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JP6476417B2 - 抵抗器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各種電子機器の電流値検出等に使用される小型で低抵抗値の抵抗器およびその製造方法に関する。
従来のこの種の抵抗器は、図18に示すように、板状の金属で構成された抵抗体1と、抵抗体1の一面の中央部に形成された保護膜2と、保護膜2を挟んで離間し、抵抗体1の一面の両端部にめっきで構成された電極3と、電極3を覆うように形成されためっき層4とを備えている。そして、電極3、めっき層4の一部が保護膜2の縁部と直接接触するようにオーバーラップしている。さらに、抵抗体1の他の面に他の保護膜2aを形成している。
また、抵抗体1の一面の中央部に保護膜2を形成した後、保護膜2をめっきレジストとしてめっきし、電極3を形成するようにしている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2007−49207号公報
本発明の第1の抵抗器は、板状の金属で構成された抵抗体と、抵抗体の第1面に形成された保護膜と、保護膜を挟んで離間し、抵抗体の第1面の両端部に形成された電極とを備え、電極は樹脂と樹脂に含まれた金属粉とを含有するペーストを印刷することによって構成している。
本発明の抵抗器の第1の製造方法は、金属で構成された抵抗体の上面に間隔をあけて金属粉を含有するペーストを印刷して複数の電極を形成するステップと、抵抗体の上面と複数の電極の上面とを覆うように保護膜を形成するステップと、複数の電極が露出するまで保護膜を研磨するステップとを備えている。
本発明の抵抗器の第2の製造方法は、金属で構成されたシート状抵抗体の表面に間隔をあけて金属粉を含有するペーストを印刷して複数の帯状電極を形成するステップと、シート状抵抗体に複数の帯状電極と交わるスリットを形成するステップとを備える。さらに、複数の帯状電極のうち隣り合う2つの間に第1の絶縁膜を形成するとともにスリットを埋めるように第2の絶縁膜を形成するステップと、シート状抵抗体をスリットと複数の帯状電極において切断して個片状に分割するステップとを備えている。
本発明の第2の抵抗器は、板状の金属で構成された抵抗体と、抵抗体の第1面の両端部に樹脂と樹脂に含まれた金属粉とを含有するペーストを印刷することによって形成された電極と、抵抗体の第1面に形成された第1の絶縁膜と、抵抗体の第1面と直交する第2面に形成された第2の絶縁膜とを備え、第2の絶縁膜の表面には切断痕が形成されている。
本発明の抵抗器の第3の製造方法は、金属で構成されたシート状抵抗体の上面にレジストを形成するステップと、レジストに複数の帯状の隙間を形成するステップとを備える。さらに、複数の隙間に金属ペーストを印刷することによってシート状抵抗体の上面に帯状の電極を形成するステップと、レジストを剥離するステップと、電極から露出したシート状抵抗体の一部を覆うように絶縁膜を形成するステップとを備える。さらに、電極および絶縁膜を有するシート状抵抗体を個片状に切断するステップとを備え、レジストに複数の帯状の隙間を形成する際は、レジストの上方に複数の帯状の開口部を有する露光用マスクを配置、露光して、レジストを部分的に帯状に除去するようにしている。
本発明の抵抗器およびその製造方法により、抵抗体と電極の接続信頼性が劣化するのを防止でき、かつ生産性を向上させることができ、さらに、抵抗値精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における抵抗器の斜視図 図1の2−2線断面図 実施の形態1における抵抗器を実装するときの斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す裏面図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す斜視図 本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す裏面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す上面図 図8Bの9−9線断面図 実施の形態2における抵抗器の斜視図 実施の形態2における抵抗器の主要部の側面図 本発明の実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す側面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す上面図 図15の16−16線断面図 実施の形態3における抵抗器の側面図 従来の抵抗器の断面図
本発明の実施の形態の説明に先立ち、図18を参照して説明した従来の抵抗器における課題を説明する。この抵抗器において、電極3の一部が保護膜2の縁部と直接接触するようにオーバーラップしているため、電極3同士の間隔t1よりも抵抗値を決定する抵抗体1の有効長t2が長くなる。これにより、小型化のために抵抗体1の長さを短くした場合でも電極3同士の間隔t1より有効長t2がある程度長い状態となるため、抵抗体1と電極3の接続面積が小さくなる。この結果、抵抗体1と電極3の接続信頼性が低下する可能性がある。
以下、上記の課題を解決し、抵抗体と電極の接続信頼性が低下するのを防止できる、本発明の実施の形態による抵抗器について図面を参照しながら説明する。なお各実施の形態において、先行する実施の形態と同様の構成をなすものには同じ符号を付し、詳細な説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における抵抗器の斜視図、図2は図1の2−2線断面図である。
本発明の実施の形態1における抵抗器は、図1、図2に示すように、板状の金属で構成された抵抗体11と、抵抗体11の上面の中央部に形成された保護膜12と、保護膜12を挟んで離間し、抵抗体11の上面の両端部に形成された一対の電極13と、電極13を覆うように形成されためっき層14とを有している。
そして、電極13は、溶剤と樹脂と樹脂に含まれた金属粉とで構成された金属ペーストを印刷することによって構成されている。
上記構成において、抵抗体11は、板状のCuNi、CuMn等のCuを含有する金属で構成されている。
また、保護膜12は、抵抗体11の上面(第1面)の少なくとも中央部に形成され、エポキシ樹脂またはシリコン樹脂を塗布、乾燥することにより形成されている。
さらに、電極13は、保護膜12を挟んで離間し、抵抗体11の上面における短辺に沿った方向の両端部に形成されている。また、抵抗体11の長辺側の側面に露出し、かつ抵抗体11の短辺側の側面には露出しないように形成されている。そして、電極13は、ガラスフリットを含有しないCuを主成分とした金属ペーストを印刷、乾燥し、窒素雰囲気中で800℃〜900℃で焼成して形成する。
このとき、少なくとも電極13近傍の保護膜12の上面と電極13の上面とは面一になっている。これにより、めっき層14のみが保護膜12の上面から突出することになるため、製品の薄型化を実現することができる。そして、電極13は、保護膜12の縁部にオーバーラップしておらず、さらに、抵抗体11の上面における電極13が形成されていない箇所すべてに保護膜12が設けられる。
なお、電極13は、抵抗体11の短辺側の側面にも露出するようにしてもよい。また、電極13は、抵抗体11の上面における短辺ではなく長辺に沿った方向の両端部に形成してもよく、抵抗体11の長辺側および短辺側の両方の側面に露出しないようにしてもよい。さらに、図1、図2では、電極13は、直方体の形状をしているが、上方に向かって電極13同士の間隔が広がるようなテーパ状、階段状であってもよい。
そして、めっき層14は、必要に応じ、電極13の上面を覆うように形成され、ニッケルめっき、すずめっきで構成される。
ここで、実装基板へは、図3に示すように、電極13、めっき層14が形成された側を下方に向けて実装されるが、本実施の形態では、便宜上、抵抗体11の電極13、めっき層14が形成された側を上方として説明する。
以下、本発明の実施の形態1における抵抗器の製造方法について図面を参照しながら説明する。
まず、図4Aに示すように、CuNi、CuMn等のCuを含有する合金または金属Cuを板状または箔状に構成したシート状抵抗体11aに複数の電極13を形成する。
このとき、印刷用マスクを用い、縦方向に一定間隔で形成し、かつ横方向にも一定間隔で形成する。電極13は、シート状抵抗体11aの表面にガラスフリットを含有しないCu粉を主成分とした金属ペーストを印刷し、乾燥する。そして、金属ペーストを窒素雰囲気中で800℃〜900℃で焼成して形成する。なお、電極13が所定の膜厚になるまで複数回繰り返して印刷してもよい。
このとき、CuNiまたはCuMnのCuを含む合金からなる金属でシート状抵抗体11aを形成し、電極13を構成する金属を、シート状抵抗体11aを構成する材料の1つと同じ金属、すなわちCuとする。なぜなら、ペースト中のCuと、Cuを含む合金中のCuが拡散することによって、両者が接している部分で拡散接合し、これにより、電極13とシート状抵抗体11aを強固に接合できるからである。このことは、後述する実施の形態2、実施の形態3でも同様である。
次に、図4Bに示すように、電極13の上面の全面、および電極13が形成されていない部分のシート状抵抗体11aの上面の全面に保護膜12を一体的に形成する。保護膜12は、エポキシ樹脂またはシリコン樹脂を塗布し、乾燥、硬化することにより形成する。なお、図4Bではシート状抵抗体11aの上面に直接形成される保護膜12を電極13より厚くしているが、シート状抵抗体11aの上面に直接形成される保護膜12を電極13より薄くしてもよい。このとき、シート状抵抗体11aおよび電極13の上面の全面に保護膜12を形成し、かつ保護膜12を途切れないように一体的に形成して、電極13の周囲が保護膜12で覆われるようにする。
次に、図4Cに示すように、バックグラインド工法、ポリッシング工法やヤスリを用いて電極13が露出するまで保護膜12を研磨する。このとき、電極13の厚みと、研磨されたシート状抵抗体11aの上面の保護膜12の厚みを略等しくする、すなわち、電極13の上面と電極13近傍の保護膜12の上面を面一にする。なお、電極13の表面の一部を研磨してもよい。
上記の方法により、電極13同士の間に確実に保護膜12を形成できるため、電極13と保護膜12の間に隙間ができたり、保護膜12の充填が不足したりして実装用はんだが電極13に付着するのを防ぐことができ、これにより、抵抗値を安定させることができる。
次に、図4Dに示すように、電極13の上面に、ニッケルめっき、すずめっきを順に行い、めっき層14を形成する。上述したように電極13の上面と保護膜12の上面を面一にすると、めっき層14のみが保護膜12の上面から突出する。なお、めっき層14の代わりに、フラックスや電極13の酸化を防止する材料を塗布してもよい。
次に、図5Aに示すように、横方向に並んでいる複数の電極13の中央部を横方向に切断(X線で切断)するとともに、隣り合う電極13同士の間に位置する保護膜12の中央部を縦方向に切断(Y線で切断)し、図5Bに示すように個片状にする。また、この切断は、レーザ、ダイシング、プレス等の方法により行い、必要に応じて切断後にバリ取りをする。
次に、図5Cに示すように、必要に応じて、個片状の抵抗体15の裏面に凹部16をサンドブラスト、切削等の方法により形成し、トリミングする。なお、トリミングは抵抗体11の幅や長さを短くするように切断したり、抵抗体11の上面の全面を研磨したりして行ってもよい。さらに、電極13間に位置する抵抗体11の一部を切り欠くことによりトリミングしてもよい。
最後に、図5Dに示すように、必要に応じて、個片状の抵抗体15の裏面に裏面絶縁膜12aを形成し、図5Eに示すような個片状の抵抗器を得る。個片状の抵抗体15は完成品(図1)の抵抗体11となる。なお、裏面絶縁膜12aは保護膜12と同時に形成してもよい。
ここで、図5Cは裏面図、図5D、図5Eは抵抗体11の下面(裏面)から見た斜視図を示しており、図4A〜図5Bは抵抗体11の上面から見た斜視図を示している。なお、図4A〜図5Aでは、電極13が横方向2つ、縦方向4つの場合を表しているが、これ以外の数であってもよい。
本発明の実施の形態1における抵抗器においては、電極13を金属(Cu)を含有するペーストを印刷、焼成することによって構成している。この構成により、電極13を構成するペースト中のCuと抵抗体11を構成するCuが拡散することによって、両者が接している部分でCu同士が接合する。これにより、電極13と抵抗体11を強固に接合できるため、小型化のために抵抗体11と電極13の接続面積が小さくなっても、抵抗体11と電極13の接続信頼性が劣化するのを防止できるという効果が得られる。
このとき、電極13の一部が保護膜12の縁部と直接接触するようにオーバーラップして抵抗体11と電極13の接続面積がより小さくなっても、電極13と抵抗体11の接合が強固であるため、抵抗体11と電極13の接続信頼性が劣化することはない。
また、電極13を構成する金属と同一の金属を、抵抗体11を構成する合金材料に含有させることによって、容易に拡散が進行するため、好ましい。
図18に示す従来の抵抗器では、電極3をめっきで形成しているため、電極3の一部が保護膜2の縁部と直接接触するようにオーバーラップし、これにより、電極3同士の間隔t1よりも抵抗値を決定する抵抗体の有効長t2が長くなるため、小型化のために抵抗体の長さを短くすると、抵抗体の有効長t2が長い分、抵抗値を低くすることができない。これに対し、本実施の形態では、電極13を印刷で形成し電極13の上面と保護膜12の上面を面一にしているため、電極13同士の間隔と抵抗値を決定する抵抗体の有効長とは等しくなり、小型化しても抵抗値を低くすることが可能となる。
さらに、電極13の形成方法としては、他にクラッド工法を用いることも考えられるが、小型品では、切削等の加工で寸法精度を維持するのが困難であり、歩留まり良く生産することが難しいが、本実施の形態では、電極13を印刷で形成しているため、切削等の加工が不要で、寸法精度を良くすることができる。
なお、保護膜12を電極13の側面を覆うように形成してもよい。これにより、実装用はんだが電極13に付着するのをより効果的に防ぐことができるため、抵抗値をより安定させることができる。
また、本実施の形態の工法では、電極13を印刷、焼成することによって形成しているため、めっきやクラッドを用いた場合より、安価に製造することができる。
さらに、上記した本発明の実施の形態1では、電極13を800℃〜900℃で焼成しているが、電極13の材料としてナノ粒子を用いれば、より低温で焼成することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方法について図面を参照しながら説明する。
まず、図6Aに示すように、CuNi、NiCr、CuMn等からなる金属を板状または箔状に構成したシート状抵抗体11aを用意する。
次に、図6Bに示すように、シート状抵抗体11aの上面(第1面)に一定間隔で帯状にガラスフリットを含有しないCuを主成分とした金属ペーストを印刷し、乾燥する。そして、金属ペーストを窒素雰囲気中で800℃〜900℃で焼成して複数の帯状の電極13を形成する。なお、ペーストとしてAgを主成分としたペーストを使用してもよい。
このときも、帯状電極13を構成する金属を、シート状抵抗体11aの材料に合わせるのが好ましい。
次に、図6Cに示すように、シート状抵抗体11aの裏面、すなわち複数の帯状電極13が形成された面と反対側の面の全面に、エポキシ樹脂で構成された裏面絶縁膜(保護膜)12aを形成する。
なお、図6Cは裏面図を示し、図6A、図6B、図7A〜図8Bは上面図を示す。さらに、実装時は複数の帯状電極13が下側(裏面側)になるように配置するが、説明を簡単にするために、図6A、図6B、および図7A〜図8Bでは複数の帯状電極13を上側にした図を示す。
次に、図7Aに示すように、帯状電極13が形成されたシート状抵抗体11aを、複数の帯状電極13と直交する方向にダイシングすることによって、スリット17を複数形成する。また、複数のスリット17は等間隔に設け、かつシート状抵抗体11aおよび裏面絶縁膜12aを貫通する。なお、複数のスリット17を形成した後に、裏面絶縁膜12aを形成してもよい。
次に、図7Bに示すように、隣り合う帯状電極13間に第1の絶縁膜18を帯状に形成し、さらに、スリット17を埋めるように第2の絶縁膜19を形成する。第1の絶縁膜18、第2の絶縁膜19は、エポキシ樹脂で構成される保護膜12となる。
このとき、マスクを使用し、そして、第2の絶縁膜19を形成した後に第1の絶縁膜18を形成する。なお、第1の絶縁膜18を先に形成してもよいし、同時に形成してもよい。
さらに、第1の絶縁膜18の一部が帯状電極13の端部を覆うようにし、第2の絶縁膜19はスリット17の内部を完全に充填するように設ける。
そして、第1の絶縁膜18、第2の絶縁膜19を形成する前に、必要に応じてトリミング(抵抗値修正)する。トリミングは、個片状となる各抵抗体が所定の抵抗値になるように、隣り合う帯状電極13間の抵抗値を測定しながら、スリット17から抵抗体11の中心部に向かって直線状にトリミング溝(図示せず)を形成することにより行う。このとき、抵抗値測定時の電流が並列に流れる箇所が他にないようにするために、シート状抵抗体11aの一端部を切断してスリット17がシート状抵抗体11aの一端部に露出するようにする。
また、複数のスリット17を形成した後、シート状抵抗体11aの裏面にエポキシ樹脂からなる裏面絶縁膜12aを形成すれば、裏面絶縁膜12aの形成と同時に複数のスリット17にエポキシ樹脂を充填することができる。そのため、第2の絶縁膜19の形成が不要となり、コスト、生産性の点で有利となる。
次に、図7Cに示すように、シート状抵抗体11aを、第2の絶縁膜19が充填されたスリット17の中央部(B線)をダイシングやレーザ、切断刃によって切断する。さらに、スリット17と直交する方向に帯状電極13の中央部(C線)をダイシングやレーザ、切断刃によって切断して、図8Aに示す個片状の抵抗体15を得る。また、電極13は抵抗体15の短辺に形成されている。
このとき、上面視にてスリット17の中心線を分割するようにB線で切断し、この分割線の両側に第2の絶縁膜19が残るようにする。
最後に、図8Bに示すように、個片状の抵抗体15の両端部に、端面電極を形成し、端面電極の上に銅めっき、ニッケルめっき、すずめっきをこの順に形成して、外部電極20を設ける。
ここで、上記のようにして得られた図8Bに示す抵抗器の9−9線断面図を図9に、斜視図を図10に示す。なお、図9、図10は、図6A〜図7Cのシート状抵抗体11aの上面を下側(実装面側)に向けた実装状態を示す。さらに、図6A〜図7Cでは、帯状の電極13が3つのものを表しているが、3つ以外であってもよい。
図9、図10において、図6A〜図7Cのシート状抵抗体11aは個片状に分割されることによって、個片状の抵抗体15が形成されている。そして、個片状の抵抗体15は完成品での抵抗体11となり、抵抗体11の上面の両端部に帯状電極13が分割されて一対の電極13が形成される。この結果、抵抗体11の両端部に形成され抵抗体11、電極13と接続される外部電極20と、抵抗体11の裏面に形成された裏面絶縁膜12aと、抵抗体11の上面に形成された第1の絶縁膜18と、抵抗体11および電極13の側面(第1面と直交する第2面)に形成された第2の絶縁膜19とを備えた抵抗器が得られる。
また、第2の絶縁膜19の表面には、上述したダイシング、レーザ、切断刃による切断の結果生じた切断痕が形成されている。切断痕は、レーザの場合は樹脂が熱で溶融した溶融物として、ダイシングの場合はスジとして現れる。
このように、第2の絶縁膜19を切断することによって、切断位置を規定することができ、これにより、スリット17の内面と切断位置との間の寸法を一定にすることができる。そのため、スリット17の内面と切断位置との間の寸法、すなわち第2の絶縁膜19の厚みの精度が良くなる。この結果、第2の絶縁膜19の表面に切断痕が形成された製品の寸法精度は良くなる。一方、個片状の抵抗体15のそれぞれ1個ずつに側面の第2の絶縁膜19を塗布して形成しようとした場合、第2の絶縁膜19は、温度等の条件や表面張力による形状変化によって、厚み寸法がばらついてしまう。
本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方法においては、シート状抵抗体11aに複数のスリット17を形成し、スリット17を埋めるように第2の絶縁膜19を形成した後、スリット17の中央部で切断して個片状にするようにしている。そのため、個片状の抵抗体15に分割する前のシート状の状態で第2の絶縁膜19を形成することができ、これにより、第2の絶縁膜19を1個ずつ形成しなくてもよくなる。この結果、生産性を向上させることができるという効果が得られる。
すなわち、シート状抵抗体11aのスリット17に充填された第2の絶縁膜19を形成することによって、全ての個片状の抵抗体15に同時に第2の絶縁膜19を設けることができる。そして、図7CにおけるB線での切断によって分離された第2の絶縁膜19が、切断部の両側にある個片状の抵抗体15、電極13の側面に形成される。
また、複数の帯状電極13を、金属を含有するペーストを印刷、焼成することによって形成すれば、焼成時にペーストの周囲が表面張力で薄くなる。このため、図11に示すように、個片状の抵抗体15において互いに向かい合う帯状電極13の側部13aの厚みが他の部分より薄くなり、これにより、隣り合う帯状電極13間の第1の絶縁膜18が形成される部分の上方が下方より間隔が広がる。したがって、隣り合う帯状電極13間に第1の絶縁膜18が流れ込み易くなり、第1の絶縁膜18を帯状電極13間に隙間無く形成することができる。一方、クラッド、溶接、めっきにより複数の帯状電極13を形成した場合は、複数の帯状電極13の厚みが略一定になる。このため、隣り合う帯状電極13間の第1の絶縁膜18が形成される部分の上方が下方より間隔が広がることはない。これにより、第1の絶縁膜18と帯状電極13の間に隙間が生じ、そして使用時の発熱によって隙間の空気が膨張して第1の絶縁膜18の剥がれが生じる可能性がある。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における抵抗器の製造方法について図面を参照しながら説明する。
まず、図12Aに示すように、CuNi、CuMn等のCuを含む合金からなる金属を板状または箔状に構成したシート状抵抗体11aの上面の全面に、フォトレジスト用のレジスト21を接着させる。
次に、図12Bに示すように、レジスト21の上方に複数の帯状の開口部22aを有する露光用マスクを配置し、上方から紫外線などを照射して露光する。ここで、帯状とは、上方からみて帯状であるという意味で、側面から見た形状を意味するものではない。
その結果、図12Cに示すように、開口部22aを介して紫外線が照射された部分のレジスト21は除去され、除去された部分が複数の帯状の隙間22となり、かつ紫外線が照射されないレジスト21は残存して、残存した部分には隙間22は形成されない。すなわち、複数の帯状の開口部22aが形成された部分の下方のレジスト21を除去し、複数の帯状の開口部22aが形成されていない部分の下方のレジスト21を残存させる。隙間22の形状は開口部22aの形状と略同一である。そして、隙間22の大きさや位置は、要望される抵抗値や抵抗器の大きさに応じて決定される。
次に、図12Dに示すように、レジスト21が除去された複数の帯状の隙間22においてシート状抵抗体11aの上面に、ガラスフリットを含有しないCuを主成分としたペースト13bを印刷し、乾燥する。
次に、図12Eに示すように、残存するレジスト21を剥離し、その後、ペースト13bを窒素雰囲気中で800℃〜900℃で焼成して複数の帯状の電極13を形成する。そして、側面から見て電極13の両側部13aはシート状抵抗体11aに対して略直角になっている。
このとき、電極13の一部が残存しているレジスト21を覆うように形成されていても、レジスト21を剥離することによって、レジスト21を覆う電極13も同時に剥離される。
そしてまた、電極13を構成する金属を、シート状抵抗体11aの材料に合わせるのが好ましい。
なお、同様の方法で、シート状抵抗体11aの下面に裏面電極を形成してもよい。
次に、図13Aに示すように、シート状抵抗体11aの下面、すなわち複数の帯状電極13が形成された面と対向する面の全面に、エポキシ樹脂からなる裏面絶縁膜(保護膜)12a(図12A〜図12E、図13B〜図14Cでは図示せず)を形成する。
上記した方法により、図13Bに示すように、上面に複数の帯状の電極13が所定間隔で設けられたシート状抵抗体11aが形成される。なお、図12A〜図12E、図13Aでは側面図、図13B〜図14Cは上面図を示す。さらに、図12D〜図14Bでは、帯状の電極13が3つの場合を表しているが、3つ以外であってもよい。
次に、図13Cに示すように、帯状電極13が形成されたシート状抵抗体11aを、複数の帯状電極13と直交する方向にダイシングすることによって、スリット17を複数形成する。また、複数のスリット17は等間隔に設け、かつシート状抵抗体11aおよび裏面絶縁膜12aを貫通する。さらに、スリット17は、シート状抵抗体11aが複数に分断されないように、少なくともシート状抵抗体11aの一端部までは延びないようにする。なお、複数のスリット17を形成した後に、裏面絶縁膜12aを形成してもよい。
次に、図14Aに示すように、隣り合う帯状の電極13間にエポキシ樹脂で構成された絶縁膜(保護膜)12を帯状に形成する。このとき、スリット17の内部にも絶縁膜12を形成し、絶縁膜12の一部が帯状の電極13の側面を覆うようにする。
そして、絶縁膜12を形成する前に、必要に応じてトリミング(抵抗値修正)する。トリミングは、個片状となる各抵抗体が所定の抵抗値になるように、隣り合う電極13間の抵抗値を測定しながら、スリット17から抵抗体11の中心部に向かって直線状にトリミング溝(図示せず)を形成することにより行う。
次に、図14Bに示すように、シート状抵抗体11aを、スリット17の中央部(E線)をダイシングやレーザ、切断刃によって切断、分割し、さらに、スリット17と直交する方向に帯状の電極13の中央部(F線)をダイシングやレーザ、切断刃によって切断、分割して、図14Cに示す個片状の抵抗体15を得る。
最後に、図15に示すように、個片状の抵抗体15の両端部に、端面電極を形成し、端面電極の上に銅めっき、ニッケルめっき、すずめっきをこの順に形成して、外部電極20を設ける。
ここで、上記のようにして得られた図15に示す抵抗器の16−16線断面図を図16に、側面図を図17に示す。なお、図16、図17では、シート状抵抗体11aの電極13が形成されていない面を実装面とした実装状態を示すが、従来のように、電極13が形成された面を実装面としてもよい。
図16、図17において、シート状抵抗体11aは個片状に切断し分割されることによって、個片状の抵抗体15が形成されている。そして、個片状の抵抗体15は完成品では抵抗体11となり、抵抗体11の上面の両端部に帯状の電極13が分割されて形成された一対の電極13と、抵抗体11の両端部に形成され抵抗体11、電極13と接続される外部電極20と、抵抗体11の裏面に形成された裏面絶縁膜12aと、抵抗体11の上面および側面に形成された絶縁膜12とを備えた抵抗器が得られる。また、電極13は抵抗体11の長辺に形成されているが、実施の形態1、3でも、実施の形態2と同様に電極13を抵抗体11の短辺に形成してもよい。さらに、電極13は側面から見てL字状になるように構成してもよい。
本発明の実施の形態3における抵抗器の製造方法においては、レジスト21の上方に複数の帯状の開口部22aを有する露光用マスクを配置し、露光用マスクから露光して、複数の帯状の開口部22aが形成された部分の下方のレジスト21を除去する。そして、複数の帯状の開口部22aが形成されていない部分の下方のレジスト21を残存するようにして、レジスト21に電極13形成用の複数の帯状の隙間22を形成している。このため、電極13の側部13aの直線性が向上し、これにより、電極13同士の間隔がばらつくことを防止できる。この結果、抵抗値精度を向上させることができるという効果が得られる。
さらに、電極13の形成位置と形状が安定するため、小形になって抵抗体11の長さが短くなっても、電極13同士の間隔が短くなることはない。したがって、1つの抵抗器における電極13同士、外部電極20同士で短絡することを防止することができる。
すなわち、電極13をめっきや露光用マスクを用いない印刷で形成する場合は、条件によって電極13の形成位置や形状が変動する。これに対し、本実施の形態では、電極13の形成位置や形状を、露光用マスクの開口部22aで規定できるため、電極13の形成位置や形状が安定し、この結果、電極13同士の間隔が短くなることはない。さらに、電極13同士の間隔を簡単に調整できるため、容易に抵抗値精度を向上させることができる。
また、電極13を形成した後に絶縁膜12を形成しているため、電極13の一部が絶縁膜12にオーバーラップすることもない。
そして、スリット17の内部にも絶縁膜12が形成されるため、絶縁膜12は抵抗体11の上面および両側面に形成され、また、抵抗体11の裏面には裏面絶縁膜12aが形成される。これにより、抵抗体11の周囲を絶縁膜12、裏面絶縁膜12aで覆っているため、絶縁膜12、裏面絶縁膜12aが剥がれるのを防止できる。
なお、電極13とシート状抵抗体11aとの密着性を向上させるために、サンドブラスト、めっき、化学的処理等の方法により予めシート状抵抗体11aの表面を粗面化してもよい。また、紫外線を照射しレジスト21の一部を除去して隙間22を形成した後、電極13を形成する前に、シート状抵抗体11aの隙間22が設けられた箇所に粗面化を行えば、電極13を形成する箇所は粗面化される。しかし、残存したレジスト21の下面の電極13が形成されないシート状抵抗体11aの表面は粗面化されないため、残存したレジスト21を剥離し易くなる。この場合、電極13が形成される箇所の抵抗体11の表面粗さは、電極13が形成されない箇所の抵抗体11の表面粗さより粗くなっている。
さらに、本発明の実施の形態1〜3において、電極13を印刷で形成することは、一般のチップ抵抗器で普通に用いられていることであるため、コスト、生産性の面で有利となる。そして、抵抗体11(15、シート状抵抗体11a)、電極13を金属で構成しているため、1〜10mΩの非常に低い抵抗値を得ることができる。また、絶縁基板を用いることはないため、抵抗器全体の厚みを薄くすることができる。そしてまた、抵抗体11(シート状抵抗体11a)の厚みは50〜500μm、電極13の厚みは10〜100μmとなっている。
ここで、抵抗値精度よりも隣り合う帯状電極13間に絶縁膜12の流れ込み易さをより重視する場合は、実施の形態2のように、露光することなく電極13を形成することも可能である。
また、実施の形態2、3も、実施の形態1と同様に電極13が保護膜12上にオーバーラップすることはない。
本発明に係る抵抗器およびその製造方法は、抵抗体と電極の接続信頼性が劣化するのを防止できるという効果を有するものであり、特に各種電子機器の電流値検出等に使用される小型で低抵抗値の抵抗器等において有用である。
11 抵抗体
11a シート状抵抗体
12 保護膜(絶縁膜)
12a 裏面絶縁膜
13 電極(帯状電極)
14 めっき層
15 個片状の抵抗体(抵抗体)
17 スリット
18 第1の絶縁膜
19 第2の絶縁膜
21 レジスト
22 隙間
22a 開口部

Claims (2)

  1. 金属で構成された抵抗体の上面に縦方向、横方向に一定間隔をあけて金属粉を含有するペーストを印刷して複数の電極を形成するステップと、
    前記抵抗体の上面と前記複数の電極の上面とを覆うように保護膜を形成するステップと、前記複数の電極が露出するまで前記保護膜を研磨するステップと、
    横方向に並ぶ前記電極の中央部を横方向に切断するとともに、隣り合う前記電極同士の間に位置する前記保護膜の中央部を縦方向に切断し、個片状にするステップと、を備えた、抵抗器の製造方法。
  2. 金属で構成されたシート状抵抗体の表面に間隔をあけて金属粉を含有するペーストを印刷して複数の帯状電極を形成するステップと、
    前記シート状抵抗体に前記複数の帯状電極と交わるスリットを形成するステップと、
    前記複数の帯状電極のうち隣り合う2つの間に第1の絶縁膜を形成するとともに前記スリットを埋めるように第2の絶縁膜を形成するステップと、
    前記シート状抵抗体を前記スリットと前記複数の帯状電極において切断して個片状に分割するステップと、を備えた、
    抵抗器の製造方法。
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