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JP6483345B2 - 時計振動子のテンプのための耐振ボディ - Google Patents

時計振動子のテンプのための耐振ボディ Download PDF

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JP6483345B2 JP2014061422A JP2014061422A JP6483345B2 JP 6483345 B2 JP6483345 B2 JP 6483345B2 JP 2014061422 A JP2014061422 A JP 2014061422A JP 2014061422 A JP2014061422 A JP 2014061422A JP 6483345 B2 JP6483345 B2 JP 6483345B2
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Description

本発明は、時計振動子(horological oscillator)の組み立てられたテンプのための耐振ボディまたは時計振動子の組み立てられたテンプの耐振ボディに関する。本発明はまた、このような耐振ボディを備える耐振装置に関する。本発明はまた、このような耐振ボディと、特にはテンプ受けである受けとを備える組立体に関する。本発明はまた、時計ムーブメント、あるいは、このようなムーブメントまたはこのような耐振装置もしくはこのような耐振ボディを備える、特には腕時計である時計に関する。本発明はまた、このような耐振ボディおよび特にはテンプ受けである受けを備える組立体を製造するかまたは組み立てるための方法に関する。最後に、本発明はこのような耐振ボディおよび特にはテンプ受けである受けを備える時計ムーブメントを正しく動作させるための方法に関する。
従来、渦巻テンプ振動子は、テンプ受け上に予め配置される1セットの部品からなる中間物を介して時計ムーブメント内に設置され、これらの部品は振動子のムーブメントを回転させてそれにより脱進機を容易に調整できるように設計され、その結果、死点または平衡位置において、テンプ衝突ピンの中心が、アンクルおよびテンプの枢動軸を連結させる線上にくる。
このため、渦巻ばねの外側端部が、通常は、例えばテンプばねスタッドホルダ(balance spring stud holder)などの締結デバイスによってテンプ受けに締結され、この締結デバイスはテンプ軸に対して回転するように変位され得る。一般に、このデバイスは、振動子を枢動させるために設けられる軸受を中心として径方向に誘導されることから、渦巻ばねの外側端部の変位は、渦巻ばねの内側端部が締結されるテンプ軸に対して完全に同心とはならない。したがって、調整を行うこと、または衝撃を受けることで、渦巻ばねの外側端部がその内側端部に対して径方向に変位する危険性がある。このような状況では、時計ムーブメントの時間保持能力が低下し、具体的には等時性レベルが低下する。
テンプ軸に対して渦巻ばねの外側端部を締結するためのデバイスを変位させる手法は3つある。
1つ目の特に経済的な解決策が特許文献1に開示されている。これは、テンプばねスタッドホルダとして機能する変形可能アームを備えるテンプ受けを実装することにある。したがって、わずかに調整を行うことが目的である場合には、テンプ受けの変形可能領域を折り畳むことにより渦巻ばねの外側端部を特定の角度だけ変位させることができる。このデザインは、テンプばねスタッドが空間内で自由に変位され得るという大きな欠点を有する。したがって、調整を行うとき、運動平面を基準とした渦巻ばねの平行なアライメントと、運動平面内でのテンプばねスタッドとテンプ軸との間の距離との両方が変化する危険性があり、それにより時間保持能力が大きく低下し、具体的には等時性が大きく低下する。
上で言及した欠陥を部分的に解消するための1つの解決策が特許文献2で説明されている。テンプばねスタッドホルダはスロット型リングの形態をとっており、このスロット型リングは弾性を有し、この弾性によって、テンプばねスタッドホルダを調整し、かつテンプ受け上にねじ込まれるテンプエンド(balance end)部片の円錐部分の周りで決定された角度位置で保持することが可能になる。この実装形態には2つの欠陥がある。テンプ軸とテンプエンド部片との間で完全な調心を行うことを保証することが非常に困難である。また、テンプばねスタッドホルダが組み立てられるときに変形し、したがって、テンプエンド部片の中心を基準として運動平面内でのテンプばねスタッドの位置を制御することが困難となる。したがって、テンプ軸を基準としてテンプばねスタッドを完全な同心状態で変位させることが不可能となる。
テンプばねスタッドホルダを調心することを改善できるようにする1つの解決策は、テンプ軸を径方向に誘導することおよび軸方向に移動させることの両方を可能にするために耐振装置上でテンプばねスタッドホルダを枢動させることである。例えば特許文献3で開示されているこの実装形態では、テンプ軸とテンプばねスタッドホルダとの間の一連の寸法を低減することが可能となる。しかし、弾性のテンプばねスタッドホルダは変形することから、テンプばねスタッドが運動平面内で変位する危険性を軽減することは不可能である。
同様のデザインは他にも存在する。例えば、特許文献4は、追加の手段の中間物を介して調整を精密に設定するためのデバイスを開示している。このデバイスはまた、テンプ軸の耐振装置を中心として旋回するように設計される弾性のテンプばねスタッドホルダを実装する。このデザインにより、耐振装置を基準としたテンプばねスタッドホルダの回転を精密に調整することが可能となるが、径方向に正確に移動させることは可能ではない。したがって、この解決策は上記の技術的問題に対応していない。
従来技術に照らすと、角度における変位を可能にしながら内側端部を基準としてばねの外側端部が径方向に変位することを一切防止するような、テンプ受け上で渦巻ばねの外側端部を高い信頼性で組み立てるためのデバイスを提供するための単純な解決策は存在しない。
スイス国特許出願公開第特許316832号 スイス国特許出願公開第257460号 フランス国特許出願公開第1596951号 欧州特許出願公開第1798609号 欧州特許出願公開第2437126A1号
本発明の目的は、上で言及した欠点を解消しかつ従来技術で知られる耐振ボディを改善することを可能にする時計振動子の組み立てられたテンプの耐振ボディを提供することである。具体的には、本発明は、時間保持性能に悪影響を与えることなく調整を実施することを可能にする単純で高い信頼性の耐振ボディを提供する。
本発明による耐振ボディが請求項1で定義される。
本発明による耐振ボディの他の実施形態が請求項2から12で定義される。
特には前の実施形態のうちの1つまたは複数と組み合わされ得る実施形態である一実施形態では、耐振ボディが、特には摩擦により受けに対して締結要素を固定化することを目的として締結要素の表面に対して受けの表面を押圧するように設計される、特には1つまたは複数のねじである締め付け要素を備えることができる。
本発明による耐振装置が請求項13で定義される。
本発明による組立体が請求項14から17で定義される。
本発明による時計ムーブメントが請求項18で定義される。
本発明による時計が請求項19または20で定義される。
本発明による調整方法が請求項21で定義される。
本発明による組立体を製造する方法が請求項22から24で定義される。
本発明による時計ムーブメントまたは本発明による組立体が請求項25で定義される。
添付図面が、本発明による時計ムーブメントの実施形態を含めて、本発明による時計の実施形態を例として示す。
本発明による時計ムーブメントの第1の実施形態を示す部分断面図である。 本発明による時計ムーブメントの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による時計ムーブメントの第1の実施形態を示す斜視図である。 本発明による時計ムーブメントの第2の実施形態を示す部分断面図である。 本発明による時計ムーブメントの第2の実施形態を示す詳細な部分断面図である。 本発明による時計ムーブメントの第2の実施形態を示す平面図である。 本発明による時計ムーブメントの第2の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による時計ムーブメントの第3の実施形態を示す詳細な部分断面図である。 本発明による時計ムーブメントの第3の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による時計ムーブメントの第4の実施形態を示す詳細な部分断面図である。 本発明による時計ムーブメントの第4の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による時計ムーブメントの第5の実施形態を示す詳細な部分断面図である。 渦巻ばねの外側端部のための締結要素上に渦巻ばねを締結するための方法を示す分解図である。
以下で、図1から図3を参照しながら時計200の第1の実施形態を説明する。時計は時計ムーブメント100の第1の実施形態を備える。時計ムーブメントは、プレート(図示せず)と協働して振動子8を枢動させることを可能にするテンプ受け2を備える。振動子は、具体的には、テンプ受け上に設置される耐振装置111を介して枢動する。振動子は特には、組み立てられたテンプ6すなわちシャフト7上に設置されるテンプを備える。図1から図3では、時計ムーブメントは完全には示されず、テンプ受け2および振動子8のみが示される。
テンプ受け2は孔102を備え、耐振装置111は孔102の中に設置される。テンプ受けは、孔の第1の端部にある第1のショルダ102aと、孔の第2の端部にある第2のショルダ102bとを備える。また、テンプ受けは、時計ムーブメントのプレート(図1から図3には示されない)上への設置を可能にする締結要素を備える。
耐振装置111は、時計振動子8の組み立てられたテンプ6のための耐振ボディ11を備える。耐振ボディは、耐振ボディ11をテンプ受け2上の特には孔102内に設置するための誘導部分11aを備える。有利には、耐振ボディは孔102内へと摺動することによって設置される。耐振ボディは、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素を介して耐振ボディを軸方向において停止させるために例えば第1のショルダ102aと協働するショルダ11cを備える。
耐振ボディ11は、振動子の渦巻ばね5の外側端部を締結するための要素13を備える。有利には、締結要素がさらに、直接にまたは弾性ワッシャ14などの弾性要素を介して耐振ボディを軸方向において停止させるために第2のショルダ102bと協働するショルダ13aを備える。振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素13は、耐振ボディを受けるための部分11b上に設置され、有利にはその上へ打ち込みされる。部分11bは例えば回転円筒形(cylindrical of revolution)である。さらに有利には、締結要素13は、耐振ボディ11の部分11bの端部に位置するショルダに接触することになる部分11b上へ打ち込みされる。
この第1の実施形態では、耐振ボディ11は一体鋳造部品であり、すなわち1つの同じ部品で作られる。しかし、別法として、耐振ボディ11は複数の部品で作られてもよい。耐振装置111は、耐振ボディに加えて、例えば、中に設置される、穴石(pivoting jewel)、受石(counter−pivot jewel)、および、上記石をボディ内で保持するためのばねを備える。
この第1の実施形態では、ばねの外側端部を締結するための要素はテンプばねスタッドホルダである。しかし、別法として、ばねの外側端部を締結するための要素は、別のタイプの、特には特許文献5で開示されるような締結要素などであってよい。したがって、図13に示されるように、締結要素は振動子の渦巻ばねの1つまたは複数の外側端部を締結するように設計され得る。このような締結要素は、特には渦巻ばねを備える単一部品で作られる連結部材59の軸受表面である、渦巻ばね5の軸受表面61、62を少なくとも部分的に補ってそれらと実質的に平行である軸受表面63、64と、これらの表面を保持することまたはこれらの表面を互いに接触させて固定化させるかもしくは互いを基準として固定化することを可能にする締結手段65、66、69、70、67、68とを有する。このような締結手段は、シリコン、ダイヤモンドまたはクォーツなどの脆性材料で作られる渦巻ばねに特に適する。例えば、締結手段は、締結要素上にある孔65、66と、これらの孔の中に設置されることを意図されるピン69、70とを備える。締結手段により、軸受表面を互いに押圧させて維持することが可能となる。ピンは連結部材内に設けられる孔67、68を通過することができる。このような締結形態はここでは第1の実施形態に適用させて説明されるが、本発明の主題の他の実施形態にも適用され得る。
耐振ボディは、有利には、テンプ受けを基準として耐振ボディが自由に回転することを妨げる摩擦要素16を備える。摩擦要素は、例えば、要素11c、13a、102aおよび102bを含む。より具体的には、ショルダすなわちショルダ11c、13aが受けの両側に存在することを意図され、特には受けのショルダ102aおよび102bに当接することを意図される。有利には、摩擦要素は弾性戻し要素14を含むことができる。この第1の実施形態では、弾性戻し要素14は少なくとも1つの突出部14a、14bを備える小型の弾性プレートであり、突出部14a、14bは、テンプ受け2上に形成される適合する形状2a、2b内で収容されるように設計され、それにより、テンプ受けを基準とする弾性要素の角度における変位が一切防止され、それにより、発生する軸方向の力さらには摩擦トルクを制御することができる。このため、摩擦トルクは、ショルダ11cおよび102aのインターフェースに発生する摩擦効果によって完全に決定される。したがって、テンプ受けを基準として特定の方向に耐振ボディを回転駆動させる傾向があるトルクが作用しても、テンプ受けにより、このように変位することを妨げる摩擦トルクが耐振ボディに加えられる。
したがって、上で言及した欠陥を回避するために、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素は、テンプ受け上に設置される耐振装置で構成される振動子の軸受に対して少なくとも回転するように堅固に取り付けられる。このため、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素がテンプ軸の耐振装置に堅固に取り付けられる。したがって、調整が行われるまたは衝撃を受けるとき、テンプ軸を基準として渦巻ばねの外側端部が径方向に変位しなくなり、ムーブメントの時間保持性能レベルがそれ以降も保証される。この第1の実施形態では、スタッドに対してピン留めすることにより従来の手法で渦巻ばねの外側端部を締結するように設計されるテンプばねスタッドホルダが例えば実装される。この場合、従来通りにテンプばねスタッドホルダに対して直接に行うことにより調整が実施される。別法として、耐振ボディは、耐振テンプばねスタッドホルダの組立体が回転することを可能にするための手段を装備することもできる。
以下では、図4から図7を参照しながら時計ムーブメントの第2の実施形態を説明する。
時計ムーブメントは、プレート(図示せず)と協働して振動子8を枢動させることを可能にするテンプ受け22を備える。
テンプ受け22は孔122を備え、耐振装置121が孔122の中に設置される。テンプ受けは、孔の第1の端部にある第1のショルダ122aと、孔の第2の端部にある第2のショルダ122bとを備える。また、テンプ受けは、時計ムーブメントのプレート(図示せず)上への設置を可能にする締結要素を備える。
耐振装置121は、時計振動子8の組み立てられたテンプ6の耐振ボディ21を備える。耐振ボディは、耐振ボディ21をテンプ受け22上の特には孔122内に設置するための誘導部分21aを備える。有利には、耐振ボディは孔122内へと摺動することによって設置される。耐振ボディは、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素24を介して耐振ボディを軸方向において停止させるためにテンプ受け22の第1のショルダ122aと協働するショルダ21cを備える。したがって、弾性要素24はテンプ受けと耐振ボディとに間に挿置または配置される。
耐振ボディ21は、振動子の渦巻ばね5の外側端部を締結するための要素23を備える。締結要素はまた、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素を介して耐振ボディを軸方向において停止させるテンプ受け22の第2のショルダ122bと協働するショルダ23aを備える。締結要素23は、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するために、要素23を受けることを意図される耐振ボディを受けるための部分21b上に設置され、有利にはその上へ打ち込みされる。部分21bは例えば回転円筒形である。さらに有利には、締結要素23は、部分21bの端部に位置するショルダに接触するまで部分21b上へ打ち込みされる。
この第2の実施形態では、耐振ボディは一体鋳造部品であり、すなわち1つの同じ部品で作られる。耐振装置は、耐振ボディに加えて、例えば、中に設置される、穴石、受石、および、上記石をボディ内で保持するためのばねを備える。
この第2の実施形態では、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素は、特には渦巻ばねを備える単一部片で作られる連結部材の軸受表面である、渦巻ばねの軸受表面を少なくとも部分的に補ってそれらと実質的に平行である軸受表面と、これらの表面を保持することを可能にする締結手段とを有する。
耐振ボディは、有利には、テンプ受けを基準として耐振ボディが自由に回転することを妨げる摩擦要素26を備える。摩擦要素は、例えば、要素21c、23a、122aおよび122bを含む。より具体的には、ショルダすなわちショルダ21c、23aはテンプ受けの両側に存在することを意図され、特にはテンプ受けのショルダ122aおよび122bに当接することを意図される。摩擦要素は特には弾性ワッシャである弾性戻し要素24を備えることができる。この実施形態では、この弾性ワッシャは、耐振装置と、振動子の渦巻ばねの外側端部を所与の角度位置で締結するための要素とを備える組立体を保持すること、およびこれを追加の手段を一切用いずに行うこと、を可能にするための適切な軸方向の力を発生させることを可能にするスティフネスを有する、ベルビルワッシャの形態をとる。このようなデザインを選択することにより、ばねによって発生する力に対する特に高いロバスト性が得られ、また、構成要素の構造公差および組立公差も得られることが分かっている。実際には、弾性要素が作用することにより、ショルダの間、特にはショルダ21cとショルダ122aとが加圧接触される。したがって、テンプ受けを基準として特定の方向に耐振ボディを回転駆動させる傾向があるトルクが作用しても、テンプ受けにより、このように変位することを妨げる摩擦トルクが耐振ボディに加えられる。
有利には、耐振ボディが、同様にテンプの軸を構成する、その長手方向軸9を中心とした回転駆動ゾーン21dを備える。駆動ゾーンは、刻み付き構造もしくはノッチ構造もしくは歯付き構造もしくはフラット構造もしくは多角形構造または任意の適切な幾何形状の構造などの、特定の構造を有することができ、それにより、特にはツールを使用して耐振ボディを回転駆動させることが可能となる。このように耐振ボディが回転方向に変位することにより、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素13を回転方向に変位させることが可能となり、それにより調整を容易に行うことが可能となる。
以下で、図8および図9を参照しながら時計ムーブメントの第3の実施形態を説明する。
時計ムーブメントが、プレート(図示せず)と協働して振動子8を枢動させることを可能にするテンプ受け32を備える。
テンプ受け32は孔132を備え、耐振装置131は孔132の中に設置される。テンプ受けは、孔の第1の端部にある第1のショルダ132aと、孔の第2の端部にある第2のショルダ132bとを備える。また、テンプ受けは、時計ムーブメントのプレート(図示せず)上に設置されるのを可能にする締結要素を備える。
耐振装置131は、時計振動子8の組み立てられたテンプ6のための耐振ボディ31を備える。耐振ボディは、耐振ボディ31をテンプ受け32上の特には孔132内に設置するための誘導部分31aを備える。有利には、耐振ボディは孔132内へと摺動することによって設置される。耐振ボディは、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素34を介して耐振ボディを軸方向において停止させるために、テンプ受け32の第1のショルダ132aと協働するショルダ31cを備える。したがって、弾性要素34はテンプ受けと耐振ボディとの間に挿置または配置される。
耐振ボディ31は、振動子の渦巻ばね5の外側端部を締結するための要素33を備える。締結要素はまた、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素を介して耐振ボディを軸方向において停止させるテンプ受け32の第2のショルダ132bと協働するショルダ33aを備える。締結要素33は、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するために要素33を受けることを意図される耐振ボディを受けるための部分31b上に設置され、有利にはその上へ打ち込みされる。部分31bは例えば回転円筒形である。さらに有利には、締結要素33は、部分31bの端部に位置するショルダに接触するまで部分31b上へ打ち込みされる。
この第3の実施形態では、耐振ボディはストック31’およびヘッド31’’の2つの部品で作られる。例えば、ヘッド31’’が例えばねじ留めなどによりストック31’に締結されるかまたは組み付けられる。したがって、テンプ受けを最終的に組み立てる前に、テンプ軸の枢動軸受を螺旋形締結要素33に堅固に取り付けることが可能となる。ストック31’およびヘッド31’’は、例えば、テンプ受けを組み立てるときに組み立てられ得るかまたは堅固に取り付けられ得る。
耐振ボディは、有利には、テンプ受けを基準として耐振ボディが自由に回転することを妨げる摩擦要素36を備える。摩擦要素は、例えば、要素31c、33a、132a、132bを含む。より具体的には、ショルダすなわちショルダ31c、33aはテンプ受けの両側に存在することを意図され、特にはテンプ受けのショルダ132aおよび132bに当接することを意図される。摩擦要素は特には弾性ワッシャである弾性戻し要素34を備えることができ、これは具体的にはベルビルタイプのワッシャである。
有利には、耐振ボディは、その長手方向軸9を中心とした回転駆動ゾーン31dを備える。したがって、耐振ボディに対して直接に行うことにより調整が容易に実施される。
この第3の実施形態では、耐振装置は、耐振ボディに加えて、例えば、中に設置される、枢動する石、受石、および、上記石をボディ内で保持するためのばねを備える。
この第3の実施形態では、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素は、特には渦巻ばねを備える単一部片で作られる連結部材の軸受表面である、渦巻ばねの軸受表面を少なくとも部分的に補ってそれらに実質的に平行である軸受表面と、これらの表面を保持することを可能にする締結手段とを有する。
以下で、図10および図11を参照しながら時計ムーブメントの第4の実施形態を説明する。
時計ムーブメントが、プレート(図示せず)と協働して振動子8を枢動させることを可能にするテンプ受け42を備える。
テンプ受け42は孔142を備え、耐振装置141は孔142の中に設置される。テンプ受けは、孔の第1の端部にある第1のショルダ142aと、孔の第2の端部にある第2のショルダ142bとを備える。また、テンプ受けは、時計ムーブメントのプレート(図示せず)上に設置されるのを可能にする締結要素を備える。
耐振装置141は、時計振動子8の組み立てられたテンプ6のための耐振ボディ41を備える。耐振ボディは、耐振ボディ41をテンプ受け42上の特には孔142内に設置するための誘導部分41aを備える。有利には、耐振ボディは孔142内へと摺動することによって設置される。
耐振ボディ41は、振動子の渦巻ばね5の外側端部を締結するための要素43を備える。また、締結要素は、直接にまたは弾性ワッシャなどの弾性要素を介して耐振ボディを軸方向において停止させるために第2のショルダ142bと協働するショルダ43aを備える。締結要素43は、耐振ボディを受けるための部分41b上に設置され、有利にはその上へ打ち込みされ、この部分41bは振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するために要素43を受けることを意図される。部分41bは例えば回転円筒形である。さらに有利には、締結要素43は、部分41bの端部に位置するショルダに接触するまで部分41b上へ打ち込みされる。
この第4の実施形態では、耐振ボディは一体鋳造部品であり、すなわち1つの同じ部品で作られる。耐振装置は、耐振ボディに加えて、例えば、中に設置される、穴石、受石、および、上記石をボディ内で保持するためのばねを備える。
この第4の実施形態では、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素は、特には渦巻ばねを備える単一部片で作られる連結部材の軸受表面である、渦巻ばねの軸受表面を少なくとも部分的に補ってそれらと実質的に平行である軸受表面と、これらの表面を保持することを可能にする締結手段とを有する。
耐振ボディは、有利には、テンプ受けを基準として耐振ボディが自由に回転することを妨げる摩擦要素46を備える。摩擦要素は弾性戻し要素44を含むことができる。したがって、弾性要素34はテンプ受けと耐振ボディとの間に挿置または配置され、ここでは、45aおよび45bが渦巻ばねの外側端部を締結するための要素43の一部を形成するとみなされる。
この第4の実施形態では、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素43を保持することを強化するために、ねじ45a、45bなどの追加の要素が設けられる。より具体的には、これらのねじは締結要素43のねじ孔47a、47b内にねじ込まれ得、テンプ受け42上に形成される楕円形カットアウト46a、46bを通過することができる。この場合、これらのねじをわずかに緩めることにより、軸9を中心として耐振ボディおよび締結要素を回転させることが可能となり、それにより調整が行われる。しかし、この回転は完全に自由ではなく、ショルダ43aとテンプ受け42の第2のショルダ142bとの間で特には圧力を加える摩擦要素の作用により、耐振ボディの回転を妨げる摩擦トルクが画定される。別法として、特には弾性戻し要素44である摩擦要素46が耐振ボディ41から排除されてもよい。この構成では、耐振ボディの角度位置および締結要素の角度位置が少なくとも1つのねじ45a、45bによって設定される。この場合、これらのねじをわずかに緩めることにより、抵抗トルクを最小にして軸9を中心として耐振ボディおよび締結要素を回転させることが可能となる。
この第4の実施形態では、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素に直接に行うことにより調整が実施される。
以下では、図12を参照しながら時計ムーブメントの第5の実施形態を説明する。この第5の実施形態は、耐振ボディが渦巻ばねの外側端部を締結するため要素を備える単一部片で製造されることのみが、上の実施形態とは異なる。
これらの第4および第5の実施形態では、耐振ボディまたは耐振装置が特には1つまたは複数のねじである締め付け要素を備え、これは、特には摩擦によりテンプ受けに対して締結要素を固定化することを目的として締結要素の表面に対してテンプ受けの表面を押圧することを意図される。
本発明はまた、特には上の実施形態のうちの1つで説明されるような耐振ボディである耐振ボディと、受けとを備える、ムーブメントまたは時計である組立体に関する。具体的には、本発明は、耐振ボディのショルダなどの構造および受けのショルダなどの構造が障壁となるように協働して、受けを基準として耐振ボディの軸方向の一方向または両方向において耐振ボディを保持する組立体に関する。
以下では、時計ムーブメントを正しく動作させるための方法を実施するための一方法を説明する。
この方法は、その長手方向軸9を中心として回転させることにより耐振ボディを位置決めするための動作を含む。有利には、この動作は、可能性として、第2および第3の実施形態で説明したような耐振装置のボディ上、具体的には耐振ボディの駆動ゾーン21d、31d上でツールを使用することにより、時計メーカーによって実行される。別法として、この動作は、第1、第4および第5の実施形態で説明したような、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素に対して実行されてもよい。
さらに、以下で、時計振動子の組み立てられたテンプの耐振ボディと、受けとを備える組立体を製造するための方法の一実装形態を説明する。この方法は以下のステップを含む。
a、特には上の実施形態のうちの1つで説明したような第1の耐振ボディ部分である第1の耐振ボディ部分を提供するステップ、
b、受けを提供するステップ、
c、受けの孔の中に第1の耐振ボディ部分を導入するステップ、
d、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための締結要素を含む特には第2の耐振ボディ部分である第2の耐振ボディ部分を第1の耐振ボディ部分上に特には打ち込みさせることにより設置するステップ。
上のステップは、a、b、cおよびdの順番で実施され得るが、これに限られない。
具体的には、ステップbがステップaの後で実施され得る。別法として、ステップaがステップbの後で実施されてもよい。
ステップdがステップcの後で実施され得る。別法として、ステップcがステップdの後で実施されてもよい。この場合、耐振ボディを受けの孔の中に導入することにより、耐振ボディ−締結要素のサブアセンブリの一部分が受けの孔の中に導入される。このサブアセンブリを耐振ボディと指定してもよい。
任意選択で、この製造方法は、上で説明した調整方法を実施するステップを含むことができる。
上で説明した製造方法または調整方法を実施することにより得られるいかなる時計ムーブメントまたは組立体も本発明の目的を構成することは明らかである。
これらの各実施形態で、テンプ受けを基準として耐振装置および渦巻ばねの外側端部を締結するための要素が回転することを可能にするために、有利には、耐振ボディとテンプ受けとの間に径方向の隙間が設けられる。振動子を容易に調整することを可能にすることを目的として適切な摩擦トルクを発生させるために、さらには、任意選択で、有利には、渦巻ばねの外側端部を所与の角度位置で締結するためにデバイスを保持することを可能にするために、ワッシャまたは小型の弾性プレートがまた、これらの要素と協働するように設けられ得る。
これらの各実施形態で、耐振装置がテンプ受け上に設置される。別法として、耐振装置は、組み立てられたテンプを枢動させるように構成されるプレートまたは任意の別の受け上に設置されてもよい。
これらの各実施形態で、耐振装置は、耐振ボディに加えて、中に設置される、穴石、受石、および、上記石をボディ内で保持するためのばねを備える。耐振装置が、耐振ボディに加えて、穴石および/または受石として機能する単一の石、ならびに、可能性として、この石をボディ内で締結するためのばねを備えることができることは明らかである。別法として、耐振装置は、組み立てられるテンプのための長手方向の枢動−隙間手段(longitudinal pivoting and clearance means)を備える、一体鋳造部品の耐振ボディを備えることができる。したがってこの最後の構成では、耐振装置は耐振ボディに限定されてよい。この耐振ボディは一体鋳造部品であってもよく、または、複数の部品で構成されてもよい。
上で見てきたように、本発明による耐振ボディは、
− テンプ受けを基準としてその位置をそれ以降も保証するために軸方向の両方向において特にはショルダによって保持され得、かつ/または
− 渦巻ばねの外側端部を締結するための要素によって軸方向の少なくとも一方向において特にはショルダによって保持され得る。
上で見てきたように、渦巻ばねの外側端部を締結するための要素が、耐振ボディを軸方向の第1の方向において保持するためにテンプ受けの下に配置され得る。
上で見てきたように、第1、第2および第3の実施形態では、耐振ボディの1つのショルダが、耐振ボディを軸方向の第2の方向において保持するために設けられ得る。
上で見てきたように、第4および第5の実施形態では、ねじが構成要素を軸方向に締結することができ、つまり、テンプ受け上で締結要素を軸方向に締結することができる。
上で見てきたように、押さえばねが耐振ボディに同軸に配置され得る。このばねはテンプ受けを基準として耐振ボディを保持するように設計される。このようなばねは、テンプばねスタッドホルダを基準として摩擦によりインデックス組立体を保持するために設けられるワッシャに連結され得る。
上で見てきたように、押さえばねは、好適には、耐振ボディの枢動軸で構成される対称中心を有する。
上で見てきたように、押さえばねは、好適には、特にはベルビルワッシャである弾性ワッシャの形態をとる。
上で見てきたように、耐振ボディは単一部品から作られてよく、つまり、石などの耐振装置の構成要素を受けるためのハウジングと、振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素とを特には備える一体鋳造部品として作られ得る。
別法として、上で見てきたように、耐振ボディは複数の部品で作られてもよく、例えば、第1の部品が耐振装置の構成要素を受けるためのハウジングを備え、第2の部分が振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素を備える。この場合、第1の部品および第2の部品は互いに対して設置され、例えば一方を他方の上へ打ち込みされる。このようにして、第1および第2の部品が互いに対して固定化される。いずれの場合も、第1および第2の部品は、少なくとも、組み立てられたテンプの回転軸を中心とした回転方向において互いに対して固定化される。

したがって、振動子を調整することが必要となる場合でも、テンプの軸を中心として第2の耐振ボディを同様に変位させることなくテンプの軸を中心として第1の耐振ボディ部分を回転方向に変位させることが不可能となる。したがって、このような調整を行う場合、すべての耐振装置が回転方向に変位されることになる。
本明細書では、「渦巻ばねの外側端部を締結するためのデバイス」は、渦巻ばねの少なくとも1つのブレードの少なくとも外側端部を締結するためのデバイスを意味するものとして理解されるべきである。
本明細書では、「組み立てられたテンプ」は、テンプ軸と、テンプと、ロータと、コレットとを備えるかまたはこれらから構成される組立体を意味するものとして理解されるべきであり、これらのテンプ、ロータおよびコレットはテンプ軸上に設置される。したがって、「組み立てられたテンプ」は、その軸またはシャフト上に設置されるテンプを意味するものとして理解されるべきである。この組み立てられたテンプは、特にはスイスレバー脱進機もしくはデテント脱進機またはさらにはロビン脱進機などの、任意のタイプの時計脱進機と協働するように設計され得る。組み立てられたテンプは耐振ボディまたは耐振装置の一部ではない。
2a 形状
2b 形状
5 渦巻ばね
6 テンプ
7 シャフト
8 振動子
9 長手方向軸
11 耐振ボディ
11b 耐振ボディを受けるための部分
11c ショルダ
13 振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素
13a ショルダ
14 弾性ワッシャ
14a 突出部
14b 突出部
21a 誘導部分
21b 耐振ボディを受けるための部分
21c ショルダ
21d 回転駆動ゾーン
22 テンプ受け
23 振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素
23a ショルダ
24 弾性要素
26 摩擦要素
31 耐振ボディ
31’ ストック
31’’ ヘッド
31b 耐振装置を受けるための部分
31c ショルダ
31d 回転駆動ゾーン
32 テンプ受け
33 振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素
33a ショルダ
34 弾性要素
36 摩擦要素
41 耐振ボディ
41a 誘導部分
41b 耐振ボディを受けるための部分
42 テンプ受け
43 振動子の渦巻ばねの外側端部を締結するための要素
43a ショルダ
44 弾性戻し要素
45a ねじ
45b ねじ
46a 楕円形のカットアウト
46b 楕円形のカットアウト
47a ねじ孔
47b ねじ孔
46 摩擦要素
59 連結部材
61 渦巻ばねの軸受表面
62 渦巻ばねの軸受表面
63 軸受表面
64 軸受表面
65 締結手段
66 締結手段
67 締結手段
68 締結手段
69 締結手段
70 締結手段
100 時計ムーブメント
102 孔
102a ショルダ
102b ショルダ
111 耐振装置
121 耐振装置
122 孔
122a 第1のショルダ
122b 第2のショルダ
131 耐振装置
132 孔
132a 第1のショルダ
132b 第2のショルダ
141 耐振装置
142 孔
142a 第1のショルダ
142b 第2のショルダ
200 時計

Claims (25)

  1. 時計振動子(8)の組み立てられたテンプ(6)のための耐振ボディ(11;21;31;41;51)であって、前記耐振ボディ(1)を受け(2;22;32;42;52)に対して摺動により設置するための誘導部分(11a;21a;31a;41a;51a)と、前記振動子の渦巻ばね(5)の外側端部を締結し前記耐振ボディと一体に設置される締結要素(13;23;33;43;53)とを備える、耐振ボディ(11;21;31;41;51)。
  2. 前記振動子の渦巻ばね(5)の外側端部のための前記締結要素(13;23;33;43;53)を受けるための部分(11b;21b;31b;41b;51b)を有する第1の耐振ボディ部分(11;21;31;41)を備え、前記締結要素が、前記第1の耐振ボディ部分上に設置されて第2のボディ部分(13;23;33;43)を形成する、請求項1に記載の耐振ボディ。
  3. 前記第2のボディ部分は、前記第1の耐振ボディ部分上へ打ち込まれて設置される、請求項2に記載の耐振ボディ。
  4. 前記振動子の渦巻ばね(5)の外側端部のための前記締結要素が前記耐振ボディを備える部片で作られるか、または、前記耐振ボディが複数の組み立てられた部品として作られる、請求項1から3のいずれか1項に記載の耐振ボディ。
  5. 前記振動子の渦巻ばね(5)の外側端部のための前記締結要素がテンプばねスタッドホ
    ルダである、請求項1から4のいずれか1項に記載の耐振ボディ。
  6. 前記振動子の渦巻ばねの端部のための前記締結要素が、前記渦巻ばねの軸受表面(61、62)を少なくとも部分的に補ってそれらと実質的に平行である軸受表面(63、64)と、これらの表面を保持することを可能にする締結手段(65、66、69、70)とを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の耐振ボディ。
  7. 長手方向軸(9)を中心とした回転駆動ゾーンを備え、前記ゾーンが、例えば刻み付き構造またはノッチ構造または多角形構造または歯付き構造またはフラット構造の構造を有し、それにより、前記耐振ボディを回転駆動させることが可能となる、請求項1から6のいずれか1項に記載の耐振ボディ。
  8. ツールを使用して前記耐振ボディを回転駆動させることが可能となる、請求項7に記載の耐振ボディ。
  9. 前記受けを基準として前記耐振ボディが自由に回転することを妨げる摩擦要素(14;24;34;44;54)を備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の耐振ボディ。
  10. 前記摩擦要素が前記受けを支承することを意図される少なくとも1つのショルダを備え、かつ/または、前記摩擦要素が弾性戻し要素を備える、請求項9に記載の耐振ボディ。
  11. 前記弾性戻し要素が、ベルビルタイプのワッシャである、請求項10に記載の耐振ボディ。
  12. 前記弾性戻し要素が、弾性ワッシャである、請求項10に記載の耐振ボディ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディ(11;21;31;41;51)と、穴石と、受石と、これらの石を前記ボディ内で保持するためのばねとを備える、時計振動子(8)の組み立てられたテンプ(6)の耐振装置(111;121;131;141;151)。
  14. 請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディと受けとを備える組立体。
  15. 前記耐振ボディのショルダなどの構造および前記受けのショルダなどの構造が障壁となるように協働して、前記受けを基準として前記耐振ボディの軸方向の一方向または二方向において前記耐振ボディを保持する、請求項14に記載の組立体。
  16. 前記受けと前記耐振ボディとの間に挿置される弾性要素(24;34;44;54)を備える、請求項14または15に記載の組立体。
  17. 前記弾性要素は、ベルビルワッシャ(24;34)である弾性ワッシャである、請求項16に記載の組立体。
  18. 請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディまたは請求項13に記載の耐振装置または請求項14から17のいずれか1項に記載の組立体を備える時計ムーブメント(100)。
  19. 請求項18に記載のムーブメント、または、請求項14から17のいずれか1項に記載の組立体、または、請求項13に記載の耐振装置、または、請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディを備える、時計(200)。
  20. 請求項18に記載のムーブメント、または、請求項14から17のいずれか1項に記載の組立体、または、請求項13に記載の耐振装置、または、請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディを備える、腕時計。
  21. 請求項18に記載の時計ムーブメントを正しく動作させるための方法であって、前記ボディをその長手方向軸(9)を中心として回転させることにより、時計振動子(8)の組み立てられたテンプ(6)の耐振装置のボディ(11;21;31;41;51)を位置決めする動作を含む、方法。
  22. 時計振動子(8)の組み立てられたテンプ(6)の耐振ボディ(11;21;31;41;51)と受け(2;22;32;42;52)とを備える、組立体を製造するための方法であって、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の耐振ボディの第1の部分である第1の耐振ボディ部分を提供するステップと、
    前記受けを提供するステップと、
    前記受けの孔(102;22;32;42;52)の中に前記第1の耐振ボディ部分を導入するステップと、
    振動子の渦巻ばね(5)の外側端部を締結するための締結要素(13;23;33;43;53)を含む第2の耐振ボディ部分を前記第1の耐振ボディ部分上に設置するステップと、
    請求項21に記載の調整方法を任意選択で実施するステップと
    を含む、方法。
  23. 前記組立体は、時計ムーブメントまたは時計である、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第2の耐振ボディ部分を前記第1の耐振ボディ部分上に打ち込むことにより設置する、請求項22または23に記載の方法。
  25. 請求項21から24のいずれか1項に記載の方法を実施することによって得られる時計ムーブメントまたは組立体。
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