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JP6414696B2 - キー閉じ込み防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のキー閉じ込み防止装置に関する。
ユーザが所持するキーと、車両に搭載された車載機との間で無線通信により車両における種々の機能を実現するスマートエントリーシステム(スマートキーシステムともいう)は、機械的な鍵を使用しなくても、キーと、車載機との間で無線通信により認証を行い、その認証結果に基づいて、ドアの解錠やエンジン始動などの、ユーザが所望する動作を行うことができる。さらに、ドアの施錠時には車内のキー有無を判定し、キーの閉じ込みをさせない(ドアをロックせず警報を出す)閉じ込み防止機能も実現している。
現状のキー閉じ込み防止機能は、車両外部からの施錠操作時に動作する。一方、車両内部から施錠した場合には、施錠操作をユーザの意思によるものとして、キー閉じ込み防止機能を動作させないようになっている(つまり、施錠する)。そのため、例えばエンジンを始動させた状態で、車室内にキーと乳幼児を残したとき、乳幼児が間違って施錠した場合、外部から解錠できない事態が発生する。
そこで、室内に携帯機が存在する場合、室内照合が成立したときに、操作手段が操作手順の通りに操作されるとドアを強制解錠する、キー閉じ込み防止に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−194799号公報
特許文献1の構成では、操作手順を覚えていないと、ドアを解錠できない。また、操作手順を簡単なものにすると、第三者に覚えられて悪用される可能性がある。
近年、スマートフォンに代表される携帯端末と、車載機とを連携させて、ユーザの利便性を向上させたシステムが考案されている。特許文献1では、スマートフォンとの連携については開示・示唆ともない。
上記課題を背景として、本発明は、煩雑な操作を行うことなく、ユーザの利便性を向上させるキー閉じ込み防止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのキー閉じ込み防止装置は、車両に搭載された車載機と、ユーザが所持する車両のキーと、ユーザが所持する携帯端末と、を含み、携帯端末は、ユーザが操作する操作部と、外部との通信を行うための携帯端末通信部と、を備え、携帯端末通信部は、ユーザの操作に基づいて生成されるトリガ信号を送信し、車載機は、車両が停車状態であるか否かを判定する停車状態判定部と、携帯端末およびキーと通信を行うための車載機通信部と、車両が停車状態で、車載機通信部がトリガ信号を受信したとき、トリガ信号に基づいて携帯端末を認証する認証部と、を備え、車載機通信部は、車両が停車状態でトリガ信号を受信したとき、キーを探索するための探索信号を車両の室内に送信し、携帯端末の認証が正しく行われ、かつ、車両の室内にあるキーからの、探索信号に応答する探索応答信号を受信したとき、車両のドアを解錠させるための解錠指示を出力する出力部を、さらに備え、キーは、少なくとも車載機と通信を行うためのキー通信部を備え、キー通信部は、探索信号を受信したとき、探索応答信号を送信する。
本発明は、スマートフォンからのトリガ信号により、車両が車室内のキーの有無を判断し、解錠できる緊急対応機能を実現する。ここで、スマートフォンはあくまでも車両に対するトリガ信号の送信のみを行う。これにより、スマートフォンのような汎用の携帯端末を使用することによるセキュリティ性の低下を抑制できる。また、解錠のための操作手順を覚る必要はなく、第三者による覗き見もできにくくなる。さらに、ユーザは、操作手順を覚えていなくても、ドアを解錠することができる。
キー閉じ込み防止装置の構成を示す図。 携帯端末の構成を示す図。 車載機およびキーの構成を示す図。 携帯端末のトリガ信号送信処理を示すフロー図。 車載機のキー閉じ込み防止処理を示すフロー図。 キーの応答処理を示すフロー図。
図1のように、キー閉じ込み防止装置1は、車両10に搭載された車載機100、ユーザU1が所持するキー200および携帯端末300を含む。図1は、以下の状況を示している。本来キーを所持すべきユーザU1が、キー200を車両10の室内(例えば、運転席上)に置いたまま車外に出た。この状況で、車両10の室内に残っているユーザU2が、室内のドアロックスイッチ20を操作し、ドアを施錠した。よって、ユーザU1は、ドアを解錠できない。
図2のように、携帯端末300は、周知のCPUおよび周辺回路を含む制御部301、制御部301に接続された、メモリ302、受信部303、送信部304、操作部305、例えばLCDである表示部306、位置検出部307を備える。受信部303、送信部304が、携帯端末通信部に相当する。操作部305は、表示部306の画面上に形成されたタッチパネル、メカニカルスイッチのいずれを用いてもよい。
携帯端末300は、例えば、周知のスマートフォンに代表されるタブレット型端末(液晶ディスプレイなどの表示画面上にタッチパネルを搭載し、指で操作する携帯情報端末の総称)を用いる。
メモリ302は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用い、OSおよびアプリケーションプログラムの他に、携帯端末300の動作に必要なデータ(例えば、後述の認証に用いるための認証データ)を記憶する。制御部301が該アプリケーションプログラムを実行することで、携帯端末300の各種機能を実現する。
受信部303は、少なくとも、車載機100からの無線信号を受信できるように構成し、例えば、LF(長波)帯の電波を用いる。送信部304は、少なくとも、車載機100およびキー200に無線信号を送信できるように構成し、例えば、RF(高周波)帯あるいはLF(長波)帯の電波を用いる。車載機100およびキー200の構成が、図3のようであれば、車載機100に対してはRF帯を用い、キー200に対してはLF帯を用いる。
位置検出部307は、例えば、周知のGPS衛星からのGPS信号を受信し、GPS信号に基づいて、地図データ上での携帯端末300の現在位置を特定する。位置検出部307を備えない構成でもよい。
図3のように、車載機100は、ECU101と、ECU101に接続された、メモリ102、送信部103、受信部106を備える。
ECU101が、停車状態判定部、認証部、照合部、判定部、出力部、位置情報取得部、車両位置取得部に相当する。送信部103、受信部106が、車載機通信部に相当する(各アンテナを含む)。また、受信部106は、位置情報取得部にも相当する。
ECU101は、周知のCPUおよび周辺回路を含む。ECU101がメモリ102に記憶された車載機制御プログラムを実行することで、車載機100の各種機能を実現する。
メモリ102は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用い、車載装置制御プログラムの他に、キー200を照合するためのマスタコード等の、車載機100の動作に必要なデータを記憶する。
送信部103は、キー200に対し、例えばLF(長波)帯の電波にて無線信号を送信する。送信部103から送信する無線信号は、送信部103に接続された車室内送信アンテナ104および車室外送信アンテナ105を介して、限られた通信エリア内(例えば、各アンテナから1〜1.5m程度)に対してのみ到達する。車室内送信アンテナ104は、車室内に設けられ、車室内に無線信号を送信する。車室外送信アンテナ105は、例えば、各ドアパネルあるいはドアハンドル、トランク内に設けられ、車室外に無線信号を送信する。
受信部106は、受信部106に接続された車室内受信アンテナ107および車室外受信アンテナ108を介して、キー200および携帯端末300から、例えばRF(高周波)帯の電波を用いて送信される無線信号を受信する。これにより、電波の出力レベルが比較的微弱でも、例えば、車両から半径100m程度の通信距離を確保できる。
ECU101は、車内LAN140を介して、ドアECU121、ナビゲーション装置130と、通信可能に接続される。ナビゲーション装置130は、地図上で車両10の現在位置を表示するとともに、設定された目的地への推奨経路を地図上で示して、車両10を目的地まで誘導する。
ドアECU121は、ユーザが操作するドアスイッチ122の状態を検知したり、車両のドアを解錠/施錠するドアロック機構123の作動を制御する。ドアスイッチ122は、ドアパネル120に含まれるドアハンドルあるいはその近傍に取り付けられる。ドアパネルは、1つのみ例示してあるが、車両の構成に応じてパネル数は変わる。
キー200は、周知のCPUおよび周辺回路を含む制御部201、制御部201に接続されたメモリ202、送信部203、受信部205、操作部207を含む。制御部201がメモリ202に記憶されたキー制御プログラムを実行することで、キー200の各種機能を実現する。
メモリ202は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用い、キー制御プログラムの他に、キー200の照合に用いるIDコード等の、キー200の動作に必要なデータを記憶する。
送信部203は、送信部203に接続された送信アンテナ204を介して、車載機100へ、RF帯の電波にて無線信号を送信する。受信部205は、受信部205に接続された受信アンテナ206を介して、車載機100および携帯端末300から、LF帯の電波にて送信される無線信号を受信する。送信部203、受信部205が、キー通信部に相当する(各アンテナを含む)。
操作部207は、主にリモートキーレスエントリー(以下、「RKE」と略称)機能を利用するためのもので、例えば、周知のメカニカルスイッチを用いる。操作部207の操作内容に応じて、例えばドアの施錠/解錠、トランクの解錠を行うためのRKEコマンドを、送信部203から送信する。
図3の構成では、車載機100から送信部103を介して、キー200に照合要求信号を送信する。受信部205を介して照合要求信号を受信したキー200は、自身を識別するためのIDコードを含む照合応答信号を、送信部203を介して車載機100へ送信する。ECU101は、受信したIDコードと、メモリ102に予め記憶されたマスタコードとを照合し、両者が一致して照合が正常に行われたとき、ドアスイッチ122の状態に基づいて、例えば、ドアの施錠または解錠の許可、さらに、エンジン始動の許可を含む制御信号を該当する装置(図示せず)に出力する。つまり、車載機100とキー200とで、周知のスマートエントリーシステムを構成する。
つまり、「ユーザが所持するキーと、車両に搭載された車載機との間で双方向通信を行い、車載機がキーを照合し、その結果に基づいて、車両の所定の機能の動作制御を行うスマートエントリーシステム」と、携帯端末300を組み合わせることで、比較的安価に、キー閉じ込み防止装置1を構成できる。また、既存のスマートエントリーシステムについても、キーおよび車載機のハードウエア変更は不要で、プログラムを変更することで、キー閉じ込み防止装置1に改造できる。
図4の、携帯端末300において、アプリケーションプログラムに含まれ、制御部301が所定のタイミングで実行するトリガ信号送信処理を説明する。まず、操作部305で、ユーザによるトリガ信号を送信するための操作を検出した否かを判定する。
ユーザの操作を検出したとき(S11:Yes)、位置検出部307を備える構成のときは、位置検出部307から携帯端末300の現在位置を取得する(S12)。次に、現在位置を含む位置情報を作成する(S13)。位置検出部307を備えない構成のときは、S12およびS13を実行しない。
次に、送信部304を介して、車載機100にトリガ信号を送信する(S14)。トリガ信号の内容は、以下のとおりである。
・トリガ信号を示す識別コード。
・メモリ302に記憶された認証データ。認証データは、例えば、携帯端末300を一意に識別できる。
・位置検出部307を備える構成のときは、位置情報。
トリガ信号は暗号化して送信することが望ましい。これにより、第三者の所持する携帯端末でトリガ信号を傍受しても、内容を解読するのは困難になる。暗号化のアルゴリズムは、文字列変換、データのビット反転、AES等、周知のもののいずれを用いてもよい。
次に、車載機100からデータ(図5参照)を受信したとき(S15:Yes)、表示部306に、受信した内容に応じたメッセージを表示する(S16)。この後、本処理を終了する。なお、S15およびS16は、トリガ信号の送信後に車載機100からデータを受信する構成のときのみ実行する。
図5の、車載機100において、車載機制御プログラムに含まれ、ECU101が所定のタイミングで実行するキー閉じ込み防止処理を説明する。まず、車両10が停車状態であるか否かを判定する。以下のうちの少なくとも一つが成立しているとき、停車状態であると判定する。判定に用いる情報は、車内LAN140を介して、他の車両用装置から取得する。
・車両10のシフトポジションが、「P(パーキング)」である。
・車両10の速度が0km/hである。
・車両10の駐車ブレーキが作動状態である。
なお、車両10の原動機(エンジンまたはモータ)については、回転状態でも停止状態でもよい。つまり、停車状態は、車両が停止し、キー200の本来の所持者であるユーザU1が車両10の近傍にいて、立ち去らない状態である。
車両10が停車状態でないとき(S31:No)、本処理を終了する。一方、車両10が停車状態のとき(S31:Yes)、携帯端末300からのトリガ信号の受信待ち状態になる。トリガ信号の受信待ち状態は、車両10が停車状態でなくなった時点で終了する。
トリガ信号を受信したとき(S32:Yes)、車両10の室内にキー200があるか否かを探索するための探索信号を、車室内送信アンテナ104を介して送信部103から送信する(S33)。
上述の構成が、「車載機通信部は、認証部が携帯端末を認証する前に探索信号を送信する」ものである。本構成によって、探索信号の送信を携帯端末の認証の前に行うことで、トリガ信号を受信してから、探索応答信号を受信するまでの時間を短縮できる。
次に、トリガ信号に含まれる認証データと、予めメモリ102に記憶された認証データとを比較して、携帯端末300を認証する(S34)。2つの認証データが一致せず認証が正常に行われなかったとき(S35:No)、本処理を終了する。一方、2つの認証データが一致して認証が正常に行われとき(S35:Yes)、この後、キー200からの探索応答信号の受信待ち状態となる。
認証データは、携帯端末300を車載機100に登録する際に、メモリ(102または302)に書き込む。登録は、例えば、ディーラーのような、セキュリティが比較的高いと考えられる施設で、専門知識を持った作業者が行うことが望ましい。
所定時間内に探索応答信号を受信しなかったとき(S36:No→S42:Yes)、車両10の室内でキー200を検知しなかった旨を含む「キーなし情報」を送信する(S43)。携帯端末300では、図4のS15で該情報を受信する。「キーなし情報」を送信しない構成でもよい。
一方、所定時間内に探索応答信号を受信したとき(S36:Yes)、以下のうちの少なくとも一方を用いて、携帯端末300の位置情報を取得する(S37)。
・キー200が携帯端末300からのトリガ信号を受信する構成のときは、探索応答信号に位置情報が含まれているので、この位置情報を取得する。位置情報として、トリガ信号を受信したか否かを示す内容、あるいは、トリガ信号の受信電界強度(RSSI)のいずれかを含む。
・トリガ信号に位置情報が含まれているときは、この位置情報を取得する。
次に、位置情報に基づき、携帯端末300が、以下のうちの少なくとも一つを用いて、車両10から所定範囲内にあるか否かを判定する。
・キー200が携帯端末300からのトリガ信号を受信する構成で、位置情報に、トリガ信号を受信した旨の内容を含むときは、所定範囲内にあると判定する。LF帯の電波にてトリガ信号を送信する場合、信号の有効到達距離は、上述のように1〜1.5m程度であるため、トリガ信号を受信したことを以て、所定範囲内にあると判定できる。
・キー200が携帯端末300からのトリガ信号を受信する構成で、位置情報に、トリガ信号のRSSIを含むときは、RSSIが予め定められたRSSI閾値を超えているとき、所定範囲内にあると判定する。位置情報に、RSSI閾値との比較結果を含むときは、該比較結果に基づいて、所定範囲内にあるか否かを判定する。
・トリガ信号に位置情報が含まれているときは、ナビゲーション装置130から車両10の現在位置を取得し、位置情報と現在位置とから、車両10と携帯端末300との距離を算出し、算出した距離が所定範囲内に含まれるとき、所定範囲内にあると判定する。
上述の構成が、「車載機は、携帯端末の位置を含む位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報に基づき、携帯端末が車両から所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、を備え、携帯端末が車両から所定範囲内にあるとき、出力部は、解錠指示を出力する」ものである。本構成によって、携帯端末を所持するユーザが車両の近傍にいないとドアは解錠されないので、ユーザが車両に乗り込む前に第三者が車両に侵入することを防止できる。
上述のキー200が携帯端末300からのトリガ信号を受信する構成が、「キー通信部は、トリガ信号を受信し、トリガ信号を受信したときの、該トリガ信号の受信状態に基づいて位置情報を作成し、キー通信部は、探索応答信号に位置情報を含めて送信する」ものである。本構成によって、一つのトリガ信号によって、車載機とキーとが、ほぼ同時にドアを解錠するか否かについての処理を開始できる。携帯端末からのトリガ信号を受信した車載機からキーに指示を送る構成に比べて、位置情報を作成するタイミングを早くすることができる。車載機からの探索信号を受信したときには、キーで位置情報の作成を終了していることもあるので、ユーザの操作からドア解錠までの時間を短縮でき、ユーザの利便性を向上できる。また、通信の安全性は、キー〜車載機間の方が、携帯端末〜車載機間よりも高いという利点もある。
上述のトリガ信号に位置情報が含まれている構成が、「携帯端末は、携帯端末の位置を検出する位置検出部を備え、携帯端末通信部は、携帯端末の位置を位置情報に含めて送信し、車載機は、車両の位置を取得する車両位置取得部を備え、車載機通信部は、位置情報を受信取得し、判定部は、受信した位置情報に含まれる携帯端末の位置と、車両の位置とに基づいて、携帯端末が車両から所定範囲内にあるか否かを判定する」ものである。本構成によって、キーを介さず、携帯端末と車載機とで、携帯端末の位置の判定を行うことができる。
携帯端末300が車両10から所定範囲内にないとき(S38:No)、本処理を終了する。一方、携帯端末300が車両10から所定範囲内にあるとき(S38:Yes)、上述したようにキー200を照合する(S39)。なお、照合要求信号は、車室内送信アンテナ104を介して送信部103から送信する。他の送信アンテナからは送信しない。
照合が正常に行われなかったとき(S40:No)、本処理を終了する。一方、照合が正常に行われとき(S40:Yes)、ドアECU121に対し、少なくとも、運転席のドアロック装置を解錠するよう指示を出力する(S41)。この後、本処理を終了する。
上述の構成が、「車載機通信部は、探索応答信号を受信したとき、キーを照合するための照合要求信号を送信し、キーから照合要求信号に応答する照合応答信号を受信し、照合応答信号に基づいてキーを照合する照合部を備え、キーの照合が正しく行われたとき、出力部は、解錠指示を出力し、キー通信部は、照合要求信号を受信したとき、照合応答信号を送信する」ものである。周知のスマートエントリーシステムは、車載機がキーの照合を行うことにより、車両の各種機能の動作制御を行っている。本構成によって、ドア解錠時の条件が増え、不正にドアロックが解錠される可能性が低くなってセキュリティ性が向上する。また、既存のシステムの構成を利用することで、コストの上昇を抑制できる。
図6の、キー200において、キー制御プログラムに含まれ、制御部201が所定のタイミングで実行する応答処理を説明する。キー200は、ユーザの操作が行われないときは、車載機100からの応答要求信号あるいは携帯端末300からのトリガ信号の受信待ち状態になっている。
トリガ信号を受信したとき(S51:Yes)、以下のうちの少なくとも一つを用いて、携帯端末300の位置を反映した位置情報を作成する(S52)。
・「トリガ信号を受信した」旨を位置情報に含める。
・受信部205で、トリガ信号のRSSIを計測し、計測結果を位置情報に含める。メモリ202に上述のRSSI閾値を記憶し、計測結果とRSSI閾値との比較結果を位置情報に含めてもよい。
この後、車載機100からの探索信号の受信待ち状態となる。所定時間内に探索信号を受信しなかったとき(S53:No→S57:Yes)、本処理を終了する。一方、所定時間内に探索信号を受信したとき(S53:Yes)、探索応答信号を送信する(S54)。探索応答信号は、少なくとも位置情報を含む。キーIDを含めてもよい。この後、車載機100からの照合要求信号の受信待ち状態となる。
所定時間内に照合要求信号を受信しなかったとき(S55:No→S58:Yes)、本処理を終了する。一方、所定時間内に照合要求信号を受信したとき(S55:Yes)、キーIDを含む照合応答信号を送信する(S56)。この後、本処理を終了する。
以上、実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、上記形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 キー閉じ込み防止装置
10 車両
100 車載機
101 ECU(停車状態判定部、認証部、照合部、判定部、出力部、位置情報取得部、車両位置取得部)
103 送信部(車載機通信部)
106 受信部(車載機通信部、位置情報取得部)
200 キー
203 送信部(キー通信部)
205 受信部(キー通信部)
300 携帯端末
303 受信部(携帯端末通信部)
304 送信部(携帯端末通信部)
305 操作部
307 位置検出部

Claims (6)

  1. 車両に搭載された車載機と、ユーザが所持する前記車両のキーと、前記ユーザが所持する携帯端末と、を含み、
    前記携帯端末は、
    前記ユーザが操作する操作部と、
    外部との通信を行うための携帯端末通信部と、
    を備え、
    前記携帯端末通信部は、前記ユーザの操作に基づいて生成されるトリガ信号を送信し、
    前記車載機は、
    前記車両が停車状態であるか否かを判定する停車状態判定部と、
    前記携帯端末および前記キーと通信を行うための車載機通信部と、
    前記車両が停車状態で、前記車載機通信部が前記トリガ信号を受信したとき、前記トリガ信号に基づいて前記携帯端末を認証する認証部と、
    を備え、
    前記車載機通信部は、前記車両が停車状態で前記トリガ信号を受信したとき、前記キーを探索するための探索信号を前記車両の室内に送信し、
    前記携帯端末の認証が正しく行われ、かつ、前記車両の室内にあるキーからの、前記探索信号に応答する探索応答信号を受信したとき、前記車両のドアを解錠させるための解錠指示を出力する出力部を、さらに備え、
    前記キーは、
    少なくとも前記車載機と通信を行うためのキー通信部を備え、
    前記キー通信部は、前記探索信号を受信したとき、前記探索応答信号を送信するキー閉じ込み防止装置。
  2. 前記車載機通信部は、前記認証部が前記携帯端末を認証する前に前記探索信号を送信する請求項1に記載のキー閉じ込み防止装置。
  3. 前記車載機通信部は、前記探索応答信号を受信したとき、前記キーを照合するための照合要求信号を送信し、前記キーから前記照合要求信号に応答する照合応答信号を受信し、
    前記照合応答信号に基づいて前記キーを照合する照合部を備え、
    前記キーの照合が正しく行われたとき、前記出力部は、前記解錠指示を出力し、
    前記キー通信部は、前記照合要求信号を受信したとき、前記照合応答信号を送信する請求項1または請求項2に記載のキー閉じ込み防止装置。
  4. 前記車載機は、
    前記携帯端末の位置を含む位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づき、前記携帯端末が前記車両から所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記携帯端末が車両から所定範囲内にあるとき、前記出力部は、前記解錠指示を出力する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のキー閉じ込み防止装置。
  5. 前記キー通信部は、前記トリガ信号を受信し、
    前記トリガ信号を受信したときの、該トリガ信号の受信状態に基づいて前記位置情報を作成し、
    前記キー通信部は、前記探索応答信号に前記位置情報を含めて送信する請求項4に記載のキー閉じ込み防止装置。
  6. 前記携帯端末は、
    前記携帯端末の位置を検出する位置検出部を備え、
    前記携帯端末通信部は、前記携帯端末の位置を前記位置情報に含めて送信し、
    前記車載機は、
    前記車両の位置を取得する車両位置取得部を備え、
    前記車載機通信部は、前記位置情報を受信取得し、
    前記判定部は、受信した位置情報に含まれる前記携帯端末の位置と、前記車両の位置とに基づいて、前記携帯端末が前記車両から所定範囲内にあるか否かを判定する請求項4または請求項5に記載のキー閉じ込み防止装置。
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