JP6688483B2 - 蓄電素子の出力の回復方法 - Google Patents
蓄電素子の出力の回復方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6688483B2 JP6688483B2 JP2016083810A JP2016083810A JP6688483B2 JP 6688483 B2 JP6688483 B2 JP 6688483B2 JP 2016083810 A JP2016083810 A JP 2016083810A JP 2016083810 A JP2016083810 A JP 2016083810A JP 6688483 B2 JP6688483 B2 JP 6688483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- storage element
- soc
- active material
- charge amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
以下では、図1に示すように、蓋板32の長辺方向をX軸方向とし、蓋板32の短辺方向をY軸方向とし、蓋板32の法線方向をZ軸方向とする。
ΔOCPx(mV/SOC[%])=|OCPx+1−OCPx| (式)
・正極の作製
溶剤としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)と、導電助剤(アセチレンブラック)と、バインダ(PVdF)と、平均粒子径D50が5μmの活物質(LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2)の粒子とを、混合し、混練することで、正極用の合剤を調製した。導電助剤、バインダ、活物質の配合量は、それぞれ4.5質量%、4.5質量%、91質量%とした。調製した正極用の合剤を、アルミニウム箔(15μm厚み)の両面に、乾燥後の塗布量(目付量)が6.92mg/cm2となるようにそれぞれ塗布した。乾燥後、ロールプレスを行った。その後、真空乾燥して、水分等を除去した。活物質層(1層分)の厚みは、30μmであった。
活物質としては、平均粒子径D50が4μmの粒子状の非晶質炭素(難黒鉛化炭素)を用いた。また、バインダとしては、PVdFを用いた。負極用の合剤は、溶剤としてNMPと、バインダと、活物質とを混合、混練することで調製した。バインダは、7質量%となるように配合し、活物質は、93質量%となるように配合した。調製した負極用の合剤を、乾燥後の塗布量(目付量)が4.0mg/cm2となるように、銅箔(10μm厚み)の両面にそれぞれ塗布した。乾燥後、ロールプレスを行い、真空乾燥して、水分等を除去した。活物質層(1層分)の厚みは、35μmであった。
セパレータ基材として厚みが22μmのポリエチレン製微多孔膜を用いた。ポリエチレン製微多孔膜の透気度は、100秒/100ccであった。
電解液としては、以下の方法で調製したものを用いた。非水溶媒として、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを、いずれも1容量部ずつ混合した溶媒を用い、この非水溶媒に、塩濃度が1mol/LとなるようにLiPF6を溶解させ、電解液を調製した。
上記の正極、上記の負極、上記の電解液、セパレータ、及びケースを用いて、一般的な方法によって電池を製造した。
まず、セパレータが上記の正極および負極の間に配されて積層されてなるシート状物を巻回した。次に、巻回されてなる電極体を、ケースとしてのアルミニウム製の角形電槽缶のケース本体内に配置した。続いて、正極及び負極を2つの外部端子それぞれに電気的に接続させた。さらに、ケース本体に蓋板を取り付けた。上記の電解液を、ケースの蓋板に形成された注液口からケース内に注入した。最後に、ケースの注液口を封止することにより、ケースを密閉した。
(1)SOC−OCP曲線
[電池容量の確認]
25℃の恒温層内で電池容量を確認した。詳しくは、以下の通りである。なお、充電放電ともに1CAで行った。
充電:CCCV4.1V。
放電:CC2.5V。4A放電試験(上限4.1V、下限2.5V)にて放電。
放電時の電流容量を電池容量とした。
なお、各電池を、環境温度25℃において、充電上限電圧4.2V、放電下限電圧2.4Vの条件で充放電して、放電容量を求め、求めた放電容量から1時間で放電が終了する電流値、すなわち、1C(A)を求めた。
[各SOCでのOCPの測定]
放電:上記で求めた1C(A)にてCC放電を実施した。下限電圧は2.5Vにて実施した。
SOC−OCP:
不活性雰囲気中にて電池を解体し、Li参照極を挿入して、参照極−負極間のOCP(SOCが0%時のOCP)を求める。次に、先に求めた容量Aを100%とした場合の1%分の充電を行った。充電後、10分間休止し、その後、Li参照極を挿入して参照極−負極間のOCP(SOC1%時のOCP)を求めた。以降、1%ずつ充電とOCP測定とを繰り返して、SOC100%相当までの負極OCP測定値を取得した。次式にて、SOCx%時の負極開回路電位の変化率の絶対値を求めた。
負極開回路電位の絶対値の傾きは、下記式の通り。
ΔOCPx(mV/SOC[%])=|OCPx+1−OCPx|
(2)出力検査(25℃±3℃にて実施)
上記の電池容量の確認で放電した電流容量を1C(A)として、放電状態から25℃0.5C(A)、充電時間1時間にてSOC50%に調整した。
1C(A)とは、ここでは直前の25℃4A放電試験(上限4.1V、下限2.5V)にて放電した電流容量をQ1(Ah)とした場合、通電時間1hにてQ1(Ah)を通電するような電流値を意味する。調整後に通電を実施した。下記の計算式によって抵抗値、出力値、出力密度を計算した。
抵抗D1:(10秒目の電圧と通電前の電圧の差)/電流 にて算出
出力W1:(通電前電圧−下限電圧)/D1*下限電圧 にて算出
重量出力密度:W1/電池重量
体積出力密度:W1/電池体積
(3)出力一過性劣化を生じさせるサイクル試験(25℃±3℃にて実施)
SOC50%状態にて電流10Cにて、30秒間の連続放電、および、30秒間の連続充電を含むサイクルを連続1000サイクル実施した。
なお、サイクル終了後1時間経過時点にて、上記と同様に出力検査を実施して、放電10秒目の抵抗値D2を算出した。一過性(初期)劣化率は、D2/D1によって算出した。
(4)回復試験(25℃±3℃にて実施)
上記のサイクル試験終了後、1時間以内(全電池同じ時間条件にて)、SOC−OCP曲線が、表1に示す所定の傾き[mV/SOC(%)]以上となるSOCまで1CAにて放電し、さらに、0.5CAにて使用領域内(SOC50%程度)まで充電した。なお、表1における保持時間は、上記の所定の傾き以上のときのSOCで保持された時間である。
回復試験は、電池に所定の加重を加えつつ行った。具体的には、電池ケース内部の電極体の負極活物質層に荷重が加わるように、電池の長側面(図1のY軸方向に垂直な面)に対して荷重を加えつつ行った。電池の長側面が上下方向を向くように電池を配置し、該当圧力にて変形しない樹脂板を電池の上下にそれぞれ配置し、オートグラフによって一定荷重(0.3MPa)を加えた。
表1に示す条件に変更した点以外は、実験例1と同様に上記の回復方法を実施した。
サイクル試験後、上記と同様にして出力試験を実施し、抵抗値D3を算出した。回復後劣化率は、D3/D1によって算出した。実験例1の劣化率を100%とした。
評価結果を表1に示す。表1から把握されるように、本実施形態の蓄電素子の出力の回復方法(蓄電素子の使用方法)を行うことにより、電池の一過性劣化を十分に回復させることができた。一方、実験例2の方法では、電池の一過性劣化を十分に回復させることができなかった。
2:電極体、
26:非被覆積層部、
3:ケース、 31:ケース本体、 32:蓋板、
4:セパレータ、
5:集電体、 50:クリップ部材、
6:絶縁カバー、
7:外部端子、 71:面、
11:正極、
111:正極の金属箔(正極基材)、 112:正極活物質層、
12:負極、
121:負極の金属箔(負極基材)、 122:負極活物質層。
Claims (2)
- 粒子状の非晶質炭素を活物質として含む負極を有する蓄電素子の充電量SOCと、各充電量SOCでの負極の開回路電位OCPとの関係を得て、充電量SOCに対する開回路電位OCPの変化率の絶対値が少なくとも10[mV/SOC(%)]であるときの充電量を経由するように蓄電素子の充電量を変化させるステップを備え、
前記蓄電素子が、前記負極を含む電極体と、該電極体を収容するケースとを備え、
前記ステップでは、前記ケースに対して0.3MPa以上の荷重を加えることによって前記負極に圧縮荷重を加えつつ、且つ、前記変化率の絶対値が少なくとも10[mV/SOC(%)]であるときの充電量を1時間以上経由するように、前記蓄電素子の充電量を変化させる、蓄電素子の出力の回復方法。 - 前記ステップでは、前記変化率の絶対値が少なくとも15[mV/SOC(%)]であるときの充電量を1時間以上経由するように、前記蓄電素子の充電量を変化させる、請求項1に記載の蓄電素子の出力の回復方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016083810A JP6688483B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 蓄電素子の出力の回復方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016083810A JP6688483B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 蓄電素子の出力の回復方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017195059A JP2017195059A (ja) | 2017-10-26 |
JP6688483B2 true JP6688483B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=60154877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016083810A Active JP6688483B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 蓄電素子の出力の回復方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6688483B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102103765B1 (ko) | 2018-05-16 | 2020-04-28 | 일진머티리얼즈 주식회사 | 전해동박 및 이를 이용한 이차전지 |
JP7200954B2 (ja) * | 2020-01-17 | 2023-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池の診断装置及び回復方法 |
WO2023224071A1 (ja) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 株式会社Gsユアサ | 非水電解質蓄電素子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009989A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 二次電池の充放電方法とバッテリ装置 |
JP5842572B2 (ja) * | 2011-11-24 | 2016-01-13 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池システム及びその製造方法 |
-
2016
- 2016-04-19 JP JP2016083810A patent/JP6688483B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017195059A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109075317B (zh) | 蓄电元件及其制造方法 | |
WO2018043375A1 (ja) | 蓄電素子およびその製造方法 | |
CN106025169B (zh) | 蓄电元件 | |
JP2017191651A (ja) | 蓄電素子 | |
JP6688483B2 (ja) | 蓄電素子の出力の回復方法 | |
WO2017098716A1 (ja) | 蓄電素子 | |
JP5871158B2 (ja) | 非水系二次電池 | |
US11721833B2 (en) | Method of producing lithium ion secondary battery and negative electrode material | |
CN105990549B (zh) | 蓄电元件 | |
JP6947182B2 (ja) | 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 | |
JP2017201589A (ja) | 蓄電素子 | |
JP2016186886A (ja) | 蓄電素子 | |
JP6880488B2 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
JP2018174098A (ja) | 蓄電素子 | |
JP6950532B2 (ja) | 蓄電素子 | |
JP2017183082A (ja) | 蓄電素子 | |
JP2017168302A (ja) | 蓄電素子 | |
JP6770716B2 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
CN109075310B (zh) | 蓄电元件 | |
JP6781945B2 (ja) | 蓄電装置の製造方法 | |
JP7249520B2 (ja) | 蓄電素子及び蓄電装置 | |
JP6853944B2 (ja) | 蓄電素子 | |
JP2017201588A (ja) | 蓄電素子 | |
JP7008275B2 (ja) | 蓄電素子 | |
JP6726405B2 (ja) | 蓄電素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191023 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20191216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6688483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |