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JP6621305B2 - 測量システム - Google Patents

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Description

本発明は、簡便に3辺測量が行える測量システムに関するものである。
一般に測量は地表上の対象となる複数の測定点を、水平距離と高さの関係で表す。この測量に用いられる測量機として、例えばトータルステーションがある。
複数の測定点を、それぞれトータルステーションで距離(斜距離)と鉛直角と水平角を測定し、それぞれの測定点の関係を求めている。
トータルステーションでは、高精度に角度を測定する必要がある為、設置点(基準点)上に3脚を介して設置され、更に水平に高精度に整準されなければならない。この為、設置時間を要し、又熟練が要求されていた。
更に、複数の測定点をその都度視準する必要がある為、視準に時間が掛り、作業者の負担が大きいものとなっていた。
特開2006−170688号公報 特開2009−210388号公報
本発明は、作業の負担が大きい角度測定が省略でき、簡便に3辺測量が可能である測量システムを提供するものである。
本発明は、測量装置を具備し、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、前記座標取得ユニットにより第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成した測量システムに係るものである。
又本発明は、前記座標取得ユニットは、GNNS装置である測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測量装置は既知の長さを有する一脚の上端に設けられ、前記座標取得ユニットは、前記一脚と該一脚の傾斜角を検出する前記姿勢検出ユニットによって構成される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記第1画像と前記第2画像との画像マッチングにより該第2画像に前記測定点を特定する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測量装置は、前記一脚を介して既知の第1の設置基準点に設けられると共に既知の第2の設置基準点に設けられ、前記第1の位置は、前記第1の設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第2の位置は、前記第2の設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第1の位置と前記第2の位置とによって前記基線長が求められる測量システムに係るものである。
又本発明は、前記第1の位置は、前記一脚を一方の方向に傾斜させることで得られ、前記第2の位置は、前記一脚を他方の方向に傾斜させることで得られ、更に前記第1の位置の座標は、前記第1の位置で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第2の位置の座標は、前記第2の位置で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第1の位置の座標と前記第2の位置の座標とにより前記基線長が求められる測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測量装置は、前記一脚を介して設置基準点に設けられると共に所要距離離れた設置点に設けられ、前記第1の位置の座標は、前記設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第2の位置の座標は、前記設置点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第2の位置から前記測量装置により測定した前記設置基準点迄の斜距離と、前記一脚の長さによって求められ、前記第1の位置の座標と前記第2の位置の座標とによって前記基線長が求められる測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測量装置はGNSS装置を具備し、前記測量装置は、前記一脚を介して設置基準点に設けられると共に所要距離離れた設置点に設けられ、前記第1の位置の座標と、前記第2の位置の座標はそれぞれ前記GNSS装置によって取得され、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき前記基線長が求められる測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測距光の前記射出光軸上に設けられ、該射出光軸を前記測距光軸として偏向し、偏角を変更可能な光軸偏向ユニットを更に具備し、前記演算処理ユニットは、前記測距光が前記測定点に照射される様、前記姿勢検出ユニットを制御する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記演算処理ユニットは、前記姿勢検出ユニットが検出する傾斜角と前記光軸偏向ユニットが検出する前記測距光軸の偏角に基づき、該測距光軸の水平に対する傾斜角を演算する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記姿勢検出ユニットは、外フレームに直交する2軸を中心に回転自在に支持され、水平からの傾斜を検出する傾斜検出ユニットと、各軸にそれぞれ取付けられたエンコーダと、各軸を回転させる様取付けたモータと、前記傾斜検出ユニットからの検出結果に基づき前記モータを駆動制御する演算部とを具備し、該演算部は前記外フレームが傾斜した場合に、前記傾斜検出ユニットからの信号に基づき該傾斜検出ユニットが水平を検出する様、前記モータを駆動し、前記傾斜検出ユニットが水平を検出した時の前記エンコーダの出力に基づき傾斜角を出力する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記傾斜検出ユニットは高精度で水平を検出する第1傾斜センサと、該第1傾斜センサより高応答性で傾斜を検出する第2傾斜センサとを具備し、該第2傾斜センサは前記第1傾斜センサが検出した水平からの傾斜を検出し、前記演算部は前記第2傾斜センサからの検出信号に基づき傾斜角を検出する様構成した測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測距光の前記射出光軸上に配設され、前記測距光軸を所要の偏角で、所要の方向に偏向する第1光軸偏向部と、受光光軸上に配設され、前記第1光軸偏向部と同一の偏角、方向で反射測距光を偏向する第2光軸偏向部と、前記第1光軸偏向部による偏角、偏向方向を検出する射出方向検出部とを更に具備し、前記測距光は前記第1光軸偏向部を通して射出され、前記反射測距光は前記第2光軸偏向部を通して受光素子に受光される様構成され、測距部の測距結果、前記射出方向検出部の検出結果に基づき前記測定点の3次元データを取得し、該3次元データを前記姿勢検出ユニットが検出した結果に基づき補正する様構成した測量システムに係るものである。
更に又本発明は、前記光軸偏向ユニットは、重なり合う一対の円板状の光学プリズムで構成され、前記第1光軸偏向部は前記光学プリズムの中央に設けられた第1のプリズム要素で構成され、前記第2光軸偏向部は前記第1のプリズム要素周囲に設けられた第2のプリズム要素で構成され、各光学プリズムは、それぞれ独立して回転可能であり、各光学プリズムの回転角を個別に検出可能とした測量システムに係るものである。
本発明によれば、測量装置を具備し、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、前記座標取得ユニットにより第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成したので、測量装置の整準作業をすることなく、又鉛直角の測定を行うこともなく、測定点の測量が行えるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例の概略斜視図である。 本実施例に係る測量装置の概略構成図である。 図2のA矢視図である。 本実施例に用いられる姿勢検出ユニットの平面図である。 該姿勢検出ユニットの概略構成図である。 (A)(B)(C)は、光軸偏向ユニットの作用を示す説明図である。 (A)(B)は、取得画像と走査軌跡の関係を示す説明図である。 測定対象物と鉛直線との関係を示す説明図である。 (A)(B)(C)は、撮像画像と鉛直画像との関連を示す説明図である。 3辺測量に於ける第1の実施例の説明図である。 3辺測量に於ける第2の実施例の説明図である。 画像マッチングに於ける相互標定作業についての説明図である。 相互標定に於けるパラメータを求める式を示す図である。 3辺測量に於ける第3の実施例の説明図である。 3辺測量に於ける第4の実施例の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本実施例に係る測量システムについて概略を説明する。
図1中、1は測量装置であり、2は既知の長さを有する一脚を示す。前記測量装置1は、前記一脚2の上端に設けられている。該一脚2の下端は、尖端となっており、既知となっている設置基準点R上に設置される。前記測量装置1は、測定対象物をプリズムとするプリズム測定モードによる測定、測定対象物が構造物である場合等で、プリズムを使用しないノンプリズム測定モードによる測定が可能である。
前記一脚2の軸心3は、前記測量装置1の機械基準点Oを通過する様に設定される。又、図中、4は測距光軸、5は撮像光軸を示している。前記測距光軸4は前記軸心3と直交し、前記撮像光軸5は前記測距光軸4と平行となっている。更に、前記軸心3と前記測距光軸4を含む平面に垂直で、前記機械基準点Oを通過する直線を水平基準線6とする。
従って、本実施例では前記軸心3、前記測距光軸4、前記水平基準線6は前記機械基準点Oで直交する様になっている。又、前記測距光軸4と前記撮像光軸5との距離は既知であり、前記一脚2の下端と前記機械基準点O間の距離Lも既知となっている。
前記測量装置1を前記設置基準点Rに設置した場合、前記測量装置1は、前記設置基準点Rを中心に、水平2方向に傾斜(倒れ)する。本実施例では、前記測距光軸4を基準として鉛直方向に傾斜する角度を煽り角ωとし、前記水平基準線6を基準として鉛直方向に傾斜する角度を倒れ角κとする。
図2、図3を参照して、前記測量装置1について説明する。
該測量装置1は筐体7の背面に表示部11、操作部12を有し、又前記筐体7の内部に、前記測距光軸4を有する測定ユニット20、演算処理ユニット24、測距光の射出方向を検出する射出方向検出部25、前記測量装置1の水平2方向の傾斜を検出する姿勢検出ユニット26、前記撮像光軸5を有する撮像ユニット27、前記測距光軸4を偏向する光軸偏向ユニット36等を、主に有している。従って、前記測定ユニット20、前記姿勢検出ユニット26、前記撮像ユニット27、前記光軸偏向ユニット36は、一体化されている。尚、前記表示部11はタッチパネルとし、前記操作部12と兼用させてもよい。
前記測定ユニット20は、測距光射出部21、受光部22、測距部23により構成されている。
前記測距光射出部21は、測距光を射出する。該測距光射出部21は、射出光軸31を有し、該射出光軸31上に発光素子32、例えばレーザダイオード(LD)が設けられ、更に、前記射出光軸31上に投光レンズ33が設けられる。
又、前記射出光軸31上には、偏向光学部材としての第1反射鏡34が設けられる。更に、該第1反射鏡34に対峙させ、且つ受光光軸37(後述)上に偏向光学部材としての第2反射鏡35を配設する。
前記第1反射鏡34、前記第2反射鏡35によって、前記射出光軸31は、前記測距光軸4と合致される。該測距光軸4上に、前記光軸偏向ユニット36が配設される。
前記受光部22は、測定対象物からの反射測距光を受光する。該受光部22は、前記射出光軸31と平行な前記受光光軸37を有し、該受光光軸37は前記測距光軸4と共通となっている。
前記受光光軸37上に受光素子38、例えばフォトダイオード(PD)が設けられ、又結像レンズ39が配設されている。該結像レンズ39は、反射測距光を前記受光素子38に結像する。該受光素子38は反射測距光を受光し、受光信号を発生する。該受光信号は、前記測距部23に入力される。
更に、前記受光光軸37上で、前記結像レンズ39の対物側には、前記光軸偏向ユニット36が配置されている。
前記測距部23は、前記発光素子32を制御し、測距光としてレーザ光線を発光させる。前記光軸偏向ユニット36(測距光偏向部36a(後述))により、測定点に向う様、前記測距光軸4が偏向される。
測定対象物から反射された反射測距光は前記光軸偏向ユニット36(反射測距光偏向部36b(後述))、前記結像レンズ39を介して前記受光部22に入射する。前記反射測距光偏向部36bは、前記測距光偏向部36aで偏向された前記測距光軸4を基の状態に復帰させる様再偏向し、反射測距光を前記受光素子38に受光させる。
該受光素子38は受光信号を前記測距部23に送出し、該測距部23は、前記受光素子38からの受光信号に基づき測定点(測距光が照射された点)の測距を行う。
前記演算処理ユニット24は、入出力制御部、演算器(CPU)、記憶部等から構成され、該記憶部には測距作動を制御する測距プログラム、モータ47a,47b(後述)の駆動を制御する制御プログラム、画像マッチング等の画像処理を行う画像プログラム、入出力制御プログラム、前記射出方向検出部25からの射出方向の演算結果に基づき前記測距光軸4の方向角(水平角、鉛直角)を演算する方向角演算プログラム等のプログラムが格納され、更に前記記憶部には測距データ、画像データ等の測定結果が格納される。
前記光軸偏向ユニット36について説明する。
該光軸偏向ユニット36には、一対の光学プリズム41a,41bが配設される。該光学プリズム41a,41bは、それぞれ円板状であり、前記受光光軸37に直交して配置され、重なり合い、平行に配置されている。前記光学プリズム41a,41bとしては、それぞれフレネルプリズムが用いられることが、装置を小型化する為に好ましい。
前記光軸偏向ユニット36の中央部は、測距光が透過する前記測距光偏向部36aとなっており、中央部を除く部分は前記反射測距光偏向部36bとなっている。
前記光学プリズム41a,41bとして用いられるフレネルプリズムは、それぞれ平行に配置されたプリズム要素42a,42bと多数のプリズム要素43a,43bによって構成され、板形状を有する。前記光学プリズム41a,41b及び各プリズム要素42a,42b及びプリズム要素43a,43bは同一の光学特性を有する。
前記プリズム要素42a,42bは、前記測距光偏向部36aを構成し、前記プリズム要素43a,43bは前記反射測距光偏向部36bを構成する。
前記フレネルプリズムは光学ガラスから製作してもよいが、光学プラスチック材料でモールド成形したものでもよい。光学プラスチック材料でモールド成形することで、安価なフレネルプリズムを製作できる。
前記光学プリズム41a,41bはそれぞれ前記受光光軸37を中心に個別に回転可能に配設されている。前記光学プリズム41a,41bは、回転方向、回転量、回転速度を独立して制御されることで、射出される測距光の前記測距光軸4を任意の偏向方向に偏向し、受光される反射測距光の前記受光光軸37を前記測距光軸4と平行に偏向する。
前記光学プリズム41a,41bの外形形状は、それぞれ前記受光光軸37を中心とする円板状であり、反射測距光の広がりを考慮し、充分な光量を取得できる様、前記光学プリズム41a,41bの直径が設定されている。
前記光学プリズム41aの外周にはリングギア44aが嵌設され、前記光学プリズム41bの外周にはリングギア44bが嵌設されている。
前記リングギア44aには駆動ギア46aが噛合し、該駆動ギア46aは前記モータ47aの出力軸に固着されている。前記リングギア44bには、駆動ギア46bが噛合し、該駆動ギア46bは前記モータ47bの出力軸に固着されている。前記モータ47a,47bは前記演算処理ユニット24に電気的に接続されている。
前記モータ47a,47bは、回転角を検出することができるもの、或は駆動入力値に対応した回転をするもの、例えばパルスモータが用いられる。或は、モータの回転量(回転角)を検出する回転検出器、例えばエンコーダ(図示せず)等を用いて、モータの回転量を検出してもよい。前記射出方向検出部25により前記モータ47a,47bの回転量がそれぞれ検出され、前記射出方向検出部25の検出結果に基づき前記演算処理ユニット24により前記モータ47a,47bが個別に制御される。
前記駆動ギア46a,46b、前記モータ47a,47bは前記測距光射出部21と干渉しない位置、例えば前記リングギア44a,44bの下側に設けられている。
前記投光レンズ33、前記測距光偏向部36a等は、投光光学系を構成し、前記反射測距光偏向部36b、前記結像レンズ39等は受光光学系を構成する。
前記射出方向検出部25は、前記モータ47a,47bに入力する駆動パルスをカウントすることで該モータ47a,47bの回転角を検出し、或はエンコーダからの信号に基づき該モータ47a,47bの回転角を検出する。
更に、前記射出方向検出部25は、前記モータ47a,47bの回転角に基づき、前記光学プリズム41a,41bの回転位置を演算し、前記測距光偏向部36a(即ち、前記プリズム要素42a,42b)の屈折率と回転位置に基づき測距光の偏角(偏向方向)、射出方向を演算し、演算結果は前記演算処理ユニット24に入力される。
前記測量装置1に於いて、前記姿勢検出ユニット26は、前記測距部23の前記射出光軸31に対する姿勢(傾斜角、傾斜方向)を検出する。検出結果は、前記演算処理ユニット24に入力される。
以下、図4、図5を参照して、前記姿勢検出ユニット26について説明する。尚、図4は平面図を示し、以下の説明に於いて、上下は図4中での上下に対応し、左右は図4中での左右に対応する。
矩形枠形状の外フレーム51の内部に矩形枠形状の内フレーム53が設けられ、該内フレーム53の内部に傾斜検出ユニット56が設けられる。
前記内フレーム53の上面、下面から縦軸54,54が突設され、該縦軸54,54は前記外フレーム51に設けられた軸受52,52と回転自在に嵌合する。前記縦軸54,54は縦軸心14を有し、前記内フレーム53は前記縦軸54,54を中心に左右方向に360゜回転自在となっている。該縦軸54,54の前記縦軸心14が、前記測距光軸4、前記水平基準線6のいずれか一方、例えば前記測距光軸4と合致するか、或は平行となっている。
前記傾斜検出ユニット56は横軸55に支持され、該横軸55の両端部は、前記内フレーム53に設けられた軸受57,57に回転自在に嵌合する。前記横軸55は前記縦軸心14と直交する横軸心15を有し、前記傾斜検出ユニット56は前記横軸55を中心に上下方向に360゜回転自在となっている。該横軸55の前記横軸心15が、前記測距光軸4、前記水平基準線6のいずれか他方、例えば該水平基準線6と合致するか、或は平行となっている。
つまり、前記傾斜検出ユニット56は前記外フレーム51に対して2軸方向に360°回転自在のジンバル機構を介して支持された構成になっている。
前記縦軸54,54の一方、例えば下側の縦軸54には第1ギア58が取付けられ、該第1ギア58には第1駆動ギア59が噛合している。又、前記外フレーム51の下面には第1モータ61が設けられ、前記第1駆動ギア59は前記第1モータ61の出力軸に取付けられている。
前記縦軸54,54の他方には第1エンコーダ62が取付けられ、該第1エンコーダ62は前記内フレーム53の前記外フレーム51に対する左右方向の回転角を検出する様に構成されている。即ち、図1を参照すれば、前記第1エンコーダ62は前記煽り角ωを検出する。
前記横軸55の一端部には、第2ギア63が取付けられ、該第2ギア63には第2駆動ギア64が噛合している。又、前記内フレーム53の側面(図示では左側面)には第2モータ65が取付けられ、前記第2駆動ギア64は前記第2モータ65の出力軸に取付けられている。
前記横軸55の他端部には第2エンコーダ66が取付けられ、該第2エンコーダ66は前記内フレーム53に対する前記傾斜検出ユニット56の上下方向の回転角を検出する様に構成されている。即ち、図1を参照すれば、前記第2エンコーダ66は前記倒れ角κを検出する。
前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66は、演算部68に電気的に接続され、検出結果は該演算部68に入力される。
前記傾斜検出ユニット56は、第1傾斜センサ71、第2傾斜センサ72を有しており、該第1傾斜センサ71、該第2傾斜センサ72は、前記演算部68に電気的に接続されている。前記第1傾斜センサ71、前記第2傾斜センサ72の検出結果は、前記演算部68に入力される。
前記姿勢検出ユニット26について、図5により更に説明する。
該姿勢検出ユニット26は、前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66、前記第1傾斜センサ71、前記第2傾斜センサ72、前記演算部68、前記第1モータ61、前記第2モータ65の他に、更に記憶部73、入出力制御部74を具備している。
前記記憶部73には、姿勢検出の為の演算プログラム等のプログラム、及び演算データ等のデータ類を格納している。
前記入出力制御部74は、前記演算部68から出力される制御指令に基づき前記第1モータ61、前記第2モータ65を駆動し、前記演算部68で演算した傾斜検出結果を検出信号として出力する。
前記第1傾斜センサ71は水平を高精度に検出するものであり、例えば水平液面に検出光を入射させ反射光の反射角度の変化で水平を検出する傾斜検出器、或は封入した気泡の位置変化で傾斜を検出する気泡管である。又、前記第2傾斜センサ72は傾斜変化を高応答性で検出するものであり、例えば加速度センサである。
尚、前記第1傾斜センサ71、前記第2傾斜センサ72のいずれも、前記第1エンコーダ62が検出する回転方向(傾斜方向)、前記第2エンコーダ66が検出する回転方向(傾斜方向)の2軸方向の傾斜を個別に検出可能となっている。
前記演算部68は、前記第1傾斜センサ71、前記第2傾斜センサ72からの検出結果に基づき、傾斜角、傾斜方向を演算し、更に該傾斜角、傾斜方向に相当する前記第1エンコーダ62の回転角、前記第2エンコーダ66の回転角により前記測量装置1の鉛直に対する傾斜角を演算する。
演算された前記第1エンコーダ62の回転角、前記第2エンコーダ66の回転角を合成することで傾斜角、傾斜方向が演算される。該傾斜角、傾斜方向は水平に対する前記筐体7、即ち前記測定ユニット20の傾斜角、傾斜方向(相対傾斜角)に対応する。
而して、前記第1モータ61、前記第2モータ65、前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66、前記演算部68は相対傾斜角検出部を構成する。
尚、前記姿勢検出ユニット26は、前記外フレーム51が水平に設置された場合に、前記第1傾斜センサ71が水平を検出する様に設定され、更に前記第1エンコーダ62の出力、前記第2エンコーダ66の出力が共に基準位置(回転角0゜)を示す様に設定される。
以下、前記姿勢検出ユニット26の作用について説明する。
先ず、高精度に傾斜を検出する場合について説明する。
前記姿勢検出ユニット26が傾斜すると、前記第1傾斜センサ71が傾斜に応じた信号を出力する。
前記演算部68は、前記第1傾斜センサ71からの信号に基づき、傾斜角、傾斜方向を演算し、更に演算結果に基づき傾斜角、傾斜方向を0にする為の、前記第1モータ61、前記第2モータ65の回転量を演算し、前記入出力制御部74を介して前記第1モータ61、前記第2モータ65を前記回転量駆動する駆動指令を発する。
前記第1モータ61、前記第2モータ65の駆動により、演算された傾斜角、傾斜方向の逆に傾斜する様、前記第1モータ61、前記第2モータ65が駆動される。モータの回転量(回転角)は前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66によって検出され、回転角が前記演算結果となったところで前記第1モータ61、前記第2モータ65の駆動が停止される。
この状態では、前記外フレーム51、前記内フレーム53が傾斜した状態で、前記傾斜検出ユニット56が水平に制御される。
従って、該傾斜検出ユニット56を水平とする為に、前記第1モータ61、前記第2モータ65により、前記内フレーム53、前記傾斜検出ユニット56を傾斜させた傾斜角は、前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66で検出した回転角に基づき求められる。
前記演算部68は、前記第1傾斜センサ71が水平を検出した時の、前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66の検出結果に基づき前記姿勢検出ユニット26の水平に対する傾斜角、傾斜方向を演算する。この演算結果が、該姿勢検出ユニット26の傾斜後の姿勢を示す。
更に、前記第1エンコーダ62が検出する回転角は、前記煽り角ωに相当し、前記第2エンコーダ66が検出する回転角は、前記倒れ角κに相当する。
従って、前記演算部68が演算する傾斜角、傾斜方向は、前記測量装置1の水平に対する傾斜角、傾斜方向となる。
前記演算部68は、演算された傾斜角、傾斜方向を前記姿勢検出ユニット26の検出信号として前記入出力制御部74を介して外部に出力する。
前記姿勢検出ユニット26では、図4に示される構造の通り、前記傾斜検出ユニット56、前記内フレーム53の回転を制約するものがなく、前記傾斜検出ユニット56、前記内フレーム53は共に360゜以上の回転が可能である。即ち、前記姿勢検出ユニット26がどの様な姿勢となろうとも(例えば、前記姿勢検出ユニット26の天地が逆になった場合でも)、全方向での姿勢検出が可能である。
高応答性を要求する場合は、前記第2傾斜センサ72の検出結果に基づき姿勢検出と姿勢制御が行われるが、該第2傾斜センサ72は前記第1傾斜センサ71に比べ検出精度が悪いのが一般的である。
本実施例では、高精度の該第1傾斜センサ71と高応答性の前記第2傾斜センサ72を具備することで、該第2傾斜センサ72の検出結果に基づき姿勢制御を行い、前記第1傾斜センサ71により高精度の姿勢検出を可能とする。
つまり、該第2傾斜センサ72が検出した傾斜角に基づき、該傾斜角が0°になる様に前記第1モータ61、前記第2モータ65を駆動し、更に前記第1傾斜センサ71が水平を検出する迄前記第1モータ61、前記第2モータ65の駆動を継続することにより、高精度に姿勢を検出することが可能となる。前記第1傾斜センサ71が水平を検出した時の前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66の値(即ち実際の傾斜角)と前記第2傾斜センサ72が検出した傾斜角との間で偏差を生じれば、該偏差に基づき前記第2傾斜センサ72の傾斜角を較正することができる。
従って、予め、該第2傾斜センサ72の検出傾斜角と、前記第1傾斜センサ71による水平検出と前記第1エンコーダ62、前記第2エンコーダ66の検出結果に基づき、求めた傾斜角との関係を取得しておけば、前記第2傾斜センサ72に検出された傾斜角の較正(キャリブレーション)をすることができ、該第2傾斜センサ72による高応答性での姿勢検出の精度を向上させることができる。
次に、前記撮像ユニット27は、前記撮像光軸5を有している。該撮像光軸5は、前記光軸偏向ユニット36が前記測距光軸4を偏向していない状態で、該測距光軸4と平行となる様に設定されている。前記撮像光軸5上に結像レンズ48、撮像素子49が設けられている。
前記撮像ユニット27の画角は、前記光軸偏向ユニット36により光軸を偏向可能な範囲と同等、又は若干大きく設定されており、前記撮像ユニット27の画角は、例えば5゜となっている。
又、前記撮像素子49は、画素の集合体である、CCD或はCMOSセンサであり、各画素は画像素子上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、各カメラの光軸を原点とした座標系で位置が特定される。
先ず、前記測量装置1による測定作動について、図6(A)、図6(B)、図6(C)を参照して説明する。尚、図6(A)では説明を簡略化する為、前記光学プリズム41a,41bについて、前記プリズム要素42a,42b、前記プリズム要素43a,43bを分離して示している。又、図6(A)で示される前記プリズム要素42a,42b、前記プリズム要素43a,43bは最大の偏角が得られる状態となっている。又、最小の偏角は、前記光学プリズム41a,41bのいずれか一方が180゜回転した位置であり、偏角は0゜となり、射出されるレーザ光線の光軸(前記測距光軸4)は前記射出光軸31と平行となる。
前記発光素子32から測距光が発せられ、測距光は前記投光レンズ33で平行光束とされ、前記測距光偏向部36a(前記プリズム要素42a,42b)を透過して測定対象物或は測定対象エリアに向けて射出される。ここで、前記測距光偏向部36aを透過することで、測距光は前記プリズム要素42a,42bによって所要の方向に偏向されて射出される。
測定対象物或は測定対象エリアで反射された反射測距光は、前記反射測距光偏向部36b(前記プリズム要素43a,43b)を透過して入射され、前記結像レンズ39により前記受光素子38に集光される。
前記反射測距光が前記反射測距光偏向部36bを透過することで、前記反射測距光の光軸は、前記受光光軸37と合致する様に前記プリズム要素43a,43bによって偏向される(図6(A))。
前記光学プリズム41aと前記光学プリズム41bとの回転位置の組合わせにより、射出する測距光の偏向方向、偏角を任意に変更することができる。
又、前記光学プリズム41aと前記光学プリズム41bとの位置関係を固定した状態で(前記光学プリズム41aと前記光学プリズム41bとで得られる偏角を固定した状態で)、前記モータ47a,47bにより、前記光学プリズム41aと前記光学プリズム41bとを一体に回転することで、前記測距光偏向部36aを透過した測距光が描く軌跡は前記測距光軸4を中心とした円となる。
従って、前記発光素子32よりレーザ光線を発光させつつ、前記光軸偏向ユニット36を回転させれば、測距光を円の軌跡で走査させることができる。
尚、前記反射測距光偏向部36bは、前記測距光偏向部36aと一体に回転していることは言う迄もない。
次に、図6(B)は前記光学プリズム41aと前記光学プリズム41bとを相対回転させた場合を示している。前記光学プリズム41aにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Aとし、前記光学プリズム41bにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Bとすると、前記光学プリズム41a,41bによる光軸の偏向は、該光学プリズム41a,41b間の角度差θとして、合成偏向Cとなる。
従って、角度差θを変化させる度に、前記光軸偏向ユニット36を1回転させれば、直線状に測距光を走査させることができる。
更に、図6(C)に示される様に、前記光学プリズム41aの回転速度に対して遅い回転速度で前記光学プリズム41bを回転させれば、角度差θは漸次増大しつつ測距光が回転されるので、測距光の走査軌跡は、スパイラル状となる。
更に又、前記光学プリズム41a、前記光学プリズム41bの回転方向、回転速度を個々に制御することで、測距光の走査軌跡を前記射出光軸31を中心とした照射方向(半径方向の走査)とし、或は水平、垂直方向とする等、種々の走査状態が得られる。
測定の態様としては、前記光軸偏向ユニット36(前記光学プリズム41a,41b)を所要偏角毎に固定して測距を行うことで、特定の測定点についての測距を行うことができる。更に、前記光軸偏向ユニット36の偏角を変更しつつ、測距を実行することで、即ち測距光を走査しつつ測距を実行することで走査軌跡上の測定点についての測距データを取得することができる。
又、各測距光の射出方向角は、前記モータ47a,47bの回転角により検出でき、射出方向角と測距データとを関連付けることで、3次元の測距データを取得することができる。
更に、前記射出光軸31の水平に対する傾きは、前記姿勢検出ユニット26によって検出することができ、該姿勢検出ユニット26が検出した傾きに基づき前記測距データを補正し、高精度の測距データとすることができる。
次に、本実施例では、3次元の測距データを取得すると共に画像データを取得することもできる。
測定対象物が選択されると、該測定対象物が前記撮像ユニット27によって捕捉される様、前記測量装置1を測定対象物へ向ける。前記撮像ユニット27で取得された画像は、前記表示部11に表示される。
前記撮像ユニット27で取得された画像は、前記測量装置1の測定範囲と一致、又は略一致しているので、測定者は視覚によって容易に測定範囲を特定できる。
又、前記測距光軸4と前記撮像光軸5は、平行であり、且つ両光軸は既知の関係であるので、前記演算処理ユニット24は前記撮像ユニット27による画像上で画像中心と前記測距光軸4とを一致させることができる。更に、前記演算処理ユニット24は、測距光の射出方向角を検出することで、該射出方向角に基づき画像上に測定点を特定できる。従って、測定点の3次元データと画像の関連付けを容易に行え、前記撮像ユニット27で取得した画像を3次元データ付の画像とすることができる。
図7(A)、図7(B)は、前記撮像ユニット27で取得した画像と、測定点の取得軌跡との関係を示している。尚、図7(A)では、測距光が同心多重円状に走査された場合を示しており、図7(B)では、測距光が直線状に往復走査された場合を示している。図中、17は走査軌跡を示しており、測定点は該走査軌跡17上に位置する。
尚、上記説明では、前記測距光偏向部36aと前記反射測距光偏向部36bとを同一の光学プリズム上に形成し、一体としたが、前記射出光軸31と前記受光光軸37とを分離し、前記射出光軸31と前記受光光軸37にそれぞれ個別に前記測距光偏向部36aと前記反射測距光偏向部36bとを設け、更に前記測距光偏向部36aと前記反射測距光偏向部36bによる偏向方向が合致する様、前記測距光偏向部36aと前記反射測距光偏向部36bとを同期回転する様にしてもよい。
以下、前記測量装置1の測定作用について説明する。
先ず、図8、図9(A)、図9(B)、図9(C)を参照して、測定対象物の鉛直を測定する場合を説明する。
尚、以下の説明では、図8に示される様に、測定対象物81の倒れとは、鉛直線83に対する傾きを意味する。
図9(A)は、前記撮像ユニット27で撮像した前記測定対象物81の画像82を示している。該画像82は、前記撮像ユニット27の傾きを含んでいるので、前記画像82自体から得られる鉛直は、実際の鉛直とは異なっている。
前記画像82を撮像した時の、前記撮像ユニット27、即ち前記測量装置1の水平に対する傾斜角、傾斜方向は前記姿勢検出ユニット26によって検出することができる。検出された傾斜角、傾斜方向は、撮像時の画像の傾き、傾斜方向となっている。前記演算処理ユニット24は、この傾き、傾斜方向に基づき画像の水平、又は鉛直に対する傾斜を演算し、この演算結果に基づき、画像中に複数の前記鉛直線83、複数の水平線84を表す(図9(B))。
前記画像82は、遠近画像(近くのものが大きく、遠くのものが小さく表示された画像)となっているので、該画像82中では、前記鉛直線83間の距離が上方ほど狭くなっている。前記演算処理ユニット24は、前記鉛直線83が平行となる様に画像処理する。以後、画像処理後の画像を、鉛直画像82′と称す(図9(C))。
該鉛直画像82′中で、前記測定対象物81中の鉛直であるべき箇所、例えば柱、壁の稜線を前記鉛直線83と対比させれば、前記測定対象物81の鉛直状態を画像から視覚的に判断できる。
又、前記光軸偏向ユニット36により画像中の、任意な点に測距光を照射できるので、前記測定対象物81の、少なくとも2点について測定し、好ましくは特定箇所、例えば柱の上下2点について測定し、或は前記鉛直線83上の2点について測定し、該2点の3次元座標を取得し、座標値に基づきより正確な鉛直状態を判断してもよい。
次に、図10を参照して前記測量装置1を用いて3辺測量を行う第1の実施例について説明する。
既知点(既知の座標)である第1設置基準点R1(第1の位置)に、前記一脚2の下端が位置する様に、前記測量装置1を設置する。
測定対象物について前記撮像ユニット27により第1画像を取得し、該画像中から測定点87を選択する。ここで、該測定点87の選択は、画像中から目視により確認してもよいし、或は特徴抽出(エッジ抽出)等の画像処理によって選択してもよい。
該測定点87に前記測距光軸4を向け、前記測定点87迄の斜距離を測定する。尚、前記測距光軸4と前記撮像光軸5とは平行な状態とする。
この時の前記測距光軸4の水平に対する傾斜角は、前記姿勢検出ユニット26によって検出される。従って、この傾斜角及び前記斜距離に基づき前記測定点87迄の水平距離が求められる。
又、前記一脚2の鉛直に対する傾斜角も、前記姿勢検出ユニット26によって検出される。前記一脚2の長さが既知であるので、傾斜角に基づき前記第1設置基準点R1に対する前記測量装置1の水平方向の変位D1が求められる。
又、既知点(既知の座標)である第2設置基準点R2(第2の位置)に前記一脚2の下端が位置する様に、前記測量装置1を設置する。
前記撮像ユニット27により測定対象物について第2画像を取得し、画像上から前記測定点87と共通の測定点87′を特定し、前記第2設置基準点R2より前記測定点87′に前記測距光軸4を向け、前記測定点87′迄の斜距離を測定する。
尚、前記第2画像中に、前記測定点87′を特定する作業は、後述する様に、画像マッチングで行ってもよい。
前記第2設置基準点R2に於ける前記測距光軸4の水平に対する傾斜角は、前記姿勢検出ユニット26によって検出される。従って、この傾斜角、斜距離に基づき前記測定点87′迄の水平距離が求められる。
又、前記第2設置基準点R2に於ける前記一脚2の鉛直に対する傾斜角も、前記姿勢検出ユニット26によって検出される。前記一脚2の長さと、傾斜角に基づき前記第2設置基準点R2に対する前記測量装置1の水平方向の変位D2が求められる。
水平変位D1、D2と、前記第1設置基準点R1と前記第2設置基準点R2間の距離とで、前記第1設置基準点R1の前記測量装置1と前記第2設置基準点R2の前記測量装置1間の距離(基線長B(図10参照))が求められる。
而して、前記第1設置基準点R1からの水平距離、前記第2設置基準点R2からの水平距離、及び前記基線長Bにより前記測定点87について3辺測量が行われる。
更に、図11を参照して、3辺測量の第2の実施例について説明する。
図11に示す様に、既知点(既知の座標)である設置基準点Rに、一脚2の下端が位置する様に、測量装置1を設置する。
該測量装置1を測定対象物81に対して略平行に、一方の方向に傾け、傾けた状態を第1の位置86とし、該第1の位置86で前記測定対象物81の画像85(図示せず)を取得する。該画像85は表示部11に表示される。前記画像85を観察しつつ、該画像85中に、予定している測定箇所、測定範囲が含まれる様に、測距光軸4、撮像光軸5の方向を設定する。設定後、前記画像85中で、1又は複数の測定点87を選択する。尚、該測定点87は、特徴抽出(エッジ抽出)等の画像処理によって、前記画像85から抽出した点である。
更に、前記測量装置1を傾けた状態で、光軸偏向ユニット36が動作される。前記画像85中に於ける前記測定点87の位置は、撮像素子49上での前記撮像光軸5からの偏差から求められる。又、前記撮像素子49上の位置で、前記撮像光軸5に対する画角(偏角)が求められる。従って、該撮像光軸5に対する前記測定点87の偏角が求められる。
演算処理ユニット24は、前記光軸偏向ユニット36を制御して、前記測距光軸4を求められた偏角に偏向する。
該測距光軸4が前記測定点87に向けられ、前記第1の位置86から前記測定点87について測距を行う(斜距離が求められる)。
前記測量装置1の水平に対する傾斜角は、姿勢検出ユニット26によって検出される。従って、前記撮像光軸5の水平に対する傾斜角は、前記姿勢検出ユニット26の検出結果と前記光軸偏向ユニット36による偏角に基づき求められる。前記撮像光軸5の傾斜角と斜距離によって前記測定点87迄の水平距離が求められる。
前記一脚2の下端(即ち前記設置基準点R)と前記測量装置1の機械基準点Oとの距離Lは、既知であるので、該距離Lと前記第1の位置86での軸心3(図1参照)の傾斜角とで、前記設置基準点Rに対する、前記機械基準点Oの3次元位置(3次元座標)を演算することができる。
次に、前記測量装置1を前記測定対象物81に対して略平行に、他方の方向に傾け、傾けた状態での第2の位置86′で前記測定対象物81の画像85′(図示せず)を取得する。又、該画像85′は前記画像85と同範囲又は略同範囲となる様に、前記測距光軸4の方向を調整する。
前記画像85と前記画像85′について画像マッチングを実行し、前記画像85中で選択した前記測定点87を、前記画像85′中に特定する。前記測定点87は、前記画像85′に重ね合され、前記表示部11に表示される。
前記光軸偏向ユニット36を動作させ、前記測距光軸4を、特定された前記測定点87に向け、前記第2の位置86′から前記測定点87について測距(斜距離の測定)を行う。前記第2の位置86′での前記測量装置1の傾斜角は、前記姿勢検出ユニット26によって検出される。前記測量装置1の傾斜角と、前記光軸偏向ユニット36から得られる偏角と、斜距離により前記第2の位置86′から前記測定点87迄の水平距離が求められる。
前記距離Lと前記第2の位置86′での前記軸心3(図1参照)の傾斜角に基づき、前記設置基準点Rに対する、前記第2の位置86′での前記機械基準点Oの3次元位置(3次元座標)を演算することができる。
前記第1の位置86での前記機械基準点Oの3次元位置(3次元座標)と前記第2の位置86′での前記機械基準点Oの3次元位置(3次元座標)とに基づき、前記機械基準点O間の距離(基線長B)を取得することができる。
従って、測定位置間の距離、各測定位置から測定点迄の2辺の水平距離それぞれが測定でき、前記設置基準点Rを基準とした前記測定点87の3次元座標を測定することができる。
更に、マッチングされた画像と3次元測定結果を関連付けることで、3次元データ付の画像を取得することができる。
上記した様に、測定作業に於いて角度測定が含まれていない。この為、高精度が要求され、作業の負担が大きい角度測定が省略されるので、測定作業の効率化が図れる。
尚、上記した画像マッチングによる画像中の測定点の特定については、特許文献2の特開2009−210388号公報に開示されている。
次に、本実施例に於ける画像マッチングについて説明する。
先ず、一般的な画像マッチングについて、図12により概略説明する。
2地点で取得した画像を3次元計測する為には、相互標定作業が必要である。
2地点で画像を取得した場合、カメラの向きは、φ、ω、κによって決定される。
従って、2地点でのカメラの向きは、それぞれφ1、ω1、κ1、φ2、ω2、κ2で
表される。
一般の相互標定では、φ1、ω1、κ1、φ2、ω2、κ2は未知数であり、2つの画像中の共通点に基づきφ1、ω1、κ1、φ2、ω2、κ2を求めることになり、この場合、必要な共通点は6以上となる。
図12に示す様に、モデル座標系の原点を左側の投影中心O1にとり、右側の投影中心O2を結ぶ線をX軸にとる様にする。縮尺は、基線長を単位長さにとる。ここで、図12で示す座標系を、図1に対応させれば、前記測距光軸4がZ軸に相当し、前記水平基準線6がX軸に相当する。
この時求めるパラメータは、左側のカメラのZ軸の回転角κ1、Y軸の回転角φ1、X軸の回転角ω1、右側のカメラのZ軸の回転角κ2、Y軸の回転角φ2、X軸の回転角ω2となる。この場合、左側のカメラのX軸の回転角ω1は0なので、考慮する必要はない。
従って、φ1、κ1、φ2、ω2、κ2が、未知数となる。
更に、φ1、κ1、φ2、ω2、κ2については、図13に示す式(1)を解くことで、各パラメータが求まる。
尚、式(1)中、
κ1は、左側カメラのZ軸の回転角、
φ1は、左側カメラのY軸の回転角、
κ2は、右側カメラのZ軸の回転角、
φ2は、右側カメラのY軸の回転角、
ω2は、右側カメラのX軸の回転角を示す。
本実施例に於いては、前記姿勢検出ユニット26によって、前記測量装置1(即ち前記撮像ユニット27)の水平に対する2方向の傾斜角が検出される(図1参照)。即ち、2地点でのκ1、κ2、ω2がそれぞれ既知となる。従って、未知数はφ1、φ2のみとなり、演算は大幅に簡略化される。
3辺測量が行われると、それぞれの内角は余弦定理を用いて計算することができ、前記第1の位置86と前記第2の位置86′での内角であるφ1、φ2が容易に求められ、相互標定の演算を簡略化できる。
更に、本実施例では、遠近画像を鉛直画像に画像処理することができる。画像マッチングに鉛直画像を用いることで、相互標定作業が不要になり、画像マッチングは更に簡略化される。又、鉛直画像とすることで、即エピポーラ線が形成でき、視差計測による3Dモデルとなり処理時間が極めて早くなる。
更に、図14を参照して、3辺測量の第3の実施例について説明する。
第1の設置位置(既知の設置基準点R)88に一脚2を介して測量装置1を設置する。この時の、機械基準点Oを第1の位置86とする。該第1の位置86から測定対象物について第1画像を取得し、画像中に測定点87を選択する。選択した該測定点87について測距を行うと共に、測距時の前記測量装置1の傾斜を姿勢検出ユニット26によって検出する。この傾斜角と前記一脚2の距離Lとで前記設置基準点Rと前記第1の位置86との位置関係が測定される。更に、該第1の位置86が演算される。
前記設置基準点Rから所要距離離れた第2の設置位置88′に前記一脚2を介して前記測量装置1を設置する。この時の、前記機械基準点Oを第2の位置86′とする。該第2の位置86′から測距光軸4を前記設置基準点Rに向け、前記第2の位置86′と前記設置基準点R間の距離(斜距離)を測定する。斜距離測定時の、前記測量装置1の傾斜角が前記姿勢検出ユニット26によって検出される。
この傾斜角と前記一脚2の前記距離Lとで、前記第2の設置位置88′に対する前記第2の位置86′の位置ずれfが測定される。更に、この傾斜角と、斜距離測定結果に基づき前記第2の位置86′と前記設置基準点R(前記第1の設置位置88)との水平距離Hが求められる。この水平距離Hが前記位置ずれfによって補正(加算)され、基線長B(前記第1の設置位置88と前記第2の設置位置88′間の距離)が演算される。
前記第2の位置86′から、前記測距光軸4を前記測定点87に向け、該測定点87を含む範囲の第2画像を取得する。前記第1画像と前記第2画像のマッチングにより該第2画像中に前記測定点87を特定し、該測定点87について測距を行う。この測距時の傾斜角が前記姿勢検出ユニット26によって検出される(前記斜距離を求めた場合の傾斜角と異なる場合)。
前記第1の位置86での、前記測定点87の測距時の傾斜角と前記距離Lとで、前記第1の設置位置88に対する前記第1の位置86のずれが求められ、前記第2の位置86′での、前記測定点87の測距時の傾斜角と前記距離Lとで、前記第2の設置位置88′に対する前記第2の位置86′のずれが求められる。前記第1の設置位置88に対する前記第1の位置86の位置が演算され、前記第2の設置位置88′に対する前記第2の位置86′の位置がそれぞれ演算される。
而して、前記測定点87測定時の前記第1の位置86と前記第2の位置86′との間の真の基線長B′が演算される。
該真の基線長B′と前記第1の位置86からの前記測定点87の測距結果と前記第2の位置86′からの前記測定点87の測距結果とに基づき測定対象物についての3辺測量が行われる。
本第3の実施例では、前記真の基線長B′を長くとれることから、遠距離の測定対象物について高精度に測定することができる。
更に又、図15を参照して、3辺測量の第4の実施例について説明する。
本第4の実施例では、測量装置1にGNSS(Global Navigation Satellite System)装置89が設けられる。
該GNSS装置89により、第1の位置での前記測量装置1の3次元座標(GNSS座標)が取得でき、又第2の位置での前記測量装置1の3次元座標が取得できる。
従って、測定点87を測定する為に必要な前記測量装置1の位置情報が得られ、更に前記第1の位置、前記第2の位置での前記測量装置1の3次元座標から基線長Bも演算することができる。従って、3辺測量が可能となる。
尚、上記実施例では、測量装置1を既知長の一脚2の上端に設けた場合を説明した。これらの実施例に於いて、前記一脚2は、下端が既知点に位置する様設置され、該一脚2の傾斜角は、前記測量装置1に内蔵される姿勢検出ユニット26によって検出される。
前記一脚2の既知長、及び前記姿勢検出ユニット26によって検出される傾斜角、傾斜方向に基づき、前記既知点に対する前記測量装置1の機械基準点Oの位置、即ち該機械基準点Oの座標位置を演算することができる。従って、前記一脚2及び前記姿勢検出ユニット26は、前記測量装置1の前記機械基準点Oの座標位置を求める為の、座標取得ユニットとして機能する。
従って、前記機械基準点Oの座標位置を求める為の座標取得ユニットとして、GNNS装置89を使用してもよい。該GNNS装置89を座標取得ユニット90として用いる場合、前記一脚2は省略することができる(図15参照)。又、前記GNNS装置89では、グローバル座標基準の座標取得が可能となり、測定結果の汎用性が高まる。
1 測量装置
2 一脚
4 測距光軸
5 撮像光軸
6 水平基準線
11 表示部
12 操作部
14 縦軸心
15 横軸心
17 走査軌跡
21 測距光射出部
22 受光部
23 測距部
24 演算処理ユニット
25 射出方向検出部
26 姿勢検出ユニット
27 撮像ユニット
31 射出光軸
32 発光素子
36 光軸偏向ユニット
36a 測距光偏向部
36b 反射測距光偏向部
37 受光光軸
38 受光素子
41a,41b 光学プリズム
42a,42b プリズム要素
43a,43b プリズム要素
44a,44b リングギア
47a,47b モータ
49 撮像素子
51 外フレーム
53 内フレーム
56 傾斜検出ユニット
61 第1モータ
62 第1エンコーダ
65 第2モータ
66 第2エンコーダ
71 第1傾斜センサ
72 第2傾斜センサ
73 記憶部
74 入出力制御部
83 鉛直線
84 水平線
87 測定点

Claims (11)

  1. 測量装置を具備し、該測量装置は既知の長さを有する一脚の上端に設けられ、
    前記測量装置は、前記一脚を介して既知の第1の設置基準点に設けられると共に既知の第2の設置基準点に設けられ、
    該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、
    前記座標取得ユニットは、前記一脚と該一脚の傾斜角を検出する前記姿勢検出ユニットによって構成され
    1の位置の座標は、前記第1の設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、第2の位置の座標は、前記第2の設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、
    前記座標取得ユニットにより前記第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより前記第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、
    前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、
    前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、
    又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成された測量システム。
  2. 前記第1画像と前記第2画像との画像マッチングにより該第2画像に前記測定点を特定する請求項1に記載の測量システム。
  3. 測量装置を具備し、該測量装置は既知の長さを有する一脚の上端に設けられ、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、
    前記座標取得ユニットは、前記一脚と該一脚の傾斜角を検出する前記姿勢検出ユニットによって構成され、
    前記座標取得ユニットにより第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、
    前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、
    前記第1の位置は、前記一脚を一方の方向に傾斜させることで得られ、前記第2の位置は、前記一脚を他方の方向に傾斜させることで得られ、更に前記第1の位置の座標は、前記第1の位置で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、前記第2の位置の座標は、前記第2の位置で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、
    前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、
    又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成された測量システム。
  4. 測量装置を具備し、該測量装置は既知の長さを有する一脚の上端に設けられ、前記測量装置は、前記一脚を介して設置基準点に設けられると共に所要距離離れた設置点に設けられ、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、
    前記座標取得ユニットは、前記一脚と該一脚の傾斜角を検出する前記姿勢検出ユニットによって構成され
    1の位置の座標は、前記設置基準点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記一脚の長さによって求められ、第2の位置の座標は、前記設置点で前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、第2の位置から前記測量装置により測定した前記設置基準点迄の斜距離と、前記一脚の長さによって求められ、
    前記座標取得ユニットにより前記第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより前記第2の位置の座標が取得された前記第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、
    前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、
    前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、
    又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成された測量システム。
  5. 測量装置を具備し、該測量装置は既知の長さを有する一脚の上端に設けられ、前記測量装置は、前記一脚を介して設置基準点に設けられると共に所要距離離れた設置点に設けられ、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、
    前記座標取得ユニットとしてGNSS装置が用いられ、前記座標取得ユニットにより、第1の位置の座標と、第2の位置の座標が取得され、
    前記座標取得ユニットにより前記第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより前記第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、
    前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、
    前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、
    又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成された測量システム。
  6. 測量装置を具備し、該測量装置は、測距光を測定対象物に向って射出し、該測定対象物からの反射測距光を受光して測距を行う測定ユニットと、前記測距光の射出光軸と平行な撮像光軸を有し、前記測定対象物を含む画像を撮像する撮像ユニットと、前記測定ユニットと一体的に設けられ、該測定ユニットの水平に対する傾斜角を検出する姿勢検出ユニットと、前記測量装置の位置を検出する座標取得ユニットと、演算処理ユニットとを具備し、前記座標取得ユニットにより第1の位置の座標が取得された第1の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第1画像を取得し、前記座標取得ユニットにより第2の位置の座標が取得された第2の位置から、前記撮像ユニットにより前記測定対象物の第2画像を取得し、前記測定ユニットは前記第1画像中と、前記第2画像中とに特定した共通の測定点にそれぞれ測距光軸を向け前記測距光を射出して前記第1の位置からの第1の距離測定、前記第2の位置からの第2の距離測定を実行し、前記演算処理ユニットは、前記第1の位置及び前記第2の位置での前記姿勢検出ユニットが検出した傾斜角と、前記第1の距離測定、前記第2の距離測定とに基づきそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置からの水平距離を演算し、又前記演算処理ユニットは、前記第1の位置の座標、前記第2の位置の座標に基づき基線長を演算し、前記水平距離と前記基線長に基づき前記測定点について3辺測量を実行する様構成し、
    前記測距光の前記射出光軸上に設けられ、該射出光軸を前記測距光軸として偏向し、偏角を変更可能な光軸偏向ユニットを更に具備し、前記演算処理ユニットは、前記測距光が前記測定点に照射される様、前記姿勢検出ユニットを制御する様構成された測量システム。
  7. 前記演算処理ユニットは、前記姿勢検出ユニットが検出する傾斜角と前記光軸偏向ユニットが検出する前記測距光軸の偏角に基づき、該測距光軸の水平に対する傾斜角を演算する請求項6に記載の測量システム。
  8. 前記姿勢検出ユニットは、外フレームに直交する2軸を中心に回転自在に支持され、水平からの傾斜を検出する傾斜検出ユニットと、各軸にそれぞれ取付けられたエンコーダと、各軸を回転させる様取付けたモータと、前記傾斜検出ユニットからの検出結果に基づき前記モータを駆動制御する演算部とを具備し、該演算部は前記外フレームが傾斜した場合に、前記傾斜検出ユニットからの信号に基づき該傾斜検出ユニットが水平を検出する様、前記モータを駆動し、前記傾斜検出ユニットが水平を検出した時の前記エンコーダの出力に基づき傾斜角を出力する請求項6又は請求項7に記載の測量システム。
  9. 前記傾斜検出ユニットは高精度で水平を検出する第1傾斜センサと、該第1傾斜センサより高応答性で傾斜を検出する第2傾斜センサとを具備し、該第2傾斜センサは前記第1傾斜センサが検出した水平からの傾斜を検出し、前記演算部は前記第2傾斜センサからの検出信号に基づき傾斜角を検出する様構成した請求項8に記載の測量システム。
  10. 前記測距光の前記射出光軸上に配設され、前記測距光軸を所要の偏角で、所要の方向に偏向する第1光軸偏向部と、受光光軸上に配設され、前記第1光軸偏向部と同一の偏角、方向で反射測距光を偏向する第2光軸偏向部と、前記第1光軸偏向部による偏角、偏向方向を検出する射出方向検出部とを更に具備し、前記測距光は前記第1光軸偏向部を通して射出され、前記反射測距光は前記第2光軸偏向部を通して受光素子に受光される様構成され、測距部の測距結果、前記射出方向検出部の検出結果に基づき前記測定点の3次元データを取得し、該3次元データを前記姿勢検出ユニットが検出した結果に基づき補正する様構成した請求項6に記載の測量システム。
  11. 前記光軸偏向ユニットは第1光軸偏向部と第2光軸偏向部を有すると共に、重なり合う一対の円板状の光学プリズムで構成され、前記第1光軸偏向部は前記光学プリズムの中央に設けられた第1のプリズム要素で構成され、前記第2光軸偏向部は前記第1のプリズム要素周囲に設けられた第2のプリズム要素で構成され、各光学プリズムは、それぞれ独立して回転可能であり、各光学プリズムの回転角を個別に検出可能とした請求項6又は請求項7又は請求項10に記載の測量システム。
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