製造方法であって、前記第1光学形状層(22)は、前記第1の傾斜面(30a)の算術平均うねりWaが0.05μm以下に形成され、前記第1単位光学形状部(30)の厚み方向の頂部から谷部までの高さh1が10〜500μmの範囲で形成され、前記第1単位光学形状部の配列ピッチPが100〜1000μmの範囲で形成され、前記第2光学形状層(23)は、前記第2の傾斜面(31a)の算術平均うねりWaが0.05μm以下に形成され、前記第2単位光学形状部(31)の厚み方向の頂部から谷部までの高さh2が10〜500μmの範囲で形成され、前記第2単位光学形状部の配列ピッチPが100〜1000μmの範囲で形成されることを特徴とする半透過型反射シートの製造方法である。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
なお、以下の説明においては、理解を容易にするために、観察者が頭部に表示装置1を装着した状態における鉛直方向をZ方向とし、水平方向をX方向及びY方向とする。また、この水平方向のうち、導光板に入光した映像光の導光される方向(導光板の左右方向)をX方向とし、それに直交する方向(導光板の厚み方向)をY方向とする。このY方向の−Y側を観察者側とし、+Y側を背面側とする。
表示装置1は、観察者がメガネフレームを頭部に装着することによって、映像源11に表示された映像を、導光板20等を介して観察者に視認させることができる。具体的には、表示装置1は、映像源11に表示された映像光を、投射光学系12を介して導光板20へ入射し、導光板20内において+X方向に導光する。そして、表示装置1は、映像光を導光方向に直交する−Y方向に反射して、表示装置1を頭部に装着した観察者の眼Eの前に映像を表示する。
また、表示装置1は、映像と外界の光とを重ねて見せる、いわゆるシースルー機能を備えている。本実施形態では、半透過型反射シートを導光板20に適用した例について説明する。なお、半透過型反射シートとは、入射した光の一部を透過し、その他を反射するシートを総称するものであり、透過率及び反射率が50%であるものに限られない。
投射光学系12は、映像源11から出射された映像光を投射する複数のレンズ群から構成される光学系である。
導光板20は、光を導光する略平板状の透明部材である。本実施形態の導光板20は、鉛直方向(Z方向)から見た形状が略台形形状に形成された台形柱形状に形成されている。導光板20は、互いに平行に対向する第1全反射面20b及び第2全反射面20cと、反射面20aと、を備える。
反射面20aは、反射膜27で反射した映像光を第1全反射面20bにおいて全反射させるために、第1全反射面20bに対して25°〜40°の範囲で傾斜している。
第1全反射面20bは、その−X側の端部が、映像源11から投射された映像光を入光する入光面となる。また、第1全反射面20bは、+X側の端部が、単位光学形状部30及び出光側単位光学形状部31(後述)において反射した映像光を導光板20外へ出光する出光面となる。
上記構成において、反射膜27で反射した映像光は、第1全反射面20bに向けて斜め方向に導光される。そのため、映像光は、第1全反射面20b及び第2全反射面20cの間で全反射を繰り返しながら、導光板20内の+X方向(導光方向)に導光される。
図2は、本実施形態の導光板20の詳細を説明する図である。図2は、図1のa部詳細を示している。
図2に示すように、導光板20は、観察者側(−Y側)から順に、基材部26、粘着層24、第2光学形状層23、接合層28、第1光学形状層22、基材部21が積層されている。
基材部21は、導光板20の最も背面側に設けられた層であり、その背面側(+Y側)の面が第2全反射面20cとなる。基材部21は、第1光学形状層22の基礎となる基材であり、その厚みs1は、導光板20の仕様により異なるが、およそ10μm≦s1≦1000μmの範囲で形成することが望ましい。基材部21の背面側の面は、入射する光の拡散を抑制する観点から平滑(例えば、60度の光沢度で90以上)に形成することが望ましい。
基材部26の観察者側の面は、光の拡散を抑制する観点から平滑(例えば、60度の光沢度で90以上)に形成することが望ましい。
単位光学形状部30は、鉛直方向(Z方向)に延在し、映像光の導光方向(X方向)に沿って複数配列されている。また、単位光学形状部30は、映像光が出光する方向(導光板20の厚み方向、Y方向)に平行、且つ、単位光学形状部30の配列方向(X方向)に平行な断面(XY面)における形状が三角形状(プリズム形状)に形成されている。単位光学形状部30は、第1傾斜面(第1の傾斜面)30aと、第2傾斜面30bと、から構成される。
本実施形態の単位光学形状部30は、後述するように、成形型から剥離した時に、第1傾斜面30aにおけるうねりの発生が抑制されるため、単位光学形状部30の高さh1が10μm≦h1≦500μmの範囲で形成され、配列ピッチPが100μm≦P≦1000μmの範囲で形成された形状において、第1傾斜面30aの算術平均うねりWaを0.05μm以下に抑えることができる。そのため、第1傾斜面30aの表面に形成される反射層25において、映像光を第1全反射面20bに対してより垂直な方向(−Y方向)に反射させることができる。
第2光学形状層23は、第1光学形状層22と対向する面(背面、+Y側の面)に上述の単位光学形状部30と対応する形状の出光側単位光学形状部(第2単位光学形状部)31が形成されている。
本実施形態において、第2光学形状層23の出光側単位光学形状部31及び上述した第1光学形状層22の単位光学形状部30は、上記断面において、同一寸法、同一形状となるように形成されている。
本実施形態の単位光学形状部30及び出光側単位光学形状部31は、配列ピッチP等が一定で、角度αが映像光の進行する側(+X側)へ向かうにつれて次第に大きくなり、また、それに伴い高さh1、h2も大きくなる例について説明するが、これに限定されない。例えば、配列ピッチP、角度α、角度β、高さh1、h2が一定に形成されるようにしてもよい。
本実施形態の反射層25は、アルミニウムの蒸着によって約100Åの厚みに形成されているが、光の反射率及び透過率を上述の好ましい範囲に設定できれば、その材料等に応じて厚さを自由に設定できる。
単位光学形状部30において、第1傾斜面30a及び第3傾斜面31aの角度αは、25°≦α≦40°の範囲で形成することが望ましい。
出光側単位光学形状部31において、第2傾斜面30b及び第4傾斜面31bの角度βは、80°≦β≦90°の範囲で形成することが望ましい。
単位光学形状部30の高さh1及び出光側単位光学形状部31の高さh2は、それぞれ、10μm≦h1≦500μm、10μm≦h2≦500μmの範囲で形成することが望ましい。
第1光学形状層22の深さd1及びd2は、それぞれ、5μm≦d1≦200μm、15μm≦d2≦700μmの範囲で形成することが望ましい。
単位光学形状部30及び出光側単位光学形状部31の配列ピッチPは、100μm≦P≦1000μmの範囲で形成することが望ましい。
後述するように、本実施形態の単位光学形状部30は、高さh1が10μm≦h1≦500μmの範囲で形成され、配列ピッチPが100μm≦P≦1000μmの範囲で形成された形状において、第1傾斜面30aの算術平均うねりWaが0.05μm以下となるように形成される。
同様に、本実施形態の出光側単位光学形状部31は、高さh2が10μm≦h1≦500μmの範囲で形成され、配列ピッチPが100μm≦P≦1000μmの範囲で形成された形状において、第3傾斜面31aの算術平均うねりWaが0.05μm以下となるように形成される。
図1に示すように、映像源11から出射した映像光Lは、投射光学系12を介して導光板20の第1全反射面20bへと入射する。導光板20内に入光した映像光Lは、反射面20aの反射膜27に入射して第1全反射面20b側へと反射する。その映像光Lは、第1全反射面20bに入射して第2全反射面20c側へと全反射した後、第2全反射面20cに入射して第1全反射面20b側へと全反射する。このように、映像光Lは、第1全反射面20b及び第2全反射面20c間において全反射を繰り返すことにより、導光板20の−X側から+X側に向けて導光され、第1光学形状層22と第2光学形状層23との間に設けられた反射層25に入射する。
反射層25に入射した映像光のうち、一部の映像光L1は、図2に示すように、反射層25において第1全反射面20bに対してほぼ垂直な方向(−Y方向)に反射して、第1全反射面20bから観察者の眼Eに向けて出光する。また、他の映像光は、反射層25を透過して第1光学形状層22内に入射するが、そのほとんどが導光板20の背面側から出光する。
まず、第1光学形状層22の製造方法について説明する。図3は、第1光学形状層22の製造方法を説明する図である。
図3(a)に示すように、製造する導光板20の第1光学形状層22の形状に対応した賦形面10aを有する成形型10を用意し、賦形面10aが上方(重力方向の天側)を向くように配置する。なお、成形型10は、金型でもよいし、樹脂型でもよい。
次に、図3(b)に示すように、賦形面10a上に未硬化の紫外線硬化樹脂22aを充填する(エネルギー線硬化樹脂充填工程)。ここでは、例えば、紫外線硬化樹脂22aを、賦形面10a上の一辺に沿って点状又は線状に塗布し、不図示のローラ等で引き延ばすことにより、賦形面10a上に均一に充填できる。
紫外線硬化樹脂22aが硬化した後、図3(d)に示すように、紫外線硬化樹脂22aの上に、基材部21を貼り付ける。
次に、紫外線照射部から、未硬化の紫外線硬化樹脂に対し、基材部21を介して紫外線UVを照射する。これにより、重ねて塗布した紫外線硬化樹脂が硬化して、紫外線硬化樹脂22aの上に基材部21が貼り付けられる。
次に、図3(e)に示すように、第1光学形状層22を基材部21とともに成形型10から剥離して、基材部21と接合された第1光学形状層22を得る。
図4(a)に示すように、製造する導光板20の第2光学形状層23の形状に対応した賦形面10aを有する成形型10を用意し、賦形面10aが上方(重力方向の天側)を向くように配置する。なお、上述したように、本実施形態において、第2光学形状層23の出光側単位光学形状部31及び上述した第1光学形状層22の単位光学形状部30は、図2に示す断面において、同一寸法、同一形状となるように形成されている。そのため、第2光学形状層23の成形に用いる成形型10は、図3に示す第1光学形状層22の成形に用いる成形型10と同じであってもよい。
次に、図4(c)に示すように、紫外線照射部(不図示)から、未硬化の紫外線硬化樹脂23aに対して紫外線UVを照射する。これにより、紫外線硬化樹脂23aが硬化して第2光学形状層23となる。
紫外線硬化樹脂23aが硬化した後、図4(d)に示すように、硬化後の紫外線硬化樹脂23aを成形型10から剥離して、第2光学形状層23を得る。
図5は、導光板20の製造方法を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、第1光学形状層22の単位光学形状部30が上方を向くように配置し、単位光学形状部30の表面に蒸着金属を付着させて、反射層25を形成する。
次に、図5(b)に示すように、第1光学形状層22の単位光学形状部30が設けられた側の面に、未硬化の紫外線硬化樹脂28aを充填する(エネルギー線硬化樹脂充填工程)。ここでは、例えば、紫外線硬化樹脂28aを、第1光学形状層22の一辺に沿って点状又は線状に塗布し、不図示のローラ等で引き延ばすことにより、均一に充填できる。
次に、図5(e)に示すように、第2光学形状層23の背面に粘着層24を形成して、基材部26を貼り付ける。
そして、粘着層24を介して基材部26が貼付された積層体の−X側(単位光学形状部30が形成される側とは反対側)の背面側(+Y側)の角部を加工して反射面20aを形成する。更に、その反射面20aに真空蒸着法等の手法によりアルミニウムを蒸着して、反射膜27を形成する(図1参照)。以上の工程を経ることにより、導光板20が完成する。
したがって、本実施形態の製造方法によれば、光学性能をより向上させた導光板20を製造することができる。
(1)図6は、変形形態の半透過型反射シートを説明する図である。
上述した実施形態においては、半透過型反射シートを導光板20に適用した例で説明したが、これに限定されない。例えば、半透過型反射シートは、図6に示すように、表示装置1の映像源11からの映像光を導光させずに、反射層25において観察者側に直接反射させる方式の半透過型反射シート20Aにも適用できる。この場合、第1傾斜面30a及び第3傾斜面31aの角度αは5°≦α≦35°の範囲、単位光学形状部30の高さh1は10μm≦h1≦400μmの範囲、出光側単位光学形状部31の高さh2は10μm≦h2≦400μmの範囲、単位光学形状部30の配列ピッチPは100μm≦P≦1000μmの範囲で、それぞれ形成することが望ましい。
また、半透過型反射シートは、自動車等のフロントウィンドウに搭載されるヘッドアップディスプレイ、背景等の外界の光を透過するスクリーン等に適用することも可能である。
(3)上述した実施形態では、蒸着により反射層25を形成する例を説明したが、これに限定されない。例えば、光反射性の高い金属をスパッタリングしたり、金属箔を転写したり、金属薄膜を含有した塗料を塗布したりする等により反射層25を形成してもよい。
(5)上述した実施形態においては、第1光学形状層22、第2光学形状層23及び接合層28を、同一の紫外線硬化樹脂により成形する例について説明したが、これに限定されない。上記各層の屈折率を同等とすることができれば、異なる組成の紫外線硬化樹脂を用いて成形してもよい。これは、エネルギー線硬化樹脂として、電子線硬化樹脂を用いた場合も同様である。
(7)上述した実施形態では、導光板20において、第1全反射面20bと映像光が入光する面とが同一面内に形成される例を示したが、これに限定されない。導光板20において、第1全反射面と映像光が入光する面とが相違する面として形成されてもよい。
また、上述した実施形態では、導光板20において、第1全反射面20bと映像光が出光する出光面とが同一面内に形成される例を示したが、これに限定されない。導光板20において、第1全反射面と映像光が出光する面とが相違する面として形成されてもよい。
20A 半透過型反射シート
21 基材部
22 第1光学形状層
23 第2光学形状層
25 反射層
28 接合層
30 単位光学形状部
31 出光側単位光学形状部
30a 第1傾斜面
30b 第2傾斜面
31a 第3傾斜面
31b 第4傾斜面
Claims (4)
- 第1の傾斜面を有する第1単位光学形状部が複数配列された第1光学形状層と、前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面に積層され、第2の傾斜面を有する第2単位光学形状部が複数配列された第2光学形状層と、前記第1の傾斜面上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射し、その他を透過する反射層とを備えた半透過型反射シートの製造方法であって、
成形型の賦形面に未硬化のエネルギー線硬化樹脂を充填して、エネルギー線を直接照射して、エネルギー線硬化樹脂の賦形面とは反対側の面を収縮可能な状態で硬化させて前記第1光学形状層を成形する第1光学形状層成形工程と、
成形型の賦形面に、前記第1光学形状層と同じ未硬化のエネルギー線硬化樹脂を充填して、エネルギー線を直接照射して、エネルギー線硬化樹脂の賦形面とは反対側の面を収縮可能な状態で硬化させて前記第2光学形状層を成形する第2光学形状層成形工程と、
前記第1光学形状層に設けられた前記第1単位光学形状部の前記第1の傾斜面に前記反射層を形成する反射層形成工程と、
前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面と、前記第2光学形状層の前記第2単位光学形状部が設けられた側の面との間を、前記第1光学形状層及び前記第2光学形状層と同じエネルギー線硬化樹脂からなる接合層により接合する光学形状層接合工程と、
を含む半透過型反射シートの製造方法。 - 請求項1に記載の半透過型反射シートの製造方法であって、
前記光学形状層接合工程は、
前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面に、未硬化のエネルギー線硬化樹脂を充填するエネルギー線硬化樹脂充填工程と、
未硬化の前記エネルギー線硬化樹脂が充填された前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部が設けられた側の面に、前記第2光学形状層を積層する光学形状層積層工程と、
前記第1光学形状層と前記第2光学形状層との間に充填された前記エネルギー線硬化樹脂にエネルギー線を照射し、前記エネルギー線硬化樹脂を収縮可能な状態で硬化させて前記接合層を形成するエネルギー線硬化樹脂照射工程と、
を含むことを特徴とする半透過型反射シートの製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の半透過型反射シートの製造方法において、
前記接合層の層厚thは、前記第1光学形状層の前記第1単位光学形状部及び前記第2光学形状層の前記第2単位光学形状部のそれぞれの厚み方向の頂部から谷部までの高さの1/2未満であること、
を特徴とする半透過型反射シートの製造方法。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の半透過型反射シートの製造方法であって、
前記第1光学形状層は、
前記第1の傾斜面の算術平均うねりWaが0.05μm以下に形成され、
前記第1単位光学形状部の厚み方向の頂部から谷部までの高さh1が10〜500μmの範囲で形成され、
前記第1単位光学形状部の配列ピッチPが100〜1000μmの範囲で形成され、
前記第2光学形状層は、
前記第2の傾斜面の算術平均うねりWaが0.05μm以下に形成され、
前記第2単位光学形状部の厚み方向の頂部から谷部までの高さh2が10〜500μmの範囲で形成され、
前記第2単位光学形状部の配列ピッチPが100〜1000μmの範囲で形成されること、
を特徴とする半透過型反射シートの製造方法。
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