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JP6670027B2 - ハーネスの保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などの車両のバンパ周辺に配置されるハーネスを保持する構造に関する。
従来、自動車のバンパ周辺には、ランプやセンサなどの電気部品と、これらに接続される電線などを含むハーネス(ワイヤーハーネス)とが配置される。特許文献1は、ハーネスをバンパに固定するために、バンパフェイシアにハーネスの係止部を一体成形する構成を開示する。より具体的には、バンパフェイシアの裏面から突出するリブを設け、このリブの先端にハーネスを配置する凹部を設けている。
特開2009−255858号公報
より単純な形状でありながら、ハーネスを保持できる構造が望まれる。
上述のバンパ本体にハーネスの係止部(リブ)を一体成形する構成では、バンパ本体を樹脂などで成形する成形用金型に、ハーネスの係止部の形成領域を別途設ける必要がある。ハーネスの係止部の個数や形成位置などに合わせて上記形成領域を設定する必要があり、製造性の低下、コストの増大を招く。また、バンパ本体にハーネスの係止部が一体成形されるためにバンパ本体の外形は、凹凸が多い形状となる。この凹凸に起因してバンパ本体の表面にヒケなどの欠陥が発生する懸念があり、外観の劣化も招き得る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、単純な形状でありながら、ハーネスを保持できるハーネスの保持構造を提供することにある。
本発明の一態様に係るハーネスの保持構造は、
バンパ本体と、
前記バンパ本体の車外側に取り付けられる車体部品とを備え、
前記バンパ本体は、前記車体部品に設けられた取付片が係合される挿入孔を備え、
前記車体部品の前記取付片は、前記バンパ本体の挿入孔から前記バンパ本体の車内側に突出する先端部にハーネスを保持するハーネス保持部を備える。
上記のハーネスの保持構造では、バンパ本体ではなく、バンパ本体に取り付けられるグリルなどの車体部品において、バンパ本体への取付片の一部によってハーネスを保持する。そのため、上記のハーネスの保持構造では、バンパ本体の外形を実質的に変更する必要が無く単純な形状にできながら、ハーネスを保持できる。また、バンパ本体の外形を実質的に変更しないため、ヒケなどの発生による外観劣化を招くこともない。
実施形態1のハーネスの保持構造において、ハーネス保持部の近傍を車内側から見た概略斜視図である。 実施形態1のハーネスの保持構造に備えるグリル(車体部品の一例)を車内側からみた概略斜視図である。 実施形態1のハーネスの保持構造に備えるグリル(車体部品の一例)をバンパ本体に取り付ける状態を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、本発明のハーネスの保持構造を具体的に説明する。図面において、同一符号は同一名称物を示す。
[実施形態1]
実施形態1のハーネスの保持構造1は、エンジンを搭載する自動車などの車両に利用されるものであり、バンパ本体2と、バンパ本体2の車外側に取り付けられる車体部品とを備える。ここでは、車体部品としてグリル3を例示する。上記車両は、通常、衝撃の緩衝などを目的として車両前部にフロントバンパ、車両後部にリアバンパが設けられる。図3は、フロントバンパに備えられるバンパ本体2を示す。
バンパ本体2は、図3に示すように車内外の通気のための開口部25を備え、開口部25をつくる縁枠部に、バンパ本体2の車外側(図3では紙面手前側)からグリル3が取り付けられる取付固定部を備える。各取付固定部は、グリル3に設けられた取付片30(図1),36,37(図2)が係合される挿入孔20,26,27を備える。
グリル3は、外枠体と、外枠体内を格子状に仕切る複数の仕切り部と、仕切り部によって形成される複数の通気部35とを備える。グリル3の外枠体には、図2に示すように、車外側から車内側に突出する(図2では紙面奥から手前側に突出する)爪状の部材であって、バンパ本体2の挿入孔26,27に対応した位置に複数の取付片36,37を備える。各取付片36,37は、その先端寄りの中央の領域に、U字又は矩形状に切り込まれた係止舌片360,370を備える。係止舌片360,370の先端は、取付片36,37の根元側(グリル3の外枠体側)に向くように形成される。各取付片36,37をバンパ本体2の挿入孔26,27に挿入して所定の位置まで差し込むと、係止舌片360,370の一面に設けられた突起(図示せず)が挿入孔26,27を構成する縁部に係止される。この係合によって、バンパ本体2にグリル3が取り付けられる。
取付片36は、その板状の本体部の一面が車幅方向(図2では左右方向)に平行に配置されるものである。取付片37は、その板状の本体部の一面が車幅方向に直交する方向(図2では上下方向)に配置されるものである。バンパ本体2をグリル3に取り付ける構造自体は、公知の構造と同様とすることができる。
バンパ本体2の周囲には、カメラを含む各種のセンサ類、ホーン、各種のランプ類などの電気部品と、この電気部品に接続されて電力の供給や信号の授受などに利用される電線などを含むハーネス4(ワイヤーハーネス)とが配置される。図2では、電気部品40として、駐車等に用いるアラウンドビューカメラを例示する。例えば、図2に示すように電気部品40をグリル3の車内側に取り付け、このグリル3をバンパ本体2に取り付けることで、図1に示すようにバンパ本体2の周囲にハーネス4及び電気部品40が配置される。
実施形態1のハーネスの保持構造1は、グリル3に設けられたバンパ本体2への取付片36,37のうち少なくとも一つを、ハーネス4の保持機能を備えるものとすることを特徴の一つとする。この例では、図1,図2に示すように、板状の本体部31が車幅方向に平行に配置される取付片36の一つである取付片30がハーネス4の保持機能を有する。バンパ本体2は、取付片30が係合される挿入孔20を備える。
取付片30は、図2の一点鎖線円内に拡大して示すように、グリル3の外枠体から車内側に向かって突出する矩形板状の本体部31と、バンパ本体2の挿入孔20への差込端となる台形板状の先端部32とを備える。取付片30は、この先端部32にハーネス4を保持するハーネス保持部を備える。この例では、ハーネス保持部として、ハーネス4が嵌め込まれて把持する凹部33を備える。この例の凹部33は、円の一部が切り欠かれて開口したC字状である。このような凹部33はハーネス4に備える丸線状の電線などの外形に沿い易い。また、この例の凹部33は、開口側に直線状のガイド部を備え、ガイド部の開口幅が円弧状の部分の最大幅(円弧の直径)よりも狭く、ハーネス4の外径よりも若干小さい。このような凹部33の開口側からハーネス4を嵌め込むと、ハーネス4を挟持できて抜け落ち難い。
更に、図1に示すようにバンパ本体2にグリル3が取り付けられた状態において、先端部32がバンパ本体2の挿入孔20からバンパ本体2の車内側に突出するように、取付片30の突出長さが調整されている。そのため、バンパ本体2の挿入孔20にグリル3の取付片30を挿通させた後、挿入孔20からバンパ本体2の車内側に突出する先端部32の凹部33に、ハーネス4を容易に嵌め込める。
その他、この例の取付片30は、本体部31の一面(図1,図2では上面)の各側縁に、この一面に直交するように突設される一対のリブ(壁部)を備えており、剛性に優れる。リブの個数、形成位置などは適宜変更できる。本体部31の両面にリブを設けたり、リブを省略したりすることもできる。
バンパ本体2及びグリル3の構成材料は、樹脂などが挙げられる。バンパ本体2及びグリル3は、公知の樹脂の成形法によって製造できる。
[効果]
実施形態1のハーネスの保持構造1は、バンパ本体2に取り付けられるグリル3などの車体部品において、バンパ本体2への取付片36,37の少なくとも一つ(ここでは取付片30)に、ハーネス保持部(この例では凹部33)を備える。このようなハーネスの保持構造1を利用すれば、ハーネス4の保持にあたり、バンパ本体2の外形を実質的に変更する必要が無く、上述のハーネスの係止部をバンパ本体に一体に備える場合と比較して、単純な形状にできる。そのため、バンパ本体2の成形用金型を実質的に変更する必要がない。また、グリル3においても、ハーネス保持部を備える取付片30について、先端形状を局所的に変更すればよく、大きな変更を伴わない。従って、実施形態1のハーネスの保持構造1は、バンパ本体2が単純な形状でありながら、ハーネス4を保持できる。ハーネスの保持に関するコストの増大も抑制できる。
また、実施形態1のハーネスの保持構造1によれば、バンパ本体2が単純な形状であるため、バンパ本体2にヒケなどの発生を低減でき、バンパ本体2の外観にも優れる。
更に、実施形態1のハーネスの保持構造1によれば、グリル3の取付片30に嵌め込まれたハーネス4が取付片30の抜け止めとして機能できる。例えば、路面の段差などを走行した際に段差などからの衝撃がフロントバンパやリアバンパの下部に加わって、グリル3の取付片30が車外側に抜け落ちるような力が作用しても、凹部33に挟持されたハーネス4がバンパ本体2の挿入孔20に引っ掛かる。この例では、上述のように凹部33の開口側の幅がハーネス4の外径よりも小さく、ハーネス4の中間部を挟持するため、取付片30からハーネス4が脱落し難いことからも、ハーネス4が抜け止めとして機能し易い。そのため、バンパ本体2とグリル3との固定状態を安定して維持できる。
[変形例]
上述した実施形態1のハーネスの保持構造1に対して、以下の少なくとも一つの変更が可能である。
(1)ハーネス保持部として、ハーネス4が挿通される貫通孔を有するものを備える。
この形態は、上述の衝撃などを受けた場合でも、グリル3などの車体部品の取付片からハーネス4が外れ難く又は実質的に外れず、ハーネス4をより確実に保持できる。
(2)車体部品をフォグランプの取付カバー、又はリップスポイラーとする。
(3)ハーネス保持部を備える取付片を上述の取付片37とする。
(4)ハーネス保持部を備える取付片を複数備える。
例えば、複数の取付片36、又は複数の取付片37、又は取付片36の少なくとも一つ及び取付片37の少なくとも一つの双方にハーネス保持部を備えることができる。
本発明のハーネスの保持構造は、自動車などの車両において、バンパ本体の周辺に配置されるハーネスの保持に利用できる。
1 ハーネスの保持構造
2 バンパ本体 20 挿入孔 25 開口部 26,27 挿入孔
3 グリル(車体部品)
31 本体部 32 先端部 33 凹部(ハーネス保持部)
35 通気部 30,36,37 取付片 360,370 係合舌片
4 ハーネス 40 電気部品

Claims (1)

  1. バンパ本体と、
    前記バンパ本体の車外側に取り付けられるグリルとを備え、
    前記バンパ本体は、前記グリル一体に設けられた取付片が係合される挿入孔を備え、
    前記グリルの前記取付片は、前記バンパ本体の前記挿入孔を挿通する板状の本体部と、前記バンパ本体の車内側に突出するように配置される先端部とを備え、
    前記先端部は、ハーネスを保持する凹部を備え
    前記ハーネスは、前記凹部に嵌め込まれることで、前記グリルの前記取付片における前記挿入孔からの抜け止めとなるように保持されるハーネスの保持構造。
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