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JP6539994B2 - 巻取体及びその製造方法、並びに内容物入り包装袋の製造方法 - Google Patents

巻取体及びその製造方法、並びに内容物入り包装袋の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂フィルムを巻き取った芯材を備え、引き出された樹脂フィルムにより内容物を包装した包装袋を連続して形成するための巻取体及びその製造方法に関する。また、本発明は巻取体から形成される内容物入り包装袋の製造方法に関する。
従来の包装袋は特許文献1に開示されている。この包装袋は樹脂フィルムを熱接着して形成され、内容物を収納した筒状の樹脂フィルムの軸方向の両端部が熱接着により閉じられる。包装袋の前面には切込みが形成され、切込みを覆うようにラベルが貼着されている。切込みは軸方向に延伸された樹脂フィルム上の2点を延伸方向に突出して連結したコ字状等に形成される。
上記構成の包装袋において、使用者がラベルを軸方向に引き剥がすと、切込みの内側の樹脂フィルムがラベルに引っ張られるため、樹脂フィルムが切込みの両端から軸方向に破断する。これにより、包装袋が前面に開口部を形成して開封され、開口部を介して内容物を取り出すことができる。また、内容物の一部を取り出した後にラベルを貼着して開口部を閉じ、包装袋を再封することができる。
特開平7−89556号公報(第2頁、第3頁、第1図、第2図)
上記従来の包装袋は、帯状の樹脂フィルムを芯材に巻き取った巻取体から製造されるのが一般的である。具体的には、巻取体から樹脂フィルムを引き出し、プレス機等を用いて引出し方向に所定周期で切込みを樹脂フィルムに形成する。そして、ラベル貼付機等を用いて、各切込みを覆うようにラベルを樹脂フィルムに貼着する。その後に引き続いて、ピロー包装機等の製袋機を用いて、樹脂フィルムにより内容物を包装した包装袋を連続して製造する。
このため、内容物を包装した包装袋を巻取体から製造する際に、製袋機の他にプレス機やラベル貼付機が別途必要になる。したがって、製袋機の所有者が上記の包装袋の製造時に設備投資を必要とし、既存設備で包装袋を容易に製造することができない問題があった。
本発明はラベルを剥がして開封される内容物入り包装袋を容易に製造できる巻取体及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は容易に製造できる内容物入り包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、芯材と、少なくとも基材層及び熱接着性樹脂層を有して前記芯材に巻き取られた帯状の樹脂フィルムとを備え、引き出された前記樹脂フィルムにより所定の内容物を包装した包装袋を連続して形成するための巻取体において、
前記樹脂フィルムが、前記樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結して巻取方向に所定周期で形成される複数の切込みを有するとともに、
各前記切込みを覆って前記樹脂フィルムに貼着されるラベルを設けたことを特徴としている。
この構成によると、芯材に巻き取られた帯状の樹脂フィルムには、樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結する複数の切込みが巻取方向に所定周期で形成される。各切込みを覆うようにラベルが樹脂フィルムに貼着される。そして、例えばピロー包装機等の製袋機を用いて、巻取体から引き出された樹脂フィルムにより食品等の内容物を包装した包装袋が連続して形成される。
また本発明は、上記構成の巻取体において、前記基材層は一軸延伸フィルムにより形成され、前記一軸延伸フィルムの延伸方向が前記巻取方向に垂直な方向に一致するとともに、前記切込みの両端が前記巻取方向に並ぶと好ましい。この構成によると、ラベルを巻取方向に垂直な方向に引くと樹脂フィルムが破断して巻取方向に垂直な方向に開口部が形成される。
また本発明は、上記構成の巻取体において、前記基材層は一軸延伸フィルムにより形成され、前記一軸延伸フィルムの延伸方向が前記巻取方向に一致するとともに、前記切込みの両端が前記巻取方向に垂直な方向に並ぶと好ましい。この構成によると、ラベルを巻取方向に引くと樹脂フィルムが破断して巻取方向に開口部が形成される。
また本発明は、上記構成の巻取体において、前記ラベルは前記樹脂フィルムに貼着される粘着性の貼着部に隣接して前記包装袋の開封時に摘持される非粘着性の摘持部を有し、前記摘持部が前記貼着部に対して前記樹脂フィルムの開放端から離れた側に配されると好ましい。この構成によると、摘持部を摘持してラベルを開放端に近づく方向に引くと、樹脂フィルムが破断して開放端に近づく方向に開口部が形成される。
また本発明は、上記構成の巻取体において、前記ラベルの厚さを50μm以下にすると好ましい。
また本発明の内容物入り包装袋の製造方法は、上記構成の巻取体から引き出された前記樹脂フィルム上に内容物を配して前記樹脂フィルムを所定位置で熱接着及び切断して形成されることを特徴としている。
また本発明は、所定の内容物を包装した樹脂フィルムから成る包装袋を連続して形成するための巻取体の製造方法において、
前記樹脂フィルムの原反を巻回した原反ロールから引き出された帯状の前記樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結する複数の切込みを所定周期で形成する切込み形成工程と、
各前記切込みを覆うラベルを前記樹脂フィルム上に貼着するラベル貼着工程と、
前記ラベルが貼着された前記樹脂フィルムを芯材に巻き取る巻取工程とを備えることを特徴としている。
本発明によると、巻取体は樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結した切込みを巻取方向に所定周期で形成され、各切込みを覆うラベルが樹脂フィルムに貼着される。これにより、ラベルを剥がして開封される内容物入り包装袋を製袋機の所有者が既存設備で容易に製造することができる。
本発明の第1実施形態の巻取体の斜視図 本発明の第1実施形態の巻取体から内容物を収納した包装袋を製造する工程を示す斜視図 本発明の第1実施形態の巻取体から引き出された樹脂フィルムにより内容物を包装した包装袋を示す正面図 本発明の第1実施形態の巻取体から引き出された樹脂フィルムにより内容物を包装した包装袋を示す背面図 本発明の第1実施形態の巻取体から形成されて内容物を包装した包装袋を開封した様子を示す正面図 本発明の第1実施形態の巻取体の製造工程を示す斜視図 本発明の第1実施形態の巻取体のラベル貼着工程の他の例を説明するための樹脂フィルム及びラベルの断面図 本発明の第2実施形態の巻取体の斜視図 本発明の第2実施形態の巻取体から引き出された樹脂フィルムにより内容物を包装した包装袋を示す正面図 本発明の第2実施形態の巻取体から形成されて内容物を包装した包装袋を開封した様子を示す正面図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の巻取体1の斜視図を示している。なお、矢印Rは樹脂フィルム3の巻取方向を示している。巻取体1は円筒形状の段ボール紙製の芯材2と、芯材2に巻き取られた帯状の樹脂フィルム3とを有する。樹脂フィルム3は表面側から裏面側に向かって順に基材層、バリア層及び熱接着性樹脂層を積層して形成される。樹脂フィルム3の幅Dは例えば約80mmになっている。
基材層は例えば厚さ25μmの一軸延伸ポリプロピレンフィルムにより形成される。一軸延伸ポリプロピレンフィルムの延伸方向は樹脂フィルム3の巻取方向に垂直な方向に一致している。水蒸気等の透過を防止するバリア層はアルミニウム蒸着を施した例えば厚さ12μmのポリエチレンテレフタラートフィルムにより形成される。なお、シリカ蒸着を施したポリエチレンテレフタラートフィルムやアルミニウム箔によりバリア層を形成してもよい。熱接着性樹脂層は例えば厚さ30μmのイージーピールフィルムにより形成される。イージーピールフィルムは例えばポリエチレンとエチレンコポリマーの2層構造から成る。
樹脂フィルム3には貫通した切込み5が巻取方向に所定周期(例えば143mm周期)で複数形成される。切込み5は、連続した直線から成って巻取方向に垂直な方向に凸のコ字状に形成される。切込み5は樹脂フィルム3の幅方向中央部よりも左方に配されている。なお、切込み5の形状はコ字状に限定されず、例えば半円状、くの字状等であってもよい。すなわち、切込み5は樹脂フィルム3上の2点を巻取方向に垂直な方向に突出して連結し、切込み5の両端が巻取方向に並べばよい。また、ミシン目により切込み5を形成してもよい。
樹脂フィルム3には各々の切込み5を覆うようにラベル4がそれぞれ貼着される。ラベル4は切込み5の突出方向と反対側に延びている。ラベル4は平面視ホームベース形状に形成され、樹脂フィルム3に貼着される粘着性の貼着部4aと貼着部4aに隣接する非粘着性の摘持部4bとを有する。貼着部4a及び摘持部4bは例えば厚さ10μmのポリエチレンテレフタラートから成る基材層(不図示)を有する。貼着部4a及び摘持部4bの基材層の一方側の全面には例えば厚さ30〜40μmの粘着層(不図示)が形成され、摘持部4bは粘着層上に例えばシリコン樹脂から成る糊殺し層を形成することにより非粘着性になっている。これにより、ラベル4の厚みは50μm以下に形成される。貼着部4aは切込み5を覆い、摘持部4bは切込み5の開放端の反対側に配される。後述のように、摘持部4bは包装袋10(図4、図5参照)の開封時に摘持される。
図2は内容物Sを収納した包装袋10(図3、図4参照)を巻取体1から製造する工程の斜視図を示している。矢印DRは樹脂フィルム3の引出し方向を示している。上記構成の巻取体1をピロー包装機等の製袋機(不図示)のローラに取り付け、樹脂フィルム3の開放端6を引出し方向の先端にして巻取体1から樹脂フィルム3を矢印DRの方向へ引き出す。引き出された樹脂フィルム3上に例えばスティック状の菓子等の内容物Sを配し、ガイド部材(不図示)により樹脂フィルム3を案内して筒状の樹脂フィルム3を形成する。筒状の樹脂フィルム3により内容物Sを包む。
そして、筒状の樹脂フィルム3の両側縁を互いにヒートシーラ(不図示)により熱接着して合掌シール部13を形成する。その後に、筒状の樹脂フィルム3の引出し方向の両端部をヒートシーラ20により熱接着する。そして、筒状の樹脂シート3の引出し方向の両端部を刃21により切断する。これにより、内容物Sを包装した包装袋10が連続して形成される。包装袋10はいわゆるピロー型になっている。以上の工程により、製袋機の所有者が既存設備で包装袋10を容易に製造することができる。
図3及び図4は図2に示す製造工程により巻取体1から形成された包装袋10の正面図及び背面図をそれぞれ示している。包装袋10は対向する前面部11及び背面部12を有して樹脂フィルム3により筒状に形成され、内容物Sを収納して上下の両端縁が熱接着されている。樹脂フィルム3の基材層の延伸方向は包装袋10の周方向に一致している。包装袋10の前面部11には内容物Sの商品名や図柄等が印刷されている。
包装袋10の背面部12には左右方向中央部から突出して軸方向に延びる合掌シール部13が設けられる。合掌シール部13は上下がヒートシーラ20(図2参照)による熱接着時にプレスされ、図4において左方に傾倒している。
切込み5は背面部12の上部に開放端を合掌シール部13の反対側に向けて、合掌シール部13に対して傾倒方向の反対側(図4において右側)に配される。
ラベル4は切込み5を覆い、切込み5の突出方向と反対側に延びて背面部12及び前面部11の両方に渡って貼着されている。この時、ラベル4の摘持部4bは背面部12上で切込み5と合掌シール部13との間に配される。
図5は包装袋10の開封時の正面図を示している。使用者が摘持部4bを摘持してラベル4を延びた方向に引き剥がすと、切込み5の内側がラベル4に引っ張られて背面部12から離れる。これにより、包装袋10の開封が開始され、切込み5は開封を開始する開封開始部を構成する。更にラベル4を引くと、樹脂フィルム3は切欠き5の両端から破断してラベル4に付随して帯状に引き裂かれる。背面部12上から前面部11上の終端まで引き剥がされたラベル4を更に引くと、帯状の樹脂フィルム3がラベル4の終端から延長して引き裂かれる。
これにより、背面部12から前面部11に渡る開口部14が形成され、包装袋10が開封される。この時、樹脂フィルム3の基材層の延伸方向に沿ってラベル4が貼着されるため、背面部12から前面部11の全体に渡る開口部14を容易に形成することができる。
包装袋10が開封されると、開口部14の上方を後方に倒して開口部14を介して内容物Sが取り出される。この時、開口部14が前面部11から背面部12に渡って形成されるため、内容物Sの取り出しの際に内容物Sが包装袋10に引っ掛かりにくくなる。したがって、包装袋10の利便性を向上させることができる。
また、包装袋10の開封時には包装袋10の上部で周方向に開口部14が形成されるため、内容物Sの落下を防止することができる。また、包装袋10の前面部11の一部にラベル4が貼着されるため、ラベル4を前面部11の左右端に渡る全体に貼着する場合よりも商品名や図柄等の表示を妨げない。
また、背面部12上の合掌シール部13の傾倒方向の反対側に切込み5が形成されている。これにより、使用者は摘持部4bを容易に摘持することができる。
また、樹脂フィルム3の基材層の延伸方向が包装袋10の周方向に一致しているため、使用者が摘持部4bを摘持して包装袋10の周方向に引くと、切込み5から周方向に樹脂フィルム3が容易に破断する。したがって、包装袋10の易開封性を向上させることができる。
また、樹脂フィルム3の基材層が一軸延伸ポリプロピレンフィルムにより形成されるため、前面部11や背面部12のシワを低減することができるとともに、包装袋10の強度を容易に向上させることができる。
次に、上記構成の巻取体1の製造方法について説明する。図6は巻取体1の製造工程の斜視図を示している。樹脂フィルム3の原反を巻回した原反ロール30から樹脂フィルム3が矢印Rの方向に引き出される。ステップ#1の切込み形成工程では、矢印Rの方向に所定周期(例えば143mm周期)で切込み5がプレス機等により樹脂フィルム3に形成される。
その後、ステップ#2のラベル貼着工程では、各切込み5を覆うようにラベル4が樹脂フィルム3にそれぞれ貼着される。この時、ラベル貼付機等を用いて、予めホームベース形状に切り取られたラベル4を樹脂フィルム3に順に貼着する。なお、ラベル4の摘持部4bになる部分には前述のように糊殺し層を予め形成しておく。その後、ステップ#3の巻取工程では、ラベル4が貼着された樹脂フィルム3を芯材2に巻き取る。これにより、巻取体1が製造される。
図7はステップ#2のラベル貼着工程の他の例を説明するための樹脂フィルム3及びラベル4の断面図を示している。樹脂フィルム3の原反及びラベル4の原反40は図7において紙面に直交する方向に引き出されている。すなわち、樹脂フィルム3の原反及びラベル4の原反40は同じ方向に引き出されている。原反40は基材層41と、基材層41の一方側の面に形成された粘着層42とを有する。
ステップ#2のラベル貼着工程において、切込み5を覆うように原反40の粘着層42を樹脂フィルム3に接触させるのとほぼ同時に矢印Cの位置でカッター等により原反40を平面視ホームベース形状に切り取る。そして、原反40のラベル4を切り取った後の残りの部分(ラベル4として使用しない部分)がローラ(不図示)で巻き取られ、樹脂フィルム3から剥がされて回収される(カス上げされる)。これにより、原反40からのラベル4の切り取りとラベル4の樹脂フィルム3への貼着をほぼ同時に行うことができる。
この時、貼着部4aと摘持部4bとが原反ロール30からの樹脂フィルム3の原反の引出し方向に直交する方向に並設される。このため、粘着層42を樹脂フィルム3に接触させる前に原反40に引出し方向に延びる帯状の糊殺し層43を予め形成し、摘持部4bになる部分を糊殺し層43上に配すると非粘着性の摘持部4bを容易に形成することができる。なお、糊殺し層43は例えばシリコン樹脂により形成される。
本実施形態によると、巻取体1は樹脂フィルム3上の2点を一方向に突出して連結した切込み5を巻取方向に所定周期で形成され、各切込み5を覆うラベル4が樹脂フィルム3に貼着される。これにより、ラベル4を剥がして開封される包装袋10を製袋機の所有者が既存設備で容易に製造することができる。
また、樹脂フィルム3の基材層の延伸方向が巻取方向に垂直な方向に一致するとともに、切込み5の両端が巻取方向に並ぶ。これにより、ラベル4を巻取方向に引くと樹脂フィルム3が破断して巻取方向に開口部が形成される。したがって、巻取体1から形成された包装袋10の易開封性を向上させることができる。
また、ラベル4の厚さを50μm以下にしているため、巻取体1の樹脂フィルム3上の凹凸を低減することができる。したがって、芯材2に巻き取られる樹脂フィルム3にラベル4を貼着しても、樹脂フィルム3上のシワを低減することができる。
また、包装袋10は、巻取体1から引き出された樹脂フィルム3上に内容物Sを配して樹脂フィルム3を所定位置で熱接着及び切断して形成される。これにより、内容物Sを収納した包装袋10を容易に製造することができる。
また、樹脂フィルム3の原反を巻回した原反ロール30から引き出された帯状の樹脂フィルム3上の2点を一方向に突出して連結する複数の切込み5を所定周期で形成する切込み形成工程と、各切込み5を覆うラベル4を樹脂フィルム3上に貼着するラベル貼着工程と、ラベル4が貼着された樹脂フィルム3を芯材2に巻き取る巻取工程とを備える。これにより、巻取体1を容易に製造することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8は本実施形態の巻取体1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図7に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は樹脂フィルム3の基材層の延伸方向、ラベル4の配置及び切込み5の配置が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
樹脂フィルム3の基材層は例えば厚さ12μmの一軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルムにより形成される。一軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルムの延伸方向は樹脂フィルム3の巻取方向に一致している。バリア層はアルミニウム蒸着を施した例えば厚さ12μmのポリエチレンテレフタラートフィルムにより形成される。なお、シリカ蒸着を施したポリエチレンテレフタラートフィルムやアルミニウム箔によりバリア層を形成してもよい。熱接着性樹脂層は例えば厚さ20μmの無延伸ポリプロピレンフィルムにより形成される。
なお、基材層に厚さ12μmの一軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルムを用いるとともに、バリア層を省いて熱接着性樹脂層としてアルミニウム蒸着された厚さ25μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを用いてもよい。
切込み5は樹脂フィルム3上の2点を巻取方向に突出して連結し、切込み5の両端が巻取方向に垂直な方向に並んでいる。摘持部4bは貼着部4aに対して樹脂フィルム3の開放端6から離れた側に配される。これにより、包装袋10の製造工程(図2参照)において、摘持部4bの捲れによるラベル4の剥がれを防止することができる。
図9は本実施形態の巻取体1から形成された包装袋10の正面図を示している。包装袋10は対向する前面部11及び背面部12を有して樹脂フィルム3により筒状に形成され、内容物Sを収納して上下の両端縁が熱接着されている。樹脂フィルム3の基材層の延伸方向は包装袋10の軸方向と一致している。包装袋10の前面部11の上部には、上方に凸のコ字状の切込み5が形成される。
ラベル4は切込み5を覆って前面部11の上部に貼着され、下方に延びている。この時、ラベル4の摘持部4bは背面部12上で切込み5よりも上方に配される。
図10は包装袋10の開封時の正面図を示している。上記構成の包装袋10において、使用者が摘持部4bを摘持して包装袋10の軸方向に引き剥がすと、樹脂フィルム3が延伸方向の軸方向に破断して開口部16が形成される。これにより、包装袋10が開封され、使用者は開口部16を介して内容物Sを取り出すことができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、樹脂フィルム3の基材層の延伸方向が巻取方向に一致するとともに、切込み5の両端が巻取方向に垂直な方向に並ぶ。これにより、ラベル4を巻取方向に引くと樹脂フィルム3が破断して巻取方向に開口部が形成される。したがって、巻取体1から形成された包装袋10の易開封性を向上させることができる。
また、摘持部4bが貼着部4aに対して樹脂フィルム3の開放端6から離れた側に配される。これにより、巻取体1から樹脂フィルム3を引き出して内容物Sを包装した包装袋10を形成する際に、摘持部4bの捲れによるラベル4の剥がれを防止することができる。
なお、第1、第2実施形態において、包装袋10はピロー型になっているが、樹脂フィルムを折り曲げて対向する前面部と背面部の熱接着性樹脂層を三方の端縁で熱接着して内容物を封止収納する三方シール型でもよく、またスタンディングパウチでもよい。
本発明は、引き出された樹脂フィルムにより所定の内容物を包装した包装袋を連続して形成するための巻取体に利用することができる。
1 巻取体
2 芯材
3 樹脂フィルム
4 ラベル
4a 貼着部
4b 摘持部
5 切込み
6 開放端
10 包装袋
11 前面部
12 背面部
13 合掌シール部
14、16 開口部
20 ヒートシーラ
21 刃
30 原反ロール
S 内容物

Claims (5)

  1. 芯材と、少なくとも基材層及び熱接着性樹脂層を有して前記芯材に巻き取られた帯状の樹脂フィルムとを備え、引き出された前記樹脂フィルムにより所定の内容物を包装した前面部と背面部を有し当該背面部には合掌シール部を備えると伴に上端熱シール部と下端熱シール部を備えるピロータイプの包装袋を連続して形成するための巻取体において、
    前記樹脂フィルムが、前記樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結して巻取方向に所定周期で形成される複数の切込みを有するとともに、前記切込みが、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より一端部側にシフトしており、且つ、前記ピロータイプの包装袋の一端縁側における前面部と背面部にまたがる位置に設けられており、
    各前記切込みを覆って前記樹脂フィルムに貼着されるラベルを設け、
    前記ラベルは、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より一端部側にシフトしており、
    前記ラベルの摘持部が、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より前記一端部側に配置されており、且つ前記ピロータイプの包装袋における背面部に設けられていることを特徴とする巻取体。
  2. 前記基材層は一軸延伸フィルムにより形成され、前記一軸延伸フィルムの延伸方向が前記巻取方向に垂直な方向に一致するとともに、前記切込みの両端が前記巻取方向に並ぶことを特徴とする請求項1に記載の巻取体。
  3. 前記ラベルの厚さを50μm以下にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の巻取体。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の巻取体から引き出された前記樹脂フィルム上に内容物を配して前記樹脂フィルムを所定位置で熱接着及び切断して形成されることを特徴とする内容物入り包装袋の製造方法。
  5. 所定の内容物を包装した樹脂フィルムから成り前面部と背面部を有し当該背面部には合掌シール部を備えると伴に上端熱シール部と下端熱シール部を備えるピロータイプの包装袋を連続して形成するための巻取体の製造方法において、
    前記樹脂フィルムの原反を巻回した原反ロールから引き出された帯状の前記樹脂フィルム上の2点を一方向に突出して連結する複数の切込みを、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より一端部側にシフトし、且つ、前記ピロータイプの包装袋の一端縁側における前面部と背面部にまたがる位置に、所定周期で形成する切込み形成工程と、
    各前記切込みを覆うラベルを前記樹脂フィルム上に貼着するラベル貼着工程と、
    前記ラベルが貼着された前記樹脂フィルムを芯材に巻き取る巻取工程とを備え、
    前記ラベルは、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より一端部側にシフトしており、
    前記ラベルの摘持部が、前記樹脂フィルムの幅方向の中心より前記一端部側に配置されており、且つ前記ピロータイプの包装袋における背面部に設けられていることを特徴とする巻取体の製造方法。
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