JP6545865B2 - ミスト発生装置 - Google Patents
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Description
電源スイッチ66をオン操作したのち、冷ミストスイッチ67をオン操作して冷ミストモードを選択すると、図6に示すようにイオン種発生部54が作動して吹出しノズル53へ向かってイオン種の放出を開始する。また、イオン種発生部54の作動と同時にミスト発生部2が作動し、原液容器8内のミスト原液に超音波振動子10の振動を作用させて冷ミストを生成する。さらに、超音波振動子10が作動して一定時間(0.5秒)が経過すると送風部37が起動して、加圧空気を原液容器8内へ送給し、同時に第2通路42内へ送給する。このときの送風ファン38はモーター39の出力Hiにより高速度(Hi状態)で回転駆動されて、温ミストモード時に比べて大量の加圧空気を原液容器8と第2通路42へ送給する。
電源スイッチ66をオン操作したのち、温ミストスイッチ68をオン操作して温ミストモードを選択すると、図7に示すようにイオン種発生部54が作動して吹出しノズル53へ向かってイオン種の放出を開始し、同時に加熱部4のPTCヒーター30が作動して伝熱ブロック31を加熱する。イオン種発生部54と加熱部4が作動を開始してから、一定時間(5秒)が経過するとミスト発生部2が作動し、原液容器8内のミスト原液に超音波振動子10の振動を作用させて冷ミストを生成する。さらに、超音波振動子10が作動して一定時間(0.5秒)が経過すると送風部37が起動して、加圧空気を原液容器8内へ送給し、同時に第2通路42内へ送給する。このときのモーター39の出力がlowとなり、送風ファン38は低速度(Lo状態)で回転駆動されて、冷ミストモード時に比べて低圧で、より少ない量の加圧空気を原液容器8と第2通路42へ送給する。
電源スイッチ66をオン操作したのち、温冷スイッチ69をオン操作して温冷交互モードを選択すると、図8に示すようにイオン種発生部54が作動して吹出しノズル53へ向かってイオン種の放出を開始し、同時に加熱部4のPTCヒーター30が作動して伝熱ブロック31を加熱する。イオン種発生部54と加熱部4が作動を開始してから、一定時間(5秒)が経過するとミスト発生部2が作動し、原液容器8内のミスト原液に超音波振動子10の振動を作用させて冷ミストを生成する。さらに、超音波振動子10が作動して一定時間(0.5秒)が経過すると送風部37が起動して、加圧空気を原液容器8内へ送給し、同時に第2通路42内へ送給する。このときの送風ファン38は低速度(Lo状態)で回転駆動される。この状態では、冷ミストがPTCヒーター30および伝熱ブロック31で加熱されるので、加熱された温ミストがミスト出口部22からケースの外へ放出される。
本体ケース1の内部に、ミスト原液をミスト化するミスト発生部2と、ミスト発生部2で生成した冷ミストを流動案内するミスト送給路3が設けられており、
ミスト送給路3は、ミスト発生部2と対向するミスト入口部21から、本体ケース1の外面に臨むミスト出口部22にわたって形成されており、
ミスト送給路3に、冷ミストを加熱する加熱部4が設けてあることを特徴とするミスト発生装置。
このように、ミスト送給路3に加熱部4を設けて、ミスト送給路3内の冷ミストを加熱部4で直接加熱するので、熱容量が小さな加熱空気で微細ミスト化された熱容量が大きなスチームを加熱する従来装置に比べて、冷ミストの加熱を確実に行って、温ミストを効果的に生成できる。従って、冷ミストと温ミストを、それぞれ効果的に生成できるミスト発生装置を提供できる。また、冷ミストの生成時と温ミストの生成時のいずれの場合にも、ミスト発生部2とミスト送給路3を共通して使用し、温ミストの生成時に限ってミスト送給路3に設けた加熱部4を作動させるので、スプレー装置とスチーム発生装置を個別に設ける必要があった従来装置に比べて、ミスト発生装置の全体構造を簡素化してその製造コストを削減できる。全体構造が簡素化される分だけミスト発生装置を小形化できる利点もある。
加熱部4が、電熱体30を含む加熱体Kを備えており、
ミスト送給路3には、加熱体Kを収容する加熱チャンバー23が設けられており、
加熱チャンバー23において加熱体Kが占める仮想空間の断面積S1が、加熱チャンバー23の断面積Sの半分以上を占めているミスト発生装置。
このように、電熱体30を含む加熱体Kを備える加熱部4によれば、ミスト送給路3内の冷ミストを短時間で加熱できる。また、加熱チャンバー23において、加熱体Kが占める仮想空間の断面積S1が、加熱チャンバー23の断面積Sの半分以上を占める構造とすることにより、冷ミストと加熱体Kとの伝熱機会をさらに拡大して、温ミストを温度むらのない状態で均一に生成できる。
加熱部4における加熱体Kの通気方向の長さHが、前記通気方向と直交する向きの加熱体Kの長さWより大きく設定してあるミスト発生装置。
このように、加熱体Kの通気方向の長さHを、通気方向と直交する向きの加熱体Kの長さWより大きく設定すると、長さHが大きく設定してある分だけ、加熱部4を通過する冷ミストと加熱体Kとの接触時間を長引かせて、冷ミストと加熱体Kの伝熱機会を増加でき、均一な温度の温ミストをさらに確実に生成できる。
加熱チャンバー23の内面に、冷ミストの流動方向を変える堰止め体28が設けられており、
加熱チャンバー23を通過する冷ミストを堰止め体28で受止めて、冷ミストと加熱体Kの接触機会を増加しているミスト発生装置。
このように、加熱チャンバー23の内面に冷ミストの流動方向を変える堰止め体28を設けると、加熱体Kを通過する冷ミストの一部を堰止め体28で堰止めて、冷ミストおよび加熱途中の温ミストの流動方向を変え、さらに流動速度を低下させて加熱体Kとの伝熱機会を増やすことができる。従って、加熱部4を通過する冷ミストの加熱をさらに確実に行って、温度むらのない状態の温ミストを的確に生成できる。
ミスト送給路3のミスト入口部21における入口通路24の断面積S2が、加熱チャンバー23の断面積Sより小さく設定してあるミスト発生装置。
このように、入口通路24の断面積S2を、加熱チャンバー23の断面積Sより小さく設定すると、入口通路24から加熱チャンバー23へ流動してきた空気流および冷ミストの流動速度を大きく低下させることができる。また、加熱チャンバー23へ流動してきた空気流および冷ミストを、加熱体Kの中央寄りに沿って流動させて、加熱体Kによる冷ミストおよび空気流の加熱を効果的に行えるうえ、温度むらのない状態の温ミストを生成できる。
ミスト送給路3のミスト出口部22における出口通路22の断面積S3が、ミスト入口部21における入口通路24の断面積S2より大きく設定してあるミスト発生装置。
このように、ミスト出口部22の出口通路22の断面積S3を、ミスト入口部21における入口通路24の断面積S2より大きく設定すると、加熱チャンバー23で加熱された直後の温ミストの流動速度を、入口通路24を通過する冷ミストの流動速度より低下させることができる。従って、ミスト出口部22から放出された温ミストの空気中における貫通度を緩和して、ミスト出口部22から放出された温ミストが顔肌等に勢いよく吹付けられるのを解消でき、放出された温ミストに触れたユーザーが熱い思いをするのを解消できる。
ミスト入口部21における入口通路24の断面積S2と、ミスト出口部22における出口通路26の断面積S3と、加熱チャンバー23の断面積Sの3者が、不等式(S2<S3<S)を満足するように設定してあるミスト発生装置。
このように、入口通路24の断面積S2と、出口通路26の断面積S3と、加熱チャンバー23の断面積Sの3者の関係は、不等式(S2<S3<S)を満足するように設定すると、ミスト出口部22における温ミストの流動速度を、ミスト入口部21の流動速度より小さくしながら、加熱チャンバー23における冷ミストあるいは温ミストの流動速度より大きくして、温ミストがミスト出口部22の内面に付着して結露するのを防止できる。従って、加熱チャンバー23において生成した温ミストの殆どを、本体ケース1の外へ有効に放出できる。
ミスト入口部21に、入口通路24からミスト発生部2へ向かって徐々に拡開するミスト導入部25が形成してあるミスト発生装置。
このように、ミスト入口部21に拡開状のミスト導入部25を形成すると、ミスト発生部2で生成した冷ミストを、ミスト導入部25で流動案内し集約したのち、ミスト導入部25に連続する入口通路24から加熱チャンバー23へと送給することができる。このとき、入口通路24を通過した冷ミストは、加熱体Kの中央寄りに向かって流動するので、加熱チャンバー23における冷ミストの加熱をさらに的確に行える。
2 ミスト発生部
3 ミスト送給路
4 加熱部
8 原液容器
10 超音波振動子
20 送給筒体
21 ミスト入口部
22 ミスト出口部
23 加熱チャンバー
24 入口通路
26 出口通路
28 堰止め体
30 PTCヒーター(電熱源)
31 伝熱ブロック
37 送風部
38 送風ファン
39 モーター
50 ドロッパー抵抗
54 イオン種発生部
K 加熱体
Claims (1)
- 本体ケース(1)の内部に、ミスト原液をミスト化するミスト発生部(2)と、ミスト原液を電気分解する陽極電極(35)および陰極電極(36)と、放電電極(61)を有するイオン種発生部(54)が設けられており、
電気分解されたミストが放出されるミスト出口部(22)を備えており、
イオン種発生部(54)にて生成されたイオンが放出される開口を備えており、
電気分解されたミストとイオンを同時に放出可能に構成されており、
イオン種発生部(54)と、送風ファン(38)と、送風ファン(38)を駆動するモーター(39)と、モーター(39)の駆動電流の電圧を低下するドロッパー抵抗(50)が配置される空気通路(40)を備えており、
空気通路(40)の内部であって、かつイオン種発生部(54)の風上側にドロッパー抵抗(50)が配置されていることを特徴とするミスト発生装置。
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