JP6372649B2 - ディスプレイ用保護部材及びこれを用いた携帯端末 - Google Patents
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Description
図1(a)は本発明の第一の実施形態に係るディスプレイ用保護部材の表面を上方から見た模式的平面図であり、図1(b)は(a)で示されるディスプレイ用保護部材の模式的断面図である。図1(a)及び(b)に示すように、ディスプレイ用保護部材1において、透光性基板2の表面には貫通孔3が形成されており、貫通孔3内に赤外線透過部材4が接着剤5により固定されている(図1(a)では接着剤5を図示せず)。貫通孔3の位置に対応するように赤外線センサー6が下方に配置されている。透光性基板2の視認側とは逆側になるべき表面の少なくとも貫通孔3周辺には遮蔽部材7が配置されている。具体的には、本実施形態では、遮蔽部材7は画面Dの周囲を覆うように形成されている。遮蔽部材7は、赤外線センサーの周辺部材(図示せず)が視認側から透視されることを防止するために設けられている。
次に、ディスプレイ用保護部材1の製造方法の一例について説明する。以下の例では、透光性基板2が強化ガラスからなる場合の製造方法について説明する。
まず、所望のガラス組成になるように調合したガラス原料を連続溶融炉に投入し、1500〜1600℃で加熱溶融し、清澄した後、成形装置に供給した上で板状に成形し、徐冷する。
本発明の携帯端末は、上記のディスプレイ用保護部材を備えることを特徴とする。本発明の携帯端末の技術的特徴の一部は、本発明のディスプレイ用保護部材の説明欄に記載済みであり、ここでは、その説明を省略する。
図3は、本発明の第二の実施形態に係るディスプレイ用保護部材を示す模式的断面図である。本実施形態に係るディスプレイ用保護部材1では、貫通孔3の内壁に着色層8が形成されている。この場合、貫通孔3を斜め上方から観察した場合であっても、着色層8は、同じく着色している遮蔽部材17を背景とするため、目立ちにくくなる。
図4は、本発明の第三の実施形態に係るディスプレイ用保護部材を示す模式的断面図である。図3に示される第二の実施形態では、貫通孔3の内壁に着色層8が形成されているが、本実施形態に係るディスプレイ用保護部材1では、赤外線透過部材4の側面に着色層8が形成されている点で、第二の実施形態に係るディスプレイ用保護部材と異なる。本実施形態においても、貫通孔3を斜め上方から観察した場合に、着色層8は、同じく着色している遮蔽部材7を背景とするため、目立ちにくくなる。
図5は、本発明の変形例に係るディスプレイ用保護部材を示す模式的断面図である。本変形例に係るディスプレイ用保護部材11では、接着剤15として、(i)無色透明であり、かつ、(ii)屈折率(nd)が、透光性基板12の屈折率(nd)より大きく、赤外線透過部材14の屈折率(nd)より小さい、あるいは、ディスプレイ用保護部材12の屈折率(nd)より小さく、赤外線透過部材14の屈折率(nd)より大きいものを用いることを特徴とする。
質量%でSiO2 61.6%、Al2O3 18%、B2O3 0.5%、Na2O 14.5%、K2O 2%、MgO 3%、SnO2 0.4%のガラス組成になるようにガラス原料を調合し、1580℃で8時間溶融し、清澄した後、オーバーフローダウンドロー法により成形、切断し、0.7mmのガラス板を得た。このガラス板について、所定のドリルを用いて、表面にφ5mmの貫通孔を形成した後、貫通孔の内周面について研磨加工を行うとともに、ガラス板の切断面についてコーナーカット(表面方向)、面取り加工(厚み方向)を行った。このガラス板を430℃に保持されたKNO3槽に4時間浸漬し、イオン交換処理を行い、強化ガラス板(屈折率nd=1.5)を得た。
強化ガラス板の代わりにサファイア基板(屈折率nd=1.77)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法にてディスプレイ用保護部材を作製した。作製されたディスプレイ用保護部材において、透光性基板(サファイア基板)の貫通孔部分を観察したところ、透光性基板と赤外線透過部材の境界部分はほとんど視認できなかった。
モル%で、SiO2 66.2%、Al2O3 10.8%、B2O3 9.8%、MgO 0.5%、CaO 9.5%、SrO 2.9%、BaO 0.2%、SnO2 0.1%のガラス組成になるようにガラス原料を調合し、1600℃で24時間溶融し、清澄した後、オーバーフローダウンドロー法により成形、切断し、0.7mmの無アルカリガラス板(屈折率nd=1.52)を得た。得られた無アルカリガラス板を用い、強化処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法にてディスプレイ用保護部材を作製した。作製されたディスプレイ用保護部材において、透光性基板(無アルカリガラス基板)の貫通孔部分を観察したところ、透光性基板と赤外線透過部材の境界部分はほとんど視認できなかった。
接着剤として、無色透明のUV硬化系樹脂(屈折率nd=1.5)用い、TeO2系ガラス部材の側面に上記の黒色顔料を含有するUV硬化系樹脂を用いて着色処理を行ったこと以外は、実施例1と同様の方法にてディスプレイ用保護部材を作製した。作製されたディスプレイ用保護部材において、透光性基板(強化ガラス板)の貫通孔部分を観察したところ、透光性基板と赤外線透過部材の境界部分はほとんど視認されなかった。
接着剤として、無色透明のUV硬化系樹脂(屈折率nd=1.5)用いたこと以外は、実施例1と同様の方法にてディスプレイ用保護部材を作製した。作製されたディスプレイ用保護部材において、透光性基板(強化ガラス板)の貫通孔部分を観察したところ、透光性基板と赤外線透過部材の境界部分がはっきりと視認された。
接着剤として、無色透明のUV硬化系樹脂(屈折率nd=1.7)用いたこと以外は、実施例1と同様の方法にてディスプレイ用保護部材を作製した。作製されたディスプレイ用保護部材において、透光性基板(強化ガラス板)の貫通孔部分を観察したところ、透光性基板と赤外線透過部材の境界部分はわずかに視認されたが、実用上支障のない程度であった。
2、12 透光性基板
3、13 貫通孔
4、14 赤外線透過部材
5、15 接着剤
6、16 赤外線センサー
7、17 遮蔽部材
18 着色層
Claims (11)
- 表面に貫通孔を有する透光性基板と、前記貫通孔内に固定された赤外線透過部材と、前記透光性基板の視認側とは逆になるべき表面の前記貫通孔周辺に配置された遮蔽部材と、を備えたディスプレイ用保護部材であって、
前記透光性基板と前記赤外線透過部材とが、着色層を介して固定されており、
前記着色層の色が前記遮蔽部材と略同一であることを特徴とするディスプレイ用保護部材。 - 前記透光性基板と前記赤外線透過部材とが、着色した接着剤層を介して固定されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記接着剤層が顔料を含有していることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記接着剤層が有機系樹脂からなることを特徴とする請求項2または3に記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記透光性基板が、強化ガラス、無アルカリガラスまたはサファイアからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記赤外線透過部材が、酸化物系ガラス、カルコゲナイド系ガラス、ハロゲン系ガラス、シリコン、ゲルマニウム、ZnSe、ZnSまたはポリエチレンからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記貫通孔が赤外線センサーを動作させるために形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記遮蔽部材が、前記透光性基板の視認側とは逆側になるべき表面の貫通孔周辺に形成された遮蔽層であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のディスプレイ用保護部材。
- 前記遮蔽層が、赤外線センサーの周辺部材を遮蔽するために形成されていることを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ用保護部材。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のディスプレイ用保護部材を備えることを特徴とする携帯端末。
- 前記貫通孔の位置に対応するように、赤外線センサーが配置されていることを特徴とする請求項10に記載の携帯端末。
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