JP6495769B2 - 硬化性樹脂組成物及びその用途 - Google Patents
硬化性樹脂組成物及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6495769B2 JP6495769B2 JP2015136491A JP2015136491A JP6495769B2 JP 6495769 B2 JP6495769 B2 JP 6495769B2 JP 2015136491 A JP2015136491 A JP 2015136491A JP 2015136491 A JP2015136491 A JP 2015136491A JP 6495769 B2 JP6495769 B2 JP 6495769B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- monomer
- resin composition
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Description
本発明はまた、上記硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物でもある。
本発明は更に、基板上に、上記硬化物を有するカラーフィルターでもある。
本発明はそして、上記カラーフィルターを用いて構成される表示装置でもある。
なお、範囲を表す「A〜B」は、「A以上B以下」を意味する。
本発明の硬化性樹脂組成物は、(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含むが、これら含有成分は、それぞれ1種又は2種以上を使用することができる。また、必要に応じて、更に、他の成分を1種又は2種以上含んでいてもよい。
上記(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位と、水酸基を有する単量体単位と、活性メチレン基を有する単量体単位とを有する。各構成単位は、それぞれ1種又は2種以上であってもよい。また必要に応じて、更に、他の単量体に由来する構成単位(他の単量体単位とも称す)を1種又は2種以上含んでもよい。
以下、(メタ)アクリレート系重合体の構造について更に説明する。
3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位とは、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体に由来する構成単位であり、当該単量体が有する重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味する。ここで、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体とは、分子中に、(メタ)アクリロイル基と、第3級炭素原子とを、それぞれ1又は2以上有する化合物である。第3級炭素原子とは、該炭素原子に結合している他の炭素原子が3個である、炭素原子を意味する。
CH2=C(R)−C(=O)−O−A (1)
式(1)中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。Aは、酸素原子側に第3級炭素原子を有する構造を含む、一価の有機基を表す。
水酸基を有する単量体単位とは、水酸基(ヒドロキシル基)を有する単量体に由来する構成単位であり、当該単量体中の重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味する。このような単量体単位を含むことで、硬化性樹脂組成物の硬化性が向上され、耐溶剤性や透明性に優れる硬化物を与えることができる。
活性メチレン基を有する単量体単位とは、活性メチレン基を有する単量体に由来する構成単位であり、当該単量体中の重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味する。このような単量体単位を含むことで、硬化性樹脂組成物の耐溶剤性及び現像性が良好になる。
また、特開2007−34134号公報に例示の活性メチン基を有する不飽和化合物を併用してもよい。
上記(メタ)アクリレート系重合体は更に、酸基を有する単量体単位を有することが好ましい。酸基を有する単量体単位とは、酸基を有する単量体に由来する構成単位であり、当該単量体中の重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味する。例えば、アクリル酸単位とは、アクリル酸を共重合又はグラフト重合した場合の、アクリル酸由来の構成単位を意味する。
本明細書中、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を意味する。
上記(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖に環構造を有することが好ましい。上記(メタ)アクリレート系重合体として主鎖に環構造を有する重合体を用いると、耐熱性や表面硬度、密着性により優れ、また、例えば、高温暴露後の経時変化がより抑制されて各種物性をより一層安定して発現できる硬化物を得ることができる。なお、最近の表示装置では、各種部材に外部からの衝撃に耐えうる強度をもたせるため、基板に強化ガラスを使用することがあるが、上記(メタ)アクリレート系重合体として主鎖に環構造を有する重合体を用いると、高温暴露後においても強化ガラスに対して優れた密着性を発揮できる硬化物が得られるため、非常に好適である。
なお、α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリル酸(例えば、α−アリルオキシメチルアクリル酸)は、アクリル酸エステルではないものの、本明細書に記載の「α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体」に包含されるものとする。
上記(メタ)アクリレート系重合体はまた、例えば、現像性や溶媒溶解性等を調整するために、上述した単量体には該当しない(メタ)アクリル酸エステル系単量体に由来する構成単位((メタ)アクリル酸エステル系単量体単位とも称す)、芳香族ビニル系単量体に由来する構成単位(芳香族ビニル系単量体単位とも称す)、及び/又は、その他共重合可能な単量体に由来する構成単位(その他共重合可能な単量体単位とも称す)を、1種又は2種以上含んでもよい。
また、得られる(メタ)アクリレート系重合体の酸価が20〜300mgKOH/gとなるように、重合条件を適宜設定することが好ましい。
また上記単量体成分を重合して得られる重合体の分子量は、重合開始剤の量や種類、重合温度、連鎖移動剤の種類や量の調整等により制御することができる。
なお、「硬化性樹脂組成物の固形分総量」とは、硬化性樹脂組成物の含有成分のうち、硬化物を形成する成分(硬化物の形成時に揮発する溶媒等を除く)の総量を意味する。
上記硬化性樹脂組成物はまた、重合性化合物を含む。
重合性化合物とは、重合性単量体とも称し、フリーラジカル、電磁波(例えば赤外線、紫外線、X線等)、電子線等の活性エネルギー線の照射等により重合し得る、重合性不飽和結合(重合性不飽和基とも称す)を有する低分子化合物である。例えば、重合性不飽和基を分子中に1つ有する単官能の化合物と、2個以上有する多官能の化合物が挙げられる。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート等の2官能(メタ)アクリレート化合物;
トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(メタクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、アルキレンオキシド付加トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、アルキレンオキシド付加トリ(メタクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート等の多官能(メタ)アクリロイル基含有イソシアヌレート類;
トリアリルイソシアヌレート等の多官能アリル基含有イソシアヌレート類;
トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の多官能イソシアネートと(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類との反応で得られる多官能ウレタン(メタ)アクリレート類;
ジビニルベンゼン等の多官能芳香族ビニル類;等。
また上記重合性化合物の分子量としては特に限定されないが、取り扱いの観点から、例えば、2000以下が好適である。
上記硬化性樹脂組成物は更に、光重合開始剤を含む。
光重合開始剤として好ましくは、ラジカル重合性の光重合開始剤である。
ラジカル重合性の光重合開始剤とは、電磁波や電子線等の活性エネルギー線の照射により重合開始ラジカルを発生させるものであり、通常使用されるものを1種又は2種以上使用することができる。また、必要に応じて、光増感剤や光ラジカル重合促進剤等を1種又は2種以上併用してもよい。光重合開始剤とともに、光増感剤及び/又は光ラジカル重合促進剤を使用してもよいし、使用しなくてもよい。光増感剤及び/又は光ラジカル重合促進剤を併用しなくても本願発明の効果は充分に発揮されるが、併用した場合は感度や硬化性がより向上される。
2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル〕フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−〔(4−メチルフェニル)メチル〕−1−〔4−(4−モルホリニル)フェニル〕−1−ブタノン等のアルキルフェノン系化合物;ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、2−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン系化合物;チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物;
−溶剤−
上記硬化性樹脂組成物はまた、溶剤を含むことが好適である。溶剤は、希釈剤等として好ましく使用される。すなわち具体的には、粘度を下げ取扱い性を向上する;乾燥により塗膜を形成する;色材の分散媒とする;等のために好適に使用され、硬化性樹脂組成物中の各含有成分を溶解又は分散することができる、低粘度の有機溶媒又は水である。
上記色材としては、例えば、顔料や染料が好適に使用される。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、顔料と染料とを組み合わせてもよい。例えば、カラーフィルターの赤色、青色、緑色画素を形成する場合、青と紫、緑と黄等、色材を組み合わせて求める色特性を発揮させる手法が好適に使用される。また、ブラックマトリックスを形成する場合にも黒の色材を用いて形成することができる。
上記顔料及び染料の中でも、例えば耐久性の点では、顔料(例えば有機顔料又は無機顔料)が優れ、また、例えばパネル等の輝度向上の点では染料が優れることから、求められる特性に応じて適宜これらを選択又は併用すればよい。なお、顔料の中でもより好ましくは有機顔料である。
上記分散剤とは、色材への相互作用部位と分散媒(例えば溶剤やバインダー樹脂)への相互作用部位とを有し、色材の分散媒への分散を安定化する働きを持つものであり、一般的には、樹脂型分散剤(例えば高分子分散剤)、界面活性剤(例えば低分子分散剤)、色素誘導体に分類される。本発明の硬化性樹脂組成物は、色材とともに分散剤を含むことが好適である。なお、分散剤(すなわち、樹脂型分散剤、界面活性剤及び/又は色素誘導体)としては、通常使用される分散剤を使用することができる。また、分散剤として、1種のものを単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記耐熱向上剤は、耐熱性や強度の向上のために好ましく使用される。耐熱向上剤としては、例えば、N−(アルコキシメチル)メラミン化合物、2個以上のエポキシ基やオキセタニル基を有する化合物等が好適である。特に、上記硬化性樹脂組成物を、フォトスペーサー用レジスト、保護膜用透明レジストや層間絶縁膜用レジストとして使用する場合には、これらの使用が好ましい。
上記レベリング剤は、レベリング性向上のために好ましく使用される。レベリング剤としては、フッ素系、シリコン系の界面活性剤が好ましい。
上記カップリング剤は、密着性向上のために好ましく使用される。カップリング剤としては、シラン系のカップリング剤が好ましく、例えば、エポキシ系、メタクリル系、アミノ系のシランカップリング剤が挙げられる。中でも、エポキシ系のシランカップリング剤が好ましい。
上記現像助剤は、現像性向上のために好ましく使用される。現像助剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸、酢酸、プロピオン酸等のモノカルボン酸類;マレイン酸、フマル酸、コハク酸、テトラヒドロフタル酸、トリメリット酸等の多価カルボン酸類;無水マレイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロフタル酸無水物、トリメリット酸無水物等のカルボン酸無水物類;等が好適である。
なお、得られた硬化性樹脂組成物は、フィルター等によって、濾過処理をして微細なゴミを除去するのが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、感光性や硬化性に特に優れ、現像性、耐溶剤性、基板との密着性、耐熱性及び透明性等の基本性能に優れる硬化物を与えるものである。このような硬化物はまた、画像形成性及び表面平滑性にも優れ、例えば、現像後に未露光部の残渣や地汚れ等がないものである。このような上記硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物は、本発明の1つである。
本発明のカラーフィルターは、基板上に、上記硬化物を有する形態からなる。
上記カラーフィルターにおいて、本発明の硬化性樹脂組成物により形成される硬化物は、例えば、ブラックマトリクスや、赤色、緑色、青色、黄色等の各画素のような着色が必要なセグメントとして特に好適であるが、フォトスペーサー、保護層、配向制御用リブ等の着色が必ずしも必要としないセグメントとしても好適である。
また上記基材には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、シランカップリング剤等による薬品処理等を行ってもよい。
上記カラーフィルターを得るには、例えば、画素一色につき(すなわち、一色の画素ごとに)、基板上に、上記硬化性樹脂組成物を配置する工程(配置工程とも称す)と、該基板上に配置された硬化性樹脂組成物に光を照射する工程(光照射工程とも称す)と、現像液により現像処理する工程(現像工程とも称す)と、加熱処理する工程(加熱工程とも称す)とを含む手法を採用し、これと同じ手法を各色で繰り返す製造方法を採用することが好適である。なお、各色の画素の形成順序は、特に限定されるものではない。
上記配置工程は、塗布により行うことが好適である。基板上に上記硬化性樹脂組成物を塗布する方法としては、例えば、スピン塗布、スリット塗布、ロール塗布、流延塗布等が挙げられ、いずれの方法も好ましく用いることができる。
上記光照射工程において、使用される活性光線の光源としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、タングステンランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、中圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、蛍光ランプ等のランプ光源、アルゴンイオンレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、窒素レーザー、ヘリウムカドミニウムレーザー、半導体レーザー等のレーザー光源等が使用される。また、露光機の方式としては、プロキシミティー方式、ミラープロジェクション方式、ステッパー方式が挙げられるが、プロキシミティー方式が好ましく用いられる。
なお、活性エネルギー光線の照射工程では、用途によっては、所定のマスクパターンを介して活性エネルギー光線を照射することとしてもよい。この場合、露光部が硬化し、硬化部が現像液に対して不溶化又は難溶化されることになる。
上記現像工程は、上述した光照射工程の後、現像液によって現像処理し、未露光部を除去しパターンを形成する工程である。これにより、パターン化された硬化膜を得ることができる。現像処理は、通常、10〜50℃の現像温度で、浸漬現像、スプレー現像、ブラシ現像、超音波現像等の方法で行うことができる。
上記加熱工程は、上述した現像工程の後、焼成によって露光部(硬化部)を更に硬化させる工程(後硬化工程とも称す)である。例えば、高圧水銀灯等の光源を使用して、例えば0.5〜5J/cm2の光量で後露光する工程や、例えば60〜260℃の温度で10秒〜120分間にわたって後加熱する工程等が挙げられる。このような後硬化工程を行うことにより、パターン化された硬化膜の硬度及び密着性を更に強固なものとすることが可能になる。また、この加熱工程により、上記硬化性樹脂組成物に含まれる(メタ)アクリレート系重合体の構成単位の一部(すなわち、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体の一部に由来する部分)が分解されるため、硬化性及び耐溶剤性を高めることができる。
なお、上記加熱工程により得られる塗膜(すなわち硬化膜)の膜厚は、加熱前の塗膜の膜厚を100%とすると、90%以下であることが好適である。より好ましくは80%以下、更に好ましくは70%以下である。
本発明はまた、上記カラーフィルターを用いて構成されてなる表示装置でもある。
なお、上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物を有する表示装置用部材及び表示装置もまた、本発明の好適な実施形態に含まれる。上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物(硬化膜)は、安定して、基材等に対する密着性に優れ、かつ高硬度であるうえ、高平滑性を示し、高い透過率を有するものであるから、透明部材として特に好適であり、また、各種表示装置における保護膜や絶縁膜としても有用である。
なお、上記硬化物(硬化膜)を表示装置用部材として用いる場合、当該部材は、上記硬化膜から構成されるフィルム状の単層又は多層の部材であってもよいし、該単層又は多層の部材に更に他の層が組み合わされた部材であってもよいし、また、上記硬化膜を構成中に含む部材であってもよい。
以下の合成例等において、各種物性等は以下のようにして測定した。
ポリスチレンを標準物質とし、テトラヒドロフランを溶離液として、HLC−8220GPC(東ソー社製)、カラム:TSKgel SuperHZM−M(東ソー社製)によるGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法にて重量平均分子量を測定した。
重合体溶液(樹脂溶液又はポリマー溶液とも称す)をアルミカップに約1gはかり取り、アセトン約3gを加えて溶解させた後、常温で自然乾燥させた。そして、熱風乾燥機(エスペック社製、商品名:PHH−101)を用い、真空下140℃で1.5時間乾燥した後、デシケータ内で放冷し、質量を測定した。その質量減少量から、重合体溶液の固形分(質量%)を計算した。
樹脂溶液3gを精秤し、アセトン90gと水10gとの混合溶媒に溶解し、0.1規定のKOH水溶液を滴定液として用いて、自動滴定装置(平沼産業社製、商品名:COM−555)により、重合体溶液の酸価を測定し、溶液の酸価と溶液の固形分とから固形分1g当たりの酸価(AV)を求めた。
硬化性樹脂組成物を5cm角のガラス基板上にスピンコートし、100℃で3分間乾燥後、高圧水銀灯にて100mJで露光を行い、230℃で30分時間熱処理を行い、膜厚5μmの薄膜を得た。その後、1−メチル−2−ピロリドン20gに85℃で10分間浸漬し、塗膜から溶出した1−メチル−2−ピロリドンの色相を分光光度計UV3100(島津製作所社製)で測定して、450nmの吸光度を求めた。
樹脂溶液1(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液1)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート156.3部を仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル35部、メタクリル酸メチル17.1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル5部、アクリル酸12.9部及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)2部を攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン0.6部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート29.4部を攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19500、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液2(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液2)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル32.1部、メタクリル酸メチル10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル15部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は20000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.6質量%であった。
樹脂溶液3(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液3)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル35部、メタクリル酸メチル7.1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル30部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル5部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は20500、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液4(BzMI−t−BMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液4)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル32.1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル30部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル15部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は21000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.6質量%であった。
樹脂溶液5(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−MAA共重合体溶液5)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル35部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸メチル14.6部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル5部、メタクリル酸15.4部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19300、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液6(MD−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液6)の合成
N−ベンジルマレイミドの代わりに、ジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート(MD)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は20000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液7(AMA−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液7)の合成
N−ベンジルマレイミドの代わりに、メチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート(AMA)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液8(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AA共重合体溶液8)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル35部、メタクリル酸メチル22.1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液9(BzMI−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液9)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸メチル52.1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル5部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19500、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.7質量%であった。
樹脂溶液10(BzMI−t−BMA−MMA−AAEM−AA共重合体溶液10)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル35部、メタクリル酸メチル37.1部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル5部、アクリル酸12.9部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は19000、酸価は100mgKOH/g、樹脂固形分は34.6質量%であった。
BzMI:N−ベンジルマレイミド
MD:ジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート
AMA:メチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート
MMA:メタクリル酸メチル
t−BMA:メタクリル酸t−ブチル
HEMA:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
AAEM:メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル
AA:アクリル酸
MAA:メタクリル酸
顔料分散体1の作製
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを12.9部、分散剤としてディスパロンDA−7301を0.4部、色材としてC.I.ピグメントグリーン58を2.25部、及び、C.I.ピグメントイエロー138を1.5部混合し、ペイントシェーカーにて3時間分散することで顔料分散体1を得た。
樹脂溶液1を2.0部、ラジカル重合性化合物としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを0.70部、ラジカル重合性光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を0.35部、顔料分散体1を8.5部、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート6.57部を混合し、硬化性樹脂組成物1を得た。この硬化性樹脂組成物をガラス基板上にスピンコートし、前記条件で硬化物を作成し、NMP溶出試験を実施した。NMPの吸光度を測定すると、4×10−2であった。
表2及び3に示す配合としたこと以外は実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物2〜7、硬化性樹脂組成物9〜11を各々得た後、NMP溶出試験後のNMPの吸光度を各々測定した。結果を表2及び3に示す。
ラジカル重合性開始剤をイルガキュアOXE01(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物8、硬化性樹脂組成物12を各々得た後、NMP溶出試験後のNMPの吸光度を各々測定した。結果を表2及び3に示す。
実施例1〜7で得た硬化性樹脂組成物は、樹脂溶液1〜7として、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位、水酸基を有する単量体単位、及び、活性メチレン基を有する単量体単位を併せ持つ重合体を含むのに対し、比較例1〜3で得た硬化性樹脂組成物が有する重合体は、これらの単量体単位のいずれかを有さない。この点で、実施例1〜7と比較例1〜3とは主に相違する。この相違の下、同様の条件で硬化物を得て吸光度を測定した結果を比較すると、実施例1〜7の硬化性樹脂組成物に比較して、比較例1〜3の硬化性樹脂組成物では、硬化物の吸光度が著しく大きく、硬化物から色材が溶出していることが分かる。硬化性組成物の硬化性や耐溶剤性が不充分であると、色材が溶出することに起因して溶出液の吸光度が大きくなるため、表2の結果から、実施例に比較して比較例の硬化性樹脂組成物は、硬化性及び耐溶剤性が不充分であったことが分かる。また、実施例1、3、5〜7と、実施例2、4との比較により、AAEM単位及び/又はHEMA単位が多いほど、耐溶剤性が一層向上していることが明確である。
Claims (10)
- (メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含む硬化性樹脂組成物であって、
該(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位、水酸基を有する単量体単位、及び、活性メチレン基を有する単量体単位を有することを特徴とする硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリレート系重合体において、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位の含有割合は、全単量体単位の総量100質量%に対し、5〜90質量%であり、水酸基を有する単量体単位の含有割合は、全単量体単位の総量100質量%に対し、5〜50質量%であり、活性メチレン基を有する単量体単位の含有割合は、全単量体単位の総量100質量%に対し、3〜40質量%であることを特徴とする請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリレート系重合体は、更に、(メタ)アクリル酸単位を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体は、(メタ)アクリロイル基に隣接する酸素原子が第3級炭素原子と結合した構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記活性メチレン基を有する単量体は、下記式(2)で表されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖に環構造を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記硬化性樹脂組成物は、更に色材を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなることを特徴とする硬化物。
- 基板上に、請求項8に記載の硬化物を有することを特徴とするカラーフィルター。
- 請求項9に記載のカラーフィルターを用いて構成されることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015136491A JP6495769B2 (ja) | 2014-07-18 | 2015-07-07 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014147322 | 2014-07-18 | ||
JP2014147322 | 2014-07-18 | ||
JP2015136491A JP6495769B2 (ja) | 2014-07-18 | 2015-07-07 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016029151A JP2016029151A (ja) | 2016-03-03 |
JP6495769B2 true JP6495769B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=55147510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015136491A Active JP6495769B2 (ja) | 2014-07-18 | 2015-07-07 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6495769B2 (ja) |
KR (1) | KR102270294B1 (ja) |
CN (1) | CN105278247B (ja) |
TW (1) | TWI670570B (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6706944B2 (ja) * | 2016-03-25 | 2020-06-10 | 株式会社日本触媒 | 感光性樹脂組成物及びその硬化物 |
JP6723788B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2020-07-15 | 太陽インキ製造株式会社 | 硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物およびプリント配線板 |
JP6751611B2 (ja) * | 2016-07-11 | 2020-09-09 | 株式会社日本触媒 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
TWI805554B (zh) * | 2016-07-28 | 2023-06-21 | 日商住友化學股份有限公司 | 樹脂、硬化型樹脂組成物及硬化膜 |
JP6872918B2 (ja) * | 2016-09-07 | 2021-05-19 | 株式会社日本触媒 | 重合体及びその用途 |
KR101814098B1 (ko) * | 2017-01-18 | 2018-01-02 | 동우 화인켐 주식회사 | 광경화성 조성물 및 이로부터 형성된 광경화 막 |
JP7178986B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2022-11-28 | 大阪有機化学工業株式会社 | 感光性樹脂組成物 |
JP6976069B2 (ja) * | 2017-03-29 | 2021-12-01 | 株式会社日本触媒 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
JP2018168266A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社日本触媒 | 硬化性樹脂組成物及びその用途 |
JP6870567B2 (ja) * | 2017-10-24 | 2021-05-12 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 加飾シート用組成物、加飾シート、および成型加工品 |
JP7246606B2 (ja) | 2017-12-22 | 2023-03-28 | 株式会社レゾナック | 重合体組成物、感光性樹脂組成物及びカラーフィルター |
WO2020110859A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 積水化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物、硬化物、及び、有機el表示素子 |
JP2021105712A (ja) | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 住友化学株式会社 | 表示装置 |
WO2023119900A1 (ja) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | 株式会社レゾナック | 感光性樹脂組成物およびカラーフィルター |
WO2024128044A1 (ja) * | 2022-12-14 | 2024-06-20 | 富士フイルム株式会社 | カラーフィルタの製造方法および固体撮像素子の製造方法 |
WO2024128043A1 (ja) * | 2022-12-14 | 2024-06-20 | 富士フイルム株式会社 | カラーフィルタの製造方法および固体撮像素子の製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4645346B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-03-09 | 住友化学株式会社 | 感光性樹脂組成物 |
JP4788485B2 (ja) | 2006-06-13 | 2011-10-05 | 住友化学株式会社 | 着色感光性樹脂組成物 |
JP5212688B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-06-19 | サイデン化学株式会社 | 光学用粘着剤組成物および光学機能性フィルム |
JP5495991B2 (ja) | 2010-07-12 | 2014-05-21 | 富士フイルム株式会社 | 着色感光性樹脂組成物、硬化膜及びその製造方法、カラーフィルタ、並びに、表示装置 |
WO2013077293A1 (ja) * | 2011-11-22 | 2013-05-30 | 三菱レイヨン株式会社 | アクリル系重合体の製造方法、アクリル系重合体、およびプラスチゾル組成物 |
TWI603983B (zh) * | 2012-08-10 | 2017-11-01 | Nippon Shokubai Co Ltd | Hardening resin composition and its use |
JP2014065768A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | 重合体およびその用途 |
-
2015
- 2015-07-07 JP JP2015136491A patent/JP6495769B2/ja active Active
- 2015-07-13 KR KR1020150098917A patent/KR102270294B1/ko active IP Right Grant
- 2015-07-15 CN CN201510415310.4A patent/CN105278247B/zh active Active
- 2015-07-15 TW TW104122851A patent/TWI670570B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20160010325A (ko) | 2016-01-27 |
TWI670570B (zh) | 2019-09-01 |
TW201610582A (zh) | 2016-03-16 |
CN105278247B (zh) | 2020-08-18 |
JP2016029151A (ja) | 2016-03-03 |
CN105278247A (zh) | 2016-01-27 |
KR102270294B1 (ko) | 2021-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6495769B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
KR102182764B1 (ko) | 경화성 수지 조성물 및 그 용도 | |
JP6577976B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP6644406B2 (ja) | アルカリ可溶性樹脂及び感光性樹脂組成物 | |
JP6751611B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP6807791B2 (ja) | アルカリ可溶性樹脂、感光性樹脂組成物及びその用途 | |
JP6325281B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP2018168266A (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP5897967B2 (ja) | 硬化性樹脂の製造方法、硬化性組成物および感光性樹脂組成物 | |
JP6976069B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP6694416B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP7372064B2 (ja) | アルカリ可溶性樹脂、硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP7161928B2 (ja) | 重合体、重合体を含む硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP7161927B2 (ja) | 環構造含有重合体、環構造含有重合体を含む硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP7134851B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
JP7174612B2 (ja) | 新規重合体、新規重合体を含む硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP7315416B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、硬化物、及び積層体 | |
JP6962778B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及びその用途 | |
WO2019124144A1 (ja) | 重合体、硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP2023028821A (ja) | アルカリ可溶性樹脂の製造方法、及び感光性樹脂組成物 | |
JP2020111656A (ja) | 重合体、硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP2019038984A (ja) | 硬化性樹脂組成物、及び(メタ)アクリレート系重合体の製造方法 | |
JP2019178240A (ja) | 新規重合体、硬化性樹脂組成物、及びその用途 | |
JP2020029493A (ja) | 重合性単量体組成物、重合体及びその製造方法、硬化性樹脂組成物、及びその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6495769 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |