JP6620323B1 - 経口組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]ケールと、プロテイン、ギムネマ、スクラロース、桑及びクマザサから選ばれる少なくとも1種の他素材とを含有することを特徴とする経口組成物。
[2]少なくとも2種の他素材を含有することを特徴とする上記[1]記載の経口組成物。
[3]ダイエットのために用いられることを特徴とする上記[1]又は[2]記載の経口組成物。
[4]ケールの乾燥粉末を含むことを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれか記載の経口組成物。
[5]ケールの乾燥粉末が、ケールの乾燥緑葉を粉砕し粉末化した乾燥粉末であることを特徴とする上記[4]記載の経口組成物。
ケールは、アブラナ科植物である。本発明において用いるケールの品種は特に制限されるものではなく、キッチンケール、ツリーケール、ブッシュケール、マローケール、コラード、緑葉カンラン等の様々な種類のケールを用いることができる。ケールは、収穫後、直ちに乾燥、粉砕等の加工処理を施したものであることが好ましい。処理までに時間を要する場合には、ケールの変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵することが好ましい。本発明において用いる部位としては、葉が好ましく、葉の中でも緑葉が好ましい。また、葉と共に茎を含んでいてもよい。
ケールと共に用いられる他素材は、プロテイン、ギムネマ、スクラロース、桑及びクマザサから選ばれる少なくとも1種であり、これらの他素材を少なくとも2種組み合わせて用いることが好ましい。他素材を2種以上組み合わせる場合、プロテイン及び桑の組合せ、又はギムネマ及びスクラロースの組合せが特に好ましい。すなわち、ケール、プロテイン及び桑を含む経口組成物、並びにケール、ギムネマ及びスクラロースを含む経口組成物は、その組合せの相乗的な作用により、特に優れた筋芽細胞の増殖作用を発揮することから好ましく、特に優れたダイエット(抗肥満)効果を期待することができる。
プロテインは、動物や植物に含まれるタンパク質を抽出・精製したものであり、市販品を用いることができる。本発明においては、粉末状のものが好ましい。動物由来のプロテインとしては、例えば、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、エッグプロテイン、ビーフプロテイン等を挙げることができ、植物由来のプロテインとしては、例えば、ソイプロテイン、ピープロテイン、ライスプロテイン等を挙げることができる。本発明においては、植物由来のプロテインを用いることが好ましく、ケールと組み合わせることで、特に優れた筋芽細胞の増殖作用を発揮することから、中でも、大豆由来のプロテイン(ソイプロテイン)を用いることがより好ましい。また、ケールと組み合わせることで、特に優れた分散性向上作用を発揮することから、ソイプロテインは乾物換算でタンパク質含量が50%以上のものが好ましく、70%以上のものが好ましく、90%以上のものが特に好ましい。
ギムネマは、インドやスリランカを原産とするキョウチクトウ科に属する蔓性植物であり、例えば、Gymnema sylvestre(ギムネマシルベスタ)を挙げることができる。本発明において用いる部位としては、葉が好ましい。また、葉と共に茎を含んでいてもよい。ギムネマは、粉砕物、搾汁、抽出物等として用いることができる。粉砕物としては、乾燥粉末、細片化物及びその乾燥物(乾燥細片化物)等が挙げられる。搾汁や抽出物は、液状であってもよいが、ペースト状や乾燥粉末(搾汁末、エキス末)として用いることもできる。抽出物は、適当な溶媒を用いて抽出することにより得ることができ、溶媒としては、例えば、水(熱水)、エタノール、含水エタノールを用いることができる。本発明においては、ギムネマの乾燥粉末が好ましく、ケールと組み合わせることで、特に優れた筋芽細胞の増殖作用を発揮することから、ギムネマの葉の含水アルコール抽出物の乾燥粉末を用いることがより好ましい。また、ギムネマの葉の乾燥粉末は、ケールと組み合わせることで、特に優れた分散性向上作用を発揮することから、ギムネマ酸含量が5〜80%であることが好ましく、10〜60%であることがより好ましく、20〜40%であることが特に好ましい。
スクラロースは、蔗糖を原料として製造され、蔗糖の約600倍の甘味度を有する安全性の高いノンカロリー高甘味度甘味料である。本発明においては、液状、粉末状、固体状等の各種形態のものを用いることができ、市販品を用いることができる。本発明においては、粉末状のものが好ましく、ケールと組み合わせることで、特に優れた分散性向上作用を発揮することから、粒径は20メッシュ以下のものが80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、99%以上であることが特に好ましい。
桑は、クワ科植物である。本発明において用いる部位としては、葉が好ましく、葉の中でも緑葉が好ましい。また、葉と共に茎を含んでいてもよい。桑は、粉砕物、搾汁、抽出物等として用いることができる。粉砕物としては、乾燥粉末、細片化物及びその乾燥物(乾燥細片化物)等が挙げられる。搾汁や抽出物は、液状であってもよいが、ペースト状や乾燥粉末(搾汁末、エキス末)として用いることもできる。抽出物は、適当な溶媒を用いて抽出することにより得ることができ、溶媒としては、例えば、水(熱水)、エタノール、含水エタノールを用いることができる。本発明においては、桑の乾燥粉末が好ましく、ケールと組み合わせることで、特に優れた筋芽細胞の増殖作用を発揮することから、桑の乾燥緑葉を粉砕し粉末化した乾燥粉末を用いることがより好ましい。また、ケールと組み合わせることで、特に優れた分散性向上作用を発揮することから、桑の乾燥粉末は、粒径75μm以下のものが60%以上であることが好ましく、75%以上であることがより好ましく、90%以上であることが特に好ましい。
クマザサ(熊笹)は、イネ科植物である。本発明において用いる部位としては、葉が好ましく、葉の中でも緑葉が好ましい。また、葉と共に茎を含んでいてもよい。クマザサは、粉砕物、搾汁、抽出物等として用いることができる。粉砕物としては、乾燥粉末、細片化物及びその乾燥物(乾燥細片化物)等が挙げられる。搾汁や抽出物は、液状であってもよいが、ペースト状や乾燥粉末(搾汁末、エキス末)として用いることもできる。抽出物は、適当な溶媒を用いて抽出することにより得ることができ、溶媒としては、例えば、水(熱水)、エタノール、含水エタノールを用いることができる。本発明においては、クマザサの乾燥粉末が好ましく、ケールと組み合わせることで、特に優れた筋芽細胞の増殖作用を発揮することから、クマザサの乾燥緑葉を粉砕し粉末化した乾燥粉末を用いることがより好ましい。また、ケールと組み合わせることで、特に優れた分散性向上作用を発揮することから、クマザサの乾燥粉末は、350メッシュ以下のものが50%以上であることが好ましく、75%以上であることがより好ましく、90%以上であることが特に好ましい。
[実施例1]
(原料)
ケールとしては、ケールの葉を乾燥して粉末化したケール乾燥粉末(粒径75μm以下が90%以上;東洋新薬社製)を用いた。
クマザサとしては、クマザサの葉を乾燥して粉末化したクマザサ乾燥粉末(350メッシュ以下が90%以上;市販品)を用いた。
桑葉としては、乾燥した桑の葉を、粉末化した桑葉乾燥粉末(粒径75μm以下が90%以上;東洋新薬社製)を用いた。
プロテインとしては、脱脂大豆から抽出した豆乳を酸沈して得られるカードを中和後、乾燥して20メッシュの篩にかけて得られる粉末状分離大豆タンパク(乾物換算でタンパク質含量90%以上;市販品)を用いた。
ギムネマとしては、ギムネマ・シルベスタの葉を含水エタノールで抽出し、その抽出物を乾燥して粉末化したギムネマ・シルベスタ末(エキス末;40メッシュ以下が90%以上、80メッシュ以下が85%以上、ギムネマ酸含量25〜30%;市販品)を用いた。
スクラロースとしては、粉末状のスクラロースを20メッシュの篩にかけて得られたスクラロース粉末(市販品)を用いた。
(細胞増殖試験)
37℃、5%CO2インキュベーター内で、75cm2フラスコを用いて、マウス筋芽細胞(C2C12)を10%FBS−DMEMにより培養した。トリプシン処理により浮遊させた細胞を、75cm2フラスコからコラーゲンコートした96ウェルプレートの各ウェルに1ウェルあたり細胞数が8000となる細胞密度で播種した。
具体的に、被験物質の調製及び添加は、以下のように行った。
まず、被験物質が5mg/mlとなるように10%FBS−DMEMに懸濁させ、0.2μmのフィルターでろ過した。次いで、この被験物質が5mg/mlの懸濁液を、さらに10%FBS−DMEMで希釈し、表1に示す濃度となるようウェルに添加した。
(分散性試験)
各原料を篩(呼び寸法:710)にかけた。2原料以上を組み合わせる場合は表2の割合に従って分散度を測定するために必要な量を計りとり、均一になるまで手で振ってビニール袋内で混合した。
規定重量(W)の試料を規定の高さから受け皿に落下させて、受け皿に乗った試料の重量(W1)を測定する。さらに、次の式によって、分散度を算出する。
表3に示す粉末状の飲食用組成物(本発明の経口組成物)を調製した。得られた本発明の組成物3gを150mLの水と混合し、飲用したところ、ケールの臭いや味が改善され、総合的な嗜好性に優れた飲料が得られた。
Claims (1)
- ケールと、ギムネマとを含有することを特徴とする経口組成物(魚介類及びキノコ類を含むものを除く)。
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