JP6334175B2 - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6334175B2 JP6334175B2 JP2014003150A JP2014003150A JP6334175B2 JP 6334175 B2 JP6334175 B2 JP 6334175B2 JP 2014003150 A JP2014003150 A JP 2014003150A JP 2014003150 A JP2014003150 A JP 2014003150A JP 6334175 B2 JP6334175 B2 JP 6334175B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- contact
- movable
- fixed
- puffer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Circuit Breakers (AREA)
Description
(1)消弧性ガスが充填された密閉容器内に、固定アーク接触子および固定通電接触子を有する固定側接点部と、可動アーク接触子および可動通電接触子を有する可動側接点部とが、同心軸上に向かい合って配置され、
(2)前記固定側接点部および前記可動側接点部は、互いに接触した閉極時に電流通電が行われ、互いに開離した開極時には前記可動アーク接触子と前記固定アーク接触子の間にアーク放電が発生するように構成され、
(3)前記可動側接点部には、当該可動側接点部を軸方向に駆動させる操作ロッドと、前記消弧性ガスを整流して前記アーク放電に吹付ける絶縁ノズルと、前記可動側接点と一体的に駆動するパッファシリンダと、前記パッファシリンダ内に摺動自在に設置され前記パッファシリンダと相対的に移動して前記消弧性ガスを圧縮するパッファピストンとが設けられたガス遮断器において、
(4)前記可動アーク接触子および前記固定アーク接触子はタングステンと銅との混合材から構成され、
(5)前記可動アーク接触子のタングステンと銅との混合材における銅の混合比は、前記固定アーク接触子のタングステンと銅との混合材における銅の混合比よりも大きく設定されたことを特徴とする。
以下、本発明に係る第1の実施形態の一例について図1および図2を参照して具体的に説明する。第1の実施形態は自力効果方式のパッファ形ガス遮断器である。図1において(a)はガス遮断器の投入状態すなわち通常時の電流通電状態、(b)は電流遮断動作中の状態、(c)は電流遮断直前の状態を、それぞれ示している。図2は第1の実施形態の原理を示すための拡大断面図である。
図1に示すように、パッファ形ガス遮断器には、円筒状の可動通電接触子1を含む可動接点部Aと、固定通電接触子2を含む固定接点部Bとが、同心軸上に向かい合って(図1では上下方向に対向して)、消弧性ガスが充填されたタンク(図示せず)内に配置されている。可動通電接触子1の外周面と固定通電接触子2の内周面とは接離自在に配置されている。
以上の構成を有するパッファ形ガス遮断器が投入状態から遮断動作を始めると、操作機構からの駆動力を受けて、操作ロッド7およびパッファシリンダ6が図1で下方向に移動する。図1(b)の遮断過程途中では、パッファシリンダ6の下降に伴って、可動通電接触子1が固定通電接触子2から離れ、可動アーク接触子3が固定アーク接触子4から離れる。
第1の実施形態の作用効果は次の通りである。すなわち、図2のように、可動アーク接触子3および固定アーク接触子4間にアーク放電8が発生した状態では、接触子3,4におけるW/Cu混合材のアーク放電8と接触している面で、タングステンと銅が高温ガスに曝されて蒸発し、共に金属蒸気17となる。
(構成)
第2の実施の形態について図3を用いて説明する。図3は電流遮断直前の様子を示している。第2の実施の形態の特徴は、操作ロッド7の内面に、銅を主体とした金属製のアブレーション素子15が設置された点にある。アブレーション素子15とは、表面の金属が蒸発するときの気化潜熱によって周囲を冷却する部材である。アブレーション素子15の設置場所は、アーク放電8により生じた高温ガスが接触する場所であれば、適宜選択可能である。
以上の第2の実施形態は、アブレーション素子15がアーク放電8に触れることで、銅の金属蒸気17が発生するので、アーク放電8の熱エネルギーが銅の放射エネルギーに変換されて、アーク放電8による高温ガスの温度を低下させることができる。さらに、第2の実施形態では、銅の混合比を高めた可動アーク接触子3を新たに作る必要がなく、アーク放電8のアーク温度を下げるアブレーション素子15を操作ロッド7の内面に設置するだけで、前述の作用効果を得ることができる。
なお、上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。
2…固定通電接触子
3…可動アーク接触子
4…固定アーク接触子
5…絶縁ノズル
6…パッファシリンダ
6a…貫通穴
7…操作ロッド
7a…中空部
7b…中実部
8…アーク放電
9…パッファ室
10……パッファピストン
11…排気穴
12…ピストン支え
14…澱み点
15…アブレーション素子
16…放射される電磁波
17…金属蒸気
A…可動接点部
B…固定接点部
Claims (2)
- 消弧性ガスが充填された密閉容器内に、固定アーク接触子および固定通電接触子を有する固定側接点部と、可動アーク接触子および可動通電接触子を有する可動側接点部とが、同心軸上に向かい合って配置され、
前記固定側接点部および前記可動側接点部は、互いに接触した閉極時に電流通電が行われ、互いに開離した開極時には前記可動アーク接触子と前記固定アーク接触子の間にアーク放電が発生するように構成され、
前記可動側接点部には、当該可動側接点部を軸方向に駆動させる操作ロッドと、前記消弧性ガスを前記アーク放電に吹付ける絶縁ノズルと、前記可動側接点と一体的に駆動するパッファシリンダと、前記パッファシリンダ内に摺動自在に設置され前記パッファシリンダと相対的に移動して前記消弧性ガスを圧縮するパッファピストンとが設けられたガス遮断器において、
前記可動アーク接触子および前記固定アーク接触子はタングステンと銅との混合材から構成され、
前記可動アーク接触子のタングステンと銅との混合材における銅の混合比は、前記固定アーク接触子のタングステンと銅との混合材における銅の混合比よりも大きく設定されたことを特徴とするガス遮断器。 - 前記可動アーク接触子ないし前記固定アーク接触子に、タングステンを主体とした素材に、タングステンよりも蒸発温度の低い金属材料を混合させた素材を用いたことを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003150A JP6334175B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003150A JP6334175B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | ガス遮断器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017172734A Division JP2018010875A (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | ガス遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015133198A JP2015133198A (ja) | 2015-07-23 |
JP6334175B2 true JP6334175B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=53900263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014003150A Active JP6334175B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6334175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018010875A (ja) * | 2017-09-08 | 2018-01-18 | 株式会社東芝 | ガス遮断器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181553U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 三菱電機株式会社 | 開閉器 |
JP2002075147A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-03-15 | Toshiba Corp | ガス遮断器 |
JP5063622B2 (ja) * | 2009-01-28 | 2012-10-31 | 三菱電機株式会社 | 無声放電式プラズマ発生装置および無声放電式プラズマ発生装置における消孤方法 |
-
2014
- 2014-01-10 JP JP2014003150A patent/JP6334175B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015133198A (ja) | 2015-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8115133B2 (en) | Gas-insulated circuit breaker | |
WO2014069195A1 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6818604B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP4989794B1 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6334175B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6830363B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JPWO2013175565A1 (ja) | ガス遮断器 | |
JP4879366B1 (ja) | ガス遮断器 | |
US9892875B2 (en) | Gas circuit breaker | |
JP2018010875A (ja) | ガス遮断器 | |
JP5286569B2 (ja) | パッファ型ガス遮断器 | |
WO2018066119A1 (ja) | ガス遮断器 | |
JP5683986B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP2015011942A (ja) | 電力用ガス遮断器 | |
JP2010061858A (ja) | ガス遮断器 | |
JP2007073384A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JP2013246904A (ja) | ガス遮断器 | |
JP2009054481A (ja) | ガス遮断器 | |
JP2017204416A (ja) | ガス遮断器 | |
JP6901425B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP2008123762A (ja) | ガス遮断器 | |
JP4818400B2 (ja) | 電力用ガス遮断器 | |
JP6736345B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP2015159030A (ja) | ガス遮断器 | |
RU2396629C2 (ru) | Дугогасительное устройство высоковольтного газонаполненного автокомпрессионного выключателя |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170908 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171204 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180426 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6334175 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |