JP6308228B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
ここで、従来の高圧縮比エンジンにおいては、火花点火を行う高負荷領域では、吸気側の温度が高く、比較的高温の吸気が筒内に導入される傾向にあった。このように吸気温度が高いと、プリイグニッションが発生する可能性が高くなる。したがって、筒内に導入される吸気温度を低下させれば、プリイグニッションをより効果的に抑制できるものと考えられる。
また、エンジン回転数に応じて変化する、排気脈動が負圧になるタイミングに合わせて、吸気弁を適切に開弁させ、排気脈動が負圧から正圧になるタイミングに合わせて、吸気弁を適切に閉弁させることができる。また、大きなエネルギーを有する一次の負圧波を利用することで、掃気効果をより向上させることができる。また、運転領域に応じて圧縮自己着火と強制点火とを切り替えて運転する高圧縮比エンジンなどにおいて、低回転数及び高負荷の運転領域において、上述した吸気弁に対する制御を行って、掃気効果を適切に向上させることができ、充填効率を向上させることができると共に、吸気温度を低下させて、プリイグニッションを抑制することが可能となる。
このように構成された本発明によれば、排気脈動が正圧になっているときに吸気弁を閉弁することができ、排気側から吸気側への排気ガスの吹き戻しを抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、排気弁の開弁時期に応じて変化する、排気脈動が負圧になるタイミングに合わせて、吸気弁を適切に開弁させることができる。
このように構成された本発明によれば、負圧波のピークが発生するタイミング(ピークタイミング)と吸気弁のリフト量が最大になるタイミングとが一致するように、排気行程中における吸気弁の開弁時期を設定するので、負圧波のエネルギーを最大限に利用することができ、掃気効果をより向上させることができる。
このように構成された本発明によれば、排気弁の開弁時期及びエンジン回転数のそれぞれに応じて変化する、排気脈動が負圧から正圧になるタイミングに合わせて、吸気弁を適切に閉弁させることができる。
図1は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジン(エンジン本体)1の概略構成を示し、図2は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置を示すブロック図である。
なお、VVT72及びVVL74は、本発明における「可変バルブ機構」に相当する。
次に、図3を参照して、本発明の実施形態によるエンジンの運転領域について説明する。図3は、エンジン1の運転制御マップの一例を示している。このエンジン1は、燃費の向上や排気エミッション性能の向上を目的として、エンジン負荷が相対的に低い低負荷域である第1の運転領域R11では、点火プラグ25による点火を行わずに、圧縮自己着火による圧縮着火燃焼を行う。しかしながら、エンジン1の負荷が高くなるに従って、この圧縮着火燃焼では、燃焼が急峻になりすぎてしまい、燃焼騒音が発生したり、着火時期の制御が困難になったりする(失火などが発生する傾向にある)。そのため、このエンジン1では、エンジン負荷が相対的に高い高負荷域である第2の運転領域R12では、圧縮着火燃焼の代わりに、点火プラグ25を利用した強制点火燃焼(ここでは火花点火燃焼)を行うようにする。このように、このエンジン1は、エンジン1の運転状態、特にエンジン1の負荷に応じて、圧縮着火燃焼による運転を実行するCI(Compression Ignition)運転と、火花点火燃焼による運転を実行するSI(Spark Ignition)運転とを切り替えるように構成されている。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態による吸気弁21及び排気弁22の制御の具体例について説明する。図4は、SI運転を行う第2の運転領域R12での、特に第2の運転領域R12においてエンジン回転数が相対的に低い領域R13(図3参照)での、吸気弁21及び排気弁22の動作を示している。図4は、横方向にクランク角を示し、縦方向に吸気弁21及び排気弁22のリフト量を示している。具体的には、破線のグラフG11は、クランク角に応じた排気弁22の動作を示しており、実線のグラフG12は、クランク角に応じた吸気弁21の動作を示している。
次に、本発明の実施形態において吸気側可変バルブ機構を介して吸気弁21に対して行う制御内容について、より具体的に説明する。上述したように、本実施形態では、PCM10は、第2の運転領域R12中の低回転数領域R13において、吸気弁21を吸気行程中に開弁させると共に排気行程中にも開弁させる二度開きを実行し、この排気行程中における吸気弁21の開弁期間を変化させる制御を行う。具体的には、PCM10は、膨張行程(燃焼行程)後に排気弁22が開弁したときに発生する排気脈動が負圧になるタイミングに基づき、排気行程中の吸気弁21の開弁時期を設定する。
なお、詳細は後述するが、排気脈動における一次の負圧波の発生タイミング及び一次の負圧波のピークタイミングは、排気弁22の開弁時期T14だけでなく、エンジン回転数の影響も受ける。したがって、排気弁22の開弁時期T14及びエンジン回転数の両方に基づいて、排気行程中における吸気弁21の開弁時期T11を設定するのがよい。
なお、エンジン回転数及び排気弁22の開弁時期と一次の負圧波のピークタイミングとの関係を事前に求めて記憶しておけば、上記のようにして一次の負圧波のピークタイミングを求める処理を行わなくてもよい。
次に、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の作用効果について説明する。
このような高圧縮比エンジンに本実施形態による制御を適用した場合、本実施形態では、上死点から離れた、排気行程の前半において吸気弁21を開弁させるので、上死点付近でのピストン頂面とシリンダヘッド下面との距離などが短くなるように構成された高圧縮比エンジンでも、開弁した吸気弁21がピストン頂面に接触することはない。したがって、本実施形態による制御は、ピストン頂面にバルブリセスが設けられていない高圧縮比エンジンに適切に適用することができ(当然ながら、ピストン頂面にバルブリセスが設けられているエンジンにも適用可能である)、また、本実施形態による制御を高圧縮比エンジンに適用するに当たって、ピストン頂面にバルブリセスを別途設ける必要もない。
上記した実施形態では、排気脈動において一次の負圧波が発生するタイミングに基づき、排気行程中の吸気弁21の開弁時期を設定していたが、これに限定はされない。他の例では、排気脈動において二次以降の負圧波(好適には二次の負圧波)が発生するタイミングに基づき、排気行程中の吸気弁21の開弁時期を設定してもよい。この場合、二次以降の負圧波は、ブローダウンに起因する波の反射波であるため、排気経路中において排気ガスが反射する箇所を考慮して、二次以降の負圧波が発生するタイミングを推定すればよい。また、二次以降の負圧波は、排気ガス温度に応じた音速で移動するため、これも考慮して、二次以降の負圧波が発生するタイミングを推定するのがよい。
10 PCM
18 気筒
21 吸気弁
22 排気弁
25 点火プラグ
67 インジェクタ
71、74 VVL
72、75 VVT
Claims (6)
- 吸気を筒内に導入するための吸気弁及び排気を筒内から排出するための排気弁が設けられた気筒と、この吸気弁の開閉時期及びリフト量を変化させる可変バルブ機構とを備え、エンジン負荷が所定値未満である第1の運転領域において、燃料を含む混合気を圧縮自己着火させ、この第1の運転領域よりも負荷が高い第2の運転領域において、燃料を含む混合気を強制点火させるエンジンの制御装置であって、
上記エンジンの上記第1又は第2の運転領域において、吸気行程に加えて排気行程においても上記吸気弁を開弁させるように、上記可変バルブ機構を制御する可変バルブ機構制御手段を有し、
上記可変バルブ機構制御手段は、混合気を強制点火させる上記第2の運転領域であり且つエンジン回転数が所定回転数以下である場合、上記エンジンの排気行程において、上記排気弁が開弁したときに発生する排気脈動の一次の負圧波が発生するタイミングに基づいて、エンジンの回転数が高いほど、排気行程中の上記吸気弁の開弁時期及び上記吸気弁の閉弁時期を遅角させる、ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 上記可変バルブ機構制御手段は、上記排気脈動が負圧から正圧になるタイミングに基づき、排気行程中に開弁させた上記吸気弁の閉弁時期を設定する、請求項1に記載のエンジン制御装置。
- 上記可変バルブ機構制御手段は、排気弁の開弁時期に基づき、排気行程中の上記吸気弁の開弁時期を設定する、請求項1又は2に記載のエンジン制御装置。
- 上記可変バルブ機構制御手段は、上記排気脈動において負圧波のピークが発生するタイミングにおいて、上記吸気弁のリフト量が最大になるように、排気行程中の上記吸気弁の開弁時期を設定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
- 上記エンジンは、それぞれが上記吸気弁及び上記排気弁を備える複数の気筒を有し、
上記可変バルブ機構制御手段は、排気行程中の上記吸気弁の開弁時期を、上記複数の気筒の中で当該吸気弁を備える一の気筒の上記排気弁が開弁したときに発生した上記排気脈動が負圧となるタイミングに基づき設定する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。 - 上記可変バルブ機構制御手段は、排気弁の開弁時期が遅角するほど、排気行程中に開弁させた上記吸気弁の閉弁時期を遅角させると共に、エンジン回転数が高いほど、排気行程中に開弁させた上記吸気弁の閉弁時期を遅角させる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
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