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JP6323727B2 - 太陽電池用給電器及び太陽電池システム - Google Patents

太陽電池用給電器及び太陽電池システム Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池用給電器及び太陽電池システムに関する。
特許文献1には、二次電池(114)、外部直流電源(12)から二次電池を充電するための充電回路(113)、昇圧型DC/DCコンバータ(115)、二次電池からDC/DCコンバータへ給電するための第1の入力回路(111)、外部直流電源から昇圧型DC/DCコンバータに給電するための第2の入力回路(112)が設けられた充電器本体(11)が記載されている。また、内蔵二次電池を充電するための太陽電池パネルを備えたものも市販されている。
特開2013−46563号公報
太陽電池で発電された電力を用いて携帯端末装置などの被充電機器の二次電池を充電する場合、充電に適した所定範囲の電圧に調整し、USB充電入力などの充電用電圧を出力することが行われる。例えば、太陽電池の発電電力について、DC/DCコンバータまたは電圧レギュレータである電圧調整部を用いて充電用電圧を所定電圧以下に調整して被充電機器に出力する場合がある。しかしながら、電圧調整部での電力の損失が発生し、太陽電池の発電電力を有効に利用できないおそれがある。
本発明の目的は、充電用電圧を所定電圧以下に調整でき、しかも太陽電池の発電電力を有効利用して充電用電力を出力できる太陽電池用給電器及び太陽電池システムを提供することである。
本発明に係る太陽電池用給電器は、太陽電池から入力される入力電圧を所定電圧以下に調整して、調整後の電圧を二次電池の充電用出力電圧として出力する太陽電池用給電器であって、入力電圧について電圧調整を実行して、予め設定された電圧以下に調整された電圧を出力する電圧調整部と、電力入力端子と電力出力端子との間に電圧調整部を介さずに接続されるバイパスラインに設けられ、バイパスラインの接続及び遮断を切り替える切替部と、入力電圧が所定電圧以下の場合に、切替部によりバイパスラインを接続して入力電圧を電力出力端子から出力するように制御する制御部と、入力電圧が第2所定電圧を上回る場合に制御部に高レベル第2信号を出力する第2信号生成部と、を備え、制御部は、高レベル第2信号が出力されてから所定時間経過後に電力出力端子からの電流出力を停止することを特徴とする。また、本発明に係る太陽電池用給電器は、太陽電池から入力される入力電圧を所定電圧以下に調整して、調整後の電圧を二次電池の充電用出力電圧として出力する太陽電池用給電器であって、入力電圧について電圧調整を実行して、予め設定された電圧以下に調整された電圧を出力する電圧調整部と、電力入力端子と電力出力端子との間に電圧調整部を介さずに接続されるバイパスラインに設けられ、バイパスラインの接続及び遮断を切り替える切替部と、入力電圧が所定電圧以下の場合に、切替部によりバイパスラインを接続して入力電圧を電力出力端子から出力するように制御する制御部と、を備え、制御部は、入力電圧が第2所定電圧以下の値となった後で第2所定電圧を上回ってから所定時間経過後に電力出力端子からの電流出力を停止する。
本発明に係る太陽電池システムは、本発明に係る太陽電池用給電器と、太陽電池用給電器に接続された太陽電池とを備えることを特徴とする。
本発明の太陽電池用給電器及び太陽電池システムによれば、充電用電圧を所定電圧以下に調整でき、しかも太陽電池の発電電力を有効利用して充電用電力を出力できる。
実施の形態における太陽電池システムに携帯端末装置を接続した場合の回路図である。 実施の形態において、太陽電池モジュールの1例を示す図である。 図1の制御部における入力信号及び出力信号の関係を示す図である。 実施の形態における携帯端末装置16への充電実行及び充電停止を制御する方法を示すフローチャートである。 実施の形態における給電器の電力出力端子に出力される出力電圧及び出力電流と、太陽電池モジュールの出力電力の関係を示す図である。 実施の形態における太陽電池モジュールの別例を示す図である。 実施の形態において、給電器に図6の太陽電池モジュールを接続した場合における、図5に対応する図である。 実施の形態の別例における図1に対応する図である。 実施の形態の別例における図1に対応する図である。 実施の形態の別例における図1に対応する図である。 実施の形態の別例における携帯端末装置への電流出力の実行及び停止の切り替え方法を示すフローチャートである。 図11のフローチャートにおいて、一部の処理の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態の別例において切替部であるバイパスSWのオンオフ状態の切替方法を示すフローチャートである。 実施の形態の別例の効果を説明するための太陽電池モジュールの2つの電流電圧特性を示す図である。 実施の形態の別例の効果を説明するための太陽電池モジュールの2つの電流電圧特性を示す図である。
[第1の実施の形態]
実施の形態における太陽電池システムの具体的説明をする前に、先ず本実施の形態の概念を説明する。本実施の形態では、太陽電池システムは、太陽電池と、それに接続される給電器を備え、給電器は、電圧調整部と、切替部と、制御部とを含むように構成される。電圧調整部は、太陽電池から給電器に入力される入力電圧について電圧調整を実行して、所定電圧以下に調整された電圧を出力する。切替部は、電力入力端子と電力出力端子との間に電圧調整部を介さずに接続されるバイパスラインに設けられ、バイパスラインの接続及び遮断を切り替える。制御部は、入力電圧が所定電圧以下の場合に、切替部によりバイパスラインを接続して入力電圧を電力出力端子から出力するように制御する。これによって、太陽電池の発電電力を有効利用して二次電池の充電用出力を出力できる。
次に、実施の形態における太陽電池システムを、図面を用いて説明する。図1に示すように、太陽電池システム10は、太陽電池モジュール12と、太陽電池モジュール12に接続される給電器14とを備える。給電器14は、使用時に被充電機器である携帯端末装置16に接続される。給電器14は、太陽電池モジュール12から電力入力端子18を通じて入力された入力電圧Vcellを所定電圧以下に調整して、調整後の充電用出力電圧を電力出力端子20から出力する。被充電機器の充電規格がUSB規格に準じる場合、給電器14は、例えば、5.25V以下に調整した電力を電力出力端子20から出力する。
携帯端末装置16は、内部に機器側二次電池22と、システム制御回路24とを有し、電力出力端子20から出力される充電用電力により充電される。携帯端末装置16は、例えばタブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯型の情報端末装置、または携帯電話である。システム制御回路24は、機器側二次電池22からの電力を受け、携帯端末装置16を制御する。例えば携帯端末装置16は、図示しない表示部と操作部とを有し、システム制御回路24は、操作部の操作に応じて表示部に情報を表示させる。機器側二次電池22は、例えばリチウムイオン電池(LiB)またはニッケル水素電池(NiMH)である。
なお、給電器14には、携帯端末装置16の代わりに、内部に二次電池を有する別の被充電機器を接続してもよい。いずれにしても、被充電機器は、二次電池充電用の入力電圧を所定電圧または所定電圧範囲に制限する機能を持つものとすることができる。被充電機器は、給電器14側の供給能力の低下により充電時の入力電流が所定値以下に低下した場合に、充電時の入力電流の上限を初期状態よりも低い電流値に制限する機能を持つものとしてもよい。例えば被充電機器は、室内固定型の電気機器としてもよい。
給電器14は、電力入力端子18、電力出力端子20、第1信号生成部26、第2信号生成部28、電圧レギュレータ30、バイパスライン32、リレー34、及び制御部36を含んで構成される。図1では、実線により電力線を示し、破線により信号線を示している。なお、以下ではすべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
電力入力端子18には、太陽電池モジュール12の正極側端子及び負極側端子が接続される。図2に示すように、太陽電池モジュール12は、電気的に直列に接続された複数の太陽電池セル38を含む。図2では、太陽電池セル38が8個直列に接続されているが、太陽電池セル38の数を限定するものではない。
なお、太陽電池モジュール12は、直列接続した複数の太陽電池セル38を1組として、複数組の太陽電池セル38同士を並列接続してもよい。図2では、太陽電池セル38が1列に並んでいるが、複数列に配置して電気的に互いに直列接続されてもよい。また、複数の太陽電池モジュール12を使用してもよい。太陽電池モジュール12は、例えば結晶系シリコン太陽電池、薄膜シリコン太陽電池、化合物太陽電池を用いることができる。
図1に戻って、電力出力端子20は、使用電圧が所定範囲に制限されるUSB端子であり、USBケーブル40により携帯端末装置16に設けられたUSB端子42と接続可能である。電力出力端子20は、正極及び負極の給電端子44a、44bと、データの送受信に用いられる信号端子44c、44dとを有する。USB規格は5Vであるので、電力出力端子20は、例えば給電器14で5V±0.25Vの所定範囲で調整された出力電圧Voutを電力出力端子20から出力する。給電器14が充電を行う場合、携帯端末装置16の仕様に応じて、給電器14は信号端子44c、44dに所定の信号を出力させるように構成してもよい。例えば、給電器14が充電を行う場合、信号端子44c、44dを浮遊短絡する。図1では、信号端子44c、44dに接続される給電器14側の回路の図示を省略する。なお、電力出力端子は、USB端子以外の使用電圧が所定範囲に制限される端子としてもよい。
第1信号生成部26は、電力入力端子18の出力側に接続され、電力入力端子18の正極及び負極間に入力された入力電圧Vcellが予め設定された所定電圧Vaを上回る場合に、後述する制御部36にHighレベルの第1信号Si1を出力し、所定電圧Va以下の場合にLowレベルの第1信号Si1を出力する。
第2信号生成部28は、電力入力端子18の出力側に接続され、電力入力端子18の正極及び負極間に入力された入力電圧Vcellが予め設定された第2所定電圧Vresetを上回る場合に、制御部36に、Highレベル(高レベル)の第2信号Si2を出力し、第2所定電圧Vreset以下の場合にLowレベル(低レベル)の第2信号Si2を出力する。
第1信号生成部26及び第2信号生成部28は、例えばコンパレータを含んで構成される。また、Lowレベルは0とし、Highレベルは1とすることができる。Lowレベル及びHighレベルについて、以下同様である。第2所定電圧Vresetは、本実施の形態では所定電圧Va以下の値に設定する(Vreset≦Va)。所定電圧Vaは被充電機器の充電規格に応じて設定することが好適であり、例えば所定電圧Vaを5.0Vとし、第2所定電圧Vresetを4.8Vとすることができる。なお、所定電圧Va及び第2所定電圧Vresetは、互いに同じ値としてもよい。なお、所定電圧Va及び第2所定電圧Vresetと、入力電圧Vcellとを比較する回路はこのような構成に限定されない。例えば、後述の図9で説明する電圧検出部及び制御部36を有する構成を用いることもできる。
電圧レギュレータ30は、電力入力端子18の正極側に接続される入力端子46と、電力入力端子18及び電力出力端子20の負極側に接続されるGND端子48と、電力出力端子20の正極側給電端子44aに出力ライン49を介して接続される出力端子50とを有する。電圧レギュレータ30は、入力電圧Vcellについて電圧調整を実行して、予め設定された電圧以下に調整された電圧を電力出力端子20に出力する低飽和型の電圧調整部である。例えば、電圧レギュレータ30での調整後の電圧Vregは、第2所定電圧Vresetよりも大きく、かつ、所定電圧Vaと等しくする(Vreset<Vreg=Va)。
また、電圧レギュレータ30は、電圧レギュレータ30自体のオンオフ動作を制御するための制御端子であるイネーブル端子ENを有する。制御部36からイネーブル端子ENに入力されたイネーブル信号Si4がHighレベルである場合には電圧レギュレータ30がオンされて、電圧調整された電力が出力される。入力電圧Vinが所定電圧を上回っている場合に、出力端子50から出力される電圧を所定電圧以下の規制電圧に調整する。例えば、被充電機器の充電規格がUSB規格に準ずる場合、入力電圧Vinが5.0Vを上回っている場合に電圧レギュレータ30は出力電圧を5.0V以下に規制する。
一方、イネーブル信号Si4がLowレベルである場合には電圧レギュレータ30はオフされて、電圧レギュレータ30の出力電圧Voutがハイインピーダンスとなる。
バイパスライン32は、電力入力端子18の正極側端子と電力出力端子20の正極側の給電端子44aとの間に、電圧レギュレータ30を介さずに接続される。リレー34は、機械式の切替部であって、バイパスライン32に設けられたスイッチ本体54と、後述するリレー接続信号Si3に応じてスイッチ本体54の開閉を電磁的に切り替えるコイル56とを含む。コイル56は一端が制御部36に接続され、他端がGNDに接続される。リレー34は、ラッチ型またはノーマリクローズ型を用いることができる。リレー34は、バイパスライン32の接続及び遮断を切り替える。なお、本実施の形態でバイパスライン32の接続及び遮断の切り替えはリレー34を用いたが、リレー34の代わりにMOSトランジスタを用いてもよい。
電力入力端子18及び電圧レギュレータ30の間(電圧レギュレータ30の入力側)と、電圧レギュレータ30及び電力出力端子20の間(電圧レギュレータ30の出力側)とには、コンデンサCa、Cbが接続される。コンデンサCa、Cbは電圧レギュレータ30の発振を防止する。
制御部36は、CPU、メモリを有するマイクロコントローラである。制御部36は、接続制御部58、時間計測部60、及び電圧供給制御部62を有する。
時間計測部60には、第2信号生成部28から第2信号Si2が入力される。時間計測部60は、Highレベルの第2信号Si2が入力された場合にタイマーのカウントを開始する。
時間計測部60は、第2信号生成部28より出力された第2信号Si2に応じて時間のカウントを開始する。時間計測部60は、カウント開始からの経過時間が予め設定した所定時間t1の経過後か否かを表す時間判定値を算出し、時間判定値を接続制御部58及び電圧供給制御部62に出力する。時間判定値は、カウント開始からの経過時間が所定時間経過後である場合にHighレベルであり、経過時間が所定時間経過前である場合にLowレベルである。
接続制御部58には、第1信号生成部26から第1信号Si1が入力される。接続制御部58は、第1信号Si1と時間判定値とに基づいて、リレー接続信号Si3をコイル56に出力する。コイル56は、リレー接続信号Si3がHighレベルである場合にスイッチ本体54を閉とし、Lowレベルである場合にスイッチ本体54を開とする。
図3を用いて制御部36における入力信号及び出力信号の関係を説明する。図3は、制御部36における入力信号及び出力信号と、時間判定値との関係を示す。入力信号は、第1信号Si1及び第2信号Si2である。出力信号は、リレー接続信号Si3及びイネーブル信号Si4である。図3では、Highレベルを「H」、Lowレベルを「L」で示す。
まず、C1において、太陽電池モジュール12が発電を開始して、光電変換部の受光面での照度が高くなり、その結果、太陽電池モジュール12の出力電圧Vcellが所定電圧Vaを上回ると、第1信号Si1はHighレベルとなる。この場合、第2信号Si2もHighレベルとなる。時間計測部60はカウント動作を行っていないので、この時点での時間判定値はLowレベルである。この場合、リレー接続信号Si3はLowレベルとなり、イネーブル信号Si4はHighレベルとなって電圧レギュレータ30が活性化される。これによって、リレー34はオフ状態となり、電流経路(バイパスライン32)が遮断される。この場合、電力出力端子20の出力Voutは、電圧レギュレータ30で電圧調整された調整後電圧であるReg電圧となる。
給電器14が電力の供給を始めると、携帯端末装置16が受け取ることができる電流量に応じて、太陽電池モジュール12の出力電圧Vcellが低下する。具体的には、給電器14が電力の供給を始める前の電流値は0であり、出力電圧Vcellは太陽電池モジュール12の開放電圧である。給電器14が電力の供給を始め、電流値が大きくなると、太陽電池モジュール12のI−V特性に応じて出力電圧Vcellが減少する。給電器14が電力の供給を継続するので太陽電池モジュール12の出力電圧Vcellは更に減少する。その結果、第1信号Si1はHighレベルからLowレベルに切り替わり、その後、第2信号Si2もHighレベルからLowレベルに切り替わる。その結果、C2に示すように、第1信号Si1がLowレベルとなり、リレー接続信号Si3はHighレベルとなり、リレー34がオンされる。この場合、電力出力端子20の出力Voutは、入力電圧Vcellと同じになる。なお、イネーブル信号Si4はHighレベル、Lowレベルのいずれの状態としてもよいが、ここではHighレベルとしている。
受光面における照度が低下して、太陽電池モジュール12の発電能力が低下した場合、給電器14から出力される電圧、電流はともに減少する。このとき、それぞれの信号Si1〜Si4の状態は、C2に示す状態と同じである。
次に、C3において、受光面における照度が上昇して、第2信号Si2がLowレベルからHighレベルに切り替わる。このとき、時間計測部60は第2信号Si2の切り替わりに応じてカウント動作を開始する。時間計測部60のカウント値が予め設定した所定時間t1を経過するまでの期間、リレー接続信号Si3およびイネーブル信号Si4の少なくとも一方はHighレベルに維持される。給電器14がバイパスライン32を介して電力を供給するか、電圧レギュレータ30を介して電力を供給するかは、入力電圧Vcellと所定電圧Vaとの比較結果に応じて決定されるが、ここでは、リレー接続信号Si3およびイネーブル信号Si4を共にHighレベルとして、リレー34はオンされ電圧レギュレータ30は活性化されている。C3において、時間計測部60がカウント動作をしている間に第2信号Si2がHighレベルからLowレベルに変化した場合には、時間計測部60はカウント動作を停止し、カウント値をリセットして、C2の状態に戻る。
次に、C4において、時間計測部60がカウント動作を継続した結果、カウント値が予め設定した所定時間t1を経過したとき、時間判定値がLowレベルからHighレベルに切り替わる。このとき、リレー接続信号Si3及びイネーブル信号Si4はともにLowレベルとされ、リレー34はオフされ電圧レギュレータ30は非活性化された状態となる。つまり、C4において、給電器14は、携帯端末装置16への充電を一時的に停止する。
次に、C5において、給電器14が充電を停止して所定時間が経過した後、イネーブル信号Si4をLowレベルからHighレベルに切り替え、時間計測部60のカウント値をリセットする。このとき、C1に戻ることと同じ状態となり、電圧レギュレータ30は入力電圧Vinの電圧調整を再開し、調整された電圧が電力出力端子20に送られる。
このような動作は、接続制御部58及び電圧供給制御部62を次のように構成することにより実現される。まず、接続制御部58に入力される第1信号Si1がHighレベルであるか、または、時間判定値がLowレベルからHighレベルに切り替わった後に、図3のC1、C4にそれぞれ対応して、接続制御部58がLowレベルのリレー接続信号Si3を出力する。これによって、バイパスライン32は、リレー34のスイッチ本体54により遮断される。
一方、接続制御部58に入力される第1信号Si1がLowレベルでかつ時間判定値がLowレベルである場合には、図3のC2、C3に対応して、接続制御部58が出力するリレー接続信号Si3がHighレベルとなる。これによって、バイパスライン32はリレー34によって接続される。これによって、入力電圧Vcellが電力出力端子20から出力されるように制御されるバイパス動作が実行される。これについては後で詳述する。
また、接続制御部58に入力される第1信号Si1がHighレベルでかつ時間判定値がLowレベルである場合、または、時間判定値がLowレベルからHighレベルに変化して所定時間が経過した後の場合には、図3のC1,C5に対応して、電圧供給制御部62がHighレベルのイネーブル信号Si4をイネーブル端子ENに出力する。これによって、電圧レギュレータ30の電圧調整が実行される。
一方、時間判定値がLowレベルからHighレベルに変化した場合には、図3のC4に対応して、電圧供給制御部62は、リレー接続信号Si3およびイネーブル信号Si4を、予め設定したリセット用所定時間TrだけLowレベルとする。例えば、時間計測部60において、カウント開始からの経過時間が所定時間t1以上(例えば10秒以上)である場合には、リセット用所定時間Tr(例えば1秒)だけリレー接続信号Si3およびイネーブル信号Si4をLowレベルとする。
これによって、電圧レギュレータ30の電圧調整の実行とバイパスライン32を介した電力の供給とが短時間のリセット用所定時間Trだけ停止され、出力端子50の出力電流は短時間だけ0となる。このように電圧調整の実行を短時間だけ停止することによって、給電器14の動作が停止され、電力出力端子20からの電流出力が停止される。これによって、太陽電池モジュール12の発電電力を用いて、携帯端末装置16内部の機器側二次電池22に充電する際に、携帯端末装置16の充電効率を高めることができる場合がある。これについては後で詳しく説明する。
上記のような制御部36の各部58,60,62の機能は、ハードウェアにより実現したり、メモリなどの記憶部に記憶されたプログラムをCPU実行することにより実現することができる。例えば、接続制御部58はNOR回路を含んで構成し、時間計測部60をタイマー回路を含んで構成することができる。
このように構成される給電器14及び太陽電池システム10は、入力電圧Vcellが所定電圧Va以下の場合にバイパスライン32をリレー34により接続して、入力電圧Vcellを電力出力端子20に出力する。このため、電圧レギュレータ30での損失発生を抑制して、太陽電池モジュール12の発電電力を有効利用して、電力出力端子20から充電用電力を出力できる。
次に、図4のフローチャートを用いて、給電器14における、携帯端末装置16への充電実行及び充電停止を制御する方法を説明する。図4のフローチャートは、記憶部に記憶されたプログラムにより実行できる。なお、給電器において、第1信号Si1に応じてリレー34の開閉を制御する方法に対応する別のプログラムを、図4に対応するプログラムと並列に実行させることもできる。例えば、Si1がLowレベルの場合、リレー接続信号Si3をHighレベルとし、Si1がHighレベルの場合、リレー接続信号Si3をLoレベルとするプログラムを、図4に対応するプログラムと並列に実行させる。また、Si1がLowレベルの場合、イネーブル信号Si4をLowレベルとし、Si1がHighレベルの場合、イネーブル信号Si4をHighレベルとするプログラムを、図4に対応するプログラムと並列に実行させることもできる。
まず、ステップS10(以下、ステップSは単にSという。)において、第2信号生成部28から入力された第2信号Si2がLowレベルであるか否か、すなわち入力電圧Vcellが第2所定電圧Vreset以下か否かを判定する。S10において、第2信号Si2がLowレベルでない場合には、処理を終了し、S10に戻って同じ処理を繰り返す。一方、第2信号Si2がLowレベルの場合、次に第2信号Si2がHighレベルに変化したか否かを判定し(S11)、Highレベルの場合、カウント動作であるタイマーカウントを行う(S12)。なお、時間計測部60のカウント値をリセットする動作は、図4には示されていないが、例えば、入力電圧Vcellが低い値、具体的には第2信号Si2がLowレベルの状態のときに行うように構成してもよい。
S13において、時間計測部60は、第2信号Si2がHighレベルの状態が時間t1以上継続したと判定された場合、時間判定値の算出値がLoレベルからHighレベルに変化して、S14に移行する。
一方、S13において、第2信号Si2がHighレベルの状態が時間t1以上継続しなかったと判定された場合、例えば、第2信号Si2が時間t1未満でHighレベルからLowレベルに変化した場合には、時間判定値の算出値がLowレベルのままで、S11に戻る。この場合、時間計測部60のカウント値はリセットされる。
S14では、電圧供給制御部62は電圧レギュレータ30のイネーブル端子ENに出力されるイネーブル信号Si4をリセット用所定時間TrだけLowレベルとする。この場合、図3のC4に対応して、第1信号Si1がLowレベル及びHighレベルのいずれの場合でも、接続制御部58は、リレー接続信号Si3をLoレベルとして、バイパスライン32をリレー34によって遮断する。リレー接続の制御を別のプログラムで実行中である場合、この別のプログラムに割り込みを行って、バイパスライン32を遮断する。これによって、電力出力端子20の出力電流がリセット用所定時間Trだけ0となる。
次に、S15において、電圧供給制御部62は電圧レギュレータ30のイネーブル端子ENにHighレベルのイネーブル信号Si4を出力する。これによって、電圧レギュレータ30での電圧調整が実行または再開され、電力出力端子20の出力は調整後出力であるReg出力となる。S15の処理後は、再びS10に戻る。
次に、図5を用いて給電器14の「動作シーケンス」を説明する。図5は、図2のように8個の太陽電池セル38を直列接続とした太陽電池モジュール12に所定の光を照射した場合における、給電器14の電力出力端子20に出力される出力電圧及び出力電流と、太陽電池モジュール12の出力電力との関係を示す。
図5では、電圧、電流及び電力の値をV1,V2・・・、I1,I2・・・、P1,P2・・・により記号化している。例えば電圧においてV3は5.0Vである。図5において、「Bypass」と示される菱形は、バイパスライン32がリレー34で接続され、入力電圧Vcellが電圧レギュレータ30を介さずに電力出力端子20に出力される場合における出力電圧及び出力電流の関係を表す。この関係は、太陽電池モジュール12が出力する電流、電圧の関係と実質的に同じである。「Reg」と示される四角は、バイパスライン32がリレー34で遮断され、電圧レギュレータ30で電圧調整が実行された場合の出力電圧及び出力電流の関係を表す。図5から、電圧レギュレータ30での電圧調整によって、電圧損失及び電流損失が発生していることが分かる。言い換えれば、入力電圧Vcellが電圧レギュレータ30を介さずに電力出力端子20に出力されることによって、回路での電圧損失及び電流損失を小さくできる。
リレー34の接続による「バイパス動作」は、次のように実行される。まず、携帯端末装置16に太陽電池システム10が接続されたときに、電力出力端子20から携帯端末装置16に出力電流が流れるまでは、太陽電池モジュール12側の電圧が電力出力端子20側の所定の電圧よりも高い。この状態で入力電圧Vcellが所定電圧Vaを上回っている場合には、リレー34が開となるので、バイパス動作が実行されることなく、入力電圧Vcellが電圧レギュレータ30で降圧され電圧調整される。電力出力端子20から携帯端末装置16側に電流が流れると、図5で矢印A1で示すように、電圧レギュレータ30で電圧調整される場合のI−V特性線に沿って動作点が変化して、出力電圧Voutが調整後の所定電圧V3で維持された状態で出力電流が増大する。
電力出力端子20から携帯端末装置16側に電流が流れて、図5の矢印A2で示すように、所定電圧Va以下に太陽電池モジュール12の電圧が低下する。この場合、リレー34が閉となり、バイパス動作が実行されて矢印A3で示すように動作点が変化する。矢印A4で示すように、バイパスライン32がリレー34で接続された場合のI−V特性線に沿って電流値が増大する。そして、太陽電池モジュール12が有するI−V特性と、携帯端末装置16の充電の特性が示すI−V特性とが一致する実線の丸P1で囲んだ動作点で安定して充電が実行される。
一方、出力電圧が所定電圧Vaよりも低下してもバイパス動作が実行されない比較例の構成では、破線矢印Bで示すように、低い電流値のI−V特性線に沿って電流値が増大し、太陽電池モジュール12が有するI−V特性と、携帯端末装置16の充電の特性が示すI−V特性とが一致する破線の丸P2で囲んだ動作点で安定して充電が実行される。丸P1での電圧は、丸P2での電圧に比べ大きくなるが、その差は極めて小さい。図5の動作点P1,P2同士を比較すれば明らかなように、実施の形態では、比較例に比べて出力電流を大きくできる。
次に、所定条件が成立した場合に、出力電圧Voutをリセット用所定時間Trだけ0とし、電流出力を時間Trだけ停止する「リセット動作」について説明する。「リセット動作」は、機器側二次電池22への充電効率を高くするために行う。具体的には、太陽電池モジュール12を用いて機器側二次電池22を充電する場合、曇りまたは障害物により太陽電池モジュール12の光電変換部の受光面が直射日光から遮られる場合がある。この場合、受光面における照度が低下して、供給電流が低下する場合がある。
一方、充電側の供給能力の低下により携帯端末装置16への入力電流が所定値以下に低下した場合に、その後、充電側の供給能力が上昇しても、携帯端末装置16が充電時の入力電流の上限を初期状態よりも低い電流値に制限する機能を持つ場合がある。この場合、天候の好転などにより照度が回復しても充電用入力電流が初期状態よりも低い電流値に制限される場合がある。
本実施の形態では、充電電流が制限された場合、発電能力が増大することに対応して入力電圧Vcellが上昇するので、入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回ってから所定時間t1経過後に、電力出力端子20からの電流出力をリセット用所定時間Trだけ停止するリセット動作を行う。これによって、携帯端末装置16において、リセット動作後に充電動作がリセットされるので、再び初期状態に戻って充電が開始される。照度が上昇し、発電能力に余裕が生じているか否かは、給電器14の入力電圧Vcellで判断できる。本実施の形態では、このようなリセット動作を行うことにより、携帯端末装置16の充電時の入力電流を初期状態の高い値に回復させて、携帯端末装置16の充電効率を高めることができる場合がある。言い換えれば、リセット動作によって、太陽電池の発電電力を用いて、被充電機器内部の二次電池に充電する際に、被充電機器が、充電電流の所定値以下への低下によって充電電流の上限を初期状態よりも低く制限する機能を持つ場合に、充電効率を高めることができる。
図5を用いてリセット動作を説明する。太陽電池モジュール12に照射される光が減少し発電電力が低下して、電力出力端子20から出力される電流が図5のIs以下に低下する場合がある。このとき、携帯端末装置16が以降の入力電流をIsに制限するものもある。このような携帯端末装置16を充電する場合、受光面における照度が回復しても携帯端末装置16への入力電流はIsに制限され、給電器14の入力電圧VcellはV4へ上昇する。この場合、例えば給電器14の入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回るVsである状態が所定時間継続した場合に、電力出力端子20の正極の給電端子44aから出力される電流がリセット用所定時間Trだけ0となるリセット動作を実行する。これによって、携帯端末装置16が流入する入力電流をIs以下に制限する機能を持つ場合において、携帯端末装置16の入力電流の制限が解除され、初期状態の充電動作に戻る。このため、バイパス動作を行って充電時の動作点が実線の丸P1で囲んだ点まで移動する。
また、バイパス動作が実行された状態で、携帯端末装置16側の流入電流が制限される場合もある。例えば、携帯端末装置16がBypassのI−V特性線上の矢印A4のVresetより高電圧側に対応する動作点で充電時の入力電流を規制している場合でも、入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回り、この状態が所定時間以上継続することにより、上記と同様にリセット動作が行われ、充電時の動作点が丸P1で囲んだ点まで移動する。
図4では、第2信号Si2がLowレベルからHighレベルに変化したときに時間計測部60がカウント動作を開始する。このような構成にすることにより、携帯端末装置16が太陽電池モジュールの出力に関係なく低い電流値で充電するよう制御される場合、リセット動作が行われるのを防ぐことができる。
上記の給電器14及び太陽電池システム10によれば、入力電圧Vcellが所定電圧Va以下の場合に、リレー34によってバイパスライン32が接続されるので、電圧レギュレータ30で電圧調整されることがなく、回路の電力損失を抑制できる。また、電圧レギュレータ30では、所定電圧以下に調整して電力出力端子20から出力するので、入力電圧Vcellが所定電圧Va以下であれば、電圧調整の必要はない。このため、充電用電圧を所定値以下に調整でき、しかも太陽電池モジュール12の発電電力を有効利用して充電用電力を電力出力端子20から出力できる。
実施の形態では、太陽電池モジュール12の出力電圧の低下を第1信号生成部26を用いて検出し、制御部36によって入力電圧Vcellが電圧レギュレータ30を介さずに電力出力端子20に出力されるようにリレー34を閉とする。これによって、携帯端末装置16に太陽電池モジュール12の出力が直結されるので、回路損失を小さくできる。また、図5で示したように、太陽電池モジュール12をより高電流側で駆動でき、充電能力をより向上できる。なお、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池への充電では、充電量は電流と時間との積で決定され、電圧は充電量に直接関係しない。
また、電圧レギュレータ30のバイパス動作を実行しない比較例では、実施の形態に比べて電圧損失が大きくなる。太陽電池モジュール12において、太陽電池セル38が直列接続される数である「直列接続セル数」が多くなるほど発電電圧が増大する。比較例では、電圧レギュレータを通して出力するため、電圧レギュレータによる電圧損失を考慮して直列接続セル数を大きくしている。これによって、太陽電池モジュール12の受光量の変化によって発電電圧が変化したとしても、充電動作を安定的に行うことができる。しかし、一定の面積に太陽電池セルを並べる場合、直列接続セル数を増加させると太陽電池セル1枚の面積が減少し、発電電流が減少する。このため、本実施形態では、発電電流の減少に影響する「直列接続セル数」を小さくできる。具体的には、図5のように直列接続セル数を8とする。比較例では、同等の出力電圧を得るために、図6で示すように直列接続セル数を9とする必要がある。したがって、太陽電池モジュール12全体の発電面積を同等とする場合に、直列接続セル数が8の場合には、直列接続セル数が9の場合に比べて1セル当たりの面積を大きくできるので、太陽電池セル38の短絡電流を大きくできる。また、直列接続セル数が小さくなるので、セル間の隙間の数を8から7に小さくでき、空間効率を高くできる。この結果、太陽電池モジュール12を用いた充電能力をより向上できる。
図7は、給電器14に図6の太陽電池モジュール12を接続した場合における図5に対応する図である。図5と図7との比較から明らかなように、図5に示す直列接続セル数が8の場合には、図6に示す直列接続セル数が9の場合に比べて、出力電流を大きくできる。例えば入力電圧Vcellが電圧レギュレータ30を介さずに電力出力端子20に出力されることによるバイパス効果と、太陽電池モジュール12の直列接続セル数を小さくすることによる効果とが相まって、充電用出力を大きく向上できる。図2の太陽電池モジュール12を用いた実施の形態では、図6の太陽電池モジュール12を用いた比較例の場合に比べて、充電用出力を最大で約20%向上できる。
また、図1において、リレー34としてラッチ型やノーマリクローズ型を用いる場合には、バイパス動作時にリレー34を閉とするための電力が不要となるので、バイパス動作時の損失を小さくできる。
また、制御部36は、上述のリセット動作の際に、入力電圧Vcellが小さくなるほど、電力出力端子20からの出力の遮断の可否を判定するための所定時間t1を長くするように変化させる構成を採用してもよい。この構成によれば、入力電圧Vcellが小さい場合にリセット動作を開始するまでの時間を長くできるので、リセット動作が頻繁に実行されることを抑制できる。このため、充電時間の減少による充電時の損失を低減できるので、充電効率を向上できる。
[第2の実施の形態]
図8は、本実施の形態における図1に対応する図を示している。給電器14は、出力端子50と電力出力端子20との間に接続される出力ライン49に設けられた第2リレー66を含んで構成される。第2リレー66は、スイッチ本体68とコイル70とを有し、スイッチ本体68が出力ライン49に設けられる。第2リレー66は、出力ライン49の接続及び遮断を切り替える第2切替部である。第2リレー66は、リセット動作が実行されない場合に閉のままである。第2リレー66は、ノーマリクローズ型を用いることができる。
制御部36が有する電圧供給制御部62は、電力入力端子18の入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回ってから所定時間t1経過後に、LowレベルまたはHighレベルのリレー遮断信号Si5をコイル70に出力して、出力ライン49を第2リレー66によりリセット用所定時間Trだけ遮断するように制御する。この場合も、第1の実施の形態と同様に、電力出力端子20からの電流出力が第2リレー66によってリセット用所定時間Trだけ停止される。電圧供給制御部62は、第1の実施の形態の場合と異なり、リセット動作を行うための同様の条件でイネーブル端子ENに出力されるイネーブル信号Si4を、Lowレベルとする機能は持たない。その他の構成及び作用は、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
図9は、本実施の形態における図1に対応する図を示している。給電器14は、第1信号生成部26及び第2信号生成部28の代わりに、電力入力端子18に入力される入力電圧Vcellを検出する電圧検出部である電圧センサ72を備える。電圧センサ72は、検出電圧Vcellを表す信号を第1信号Siaとして、制御部36に出力する。
接続制御部58は、第1信号Siaが表す検出電圧Vcellが所定電圧Vaを上回る場合にリレー34を開とするように制御する。電圧供給制御部62は、検出電圧Vcellが所定電圧Va以下の第2所定電圧Vresetを上回る場合に、電圧レギュレータ30に電圧調整を実行させるように制御する。第1信号Siaがアナログ信号である場合、制御部36は、例えばAD変換器で第1信号Siが表すアナログ値をデジタル値に変換し、制御部36で保持している所定電圧Va及び第2所定電圧Vresetと比較して、リレー34の開閉及び電圧調整動作を制御する。
また、時間計測部60は、検出電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回った時点から所定時間t1経過後であるか否かを判定する。時間計測部60が所定時間t1経過後であると判定した場合に、電圧供給制御部62は、リレー接続信号Si3およびイネーブル信号Si4を、リセット用所定時間TrだけLowレベルとして、電力出力端子20からの電流出力をリセット用所定時間Trだけ停止する。
このような構成の場合も、第1の実施の形態と同様の効果を得られる。なお、電力出力端子20からの電流出力をリセット用所定時間Trだけ停止する構成として、上記の図8で示した構成の場合と同様に、出力ライン49に第2リレーを設けて、リセット動作時に第2リレーを開とする構成を採用することもできる。その他の構成及び作用は、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
図10は、本実施の形態における図1に対応する概略図を示している。給電器14は、電力入力端子18に入力される入力電圧Vcellを検出する電圧センサ72と、電力入力端子18と電力出力端子20との間に電圧レギュレータ30を介さずに接続されたスイッチング素子であるFET74と、FET74及び電圧レギュレータ30と電力出力端子20との間に接続されたゲートIC76と、手動リセット操作部である手動リセットSW78とを備える。
電圧センサ72は、入力電圧Vcellの検出値を表す信号を第1信号Siaとして制御部36に出力する。FET74は、リレー34(図1)の代わりに切替部として設けられるもので、例えばMOSFETである。FET74は、制御部36から出力されるゲート制御信号によって制御される。FETの代わりに別のスイッチング素子が用いられてもよい。
ゲートIC76は出力ライン49の接続及び遮断を切り替えることによって出力端子20からの電流出力の実行及び停止を切り替える機能を有する第2切替部である。ゲートIC76は、制御部36から出力されるゲート制御信号によって制御される。ゲートIC76は、出力端子20側から入力端子18側への電流逆流防止機能も有する。これによって、例えば夜間などで太陽電池モジュール12の発電電力が0となる場合でも被充電機器である携帯端末装置16(図1参照)側から太陽電池モジュール12への放電が防止される。また、ゲートIC76の代わりに制御部36によりオンオフ状態が制御されるFETを用いることもできる。第2切替部をゲートIC76またはFETにより構成することで、第2切替部にダイオードを接続して逆流防止機能を持たせる必要がなくなり、正常時の電力損失を低減できる。なお、電圧レギュレータ30にFETを内蔵するなどによって逆流防止機能を持たせる場合、ゲートIC76の代わりに逆流防止機能を持たない第2切替部を設けるか、または第2切替部を省略することもできる。以下、FETは「バイパスSW」といい、電圧レギュレータは「LDO」といい、ゲートICは「出力SW」という。
制御部36は、入力電圧Vcellの検出値が所定電圧Va(例えば5.0V)を上回る場合として、Va+0.1(V)以上の場合(Vcell≧Va+0.1(V))にバイパスSW74によりバイパスライン32を遮断し、入力電圧Vcellの検出値が所定電圧Va以下の場合(Vcell≦Va)にバイパスSW74によりバイパスライン32を接続するようにバイパスSW74を制御する。0.1VはVaに対してヒステリシスを設けるための値であり、これについては後述する。
さらに、制御部36は、入力電圧Vcellの検出値が第2所定電圧Vreset以下の値となった(Vcell≦Vreset)後で第2所定電圧Vresetを上回って(Vcell>Vreset)から所定時間経過後に出力SW76を用いて出力ライン49をリセット用所定時間Trだけ遮断する。これよって、制御部36は、電力出力端子20からの電流出力を停止するリセット動作を行う。
手動リセットスイッチ78はリセット操作部であり、ユーザに操作される入出力機器である。手動リセットスイッチ78は、押しボタン式の場合を説明するが、トグルスイッチなど別のスイッチとしてもよい。手動リセットスイッチ78は、ユーザによって押し下げるように操作されたときに、制御部36にその操作を表す信号を送信する。手動リセットスイッチ78は、ユーザの操作に基づいてリセット動作を行わせ、かつ第2所定電圧Vresetを所定の時点での入力電圧VcellAの取得電圧よりも所定電圧ΔV分高い電圧に変更するためのものである。以下、手動リセットスイッチ78は手動リセットSWという。
電力出力端子20の信号端子44c、44dは接続点Gで短絡され、正極給電端子44aと負極給電端子44との間に直列接続された3つの抵抗R1、R2、R3の正極側、中間に位置する2つの抵抗R1,R2間に接続点Gが接続される。各抵抗R1,R2,R3はMΩ程度の高抵抗値を有する。3つの抵抗R1、R2、R3の中間、負極側に位置する抵抗R2,R3間にインピーダンス変換部80の入力端子が接続される。インピーダンス変換部80は、帰還率=1のOPアンプを含み、その出力端子が制御部36に接続される。これによって、信号端子44c、44dの1つの信号端子(例えばD−の端子44c)の電位が高精度で検出され、その電位を表す検出信号が制御部36に送信される。電力入力端子18と電圧レギュレータ30との間には図示しない第2電圧レギュレータが接続され、第2電圧レギュレータで所定電圧以下に規制された電圧がインピーダンス変換部80のOPアンプに入力されている。
また、電力入力端子18と電圧レギュレータ30との間、及び、出力ライン49に異常電流を制限するためのヒューズまたはPTCサーミスタを接続してもよい。電力入力端子18に入力される電圧が過度に高い場合に制御部36によってバイパスSW74をオフとするための安全装置が設けられてもよい。
また、第4の実施の形態では、携帯端末装置16の充電特性及び太陽電池モジュール12の出力特性に大きく影響されることなく、安定したリセット動作を行うことを可能とするために、制御部36は、電力出力端子20からの電流出力を停止する場合の基準電圧である第2所定電圧Vresetを入力電圧Vcellの取得電圧に応じて変更する。より具体的には、制御部36は、初期状態では第2所定電圧Vresetに予め設定された初期値V0を設定する(Vreset=V0)。一方、制御部36は、電力出力端子20からの電流出力停止時点、すなわちリセット動作開始時点から予め設定した所定安定推定時間Tstable経過時点での、入力電圧VcellAを取得電圧として検出して取得する。そして、制御部36は、初回のリセット動作が行われた後では、第2所定電圧Vresetを取得電圧VcellAよりも所定電圧ΔV分高い電圧にそれまでの第2所定電圧Vresetから変更する(Vreset=VcellA+ΔV)。
図11は、第4の実施の形態において携帯端末装置16への電流出力の実行及び停止の切り替え方法を示すフローチャートであり、図12は、図11のフローチャートにおいて、一部の処理の詳細を示すフローチャートであり、図13は、本例においてバイパスSW74のオンオフ状態の切替方法を示すフローチャートである。制御部36は、図11、図12のフローチャートにより実行される第1プログラム、及び図13のフローチャートにより実行される第2プログラムを、後述の手動リセットSW検出プログラム、及びUSB接続検出プログラムと並列処理で実行する。
まず、第1プログラムに対応する図11、図12について説明する。S20では、第2所定電圧Vresetを初期化して初期値V0に設定する(Vreset=V0)。例えばV0=4.75Vである。次に、S21では、入力電圧Vcellの検出値が第2所定電圧Vreset以下になった後、入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回り、入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回った後に所定時間が経過したか否かを判定する。
図12は、S21の処理を複数の処理に分けて詳細に示している。S21では、まずS211では、入力電圧Vcellの検出値が第2所定電圧Vreset以下となったか否かを判定する。S211の判定結果がYESの場合、S212の処理に移行し、カウント用変数T1に初期値0を設定する。次に、S213では、入力電圧Vcellの検出値が第2所定電圧Vresetを上回ったか否かを判定する。S213の判定結果がYESの場合、S214の処理に移行し、カウント用変数T1を1ずつ増大させる。次に、S215では、入力電圧Vcellの検出値が再度第2所定電圧Vreset以下まで低下したか否かを判定し、その判定結果がYESの場合はS211に戻って処理を繰り返す。S215の判定結果がNOの場合、S216の処理に移行し、カウント用変数T1が所定値K以上に達したか否かを判定し、その判定結果がNOの場合、S214に戻る。S216の判定結果がYESの場合、図11のS22の処理に移行する。
S22では、リセット動作として、制御部36は出力SW76をオフとし、電力出力端子20からの電流出力を停止させる出力OFF状態とし、LDOイネーブル信号Si4をLowレベルとする。
S22の処理後、制御部36はリセット信号を発生させる。リセット信号が発生したとき、後述の図13に示すフローチャートにより実行される第2プログラムでの後述のS31とS32との処理の間で割り込み処理を行う。
S23では、電力出力端子20からの電流出力が停止されてからリセット用所定時間Trが経過したか否かを判定し、S23の判定結果がYESとなった場合にS24の処理に移行する。S24では、制御部36は出力SW76をオンとし、電力出力端子20からの電流出力を実行する出力ON状態として、リセット動作を終了する。また、S24では、LDOイネーブル信号Si4をHighレベルとし、バイパスSW74はオフとする。これによって、LDO30での調整後の電圧Vregが電力出力端子20に出力される。
S25では、制御部36は、入力電圧VcellAの検出値を電圧センサ72から取得する。制御部36は、電力出力端子20からの電流出力が再開されてから予め設定された所定安定推定時間Tstable経過時点での入力電圧VcellAの検出値を取得する。所定安定推定時間Tstableは例えば5秒である。S26では、その入力電圧VcellAの取得電圧に所定電圧ΔVを加算して得られた値に第2所定電圧Vresetを変更してから(Vreset←VcellA+ΔV)、S21に戻って処理を繰り返す。所定電圧ΔVは例えば0.2Vである。所定電圧ΔVは、携帯端末装置16の種類及び太陽電池モジュールのIV特性に応じて種々に変更することができる。
次に、第2プログラムに対応する図13のフローチャートを説明する。まず、S30では、LDO30、バイパスSW74、及び出力SW76の状態を初期状態に設定する。具体的には、制御部36によってLDO30のイネーブル信号Si4をLowレベルとし、バイパスSW74及び出力SW76をオフとする。次に、S31では、制御部36はLDO30のイネーブル信号Si4をHighレベルとしてLDO30での電圧調整を行う状態で出力SW76をオンとする。
S32では、リセット動作中(例えば図11のS22、S23の状態)(1)、またはリセット動作中以外で、かつ、入力電圧Vcellが(所定電圧Va+0.1(V))以上(2)、のいずれかであるか否かを判定する。この場合、0.1Vは所定電圧Vaに対してヒステリシスを設けるために加算されるもので、0.1V以外の任意の正の値を用いてもよい。S32の判定結果がYESの場合、バイパスSW74をオフとし(S33)、S32に戻る。S32の判定結果がNOの場合、S34の処理に移行する。
S34では、リセット動作中以外で、入力電圧Vcellが予め設定された停止用電圧Voff以上で所定電圧Va以下か否かを判定し、S34の判定結果がYESの場合、S35の処理に移行し、バイパスSW74をオンとし、S32に戻る。停止用電圧Voffは例えば3.3Vである。S34の判定結果がNOの場合、S36の処理に移行する。所定電圧Vaに対してヒステリシスを設けたことで、入力電圧Vcellが所定電圧Vaと(所定電圧Va+0.1(V))との間の値であるときに、バイパスSW74の頻繁な切り替わりを防ぐことができる。
S36では、リセット動作中以外で、入力電圧Vcellが停止用電圧Voff未満か否かを判定し、S36の判定結果がYESの場合、S37の処理に移行し、バイパスSW74及び出力SW76をオフとし、第2所定電圧Vresetを初期値V0に設定する。S37の処理後、S38では、入力電圧Vcellが復帰電圧Vrecoverを上回る場合に、電圧復帰信号を発生して図11に対応する第1プログラムにおいてS23とS24との間で割り込み処理を行い、かつ、第2プログラムではS32に戻る。復帰電圧Vrecoverは例えば4.3Vである。S36の判定結果がNOの場合、例えば、入力電圧Vcellが所定電圧Vaを上回り、かつ、(所定電圧Va+0.1(V))未満の場合にS32に戻る。
第1プログラムにおいて、手動リセットSW78の操作があった場合、手動リセットSW検出プログラムを実行してもよい。手動リセットSW検出プログラムは、手動リセットSW78が操作されたことが検出されたか否かを判定し、検出されたと判定された場合に手動リセットSW信号を発生させる。手動リセットSW信号の発生があったときには第1プログラムに割り込み処理を行って、それまでの第1プログラムの処理を停止させ、S21とS22との間から処理を再開する。この場合、S22の処理の前に、第2所定電圧Vresetを初期値V0に設定してもよい。これによって、制御部36は手動リセットSW78が操作されたときに、その後、上述のように電力出力端子20からの電流出力をリセット用所定時間Trだけ停止する。
また、電力出力端子20と携帯端末装置16のUSB端子42(図1参照)とが切り離されている状態から、電力出力端子20にUSB端子42が新たに接続された状態に移行したときには、携帯端末装置16において、信号端子44c、44dの1つの信号端子(例えばD−の信号端子44c)の電位が低下し、Low電位へ移行する場合がある。
USB接続検出プログラムは、制御部36において1つの信号端子44cがLow電位へ移行したことが検出されたときに、入力電圧Vcellが予め設定された復帰電圧Vrecover以上か否かを判定し、復帰電圧Vrecover以上と判定した場合にUSB接続検出信号を発生させる。USB接続検出信号が発生した場合、第1プログラムへの割り込み処理を行って、それまでの第1プログラムの処理を停止させ、S23とS24との間から処理を再開し、その後、電力出力端子20からの電流出力を実行する。この際、第2所定電圧Vresetを初期値V0に設定してから、第1プログラムへの割り込み処理を行ってもよい。これによって、制御部36は電力出力端子20に新たに携帯端末装置16が接続されたときに、第2所定電圧Vresetを取得電圧VcellAよりも所定電圧ΔV分高い電圧(Vreset=VcellA+ΔV)にそれまでの第2所定電圧Vresetから変更することができる。
なお、USB接続検出プログラムによって携帯端末装置16が接続されて所定の期間は、接続の検出処理を停止することが好ましい。リセット動作の後においても同様に、USB接続検出プログラムによる検出処理を停止することが好ましい。
第4の実施の形態の構成によれば、携帯端末装置16の充電特性、太陽電池モジュール12の電流電圧特性であるI‐V特性の環境による変化または製造上のばらつきにかかわらず、安定したリセット動作を行えるので、携帯端末装置16への充電をより効率的に行える。次にこれについて詳しく説明する。
図14Aは、第4の実施の形態の効果を説明するための太陽電池モジュール12の2つのI‐V特性を示す図である。図1から図9に示した実施形態において、電力出力端子20からの電流出力を停止する場合の基準電圧である第2所定電圧Vresetの値を一定値として変更しない場合、この第2所定電圧Vresetが不適当な場合がある。例えば、図14Aでは、太陽電池モジュール12の2種類のI‐V特性線W1,W2を示しており、受光面における照度が低下した場合にW1からW2に変化する。ここで、太陽電池モジュール12がW1に沿って電流及び電圧を出力する場合に、電力出力端子20から携帯端末装置16への電流出力に応じて携帯端末装置16の負荷特性線A1との交点Q2にて充電動作が安定して行われる。ここで受光面の照度が低下した場合、負荷特性線A1に沿って充電動作点も低下し、W2まで低下する場合を考える。この場合、携帯端末装置16によっては携帯端末装置16への入力電流が点Q3の電流値Ib1以下に制限される場合があり、受光面の照度が回復しても電流値Ib1が一定で電圧値が高い点、例えばQ1まで動作点が移動する。図1から図9の実施形態では、この場合に入力電圧Vcellが第2所定電圧Vreset(図14AのVreset1)以下となった後、第2所定電圧Vresetを上回ってから所定時間経過後に電力出力端子20からの電流出力がリセット用所定時間Trだけ停止されるリセット動作が行われる。これによって、携帯端末装置16の入力電流の制限が解除され、初期状態の充電動作に戻って充電時の動作点がQ2となり充電を効率的に行える。
しかしながら、携帯端末装置16の特性または太陽電池モジュール12の特性または製造上のばらつきによっては、設定すべき第2所定電圧Vresetの適正値が異なる場合がある。例えば、第2所定電圧Vresetが図14AのVreset2に設定されている場合、受光面の照度の低下で動作点がQ2からQ3に移動しても入力電圧Vcellは第2所定電圧Vreset2以下にならないので、その後の照度回復で点Q1に移動してもリセット動作は行われず、動作点がQ2に移動しない。この場合、安定したリセット動作を行う面から改良の余地がある。
また、図14Bに示すように、携帯端末装置16の種類によって負荷特性線がA1,A2,A3のように異なる場合があり、A1について適切な第2所定電圧Vreset1が設定されていても、A2,A3については第2所定電圧Vreset1が適切にはならない場合がある。例えば、図14BのようにA2とW2との交点の充電動作点Q3aでの電圧がQ3の電圧よりも大幅に低い場合に照度が回復して、例えばW1との交点Q1aまで充電動作点が移動してもその充電動作点での電圧V1bが第2所定電圧Vreset1を上回らない(V1b<Vreset1)場合がある。この場合、リセット動作が行われず、安定したリセット動作を行う面から改良の余地がある。また、A3とW2との交点の充電動作点Q3bでの電圧がQ3の電圧よりも大幅に高い場合に照度の回復の程度が低くても充電動作点での電圧が第2所定電圧Vreset1を上回る場合がある。例えば充電動作点がQ3からW1とW2との間のI−V特性線W3との交点Q1bに移動しただけでも電圧が第2所定電圧Vreset1を上回る。これによって、リセット動作が行われ、充電動作点はQ1bよりわずかに電流値が高く、電圧値が低いQ2bへ移行する。しかし、図14Bに示すように、Q2bでの電圧値と第2所定電圧Vreset1との差が小さい場合に、わずかな照度変化に応じて頻繁にリセット動作が行われる場合がある。これは、充電動作点Q3bの電圧値と第2所定電圧Vreset1との差が小さいためである。
このように、第2所定電圧Vresetが一定値に維持される場合には、携帯端末装置16の充電特性が異なること、製造上のばらつきにより太陽電池モジュール12のI‐V特性が一定でないこと、または、太陽電池モジュール12の動作時の温度または明るさなどの環境の変化でI‐V特性が変化すること、が生じる場合がある。この場合、安定したリセット動作を行う面から改良の余地がある。
第4の実施の形態では、上記のように電力出力端子20からの電流出力を停止する場合の基準電圧である第2所定電圧Vresetが、電力出力端子20からの電流出力停止後、所定安定推定時間Tstable経過時点での入力電圧VcellAの取得電圧よりも所定電圧ΔV分高い電圧に変更される(Vreset=VcellA+ΔV)。これによって、携帯端末装置16の充電特性、太陽電池モジュール12のIV特性の環境による変化または製造上のばらつきにかかわらず、安定したリセット動作を行えるので、携帯端末装置16への充電をより効率的に行える。また、携帯端末装置16の反応方式の違い、及び充電時の動作が所定条件の成立に応じて所定の電流値及び電圧値で定められる動作点、または離散的な動作点で規制される場合でも、適切にリセット動作を行えるので携帯端末装置16への充電を効率的に行える。
また、制御部36は、手動リセットSW78が操作されたときに、現在の入力電圧Vcellの取得値及び第2所定電圧Vresetの値の関係に無関係に電力出力端子20からの電流出力を停止するリセット動作を行う。そして制御部36はリセット動作後の電流出力の再開から所定安定推定時間Tstable経過時点での入力電圧の取得電圧VcellAに基づいて第2所定電圧Vresetを電圧VcellAよりも高い電圧(Vreset←VcellA+ΔV)に変更する。これによって、第2所定電圧Vresetが過度に上側、または下側に大きく振れてリセット動作が行われなくなった場合でも、ユーザの判断によって第2所定電圧Vresetを適切な値に変更することができる。また、電力出力端子20に新たに携帯端末装置16が接続された場合に電力出力端子20から制御部36に送信される信号によっても第2所定電圧Vresetが適切な値に設定される。このため、異なる携帯端末装置16に応じた適切な第2所定電圧Vresetへの変更が短時間で実現される。なお、手動リセットSW78が操作されたとき、及び電力出力端子20に新たに携帯端末装置16が接続された場合のそれぞれで図11の方法では第2所定電圧Vresetを初期値V0に設定変更しているが、この設定変更は行わないようにしてもよい。
また、制御部36は所定電圧Vaにヒステリシスを設けた値と入力電圧Vcellとの大きさの比較を行ってバイパスSW74をオフするか否かの判定を行い、所定電圧Vaと入力電圧Vcellとの大きさの比較を行ってバイパスSW74をオンするか否かの判定を行っている。これによって、バイパスSW74が頻繁にオンオフを繰り返すチャタリングの発生を抑制できる。このようにヒステリシスによってチャタリングの発生を抑制する構成は、上記の図1から図9の構成に採用してもよい。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。
なお、図10から図13に示した構成でリセット動作後、所定安定推定時間Tstable経過時点での入力電圧の取得電圧VcellAに基づいて第2所定電圧Vresetを取得電圧VcellAよりも高い電圧に変更する構成は、図1から図8の構成において、入力電圧Vcellを検出する電圧センサを設けて、その取得電圧を制御部36に送信する構成、または図9の構成に採用することもできる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、上記では、電圧調整部が電圧レギュレータ30である場合を説明したが、これに限定するものではなく、例えば電圧調整部を、入力電圧Vcellについて電圧調整を実行して、所定電圧以下に調整された電圧を電力出力端子に出力するDC/DCコンバータなどの電圧変換部としてもよい。
なお、第1信号生成部26及び第2信号生成部28で用いられる所定電圧Va及び第2所定電圧Vresetの関係は、本実施の形態のものに限定されない。所定電圧Va及び第2所定電圧Vresetは、用いられる太陽電池モジュール12の構成やサイズ、携帯端末装置16の動作特性使用される環境に応じて適宜設定されればよく、第2所定電圧Vresetは所定電圧Vaより大きい値に設定してもよい(Vreset>Va)。また、電圧レギュレータ30での調整後の電圧Vregと所定電圧Vaとの関係も、本実施の形態のものに限定されない。例えば電圧Vregは所定電圧Vaより小さくしてもよい(Vreg<Va)。逆に電圧Vregは所定電圧Vaより大きくしてもよい(Vreg>Va)。
また、給電器14が第2信号生成部28を備え、さらに、制御部36は、入力電圧Vcellが第2所定電圧Vresetを上回った時点から所定時間t1経過後に、電力出力端子20からの出力をリセット用所定時間Trだけ遮断する構成は、バイパスライン32に切替部を設けない構成と組み合わせることもできる。
10 太陽電池システム、12 太陽電池モジュール、14 給電器、16 携帯端末装置、18 電力入力端子、20 電力出力端子、22 機器側二次電池、24 システム制御回路、26 第1信号生成部、28 第2信号生成部、30 電圧レギュレータ(LDO)、32 バイパスライン、34 リレー、36 制御部、38 太陽電池セル、40 USBケーブル、42 USB端子、44a,44b 給電端子、44c,44d 信号端子、46 入力端子、48 GND端子、49 出力ライン、50 出力端子、54 スイッチ本体、56 コイル、58 接続制御部、60 時間計測部、62 電圧供給制御部、64 出力ライン、66 第2リレー、68 スイッチ本体、70 コイル、72 電圧センサ、74 FET(バイパスSW),76 ゲートIC(出力SW)、78 手動リセットスイッチ、80 インピーダンス変換部。

Claims (10)

  1. 太陽電池から入力される入力電圧を所定電圧以下に調整して、調整後の電圧を二次電池の充電用出力電圧として出力する太陽電池用給電器であって、
    前記入力電圧について電圧調整を実行して、予め設定された電圧以下に調整された電圧を出力する電圧調整部と、
    電力入力端子と電力出力端子との間に前記電圧調整部を介さずに接続されるバイパスラインに設けられ、前記バイパスラインの接続及び遮断を切り替える切替部と、
    前記入力電圧が前記所定電圧以下の場合に、前記切替部により前記バイパスラインを接続して前記入力電圧を前記電力出力端子から出力するように制御する制御部と
    前記入力電圧が第2所定電圧を上回る場合に前記制御部に高レベル第2信号を出力する第2信号生成部と、を備え、
    前記制御部は、前記高レベル第2信号が出力されてから所定時間経過後に前記電力出力端子からの電流出力を停止することを特徴とする太陽電池用給電器。
  2. 太陽電池から入力される入力電圧を所定電圧以下に調整して、調整後の電圧を二次電池の充電用出力電圧として出力する太陽電池用給電器であって、
    前記入力電圧について電圧調整を実行して、予め設定された電圧以下に調整された電圧を出力する電圧調整部と、
    電力入力端子と電力出力端子との間に前記電圧調整部を介さずに接続されるバイパスラインに設けられ、前記バイパスラインの接続及び遮断を切り替える切替部と、
    前記入力電圧が前記所定電圧以下の場合に、前記切替部により前記バイパスラインを接続して前記入力電圧を前記電力出力端子から出力するように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記入力電圧が第2所定電圧以下の値となった後で前記第2所定電圧を上回ってから所定時間経過後に前記電力出力端子からの電流出力を停止することを特徴とする太陽電池用給電器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池用給電器において、
    前記入力電圧が前記所定電圧を上回る場合に前記制御部に第1信号を出力する第1信号生成部を備え、
    前記制御部は、前記第1信号が入力された場合に前記切替部により前記バイパスラインを遮断するように制御することを特徴とする太陽電池用給電器。
  4. 請求項または請求項に記載の太陽電池用給電器において、
    前記電力出力端子からの電流出力停止後、電流出力が再開されてから所定安定推定時間経過時点での前記入力電圧の取得電圧に基づいて前記第2所定電圧を前記取得電圧よりも高い電圧に変更することを特徴とする太陽電池用給電器。
  5. 請求項に記載の太陽電池用給電器において、
    ユーザに操作されるように設けられるリセット操作部を含み、
    前記制御部は、前記リセット操作部が操作されたときに、現在の前記入力電圧及び前記第2所定電圧の値の関係に無関係に前記電力出力端子からの電流出力を停止し、電流出力が再開されてから所定安定推定時間経過時点での前記入力電圧の取得電圧に基づいて前記第2所定電圧を前記取得電圧よりも高い電圧に変更することを特徴とする太陽電池用給電器。
  6. 請求項に記載の太陽電池用給電器において、
    前記制御部は、前記高レベル第2信号が出力されてから所定時間経過後に前記電力出力端子からの電流出力を停止するように前記電圧調整部を制御することを特徴とする太陽電池用給電器。
  7. 請求項に記載の太陽電池用給電器において、
    前記電圧調整部と前記電力出力端子との間の出力ラインに設けられ、前記出力ラインの接続及び遮断を切り替える第2切替部を備え、
    前記制御部は、前記高レベル第2信号が出力されてから所定時間経過後に前記第2切替部を用いて前記出力ラインを遮断するように制御することを特徴とする太陽電池用給電器。
  8. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池用給電器において、
    前記給電器は、前記入力電圧を検出する電圧検出部を備え、
    前記制御部は、前記入力電圧の検出値が前記所定電圧を上回る場合に前記切替部を用いて前記バイパスラインを遮断するように制御し、前記入力電圧の検出値が前記所定電圧以下でかつ前記第2所定電圧を上回る場合に前記電圧調整部に前記電圧調整を実行させるように制御することを特徴とする太陽電池用給電器。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1に記載の太陽電池用給電器において、
    前記切替部は、ラッチ型またはノーマリクローズ型のリレーであることを特徴とする太陽電池用給電器。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1に記載の太陽電池用給電器と、
    前記太陽電池用給電器に接続された太陽電池とを備えることを特徴とする太陽電池システム。
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