JP6337651B2 - 薬液注入ポートおよび薬液注入ポートの製造方法 - Google Patents
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Description
また、この種の薬液注入ポートは、抗癌剤投与の他にも、高カロリー輸液の持続注入等に用いられることがある。
この種の薬液注入ポートとして、下記の特許文献1および特許文献2を例示する。
特許文献1や特許文献2に開示されている従来の薬液注入ポートにおいて、セプタムに押圧力を与えるハウジングは主に樹脂材料で形成されている。樹脂製のハウジングでは強い押圧力に耐えられず、製造時や使用時に破損することがあり、歩留まりや経年耐性の観点から改善の余地があった。
前記液溜まり部から前記ハウジング部の外方に連通しているコネクタ部と、を備える薬液注入ポートの製造方法であって、幅寸法より小径の小孔が複数設けられているフランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第一フレームを金型に挿入し、固化すると弾性体となる樹脂材料を前記金型に注入し、前記小孔を通じて当該フランジ部の上方から下方につながるように隔膜部をインサート成形する成形工程と、フランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第二フレームを、前記成形工程で一体成形された前記隔膜部および前記第一フレームに圧装し、前記上方フレームの前記フランジ部と前記第一フレームの前記フランジ部とによって前記隔膜部を挟み込む圧装工程と、前記圧装工程で挟み込まれた前記隔膜部によって前記液溜まり部の前記開口を覆い、前記第一フレームおよび前記第二フレームを前記蓋部と前記底部とで挟み込む組立工程と、を含んでいる薬液注入ポートの製造方法が提供される。
以下の説明では上下方向を規定しているが、これは本発明の構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定したものであり、本発明を実施する場合の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
本実施形態の薬液注入ポート100の特徴について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の薬液注入ポート100の斜視図である。
図2は、薬液注入ポート100を上方から視た上面図である。
図3は、図2のIII−III断面における断面図である。
液溜まり部50は、ハウジング部10に内包され、開口56を有しており、薬液を貯留する。
コネクタ部36は、液溜まり部50からハウジング部10の外方に連通している。
上方フレーム60および下方フレーム70は、ハウジング部10より高い剛性を有しており、互いに組み合わされて環状の枠体を構成している。
隔膜部20は、枠体の中に押し込められている弾性体によって形成され、開口56を覆っている。
また、例え破損したとしても、上方フレーム60、下方フレーム70および隔膜部20はハウジング部10と別部材であり、破損箇所が制限される。
以下、薬液注入ポート100の各構成要素について、より詳細に説明する。
剛性フレームおよび隔膜部20について、図3〜図6を用いて説明する。
図3は、図2のIII−III断面における断面図である。
図4は、(a)下方フレーム70の下面図と、(b)(a)におけるIVB−IVB断面の断面図である。
図5は、インサート成形後の隔膜部20および下方フレーム70の断面図である。
図6は、圧装後の隔膜部20、上方フレーム60および下方フレーム70の断面図である。
なお、図5および図6の断面図は、図4(b)の断面図と同方向の断面を示すものとする。
上方フレーム60と下方フレーム70とは、互いに対向しているフランジ部62およびフランジ部72を内径方向に有しており、上方フレーム60のフランジ部62と下方フレーム70のフランジ部72とが、隔膜部20を挟み込むことによって隔膜部20に押圧力を与えている。
また、ここで環状とは、上方または下方から視たとき、一定領域を包囲している形状(円形や方形等)、又は、一定領域を包囲している輪郭が一部欠落している形状(C形やコの字形等)をいう。
また、ここで挟み込むとは、押圧力を与えながら挟み入れることをいう。
この態様は一例であって、上方フレーム60のフランジ部62の内径は、下方フレーム70のフランジ部72の内径より小さい態様であっても、同様の効果を奏する。
本実施形態においては、隔膜部20は下方フレーム70と一体成形されている。より詳細には、下方フレーム70のフランジ部72に、当該フランジ部72の幅寸法より小径の小孔74が複数設けられており、隔膜部20は、小孔74を通じて当該フランジ部72の上方および下方でつながるように、下方フレーム70と共に一体成形されている。
まず、幅寸法より小径の小孔74が複数設けられているフランジ部72を有し、ハウジング部10より高い剛性を有している環状の下方フレーム70(第一フレーム)を金型(図示せず)に挿入する。そして、固化すると弾性体となる樹脂材料を金型に注入し、小孔74を通じて当該フランジ部72の上方から下方につながるように隔膜部20をインサート成形する(成形工程S1)。
次に、フランジ部62を有し、ハウジング部10より高い剛性を有している環状の上方フレーム60(第二フレーム)を、成形工程S1で一体成形された隔膜部20および下方フレーム70に圧装し、上方フレーム60のフランジ部62と下方フレーム70のフランジ部72とによって隔膜部20を挟み込む(圧装工程S2)。
さらに、圧装工程S2で挟み込まれた隔膜部20によって液溜まり部50の開口56を覆い、下方フレーム70および上方フレーム60を蓋部12と底部14とで挟み込む(組立工程S3)。
なお、前段で説明したプロセスで製造される薬液注入ポート100は、ハウジング部10と、液溜まり部50と、コネクタ部36と、を備えている。ハウジング部10は、上方に位置する蓋部12と下方に位置する底部14とを含んでいる。液溜まり部50は、ハウジング部10に内包され、開口56を有しており、薬液を貯留する。コネクタ部36は、液溜まり部50からハウジング部10の外方に連通している。
図5に示すように、成形工程S1において隔膜部20の一部である環状の凸部28や環状の凹部26がフランジ部72の下面より下方に形成される。ここで凸部28または凹部26は、互いに比較したとき相対的に突出している部位、または、窪んでいる部位である。
また、図6に示すように、圧装工程S2において穿刺部上面22および穿刺部下面24が隔膜部20の中央部分に形成される。また、上方フレーム60の外壁64の内径は、下方フレーム70の外壁76の外径より少し小さくなっており、圧装工程S2で上方フレーム60を下方フレーム70に圧装することによって、上方フレーム60と下方フレーム70は図6に示す状態で固定される。
図5と図6とを比較してわかるとおり、成形工程S1の後では穿刺部下面24は凹部26や凸部28より上方に位置しているが、圧装工程S2の後では隔膜部20を押圧することにより穿刺部下面24は凹部26や凸部28より下方に突出している。すなわち、隔膜部20の周縁部分がフランジ部62とフランジ部72とに押圧されることによって、隔膜部20の中央部分が押し出されて盛り上がる。これにより、盛り上がった穿刺部下面24と環状の凸部28との間で環状の凹部26は溝となる。
図6に示すように、環状の凸部28は鈍頭に形成されることが望ましい。やや押圧をかけて底部14に当接させると凸部28の頭部が少しつぶれて底部14に接触し、環状の凸部28の全周にわたって底部14に密接するようになるからである。
なお、環状の凸部28は液漏れ防止のために設けられる部材であるので、下方フレーム70の中心軸から視て全方位にわたって延在し、欠落部分が存在しない閉じた環状に形成されることが望ましい。
なお、本実施形態においては、小孔74の中心が凸部28の頭部より内径側に位置するように配置しているが、直上に位置してもよいし、外径側に位置してもよい。
上記の配置となるように凸部28の成形金型を用いることによって、成形工程S1における樹脂注入が円滑に行われ、凸部28が高精度で所望の形状に成形される。
このように構成されているので、成形工程S1における樹脂注入の際に、均等に分散されてフランジ部72の下方に樹脂が流入するため、凹部26や凸部28の成形精度が向上する。
液溜まり部50は、隔膜部20に刺した穿刺針(図示せず)を介して注液された薬液等を貯留する部位である。
本実施形態の底部14と液溜まり部50は一材で形成されている。従って、液溜まり部50の底面52は樹脂材料で形成されており、その側面54も樹脂材料で形成されている。すなわち、液溜まり部50を囲っている壁面が樹脂材料で形成されている。ここで液溜まり部50を囲っている壁面とは、液溜まり部50を形成する壁面のことであり、底面52や側面54を含んでいる。
上記のように液溜まり部50を形成することにより、穿刺針が底面52や側面54に衝突して破損するリスクが低減されている。また、破損した穿刺針を隔膜部20から引き抜いて隔膜部20が損傷するリスクも低減されている。
また、液溜まり部50は、下方フレーム70と一材になっている態様であってもよい。この態様である場合、液溜まり部50は下方フレーム70と同一の金属製となる。この場合、液溜まり部50を囲っている壁面に穿刺針(図示せず)が衝突しても当該壁面に穿刺針が刺さらないので、液溜まり部50が破損しがたくなる。
なお、本実施形態においては、環状の凹部26が環状の凸部28より内径側に形成されている態様で説明するが、外径側に形成される態様であっても同様の効果を奏する。
ハウジング部10は、その他の構成要素を包含して保護する部位である。
ハウジング部10は、樹脂材料で形成されており、かつ、上方に位置する蓋部12と下方に位置する底部14とを含んでいる。
図3に示すように、上方フレーム60および下方フレーム70は、蓋部12と底部14とで挟み込まれている。このとき、蓋部12と底部14とが上方フレーム60および下方フレーム70に与えている押圧力が、上方フレーム60のフランジ部62と下方フレーム70のフランジ部72とが隔膜部20に与えている押圧力より小さくなっている。すなわち、ハウジング部10(蓋部12および底部14)にかかる負荷が、上方フレーム60および下方フレーム70にかかる負荷より小さい。
以上の条件を満たす材料として、例えば、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。
一方で、本実施形態のハウジング部10に要求される強度(剛性)は比較的低いので、上記の課題が改善される。
コネクタ部36は、液溜まり部50に貯留される薬液等を薬液注入ポート100の外方、より具体的にはコネクタ部36の先端に接続されるカテーテル(図示せず)に排出する流路として機能する部材である。
コネクタ部36の基端は、図3に示すように、液溜まり部50の側面54に設けられている連通孔58に嵌合されている。そして、コネクタ部36の内径と連通孔58の内径は略等しくなっており、液溜まり部50に貯留される薬液が円滑に流動するようになっている。
従って、コネクタ部36を形成する材料には、例えばチタニウムやステンレス等の金属や硬質の樹脂材料、セラミックス等が挙げられる。
ロック基部34は、コネクタ部36の周囲を囲むように設けられている。コネクタ部36の先端に接続されるカテーテル(図示せず)は、ロック基部34とコネクタ部36とで形成される溝に嵌め込まれる。
ロック基部34は、コネクタ部36と同程度の強度(剛性)を有することが望ましい。従って、ロック基部34を形成する材料には、例えばチタニウムやステンレス等の金属や硬質の樹脂材料、セラミックス等が挙げられる。
(1)ハウジング部と、前記ハウジング部に内包され、開口を有しており、薬液を貯留する液溜まり部と、前記液溜まり部から前記ハウジング部の外方に連通しているコネクタ部と、前記ハウジング部より高い剛性を有しており、互いに組み合わされて環状の枠体を構成している複数の剛性フレームと、前記枠体の中に押し込められている弾性体によって形成され、前記開口を覆っている隔膜部と、を備えている薬液注入ポート。
(2)前記複数の剛性フレームは、上方に位置する環状の上方フレームと、下方に位置する環状の下方フレームと、を含んでおり、前記上方フレームと前記下方フレームとは、互いに対向しているフランジ部を内径方向に有しており、前記上方フレームの前記フランジ部と前記下方フレームの前記フランジ部とが、前記隔膜部を挟み込むことによって前記隔膜部に押圧力を与えている(1)に記載の薬液注入ポート。
(3)前記ハウジング部は、樹脂材料で形成されており、かつ、上方に位置する蓋部と下方に位置する底部とを含んでおり、前記上方フレームおよび前記下方フレームは、前記蓋部と前記底部とで挟み込まれており、前記蓋部と前記底部とが前記上方フレームおよび前記下方フレームに与えている押圧力が、前記上方フレームの前記フランジ部と前記下方フレームの前記フランジ部とが前記隔膜部に与えている押圧力より小さい(2)に記載の薬液注入ポート。
(4)前記隔膜部は前記上方フレームまたは前記下方フレームと一体成形されている(2)または(3)に記載の薬液注入ポート。
(5)前記下方フレームの前記フランジ部に、当該フランジ部の幅寸法より小径の小孔が複数設けられており、前記隔膜部は、前記小孔を通じて当該フランジ部の上方および下方でつながるように、前記下方フレームと共に一体成形されている(4)に記載の薬液注入ポート。
(6)環状の凸部が、前記隔膜部の下面に前記隔膜部と一材で形成されており、前記液溜まり部の前記開口の周囲に当接している(4)または(5)に記載の薬液注入ポート。
(7)前記液溜まり部の前記開口の周縁は上方に突出しており、環状の凹部が前記隔膜部の下面に前記環状の凸部に隣接して前記隔膜部と一材で形成されており、前記開口の前記周縁が前記環状の凹部に嵌合している(6)に記載の薬液注入ポート。
(8)前記小孔と前記環状の凸部とが少なくとも一部において互いに対向している(6)または(7)に記載の薬液注入ポート。
(9)複数の前記小孔が前記下方フレームの前記フランジ部に周方向に略均等な間隔で配置されている(7)または(8)に記載の薬液注入ポート。
(10)前記上方フレームの前記フランジ部の内径は、前記下方フレームの前記フランジ部の内径と等しい、または、より小さい(2)から(9)のいずれか一つに記載の薬液注入ポート。
(11)前記液溜まり部の底面が樹脂材料で形成されている(1)から(10)のいずれか一つに記載の薬液注入ポート。
(12)前記液溜まり部を囲っている壁面が前記樹脂材料で形成されている(11)に記載の薬液注入ポート。
(13)上方に位置する蓋部と下方に位置する底部とを含んでいるハウジング部と、前記ハウジング部に内包され、開口を有しており、薬液を貯留する液溜まり部と、前記液溜まり部から前記ハウジング部の外方に連通しているコネクタ部と、を備える薬液注入ポートの製造方法であって、幅寸法より小径の小孔が複数設けられているフランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第一フレームを金型に挿入し、固化すると弾性体となる樹脂材料を前記金型に注入し、前記小孔を通じて当該フランジ部の上方から下方につながるように隔膜部をインサート成形する成形工程と、フランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第二フレームを、前記成形工程で一体成形された前記隔膜部および前記第一フレームに圧装し、前記第二フレームの前記フランジ部と前記第一フレームの前記フランジ部とによって前記隔膜部を挟み込む圧装工程と、前記圧装工程で挟み込まれた前記隔膜部によって前記液溜まり部の前記開口を覆い、前記第一フレームおよび前記第二フレームを前記蓋部と前記底部とで挟み込む組立工程と、を含んでいる薬液注入ポートの製造方法。
10 ハウジング部
12 蓋部
14 底部
20 隔膜部
22 穿刺部上面
24 穿刺部下面
26 凹部
28 凸部
32 ロックトップ
34 ロック基部
36 コネクタ部
50 液溜まり部
52 底面
54 側面
56 開口
58 連通孔
60 上方フレーム
62 フランジ部
64 外壁
70 下方フレーム
72 フランジ部
74 小孔
76 外壁
Claims (11)
- ハウジング部と、
前記ハウジング部に内包され、開口を有しており、薬液を貯留する液溜まり部と、
前記液溜まり部から前記ハウジング部の外方に連通しているコネクタ部と、
前記ハウジング部より高い剛性を有しており、互いに組み合わされて環状の枠体を構成している複数の剛性フレームと、
前記枠体の中に押し込められている弾性体によって形成され、前記開口を覆っている隔膜部と、を備え、
前記複数の剛性フレームは、上方に位置する環状の上方フレームと、下方に位置する環状の下方フレームと、を含んでおり、
前記上方フレームと前記下方フレームとは、互いに対向しているフランジ部を内径方向に有しており、
前記上方フレームの前記フランジ部と前記下方フレームの前記フランジ部とが、前記隔膜部を挟み込むことによって前記隔膜部に押圧力を与えており、
前記隔膜部は前記上方フレームまたは前記下方フレームと一体成形されている薬液注入ポート。 - 前記ハウジング部は、樹脂材料で形成されており、かつ、上方に位置する蓋部と下方に位置する底部とを含んでおり、
前記上方フレームおよび前記下方フレームは、前記蓋部と前記底部とで挟み込まれており、
前記蓋部と前記底部とが前記上方フレームおよび前記下方フレームに与えている押圧力が、前記上方フレームの前記フランジ部と前記下方フレームの前記フランジ部とが前記隔膜部に与えている押圧力より小さい請求項1に記載の薬液注入ポート。 - 前記下方フレームの前記フランジ部に、当該フランジ部の幅寸法より小径の小孔が複数設けられており、
前記隔膜部は、前記小孔を通じて当該フランジ部の上方および下方でつながるように、前記下方フレームと共に一体成形されている請求項1または2に記載の薬液注入ポート。 - 環状の凸部が、前記隔膜部の下面に前記隔膜部と一材で形成されており、前記液溜まり部の前記開口の周囲に当接している請求項1から3のいずれか一項に記載の薬液注入ポート。
- 前記液溜まり部の前記開口の周縁は上方に突出しており、
環状の凹部が前記隔膜部の下面に前記環状の凸部に隣接して前記隔膜部と一材で形成されており、
前記開口の前記周縁が前記環状の凹部に嵌合している請求項4に記載の薬液注入ポート。 - 前記小孔と前記環状の凸部とが少なくとも一部において互いに対向している請求項4または5に記載の薬液注入ポート。
- 複数の前記小孔が前記下方フレームの前記フランジ部に周方向に略均等な間隔で配置されている請求項5または6に記載の薬液注入ポート。
- 前記上方フレームの前記フランジ部の内径は、前記下方フレームの前記フランジ部の内径と等しい、または、より小さい請求項1から7のいずれか一項に記載の薬液注入ポート。
- 前記液溜まり部の底面が樹脂材料で形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載の薬液注入ポート。
- 前記液溜まり部を囲っている壁面が前記樹脂材料で形成されている請求項9に記載の薬液注入ポート。
- 上方に位置する蓋部と下方に位置する底部とを含んでいるハウジング部と、
前記ハウジング部に内包され、開口を有しており、薬液を貯留する液溜まり部と、
前記液溜まり部から前記ハウジング部の外方に連通しているコネクタ部と、を備える薬液注入ポートの製造方法であって、
幅寸法より小径の小孔が複数設けられているフランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第一フレームを金型に挿入し、固化すると弾性体となる樹脂材料を前記金型に注入し、前記小孔を通じて当該フランジ部の上方から下方につながるように隔膜部をインサート成形する成形工程と、
フランジ部を有し、前記ハウジング部より高い剛性を有している環状の第二フレームを、前記成形工程で一体成形された前記隔膜部および前記第一フレームに圧装し、前記第二フレームの前記フランジ部と前記第一フレームの前記フランジ部とによって前記隔膜部を挟み込む圧装工程と、
前記圧装工程で挟み込まれた前記隔膜部によって前記液溜まり部の前記開口を覆い、前記第一フレームおよび前記第二フレームを前記蓋部と前記底部とで挟み込む組立工程と、を含んでいる薬液注入ポートの製造方法。
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