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JP6536283B2 - 高周波モジュール及び高周波モジュールの製造方法 - Google Patents

高周波モジュール及び高周波モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は高周波モジュール及び高周波モジュールの製造方法に関するものであり、例えば、主にミリ波帯以上の周波数を用いた無線通信装置、レーダー装置、或いはイメージング装置等に用いられる高周波モジュールに関する。
ミリ波帯(30GHz)以上の超高周波モジュールでは導波管同士を接続するためにフランジ等を利用した導波管インターフェースが用いられる。また、高周波信号を半導体チップに入出力するために、導波管-マイクロストリップ線路変換器が用いられる(例えば、非特許文献1或いは非特許文献2参照)。
図6は、従来の導波管-マイクロストリップ線路変換器を用いた高周波モジュールの概略的透視斜視図であり、導波管51,51に窓を開けて、マイクロストリップ線路55を備えた実装用基板54をプローブとして導波管51,51に突き差して接続空洞53で覆った構造となっている。この場合は、プローブ結合型の導波管-マイクロストリップ線路変換器57,57となっている。
図7は、導波管-マイクロストリップ線路変換器の説明図であり、図7(a)は概略的斜視図であり、図7(b)は等価回路図である。導波管51に設けた窓の大きさやマイクロストリップ線路55を備えた実装用基板54の形状、突き出し量によって導波管−マイクロストリップ線路変換器57の性能が大きく変化するため、製作においては加工・組立てに非常に厳しい精度が求められる。
この場合、導波管51の下部に高周波信号の波長λの1/4の深さを有するバックショート導波管52を設けており、図7(b)に示す等価回路におけるλ/4ショートスタブ56を形成する。このような導波管−マイクロストリップ線路変換器57を用いて高周波モジュールを形成する場合には、実装用基板54に半導体チップを実装することになる。
図8は、従来のフェースアップ実装型高周波モジュールの説明図であり、図8(a)は透視平面図であり、図8(b)は図8(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。バックショート導波管52を備えた導波管51とバックショート導波管52を備えた導波管51を接続空洞53で接続し、その内部に実装用基板54,54を導波管51,51に突き出すように取り付ける。この実装用基板54,54に設けたマイクロストリップ線路55,55に半導体チップ59をボンディングワイヤ60により接続する。この時、半導体チップ59に設けた接地用パッド(図示は省略)と実装用基板54に設けた接地用パッド58,58とを同じくボンディングワイヤ60で接続する。
このようなフェースアップ実装は、誘導性となるボンディングワイヤ60を用いているので、高周波信号の損失が大きくなる。そこで、高周波信号の損失を低減するためにフリップチップ実装が行われている。図9は、従来のフリップチップ型実装高周波モジュールの説明図であり、図9(a)は半導体チップを搭載する前の透視平面図であり、図9(b)は半導体チップを搭載したのちの図9(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。
図に示すように、半導体チップ59は、実装用基板71に設けたマイクロストリップ線路75,72とバンプ75によって接続される。この場合、実装用基板71の両端の突き出し部が導波管−マイクロストリップ線路変換器導波管変換器74,74となる。なお、接地用パッド73も半導体チップ59に設けられた接地用バンプによって接続されている。
図10は、従来のフリップチップ実装型高周波モジュールの等価回路図であり、導波管51,51とマイクロストリップ線路72,72との間は導波管−マイクロストリップ線路変換器74,74で接続される。また、マイクロストリップ線路72,72と半導体チップ59との間は、パンプ75と寄生容量76により接地される。なお、寄生容量76は、マイクロストリップ線路72,72と接地用パッド73との間に形成される寄生容量である。
図11は、従来の高周波モジュールの製造フロー図である。まず、フリップチップ実装用基板を用意し、検査が済んで良品と判定された半導体チップをフリップチップ実装用基板へフリップチップボンディングする。次いで、半導体チップを実装した高周波モジュールの検査を行い良品と判定された高周波モジュールを出荷することになる。
特開平06−236937号公報 特開2005−244349号公報
A. Tessmann, et al. "A Broadband 220−320 GHz Medium Power Amplifier Module," Compound Semiconductor Integrated Circuit Symposium (CSICs), 2014 A. Tessmann, et al. "A 243 GHz Low−Noise Amplifier Module for Use in Next−Generation Direct Detection Radiometers," Proceedings of the 8th European Microwave Integrated Circuits Conference, pp. 220, 2013
しかし、従来の製造方法では、モジュールに実装用基板を固定した後、あらかじめ検査しておいた半導体チップをフリップチップ実装する。導波管−マイクロストリップ線路変換器の検査は、モジュールの最終検査まで行うことができない。しかも、半導体チップやバンプ接続部も含めた特性として検査するため、不具合があった場合に不良個所の切り分けが難しい。
一度接着した実装用基板は動かすことができないため、導波管−マイクロストリップ線路変換器の特性に不良があった場合でも、固定位置を調整することが困難である。導電性接着剤で一度固定した半導体チップは、無理にはがすと破損して、再利用できないという問題がある。特に、超高周波帯向け半導体チップは高価なため、半導体チップの実装前に導波管-マイクロストリップ線路変換器の検査を行いたいという要請がある。
したがって、高周波用フリップチップ実装用基板、高周波モジュール、及び、高周波モジュールの製造方法において、導波管‐マイクロストリップ線路変換器を単体で検査することを目的とする。
開示する一観点からは、基板と基板の両端に設けられて互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路と、前記スルー線路を挟んで両側に設けられた複数の接地用パッドとを備えたことを特徴とする高周波用フリップチップ実装用基板が提供される。
また、開示する別の観点からは、2つの導波管と、前記2つの導波管を接続する接続空洞と、前記接続空洞に固着されてその両端部が前記導波管の接続部とともに導波管‐マイクロストリップ線路変換器となるとともに、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板と、前記入出力マイクロストリップ線路に信号用バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路を接地している電子デバイスチップとを備えたことを特徴とする高周波モジュールが提供される。
また、開示するさらに別の観点からは、電子デバイスチップの特性を試験する工程と、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板を2つの導波管を接続する接続空洞内に固着して、前記導波管とフリップチップ実装用基板との接続部近傍を前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器とする工程と、前記導波管に高周波信号を導入して前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器の特性を試験する工程と、前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器の特性を試験した後の前記高周波用フリップチップ実装用基板の前記入出力マイクロストリップ線路に前記特性を試験したのちの電子デバイスチップの信号用バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路と接地するようにフリップチップボンディングして高周波モジュールを形成する工程と、前記高周波モジュールの特性を試験する工程とを備えたことを特徴とする高周波モジュールの製造方法が提供される。
開示の高周波用フリップチップ実装用基板、高周波モジュール、及び、高周波モジュールの製造方法によれば、導波管‐マイクロストリップ線路変換器を単体で検査することが可能になる。
本発明の実施の形態の高周波モジュールの説明図である。 本発明の実施例1の高周波モジュールに用いるフリップチップ実装用基板及び半導体チップの説明図である。 本発明の実施例1の高周波モジュールの製造フロー図である。 本発明の実施例1の高周波モジュールの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の高周波モジュールの製造工程の図4以降の説明図である。 従来の導波管−マイクロストリップ線路変換器を用いた高周波モジュールの概略的透視斜視図である。 従来の導波管−マイクロストリップ線路変換器の説明図である。 従来のフェースアップ実装型高周波モジュールの説明図である。 従来のフリップチップ実装型高周波モジュールの説明図である。 従来のフリップチップ実装型高周波モジュールの等価回路図である。 従来の実施例1の高周波モジュールの製造フロー図である。
ここで、図1を参照して、本発明の実施の形態の高周波モジュールを説明する。図1は、本発明の実施の形態の高周波モジュールの説明図であり、図1(a)は電子デバイスチップを実装する前の透視平面図であり、図1(b)は、電子デバイスチップを実装したのちの図1(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。
図1(a)に示すように、高周波用フリップチップ実装用基板10には、左右の入出力用マイクロストリップ線路11とそれを接続するスルー線路12が設けられており、スルー線路12を挟んで両側に多数の接地用パッド13が設けられている。なお、入出力用マイクロストリップ線路11とスルー線路12とは、通常は一体のものとして形成され、実際には両者の間に境界や区別はない。
この高周波用フリップチップ実装用基板10を導波管1,1に突き出すように固定し、接続空洞2で覆う。この時、高周波用フリップチップ実装用基板10の両端の突き出し部と導波管1,1の一部により導波管−マイクロストリップ線路変換器14,14が形成される。この状態で導波管−マイクロストリップ線路変換器14,14の特性検査を行う。
図1(b)に示すように、特性検査を終えた高周波用フリップチップ実装用基板10に電子デバイスチップ20を実装する。電子デバイスチップ20は、信号用バンプ21により入出力マイクロストリップ線路11と接続するとともに、そこから使用する高周波信号の波長λの1/4の位置で接地用バンプ22によってスルー線路12に接続される。したがって、スルー線路12はλ/4ショートスタブとなり、波長λの信号に対してインピーダンスが無限大になる。その結果、導波管51,51から入出力マイクロストリップ線路11に伝達された高周波信号は、スルー線路12を伝播することなく電子デバイスチップ20に入力される。
なお、導波管1,1の接続空洞と接続している側と反対側にはフランジ等を備えた導波管インターフェースが設けられており、少なくとも2つの導波管インターフェースを介して高周波信号が入出力される。なお、導波管インターフェースの代わりにアンテナを接続しても良い。また、2つの導波管1,1には、信号損失を低減するために、λ/4ショートスタブを形成するためのバックショート導波管を設けることが望ましい。
電子デバイスチップ20の信号用パッドを設けた面は、信号用パッドとの絶縁分離部を除いて接地導体をベタパターンで設けておくことが望ましく、高周波用フリップチップ実装基板10の実装面側にスルー線路12を挟んで設けた複数の接地用パッド13との接続が容易になる。なお、信号用バンプ21及び接地用バンプ22は、電子デバイスチップ20側に設けても良いし、高周波用フリップチップ実装用基板10側に設けても良い。電子デバイスチップ20としては、半導体チップが典型的であるが、超電導デバイスチップ等の他の電子デバイスチップを用いても良い。
本発明の実施の形態の高周波モジュールの製造方法としては、まず、電子デバイスチップ20の特性を試験する。また、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路11と、それを接続するスルー線路12とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板10を2つの導波管1,1を接続する空洞筐体部2内に固着する。この時、導波管1,1と高周波用フリップチップ実装用基板10との接続部近傍が導波管‐マイクロストリップ線路変換器14,14となる。
次いで、導波管1,1に高周波信号を導入して前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器14,14の特性を試験する。導波管−マイクロストリップ線路変換器14,14の特性を試験した後の高周波用フリップチップ実装用基板10の入出力マイクロストリップ線路11に特性を試験したのちの電子デバイスチップ20の信号用バンプ21を接続する。この時、信号用バンプ21の接続部から高周波信号の波長λの1/4の位置でスルー線路12と接地用バンプ22により接続して高周波モジュールとする、最後に、高周波モジュールの特性を試験する。
このように、本発明の実施の形態においては、フリップチップ実装用基板10に入出力マイクロストリップ線路11を接続するスルー線路12を設けているので、導波管−マイクロストリップ線路変換器14,14の特性を単体で検査することが可能になる。高価な電子デバイスチップ20を実装する前に検査することで、チップのロスを無くし、コストを低減することができる。また、評価にあたっては、導波管インターフェースでスルー特性を測定することが可能であり、伝送線路基板にプロービングする必要がないため、簡便である。
また、導波管−マイクロストリップ線路変換器14,14の特性検査後は、電子デバイスチップ20を実装する際に、スルー線路12がλ/4ショートスタブとなるように接地しているので、スルー線路12が高周波モジュールの特性に影響を与えることはない。
次に、図2乃至図5を参照して、本発明の実施例1の高周波モジュールの製造工程を説明する。図2は、本発明の実施例1の高周波モジュールに用いるフリップチップ実装用基板と半導体チップの説明図である。図2(a)はフリップチップ実装用基板の平面図である。フリップチップ実装用基板31に設けた入出力マイクロストリップ線路32とそれを接続するスルー線路33とを一体のものとしてパターニングする。また、スルー線路33は挟んだ両側には複数の接地用パッド34を設けておく。
図2(b)は、半導体チップ36の接続側の面を示す平面図であり、左右に設けた信号パッド37を囲むように、ベタパターンの接地導体パターン38を設ける。また、信号用パッド37には予め信号用バンプ39を設けて置き、また、接地導体パターン38にも接地用バンプ40を予め設けておく。なお、信号の伝搬方向に沿って信号用バンプ37からλ/4の位置に必ず接地用バンプ40を設けておく。
図3は、本発明の実施例1の高周波モジュールの製造フローである。まず、フリップチップ実装用基板を用意し、フリップチップ実装用基板を導波管に取り付けて、導波管−マイクロストリップ線路変換器の特性の検査を行う。この状態を図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施例1の高周波モジュールの製造工程の途中までの説明図であり、図4(a)は取り付け状態を示す透視平面図であり、図4(b)はその等価回路図である。図4(a)に示すように、フリップチップ実装用基板31を導波管41,41に突き出すように固定し、接続空洞43で覆う。この時、フリップチップ実装用基板31の両端の突き出し部と導波管41,41の一部により導波管−マイクロストリップ線路変換器35が形成される。この状態で導波管−マイクロストリップ線路変換器35の特性検査を行う。なお、この場合も導波管41,41の下部にλ/4ショートスタブを形成するためのバックショート導波管42,42を設けておく。
この状態では、図4(b)に示すように、導波管41,41と入出力マイクロストリップ線路32との間は導波管−マイクロストリップ線路変換器35で接続される。また、マイクロストリップ線路32とスルー線路33が接続され、両者の間は寄生容量44により接地される。この寄生容量44は、マイクロストリップ線路32と接地用パッド34との間に形成される寄生容量である。したがって、両側のマイクロストリップ線路32がスルー線路33により接続されているので、導波管インターフェースから高周波信号を送り込むことにより、半導体チップを実装する前に、導波管−マイクロストリップ線路変換器35を単体として検査することができる。
再び、図3を参照すると、検査の結果、導波管−マイクロストリップ線路変換器35の特性が良と判定された場合には、別途特性の検査を行い良品と判定された半導体チップをフリップチップ実装用基板31に実装して、高周波モジュールの検査を行う。この状態を図5を参照して説明する。
図5は、本発明の実施例1の高周波モジュールの製造工程の図4以降の説明図であり、図5(a)は半導体チップ実装後の断面図であり、図5(b)はその等価回路図である。図5(a)に示すように、半導体チップ36は、信号用バンプ39により入出力マイクロストリップ線路32と接続するとともに、そこから使用する高周波信号の波長λの1/4の位置で接地用バンプ40によってスルー線路33に接続される。したがって、スルー線路33はλ/4ショートスタブ45となり、波長λの信号に対してインピーダンスが無限大になる。
この状態では、図5(b)に示すように、導波管41,41と入出力マイクロストリップ線路32との間は導波管−マイクロストリップ線路変換器35で接続される。また、マイクロストリップ線路32と半導体チップ36とは信号用バンプ39により接続され、信号用バンプ39とマイクロストリップ線路32との間は、スルー線路33によるλ/4ショートスタブ45と寄生容量44により接地されている。したがって、スルー線路33に高周波信号は伝搬することなく、半導体チップ36に入力される。この検査で良品と判定されたによる高周波モジュールを出荷することになる。
このように、本発明の実施例1においては、フリップチップ実装用基板にスルー線路を設けているので、半導体チップを実装する前に、導波管−マイクロストリップ線路変換器の特性だけの特性を単独で検査することができる。実装において最も高い精度が必要な導波管−マイクロストリップ線路変換器部を先に検査することで、最もコストが高い半導体チップのロスを低減することができる。
ここで、実施例1を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)基板と前記基板の両端に設けられて互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路と、前記スルー線路を挟んで両側に設けられた複数の接地用パッドとを備えたことを特徴とする高周波用フリップチップ実装用基板。
(付記2)前記スルー線路が、前記一対の入出力マイクロストリップ線路と一体に形成されていることを特徴とする付記1に記載の高周波用フリップチップ実装用基板。
(付記3)2つの導波管と、前記2つの導波管を接続する接続空洞と、前記接続空洞に固着されてその両端部が前記導波管の接続部とともに導波管−マイクロストリップ線路変換器となるとともに、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板と、前記高周波用フリップチップ実装用基板に前記入出力マイクロストリップ線路に信号等バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路を接地している電子デバイスチップとを備えたことを特徴とする高周波モジュール。
(付記4)前記2つの導波管が、前記導波管−マイクロストリップ線路変換器となる部分と反対側に導波管インターフェースを備えていることを特徴とする付記3に記載の高周波モジュール。
(付記5)前記2つの導波管が、バックショート導波管を有していることを特徴とする付記3または付記4に記載の高周波モジュール。
(付記6)前記電子デバイスチップの信号用パッドを設けた面が、前記信号用パッド及び前記信号用パッドとの絶縁分離部を除いて接地導体が設けられており、前記接地導体が、前記フリップチップ実装基板の実装面側に前記スルー線路を挟んで設けられた複数の接地用パッドと電気的に接続していることを特徴とする付記3乃至付記5のいずれか1に記載の高周波モジュール。
(付記7)前記電子デバイスチップが、半導体チップまたは超電導デバイスチップのいずれかであることを特徴とする付記3乃至付記6のいずれか1に記載の高周波モジュール。
(付記8)電子デバイスチップの特性を試験する工程と、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板を2つの導波管を接続する接続空洞内に固着して、前記導波管と高周波用フリップチップ実装用基板との接続部近傍を前記導波管−マイクロストリップ線路変換器とする工程と、前記導波管に高周波信号を導入して前記導波管−マイクロストリップ線路変換器の特性を試験する工程と、前記導波管−マイクロストリップ線路変換器の特性を試験した後の前記高周波用フリップチップ実装用基板の前記入出力マイクロストリップ線路に前記特性を試験したのちの電子デバイスチップの信号用バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路と接地するようにフリップチップボンディングして高周波モジュールを形成する工程と、前記高周波モジュールの特性を試験する工程とを備えたことを特徴とする高周波モジュールの製造方法。
,1 導波管
2 接続空洞
10 高周波用フリップチップ実装用基板
11 入出力マイクロストリップ線路
12 スルー線路
13 接地用パッド
14,14 導波管−マイクロストリップ線路変換器
20 電子デバイスチップ
21 信号用バンプ
22 接地用バンプ
31 フリップチップ実装用基板
32 入出力マイクロストリップ線路
33 スルー線路
34 接地用パッド
35 導波管−マイクロストリップ線路変換部
36 半導体チップ
37 信号用パッド
38 接地導体パターン
39 信号用バンプ
40 接地用バンプ
41,41 導波管
42,42 バックショート導波管
43 接続空洞
44 寄生容量
45 λ/4ショートスタブ
51,51 導波管
52,52 バックショート導波管
53 接続空洞
54,54,54 実装用基板
55,55,55 マイクロストリップ線路
56 λ/4ショートスタブ
57,57 導波管−マイクロストリップ線路変換器
58,58 接地用パッド
59 半導体チップ
60 ボンディングワイヤ
71 実装用基板
72,72 マイクロストリップ線路
73 接地用パッド
74,74 導波管−マイクロストリップ線路変換器
75 バンプ
76 寄生容量

Claims (3)

  1. 2つの導波管と、
    前記2つの導波管を接続する接続空洞と、
    前記接続空洞に固着されてその両端部が前記導波管の接続部とともに導波管‐マイクロストリップ線路変換器となるとともに、互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板と、
    前記高周波用フリップチップ実装用基板に前記入出力マイクロストリップ線路に信号用バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路を接地している電子デバイスチップと
    を備えたことを特徴とする高周波モジュール。
  2. 前記電子デバイスチップの入出力パッドを設けた面が、前記入出力パッド及び前記入出力パッドとの絶縁分離部を除いて接地導体が設けられており、
    前記接地導体が、前記フリップチップ実装基板の実装面側に前記スルー線路を挟んで設けられた複数の接地用パッドと電気的に接続していることを特徴とする請求項に記載の高周波モジュール。
  3. 電子デバイスチップの特性を試験する工程と、
    互いに対向する一対の入出力マイクロストリップ線路と、前記一対の入出力マイクロストリップ線路を接続するスルー線路とを備えた高周波用フリップチップ実装用基板を2つの導波管を接続する接続空洞内に固着して、前記導波管と高周波用フリップチップ実装用基板との接続部近傍を前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器とする工程と、
    前記導波管に高周波信号を導入して前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器の特性を試験する工程と、
    前記導波管‐マイクロストリップ線路変換器の特性を試験した後の前記高周波用フリップチップ実装用基板の前記入出力マイクロストリップ線路に前記特性を試験したのちの電子デバイスチップの信号用バンプが接続されるとともに、前記信号用バンプの接続部から信号の波長の1/4の位置で前記スルー線路と接地するようにフリップチップボンディングして高周波モジュールを形成する工程と、
    前記高周波モジュールの特性を試験する工程と
    を備えたことを特徴とする高周波モジュールの製造方法。
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