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JP6122034B2 - 2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体の調製方法 - Google Patents

2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体の調製方法 Download PDF

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JP6122034B2 JP2014556039A JP2014556039A JP6122034B2 JP 6122034 B2 JP6122034 B2 JP 6122034B2 JP 2014556039 A JP2014556039 A JP 2014556039A JP 2014556039 A JP2014556039 A JP 2014556039A JP 6122034 B2 JP6122034 B2 JP 6122034B2
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Description

本発明は、式(I):
Figure 0006122034

(式中、
は水素、ハロゲン、場合により保護されたヒドロキシル基又は場合により保護されたアミノ基を表し、
は水素又はハロゲンである)
で示される2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体又はその塩の新規な調製方法に関する。
1,2,4−トリアゾール核を有する式(I)の2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体は、医薬品化学において、多数の官能化された分子の構造上の中核を構成する(J.Am.Chem.Soc. 2009, 131, 15080-15081)。
これらの重要な分子を実際に合成するために、多くの試みが記述されている。
かなり先進的なアプローチが、NagasawaらによりJ.Am.Chem.Soc. 2009, 131, 15080-15081に述べられており、これは、下記のスキーム:
Figure 0006122034

で説明されている。
著者らは、ヨウ化亜鉛の添加が、反応効率を著しく改善、すなわち目的物の収率を2倍にすることを見出した。1,2−ジクロロベンゼンが、最高の収率をもたらす溶媒であることが報告された。
しかしながら、この反応は、大きいスケールに移行できないことが見出された。一方で、1,2−ジクロロベンゼン−CFC(クロロフルオロカーボン)を溶媒として使用することは、そのオゾン破壊活性のため工業的規模での製造においては望ましくない。他方で、式(I)の2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体の7−ブロモ誘導体の合成において、ヨウ化銅の使用は、副生成物として分離できない7−ヨード誘導体をかなりの量もたらすことが見出された。さらに、純品の生成物を単離するためには、粗生成物の長時間にわたるクロマトグラフィーによる精製が必要であった。
したがって、本発明の目的は、大きいスケールに適用可能で、技術水準において知られている合成において遭遇する欠点を有しない合成法を見出すことであった。
本目的は、式(I):
Figure 0006122034

(式中、
は水素、ハロゲン、場合により保護されたヒドロキシル基又は場合により保護されたアミノ基を表し、
は水素又はハロゲンである)
で示される2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体又はその塩の調製方法であって、
Cu−触媒、1,10−フェナントロリン誘導体及びO/N混合物の存在下、式(II):
Figure 0006122034

(式中、R及びRは上記の通りである)で示されるピリジン化合物又はその塩をベンゾニトリルにより変換することを含み、工程内に反応物質であるベンゾニトリル以外に溶媒が存在しないことを特徴とする本発明の方法により達成することができた。
本明細書において本発明を記載するために用いる各種用語の意味及び範囲を説明、及び定義するために、下記の定義を明記する。
用語「塩」は、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸などの無機酸又は有機酸との式(I)の化合物の塩を包含する。酸との好ましい塩は、ギ酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩及びメタンスルホン酸塩であり、塩酸塩及び臭化水素酸塩が特に好ましい。
用語「保護されたアミノ基」は、アミノ基の反応性を妨げるために従来から用いられているいずれかの置換基で保護されたアミノ基を意味する。適切なアミノ保護基は、Wiley Interscience によるGreen T.,著の "Protective Groups in Organic Synthesis", 4thEd. 2007, Chapter 7, 696 ff.に記述されている。適切なアミノ保護基は、Boc、Fmoc、Cbz、Moz、Troc、Teoc又はVocから選択することができ、さらにとりわけBocが使用される。
用語「保護されたヒドロキシル基」は、ヒドロキシル基の反応性を妨げるために従来から用いられているいずれかの置換基で保護されたヒドロキシル基を意味する。適切なヒドロキシ保護基は、Wiley Interscience によるGreen T.,著の "Protective Groups in Organic Synthesis", 4th Ed. 2007, Chapter 2, 16 ff.に記述されている。トリフルオロメチルスルホニル(Tf)、トリメチルシリル(TMS)又はベンジル(Bn)が適宜使用される。
用語「ハロゲン」は、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。
式(II):
Figure 0006122034

(式中、R及びRは上述した通りである)
で示されるピリジン化合物又はその塩は、一般に市販されている化合物であり、さもなければ当業者によく知られた合成方法で入手することができる。
本発明の詳細な実施態様においては、Rはハロゲンを表し、Rは水素を表し、より詳細にはRは臭素を表す。
本発明の方法は、反応物質ベンゾニトリルが唯一の溶媒であり、さらなる溶媒は使用されないことを特徴とする。
反応は、反応温度が80℃〜170℃、より詳細な実施態様では110℃〜150℃から選択され、さらにより詳細な実施態様では約130℃であることを特徴とする。
反応圧力は、1〜100barから選択することができる。より詳細な実施態様においては、圧力は1〜60bar、さらにより詳細には1〜20barから選択される。
ベンゾニトリル中の式(II)のピリジン化合物の濃度を上昇させることが、目的生成物の収率に積極的な影響を及ぼすことが見出された。
したがって、ベンゾニトリル中の式(II)のピリジン化合物の濃度は、2重量%〜30重量%から選択することができる。
本発明の詳細な実施態様において、ベンゾニトリル中の式(II)のピリジン化合物の濃度は、5重量%〜20重量%、さらにより詳細には7重量%〜15重量%である。
工程は、1容量%〜21容量%OのO含量を有するO/N混合物で実施することができる。この結果、先に定義したようにO/N混合物は空気を含むことが理解される。
より詳細な実施態様において、O/N混合物中のO含量は、3容量%〜8容量%Oであり、さらにより詳細には5容量%〜8容量%Oである。
本発明の方法は、Cu−触媒が存在することを特徴とする。
一般に、式(II)のピリジン化合物においてRが臭素、場合により保護されたヒドロキシル基又は場合により保護されたアミノ基を表す場合には、CuBrが選択される。
式(II)のピリジン化合物においてRが水素を表し、Rが臭素又は水素を表す場合には、同様にCuBrが選択される。
式(II)のピリジン化合物においてRが塩素を表す場合には、CuClが選択され、式(II)のピリジン化合物においてRがヨウ素を表す場合には、CuIが選択される。
式(II)のピリジン化合物においてRが臭素を表す上述の本発明の詳細な実施態様においては、Cu−触媒はCuBrである。
一般にCu−触媒は、式(II)のピリジン化合物に対して、0.1モル%〜20モル%、より詳細には1モル%〜5モル%の量で適用される。
本発明の方法は、さらに1,10フェナントロリン誘導体が存在することを特徴とする。一般に、市販されている1,10フェナントロリン一水和物が使用される。
1,10フェナントロリン誘導体は、一般に式(II)のピリジン化合物に対して、0.1モル%〜20モル%、より詳細には1モル%〜5モル%の量で適用される。
当業者により、反応時間は選択された反応パラメータに応じて変化し得ることが良く理解されるとはいえ、一般に反応は約20時間〜30時間後には完了する。
所望の式(I)の2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体の反応混合物からの単離は、一般に濾過により行うことができる。粗生成物のさらなる精製は、生成物の溶液、たとえば酢酸エチルのような適切な溶媒中での活性炭処理、及びその後の結晶化により行うことができる。
実施例
略語:
r.t.=室温、DCM=ジクロロメタン、THF=テトラヒドロフラン、TBME=tert−ブチルメチルエーテル、EtOAc=酢酸エチル、NCMe=アセトニトリル。
比較例1(ZnI、さらなる溶媒なし)
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.9mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(289mg、1.44mmol)、ヨウ化亜鉛(923mg、2.89mmol)及びベンゾニトリル(125mL)の混合物を250mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな空気の気流で反応混合物を23時間バブリングした(93%変換、HPCL法は実施例1.3参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(5.36g、51%)を76.0%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の緑色の固体として得た。主たる副生物:7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(13.0%)。
EtOAc(200mL)中で還流下、Norit SA II(1.1g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、分離不能な不純物として7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン8.6%(HPLC法:X-Bridge Phenyl Column、50x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe、C:グリシン緩衝液pH9;流速:2.5ml/分;グラジエント 90/5/5(A/B/C)〜10/85/5(A/B/C) 4分以内、アイソクラティック 10/85/5(A/B/C) 1分間。保持時間:1.37分(2−アミノ−4−ブロモピリジン)、2.54分(7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、2.67分(7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))を含有する、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(3.71g、40%)を90.4%純度(HPLC面積%、HPLC法は上記参照)の白色固体として得た。
比較例2(JACS、2009、131、15080-15081に従って)
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(0.50g、2.89mmol)、臭化銅(I)(20.7mg、0.14mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(28.9mg、0.14mmol)、ヨウ化亜鉛(92.3mg、0.29mmol)、ベンゾニトリル(298mg、0.29mL、2.89mmol)及び1,2−ジクロロベンゼン(25mL)の混合物を100mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな空気の気流で反応混合物を22時間バブリングした(69%変換、HPCL法は実施例1.3参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをEtOAc(30mL)で洗浄し、濾液を合わせて、ほとんどのEtOAcが留去されるように真空下で濃縮した。次いで得られた粗生成物の1,2−ジクロロベンゼン溶液をシリカゲルカラムに付し、クロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc 9:1〜7:3)後、分離不能な不純物として7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン1.4%を含有する7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(345mg、41%)を97.6%純度(HPLC面積%、HPLC法は比較例1参照)のオフホワイトの固体として得た。
実施例1.1
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(10.0g、56.6mmol)、臭化銅(I)(400mg、2.70mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(560mg、2.80mmol)及びベンゾニトリル(130mL)の混合物を350mL四つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかなO/N(5:95)の気流で反応混合物を45時間バブリングした(>99%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(11.6g、75%)を100%純度(HPLC面積%、HPLC法は下記参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(400mL)中で還流下、Norit SA II(2.5g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(9.81g、63%)を100%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間、グラジエント 15/85(A/B)〜95/5(A/B) 2分以内。保持時間:2.50分(2−アミノ−4−ブロモピリジン)、3.39分(7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の白色固体として得た。
EI−MS:m/z=273.99(M+H)
実施例1.2a−d
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(1.00g、5.66mmol)、臭化銅(I)(41.5mg、0.28mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(56.7mg、0.28mmol)及びベンゾニトリル(13mL)の混合物を100mL四つ口フラスコ内で110℃まで加熱した。穏やかなO/N(5:95)の気流で反応混合物を23時間バブリングした(>99%変換、HPCL法は実施例1.1参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.21g、79%)を99.0%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.1参照)の緑色の固体として得た。
表1の反応は、反応温度を上昇させたこと以外は、上述の方法に従って行った。
Figure 0006122034
実施例1.3
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.9mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(289mg、1.44mmol)及びびベンゾニトリル(125mL)の混合物を250mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな空気の気流で反応混合物を23時間バブリングした(80%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4.87g、60%)を97.3%純度(HPLC面積%、HPLC法は下記参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(200mL)中で還流下、Norit SA II(1.0g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(3.97g、50%)を98.9%純度(HPLC面積%、HPLC法:X-Bridge C18 Column、150x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe、C:NBuHSO緩衝液 pH3〜4;流速:1.5ml/分;グラジエント 90/0/10(A/B/C)〜5/85/10(A/B/C) 6分以内、アイソクラティック 5/85/10(A/B/C) 4分間。保持時間:2.25分(2−アミノ−4−ブロモピリジン)、3.00分(N−(4−ブロモ−ピリジン−2−イル)ベンズアミジン、6.40分(7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン)、6.62分(7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の白色固体として得た。
実施例1.4
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.9mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(289mg、1.44mmol)及びベンゾニトリル(65mL)の混合物を100mL四つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな空気の気流で反応混合物を23時間バブリングした(>99%変換、HPCL法は実施例1.3参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(6.13g、75%)を97.1%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(220mL)中で還流下、Norit SA II(1.2g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(5.23g、65%)を98.8%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の白色固体として得た。
実施例1.5
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.9mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(289mg、1.44mmol)及びベンゾニトリル(40mL)の混合物を100mL四つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな空気の気流で反応混合物を23時間バブリングした(91%変換、HPCL法は実施例1.3参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(6.39g、72%)を89.4%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の緑色の固体として得た。
実施例1.6
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.3mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(284mg、1.44mmol)及びベンゾニトリル(60mL)の混合物を380mLオートクレーブ内で130℃まで加熱し、20barのO/N(5:95)下で23時間撹拌した。オートクレーブに通気し、開放した後(100%変換、HPCL法は実施例1.3参照)、次いで暗褐色の反応懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(40mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(5.12g、64%)を97.0%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(200mL)中で還流下、Norit SA II(1.0g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4.18g、53%)を99.2%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の白色固体として得た。
実施例1.7
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.3mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(284mg、1.44mmol)及びベンゾニトリル(125mL)の混合物を380mLオートクレーブ内で130℃まで加熱し、20barの空気下で23時間撹拌した。オートクレーブに通気し、開放した後(100%変換、HPCL法は実施例1.3参照)、次いで暗褐色の反応懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(40mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4.74g、60%)を97.7%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(200mL)中で還流下、Norit SA II(0.9g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(3.76g、48%)を99.4%純度(HPLC面積%、HPLC法は実施例1.3参照)の白色固体として得た。
実施例1.8
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(5.00g、28.3mmol)、臭化銅(I)(207mg、1.44mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(284mg、1.44mmol)及びベンゾニトリル(60mL)の混合物を380mLオートクレーブ内で130℃まで加熱し、60barのO/N(5:95)下で23時間撹拌した。オートクレーブに通気し、開放した後(100%変換、GC法は下記参照)、次いで暗褐色の反応懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(40mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(5.71g、74%)を100%純度(GC面積%、GC法:Column J&W 113-5432 SE-54(30m、ID0.32mm)、オーブン 80℃〜140℃(5℃/分プラス5分保持)その後280℃まで(10℃/分&5分保持)、インジェクター 250℃、検出器 300℃、キャリアーガス H(66kPa)、スプリット比 1/20。試料の調製:試料の1〜1.5mgを1mlのメタノールに溶解し、2μlを注入した。保持時間:10.4分(2−アミノ−4−ブロモピリジン)、12.1分(ベンズアミド)、26.9分(3,5−ジフェニル−1,2,4−オキサジアゾール)、29.8分(7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の緑色の固体として得た。
実施例1.9
7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ブロモピリジン(100.0g、0.566mol)、臭化銅(I)(4.15g、28.3mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(5.67g、28.3mmol)及びベンゾニトリル(600mL)の混合物を1.5Lオートクレーブ内で130℃まで加熱し、(O/N8:92)の200mL/分(定圧:20bar)の連続的な気流下で23時間撹拌した。オートクレーブに通気し、開放した後(100%変換、GC法は実施例1.8参照)、次いで暗褐色の反応懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをMeOH(600mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の7−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(120.6g、78%)を100%純度(GC面積%、GC法は実施例1.8参照)の緑色の固体として得た。
実施例2
7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ヨードピリジン(2.60g、11.8mmol)、ヨウ化銅(I)(115mg、0.60mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(120mg、0.60mmol)及びベンゾニトリル(33mL)の混合物を100mL四つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかなO/N(5:95)の気流で反応混合物を23時間バブリングした(99%変換、HPLC法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(10mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(2.31g、61%)を100%純度(HPLC面積%、HPLC法は下記参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(100mL)中で還流下、Norit SA II(0.6g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.82g、48%)を100%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。グラジエント 15/85(A/B)〜95/5(A/B) 2分以内。保持時間:2.77分(2−アミノ−4−ヨードピリジン)、3.51分(7−ヨード−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の白色固体として得た。
EI−MS:m/z=321.98(M+H)
実施例3
7−アミノ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2,4−ジアミノ−ピリジン(1.26g、11.5mmol)、臭化銅(I)(82.8mg、0.57mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(114.0mg、0.57mmol)及びベンゾニトリル(13mL)の混合物を50mL三つ口フラスコ内で150℃まで加熱した。穏やかなO/N(5:95)の気流で反応混合物を41時間バブリングした(42%変換、HPLC法は下記参照)。次いで反応混合物を濾過した。得られた透明褐色の溶液を蒸発乾固させ、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン/EtOAc 2:8)で精製し、7−アミノ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(0.72g、29%)を99.0%純度(HPLC面積%、HPLC法:X-Bridge C18 Column、150x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe、C:NBuHSO緩衝液 pH3〜4;流速:1.5ml/分;グラジエント 90/0/10(A/B/C)〜5/85/10(A/B/C) 6分以内、アイソクラティック 5/85/10(A/B/C) 4分間。保持時間:0.95分(2,4ジアミノ−ピリジン)、4.08分(7−アミノ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の淡黄色の固体として得た。
EI−MS:m/z=211.09(M+H)
実施例4
7−クロロ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−クロロピリジン(5.00g、38.9mmol)、塩化銅(I)(195mg、1.97mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(390mg、1.97mmol)及びベンゾニトリル(65mL)の混合物を100mL四つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかなO/N(5:95)の気流で反応混合物を23時間バブリングした(>99%変換、HPLC法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(50mL)で洗浄、乾燥し、粗製の7−クロロ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(7.09g、79%)を100%純度(HPLC面積%、方法は下記参照)の緑色の固体として得た。
EtOAc(240mL)中で還流下、Norit SA II(1.50g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、7−クロロ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(6.25g、70%)を100%純度(HPLC面積%、方法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:5%NCMeを加えた水、B:NCMe;流速:2ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。グラジエント 15/85(A/B)〜95/5(A/B) 2分以内。保持時間:2.53分(2−アミノ−4−クロロピリジン)、3.31分(7−クロロ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の白色固体として得た。
EI−MS:m/z=230.3(M+H)
実施例5
8−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−3−ブロモピリジン(2.00g、11.2mmol)、臭化銅(I)(240mg、1.64mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(336mg、1.68mmol)及びベンゾニトリル(25mL)の混合物を50mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな(O/N 5:95)の気流で反応混合物を4日間バブリングした(>99%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(10mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の8−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.85g、60%)を97.5%純度(HPLC面積%、HPLC法は下記参照)の淡褐色の固体として得た。
EtOAc(65mL)中で還流下、Norit SA II(0.4g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、8−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.07g、35%)を>99%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2.0ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。保持時間:2.34分(2−アミノ−3−ブロモピリジン)、3.32分(8−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))のオフホワイトの固体として得た。
EI−MS:m/z=274.00(M+H)
実施例6
6−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−5−ブロモピリジン(2.00g、11.6mmol)、臭化銅(I)(160mg、1.09mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(225mg、1.12mmol)及びベンゾニトリル(25mL)の混合物を50mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな(O/N 5:95)の気流で反応混合物を24時間バブリングした(>97%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾過ケークをTBME(10mL)で洗浄、乾燥し、粗生成物の6−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.14g、36%)を99.7%純度(HPLC面積%、HPLC法は下記参照)の淡褐色の固体として得た。
EtOAc(40mL)中で還流下、Norit SA II(0.25g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発を経て)により、6−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(0.83g、26%)を>99.9%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2.0ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。保持時間:2.34分(2−アミノ−5−ブロモピリジン)、3.45分(6−ブロモ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の白色固体として得た。
EI−MS:m/z=274.00(M+H)
実施例7
2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−ピリジン(2.00g、21.0mmol)、臭化銅(I)(160mg、1.09mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(225mg、1.12mmol)及びベンゾニトリル(25mL)の混合物を50mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな(O/N 5:95)の気流で反応混合物を27時間バブリングした(>99%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。濾液を60℃/0.1mbarで蒸発乾固させ、暗褐色の残渣をDCM(30mL)に溶解した。その有機溶液を水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し蒸発させ、残留ベンゾニトリル約4gを含有する粗生成物の2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン6.07gを得た。
EtOAc(140mL)中で還流下、Norit SA II(0.90g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発及びヘプタンの添加を経て)により、2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(2.00g、48%)を>99.9%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2.0ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。保持時間:1.63分(2−アミノ−ピリジン)、2.85分(2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))の黄色がかった固体として得た。
EI−MS:m/z=196.09(M+H)
実施例8
7−ベンジルオキシ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 0006122034

2−アミノ−4−ベンジルオキシピリジン(2.00g、9.49mmol)、臭化銅(I)(70mg、0.05mmol)、1,10−フェナントロリン一水和物(95mg、0.05mmol)及びベンゾニトリル(25mL)の混合物を50mL三つ口フラスコ内で130℃まで加熱した。穏やかな(O/N 5:95)の気流で反応混合物を23時間バブリングした(>99%変換、HPCL法は下記参照)。次いで暗褐色の溶液を60℃/0.1mbarで蒸発乾固させ、暗褐色の残渣をDCM(30mL)に溶解した。その有機溶液を水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し蒸発させ、粗生成物の7−ベンジルオキシ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンと残留ベンゾニトリルを含有する暗色の油状物を得た。
EtOAc(120mL)中で還流下、Norit SA II(0.90g)を用いた粗生成物の活性炭処理及びその後の結晶化(EtOAcの部分的蒸発及びヘプタンの添加を経て)により、7−ベンジルオキシ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.78g、62%)を>99.9%純度(HPLC面積%、HPLC法:Onyx Monolithic C18 Column、100x4.6mm;移動相、A:水/NCMe(95:5)、B:NCMe;流速:2.0ml/分;グラジエント 95/5(A/B)〜15/85(A/B) 3分以内、アイソクラティック 15/85(A/B) 2.5分間。保持時間:3.40分(2−アミノ−4−ベンジルオキシピリジン)、3.60分(7−ベンジルオキシ−2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン))のオフホワイトの固体として得た。
EI−MS:m/z=302.13(M+H)

Claims (12)

  1. 式(I):
    Figure 0006122034

    (式中、
    は水素、ハロゲン、場合により保護されたヒドロキシル基又は場合により保護されたアミノ基を表し、
    は水素又はハロゲンである)
    で示される2−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体又はその塩の調製方法であって、
    Cu−触媒、1,10−フェナントロリン誘導体及びO/N混合物の存在下、式(II):
    Figure 0006122034

    (式中、R及びRは上記の通りである)で示されるピリジン化合物又はその塩をベンゾニトリルにより変換することを含み、反応温度が80℃〜170℃から選択されること、工程内に反応物質であるベンゾニトリル以外に溶媒が存在しないこと及びヨウ化亜鉛が存在しないことを特徴とする方法。
  2. 反応温度が110℃〜150℃から選択されることを特徴とする、請求項の方法。
  3. 反応圧力が1〜100barから選択されることを特徴とする、請求項1の方法。
  4. ベンゾニトリル中の式(II)のピリジン化合物の濃度が2重量%〜30重量%であることを特徴とする、請求項1の方法。
  5. ベンゾニトリル中の式(II)のピリジン化合物の濃度が5重量%〜20重量%であることを特徴とする、請求項の方法。
  6. 1容量%〜21容量%Oを含むO/N混合物を使用することを特徴とする、請求項1の方法。
  7. 3容量%〜8容量%Oを含むO/N混合物を使用することを特徴とする、請求項の方法。
  8. 1,10フェナントロリン誘導体が1,10フェナントロリン一水和物であることを特徴とする、請求項1の方法。
  9. Cu−触媒が、
    式(II)のピリジン化合物において、Rが臭素、場合により保護されたヒドロキシル基又は場合により保護されたアミノ基を表す場合は、CuBrであり、
    式(II)のピリジン化合物において、Rが水素を表し、Rが臭素又は水素を表す場合は、CuBrであり、
    式(II)のピリジン化合物において、Rが塩素を表す場合は、CuClであり、
    式(II)のピリジン化合物において、Rがヨウ素を表す場合は、CuIであること
    を特徴とする、請求項1の方法。
  10. Cu−触媒がCuBrであることを特徴とする、請求項の方法。
  11. 式(II)のピリジン化合物において、Rが臭素を表すことを特徴とする、請求項1の方法。
  12. が水素であることを特徴とする、請求項1の方法。
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