Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6497182B2 - 自動運転車両の運転姿勢調整装置 - Google Patents

自動運転車両の運転姿勢調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6497182B2
JP6497182B2 JP2015076474A JP2015076474A JP6497182B2 JP 6497182 B2 JP6497182 B2 JP 6497182B2 JP 2015076474 A JP2015076474 A JP 2015076474A JP 2015076474 A JP2015076474 A JP 2015076474A JP 6497182 B2 JP6497182 B2 JP 6497182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
footrest
driver
seat surface
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015076474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016196224A (ja
Inventor
壮一郎 森
壮一郎 森
敦 高松
敦 高松
三浦 宏明
宏明 三浦
俊和 鳥垣
俊和 鳥垣
寸田 剛司
剛司 寸田
中島 伸一郎
伸一郎 中島
根本 淳一
淳一 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2015076474A priority Critical patent/JP6497182B2/ja
Publication of JP2016196224A publication Critical patent/JP2016196224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6497182B2 publication Critical patent/JP6497182B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

本発明は、自動運転車両を運転中の、運転者の姿勢を適宜変更可能とする運転姿勢調整装置に関する。
運転者によるステアリング操作、及びペダル操作を不要として自動走行する自動運転車両では、運転時間が長時間になると着座姿勢を変更したいと感じることがある。運転姿勢を変更可能とした運転姿勢調整装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
該特許文献1では、運転席シートのシートバックが後方に傾斜し、且つ、シート座面が前方の斜め下方向に傾斜することにより、運転席シートに着座している運転者の疲労を回復させることが記載されている。
特許第5179798号
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、運転席のシート座面が変化する構成であり、自動運転時に使用される足置き部(「フットレスト」とも言う)を変化させることについて開示されていない。従って、長時間の運転により下肢を伸ばしたい場合に、容易に伸ばすことができないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、運転者が容易に下肢を伸ばすことが可能な自動運転車両の運転姿勢調整装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、自動運転の実行時に、自動運転中であることを、運転者に提示する情報提示部と、運転者による姿勢変更の意思を検出する姿勢変更意思判断部と、を備える。更に、運転者の姿勢を変化させる可動部と、運転者による姿勢変更の意思が検出された際に、可動部をアンロックとし、自動運転中ではない、もしくは運転者の姿勢変更の意思が検出されていない場合には前記可動部をアンロックしないように制御する可動制御部と、を備える。
本発明に係る運転姿勢調整装置では、車両が自動運転で走行している場合は、運転者による操作が不要であることが情報提示部にて提示される。そして、運転者による運転姿勢の意思が検出された場合には、可動制御部により可動部を可動させる。従って、運転者は運転席に着座している際の姿勢を変更することができるようになり、容易に下肢を伸ばすことが可能となる。
本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置が搭載された車両を模式的に示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る運転姿勢調整装置の、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、足置き部の傾斜角度、及びシート座面の傾斜角度を変更した様子を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、足置き部の傾斜角度、及びシート座面の傾斜角度を変更して運転者がリラックスする様子を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、足置き部の上下位置、及びシート座面の傾斜角度を変更した様子を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、足置き部の前後位置を変更し、且つ前側のシート座面をスライドさせた様子を示す説明図である。 本発明の変形例に係る運転姿勢調整装置の、足置き部の傾斜角度、及び前側のシート座面の傾斜角度を変更した様子を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、シート座面の状態変化の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、姿勢変更の意思を検出する動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置の、姿勢変更の意思を検出する動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の構成説明]
図1は、本発明の実施形態に係る運転姿勢調整装置が搭載された自動運転車両の運転席周辺の構成を模式的に示す説明図である。また、図2は、図1に示すコントローラ50の詳細な構成を示すブロック図である。
自動運転車両は、ステアリング操作やペダル操作等の、通常運転者が行う操作を代行して車両を走行させる機能を備えており、運転者は運転席に座った状態で、運転操作することなく車両を走行させることができる。
図1に示すように、自動運転車両100(以下、「車両100」と略す)の運転席には、運転者用のシート10が設けられており、該シート10は、運転者D1が着座するシート座面11と、運転者D1の背もたれとなるシートバック12から構成されている。また、運転者D1の前方にはステアリング20が設けられ、ステアリング20の下方の床面15には、自動運転制御が実行されているときに運転者D1が足を乗せるための足置き部14(「フットレスト」ともいう)が設けられている。足置き部14は、左足用、右足用の2つが設けられている。図では、一方のみを示している。なお、本発明はこれに限定されず、一方のみの足置き部14としてもよい。
更に、運転者D1の姿勢変化を総括的に制御するコントローラ50を備えている。コントローラ50は、図2に示すように、姿勢変更意思判断部51と、可動制御部52、及び情報提示制御部53を備えている。更に、姿勢変更意思判断部51には、車両の乗員による入力操作を受け付ける入力部55が接続されている。情報提示制御部53には各種の情報、特に、自動運転の実行時に、自動運転中であることを知らせるための情報を画面に表示する表示部54(情報提示部)が接続されている。コントローラ50の詳細については後述する。なお、コントローラ50は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図1に示すように、足置き部14には、運転者D1の足が載置面に乗せられたときの荷重を検出する荷重センサ25(図では「足置き部荷重センサ」と表記)が設けられている。該足置き部荷重センサ25で検出される荷重データは、コントローラ50の姿勢変更意思判断部51に出力される。
シート座面11には、該シート座面11に加えられる荷重を検出するシート座面荷重センサ26が設けられている。同様に、シートバック12には、該シートバック12に加えられる荷重を検出するシートバック荷重センサ27が設けられている。シート座面荷重センサ26、及びシートバック荷重センサ27で検出された荷重データは、それぞれコントローラ50の姿勢変更意思判断部51に出力される。
そして、姿勢変更意思判断部51は、足置き部14の荷重センサ25で検出される荷重、シート座面荷重センサ26で検出される荷重、及びシートバック荷重センサ27で検出される荷重のうちの少なくとも一つに基づいて、運転者D1に姿勢変更の意思があるか否かを判断する。例えば、足置き部14に加えられる荷重(荷重センサ25にて検出される荷重)が大きく、且つ、シートバックに加えられる荷重(シートバック荷重センサ27で検出される荷重)が大きい場合には、運転者D1は、身体を伸ばそうとしているものと判断し、姿勢変更の意思があるものと判断する。詳細については、後述する。
一方、足置き部14には、該足置き部14の傾斜角度、上下位置、及び前後位置を変化させる足置き部可動機構24(可動部)が設けられている。具体的には、足置き部可動機構24は、足置き部14の踵部位(運転者D1の踵が置かれる部位、後述する図4のQ1)を支点として傾斜角度を変更する機能を有する。更に、足置き部14全体を前後方向にスライド移動させる機能、及び足置き部14を上下に昇降させる機能を備えている。
また、該足置き部可動機構24には、可動をロックするためのロック機能が設けられている。そして、足置き部可動機構24は、図2に示すコントローラ50の可動制御部52と接続され、該可動制御部52の制御下で可動のロック、アンロックが切り替えられる。即ち、足置き部可動機構24がアンロックされた場合には、運転者D1は足置き部14の傾斜角度、前後位置、及び上下位置を任意に変更できるので、下肢やつま先を伸縮させることが可能となる。また、足置き部可動機構24がロックされた場合には、足置き部14の傾斜角度、前後位置、上下位置は運転操作に適した基準位置に固定され、下肢やつま先の伸縮運動はできなくなる。
なお、足置き部可動機構24は、足置き部14の傾斜角度、前後位置、上下位置を能動的に可動させることや、運転者の操作により変更可能な状態のいずれかとすることができる。能動的に可動させる場合には、足置き部14の傾斜角度を予め設定した傾斜角度に変更し、前後位置、及び上下位置を予め設定した位置に変更する。一方、変更可能な状態とした場合には、運転者の操作により、適宜、足置き部14の傾斜角度、前後位置、上下位置を変更可能な状態にすることが可能になる。
シート座面11には、該シート座面11を変化させるためのシート座面可動機構28(可動部)が設けられている。該シート座面可動機構28は、シート座面11の傾斜角度を変更する。また、シート座面11が前後方向に2分割されており、このうち前側シート座面11bが後側シート座面11aに対して傾斜、或いは平行移動が可能な構成とされている(後述する図9(d)参照)。
図9は、シート座面11が変化する状況を模式的に示す説明図である。図9(a)に示すように、シート座面11は、支点P1を中心として上方向に傾斜し、また、図9(b)に示すように、下方向に傾斜する。更に、後側シート座面11aと前側シート座面11bに分割されている場合には、図9(c)に示すように、支点P2を中心として前側シート座面11bが後側シート座面11aに対して傾斜する。また、図9(d)に示すように、スライド部R1にて前側シート座面11bが後側シート座面11aに対して平行移動する。そして、これらの変化は、シート座面可動機構28により制御される。本実施形態に係るシート座面11は、図9(a)及び(b)、(c)、(d)のうちの少なくとも一つの機能を備えている。
なお、シート座面可動機構28についても、前述した足置き部可動機構24と同様に、傾斜角度を能動的に可動させることや、運転者D1の操作により変動可能な状態のいずれかとすることができる。能動的に可動させる場合には、シート座面11の傾斜角度を予め設定した傾斜角度、例えば、リクライニングに適した角度となるように変更する。一方、変更可能な状態とした場合には、運転者の操作により、適宜、シート座面11の傾斜角度を変更可能な状態にする。図9(c)、(d)に示すように、2つのシート座面11a、11bに分割されている場合についても同様に、能動的に変化させる場合と、運転者D1により変更可能な状態にすることができる。
以下の説明では、足置き部14の傾斜角度、及びシート座面11の傾斜角度が、運転者D1の操作により変更可能な状態となる例について説明する。
[第1実施形態の作用の説明]
以下、本実施形態に係る運転姿勢調整装置の作用について説明する。本実施形態では、車両が自動運転されており、且つ、運転者D1に姿勢変更の意思があると判断された場合には、足置き部可動機構24、及びシート座面可動機構28をアンロックして、運転者が下肢を伸ばすことが可能な状態にする。
図3は、第1実施形態に係る運転姿勢調整装置による処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図2に示すコントローラ50によって実行される。
初めに、図3のステップS11において、コントローラ50は、車両100が現在自動運転で走行しているか否かを判断する。自動運転中であれば(ステップS11でYES)、ステップS12に処理を進め、自動運転中でなければ(ステップS11でNO)、ステップS16に処理を進める。
ステップS12において、情報提示制御部53は、運転者D1による運転操作が不要であることを、表示部54に表示して、この内容を運転者D1に知らせる。
ステップS13において、姿勢変更意思判断部51は、運転者に姿勢変更の意思があるか否かを判断する。以下、姿勢変更意思の有無を判断する例を、図10(a)〜(c)、図11(a)〜(c)に示す模式図を参照して説明する。
図10(a)は、足置き部14の荷重センサ25で所定値を上回る荷重が検出され、且つ、シート座面荷重センサ26で検出される荷重の増加量、或いは減少量が所定値を上回る場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。例えば、運転時間が長時間に亘る場合には、運転者D1は下肢、或いはつま先を伸ばしたくなるものであり、このような場合には、必然的に足置き部14に加えらえる荷重が増加し、且つシート座面11に加わる荷重が変化する。よって、このような場合には、姿勢変更の意思ありと判断する。
図10(b)は、足置き部14の荷重センサ25で所定値を上回る荷重が検出され、且つ、シートバック荷重センサ27で検出される荷重の増加量、或いは減少量が所定値を上回る場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。つまり、運転者D1は背筋を伸ばし、且つ、つま先を伸ばそうとすると、必然的に足置き部14に加えらえる荷重が増加し、且つシートバック12に加わる荷重が変化する。よって、このような場合には、姿勢変更の意思ありと判断する。
図10(c)は、足置き部14が左足用と右足用の2つ設けられている場合であり、左右の足置き部14に同時に所定値を上回る荷重が加えられた場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。つまり、左右同時に大きな荷重が加えられるということは、運転者D1が下肢を伸ばしたいという欲求があるものと判断できるので、このような場合には、姿勢変更の意思ありと判断する。
図11(a)は、シート座面11の左右に2つのセンサ(左側のシート座面荷重センサ、右側のシート座面荷重センサ)が設けられている場合であり、双方のセンサで検出される荷重のバランスが変化した場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。例えば、シート座面11上に着座している運転者D1が左右のいずれか一方に重心を移動させると、一方の座面荷重センサの荷重は増大し、他方の座面荷重センサの荷重は減少する。このような場合は、運転者D1が身体を動かそうとしているものと判断して、姿勢変更の意思有りと判断する。
図11(b)は、シート座面11の前後に2つのセンサ(前側のシート座面荷重センサ、後側のシート座面荷重センサ)が設けられている場合であり、双方のセンサで検出される荷重のバランスが変化した場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。
図11(c)は、シートバック12の上下に2つのセンサ(上側のシートバック荷重センサ、下側のシートバック荷重センサ)が設けられている場合であり、双方のセンサで検出される荷重のバランスが変化した場合に、姿勢変更の意思有りと判断する。具体的には、上側の荷重と下側の荷重の差分がプラスの数値である場合には、姿勢変更の意思有りと判断する。
そして、本実施形態では、上記した図10(a)〜(c)、図11(a)〜(c)のいずれかの状況となった場合に、運転者D1による姿勢変更の意思が有るものと判断する。また、入力部55による操作入力により、運転者が直接姿勢変更の意思が有ることを入力してもよい。その結果、図3のステップS13の処理でYESとなり、ステップS14に処理を進める。
ステップS14において、可動制御部52は、足置き部可動機構24をアンロックする。その結果、足置き部14は、踵位置を支点として傾斜角度を変更することが可能となる。また、足置き部14を前後方向にスライド移動させることが可能になる。更に、足置き部14を上下方向に昇降させることが可能になる。
ステップS15において、可動制御部52は、シート座面可動機構28をアンロックする。その結果、シート座面11は、傾斜角度を変更することが可能となる。そして、足置き部14の変化に加え、シート座面11の傾斜角度を変化させることにより、図4に示すように、運転者D1は、符号Q1を支点として足置き部14を傾斜させることができ、且つ、シート座面11を下方に傾斜させることができるので、下肢、及び足のつま先部分を伸ばすことができる。その結果、全身を伸ばしてストレッチすることが可能となる。即ち、図5に示すように、自動運転時において、運転者D1は、下肢、及びつま先を伸ばしてストレッチすることが可能となる。
更に、図6に示すように、足置き部14を図6(a)に示す位置から図6(b)に示すように上方にスライドさせ、且つ、シート座面11を上方に傾斜させることにより、膝の屈伸運動を行えるようになる。
また、図7に示すように、足置き部14を図7(a)に示す位置から図7(b)に示すように前方にスライドさせ、且つ、前後に分割されたシート座面11の前側シート座面11bを下方に移動させることにより、膝の屈伸運動を行えるようになる。
その後、ステップS11において、自動運転が終了した場合には(ステップS11でNO)、ステップS16において、コントローラ50は、足置き部可動機構24、及びシート座面可動機構28がアンロック中であるか否かを判断する。
アンロック中である場合には(ステップS16でYES)、ステップS17において、コントローラ50は、足置き部可動機構24、及びシート座面可動機構28をロックして、運転操作に適した状態に戻す。こうすることにより、運転者D1は即時に車両の運転姿勢をとって運転操作を行うことが可能となる。
[第1実施形態の効果の説明]
このようにして、本実施形態に係る運転姿勢調整装置では、車両100が自動運転中である場合に、現在自動運転中であり運転者D1による操作が不要であることを表示部54に表示する。運転者D1は、この表示を見ることにより、運転操作が不要であることを認識できる。運転者D1は、長時間の運転で疲れている場合等で、下肢を伸ばしてストレッチしたい場合には、足置き部14に荷重を加えたり、入力部55を操作する等の、姿勢変更の意思を示す動作を行う。姿勢変更意思判断部51は、運転者D1による姿勢変更の意思があるものと判断し、足置き部可動機構24、及びシート座面可動機構28をアンロックする。
従って、運転者D1は図5に示すように、下肢、及びつま先を伸ばして下半身をストレッチすることができ、例えば、長時間の運転時で筋肉が硬直したり、むくみがある場合等に、ストレッチ運動をすることができ、前方監視や運転操作への集中度を高めることが可能となる。
また、運転者D1による操作が不要であることが表示部54に表示されるので、運転者D1に対して姿勢を変更できる状況であるか否かを認識させることができる。従って、運転者D1は、足置き部14に荷重を加えたり、入力部55を操作する等の操作を行うことで、姿勢変更が可能な状態とすることができる。
また、足置き部可動機構24(可動部)は、運転席の床面15近傍に設けられる足置き部14の、傾斜角度、上下位置、及び前後位置の少なくとも一つを変化させることができ、且つ、可動制御部52は、足置き部可動機構24を制御して、足置き部14の、傾斜角度、上下位置、及び前後位置の少なくとも一つを可動させるので、運転者D1の要望に合った位置に足置き部14を移動、或いは傾斜させることができ、融通性に富んだ運転姿勢の調整が可能となる。
更に、足置き部可動機構24は、図4に示したように、足置き部14の踵部位を支点にして上下方向に傾斜角度が変化するように、足置き部14を可動させるので、運転者D1はつま先を伸ばす運動を行うことができ、長時間運転時等でつま先が硬直している場合に、容易につま先を伸ばしてストレッチすることができる。
また、足置き部可動機構24は、図6に示したように、足置き部14が上下方向に昇降するように可動させるので、運転者D1は足先を上方に上げて膝の屈伸運動を行うことができ、長時間運転時等で下肢が硬直している場合に、容易に膝の屈伸運動を行ってストレッチすることができる。
更に、足置き部可動機構24は、図7に示したように、足置き部14を前後方向にスライド移動するように可動させるので、運転者D1は足先を前方へ移動させて膝を伸ばすことができ、長時間運転時等で下肢が硬直している場合に、容易に膝を伸ばしてストレッチすることができる。
また、シート座面可動機構28(可動部)は、運転席のシート座面11の一部或いは全体の傾斜角度、及びシート座面11の一部の分割動作、の少なくとも一つを可動させる機能を備えている。そして、可動制御部52は、シート座面可動機構28を制御して、シート座面11の一部或いは全体の傾斜角度、及びシート座面11の分割動作のうちの少なくとも一つを可動させる。従って、運転者D1の要望に応じたシート座面11の位置を設定することができ、融通性に富んだ運転姿勢の調整が可能となる。
更に、シート座面可動機構28は、図4、図6に示したように、シート座面11の傾斜角度を上方、或いは下方に変化させることができるので、長時間運転時等で下肢が硬直している場合に容易に下肢をストレッチすることができる。
また、シート座面可動機構28は、図7に示したように、シート座面11が後側シート座面11aと前側シート座面11bの2つに分割され(シート座面の一部が分割され)、前側シート座面11bが上方、或いは下方に移動するので、長時間運転時等で下肢が硬直している場合に容易にストレッチすることができる。
なお、上述した第1実施形態では、自動運転中であることを提示する情報提示部として、表示部54を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ランプの点灯や音により知らせる(提示する)ことも可能である。
[変形例の説明]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。前述した第1実施形態では、図4に示したように、足置き部14を踵部位である符号Q1を支点として傾斜させ、且つ、シート座面11を傾斜させることにより、運転者D1の下肢及びつま先を伸ばせるようにした。
変形例では、足置き部14のつま先部位、即ち、図8に示す符号Q2を支点として、足置き部14を傾斜させる構成とする。そして、足置き部可動機構24がアンロックされた場合には、図8に示すように、足置き部14を図8(a)に示す状態から図8(b)に示すように符号Q2の示す支点を軸として回転させる。更に、前後に2分割されたシート座面11のうち、前側シート座面11bを、後側シート座面11aに対して傾斜させることにより、膝の屈伸運動、及びふくらはぎの筋肉のストレッチを行えるようになる。
従って、前述した第1実施形態と同様に、簡便な方法で足置き部可動機構24、及びシート座面可動機構28をアンロックし、下肢及びつま先を伸ばせられる状態とすることできる。
また、足置き部可動機構24は、図8に示したように、足置き部14のつま先部位を支点にして上下方向に傾斜角度が変化するように、足置き部14を可動させるので、運転者D1は踵を突き出す運動を行うことができ、長時間運転時等においては、下肢をリフレッシュすることができる。
また、シート座面可動機構28は、図8に示したように、シート座面11が後側シート座面11aと前側シート座面11bの2つに分割され、前側シート座面11bの傾斜角度(シート座面の一部の傾斜角度)を上方、或いは下方に変化させることができるので、長時間運転時等で下肢が硬直している場合に容易にストレッチすることができる。
以上、本発明の運転姿勢調整装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
10 シート
11 シート座面
11a 後側シート座面
11b 前側シート座面
12 シートバック
15 床面
20 ステアリング
24 足置き部可動機構
25 荷重センサ
26 シート座面荷重センサ
27 シートバック荷重センサ
28 シート座面可動機構
50 コントローラ
51 姿勢変更意思判断部
52 可動制御部
53 情報提示制御部
54 表示部
55 入力部
100 自動運転車両
D1 運転者

Claims (10)

  1. ステアリング操作及びペダル操作を代行する自動運転が可能な車両に搭載され、運転者の姿勢を調整する運転姿勢調整装置であって、
    自動運転の実行時に、自動運転中であることを、前記運転者に提示する情報提示部と、
    前記運転者による姿勢変更の意思を検出する姿勢変更意思判断部と、
    前記運転者の姿勢を変化させる可動部と、
    自動運転中であり、且つ、前記運転者による姿勢変更の意思が検出された際に、前記可動部をアンロックとし、自動運転中ではない、もしくは運転者の姿勢変更の意思が検出されていない場合には前記可動部をアンロックしないように制御する可動制御部と、
    を備えたことを特徴とする運転姿勢調整装置。


  2. 前記可動部は、運転席に設けられる足置き部の、傾斜角度、上下位置、及び前後位置の少なくとも一つを変化させることが可能な足置き部可動機構であり、
    前記可動制御部は、前記足置き部可動機構を制御して、前記足置き部の傾斜角度、前後位置、及び上下位置の少なくとも一つを可動させること
    を特徴とする請求項1に記載の運転姿勢調整装置。
  3. 前記足置き部可動機構は、前記足置き部のつま先部位を支点にして上下方向に傾斜角度が変化するように、前記足置き部を可動させることを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
  4. 前記足置き部可動機構は、前記足置き部の踵部位を支点にして上下方向に傾斜角度が変化するように、前記足置き部を可動させることを特徴とする請求項2に記載の運転姿勢調整装置。
  5. 前記足置き部可動機構は、前記足置き部を、上下方向に昇降するように可動させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の運転姿勢調整装置。
  6. 前記足置き部可動機構は、前記足置き部を、前後方向にスライド移動するように可動させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の運転姿勢調整装置。
  7. 前記可動部は、更に、運転席のシート座面の一部或いは全体の傾斜角度、及びシート座面の一部の分割動作、の少なくとも一つを可動させるシート座面可動機構を含み、
    前記可動制御部は、前記シート座面可動機構を制御して、前記シート座面の一部或いは全体の傾斜角度、及び前記シート座面の分割動作のうちの少なくとも一つを可動させること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の運転姿勢調整装置。
  8. 前記シート座面可動機構は、前記シート座面の一部の傾斜角度が変化するように、前記シート座面を可動させることを特徴とする請求項7に記載の運転姿勢調整装置。
  9. 前記シート座面可動機構は、前記シート座面の全体の傾斜角度が変化するように、前記シート座面を可動させることを特徴とする請求項7に記載の運転姿勢調整装置。
  10. 前記シート座面可動機構は、前記シート座面の一部を分割して移動させるように、前記シート座面を可動させることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の運転姿勢調整装置。
JP2015076474A 2015-04-03 2015-04-03 自動運転車両の運転姿勢調整装置 Active JP6497182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076474A JP6497182B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 自動運転車両の運転姿勢調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076474A JP6497182B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 自動運転車両の運転姿勢調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016196224A JP2016196224A (ja) 2016-11-24
JP6497182B2 true JP6497182B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=57357332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015076474A Active JP6497182B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 自動運転車両の運転姿勢調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6497182B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220108333A (ko) 2021-01-27 2022-08-03 쌍용자동차 주식회사 자율주행차량의 운전자 풋레스트장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6724731B2 (ja) * 2016-11-07 2020-07-15 アイシン精機株式会社 乗員検知方法及び乗員検知装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379755U (ja) * 1986-11-12 1988-05-26
JPS6379752U (ja) * 1986-11-12 1988-05-26
JPH0414042Y2 (ja) * 1987-04-07 1992-03-31
JP2751431B2 (ja) * 1989-07-14 1998-05-18 日産自動車株式会社 シート
JPH05124467A (ja) * 1991-11-06 1993-05-21 Koichi Mori 自動車におけるフツトレスト装置
JPH0649171U (ja) * 1992-12-14 1994-07-05 アラコ株式会社 車両用フットレスト装置
JP3225806B2 (ja) * 1995-09-22 2001-11-05 三菱自動車工業株式会社 自動運転装置
JP2005145183A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Nissan Motor Co Ltd フットレスト装置
US7866696B2 (en) * 2004-12-10 2011-01-11 GM Global Technology Operations LLC Vehicle seat assembly
JP2006281796A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 車両用フットレスト
EP3025921B1 (en) * 2013-07-23 2017-08-09 Nissan Motor Co., Ltd Vehicular drive assist device, and vehicular drive assist method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220108333A (ko) 2021-01-27 2022-08-03 쌍용자동차 주식회사 자율주행차량의 운전자 풋레스트장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016196224A (ja) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11945343B2 (en) Vehicle seat
JP6582458B2 (ja) ドライビングポジション制御装置
JP2007253809A (ja) 運転姿勢調節装置、自動車及び運転姿勢調節方法
US20140265479A1 (en) Seat adjustment system
US10988052B2 (en) Seat for vehicle
JP2017170942A (ja) 車両用シート装置
CN110525279A (zh) 交通工具座椅装置
JP2016196225A (ja) 自動運転車両の運転姿勢調整装置
JP6497182B2 (ja) 自動運転車両の運転姿勢調整装置
JP2012235839A (ja) 立位乗車移動体の運転操作補助装置、立位乗車移動体の運転操作補助方法、及び、立位乗車移動体の運転操作補助用プログラム
JP6710937B2 (ja) 乗物用シート
JP5369470B2 (ja) 車両用シート装置
JP6948919B2 (ja) アームレストの調整方法及びアームレスト装置
JP2022106427A (ja) 降車支援装置および該方法
JP2012192901A (ja) 立位乗車移動体における姿勢調整装置、搭乗者姿勢調整方法、及び、搭乗者姿勢調整用プログラム
JP2007253808A (ja) 運転姿勢調節装置、自動車及び運転姿勢調節方法
JP2019166215A (ja) 行動支援装置
JPH0781468A (ja) 稼働シートの制御装置
JP2006290099A (ja) 運転姿勢調整装置及び方法
JP6933423B2 (ja) ヘッドレストの調整方法及びヘッドレスト装置
JP2009262849A (ja) 車両用運転姿勢調整装置及び車両用運転姿勢調整方法
JP2016150605A (ja) 車両用シートの荷重推定装置
JP6450977B2 (ja) シート位置調整システム
JP2006290074A (ja) 車両用シート装置および運転姿勢制御方法
TW202034126A (zh) 可自動調整座椅氣墊的電腦座艙及其座椅氣墊調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6497182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151