JP6200849B2 - プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 - Google Patents
プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6200849B2 JP6200849B2 JP2014092095A JP2014092095A JP6200849B2 JP 6200849 B2 JP6200849 B2 JP 6200849B2 JP 2014092095 A JP2014092095 A JP 2014092095A JP 2014092095 A JP2014092095 A JP 2014092095A JP 6200849 B2 JP6200849 B2 JP 6200849B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- wafer
- film
- amount
- frequency power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
本実施例によるプラズマ処理装置を図1を用いて説明する。図1は、本実施例による平行平板型の有磁場VHF(Very High Frequency)ドライエッチング装置の概略図である。
1.被エッチング膜の構造
図2は、本実施例によるエッチング前の被エッチング膜の構造を示す要部断面図である。
まず、本実施例による多層膜のエッチング方法がより明確になると思われるため、本発明者らが見出した多層膜にホールを形成するエッチングにおいて生じる不具合について図3〜図5を用いて説明する。図3(a)、(b)および(c)はそれぞれ、比較例として示すマスクの高さが不足した場合のエッチング後のマスクおよび被エッチング膜の形状を示す要部断面図、エッチング後のマスクの形状を示す平面図およびエッチング後の被エッチング膜の下地膜であるストッパ膜に形成されたホールの底部の形状を示す平面図である。図4(a)、(b)および(c)はそれぞれ、比較例として示すマスクに歪が発生した場合のエッチング後のマスクおよび被エッチング膜の形状を示す要部断面図、エッチング後のマスクの形状を示す平面図およびエッチング後の被エッチング膜の下地膜であるストッパ膜に形成されたホールの底部の形状を示す平面図である。図5(a)、(b)および(c)はそれぞれ、比較例として示すマイクロローディングが発生した場合のエッチング後のマスクおよび被エッチング膜の形状を示す要部断面図、エッチング後のマスクの形状を示す平面図およびエッチング後の被エッチング膜の下地膜であるストッパ膜に形成されたホールの底部の形状を示す平面図である。
本実施例では、複数のステップに分けてエッチングを行う。この場合、まず、「第1ステップ」では、ホールの歪みを抑制し、かつ高マスク選択比が得られる条件、すなわち低イオンエネルギーの条件を適用してエッチングを行う。しかし、エッチングが進行してホールが深くなるに従ってintra-loadingが顕著になる。そこで、「第2ステップ」として、高イオンエネルギーの条件を適用してエッチングを行う。高イオンエネルギーは、例えばウェハに印加するバイアスを増加することにより実現することができる。intra-loadingが顕著になる前にホールの歪みが悪化する場合には、intra-loadingが顕著になる前に「第2ステップ」に移行してもよい。この2つのステップの切り替えにより、ホールの歪みおよびintra-loadingを低減することができる。また、マスク選択比を確保する、またはホールの歪みをさらに低減する場合には、「第3ステップ」として、ウェハに印加するバイアスを時間変調してもよい。
本実施例による最適なエッチング条件(ウェハに印加するバイアスおよび処理時間)を解析する手順について図9を用いて説明する。図9は、本実施例による最適なエッチング条件を解析する手順を示す工程図である。イオンエネルギーはウェハに印加するバイアス(以下、単にウェハバイアスと記す)によって制御される。本実施例では、図9に示す手順に従って最適なエッチング条件を決定し、そのエッチング条件を使用してエッチングを行う。なお、ウェハに印加するバイアスとは、具体的には、前記図1に示す有磁場VHFドライエッチング装置に備わるRFバイアス電源219からウェハステージ216へ印加されるバイアスである。
本実施例による多層膜のエッチング方法について図10を用いて説明する。図10は、本実施例による被エッチング膜のエッチングの手順を示す工程図である。本実施例では、前記図9に示す手順に従って決定された最適なエッチング条件を使用してエッチングを行う。
102 ストッパ膜
103 酸化シリコン膜
104 窒化シリコン膜
105 キャップ酸化シリコン膜
106 キャップ窒化シリコン膜
107 ACL
108 多層膜(ペア層、積層膜)
201 ソース用電源
202 ソース電磁波用整合器
203 フィルタユニット
204 第1電磁石
205 第2電磁石
206 エッチングチャンバー(処理室、プラズマ処理室)
207 第1ガス導入口
208 石英天板
209 第2ガス導入口
210 ガス分配プレート
211 VHF放射アンテナ
212 シャワープレート
213 ウェハ
214 フォーカスリング
215 サセプタ
216 ウェハステージ(試料台)
217 RFバイアス整合器
218 ESC用直流電源
219 RFバイアス電源
220 バイアス経路制御機構
Claims (9)
- プラズマを用いてウェハが処理されるプラズマ処理室と、
前記プラズマを生成するための第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、
前記ウェハが載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源と、を備え、
前記ウェハの被エッチング膜上にパターニングされたマスクの歪み量と前記ウェハへの入熱量との相関データに基づいて求められた前記第二の高周波電力が、前記試料台に供給される、プラズマ処理装置。 - 請求項1記載のプラズマ処理装置において、
エッチング中の前記ウェハへの入熱量を求める機構、をさらに備え、
前記機構により求められた前記ウェハへの入熱量に基づいて前記被エッチング膜のエッチング時間を求め、前記エッチング時間の間は、前記被エッチング膜がエッチングされる、プラズマ処理装置。 - 請求項2記載のプラズマ処理装置において、
前記機構は、温度センサであり、
前記温度センサによって得られた温度の積算値を、前記エッチング時間を求めるための入熱量とする、プラズマ処理装置。 - プラズマを用いてウェハをエッチングするドライエッチング方法であって、
前記ウェハの被エッチング膜上にパターニングされたマスクの歪み量と前記ウェハへの入熱量との相関データに基づいて求められた高周波電力を、前記ウェハが載置される試料台に供給することにより、前記被エッチング膜をエッチングする、ドライエッチング方法。 - 請求項4記載のドライエッチング方法において、
エッチング中の前記ウェハへの入熱量を求め、
求められた前記ウェハへの入熱量に基づいて前記被エッチング膜のエッチング時間を求める、ドライエッチング方法。 - 請求項5記載のドライエッチング方法において、
エッチング中の前記ウェハへの入熱量を、温度センサによって得られた温度の積算値とする、ドライエッチング方法。 - 請求項5記載のドライエッチング方法において、
エッチング中の前記ウェハへの入熱量を、前記プラズマの発光スペクトルの変化量から求める、ドライエッチング方法。 - 請求項5記載のドライエッチング方法において、
エッチング中の前記ウェハへの入熱量を、光を用いる寸法計測法により得られた測定対象の計測値から求める、ドライエッチング方法。 - 請求項4記載のドライエッチング方法において、
前記高周波電力は、第一の高周波電力と、第二の高周波電力と、を有し、
前記高周波電力が供給される期間は、前記第一の高周波電力が供給される第一の期間と、前記第一の期間の後、前記第二の高周波電力が供給される第二の期間と、を有し、
前記第一の高周波電力を0W以上、かつ、前記第二の高周波電力の電力値以下とする、ドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092095A JP6200849B2 (ja) | 2014-04-25 | 2014-04-25 | プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092095A JP6200849B2 (ja) | 2014-04-25 | 2014-04-25 | プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015211139A JP2015211139A (ja) | 2015-11-24 |
JP2015211139A5 JP2015211139A5 (ja) | 2017-01-19 |
JP6200849B2 true JP6200849B2 (ja) | 2017-09-20 |
Family
ID=54613121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092095A Active JP6200849B2 (ja) | 2014-04-25 | 2014-04-25 | プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6200849B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017127233A1 (en) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | Applied Materials, Inc. | Hybrid carbon hardmask for lateral hardmask recess reduction |
KR20190042556A (ko) * | 2016-08-25 | 2019-04-24 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 플라즈마 에칭 방법 |
JP6928548B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2021-09-01 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチング方法 |
US20200203234A1 (en) * | 2018-12-14 | 2020-06-25 | Xia Tai Xin Semiconductor (Qing Dao) Ltd. | Method of forming high aspect ratio features in semiconductor substrate |
WO2020008703A1 (ja) * | 2019-04-19 | 2020-01-09 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | プラズマ処理方法 |
JP7296277B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-06-22 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチングする方法、デバイス製造方法、及びプラズマ処理装置 |
KR20230147596A (ko) | 2022-04-11 | 2023-10-23 | 주식회사 히타치하이테크 | 플라스마 처리 방법 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723871B2 (ja) * | 2004-06-23 | 2011-07-13 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | ドライエッチング装置 |
JP2008071951A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP5491648B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2014-05-14 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法 |
JP2009193989A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Tokyo Electron Ltd | プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びコンピュータ記憶媒体 |
JP2010205967A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Tokyo Electron Ltd | プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びコンピュータ記憶媒体 |
-
2014
- 2014-04-25 JP JP2014092095A patent/JP6200849B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015211139A (ja) | 2015-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6200849B2 (ja) | プラズマ処理装置およびドライエッチング方法 | |
TWI324356B (en) | Method for etching an aspect having an aspect depth in a layer of wafer | |
US8809199B2 (en) | Method of etching features in silicon nitride films | |
KR101056199B1 (ko) | 플라즈마 산화 처리 방법 | |
US8987140B2 (en) | Methods for etching through-silicon vias with tunable profile angles | |
JP4877747B2 (ja) | プラズマエッチング方法 | |
US7754615B2 (en) | Method and apparatus for detecting endpoint in a dry etching system by monitoring a superimposed DC current | |
US10665516B2 (en) | Etching method and plasma processing apparatus | |
US11056322B2 (en) | Method and apparatus for determining process rate | |
KR101821056B1 (ko) | 다중 패턴화 스킴에 대한 선택적 스페이서 에칭을 위한 방법 및 시스템 | |
US7732340B2 (en) | Method for adjusting a critical dimension in a high aspect ratio feature | |
KR101408456B1 (ko) | 다중-구역 종료점 검출기 | |
KR20160102356A (ko) | 10nm 이하의 패터닝을 달성하기 위한 물질 처리 | |
TWI555080B (zh) | Dry etching method | |
JP4694064B2 (ja) | プラズマエッチング終点検出方法及び装置 | |
TWI795625B (zh) | 電漿處理方法 | |
JP4653603B2 (ja) | プラズマエッチング方法 | |
US20170053793A1 (en) | Method and system for sculpting spacer sidewall mask | |
US20150041060A1 (en) | Plasma processing apparatus | |
CN113597662A (zh) | 等离子体处理方法 | |
CN111952169B (zh) | 聚酰亚胺刻蚀方法 | |
JP2016207753A (ja) | プラズマエッチング方法 | |
JP4700922B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
KR100813592B1 (ko) | 플라즈마 에칭장치 및 플라즈마 에칭방법 | |
US20240047222A1 (en) | Etching method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161202 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6200849 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |