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JP6386850B2 - イメージセンサヘッドおよび読取装置 - Google Patents

イメージセンサヘッドおよび読取装置 Download PDF

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JP6386850B2
JP6386850B2 JP2014193936A JP2014193936A JP6386850B2 JP 6386850 B2 JP6386850 B2 JP 6386850B2 JP 2014193936 A JP2014193936 A JP 2014193936A JP 2014193936 A JP2014193936 A JP 2014193936A JP 6386850 B2 JP6386850 B2 JP 6386850B2
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Description

本発明は、イメージセンサヘッドおよび読取装置に関する。
近年、光源からの光を均一に読取媒体に出射するイメージセンサヘッドが知られている。このイメージセンサヘッドは、光源と、光源から出射された光を主走査方向へ導く導光体と、導光体から出射された光を受光する受光素子とを備え、導光体が、光を出射する出射部と、該出射部の反対側に位置する反射面とを有しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1のイメージセンサヘッドは、反射面に三角刃部材が設けられており、三角刃部材は、主走査方向において斜面の散乱度が異なるように設けられることにより、主走査方向における照度分布を均一に近づけていた。
特開2001−61040号公報
しかしながら、上記したイメージセンサヘッドでは、三角刃部材が、主走査方向において斜面の散乱度が異なるように反射面に設けられているため、光源から出射された光は、三角刃部材により乱反射を生じてしまい、光源から離れるにつれて光量が低下するおそれがあった。
本発明の実施形態に係るイメージセンサヘッドは、光源と、該光源から出射された光を主走査方向へ導く導光体と、該導光体から出射された光を受光する受光素子とを備えている。また、前記導光体は、光を出射する出射部と、該出射部の反対側に位置する反射面とを有している。また、前記導光体は、前記読取媒体の読取位置と出射部とを結ぶ仮想線に前記反射面が直交する第1部位と、前記仮想線に前記反射面が直交しない第2部位とを有している。
また、本発明の実施形態に係る読取装置は、上記に記載のイメージセンサヘッドと、該イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を副走査方向に駆動させる駆動部と、を備える。
本発明によれば、光源から離れた位置における光量が低下しにくく、主走査方向における照度分布を均一に近づけることができる。
(a)は第1の実施形態に係るイメージセンサヘッドを示す概略斜視図、(b)は図1(a)の反対側から見た概略斜視図である。 図1に示すイメージセンサヘッドの分解斜視図である。 図1に示すI−I線断面図である。 (a)は導光体の第1部位の読取位置近傍における照度分布を示す説明図、(b)は導光体の第2部位の読取位置近傍における照度分布を示す説明図である。 イメージセンサヘッドの照度分布を示す図であり、波線は従来のイメージセンサヘッドの照度分布、実線は図1に示すイメージセンサヘッドの照度分布である。 第1の実施形態に係る読取装置を示す概略斜視図である。 第2の実施形態に係るイメージセンサヘッドを示す分解斜視図である。 図7に示すイメージセンサヘッドの第2部位における断面図である。
<第1の実施形態>
以下、イメージセンサヘッドX1について、図1〜5を用いて説明する。なお、図面に示すR1は主走査方向を示し、R2は副走査方向を示している。また、図3に示すC1は、読取位置を示している。また、図4に示す二点鎖線は図3に示す読取位置C1の位置情報を示しており、一点鎖線は導光体11と反射面12を通る鉛直線とのなす角を示しており、図4(b)に示す破線は読取位置C1と出射部とを結ぶ仮想線を示している。
イメージセンサヘッドX1は、カバーガラス1と、発光素子基板3と、受光素子基板7と、導光体11と、筐体13と、レンズアレイ6とを備えている。筐体13は受光素子基板7を覆うように配置されており、カバーガラス1は筐体13の上面に配置されている。また、発光素子基板3は、筐体13の側面13cに接合されている。
カバーガラス1は、主走査方向R1に長く形成されており、平面視して、矩形状をなしている。カバーガラス1は、読取媒体Pが筐体13の内部の各部材と接触しないように、各部材を保護する機能を有している。カバーガラス1は、透過率の高い部材により構成することができ、例えば、板ガラスを用いることができる。
発光素子基板3は、発光素子5を保持するために設けられている。発光素子基板3の側面には、発光素子5が設けられており、発光素子5に接するように導光体11の一端部が配置されている。発光素子基板3の側面は、筐体13の側面13cに対向して配置されており、発光素子基板3は立設した状態で配置されている。発光素子基板3は、PCB基板、セラミックス基板、あるいはガラスセラミックス基板により形成することができる。
発光素子基板3は下方に向けて延びる接続端子4を有している。接続端子4は、図1(a)に示すように、受光素子基板7の側面に設けられた溝7aまで延在しており、発光素子基板3と受光素子基板7とが電気的に接続されている。それにより、受光素子基板7を介して発光素子基板3に電流が供給されることとなる。
発光素子5は、発光素子基板3上に設けられており、読取媒体Pに光を出射する光源として機能している。発光素子5は、発光ダイオード(LED)により形成することができる。
導光体11は、主走査方向R1に延びるように設けられている。導光体11の一端部は、発光素子3に接した状態で配置されており、発光素子基板3の側面に接着剤等により接続されている。それにより、発光素子基板3、発光素子5、および導光体11が一体化され、発光部材を形成している。
筐体13は、主走査方向R1に沿って延びる側面13a,13bと、副走査方向R2に沿って延びる側面13c,13dと、発光素子基板3を保持する発光素子基板保持部13eと、側面13cに設けられた貫通孔13fと、側面13dに設けられた貫通孔13gと、レンズアレイ6を保持するレンズアレイ保持部13hとを備えている。
発光素子基板保持部13eは、側面13cから突出するように設けられており、発光素子基板保持部13e上に設けられた発光素子基板3を保持する機能を有している。発光素
子基板保持部13eは、副走査方向R2における中央部に切欠部を有しており、切欠部に発光素子基板3の接続端子4が挿通されている。
貫通孔13fは、側面13cに設けられており、側面13cを主走査方向R1に貫通している。貫通孔13gは、側面13dに設けられており、側面13dを主走査方向R1に貫通している。貫通孔13fには、導光体11の一端部が挿入されている。貫通孔13gには、導光体11の他端部が挿入されており、図1(b)に示すように、導光体11の他端部を封止するように弾性部材2が貫通孔13g内に設けられている。
弾性部材2は、熱硬化性樹脂、熱軟化性樹脂、あるいは紫外線硬化樹脂により形成することができる。弾性部材としては、ショア硬度で35〜55であることが好ましい。また破断時の伸び率が、200%以上であることが好ましい。
レンズアレイ保持部13hは、側面13a,13bからレンズアレイ6に向けて突出している。そして、レンズアレイ6は、側面13aから突出したレンズアレイ保持部13hと、側面13bから突出したレンズアレイ保持部13hとにより挟持されている。レンズアレイ保持部13hは上面に導光体11が載置されており、導光体11も保持している。
レンズアレイ6は、複数のレンズ6aが主走査方向に配列され、保持部材6bにより一体化されている。レンズ6aは、読取媒体Pから反射した光を結像し、レンズ6aの下方に位置する受光素子9に供給する。レンズアレイ6としては、屈折率分布型レンズアレイを例示することができる。
筐体13は、樹脂材料、セラミックス、あるいは金属等により形成することができる。なお、発光素子5により出射された光が、互いに干渉しないように、筐体13の内面を粗くすることが好ましく、光を吸収するように、筐体13を黒色材料により形成することが好ましい。
受光素子基板7は、受光素子9を保持するために設けられており、主走査方向R1に延びるように設けられている。受光素子基板7は、主走査方向R1に沿った縁が筐体13の側面13a,13bにより覆われている。
受光素子基板7は、副走査方向に沿った一方の側面に溝7aが設けられており、溝7aには接続端子4が収容されている。受光素子基板7の内部に設けられた配線の一部は、溝7aにより露出するように設けられており、接続端子4が収容されることにより、受光素子基板7と発光素子基板3とが電気的に接続されている。
受光素子基板7の上面には、受光素子9が、主走査方向R1に互いに所定の間隔をあけて複数配列されている。受光素子基板7は、発光素子基板3と同様の材料により形成することができる。
受光素子9は、読取媒体Pによって反射された反射光を光電変換し、電気信号に変換する機能を有している。受光素子9としては、固体撮像素子を例示することができ、CCDイメージセンサ、あるいはCMOSイメージセンサを例示することができる。
図3に示すように、筐体13は、レンズアレイ6と、レンズアレイ保持部13hとにより、上空間8aと、下空間8bとが仕切られた構造になっている。上空間8aは、レンズアレイ6と、レンズアレイ保持部13hと、カバーガラス1により封止されており、内部には、発光素子3と導光体11とが設けられている。下空間8bは、レンズアレイ6と、レンズアレイ保持部13hと受光素子基板7により封止されており、内部には、受光素子
9が設けられている。このように、筐体13は、上下が開口した箱形状をなしており、開口は、カバーガラス1および受光素子基板7により封止されている。
図2〜5を用いて、導光体11について詳細に説明する。なお、図4は第1部位11aおよび第2部位11bにより出射された光の照度分布を示しており、二点鎖線で示すC−Cライン上の照度が読取位置C1における照度を示している。図4(a),(b)において、実線は出射光を示し、一点鎖線は導光体11と反射面12を通る鉛直線とのなす角を示している。また、図4(b)の破線は読取位置C1と出射部とを結ぶ仮想線を示しており、図4(a)では出射光と仮想線が重なっているため、仮想線を省略して示している。また、図5は原稿面の照度分布を示しており、従来のイメージセンサヘッドの照度分布を破線で示し、本実施形態のイメージセンサヘッドX1の照度分布を実線で示している。
導光体11は、図2に示すように第1部位11aと、第2部位11bとを備えている。第1部位11aと第2部位11bとは連続的に形成されており、図3に示すように、略円柱形状をなしている。また、導光体11は、図3に示すように、断面視して、略円形状をなしており、円弧が一部切り欠かれた領域に反射面12が設けられている。出射部10は、反射面12の反対側に位置する円弧上に設けられている。
第1部位11aは、光を出射する出射部10aと、出射部10aの反対側に位置する反射面12aとを有している。第2部位11bは、図4(b)に示すように、光を出射する出射部10bと、出射部10bの反対側に位置する反射面12bとを有している。第1部位11aと第2部位11bとは、主走査方向R1に連続的に形成されている。
導光体11は、発光素子5から出射された光を主走査方向R1に導光する機能を有している。そして、導光体11中を通過する光の一部を、反射面12により反射することにより、出射部10から光を出射している。
導光体11から出射される光は、ピークをもった照度分布を有しており、照度分布のピークが読取位置C1にくるように、導光体11の向きを設定することにより、読取位置C1での正確な読取を行っている。そして、導光体11における照度分布のピークは、反射面12と直交する方向に出射された光により形成されるため、図4(a)に示すように、反射面12aが読取位置C1と出射部10aとを結ぶ仮想線と直交している第1部位11aは、照度分布のピークが読取位置C1に設けられることとなる。
すなわち、導光体11から出射される光は、ピークをもった照度分布を有しており、第1部位11aは、照度分布のピークが読取位置C1となるように導光体11の傾きが設定されている。第1部位11aは、鉛直線に対して反射面12aが傾いており、第1部位11aの反射面11aと鉛直線とのなす角θaは、35〜45°であることが好ましい。
第2部位11bは、図4(b)に示すように、読取位置C1と出射部10bとを結ぶ仮想線に反射面12bが直交しない構成となっている。言い換えると、主走査方向に見たときに、第1部位11aに対して傾いた状態で設けられている。すなわち、第2部位11bは、主走査方向に見たときに、第1部位11aに対して傾斜している。そのため、第2部位11bは、鉛直線に対して反射面12bが傾いており、第2部位11bの反射面11bと鉛直線とのなす角θbであるときに、なす角θbがなす角θaよりも大きくなっている。
そのため、照射分布のピークとなる第2部位11bの反射面12と直交する方向へ出射された光は、図4(b)に示すように、読取位置C1よりも右側に出射されることとなる。そのため、読取位置C1での第2部位11bの照度は、ピークよりも低くなり、第1部
位11aの照度に比べて第2部位11bの照度が低くなる。すなわち、第2部位11bは、第1部位11aに対する傾きを調整することにより、出射される光の照度を調整することができる。これにより、主走査方向における照度分布を均一に近づけることができる。なす角θbは、なす角θaよりも1〜10°大きくなっていることが好ましい。
また、反射面12に複雑な反射パターンを設けることなく、出射される光の照度を調整することができるため、主走査方向に向けた反射が、反射パターンによって生じる可能性を低減することができ、発光素子5から遠い位置においても、光量が不足する可能性を低減することができる。
ここで、図5の破線にて示すように、従来のイメージセンサヘッドでは、発光素子5からの距離が遠ざかるにつれて光量が不足していき、原稿面の照度分布にばらつきが生じる場合がある。
これに対して、イメージセンサヘッドX1は、発光素子5が導光体11の主走査方向における一端部に接続されており、第2部位11bが発光素子5側に配置され、発光素子5の近くに配置された第2部位11bの反射面12bは、第1部位11aの反射面12aよりも傾いて設けられることにより、照度の高い発光素子5側の照度を下げることができる。これにより、主走査方向における照度分布を均一に近づけることができる。また、発光素子5から遠い位置においても、光量が不足する可能性を低減することができる。
その結果、図5の実線にて示すように、破線で示す従来のイメージセンサヘッドに比べて、発熱素子5から距離の近い部位においては、第2部位11bにより照度を下げることができるとともに、発熱素子5から距離の遠い部位においては、光量の低下を抑えることができ、照度を上げることができる。その結果、主走査方向R1における光量の分布を均一に近づけることができる。
導光体11は、透過性を有する部材により形成することができ、例えば、ガラス、あるいは樹脂により形成することができる。樹脂により導光体11を形成する場合、射出成型により形成することができる。また、製版された材料を切削加工することにより導光体11を作成してもよい。
イメージセンサヘッドX1は、下記の動作により、読取媒体Pを読み取っている。
まず、イメージセンサヘッドX1は、発光素子5を駆動させ、発光素子5から光を出射させる。発光素子5から出射された光は、導光体11の内部を主走査方向R1へ進み、反射面12により反射され、出射部10から出射される。導光体11から出射された光は、読取位置Cにて読取媒体Pに反射され、反射光が、レンズアレイ6により結像され、受光素子9に供給される。それにより、イメージセンサヘッドX1は、光を介して読取媒体Pの画像情報を電気信号に変換し、読取媒体Pを読み取っている。
なお、図3には、光路を概略的に示しており、実施は、カバーガラス1で一部の光が屈折される場合、あるいは反射される場合がある。
また、第2部位11bの反射面12bのなす角θbが第1部位11aのθaに比べて大きくなる例を示したが、小さくなっていてもよい。その場合においても、照度のピークが読取位置C1から左にずれることになり、第2部位11bから出射される光の照度を小さくすることができる。
イメージセンサヘッドX1を備える読取装置Y1について図6を用いて説明する。
読取装置Y1は、後述する各部材を備える本体41と、蓋42とにより構成されている。本体41は、内部に、イメージセンサヘッドX1を備えるキャリッジ43と、キャリッジ43を固定するためのガイドレール44とを備えている。また、本体41は、内部に、ガイドレール44上を駆動させるためのステッピングモーター45と、ステッピングモーター45に接続された駆動ベルト46と、駆動制御を行なう制御部35とを備えている。そして、本体41の上面には原稿を載置するための原稿台47が設けられている。
制御部35は、外部から送られた信号に基づき、ステッピングモーター45の駆動を制御する。制御部35は、CPU、あるいはマイクロコンピュータにより構成されており、ステッピングモーター45の回路に組み込まれている。なお、制御部35は、ステッピングモーター45の回路に組み込まれていなくてもよい。
読取装置Y1は、副走査方向R2にイメージセンサヘッドX1(キャリッジ43)を移動させることにより、画像等を1画素分の幅ずつ1ラインごとに読み取る。なお、駆動部(不図示)は、上述したガイドレール44、ステッピングモーター45、駆動ベルト46および制御部35である。読取装置Y1としては、ファックス、スキャナまたはこれらの複合機をあげることができる。
なお、読取装置Y1では、イメージセンサヘッドX1を駆動させる例を示したがこれに限られるものではない。イメージセンサヘッドX1を複合機に固定し、ステッピングモーター45が、読取媒体23を主走査方向R1に駆動させる構成でもよい。
<第2の実施形態>
図7,8を用いてイメージセンサヘッドX2について説明する。なお、図7において、分かりやすいようにカバーガラス1を破線で示している。また、図8において、比較しやすいように、第1部位111aおよび第1部位111aから出射された光の光路を破線で示している。また、第2部位111bから出射された光の光路を実線で示している。
イメージセンサヘッドX2は、発光素子基板3上に配置された導光体111がイメージセンサヘッドX1の導光体11と異なっている。また、基準反射板14と基準受光素子16とをさらに備えている。その他の点はイメージセンサヘッドX1と同様である。なお、同一の部材については同一の符号を付しており、以下、同様とする。
イメージセンサヘッドX2は、カバーガラス1と、発光素子基板3と、受光素子基板7と、導光体111と、筐体13と、レンズアレイ6とに加えて、基準反射板14と基準受光素子16とをさらに備えている。
導光体111は、第1部位111aと第2部位111bとを備えており、有効読取領域の内部に位置する導光体111には第1部位111aが形成されており、有効読取領域の外部に位置する導光体111には第2部位111bが形成されている。
基準反射板14は、イメージセンサヘッドX2の有効読取領域の外部に設けられており、カバーガラス1と筺体13とにより囲まれた上空間8a(図3参照)に配置されている。より詳細には、基準反射板14は、カバーガラス1の表面に設けられており、カバーガラス1の下面に接着剤(不図示)を介して設けられている。なお、導光体111がカバーガラス1の表面に設けられているとは、例示したように接着剤を介して設けられることも含む概念である。接着剤は必ずしも設けなくてもよい。
基準反射板14は、反射率の高い部材により形成することができ、例えば、白色の樹脂
製のプレートを用いることができる。
第2部位111bから出射された光は、基準反射板14により反射され、レンズアレイ6により結像されて基準受光素子16に受光される。なお、基準受光素子16は、受光素子9と同一の部材により形成されている。
イメージセンサX2は、基準受光素子16により受光した情報に基づき、ホワイトバランス補正、あるいはガンマ補正を行う。
上記の補正を行うためには、基準反射板14を設け、基準となる基準値を測定する必要があるが、基準反射板14は有効読取領域の内部に設けると、基準反射板14が設けられた領域では読取媒体Pを読み取れない問題が生じる。そのため、基準反射板14は有効読取領域の外部に設けられることとなる。なお、有効読取領域とは、受光素子9が設けられている領域を示しており、図7では破線に手示している。
ここで、基準反射板14を有効読取領域の外部に設けると、第1部位111aの出射面110aから読取位置C1までの光路長Laと、第2部位111bの出射面110bから読取位置C2までの光路長Lbとの間に光路差が生じてしまう。そのため、従来のイメージセンサヘッドでは、読取位置C1の照度と、基準反射板14の読取位置C2の照度とが異なることとなり、正確な基準値を測定できないおそれがある。それにより、正確な補正を行えないおそれがある。
これに対して、イメージセンサヘッドX2は、第2部位111bから出射された光が、基準反射板14により反射され、反射光が基準受光素子16により受光される構成を有している。そのため、第2部位111bを、光路長Lbが、光路長Laと等しくなるように第1部位111aに対して傾斜させることにより、光路長Lbを光路長Laと等しくすることができる。なお、光路長Laとは、出射面110aから読取位置C1までの光学的距離を示しており、光路長Lbとは、出射面110bから読取位置C2までの光学的距離を示している。
また、基準反射板14が、カバーガラス1と筺体13とにより囲まれた上空間8aに配置されている。それにより、イメージセンサヘッドX2の内部にて、補正を行うための構成を完結することができ、イメージセンサヘッドX2が搭載される読取装置ごとに、導光体111の構成を変更する必要がなくなり、読取装置の構成を簡略化することができる。
さらに、カバーガラス1と筺体13とにより囲まれた上空間8aに配置されていることから、基準反射板14が筺体13とカバーガラス1とにより封止されることとなる。それにより、基準反射板14に破損が生じる可能性を低減することができる。また、基準反射板14にゴミなどが付着する可能性を低減することができ、正確な補正を行うことができる。
また、基準反射板14がカバーガラス1の表面に設けられている。そのため、基準反射板14が筺体13に強固に固定されることとなり、基準反射板14により反射した光を基準受光素子16により正確に受光することができる。
なお、第2の実施形態では、基準反射板14をカバーガラス1の下面に設けた例を示したがこれに限定されるものではない。例えば、基準反射板14をカバーガラス1の上面に設けてもよい。また、読取装置に基準反射板14を設けてもよい。これらの場合においても、第2部位111bの第1部位111aに対する傾斜角を調整することにより、光路長Lbを光路長Laと等しくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、イメージセンサヘッドX1を用いた読取装置Y1について説明したが、イメージセンサヘッドX2を用いた読取装置Y1としてもよい。また、実施形態X1,X2を任意に組み合わせてもよく、これらを組み合わせたものも、本明細書に記載されているものとみなす。
X1〜X2 イメージセンサヘッド
Y1 読取装置
P 読取媒体
1 カバーガラス
3 発光素子基板
5 発光素子
7 受光素子基板
9 受光素子
10 出射部
11 導光体
11a 第1部位
11b 第2部位
12 反射面
13 筐体
14 基準反射板
16 基準受光素子
45 駆動部

Claims (2)

  1. 光源と、
    該光源から出射された光を主走査方向へ導く導光体と、
    該導光体から出射され、読取媒体により反射された光を受光する受光素子と、を備え、
    前記導光体は、光を出射する出射部と、該出射部の反対側に位置する反射面とを有しており、
    前記導光体は、
    前記読取媒体の読取位置と前記出射部とを結ぶ仮想線に対して直交する平面で構成される前記反射面を有する第1部位と、
    前記仮想線に対して直交しない平面で構成される前記反射面を有する第2部位とを有しており、
    前記光源は、前記導光体の主走査方向における一端部側に設けられており、
    前記第2部位が、前記第1部位よりも前記導光体の前記光源側に配置されていることを特徴とするイメージセンサヘッド。
  2. 請求項1に記載のイメージセンサヘッドと、
    該イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を副走査方向に駆動させる駆動部と、を備えることを特徴とする読取装置。
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