JP6571716B2 - 評価用プログラム、情報記憶媒体、評価方法、及び制御装置 - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1には、互い直交する2軸を含む複数の軸の協調動作による円弧、多角形、又はそれらの組み合わせからなる加工形状を加工する制御システムについて、サンプリング周期毎に位置指令と検出されたサーボモータの位置フィードバックとの位置偏差を演算し、自軸又は他軸の位置指令又は位置フィードバックから、一方向に変化する基準信号を計算し、基準信号、位置指令及び位置偏差に基づいて学習制御を行うことが記載されている。
そのため、加工プログラムとは別に評価用プログラムを用いてモータ制御部を動作させてモータを制御し、その結果に基づいてモータ制御部の制御パラメータ等を調整することが望ましい。
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が少なくとも、前記第1及び第2のモータの回転方向がともに反転しない角(かど)のある形状と、前記第1及び第2のモータの一方が一方向に回転し、且つ前記第1及び第2のモータの他方の回転方向が反転する弧を描く形状とを備えるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムである。
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が、前記第1及び第2のモータの回転方向がともに反転する角(かど)のある形状を備えるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムである。
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が、前記第1又は前記第2の軸のうち少なくとも1つの軸が停止してから次に停止するまでの移動方向と、前記次に停止してからの移動方向と、が同じ方向であるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラム。
なお、本実施形態においては、本発明に係る評価用プログラムを制御装置となるCNC装置で動作させることで、CNC装置におけるフィードフォワード制御に係る制御パラメータを調整(学習)することを例として説明する。
より具体的には、本実施形態においては、CNC装置におけるフィードフォワード制御に係る制御パラメータとして任意の値を設定したうえで、本発明に係る評価用プログラムをCNC装置で動作させることで、当該制御パラメータを評価するためのCNC装置の動作特性を観測する。そうすることで、制御パラメータ値を任意に設定し、各制御パラメータ値に基づいてそれぞれ観測されたCNC装置の動作特性を評価することで、工作機械の最適な動作特性が観測されたときの制御パラメータ値を最適な制御パラメータ値として調整(学習)することができる。
図1は本発明の一実施形態の評価用プログラムにより動作するCNC装置の構成、機械学習装置及びモータを示すブロック図である。
CNC(Computerized Numerical Control)装置100は、記憶部101、数値制御情報処理部102、及びサーボ制御装置を構成するモータ制御部103、104を備えている。CNC装置は制御装置となる。モータ制御部103、104はモータ201、202を制御する。CNC装置100は工作機械,ロボット,産業機械等に用いられるが、ここでは工作機械に用いる場合を例にとって説明する。
モータ制御部104はY軸の位置指令値と、モータ202からフィードバックされる位置検出値とに基づいて電流指令値(トルク指令値)を作成してモータ202に出力する。
図2はモータ制御部103の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように、モータ制御部103は、減算器1001、位置制御部1002、加算器1003、減算器1004、速度制御部1005、加算器1006、積分器1007、位置フィードフォワード計算部1008、及び速度フィードフォワード計算部1009を備えている。
減算器1001は、位置指令値と位置フィードバックされた位置検出値との差を求め、その差を位置偏差として位置制御部1002に出力する。評価時には、位置偏差は機械学習装置300にも出力される。評価用プログラムが動作する評価後に加工プログラムを動作する場合には位置偏差は機械学習装置300に出力しない。
このため、機械学習装置300は、モータ201,202からフィードバックされる位置検出値等を用いて、フィードフォワード補正のための制御パラメータai、bjを学習し、モータ制御部103、104に対して最適な制御パラメータを設定する。
行動情報aにより状態情報sが状態情報s´に修正された場合、状態情報s´に係る修正後の制御パラメータai´、bj´に基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値が、行動情報aにより修正される前の状態情報sに係る修正前の制御パラメータai、bjに基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値よりも大きくなった場合に、報酬rの値を負の値とする。他方、行動情報aにより修正された状態情報s´に係る修正後の制御パラメータai´、bj´に基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値が、行動情報aにより修正される前の状態情報sに係る修正前の制御パラメータai、bjに基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値よりも小さくなった場合に、報酬rの値を正の値とする。
なお、機械学習については、後述の補足において説明する。
次に、評価用プログラムについて説明する。工作機械においては、例えば、ワークを搭載するテーブルをそれぞれX軸方向及びY軸方向に駆動して、ワークを切削加工具、レーザビーム等により加工する。評価用プログラムは、評価時の加工形状により軸方向の移動距離、送り速度等を指定する。
制御パラメータai、bjを調整(学習)するに際して、すべての加工プログラムの動作に基づいて調整することはできない。このため、代表的な動作、例えばモータの反転動作、モータの停止からの反転動作、及び第1のモータに係る第1の軸の移動から停止への反転動作並びに第2のモータに係る第2の軸の停止からの反転動作を行わせるために、例えば円弧、四角形、及びR付四角形の形状を使用することが知られている。ここで、R付四角とは、角(かど)が、円弧状となっている四角形を意味する。
テーブルをX軸方向に移動するモータの回転方向がA点で反転しようとした時に、反転遅れが生じ、半径方向に軌跡誤差が拡大し、軌跡誤差の拡大表示を行うと軌跡誤差が突起として見える。
以上説明したように、従来指定される加工形状により、回転方向が反転したり、回転状態から停止したりする場合に生ずる惰走(惰性で動作する)を評価し、位置偏差に対する影響を調べることができる。
このため、評価用プログラムは、前述した特性を少なくとも備える動作を行わせるように構成される。そうすることで、すべての加工プログラムにより動作させたときの工作機械の動作特性を観測する替わりに、評価用プログラムにより動作させたときの工作機械の動作特性のみを観測することで、例えば、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjの調整(学習)を効率よく行うことができる。
以下、図6〜図10を用いてそれぞれの加工形状について説明するが、各図における加工は時計まわり方向に行われているものとする。なお、時計回り方向の加工に加えて反時計回りの方向に行うようにしてもよい。
従来、反転時の調整は図3に示すように、加工形状を円とすることで行っていた。図3に示すように、円上の点であるA点では、円弧上でX軸を駆動するモータが反転するため、A点に向けてモータの回転が減速し、A点からモータの回転が反転して加速をする。一方、A点及びその近傍では、Y軸を駆動するモータは一番速い速度で回転する。その結果加工形状は弧を描く。その際、X軸でのモータの反転時の遅れによる誤差が図3に示すY軸の長い範囲(図3中の破線で囲んだ範囲)へ影響する。したがって、A点の前後の円弧加工形状を観測することで、反転時におけるX軸の誤差に係る動作特性を観測することができた。
しかしながら、加工形状が円となる動作をさせるだけでは、速度が不連続に変化する点が存在せず、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjの調整のために観測する動作特性としては不充分であるといわざるをえない。
このように、本実施形態の評価用プログラムによる加工形状は、八角形の角(かど)の半分を円弧状とし、円弧と角(かど)とが交互に配置されるようにし、円弧の部分ではモータの回転が反転するが速度が不連続に変化しない動作特性を観測可能とし、角(かど)の部分ではモータの回転が反転しないが速度が不連続に変化する動作特性を観測可能にしている。
このように、第2の構成例では、第1の構成例におけるA点、D点に加えて新たにE点を設けている。E点の角(かど)では、X軸を駆動するモータは減速から停止する動作を行い、他方、Y軸を駆動するモータは停止状態から回転する動作を行う。
そうすることで、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjの調整のために観測する動作特性を追加することができ、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjをより正確かつ効率的に調整することができる。
図5に示すように、加工形状が角R付き四角である場合は、例えば、図5に示すC1点で、X軸を駆動するモータが回転している場合に、Y軸を駆動するモータが停止から回転動作に移る場合を評価し、C2点で、Y軸を駆動するモータが回転している場合に、X軸を駆動するモータが、回転から停止動作に移る場合を評価することができる。
しかしながら、加工形状が角R付き四角となる動作だけでは、停止から停止前と同じ方向に移動を開始する形状における動作を評価することができない。
そうすることで、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjの調整のために観測する動作特性を追加することができ、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjをより正確かつ効率的に調整することができる。
図5に示す、加工形状が角R付き四角である場合は、図3に示す、加工形状を円とすることで行っていた反転時の調整を行うことができない。また、モータの回転が停止してから直ぐに同じ方向に回転を始める時の動作を評価することができない。
図9に示した第4の構成例の加工形状は、凸状の円弧と凹状の円弧とを組み合わせた形状となる。図8に示した加工形状と同様に、Y軸が停止してから次にY軸が停止するまでの移動方向と、次にY軸が停止してからの移動方向と、が同じ方向であり、またX軸が停止してから次にX軸が停止するまでの移動方向と、次にX軸が停止してからの移動方向と、が同じ方向である。ただし、図9に示す加工形状では図8に示した加工形状と比べて、直線移動はなく円弧移動となっている。
図10に示した第5の構成例の加工形状は、例えばI点で、X軸を駆動するモータとY軸を駆動するモータとの両方の回転方向が反転する。これにより、I点における前後の加工形状を観測することで、X軸を駆動するモータとY軸を駆動するモータとの径点方向がともに反転するときの動作特性を得ることができる。そうすることで、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjの調整のために観測する動作特性を追加することができ、フィードフォワードに係る制御パラメータai、bjをより正確かつ効率的に調整することができる。
円弧は図3を用いて説明したように、一方の軸を駆動するモータが一方向に回転しているときの、他方の軸を駆動するモータの反転時の特性を検出することができる。
また、四角形の角(かど)は図4を用いて説明したように、一方の軸を駆動するモータが減速から停止し、他方の軸を駆動するモータが停止から加速するときの特性を検出することができる。
また、図5を用いて説明した角R付き四角形は直線から円弧、円弧から直線に移るときの特性、即ち、一方の軸を駆動するモータが停止のために減速しているときに、他方の軸を駆動するモータが停止から加速するときの特性を検出することができる。
また、八角形は、図6に示した第1の構成例である、角(かど)に対応する部分の形状を円弧から角(かど)に置き換わった形状となり、図6に示した第1の構成例のD点で、速度が不連続に変化する点が構成される。
また、上述した機械学習装置300は、評価用プログラムをCNC装置100に実行させることにより、動作特性として位置偏差を観測したが、フィードバック情報は位置偏差に限定されず、位置偏差に加えて位置指令及び位置フィードバック(位置検出値)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
例えば、図11はCNC装置の他の構成例の一部の構成を示すブロック図である。図11は図2に示したモータ制御部に、減算器1010、電流制御部1011、加算器1012、及び電流フィードフォワード計算部1013をさらに追加したCNC装置を示している。
また、機械学習ではなく、操作者が制御パラメータai、bjを例えば、制御表示盤等を介して適宜入力して、当該評価用プログラムを動作させて、動作特性を観察することにより、制御パラメータai、bjを調整するようにしてもよい。
最後に、補足説明として本実施形態における機械学習について簡単に説明する。
図12は本発明の第1の実施形態の機械学習装置300を示すブロック図である。
図12に示すように、機械学習装置300は、状態情報取得部301、学習部302、行動情報出力部303、価値関数記憶部304、及び最適化行動情報出力部305を備える。学習部302は報酬出力部3021、価値関数更新部3022、及び行動情報生成部3023を備える。
エージェント(本実施形態における機械学習装置300に相当)は、環境の状態を観測し、ある行動を選択し、当該行動に基づいて環境を変化させ、環境の変化に伴って、何らかの報酬が与えられ、エージェントはより良い行動の選択(意思決定)を学習する。
CNC装置100における速度フィードフォワード計算部1009の伝達関数G(s)の各係数ai、bj(i,j≧0)の値、並びに学習時の評価用プログラムを実行することで取得されるCNC装置100の位置偏差情報を含む、指令及びフィードバック等のサーボ状態を状態sとする。状態情報取得部301は、状態sを取得する。
状態sに係る速度フィードフォワード計算部1009の制御パラメータai、bjの調整(例えば、制御パラメータai、bjをランダムに微修正する)を行動aとする。なお、制御パラメータai、bjは例えば、初期設定値として、[数1]のa0=1、a1=0、b0=0、b1=制御対象のイナーシャ値とする。また、係数ai、bjの次元m、nを予め設定する。学習部302における行動情報生成部3023は、行動aを生成して、行動情報出力部303は、状態sにおける行動aをCNC装置100に対して出力する。
状態sにおける状態変数である位置偏差の集合(位置偏差集合)をPD(s)、行動情報a(速度フィードフォワード計算部の各係数ai、bj(i,jは0及び正の整数を示す)の修正)により状態sから変化した状態情報s´に係る状態変数である位置偏差集合をPD(s´)で示す。また、状態sにおける位置偏差の値を、予め設定された評価関数f(PD(s))に基づいて算出される値とする。
評価関数fとしては、例えば、
位置偏差の絶対値の積算値を算出する関数
∫|e|dt
位置偏差の絶対値に時間の重み付けをして積算値を算出する関数
∫t|e|dt
位置偏差の絶対値の2n(nは自然数)乗の積算値を算出する関数、
∫e2ndt(nは自然数)
位置偏差の絶対値の最大値を算出する関数
Max{|e|}
等を適用することができる。
なお、行動情報aにより修正された状態情報s´に係る修正後の速度フィードフォワード計算部1009に基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値f(PD(s´))が、行動情報aにより修正される前の状態情報sに係る修正前の速度フィードフォワード計算部1009に基づいて動作したCNC装置100の位置偏差の値f(PD(s))と等しい場合は、報酬rの値をゼロとする。
学習部302における報酬出力部3021は、状態sに対して行動aを適用した場合の報酬rを算出する。
或る環境の状態sの下で、行動aを選択する場合の価値をQ(s,a)とする。このように、Q(s,a)は、状態sと行動aを入力とする関数である。
学習を最初に開始する時点では、状態sと行動aとの組合せについて、価値Q(s,a)の正しい値は全く分かっていない。そこで、エージェントは、或る状態sの下で様々な行動aを選択し、その時の行動aに対して、与えられる報酬に基づいて、より良い行動の選択をすることにより、正しい価値Q(s,a)を学習していく。
このような価値Q(s,a)の更新式は、例えば、次の数式2(以下に数2として示す)により表すことができる。
学習では、すべての状態行動ペア(s,a)についてのQ(s,a)のテーブルを作成して、学習を行う方法がある。学習部302における価値関数更新部3022は、状態sと、行動aと、行動aを状態sに適用した場合の状態s´と、報酬出力部3021により算出された報酬rの値と、に基づいて学習を行うことにより、価値関数記憶部304が記憶する価値関数Qを更新する。
最適化行動情報出力部305は、価値関数更新部3022が学習を行うことにより更新した価値関数Qに基づいて、価値Q(s,a)が最大となる動作を速度フィードフォワード計算部1009に行わせるための行動情報aを生成する。
以上、本実施形態における機械学習について補足説明したが、ここで説明した機械学習は、評価用プログラムによる評価を観測して、調整(学習)するための1つの例であって、調整(学習)は、これに限定されない。例えば、オペレータが、評価用プログラムを使用して、制御パラメータを調整してもよい。
101 記憶部
102 数値制御情報処理部
103、104 モータ制御部
201、202 モータ
300 機械学習装置
Claims (9)
- 工作機械、ロボット、又は産業機械に係る第1の軸を駆動する第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸を駆動する第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、を含む制御装置に係る動作特性を評価するための、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムであって、
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が、前記第1及び第2のモータの回転方向がともに反転する角(かど)のある形状を備えるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラム。 - 工作機械、ロボット、又は産業機械に係る第1の軸を駆動する第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸を駆動する第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、を含む制御装置に係る動作特性を評価するための、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムであって、
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が、前記第1又は前記第2の軸のうち少なくとも1つの軸が停止してから次に停止するまでの移動方向と、前記次に停止してからの移動方向とが同じ方向であるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラム。 - 前記移動軌跡の形状は、前記角(かど)のある形状をそれぞれの端部に持つ星形である請求項1に記載の評価用プログラム。
- 前記移動軌跡の形状は、弧により十字形を描く形状、又は凸状の円弧と凹状の円弧とで構成される角(かど)を含む十字形である請求項2に記載の評価用プログラム。
- 工作機械、ロボット、又は産業機械に係る第1の軸を駆動する第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸を駆動する第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、を含む制御装置に係る動作特性を評価するための、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムであって、
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が少なくとも、前記第1及び第2のモータの回転方向がともに反転しない角(かど)のある形状と、前記第1及び第2のモータの一方が一方向に回転し、且つ前記第1及び第2のモータの他方の回転方向が反転する弧を描く形状とを備え、さらに前記角(かど)のある形状と前記弧を描く形状とが交互に配置される八角形となるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラム。 - 工作機械、ロボット、又は産業機械に係る第1の軸を駆動する第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸を駆動する第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、を含む制御装置に係る動作特性を評価するための、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラムであって、
前記第1及び第2のモータで駆動される前記第1及び第2の軸によって移動する制御対象の移動軌跡の形状が少なくとも、前記第1及び第2のモータの回転方向がともに反転しない角(かど)のある形状と、前記第1及び第2のモータの一方が一方向に回転し、且つ前記第1及び第2のモータの他方の回転方向が反転する弧を描く形状を備えるとともに、前記第1及び第2のモータの一方が減速してから停止するとともに、前記第1及び第2のモータの他方が停止状態から回転する角(かど)のある形状を備え、さらに、前記移動軌跡の形状は、前記角(かど)のある形状と前記弧を描く形状とが交互に配置される八角形の半分を端部に持つ十字形となるように、前記第1及び第2のモータ制御部を動作させる評価用プログラム。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の評価用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の評価用プログラムを用いて、前記制御装置の前記第1及び第2のモータ制御部によってそれぞれ前記第1及び第2のモータを駆動させることで、前記第1及び第2のモータ制御部における、反転によるバックラッシの補正、静摩擦の補正、フィードフォワードのうちの少なくとも一つの動作特性を評価する評価方法。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の評価用プログラムを記憶する記憶部と、前記評価用プログラムに基づいて前記第1及び第2のモータ制御部にそれぞれ位置指令を出力する数値制御情報処理部と、を備えた制御装置。
Priority Applications (4)
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