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JP6447987B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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JP6447987B2 JP2013225228A JP2013225228A JP6447987B2 JP 6447987 B2 JP6447987 B2 JP 6447987B2 JP 2013225228 A JP2013225228 A JP 2013225228A JP 2013225228 A JP2013225228 A JP 2013225228A JP 6447987 B2 JP6447987 B2 JP 6447987B2
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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
近年の映像制作の現場では、ファイルベース撮影が行われるようになってきた。ファイルベース撮影とは、撮影した画像データとして、RAWデータもしくはLogデータといった非圧縮の画像データを保存する撮影方法である。近年、静止画像の撮影だけでなく、動画像の撮影としても、ファイルベース撮影が行われるようになってきた。
ファイルベース撮影の利点は、撮影時にフォーカスと露出だけ調整しておけば、色調整は後から行える点にある。
このため、撮影監督は色調整の要望だけをポストプロダクションに伝えて、詳細な色調整はポストプロダクションに行わせるといった分業体制も確立されている。
ポストプロダクションに色調整の要望を伝える手段としてASC(American Society of Cinematographers)−CDL(Color Decision List)が広く用いられている。
CDL調整(ASC−CDLを用いた色調整)では、POWER、SATURATION、OFFSET、SLOPEといったパラメータ(画像処理パラメータ)を用いて、ガンマ値や色が調整される。また、CDL調整では、上記パラメータの値が調整される。
以下、各パラメータの値を調整値と呼ぶ。また、表示装置などの機器に設定された調整値を設定値と呼ぶ。
ポストプロダクションには、撮影した画像データに対する色調整の要望を伝える必要がある。そのため、調整値は画像データと対応付けて管理する必要がある。
一般には、画像データと調整値は別々に生成される。そして、調整値と画像データの対応関係はユーザによって管理される。
また、撮影シーンに依って色調整の要望が変わる場合があるので、シーンに応じて調整値を変更する必要もある。
調整値の取り扱いに関する従来技術として、特許文献1,2に開示の技術がある。
特許文献1に開示の技術では、動作モードが調整モードからオートモードに切り替えられたときに、パラメータの設定値がリセットされる。
特許文献2に開示の技術では、複数の調整値(パラメータが互いに等しい複数の調整値)の中から、作業目的に応じた調整値が選択される。
特開2011−223296号公報 特開2012−189790号公報
従来、撮影した画像データに対する色調整の要望を伝えるためのCDL(調整値)を生成する際に、撮影用カメラのVF(View Finder)に画像データを表示しながらCDL調整が行われていた。そして、画像データとは別にCDLがファイルとしてポストプロダクションに渡されていた。
しかし、VFの画面サイズは小さく、CDL調整がしにくいという課題があった。
そこで、CDL調整を実行可能な大型の表示装置が開発されている。
このようなCDL調整機能を備えた表示装置において想定される使用方法の1つとして、複数の画像データを切り替えて表示する使用方法がある。
しかしながら、そのような使用方法で表示装置を使用した場合に、不適切な画像処理(色調整)が行われてしまうことがある。
一例として、表示装置の入力端子1にカメラのモニター端子を接続し、表示装置の入力端子2に録画装置の出力端子を接続する場合を考える。入力端子1が選択されているときには、カメラから出力される画像データ(撮影した画像データ)が表示装置に表示される。入力端子2が選択されているときには、録画装置から出力された画像データが表示装置に表示される。
入力端子1が選択されている状態でCDL調整が行われると、CDL調整後のパラメータの設定値が記録される。
その後、入力端子1に入力された画像データに対応する調整値が表示装置に設定されている状態で、入力端子2に入力された画像データに表示対象の画像データが切り替えられることがある。その場合、入力端子1に入力された画像データに対応する調整値を用いたCDL調整(不適切なCDL調整)が、入力端子2に入力された画像データに対して施されてしまう。
また、CDL調整機能を備えた表示装置において想定される使用方法の1つとして、以下の使用方法がある。即ち、CDL調整後の画像データをポストプロダクション用の画像データとして外部装置に出力し、ポストプロダクションでの作業結果である画像データを確認のために表示する使用方法がある。この使用方法では、例えば、ポストプロダクションによって行われる録画作業などにおいて、CDL調整後の画像データが、編集用画像データ、参照用画像データ、などとして使用される。
このような使用方法で表示装置を使用した場合にも、不適切な画像処理(色調整)が行われてしまうことがある。
具体的には、撮影した画像データに対応する調整値が表示装置に設定されている状態で、ポストプロダクションでの作業結果である画像データに表示対象の画像データが切り替えられることがある。その場合、上記作業結果に対して不適切なCDL調整が施され、CDL調整が2重に施された画像データが表示されてしまう。
特許文献1,2に開示の技術では、作業目的や動作モードに応じて調整値を切り替えることはできるが、上述した課題が解決されるように調整値を自動で変更することはできない。
そして、従来の技術を用いて上記課題を解決するためには、画像処理パラメータの設定値をリセットするリセット操作をユーザが手動で行わなければならず、ユーザの負荷が増してしまう。
本発明は、画像データに不適切な画像処理が施されてしまうことを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
外部装置から出力された画像データを取得する取得手段と、
所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定手段と、
前記取得手段で取得された画像データに、前記設定手段により設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理手段と、
画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する判断
手段と、
前記画像処理手段により前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力手段と、
を有し、
前記判断手段により画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断されたことに応じて、前記設定手段は、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットし、前記設定手段により初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された画像データが前記出力手段により前記表示パネルに出力される
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第2の態様は、
外部装置から出力された画像データを取得する取得手段と、
所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定手段と、
前記取得手段で取得された画像データに、前記設定手段により設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段により前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力手段と、
を有し、
前記設定手段は、画像処理装置の電源がユーザにより切られるときに、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする
ことを特徴とする画像処理装置である
本発明の第の態様は、
外部装置から出力された画像データを取得する取得ステップと、
所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定ステップと、
前記取得ステップで取得された画像データに、前記設定ステップで設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理ステップと、
画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する判断ステップと、
前記画像処理ステップで前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力ステップと、
を有し、
前記判断ステップで、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断されたことに応じて、前記設定ステップは、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットし、前記設定ステップで初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された画像データが前記出力ステップで前記表示パネルに出力される
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第の態様は、
外部装置から出力された画像データを取得する取得ステップと、
所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定ステップと、
前記取得ステップで取得された画像データに、前記設定ステップで設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理ステップと
記画像処理ステップで前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力
する出力ステップと、
を有し、
前記設定ステップは、画像処理装置の電源がユーザにより切られるときに、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である
本発明の第の態様は、コンピュータを上述した画像処理装置の各手段として機能させるプログラムである
本発明によれば、画像データに不適切な画像処理が施されてしまうことを抑制することができる。
実施例1に係る表示装置と外部装置の一例を示す図 実施例1に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る操作部の一例を示す図 実施例1に係るOSD画像の一例を示す図 実施例1に係る表示装置の動作の一例を示す図 実施例2に係る表示装置と外部装置の一例を示す図 実施例2に係る表示装置と外部装置の一例を示す図 実施例2に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る表示装置の動作の一例を示すフローチャート 実施例2に係る画像処理前のSDI信号の構造の一例を示す図 実施例2に係る画像処理後のSDI信号の構造の一例を示す図 実施例2に係る画像処理後のSDI信号の構造の一例を示す図 実施例3に係る表示装置の入力端子部分の拡大図 実施例3に係る表示装置の動作の一例を示すフローチャート 実施例4に係るSDI信号の構造の一例を示す図 実施例4に係るタイムコードの時間変化の一例を示す図 実施例5に係るカメラ情報を含むSDI信号の一例を示す図
<実施例1>
本発明の実施例1に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
なお、以下では、本実施例に係る画像処理装置が表示装置である場合の例を説明するが、本実施例に係る画像処理装置は表示装置に限らない。本実施例に係る画像処理装置は、画像データに画像処理を施す装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、本実施例に係る画像処理装置は、画像処理のみを行う装置であってもよいし、画像データの撮影を行う撮影装置に内蔵されていてもよいし、画像データの録画を行う録画装置に内蔵されていてもよい。
図1は、本実施例に係る表示装置102と、その外部装置との一例を示す図である。
図1の例では、表示装置102は、カメラ101と録画装置103に接続されている。
なお、外部機器は、カメラ101と録画装置103に限らない。例えば、画像データの編集作業で使用される編集装置が表示装置102に接続されてもよい。
カメラ101は、画像データの撮影を行う撮影装置である。カメラ101は、出力端子を有しており、撮影した画像データを出力端子から外部に出力することができる。図1の例では、カメラ101の出力端子が表示装置102の第1入力端子104に接続されており、カメラ101の出力端子から出力された画像データ(撮影された画像データ)が、表示装置102の第1入力端子104に入力される。
録画装置103は、画像データの録画を行う装置である。例えば、録画装置103は、録画装置103に入力された画像データを、必要に応じて画像処理を施し、HDD(Hard Disk Drive)もしくはSSD(Solid State Drive)などの記憶媒体に記録する。録画装置103は、入力端子と出力端子を有しており、外部から入力端子に入力された画像データ(必要に応じて画像処理が施された画像データ)を記録媒体に記録し、記録媒体に記録された画像データを出力端子から外部に出力することができる。図1の例では、表示装置102の出力端子106が録画装置103の入力端子に接続されており、表示装置102の出力端子106から出力された画像データが、録画装置103の入力端子に入力される。そして、録画装置103の出力端子が表示装置102の第2入力端子105に接続されており、録画装置103の出力端子から出力された画像データが、表示装置102の第2入力端子105に入力される。
表示装置102は、第1入力端子104と第2入力端子105のいずれか一方を選択し、選択した入力端子に入力された画像データを表示する。即ち、表示装置102は、第1入力端子104に入力された画像データと、第2入力端子105に入力された画像データとを切り替えて表示する。
なお、本実施例では、表示装置102の入力端子の数が2つである場合の例を説明するが、入力端子の数は2つより多くてもよい。例えば、表示装置102は、5つの入力端子を有していてもよい。そして、表示装置102は、5つの入力端子のいずれか1つの入力端子に入力された画像データを表示してもよい。
図2は、表示装置102の構成の一例を示すブロック図である。
第1入力端子104と第2入力端子105は、外部装置から出力された画像データが入力される端子である。換言すれば、第1入力端子104と第2入力端子105は、外部装置から出力された画像データを取得する。第1入力端子104と第2入力端子105は、例えば、SDI(Serial Digital Interface)の入力端子であり、コネクタとしてBNCコネクタが用いられる。
セレクタ201は、表示装置102が有する複数の入力端子のいずれか1つを選択する。具体的には、セレクタ201は、第1入力端子104と第2入力端子105のいずれか一方を選択する。そして、セレクタ201は、選択した入力端子で取得された画像データ
をレシーバーに出力する。
レシーバー202は、セレクタ201から出力された画像データ(SDI信号)をデコードする。そして、レシーバー202は、デコードされた画像データを出力する。
画像処理部203は、入力端子で取得された画像データに、画像処理パラメータの設定値を用いた画像処理を施す。本実施例では、セレクタ201が選択した入力端子で取得された画像データ(具体的には、レシーバー202でデコードされた画像データ)に画像処理が施される。そして、画像処理部203は、画像処理が施された画像データを出力する。画像処理は、色調整処理、解像度変換処理、などである。画像処理パラメータは、ガンマカーブを調整する3D−LUT(3Dimension−Look up Table)、画像データの色などを調整するCDLパラメータ、などである。CDLパラメータは、POWER、SATURATION、OFFSET、及び、SLOPEを含む。
OSD制御部204は、OSD(On Screen Display)画像を生成する。OSD制御部204は、画像処理部203から出力された画像データとOSD画像のデータとを合成し、OSD画像が重畳された合成画像データを生成する。そして、OSD制御部204は、合成画像データを出力する。
なお、OSD画像を重畳する処理は必要に応じて行われればよく、画像処理部203から出力された画像データがOSD制御部204から出力されてもよい。
LCD制御部205は、OSD制御部204から出力された画像データに、LCD(Liquid Crystal Display)207での表示に対応した画像データへの変換処理を施す。そして、LCD制御部205は、変換処理が施された画像データを出力する。
LCD駆動部206は、LCD制御部205から出力された画像データに応じて、LCD207を駆動するドライバである。
LCD207は、LCD制御部205から出力された画像データを表示する表示パネルである。具体的には、LCD207は、複数の液晶素子を有する液晶パネルである。そして、LCD駆動部206によって各液晶素子の透過率などが制御されることにより、LCD制御部205から出力された画像データが表示される。
なお、表示パネルは液晶パネルに限らない。表示パネルは、有機ELパネルやプラズマパネルであってもよい。
操作部208は、表示装置102に対するユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースである。操作部208は、例えば、表示装置102のリモコン、表示装置102に設けられたボタン、などである。操作部208は、ユーザ操作が行われた場合に、当該ユーザ操作を示す操作信号を出力する。
CPU209は、表示装置102が有する各機能部を制御する。本実施例では、CPU209により、画像処理パラメータの値が設定される。また、CPU209により、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かが判断される。対象画像データは、画像処理部203における画像処理対象の画像データである。
なお、画像処理パラメータの値を設定する機能部と、外部装置が変更されたか否かを判断する機能部とは、互いに異なる機能部であってもよい。
メモリ210は、各パラメータの設定値を記憶する記憶部である。
イコライザ211は、表示装置102に入力された画像データ(セレクタ201から出力された画像データ)を外部に出力する際に、画像データの周波数特性などを調整する補償回路である。
出力端子106は、イコライザ211から出力された画像データを外部に出力する端子である。出力端子106は、例えば、SDI(Serial Digital Interface)の出力端子であり、コネクタとしてBNCコネクタが用いられる。
なお、画像処理装置は、上述した複数の機能部の全てを有していなくてもよい。例えば、画像処理装置と表示装置が別体の装置である場合には、LCD制御部205、LCD駆動部206、LCD207、などは、画像処理装置に設けられるのではなく、表示装置に設けられてもよい。画像処理装置と表示装置が別体の装置である場合には、画像処理装置は、画像処理が施された画像データを表示装置に表示する表示部を有していてもよい。
以下に、CDLパラメータの設定値を調整しながら録画装置103に画像データを出力する際の、表示装置102の動作について説明する。
まず、カメラ101から出力された画像データを表示するために、セレクタ201で第1入力端子104が選択される。
カメラ101から出力された画像データは、レシーバー202でデコードされる。また、カメラ101から出力された画像データは、イコライザ211を介して出力端子106に入力され、出力端子106から出力される。
出力端子106から出力された画像データは、録画装置103に入力される。
レシーバー202でデコードされた画像データは、画像処理部203に送られ、画像処理が施される。このとき、CPU209によって、画像処理パラメータの値が設定されたり、画像処理パラメータの設定値が調整されたりする。本実施例では、ユーザ操作に応じて画像処理パラメータの値が設定される。具体的には、ユーザが操作部208を操作することにより、画像処理パラメータの値を設定する設定指示が表示装置102に入力される。そして、CPU209は、上記設定指示に応じて画像処理パラメータの値を設定する。
図3は、操作部208の一例を示す図である。
第1ダイヤル301はPOWERの設定値を調整するためのダイヤルである。
第2ダイヤル302はSATURATIONの設定値を調整するためのダイヤルである。
第3ダイヤル303はOFFSETの設定値を調整するためのダイヤルである。
第4ダイヤル304はSLOPEの設定値を調整するためのダイヤルである。
ダイヤル(ダイヤル301〜304)を時計回りに回すとパラメータの設定値が増加し、ダイヤルを反時計回りに回すとパラメータの設定値が減少する。
選択操作キー306は、上キー、下キー、左キー、右キー、及び、中央キー(決定キー)を含む。選択操作キー306は、例えば、OSD画像に対する各種操作を行うために使用される。
電源キー307は、表示装置102本体の電源をオン/オフするためのボタンである。
スイッチ305は、入力切り替えスイッチである。スイッチ305を押下する度にセレクタ201が選択する入力端子が第1入力端子104と第2入力端子105の間で切り替えられる。
図4は、CDLパラメータの設定値を調整する際に表示装置102が表示するOSD画像の一例を示す図である。図4は、POWERの設定値を調整する際に表示されるOSD画像の一例を示す。図4のOSD画像は、例えば、第1ダイヤル301を回すユーザ操作に応じて表示される。
パラメータ名称401は、調整中のパラメータの種類を文字で示すOSD画像である。
パラメータバー402は、パラメータの設定値の調整可能範囲をグラフィックで示すOSD画像である。
インジケータ403は、パラメータの設定値をグラフィックで示すOSD画像である。インジケータ403は、パラメータバー402(設定値の調整可能範囲)の対応位置に表示される。対応位置は、パラメータの設定値に対応する位置である。パラメータの設定値は、インジケータ403の表示位置によって示される。
パラメータ値404は、パラメータの設定値を数値で示すOSD画像である。
他のパラメータの設定値が調整される場合にも、同様のOSD画像が表示される。
CDLパラメータの設定値を調整する際の表示装置102の動作についてより詳細に説明する。図5(A)は、CDLパラメータの設定値を調整する際の表示装置102の動作の一例を示すシーケンス図であり、図5(B)は、そのような動作の一例を示すフローチャートである。図5(A)の縦軸は時間の経過を表しており、上から下へ向かう方向が時間の経過方向である。
まず、ユーザが操作部208を操作すると(S501)、操作部208からCPU209へ操作信号C501が送られる。例えば、第1ダイヤル301が時計回りに2単位動かされた場合には、CPU209には“POWER +2”という操作情報が送られる。第1ダイヤル301が反時計回りに2単位動かされた場合には、CPU209には“POWER −2”という操作情報が送られる。
次に、CPU209は、操作信号C501から、ダイヤルが時計回り回されたか否かを判断する(S502)。ダイヤルが時計回り回された場合には、S503に処理が進められ、ダイヤルが反時計回り回された場合には、S507に処理が進められる。
S503では、CPU209が、メモリ210にアクセスし、メモリ210記憶されているパラメータの設定値を読み出す。具体的には、S501で回されたダイヤルに対応するパラメータの設定値が読み出される。S501で第1ダイヤル301が回された場合には、POWERの設定値が読み出される。そして、CPU209は、読み出した設定値にダイヤル操作に応じた値を加算する。例えば、CPU209に“POWER +2”という操作情報が送られた場合には、POWERの設定値に2が加算される。
次に、CPU209が、S503の加算結果がパラメータの上限値を超えているか否かを判断する(S504)。例えば、S503でPOWERの設定値に2が加算された場合には、POWERの設定値に2を加算した値がPOWERの上限値を超えているか否かが判断される。S503の加算結果がパラメータの上限値を超えている場合には、S505に処理が進められ、S503の加算結果がパラメータの上限値以下である場合には、S506に処理が進められる。
S505では、CPU209が、S501で回されたダイヤルに対応するパラメータの設定値を、当該パラメータの上限値に更新する。その後、S510に処理が進められる。
S506では、CPU209が、S501で回されたダイヤルに対応するパラメータの設定値を、S503の加算結果に更新する。その後、S510に処理が進められる。
S507では、CPU209が、メモリ210にアクセスし、メモリ210記憶されているパラメータの設定値を読み出す。そして、CPU209は、読み出した設定値からダイヤル操作に応じた値を減算する。
次に、CPU209が、S507の減算結果がパラメータの下限値を下回っているか否かを判断する(S508)。S507の減算結果がパラメータの下限値を下回っている場合には、S509に処理が進められ、S507の減算結果がパラメータの下限値以上である場合には、S506に処理が進められる。
S509では、CPU209が、S501で回されたダイヤルに対応するパラメータの設定値を、当該パラメータの下限値に更新する。その後、S510に処理が進められる。
S506では、CPU209が、S501で回されたダイヤルに対応するパラメータの設定値を、S507の減算結果に更新する。その後、S510に処理が進められる。
S510では、CPU209が、画像処理で使用する設定値を更新する指示信号C502を画像処理部203に送る。それにより、画像処理部203で使用される設定値が更新される。また、CPU209は、更新後の設定値をメモリ210に格納する。それにより、メモリ210に格納されている設定値が更新される。また、CPU209は、OSD画像を更新する指示信号をOSD制御部204に出力する。それにより、図4で示すOSD画像の表示(具体的には、インジケータ403の表示位置、及び、パラメータ値404として表示されている数値)が更新される。画像処理部203やOSD制御部204に出力する指示信号としては、例えば、更新後の設定値を示す信号を用いることができる。なお、画像処理部203に出力する指示信号と、OSD制御部204に出力する指示信号は、同じ信号であってもよいし、異なる信号であってもよい。
画像処理部203は、最初、メモリ210に書き込まれている設定値を読み出して、読み出した設定値を用いた画像処理を行う。その後、CPU209からの指示信号C502に従って、使用する調整値を更新する。それにより、第1入力端子104に入力された画像データは、調整後の設定値を用いた画像処理が施されて、表示される。
次に、録画装置103による録画が終了し、録画された画像データを再生して確認する際の、表示装置102の動作について説明する。
ユーザは、録画装置103に対して、録画された画像データを再生するためのユーザ操作を行う。それにより、録画装置103で再生処理が行われる。そして、録画された画像データ(記録媒体に記録された画像データ)が、録画装置103から出力され、表示装置102に入力される。また、ユーザは、表示装置102のスイッチ305を押下する入力切り替え操作を行う。それにより、セレクタ201で第2入力端子105が選択され、表示される。
このとき、録画装置103とは異なる外部装置から出力された画像データ用の調整値が表示装置102に設定されていることがある。具体的には、カメラ101から出力された画像データ用の調整値が表示装置102に設定されていることがある。或る外部装置から出力された画像データ用の調整値は、その外部装置から出力された画像データに対する画像処理でのみ使用すべき値であり、他の外部装置から出力された画像データに対する画像処理では使用すべきではない。或る外部装置から出力された画像データ用の調整値を用いた画像処理は、他の外部装置から出力された画像データに対しては不適切な画像処理となってしまう。
そこで、本実施例では、CPU209は、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する。そして、CPU209は、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断した場合に、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。本実施例では、CPU209は、セレクタ201が選択する入力端子が変更された場合に、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する。具体的には、CPU209は、操作部208から入力切り替え信号(入力切り替え操作が行われたことを示す信号)を受信した場合に、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する。入力切り替え信号は、入力切り替え操作が行われたことを示す操作信号であり、入力切り替え操作が行われた場合に操作部208から出力される操作信号である。
但し、ここでは、CDLファイルに記述されたパラメータ(CDLパラメータ)の設定値のみが初期値にリセットされる。画像全体のガンマカーブを調整する3D−LUTの設定値、入力端子ごとに設定される画質モード(SHARPNESSやBRIGHTNESなど)の設定値、などは初期値にリセットされない。
なお、対象画像データの出力源である外部装置が変更されていないと判断された場合には、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされずに画像処理が行われる。
画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットした後に、CPU209は、セレクタ201に入力切り替え指示を出力する。
セレクタ201は、入力切り替え指示に応じて、選択する入力端子を第1入力端子104から第2入力端子105に切り替える。
それにより、録画装置103から出力された画像データを、不適切な画像処理を施さずに表示することができる。具体的には、録画装置103から出力された画像データを、画像処理パラメータの初期値を用いた画像処理を施して表示することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、対象画像データ(画像処理対象の画像データ)の出力源である外部装置が変更されたか否かが判断される。そして、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断された場合に、画像処理パラメータの設定値が自動で初期値にリセットされる。それにより、画像データに不適切な画像処理が施されてしまうことを抑制することができる。また、ユーザが設定値をリセットするという手間を省くことができる。
なお、入力端子ごとにレシーバー、イコライザ、出力端子が設けられていてもよい。そして、複数の入力端子に対応する複数のレシーバーの後段にセレクタ201が設けられていてもよい。このような構成にすることによって、画像処理装置から外部に出力される画像データが、セレクタ201による選択の影響を受けることを防ぐことができる。具体的には、セレクタ201が選択した入力端子以外の入力端子に入力された画像データも外部に出力することができる。
なお、本実施例では、画像処理前の画像データが外部に出力される例を説明したが、画像処理後の画像データが外部に出力されてもよい。画像処理前の画像データと、その画像データ用の調整値とが外部に出力されてもよい。そのような構成とすれば、画像処理装置を用いた画像処理作業の後段の作業(例えば録画作業)を行うユーザに、画像処理作業において画像処理が行われたこと、画像処理作業で行われた画像処理の意図、などを伝えることができる。
なお、画像処理装置の電源が切られるときに、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされてもよい。具体的には、ユーザが、操作部208の電源キー307を操作して、表示装置102の電源を切る操作を行った場合に、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされてもよい。画像処理装置の電源をいったん切った後で再度入れた場合、対象画像データの出力源である外部装置が、画像処理装置の電源を切る前から変わっている可能性が高い。そのため、画像処理装置の電源が切られるときに、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットすることが好ましい。
また、表示装置のキャリブレーションが実行されるときに、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされてもよい。具体的には、ユーザが操作部208の選択操作キー306を操作して、メニュー画像(OSD画像)から輝度、ガンマ、色温度、色域等のキャリブレーションを開始する操作を行った場合に、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされてもよい。キャリブレーションを行うと、リセット対象のパラメータ(CDLパラメータ)以外のパラメータの設定値が変わるため、キャリブレーション実行時にはCDLパラメータの設定値をリセットすることが好ましい。
なお、画像処理パラメータの初期値はどのような値であってもよい。例えば、画像処理パラメータの初期値は、画像処理の前後で画像データの値が変化しない値であってもよい
し、そうでなくてもよい。画像処理の前後で画像データの値が変化しない値を初期値とすれば、画像処理による色や輝度の変化を抑制することができ、入力された画像データを正確に表示して確認することができる。
なお、本実施例では、リセットされる画像処理パラメータがCDLパラメータである場合の例を説明したが、CDLパラメータ以外の画像処理パラメータがリセットされてもよい。特定の画像データに対して使用すべき値が設定される画像処理パラメータであれば、どのような画像処理パラメータの設定値がリセットされてもよい。
なお、本実施例では、ユーザ操作に応じて調整値が設定される例を説明したが、調整値の設定方法はこれに限らない。例えば、調整値を示すデータ(ファイル)を外部から取得し、当該データが示す調整値が設定されてもよい。
<実施例2>
実施例2では、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる構成を説明する。
図6,7は、本実施例に係る表示装置602と、その外部機器との一例を示す図である。図1と同じ装置には同じ符号を付し、その説明は省略する。図6と図7では、装置間の接続方法が異なる。
IF−BOX601は、カメラ101と表示装置602とを中継するインタフェースボックスである。カメラ101は、出力端子としてSDI端子を有する。カメラ101から4K画像(水平方向4000画素×垂直方向2000画素前後の解像度の画像)のデータが出力された場合、4K画像のデータは、3G−SDIのケーブルを4本用いて伝送される。本実施例では、カメラ101からはRAWデータもしくはLogデータが出力される。IF−BOX601は、カメラ101から出力されたRAWデータもしくはLogデータを、表示装置602で表示可能な画像データに変換する機能を有する。IF−BOX601にはLUT(Look Up Table)が予め記録されており、LUTを用いて表示装置602で表示可能な画像データへの変換が行われる。
図6は、カメラ101で撮影された画像データに対する画像処理を行ったり、カメラ101で撮影された画像データや画像処理が施された画像データを録画装置103に入力したりする際の接続状態を表している。
図6の例では、カメラ101の出力端子がIF−BOX601の入力端子に接続されており、カメラ101の出力端子から出力されたRAWデータもしくはLogデータは、IF−BOX601の入力端子に入力される。そして、IF−BOX601によって、カメラ101から出力されたRAWデータもしくはLogデータが、表示装置602で表示可能な画像データに変換される。
また、図6の例では、IF−BOX601の出力端子が表示装置602の入力端子604に接続されており、IF−BOX601の出力端子から出力された画像データ(上記変換によって生成された画像データ)は、入力端子604に入力される。そして、表示装置602によって、入力端子604に入力された画像データが、画像処理が施されて、表示される。
また、図6の例では、表示装置602の出力端子606が録画装置103の入力端子に接続されており、表示装置602の出力端子606から出力された画像データは、録画装置103の入力端子に入力される。
図7は、録画装置103で録画された画像データを再生し、表示装置602で確認する際の接続状態を表している。
図7の例では、録画装置103の出力端子が表示装置602の入力端子604に接続されており、録画装置103の出力端子から出力された画像データ(録画された画像データ)は、入力端子604に入力される。そして、表示装置602によって、入力端子604に入力された画像データが、画像処理が施されて、表示される。詳細は後述するが、本実施例でも、画像処理対象の画像データ(対象画像データ)の出力源である外部装置が切り替えられた場合には、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされる。そのため、録画された画像データを表示装置602で確認する際には、画像処理パラメータの初期値を用いた画像処理が行われることとなり、不適切な画像処理が行われることはない。
なお、本実施例でも、対象画像データの出力源である外部装置が変更されていない場合には、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされずに画像処理が行われる。
図8は、表示装置602の構成の一例を示すブロック図である。
図2と同じ機能部には同じ符号を付し、その説明は省略する。
入力端子604は、外部装置から出力された画像データが入力される端子である。換言すれば、入力端子604は、外部装置から出力された画像データを取得する。入力端子604で取得された画像データはレシーバー202とイコライザ211に出力される。
トランスミッタ801は、画像処理部203から出力された画像データ(画像処理が施された画像データ)を、出力用の画像データ(例えばSDI信号)に変換し、出力する。
セレクタ802は、トランスミッタ801から出力された画像データと、イコライザ211から出力された画像データとの一方を選択し、出力端子606に出力する。
出力端子606は、セレクタ802から出力された画像データを外部に出力する端子である。
図9は、表示装置602の動作の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートの開始時において、接続状態は、図6の状態である。図6の接続状態において、カメラ101で撮影された画像データに対する画像処理が行われる。また、画像データを録画装置103に出力する処理が行われる。
まず、画像処理部203が、レシーバー202から出力された画像データに対し、画像処理を施す(S901)。
具体的には、S901では、以下の処理が行われる。
まず、カメラ101から出力されたデータが、IF−BOX601で画像データに変換され、入力端子604に入力される。
次に、入力端子604に入力された画像データ(カメラ101で撮影され、IF−BOX601で変換処理が施された画像データ)が、レシーバー202に送られる。
そして、レシーバー202によって、入力端子604から出力された画像データがデコードされ、デコードされた画像データが画像処理部203に出力される。
次に、画像処理部203によって、上記デコードされた画像データに対し、画像処理が施される。このとき、実施例1と同様に、画像処理に使用する設定値(画像処理パラメータがの設定値)は、ユーザが操作部208を操作することで調整される。
そして、画像処理が施された画像データは、OSD制御部204及びLCD制御部205で種々の処理が施された後、LCD駆動部206に入力される。
次に、LCD駆動部206がLCD207を駆動することにより、画像処理が施された画像データが画面に表示される。
また、画像処理部203で画像処理が施された画像データは、トランスミッタ801にも送られ、トランスミッタ801で出力用の画像データ(SDI信号)へ変換された後、セレクタ802に送られる。
また、入力端子604に入力された画像データは、イコライザ211にも送られ、イコライザ211で信号調整処理が施された後、セレクタ802に送られる。
セレクタ802は、トランスミッタ801からの画像データとイコライザ211からの画像データとのいずれか一方の画像データを選択して出力端子606に出力する。出力端子606は、セレクタ802から出力された画像データを外部(録画装置103)に出力する。
セレクタ802は、操作部208からCPU209を介して入力された選択信号に応じて、画像データを選択する。選択信号は、ユーザが操作部208を用いて外部に出力する画像データを操作した場合に操作部208から出力される操作信号である。トランスミッタ801から出力された画像データは、画像処理部203で画像処理が施された後の画像データであり、イコライザ211から出力された画像データは、画像処理部203で画像処理が施される前の画像データである。ユーザは用途に応じて外部に出力する画像データを選択することができる。
本実施例では、初期状態において、イコライザ211から出力された画像データが選択され、入力端子604に入力された画像データと同じ画像データが出力端子606を介して外部に出力される。
ユーザは、操作部208を操作して画像処理パラメータの設定値を調整しながら、表示された画像データ(画像処理が施された画像データ)を確認する。
以上が、S901で行われる処理や操作である。
S901の次に、CPU209が、外部に出力する画像データとして、トランスミッタ801からの画像データが選択されたか否かを判断する(S902)。上述したように、本実施例では、初期状態において、イコライザ211からの画像データが選択される。そのため、本実施例では、S902において、外部に出力する画像データをイコライザ211の出力からトランスミッタ801の出力に切り替えるユーザ操作が行われたか否かが判断される。セレクタ802でトランスミッタ801からの画像データが選択されることにより、画像処理が施された画像データが出力端子606から出力されることとなる。トランスミッタ801からの画像データが選択されるまでS902の処理が繰り返し行われ、トランスミッタ801からの画像データが選択された後にS903に処理が進められる。
そして、CPU209が、ユーザが調整した設定値をメモリ210に格納する(S903)。
出力端子606から出力された画像データは、録画装置103において、録画用画像データ(録画対象の画像データ)として用いられたり、(画像処理部203での画像処理の意図等を把握するための)参照用画像データとして用いられたりする。
次に、CPU209が、入力端子604に接続された外部装置が切り替えられた(変更された)か否かを判断する(S904)。S904の判断方法の詳細は、後述する。
外部装置が変更されたと判断されるまで、S904の処理が繰り返し行われ、外部装置が変更されたと判断された後、S905へ処理が進められる。本実施例では、図9のフローチャートの開始時において、接続状態は、図6の状態である。そして、図6の状態から図7の状態に接続状態が切り替えられた場合に、外部装置が変更されたと判断され、S905へ処理が進められる。図7の接続状態は、録画された画像データを確認するために、録画装置103の出力端子を表示装置602の入力端子604に接続した状態である。
接続状態が図7の状態に切り替えられると、録画装置103から出力された画像データ
が入力端子604に入力される。
次に、入力端子604に入力された画像データが、レシーバー202に送られる。
そして、レシーバー202によって、入力端子604から出力された画像データがデコードされ、デコードされた画像データが画像処理部203に出力される。
S905では、CPU209が、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。本処理により、録画装置103から出力された画像データに不適切な画像処理が施されてしまうことを抑制することができる。具体的には、画像処理が施された画像データに、画像処理が再度施されてしまうことを防ぐことができる。即ち、画像データに画像処理が2重に施されてしまうことを防ぐことができる。また、自動的に設定値をリセットすることにより、ユーザが設定値を初期値に調整する手間を省くことができる。
次に、CPU209が、画像処理パラメータの設定値を読み出すユーザ操作が行われたか否かを判断する(S906)。例えば、操作部208に読み出しスイッチが設けられており、読み出しスイッチを操作することで、設定値の読み出しが指示される。また、設定値を読み出すか否かをユーザに問い合わせるOSD画像が表示され、当該OSD画像を用いたユーザ操作によって設定値の読み出しが指示されてもよい。設定値を読み出すユーザ操作が行われるまで、S906の処理が繰り返し行われ、設定値を読み出すユーザ操作が行われた後に、S907の処理へ処理が進められる。
S907では、CPU209が、メモリ210から画像処理パラメータの設定値を読み出し、画像処理部203へ出力する。それにより、録画装置103から出力された画像データが、画像処理パラメータの設定値(初期値)を用いた画像処理が施されて、表示される。
なお、S906の処理が省略され、S905の処理の次にS907の処理が行われてもよい。
以下に、入力端子604に接続された外部装置が切り替えられたか否かの判断方法について説明する。
本実施例では、画像処理部203が、画像処理対象のSDI信号(処理対象の画像データである対象画像データを含むSDI信号)に、上述した画像処理と、付加データを付加する付加処理とを施す。
図10は、レシーバー202でデコードされた後のSDI信号の構造を示す。図10において、横軸はビット数、縦軸は時間(1マスが1クロック)を表す。
デコード後のSDI信号は20ビットの信号で構成されており、10ビットごとのデータストリームに分割されている。なお、SDI信号は、コンテンツデータストリーム、又はSDIデータストリームと呼んでもよい。
SDI信号には、EAV、ANC、SAV、Active Videoが順に格納されており、1組のEAV、ANC、SAV、及び、Active Videoの期間が、画像データの1水平同期期間に対応する。
EAVはActive Videoの終了を表し、ANCはアンシラリーデータ(補助データ)を表し、SAVはActive Videoの始まりを表し、Active Videoは有効画像(1ライン分の対象画像データ)を表す。
EAV、SAVは、3FFh,000h,000hというデータの並びを検出することにより、判別される。
画像処理部203は、画像処理を行う際に、SDI信号のANCに付加データを書き込むことにより、対象画像データに付加データを付加する。
図11は、付加データとして、画像処理が実行済みであることを示す処理完了データが書き込まれたSDI信号の構造を示す。CDL_Fで示した部分(0AAh、0AAh、001hというデータの並び)が、処理完了データである。
画像処理が施され、且つ、付加データ(処理完了データ)が付加された画像データは、トランスミッタ801、セレクタ802、及び、出力端子606を介して外部に出力される。具体的には、画像処理が施され、且つ、付加データ(処理完了データ)が書き込まれたSDI信号が、トランスミッタ801、セレクタ802、及び、出力端子606を介して外部に出力される。
なお、対象画像データに既に付加データが付加されている場合には、付加処理を省略してもよいし、付加データを更新してもよい。
また、画像処理部203は、対象画像データに付加データが付加されているか否かを判断し、判断結果をCPU209に出力する。
図11の例では、画像処理部203は、SDI信号のANCに0AAh、0AAh、001hというデータの並びが含まれているか否かを判断する。SDI信号のANCから0AAh、0AAh、001hというデータの並びが検出された場合には、画像処理部203は、対象画像データに付加データが付加されていると判断する。そして、SDI信号のANCから0AAh、0AAh、001hというデータの並びが検出されなかった場合には、画像処理部203は、対象画像データに付加データが付加されていないと判断する。
そして、CPU209は、対象画像データに付加データが付加されていた場合に、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断し、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。
以上の方法により、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる。
なお、付加データは、処理完了データに限らない。例えば、図12に示すように、ANCに、処理完了データ以外の付加データ(CDL_Dで示した部分)が書き込まれてもよい。図12の例では、ANCに処理完了データも書き込まれている。図12に示すように複数種類の付加データが対象画像データに付加されてもよいし、1種類の付加データが対象画像データに付加されてもよい。
例えば、付加データとして、画像処理装置(表示装置602)を示す識別データが付加されてもよい。識別データは、表示装置602の機種番号(型番)、シリアル番号、などである。識別データを付加することにより、対象画像データが表示装置602で画像処理が施された画像データであるか否かを判断することができる。
識別データを用いれば、表示装置602で画像処理が施された画像データであるか否かを高精度に判断することができ、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かも高精度に判断することができる。
また、付加データとして、画像処理装置(表示装置602)で設定可能なパラメータの設定値が、コード化されて、付加されてもよい。例えば、DataStream1の上位5ビットにPOWERの設定値が格納され、DataStream1の下位5ビットにSATURATIONの設定値が格納されてもよい。そして、DataStream2の上位5ビットにOFFSETの設定値が格納され、DataStream2の下位5ビットにSLOPEが格納されてもよい。そのように設定値を付加(格納)することにより、4つのパラメータで5ビット分の付加データを伝送することができる。もちろん、図12のCDL_Dで示したデータ領域として複数クロック分のデータ領域が用意されれば、付加データのビット幅を増やすことも可能である。
このように、画像処理装置(表示装置602)で設定可能なパラメータの設定値として、画像処理パラメータの設定値が付加されれば、画像データに施されている画像処理で使用された調整値をユーザに提示することができる。
また、付加データとして、画像処理パラメータ以外(CDLパラメータ以外)のパラメータの設定値が、コード化されて、付加されてもよい。画像データを表示する際には、CDLパラメータ以外のパラメータが使用される。例えば、画像の精細度を調整するSHARPNESS、バックライト明るさを調整するBRIGHTNESS、などが使用される。これらのパラメータの設定値が、付加データとして付加されてもよい。
このような構成とすれば、画像処理が施された画像データを再度表示する際に、過去に使用されていた設定値(CDLパラメータ以外のパラメータの設定値)を画像処理部203やLCD制御部205での処理に反映させて、表示を行うことができる。即ち、画像処理が施された画像データを再度表示する際に、過去に使用されていた設定値(CDLパラメータ以外のパラメータの設定値)を用いて表示を行うことができる。その結果、過去の表示と同じ表示を再現することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、付加データを用いることにより、対象画像データの出力源である外部装置の変更の検出精度を向上することができる。具体的には、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる。そして、本実施例によれば、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断された場合に、画像処理パラメータの設定値が自動で初期値にリセットされる。それにより、画像データに不適切な画像処理が施されてしまうことを抑制することができる。また、ユーザが設定値をリセットするという手間を省くことができる。
<実施例3>
実施例3では、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる他の構成を説明する。
なお、本実施例に係る画像処理装置(表示装置)の大まかな構成は、実施例2(図8)と同じである。
図13は、本実施例に係る表示装置602の入力端子604部分の拡大図である。
SDIケーブル1301は、SDI信号を伝送する同軸ケーブルである。外部装置から出力されたSDI信号(画像データ)が表示装置602に入力する際には、SDIケーブル1301の一端が外部装置の出力端子に接続され、他端が表示装置602の入力端子604に接続される。
検出スイッチ1302は、画像処理対象の画像データ(対象画像データ)が一時的に取得されなかった非取得期間を検出する。具体的には、検出スイッチ1302は、画像処理対象のSDI信号が一時的に取得されなかった期間を、非取得期間として検出する。本実施例では、検出スイッチ1302は、画像処理対象のSDI信号の出力源である外部装置と、表示装置602との接続状態に基づいて、上記出力源である外部装置が表示装置602から一時的に切断された期間を、非取得期間として検出する。具体的には、検出スイッチ1302は、上記出力源である外部装置の、表示装置602への接続を検出する。そして、検出スイッチ1302は、上記出力源である外部装置が表示装置602から一時的に切断された期間を、非取得期間として検出する。画像処理対象のSDI信号の出力源は、対象画像データの出力源ということもできる。より具体的には、検出スイッチ1302は、入力端子604へのSDIケーブル1301の接続を検出する。そして、検出スイッチ1302は、SDIケーブル1301が入力端子604から一時的に切断された期間を、非取得期間として検出する。検出スイッチ1302としては、物理的なプッシュスイッチ
、光学的な検出スイッチ、などを用いることができる。
図14は、本実施例に係る表示装置602の動作の一例を示すフローチャートである。
SDIケーブル1301と入力端子604が嵌合している場合は、検出スイッチ1302の状態がON状態になる。また、SDIケーブル1301と入力端子604が離れている場合は、検出スイッチ1302の状態がOFF状態になる。ON状態は、SDIケーブル1301の接続(外部装置の接続)が検出されている状態であり、OFF状態は、SDIケーブル1301の接続が検出されていない状態である。
まず、CPU209が、検出スイッチ1302によって非取得期間が検出されたか否かを判断する(S1401)。具体的には、検出スイッチ1302の状態がON状態からOFF状態に切り替わり、OFF状態から再びON状態に切り替わった場合に、非取得期間が検出されたと判断され、それ以外の場合には非取得期間が検出されていないと判断される。非取得期間が検出されるまでS1401の処理が繰り返され、非取得期間が検出された後にS1402へ処理が進められる。
なお、検出スイッチ1302の状態がON状態からOFF状態に切り替わり、OFF状態から再びON状態に切り替わった場合に、検出スイッチ1302から、非取得期間が検出されたことを示す検出情報が出力されてもよい。そして、CPU209は、検出情報を用いて、非検出期間が検出されたか否かを判断してもよい。
S1402では、CPU209が、上記出力源(画像処理対象のSDI信号の出力源)である外部装置の変更を行ったか否かをユーザに問い合わせる。具体的には、CPU209が、問い合わせ画像を生成する指示をOSD制御部204に出力する。問い合わせ画像は、上記出力源である外部装置の変更を行ったか否かを問い合わせるOSD画像である。上記指示を行うことにより、問い合わせ画像が画面に表示される。
次に、ユーザは、上記問い合わせ画像を操作して、上記出力源である外部装置の変更を行ったか否かを応答する。そして、CPU209が、上記出力源である外部装置の変更を行ったとユーザが応答したか否かを判断する(S1403)。ユーザの応答結果は、例えば、操作部208からの操作信号に基づいて判断される。上記出力源である外部装置の変更を行ったとユーザが応答した場合には、S1404に処理が進められる。
S1404では、CPU209が、上記出力源である外部装置が変更されたと判断し、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。即ち、上記出力源である外部装置の変更を行っていないとユーザが応答した場合に、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされる。
上記出力源である外部装置の変更を行っていないとユーザが応答した場合には、設定値のリセットは行われずに、本フローが終了される。
以上述べたように、本実施例によれば、非取得期間が検出された場合に、ユーザへの問い合わせが行われる。そして、ユーザからの応答に応じて、対象画像データの出力源(画像処理対象のSDI信号の出力源)である外部装置が変更されたか否かが判断される。それにより、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる。
また、本実施例によれば、装置の接続状態(ケーブルの抜き差し)を検出するという簡易な構成で、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断することができる。
なお、画像データを伝送するケーブル以外のケーブルの接続状態に応じて、リセット処理が行われてもよい。例えば、USBのインターフェイスにキャリブレーションセンサー
が接続されたときに、リセット処理が行われてもよい。
なお、本実施例では、対象画像データの出力源である外部装置の変更を行ったか否かをユーザに問い合わせたが、そのような問い合わせは行われなくてもよい。非取得期間が検出された場合に、ユーザへの問い合わせを行わずに、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断し、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットしてもよい。
なお、本実施例では、装置の接続状態に基づいて非取得期間を検出する例を説明したが、非取得期間の検出方法はこれに限らない。
例えば、対象画像データ(画像処理対象のSDI信号)の入力状態に基づいて、対象画像データの入力が一時的に途絶えた期間が、非取得期間として検出されてもよい。換言すれば、画像信号、同期信号、及び、クロック信号が入力されていない無入力期間が一時的に存在した場合に、当該無入力期間が非取得期間として検出されてもよい。
そして、対象画像データの入力状態が「入力あり」から「入力なし」に変化した後、「入力なし」から「入力あり」に再び変化した場合に、非取得期間が検出されたと判断されてもよい。「入力あり」は、対象画像データが入力されている状態であり、「入力なし」は、対象画像データが入力されていない状態である。
このように、新たなスイッチを設けなくても、表示装置602の対象画像データの入力状態から非取得期間を検出することができる。対象画像データの入力状態に基づいて非取得期間を検出する処理は、入力端子604、レシーバー202、画像処理部203、CPU209、などで行うことができる。また、対象画像データの入力を監視し、対象画像データの入力状態に基づいて非取得期間を検出する検出部がさらに設けられていてもよい。
但し、対象画像データの入力状態に基づいて非取得期間を検出する場合、外部装置の変更が行われた可能性が低い期間が非取得期間として検出されてしまうことがある。具体的には、対象画像データの入力が一時的に途絶えた期間のうち、長さが短い期間では、外部装置の変更が行われた可能性は低い。そこで、対象画像データの入力が一時的に途絶えた期間(「入力なし」の期間)のうち、長さが閾値以上の期間が、非取得期間として検出されることが好ましい。閾値は予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。
また、表示装置602の電源状態に基づいて、表示装置602の電源が一時的に落とされた期間が非取得期間として検出されてもよい。そして、表示装置602の電源状態がON状態からOFF状態に切り替わり、OFF状態からON状態に再び切り替わった場合に、非取得期間が検出されたと判断されてもよい。
<実施例4>
実施例1〜3、及び、後述する実施例5の方法は、画像処理対象の画像データ(対象画像データ)が動画像のデータであっても静止画像のデータであっても適用できる。実施例4では、対象画像データが動画像のデータであり、対象画像データにタイムコード(動画像内におけるフレームの時間位置を示すデータ)が付加されている場合の例を説明する。
なお、本実施例に係る画像処理装置(表示装置)の大まかな構成は、実施例2(図8)と同じである。
図15は、タイムコードが付加された画像データの構造の一例を示す。具体的には、図15は、タイムコードを含むSDI信号の構造の一例を示す。図15では、EAVの直後(ANCの最初)にタイムコードが記述(重畳)されている。図15のTIME CODEは画像データのタイムコードを示し、Hは時間、Mは分、Sは秒、Fはフレーム番号を
表す。
タイムコードは、水平同期信号毎(ライン毎)に付加されている必要はない。垂直同期信号毎(フレーム毎)に1つのタイムコードが付加されていればよい。したがって、垂直同期信号のANCにタイムコードが記述されていればよい。
図16は、対象画像データのタイムコードの時間変化の一例を示す図である。
時間の経過によってタイムコードの状態が状態1から状態7へ変化する。図16において、「タイムコード」の欄に記載の数字は、対象画像データの時間位置(時間:分:秒:フレーム番号)を表している。“>”は、タイムコードが連続変化している状態を表している。
なお、図16の例では、フレーム番号は、1秒ごとに0にリセットされているものとする。
状態1では、対象画像データのタイムコードが00:00:00:00である。即ち、状態1では、対象画像データは、動画像の最初のフレームの画像データである。
状態2では、対象画像データのタイムコードが00:00:00:00、00:00:00:01、00:00:00:02、、、というように連続変化している。
状態3では、対象画像データのタイムコードが01:00:00:00である。即ち、状態3では、対象画像データは、動画像の開始から1時間後のフレームの画像データである。
状態4では、対象画像データのタイムコードが00:56:00:00であり、タイムコードが状態3から不連続に変化している。状態3から状態4にかけて、画像処理対象のフレームの時間位置が4分だけ遡っている。
状態5では、対象画像データのタイムコードが00:56:00:00、00:56:00:01、00:56:00:02、、、というように連続変化している。
状態6では、対象画像データのタイムコードが01:00:00:00である。即ち、状態6では、対象画像データは、動画像の開始から1時間後のフレームの画像データである。
状態7では、対象画像データのタイムコードが00:00:01:00であり、タイムコードが状態6から不連続に変化している。状態6から状態7にかけて、画像処理対象のフレームの時間位置が59分も遡っている。このようなタイムコードの大きな不連続変化は、対象画像データの出力源である外部装置の変更により発生した可能性が高い。
対象画像データの出力源である外部装置が変更されると、タイムコードの不連続な変化が発生する。
しかし、タイムコードの小さな不連続変化は、動画像の早送りや巻き戻しを行うことにより発生した変化である可能性が高く、対象画像データの出力源である外部装置の変更により発生した可能性は低い。具体的には、状態3から状態4にかけて発生したタイムコードの不連続変化は、動画像の巻き戻しを行うことにより発生した変化である可能性が高く、対象画像データの出力源である外部装置の変更により発生した可能性は低い。
また、タイムコードが連続変化する期間でも、対象画像データの出力源である外部装置が変更された可能性は低い。
そこで、本実施例では、タイムコードが連続変化する期間、及び、タイムコードの小さな不連続変化の発生時には、対象画像データの出力源である外部装置が変更されていないと判断し、画像処理パラメータの設定値はリセットしない。その結果、図16の状態1〜状態6の期間では、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされずに画像処理が行われる。例えば、状態1〜6の期間では、画像処理パラメータの設定値を調整する操作
が行われていると判断され、設定値が初期値にリセットされずに画像処理が行われる。
一方、タイムコードの大きな不連続変化は、対象画像データの出力源である外部装置の変更により発生した可能性が高い。具体的には、状態6から状態7にかけて発生したタイムコードの不連続変化は、対象画像データの出力源である外部装置の変更により発生した可能性が高い。
そこで、本実施例では、タイムコードの大きな不連続変化の発生時に、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断し、画像処理パラメータの設定値がリセットされる。タイムコードを用いた判断(対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かの判断)及びリセット処理は、他の実施例と同様に、CPU209で行われる。具体的には、CPU209は、画像処理対象のフレームの時間位置と直前に画像処理対象とされたフレームの時間位置との差が所定値以上である場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する。そして、CPU209は、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。
以上述べたように、本実施例によれば、タイムコードを用いて、対象画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かが判断される。それにより、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる。
なお、タイムコードと、画像処理パラメータの設定値とが関連付けてメモリ210に記録されてもよい。そのような構成とすれば、設定すべき調整値をタイムコードから判断し、自動で調整値を設定して画像処理を行うことができる。
<実施例5>
外部装置では、画像データを出力する際に、画像データに、自装置を示す外部装置識別データが付加されることがある。実施例5では、カメラ101から出力された画像データに、カメラ101に関するカメラ情報が付加されている場合の例を説明する。
なお、本実施例では、録画装置103では外部装置識別データの付加は行われないものとする。
また、本実施例に係る画像処理装置(表示装置)の大まかな構成は、実施例2(図8)と同じである。
図17は、カメラ情報が付加された画像データの構造の一例を示す図である。具体的には、図17は、カメラ101から出力されたSDI信号の構造の一例を示す図であり、カメラ情報を含むSDI信号の構造の一例を示す図である。
CMR_Fはカメラ情報のフラグを表し、CMR_Dはカメラ情報を表している。具体的には、カメラ情報のフラグとして、0EEh、0EEh、001hというデータの並びが記述されている。カメラ情報としては、カメラ101の型番、シリアル番号、画像データの撮影時に使用されたレンズの情報、などが記述されている。
本実施例では、画像処理部203は、画像処理対象の画像データ(対象画像データ)に、画像処理と、対象画像データの出力源である外部装置を示す外部装置識別データを削除する削除処理とを施す。具体的には、画像処理部203は、画像処理対象のSDI信号に、画像処理と、画像処理対象のSDI信号の出力源である外部装置を示す外部装置識別データを削除する削除処理とを施す。また、画像処理部203は、対象画像データに外部装置識別データが付加されているか否かを判断し、判断結果をCPU209に出力する。
図17の例では、画像処理部203は、SDI信号のANCに0EEh、0EEh、001hというデータの並びが含まれているか否かを判断する。そして、SDI信号のANCから0EEh、0EEh、001hというデータの並びが検出された場合には、画像処
理部203は、対象画像データに外部装置識別データが付加されていると判断し、外部装置識別データを削除する。具体的には、CMR_FとCMR_Dが削除される。また、SDI信号のANCから0EEh、0EEh、001hというデータの並びが検出されなかった場合には、画像処理部203は、対象画像データに外部装置識別データが付加されていないと判断する。
そして、CPU209は、対象画像データに外部装置識別データが付加されていなかった場合に、上記出力源(画像処理対象のSDI信号の出力源)である外部装置が変更されたと判断し、画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする。対象画像データに外部装置識別データが付加されていた場合には、画像処理パラメータの設定値が初期値にリセットされずに画像処理が行われる。
以上述べたように、本実施例によれば、外部装置識別データを用いて、対象画像データの出力源(画像処理対象のSDI信号の出力源)である外部装置が変更されたか否かが判断される。それにより、1つの入力端子に入力される画像データの出力源である外部装置の変更を検出することができる。
なお、対象画像データに付加されていた外部装置識別データと、当該対象画像データ用の調整値(CDLパラメータの値)とが関連付けてメモリ210に記録されてもよい。
そのため、外部装置識別データと調整値を関連付けて記録すれば、表示装置602に過去に入力されたことのある画像データが、表示装置602に再度入力された場合に、過去に使用された調整値と同じ調整値を設定して画像処理を行うことができる。その結果、過去の表示と同じ表示を再現することができる。対象画像データの出力源である外部装置がカメラ101から録画装置103に切り替えられた後、録画装置103からカメラ101に再度切り替えられたとする。外部装置識別データと調整値を関連付けてメモリ210に記録されていれば、カメラ101からの画像データに対して、録画装置103への切り替え前に設定された調整値(カメラ101からの画像データ用の調整値)を用いた画像処理を施すことができる。
なお、同じ種類の複数の外部装置であっても、外部装置間で外部装置識別データが異なっていれば、複数の外部装置を判別することができる。例えば、カメラAから出力された画像データに付加されたCMR_Dが001hであり、カメラBから出力された画像データに付加されたCMR_Dが002hであるとする。この場合、CMR_Dから、画像データの出力源がカメラAであるかカメラBであるかを判別することができる。同じ種類の複数の外部装置であっても、外部装置間で外部装置識別データが異なっていれば、装置毎に調整値が管理できるため、過去に使用された調整値と同じ調整値を用いた画像処理をより確実に行うことができる。
また、CMR_Dを階層管理することにより、撮影時に使用したレンズなどの情報を外部装置識別データに含めることができる。
階層管理方法としてはDataStreamごとに管理する方法や、CMR_Dを複数のクロックに分けて管理する方法がある。
DataStreamごとに管理する方法では、例えば、DataStream1にカメラの機種情報が格納され、DataStream2にレンズ情報が格納される。
複数のクロックに分けて管理する方法では、例えば、CMR_Fの次のクロックにカメラの機種情報が格納され、CMR_Fから2つ目以降のクロックにはレンズ情報が格納される。
機種情報以外の情報を外部装置識別データに含めることにより、画像データの判別を精度良く行うことが可能となる。例えば、同じカメラから出力された複数の画像データであもっても、レンズ情報が互いに異なる場合には、互いに異なる画像データとして判別する
ことができる。その結果、過去に使用された調整値と同じ調整値を用いた画像処理をより確実に行うことができる。
<その他の実施例>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
102,602 表示装置
104 第1入力端子
105 第2入力端子
203 画像処理部
209 CPU
604 入力端子

Claims (28)

  1. 外部装置から出力された画像データを取得する取得手段と、
    所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定手段と、
    前記取得手段で取得された画像データに、前記設定手段により設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理手段と、
    画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する判断手段と、
    前記画像処理手段により前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力手段と、
    を有し、
    前記判断手段により画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断されたことに応じて、前記設定手段は、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットし、前記設定手段により初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された画像データが前記出力手段により前記表示パネルに出力される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の画像処理は、ガンマ処理または色処理を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理パラメータは、ASC(American Society of Cinematographers)−CDL(Color Decision List)のパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記設定手段により初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された後の画像データの値は、前記所定の画像処理が施される前の画像データの値から変化しない
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、ユーザ操作に応じて前記画像処理パラメータの値を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. それぞれ外部装置から出力された画像データを取得する複数の取得手段と、
    前記複数の取得手段のいずれか1つを選択する選択手段と、
    をさらに有し、
    前記画像処理手段は、前記選択手段が選択した取得手段で取得された画像データに前記所定の画像処理を施し、
    前記判断手段は、前記選択手段が選択する取得手段が変更された場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記判断手段は、前記取得手段で取得された画像データに付加されている所定の付加データに基づいて、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の付加データは、前記所定の画像処理が実行済みであることを示す処理完了データを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記所定の付加データは、前記画像処理装置を示す識別データを含む
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記所定の付加データは、前記画像処理装置で設定可能なパラメータの設定値を含む
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記所定の付加データは、前記画像処理パラメータの値を含む
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記所定の付加データは、前記画像処理パラメータ以外のパラメータの値を含む
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 画像処理対象の画像データが一時的に取得されなかった非取得期間を検出する検出手段をさらに有し、
    前記判断手段は、前記検出手段で前記非取得期間が検出された場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 画像処理対象の画像データが一時的に取得されなかった非取得期間を検出する検出手段をさらに有し、
    前記判断手段は、
    前記検出手段で前記非取得期間が検出された場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置の変更を行ったか否かをユーザに問い合わせ、
    画像処理対象の画像データの出力源である外部装置の変更を行ったとユーザが応答した場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記検出手段は、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置と、前記画像処理
    装置との接続状態に基づいて、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が前記画像処理装置から一時的に切断された期間を、前記非取得期間として検出する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記検出手段は、画像処理対象の画像データの入力状態に基づいて、画像処理対象の画像データの入力が一時的に途絶えた期間を、前記非取得期間として検出する
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記検出手段は、画像処理対象の画像データの入力状態に基づいて、画像処理対象の画像データの入力が一時的に途絶えた期間のうち、長さが閾値以上の期間を、前記非取得期間として検出する
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記検出手段は、前記画像処理装置の電源状態に基づいて、前記画像処理装置の電源が一時的に落とされた期間を、前記非取得期間として検出する
    ことを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 画像処理対象の画像データは動画像のデータであり、
    前記判断手段は、画像処理対象のフレームの時間位置と直前に画像処理対象とされたフレームの時間位置との差が所定値以上である場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 前記画像処理手段は、画像処理対象の画像データに、前記所定の画像処理と、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置を示す外部装置識別データを削除する削除処理とを施し、
    前記判断手段は、画像処理対象の画像データに前記外部装置識別データが付加されていなかった場合に、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断する
    ことを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 外部装置から出力された画像データを取得する取得手段と、
    所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定手段と、
    前記取得手段で取得された画像データに、前記設定手段により設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力手段と、
    を有し、
    前記設定手段は、画像処理装置の電源がユーザにより切られるときに、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  22. 前記所定の画像処理は、ガンマ処理または色処理を含む
    ことを特徴とする請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 前記画像処理パラメータは、ASC(American Society of Cinematographers)−CDL(Color Decision List)のパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項21または22に記載の画像処理装置。
  24. 前記設定手段により初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された後の画像データの値は、前記所定の画像処理が施される前の画像データの値から変化しない
    ことを特徴とする請求項21〜23のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  25. 前記設定手段は、ユーザ操作に応じて前記画像処理パラメータの値を設定する
    ことを特徴とする請求項21〜24のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  26. 外部装置から出力された画像データを取得する取得ステップと、
    所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定ステップと、
    前記取得ステップで取得された画像データに、前記設定ステップで設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理ステップと、
    画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたか否かを判断する判断ステップと、
    前記画像処理ステップで前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記判断ステップで、画像処理対象の画像データの出力源である外部装置が変更されたと判断されたことに応じて、前記設定ステップは、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットし、前記設定ステップで初期値に設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理が施された画像データが前記出力ステップで前記表示パネルに出力される
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  27. 外部装置から出力された画像データを取得する取得ステップと、
    所定の画像処理に係る画像処理パラメータの値を設定する設定ステップと、
    前記取得ステップで取得された画像データに、前記設定ステップで設定された前記画像処理パラメータの設定値を用いて前記所定の画像処理を施す画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップで前記所定の画像処理が施された画像データを表示パネルに出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記設定ステップは、画像処理装置の電源がユーザにより切られるときに、前記画像処理パラメータの設定値を初期値にリセットする
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  28. コンピュータを請求項1〜25のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるプログラム。
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