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JP6533375B2 - ファン装置 - Google Patents

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JP6533375B2
JP6533375B2 JP2014187074A JP2014187074A JP6533375B2 JP 6533375 B2 JP6533375 B2 JP 6533375B2 JP 2014187074 A JP2014187074 A JP 2014187074A JP 2014187074 A JP2014187074 A JP 2014187074A JP 6533375 B2 JP6533375 B2 JP 6533375B2
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Description

本発明は、モータを用いた送風ファン装置に関する。
ファン装置において、CSA、cULの安全規格取得には、送風の方向を製品に示す必要がある。例えば、軸流ファンの場合には、送風の方向である軸方向を矢印で示すマークがハウジングに付けられることが多い(特許文献1参照)。
特開2014−98331号公報
金型を用いてハウジングを成型する場合、金型の抜き方向が軸方向となることが多い。送風方向を示すマークを軸方向と直交する方向の凸状マークとして設ける場合には、当該直交する方向にスライドする金型部品が別途必要になる。金型部品の増加は、構造が複雑になり製造コストが増加するという問題が生じる。マークをハウジングに設ける方法としては、マークが印刷されたラベルをハウジングに貼り付ける方法、または印刷等によってハウジングに直接マークを設ける方法も採ることができる。しかしながら、ラベルをハウジングに貼り付ける方法及びハウジングに直接マークを設ける方法は、工程及び設備を別途設ける必要があるため、製造コストが増加するという問題が生じる。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、製造コストの増加を抑制することが可能なファン装置を提供することを目的とする。
本発明のファン装置の一つの態様は、軸方向に延びる回転軸を備えたモータと、前記回転軸に固定された羽根と、樹脂または金属で成型され、前記モータを支持する支持部を備えたハウジングと、を備えたファン装置であって、前記ハウジングに一体的に設けられ、前記モータ回転時の前記エアフロー方向を示す第一の凸状マークと、前記ハウジングに設けられ、前記エアフロー方向と交差する方向に延びたパーティングラインと、を備え、前記第一の凸状マークは、前記エアフロー方向と直交する方向について、一方側における最も端に位置する部位と、他方側における最も端に位置する部位との距離が前記エアフロー方向で変化し、前記パーティングラインは、前記第一の凸状マークにおける前記距離が最大の位置を通過することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の一つの態様によれば、マークを設ける場合にも、製造コストの増加を抑制することが可能なファン装置が提供される。
本発明の実施の形態を示す図であって、ファン装置の分解斜視図である。 第一の凸状マークが設けられた支持部の部分拡大図である。 図1においてA−A線で断面した図である。 第一の凸状マーク及び第二の凸状マークを示す図である。 第一の凸状マークの別形態を示す図である。 第一の凸状マークの別形態を示す図である。 第一の凸状マークの別形態を示す図である。 第一の凸状マークの別形態を示す図である。
以下、本発明のファン装置の実施の形態を、図1ないし図8を参照して説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
図1は、ファン装置10の分解斜視図である。ファン装置10は、モータ20、羽根車31及びハウジング50を備えている。ファン装置10は、モータ20の回転により羽根車31が軸AX周りに回転し、軸AX方向をエアフロー方向として送風する軸流ファンである。なお、本明細書におけるエアフロー方向とは、モータ20の回転により、全体としてエアーが流れる方向を示す。すなわち、エアフロー方向とは、エアーがファン装置10によって吸気される方向から排気される方向に向かう方向をいう。例えば、以下に説明する図1では、図示上方向から図示下方向に向かう方向が、エアフロー方向である。
図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示し、図1に示す回転軸21の軸AX方向をZ軸方向とし、軸AXを中心として後述する第一の凸状マーク60が設けられる方向をX軸方向とし、Z軸方向及びX軸方向に直交する方向をY軸方向として説明する。
羽根車31は、ハブ32及び羽根30を備えている。ハブ32は、軸AXを中心とする円筒形状を有している。ハブ32は、−Z側の端部が開口している。ハブ32は、+Z側の端部が蓋33で閉じられている。羽根30は、回転軸21よりも径方向外側に延びており、ハブ32の外周面に周方向に一定のピッチで7つ一体的に固定されている。各羽根30は、軸AX方向に対して傾斜させて設けられている。羽根30は、ハブ32と同心で、ハブ32の外径よりも大きく羽根30の最大径よりも小さい径の筒部34によって一体的に連結されている。
モータ20は、回転軸21、ロータ22及びステータ23及び回転支持部24を備えている。回転軸21は、ハブ32の内部に軸AX方向に延びるように固定されている。上述したように、羽根30はハブ32に固定されている。従って、羽根30は、回転軸21に固定されている。回転軸21は、−Z側の端部がハブ32の開口部に臨み、+Z側の端部が蓋33に固定される。回転支持部24は、軸AX方向に延びる孔部25を備えている。回転支持部24は、一例として、図示しないベアリングを有している。回転支持部24は、孔部25に挿入された回転軸21をベアリングによって軸AX周りに回転可能に支持する。
ステータ23は、回転支持部24よりも軸AXを中心とした径方向の外側に環状に配置されている。ステータ23は、ハウジング50における後述する支持部40に支持される。ロータ22は、ステータ23よりも軸AXを中心とした径方向の外側に環状に配置されている。ロータ22の内周面は、ステータ23の外周面との間に隙間が設けられている。ロータ22は、ハブ32の内部に挿入される。ロータ22は、外周面がハブ32の内周面に嵌め合わされてハブ32に固定される。
ハウジング50は、ベース板51、支持部40及び延伸部52を備えている。ハウジング50は、樹脂または金属で成型される。ベース板51は、XY平面と平行に配置される。ベース板51は略矩形状に設けられる。ベース板51には、軸AXを中心とする平面視円形の孔部53が厚さ方向に貫通して設けられている。図3は、図1においてA−A線で断面した図である。ベース板51の−Z側の面51bには、孔部53の周囲に位置し−Z側に突出する枠部54が設けられている。枠部54は、羽根30の周囲に筒状に配置される。ベース板51の+Z側の面51aには、孔部53よりも径方向の外側に、+Z側に突出する筒部55が設けられている。筒部55は、軸AX周りに設けられている。
延伸部52は、枠部54の内周面の−Z側の端部から内側に延びている。延伸部52は、内側において支持部40を支持する。延伸部52は、リブ52Aに静翼52Bが設けられている。静翼52Bは、軸AXを中心としたリブ52Aの反時計回り方向側に設けられている。延伸部52は、軸AX周りに複数設けられている。延伸部52は、90度間隔で4つ放射状に設けられている。延伸部52は、孔部53及び枠部54と同軸となる位置に支持部40を位置決めする。
支持部40は、モータ20を支持する。すなわち、ハウジング50は、モータ20を支持する支持部40を備える。支持部40は、筒部45及び底部46を備えている。筒部45は、軸AXを中心とする円筒形状を有している。筒部45は、+Z側の端部が開口している。底部46は、筒部45の−Z側の端部を閉じている。支持部40は、径方向外側を向く側面41を有している。側面41の+X側には、第一の凸状マーク60が設けられている。第一の凸状マーク60は、軸AX周り方向、すなわち、周方向において二つの延伸部52の間に位置する。
図2は、第一の凸状マーク60が設けられた支持部40の部分拡大図である。
第一の凸状マーク60は、支持部40の側面41に位置する。側面41は、軸AX方向に延びる溝部42を備える。第一の凸状マーク60は、溝部42の内側に設けられる。溝部42の内側から突出する第一の凸状マーク60の表面は、軸AXからの距離が側面41の軸AXからの距離と同一である。
第一の凸状マーク60は、エアフロー方向であるZ軸方向で隣り合う矢先部61及び直線部62とを備えている。矢先部61は、Z軸方向で隣り合う第一部分61aと第二部分61bとを備える。第一部分61aは、エアフロー方向と直交するY軸方向の幅が第一の凸状マーク60のうち最大幅で一定である。第二部分61bは、第一部分61aよりも−Z側に配置されている。第二部分61bは、Y軸方向の幅が−Z方向に向かうにつれ第一部分61aの幅から徐々に小さくなるように変化する。直線部62は、エアフロー方向と直交するY軸方向の幅が一定でZ軸方向に延びる。直線部62の幅は、第一部分61aの幅よりも小さい。第一の凸状マーク60は、−Z側に向かう第一の方向を指し示す矢印である。すなわち、第一の凸状マーク60は、Y軸方向について、一方側における最も端に位置する部位と、他方側における最も端に位置する部位との距離がZ軸方向で変化する。
本実施形態では、Y軸方向について、第一の凸状マーク60が+Y側における最も端に位置する部位と、第一の凸状マーク60が−Y側における最も端に位置する部位との距離が最大となる位置を含み、Z軸方向で最も+Y側に位置する部位と、最も−Y側に位置する部位との距離が変化する形状を有する場合に矢先部と称する。具体的には、第一の凸状マーク60の最大幅となる位置を含み、エアフロー方向でY軸方向の幅が変化する形状を有する場合に矢先部と称する。また、矢先部は、先端が尖ってY軸方向の最小幅がゼロとなる形状、及び図2に示すように、ゼロとはならない形状の双方を含む。
本実施形態では、エアフロー方向と直交する方向について、第一の凸状マーク60が一方側で最も端に位置する部位と、第一の凸状マーク60が他方側で最も端に位置する部位との距離が最大の位置を通過するパーティングラインPL1が設けられる。具体的には、本実施形態では、Y軸方向について第一の凸状マーク60の幅が最大となる位置にパーティングラインPL1が設けられる。より詳細には、本実施形態では、矢先部61と直線部62との境界の位置にパーティングラインPL1が設けられる。
パーティングラインは、第一金型及び第二金型を備える金型を用いてハウジング50を成型する場合に、第一金型と第二金型とが突き当たる位置に設けられる。金型が水平方向に開閉される場合、第一金型及び第二金型の一方は固定型となり、第一金型及び第二金型の他方は可動型となる。金型が鉛直方向に開閉される場合、第一金型及び第二金型の一方は上型となり、第一金型及び第二金型の他方は下型となる。
図3には、ハウジング50にエアフロー方向と直交する方向に設けられるパーティングラインの一例が示されている。図3には、+Z側に配置される第一金型MD1と−Z側に配置される第二金型MD2との間でハウジング50を成型する例が示されている。ハウジング50のうち、ベース板51の側面には、パーティングラインPLが設けられる。ハウジング50のうち、支持部40及び延伸部52の側面には、パーティングラインPL2が設けられる。
図2に二点鎖線で示されるように、第二金型MD2には、Y軸方向について溝部42の幅よりも大きな幅で凸部81が設けられる。第一金型MD1には、凸部81が嵌り合う凹部が設けられる。凸部81は、Z軸方向について、パーティングラインPL2の位置からパーティングラインPL1の位置までの高さで設けられる。凹部82は、Z軸方向について、パーティングラインPL2の位置からパーティングラインPL1の位置までの深さで設けられる。第一の凸状マーク60のうち、矢先部61は第一金型MD1の凸部81によって成型される。第一の凸状マーク60のうち、直線部62は第二金型MD2によって成型される。
上記の構成のハウジング50を成型するには、まず、第一金型MD1と第二金型MD2とを閉じた状態で、第一金型MD1と第二金型MD2との間に設けられる空間に溶融した樹脂または金属を充填する。次に、第一金型MD1及び第二金型MD2を冷却して、充填した樹脂または金属を固化する。次に、固化したハウジング50を金型から取り出すために、Z方向について第一金型MD1及び第二金型MD2が離れる方向に第一金型MD1及び第二金型MD2の一方を相対的に移動させる。
これにより、ハウジング50は、例えば、第一金型MD1に残った状態で第二金型MD2から離れる。このとき、第二金型MD2で成型される第一の凸状マーク60の矢先部61は、Y軸方向の幅が型の抜き方向である−Z側に向かうに従って同一または小さくなっているため、アンダーカットにならず支障なく第二金型MD2から離れる。
次に、ハウジング50は、例えば、エジェクターピンの作動によって第一金型MD1から離れる。このとき、第一金型MD1で成型される第一の凸状マーク60の直線部62は、Y軸方向の幅が型の抜き方向である+Z側に向かうに従って同一であるため、アンダーカットにならず支障なく第一金型MD1から離れる。
従って、ハウジング50は、成型に支障を来すことなく金型から取り出される。
以上説明したように、本実施形態によれば、エアフロー方向と直交する方向について、第一の凸状マーク60が一方側における最も端に位置する部位と、第一の凸状マーク60が他方側における最も端に位置する部位との距離が最大の位置を通過するパーティングラインPL1が設けられている。より詳細には、本実施形態によれば、Y軸方向について第一の凸状マーク60の幅が最大となる位置を通過するパーティングラインPL1が設けられている。そのため、本実施形態によれば、スライド型の構造を採ることなく、ハウジング50にエアフロー方向を示す第一の凸状マーク60を設けることができる。従って、本実施形態によれば、エアフロー方向を示す第一の凸状マーク60を備えたハウジング50、及びハウジング50を備えるファン装置10の製造に係るコストの増加を抑えることができる。従って、本実施形態では、金型の抜き方向がエアフロー方向となった軸流ファンに対して、エアフロー方向を示す第一の凸状マーク60を、製造コストの増加を抑えた状態で設けることができる。
また、本実施形態によれば、第一の凸状マーク60は、溝部42の底部43に位置している。従って、本実施形態によれば、第一の凸状マーク60が側面41から突出する量を抑えることができる。従って、本実施形態によれば、支持部40、支持部40を備えるハウジング50、及びハウジング50を備えるファン装置10が大型化することを抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、エアフロー方向を示すマークとして、第一の凸状マーク60を例示したが、例えば、図4に示すように、Y軸方向の幅が変化する一対の辺が両方ともZ軸に対して傾斜する矢先部66、及び矢先部66の矢尻68から−Z側に延びる直線部67を備える矢印である第一の凸状マーク65としてもよい。図4に示される第一の凸状マーク65は、エアフロー方向に向かうにつれ徐々に幅が狭くなる矢先部66を備える。第一の凸状マーク65を設ける場合も、パーティングラインPL1はY軸方向で幅が最大である矢尻68を通過する位置に設けられる。
なお、図4においてエアフロー方向とは、+Z側に向かう方向、すなわち、図示下方向から図示上方向に向かう方向である。
また、上記実施形態では、エアフロー方向を指し示す第一の凸状マーク60について本発明を適用する構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、図4に示されるように、第一の凸状マーク65の指し示す第一の方向と直交する第二の方向を指し示す、羽根車31の回転方向を示す第二の凸状マーク70についても本発明を適用可能である。第二の凸状マーク70は、−Y側に向かうにつれ徐々に幅が狭くなる矢先部71、及び矢先部71の矢尻73に接続されY軸方向に延びる直線部72を備えている。パーティングラインPL1は、第二の凸状マーク70の第二の方向の先端部分を通過する。これにより、パーティングラインPL1は、Y軸方向について第二の凸状マーク70の幅が最大の位置を通過する。従って、ハウジング50を成型する場合に、第二の凸状マーク70がアンダーカットになることを回避できる。そのため、回転方向を示す第二の凸状マーク70を設ける場合もスライド型の構造を採る必要がなくなる。これにより、本実施形態によれば、回転方向を示す第二の凸状マーク70を備えたハウジング50、及びハウジング50を備えるファン装置10の製造に係るコストの増加を抑えることができる。
エアフロー方向を指し示すマークと回転方向を指し示すマークの両方を設ける場合、例えば、図4に示されるように、第一の凸状マーク65及び第二の凸状マーク70を設ける場合、第一の凸状マーク65に設けられたパーティングラインPL1と第二の凸状マーク70に設けられたパーティングラインPL1とはエアフロー方向であるZ方向の位置が一致していることが好ましい。図2に示したように、第一の凸状マークに設けられるパーティングラインPL1は、例えば、別のパーティングラインPL2とはZ軸方向の位置が異なるため、上述した第一金型MD1及び第二金型MD2が突き当たる位置を変更する必要がある。
そのため、第一の凸状マーク65に設けられたパーティングラインPL1と第二の凸状マーク70に設けられたパーティングラインPL1とがZ方向で別の位置にあると、第一金型MD1及び第二金型MD2が突き当たる位置をパーティングラインPL1毎に変更することになる。そのため、第一の凸状マーク65に設けられたパーティングラインPL1と第二の凸状マーク70に設けられたパーティングラインPL1とがZ方向の位置が一致する場合は、第一金型MD1及び第二金型MD2が突き当たる位置の変更を一回に抑えることができる。
また、エアフロー方向を示すマークとしては、上述した矢印の他に、例えば、図5に示すように、Z軸方向に隣り合う矢先部69Aと直線部69Bとを備えた第一の凸状マーク69を設けることもできる。第一の凸状マーク69は、直線部69Bの幅が矢先部69AのY軸方向の最大の幅と同一である。第一の凸状マーク69においてパーティングラインPL1は、Y軸方向の幅が最大となる、矢先部69Aと直線部69Bとの境界を通過する。また、エアフロー方向を示すマークとしては、例えば、図6に示すように、Z軸方向に隣り合う矢先部76と直線部77とを備えた第一の凸状マーク75を設けることもできる。矢先部76は、+Z側に向かうにつれ幅が徐々に狭くなる。直線部77は、幅が矢先部76のY軸方向の最大の幅と同一である。直線部77の−Z側の端部には、+Z側に向かうにつれ徐々に幅が狭くなるように切り欠かれた形状の凹部78が設けられている。第一の凸状マーク75においてパーティングラインPL1は、Y軸方向の幅が最大となる、矢先部76と直線部77との境界、もしくは直線部77の内、Y軸方向の幅が最大の範囲を通過する。
エアフロー方向を示すマークとしては、ほぼ同一幅の線マークを備える第一の凸状マークとしてもよい。例えば、図7には、線マークL1、L2、L3を備えた第一の凸状マーク90が示される。線マークL1と線マークL2とは、+Z側の一端が重なり、−Z側の他端が−Z側に向かうにつれ徐々に互いの距離が大きくなる方向に傾斜する角度で配置される。線マークL3は、Z軸方向に延び、+Z側の端部が線マークL1、L2と重なる。第一の凸状マーク90においては、Y軸方向について最も+Y側に位置する部位と最も−Y側に位置する部位との距離がZ軸方向で変化する。第一の凸状マーク90においては、Y軸方向について最も+Y側に位置する部位と最も−Y側に位置する部位との距離が最大となる位置に、Y軸方向に延びるパーティングラインPL11が通過する。また、第一の凸状マーク90においては、線マークL1の一方の縁と重なってZ軸方向と交差する方向に延び、線マークL1の傾斜角度と同一角度で傾斜するパーティングラインPL12が通過する。また、第一の凸状マーク90においては、線マークL2の一方の縁と重なってZ軸方向と交差する方向に延び線マークL2の傾斜角度と同一角度で傾斜するパーティングラインPL13が通過する。すなわち、第一の凸状マーク90においては、Y軸方向に延びるパーティングラインPL11、Z軸方向と交差する方向に延びるPL12、PL13を備えるパーティングラインPL1が通過する。
また、エアフロー方向を示すマークとしては、互いに分離して配置されほぼ同一幅の複数の線マークを備える第一の凸状マークとしてもよい。例えば、図8には、線マークL11、L12、L13を備えた第一の凸状マーク91が示される。線マークL11、L12、L13は互いに離れて配置される。線マークL13は、Z軸方向に延びる。線マークL11は、線マーク13の−Y側に配置されている。線マークL11は、+Z側の一端が線マーク13と隙間をあけて配置される。線マークL11の一方の縁は、延長線が線マークL13の+Z側の辺及び−Y側の辺の交差する点を通過する。線マークL12は、線マーク13の+Y側に配置されている。線マークL12は、+Z側の一端が線マーク13と隙間をあけて配置される。線マークL12の一方の縁は、延長線が線マークL13の+Z側の辺及び+Y側の辺の交差する点を通過する。
第一の凸状マーク91においては、Y軸方向について最も+Y側に位置する部位と最も−Y側に位置する部位との距離が最大となる位置に、Y軸方向に延びるパーティングラインPL21が通過する。また、第一の凸状マーク91においては、線マークL11の一方の縁と重なってZ軸方向と交差する方向に延び、線マークL11の傾斜角度と同一角度で傾斜するパーティングラインPL22が通過する。また、第一の凸状マーク91においては、線マークL12の一方の縁と重なってZ軸方向と交差する方向に延び線マークL12の傾斜角度と同一角度で傾斜するパーティングラインPL23が通過する。また、第一の凸状マーク91においては、線マークL13の+Z側の縁と重なってY軸方向に延びるパーティングラインPL24が通過する。すなわち、第一の凸状マーク91においては、Y軸方向に延びるパーティングラインPL21、PL24、Z軸方向と交差する方向に延びるPL22、PL23を備えるパーティングラインPL1が通過する。
第一の凸状マーク91においては、線マークL11、L12、L13のぞれぞれで、Y軸方向について最も+Y側に位置する部位と、最も−Y側に位置する部位とをパーティングラインPL1が通過する。
また、上記実施形態では、第一の凸状マーク60が支持部40の側面41に設けられる構成を例示したが、第一の凸状マーク60が設けられる位置としては、ハウジング50におけるZ軸と平行な面が挙げられる。ハウジング50におけるZ軸と平行な面は、例えば、図3に示すように、ベース板51の径方向外側を向く側面51c、枠部54の径方向外側を向く側面54a、枠部54の径方向内側を向く側面54b、筒部55の径方向外側を向く側面55a、及び筒部55の径方向内側を向く側面55bが挙げられる。
10…ファン装置、 20…モータ、 21…回転軸、 30…羽根、 40…支持部、 41…側面、 42…凹部、 43…底面、 50…ハウジング、 54…枠部、 60、65、69、75、90、91…第一の凸状マーク、 70…第二の凸状マーク

Claims (9)

  1. 軸方向に延びる回転軸を備えたモータと、
    前記回転軸に固定された羽根と、
    樹脂または金属で成型され、前記モータを支持する支持部を備えたハウジングと、
    を備えたファン装置であって、
    前記ハウジングに一体的に設けられ、前記モータ回転時のエアフロー方向を示す第一の凸状マークと、
    前記ハウジングに設けられ、前記エアフロー方向と交差する方向に延びたパーティングラインと、を備え、
    前記第一の凸状マークは、前記エアフロー方向と直交する方向について、一方側における最も端に位置する部位と、他方側における最も端に位置する部位との距離が前記エアフロー方向で変化し、
    前記パーティングラインは、前記第一の凸状マークにおける前記距離が最大の位置を通過することを特徴とするファン装置。
  2. 前記ハウジングは、前記羽根の周囲に配置される枠部と、前記枠部から内側に延びる延伸部と、をさらに備え、
    前記延伸部は前記支持部を支持し、
    前記支持部は、前記径方向外側を向く側面を有し、
    前記第一の凸状マークは、前記支持部の前記側面に位置する
    請求項1記載のファン装置。
  3. 前記延伸部は複数設けられ、
    前記第一の凸状マークは、周方向において前記複数の延伸部の間に位置する、
    請求項2記載のファン装置。
  4. 前記ハウジングは、前記羽根の周囲に配置される枠部を備え、
    前記枠部は、前記径方向外側を向く側面と、前記径方向内側を向く側面とを有し、
    前記第一の凸状マークは、前記径方向外側を向く側面または前記径方向内側を向く側面に位置する、
    請求項1記載のファン装置。
  5. 前記側面は、軸方向に延びる溝部を備え、
    前記第一の凸状マークは、前記溝部の内側に位置する
    請求項2から4のいずれか一項に記載のファン装置。
  6. 前記第一の凸状マークは、幅が前記第一の凸状マークの前記軸方向端部に向かうにつれ徐々に狭くなる矢先部を備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載のファン装置。
  7. 前記第一の凸状マークは、矢印である
    請求項6記載のファン装置。
  8. 前記ハウジングに第二の凸状マークを備え、
    前記第二の凸状マークは、前記第一の凸状マークの指し示す第一の方向と直交する第二の方向を指し示す回転方向マークであり、
    前記パーティングラインは、前記第二の凸状マークの前記第二の方向の先端部分を通過する
    請求項1から7のいずれか一項に記載のファン装置。
  9. 前記第一の凸状マークに設けられた前記パーティングラインと、前記第二の凸状マークに設けられた前記パーティングラインとは、前記軸方向の位置が一致している
    請求項8記載のファン装置。
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