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JP3190134U - 食品包装体用原反 - Google Patents

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JP3190134U
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Japan
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cut tape
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food packaging
cut
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中村 雄一郎
雄一郎 中村
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アイワ工業株式会社
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Abstract

【課題】この考案は、カットテープによる開封ができ、しかも紙管にきれいに巻き取ることができる食品包装体用原反を提供することを目的とする。【解決手段】この考案の食品包装体用原反1は、プラスティックフィルムよりなる帯状の原反本体2と、原反本体2の両側縁部に設けられた折り返し部4と、原反本体2の長さ方向に沿って原反本体2に貼り付けられたカットテープ3と、カットテープ3に沿って周期的に形成された切り込み部5と、切り込み部5上に貼り付けられた封止シート6を有し、紙管7に巻き取られたものである。【選択図】図1

Description

この考案は、おにぎりなどの食品の包装に用いる食品包装体用原反に関する。
おにぎりなどの食品の包装材として透明なプラスチックシートが多用されている。この包装材には、商品名や提供者を示す印刷がなされていたり、開封を容易にするためにカットテープが貼られていたり、切り込みが設けられていたりする。
特許文献1には食品包装体用原反は記載されている。プラスチックシートによる包装では、特許文献1に示すように連続した帯状のプラスチックシートに周期的な印刷や切り込み部形成をほどこしたものを原反として予め作成し、紙管に巻き取っておく。食品を包装するときには、この原反を紙管から引き出し、一回分毎に切り出して使用する。
実用新案登録第3152459号公報
特許文献1の考案では、所定の間隔を有する一対の切り込みが設けられていて、ここより開封するようになっており、カットテープは設けられていない。したがって、簡易な構成といえる。しかし、包装対象の食品によっては、容易で確実に開封できるカットテープが望まれる場合もある。
そこで、包装用フィルムの中心線付近にカットテープが貼られた包装材も使用されている。しかし、カットテープを使用すると、カットテープが貼られた部分が他の部分よりも厚くなる。したがって、連続した帯状のプラスティックフィルムの中心線上にカットテープを設けると、このプラスティックフィルムを紙管に巻き取るとき、中心部が突き出すようになってしまい、きれいに巻き取ることができない。
この考案は、カットテープによる開封ができ、しかも紙管にきれいに巻き取ることができる食品包装体用原反を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この考案の食品包装体用原反は、プラスティックフィルムよりなる帯状の原反本体と、原反本体の両側縁部に設けられた折り返し部と、原反本体の長さ方向に沿って原反本体に貼り付けられたカットテープと、カットテープに沿って周期的に形成された切り込み部と、切り込み部上に貼り付けられた封止シートを有し、紙管に巻き取られたものである。そして、折り返し部の合わせ面同士を熱溶着性接着剤によって接着してもよい。
この考案の食品包装体用原反は、両縁部において折り返し部を有するので、この部分はカットテープと同程度の厚さになっており、紙管に巻かれたときに、ほぼ均一の高さとなり、きれいに巻き取ることができる。巻き取られたロール状態の端面もきれいに揃っており、つぶれたり崩れたりしにくい。
食品包装体用原反を示す斜視図である。 同A−A断面図である。 食品包装体の使用状態を示す斜視図である。
この考案を実施するための形態について図面に基づいて説明する。図1は食品包装体を示す斜視図、図2は同断面図である。
食品包装体1は、連続した帯状のプラスチックシート2を原反本体とする。このプラスチックシート2の一方の面が包装される食品と接する面であり、図1では表に表れた面である。プラスチックシート2の表面の中心付近には、長さ方向に沿って連続したカットテープ3が貼り付けられている。カットテープとは、開封においてプラスチックシート2を切り開くのを容易にするために取り付けられる細いプラスチックのテープであり、プラスチックシート2とほぼ同じ厚さを有する。カットテープ3の取り付け位置は、食品を包装したときにおける開封場所に基いて設定されるが、プラスチックシート2の中心線付近が好ましく、本例ではちょうど中心線上に設けられている。
プラスチックシートの原反本体2の両側縁部には折り返し部4が設けられている。本例では、プラスチックシートの各端部をそれぞれ2cm程度の幅で上向きに折り曲げている。この折り返し部4はプラスチックシートの折り返しのみで形成してもよいが、折り返し部の合わせ面同士を接着により接続してもよい。たとえば、この合わせ面に熱溶着性の接着剤を塗布しておき、折り返し後に熱圧着することにより合わせ面同士を接着することができ、折り返し部4が崩れることなく確実に紙管に巻き取られるようにすることができる。この折り返し部4はカットテープ3が設けられた中心線付近とほぼ同じ厚さになる。
カットテープ3に沿って切り込み部5が周期的に設けられ、その切り込み部5の上には封止シート6が貼られる。本例では切り込み部5は円弧状に設けられている。封止シート6は切り込み部5よりも若干大きく、その周辺部がプラスチックシート2に接着されており、その中は接着されていない。これにより、切り込み部5は開封開始時に指でつまむためのつまみ部となるが、この切り込み部5による空気の出入りは封止シート6により遮断される。
食品包装体用原反1は、食品包装体となるべき単位が繰り返される連続体である。この繰り返し周期が食品包装体の長さとなる。この繰り返し単位における切り込み部5は、食品を包装した状態における開封開始位置に基いて設定されるが、本例ではほぼ中心の位置に設けている。
この食品包装体の繰り返しが連続的につながった状態で紙管7に巻き取られ、食品包装体用原反1のロールとして食品を包装する者に対して供給される。カットテープが設けられた中心部と折り返し部を有する両側端部はほぼ厚さなので、原反ロールにおいても、ほぼ高さがそろった円筒状となり、きれいに巻き取られる。とくに、ロールの端面もそろっており、つぶれたり崩れたりしにくい。そして、包装時には、このロールから食品包装体の連続体であるシートを引き出す。繰り返し周期に基いて切断することにより、食品包装体が得られる。カットテープ3や封止シートが貼られた面(図2の上側の面)を上に向け、その上におにぎりなどの食品を置き、包む。手作業により包装してもよいが、裁断および包装は包装機械により自動的に行うこともできる。これは周知の技術であるので、説明を要しない。本発明の食品包装体用原反による包装のために、新たな包装機械を導入する必要はない。
図3は、食品包装体の使用状態を示す。ここでは円盤状のおにぎりを包装した例で示している。おにぎりの上面または側面に切り込み部5によるつまみ部が表れる。消費者は、このつまみ部を指でつまんで引き上げることにより、開封する。カットテープ3によりプラスチックシートは切断され、簡単に開封することができる。
1.食品包装体用原反
2.プラスチックシート
3.カットテープ
4.折り返し部
5.切り込み部
6.封止シート
7.紙管

Claims (2)

  1. プラスティックフィルムよりなる帯状の原反本体と、原反本体の両側縁部に設けられた折り返し部と、原反本体の長さ方向に沿って原反本体に貼り付けられたカットテープと、カットテープに沿って周期的に形成された切り込み部と、切り込み部上に貼り付けられた封止シートを有し、紙管に巻き取られた食品包装体用原反。
  2. 折り返し部の合わせ面同士が熱溶着性接着剤によって接着されている請求項1に記載の食品包装体用原反。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018095274A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 アイワ工業株式会社 握り飯用包装材および握り飯用包装材原反
JP7579544B2 (ja) 2021-02-26 2024-11-08 株式会社カナオカホールディングス 食品用包装袋

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