JP6135569B2 - ワイヤーハーネスの製造方法およびワイヤーハーネス。 - Google Patents
ワイヤーハーネスの製造方法およびワイヤーハーネス。 Download PDFInfo
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Description
この工程では、まず、電線1および外装部材2が準備される。電線1は、例えば、銅などの良導電性金属材料からなる導体と、当該導体を被覆するとともに絶縁性を有する合成樹脂材料からなる絶縁被覆と、によって構成されるとともに、押出し成形によって生産される。外装部材2は、例えば合成樹脂材料によって、弾性的に曲げ変形可能となるように形成される。外装部材2は、中空部21を囲む筒状をなし、当該中空部21の径方向の外側に向かって膨出する複数の山部22と、当該山部22の内径よりも小さい内径および当該山部22の外径よりも小さい外径を有する複数の谷部23とが軸方向に沿って交互に並ぶ形状を有する。そして、外装部材2には、当該外装部材2の軸方向に沿って延びるとともに当該外装部材2を周方向において分断するスリット24が形成される。
この工程では、まず、シート状の熱収縮部材4が準備される。熱収縮部材4は、ワイヤーハーネスX1における収縮保持部材3に対応しており、加熱によって収縮することが可能な部材である。熱収縮部材4は、例えば、ポリオレフィン、フッソ系ポリマー、あるいは熱可塑性エラストマー等を主原料として構成される。
この工程では、外装部材2が所定の配索形状に変形された状態で、当該外装部材2のうち曲げ変形された部位を周方向に取り囲むように配置された熱収縮部材4が加熱される。熱収縮部材4は、前記加熱によって外装部材2の径方向に収縮されることで、外装部材2における各山部22の外周面22Bに当接され、これにより外装部材2の径方向において当該外装部材2と熱収縮部材4とが重合される。このようにして収縮された熱収縮部材4によって、外装部材2および当該外装部材2の中空部21に位置する電線1の動きが規制され、これにより外装部材2の配索形状が保持される。以上より、図1〜図3に示されるワイヤーハーネスX1の製造が完了する。
1 電線
2 外装部材
21 中空部
22 山部
23 谷部
24 スリット
3 収縮保持部材
33 肉厚部
4 熱収縮部材
Claims (7)
- 中空部を囲む筒状をなし、前記中空部の径方向の外側に向かって膨出する複数の山部と、前記山部の外径よりも小さい外径および前記山部の内径よりも小さい内径を有する複数の谷部とが軸方向に沿って交互に並ぶ形状を有することにより弾性的に曲げ変形可能な外装部材を準備する工程と、
前記外装部材の前記中空部に電線を挿入する工程と、
前記電線および当該電線が挿入される前記外装部材を曲げ変形させることにより所定の配索形状にする工程と、
前記所定の配索形状に変形させた外装部材の外周面を当該外装部材の周方向に取り囲むように熱収縮部材を配置する工程と、
前記熱収縮部材を加熱することで前記外装部材の外周面に接するように当該外装部材の径方向に収縮させ、これにより前記電線を挿入した前記外装部材の配索形状を保持させる工程と、を備えるワイヤーハーネスの製造方法。 - 前記熱収縮部材を配置する工程において、前記外装部材の軸方向における一部を当該外装部材の周方向に取り囲むように前記熱収縮部材を配置するとともに、
前記外装部材の配索形状を保持させる工程において、前記外装部材の軸方向における一部の外周面に接するように前記熱収縮部材を前記外装部材の径方向に収縮させることによって、当該一部を所定の配索形状に保持するとともに、前記外装部材の軸方向における残部を前記熱収縮部材から露出させることによって、当該残部を曲げ変形可能な状態とする、請求項1に記載のワイヤーハーネスの製造方法。 - 電線と、
前記電線が挿入されるとともに、前記電線の径方向の外側に向かって膨出する複数の山部と、前記山部の外径よりも小さい外径および前記山部の内径よりも小さい内径を有する複数の谷部とが前記電線の軸方向に沿って交互に並ぶ形状を有し、前記電線が挿入された状態で所定の配索形状に曲げ変形可能な外装部材と、
前記外装部材の外周面を当該外装部材の周方向に取り囲むとともに、前記外装部材の径方向に収縮することで当該外装部材の外周面に接し、これにより前記電線が挿入された前記外装部材の配索形状を保持する収縮保持部材と、を備えるワイヤーハーネス。 - 前記収縮保持部材は、前記外装部材の軸方向における一部を所定の配索形状に保持し、
前記外装部材の軸方向における残部は、前記収縮部材から露出することで曲げ変形可能である、請求項3に記載のワイヤーハーネス。 - 前記収縮保持部材は、前記外装部材の軸方向における複数の部位にそれぞれ設けられており、
前記外装部材のうち前記各収縮保持部材の間の部位は、当該各収縮保持部材から露出することで曲げ変形可能である、請求項4に記載のワイヤーハーネス。 - 前記外装部材は、当該外装部材の軸方向に沿って設けられ且つ当該外装部材を周方向において分断するとともに、前記電線を前記外装部材の内部に挿入するためのスリットを有し、
前記収縮保持部材は、前記スリットのうち前記外装部材の軸方向における少なくとも一部を塞ぐように、前記外装部材の外周面を当該外装部材の周方向に取り囲む、請求項3〜5のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス。 - 前記収縮保持部材の周方向における一部は、前記収縮保持部材の周方向における残部に比して、前記収縮保持部材の径方向における厚みが大きい肉厚部であり、
前記肉厚部は、前記外装部材の軸方向に沿って延びる、請求項3〜6のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス。
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