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JP6163377B2 - フィルム積層体からの異物除去方法、フィルム積層体の製造方法及び製造装置。 - Google Patents

フィルム積層体からの異物除去方法、フィルム積層体の製造方法及び製造装置。 Download PDF

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Description

本発明は、フィルム積層体からの異物除去方法、フィルム積層体の製造方法及び製造装置に関する。
従来、例えば画像表示装置の画像表示部に適用される光学フィルムとして、偏光板(偏光フィルム)が用いられている。通常、偏光板は、その少なくとも一方の面上に粘着層を介して保護フィルムが積層されたフィルム積層体として出荷され、画像表示装置の製造時に、当該保護フィルムが剥離されて、画像表示部に組み込まれるようになっている。
この種の光学フィルムでは、異物が付着すると、その光学特性に影響を及ぼすおそれがある。
そこで、光学フィルムから異物を除去する方法が提案されている。
例えば、有機ELフィルムの表面に空気を吹き付け、吹き付けた空気を該表面の両端側から吸引することによって、表面の異物を除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、例えば、基板の端面に粘着ローラの周面を接触させ、該粘着ローラを回転させることによって、基板の端面部の異物を除去する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−140705号公報 特開2006−165072号公報
しかし、上記したフィルム積層体は、その端面側において外部環境に露出している粘着層を有するため、該端面において異物が付着し易い傾向にある。従って、上記特許文献1のような技術では、端面に付着した異物を十分に除去することが困難である。
また、光学フィルムは比較的薄いため、特許文献2のような技術では、粘着ローラの周面との接触により、フィルム積層体の端面が損傷するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、損傷を抑制しつつ、異物を十分に除去し得るフィルム積層体からの異物除去方法、並びに、損傷を抑制しつつ、異物の付着を抑制し得るフィルム積層体の製造方法及び製造装置を提供することを課題とする。
本発明に係るフィルム積層体からの異物除去方法は、
光学フィルムと、該光学フィルム上に形成された粘着層と、該粘着層上に積層されて前記光学フィルムを保護する保護フィルムとを有するフィルム積層体を下流側へと送りつつ、
前記フィルム積層体の幅方向の両端縁の少なくとも一方を、該両端縁の少なくとも一方の側に配された粘着ローラ対で挟みながら前記下流側へと通過させることによって異物を除去する。
かかる構成によれば、フィルム積層体の端面に付着していた異物を、粘着ローラ対に付着させることによって除去し得る。これにより、異物を十分に除去し得る。しかも、粘着ローラ対からのフィルム積層体の端面への押圧を回避しつつ、該粘着ローラ対によって異物を除去できるため、フィルム積層体の損傷を抑制し得る。
従って、フィルム積層体の損傷を抑制しつつ、該フィルム積層体から異物を十分に除去し得る。
上記構成のフィルム積層体の異物除去方法においては、
前記フィルム積層体の幅方向の両端縁を、該両端縁側に配された前記粘着ローラ対で挟みながら前記下流側へと通過させることによって異物を除去し、且つ、
前記粘着ローラ対は、前記フィルム積層体の幅方向の中央側ほど前記下流側に位置するように傾斜していることが好ましい。
かかる構成によれば、上記のように傾斜した粘着ローラ対で上記両端縁をそれぞれ挟むことによって、フィルム積層体に皺が発生することを防止し得る。従って、フィルム積層体の損傷を、より抑制し得る。
上記構成のフィルム積層体の異物除去方法においては、
前記粘着ローラ対の各周面部の硬度が、30〜60°であることが好ましい。
かかる構成によれば、粘着ローラ対の各周面部が、フィルム積層体の端縁及び端面の形状に追従するように変形して、該フィルム積層体の端面に接触し易くなるため、フィルム積層体の端面の異物を、より確実に除去し得る。
また、上記フィルム積層体からの異物除去方法は、前記光学フィルムが偏光板である場合に好適である。
偏光板においては、数μmの大きさの異物の付着でさえも問題となり得るため、フィルム積層体の端面に付着した異物も確実に除去することができれば、非常に有効である。
また、本発明に係るフィルム積層体の製造方法は、前記異物除去方法を実施する異物除去工程を備える。
かかる構成によれば、上記した異物除去方法によって、フィルム積層体の損傷を抑制しつつ、該フィルム積層体から異物を十分に除去し得る。
従って、かかる異物除去方法を実施する異物除去工程を備えることによって、損傷を抑制しつつ、異物の付着を抑制し得るフィルム積層体を製造し得る。
本発明に係るフィルム積層体の製造装置は、
フィルム積層体を下流側へと搬送する搬送手段と、
前記フィルム積層体の幅方向の両端縁の少なくとも一方の側に配されて、該両端縁の少なくとも一方を挟みつつ前記フィルム積層体を下流側へと通過させる粘着ローラ対を有する異物除去手段とを備えている。
本発明によれば、損傷を抑制しつつ、異物を十分に除去し得るフィルム積層体からの異物除去方法、並びに、損傷を抑制しつつ、異物の付着を抑制し得るフィルム積層体を製造し得る光学フィルムの製造方法及び製造装置が提供される。
本発明の一実施形態のフィルム積層体の製造方法に用いられる製造装置を示す概略側面図 本実施形態の光学フィルムの異物除去方法の実施状態を示す概略上面図 本実施形態の光学フィルムの異物除去方法の実施状態を示す概略側面図 本実施形態の光学フィルムの異物除去方法の実施状態を示す概略正面図 本発明の他の実施形態の光学フィルムの異物除去方法の実施状態を示す概略側面図
以下、本発明の実施形態に係るフィルム積層体からの異物除去方法、フィルム積層体の製造方法及び製造装置について説明する。
まず、本実施形態のフィルム積層体の製造装置について説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態のフィルム積層体の製造装置1は、ロール体19から繰り出されたフィルム積層体10を下流側へと搬送する搬送手段としての搬送用ローラ3と、フィルム積層体10の幅方向(図2のY方向)の両端縁10a、10bの少なくとも一方の側に配されて、該両端縁10a、10bの少なくとも一方を挟みつつ(ニップしつつ)、フィルム積層体10を下流側へと通過させる粘着ローラ対60を有する異物除去手段4とを備えている。
搬送用ローラ対3は、フィルム積層体10を所定の圧力で挟みながら回転することによって、フィルム積層体10を下流側に送るようになっている。
本実施形態の粘着ローラ対60は、図2に示すように、フィルム積層体10の上記両端縁10a、10b側に配されている。より詳細には、粘着ローラ対60は、フィルム積層体10の上記両端縁10a、10b側にそれぞれ1つずつ、合計2つ配されている。また、図3に示すように、粘着ローラ対60は、回転自在な第1の粘着ローラ61と回転自在な第2の粘着ローラ63とを有しており、これら第1及び第2の粘着ローラ61、63は、その表面部に粘着層(異物除去用粘着層)61b、63bを有している。具体的には、第1及び第2の粘着ローラ61、63は、ローラ体61a、63aと、該ローラ体61a、63aの表面にそれぞれ形成された粘着層61b、63bとを有している。図2〜図4に示すように、粘着ローラ対60は、第1の粘着ローラ61と第2の粘着ローラ63とが、フィルム積層体10を挟みつつ下流側へと通過させるように、所定の圧力で接触されて構成されている。さらに、これら粘着ローラ対60は、上記幅方向(Y方向)と平行に配されている。
次に、本実施形態で用いられるフィルム積層体10について説明する。
図3に示すように、本実施形態のフィルム積層体10は、帯状の光学フィルム11と、該光学フィルム11の一方の面(ここでは表面とする。)11a上に形成された粘着層13と、該粘着層13上に積層された帯状の保護フィルム15とを備えている。
光学フィルム11としては、例えば、偏光板(偏光フィルム)、位相差フィルム、反射防止フィルム、輝度向上フィルムまたはこれらの積層体等が挙げられる。
粘着層13は、光学フィルム11と保護フィルム15とを接着するものである。該粘着層13は、粘着層13を形成する材料たる粘着剤を光学フィルム11上に塗布し、必要に応じて乾燥したり、硬化させたりすることによって、形成される。
保護フィルム15は、光学フィルム11の表面11aを保護するものである。また、本実施形態では、保護フィルム15は、粘着層13から剥離されるようになっており、このような保護フィルムは、セパレータとも呼ばれる。
このような光学フィルム11、粘着層13及び保護フィルム15を備えたフィルム積層体10は、例えば、以下のようにして製造することができる。
すなわち、まず、光学フィルム11の表面11aに上記粘着剤を塗布し、必要に応じて乾燥したり、硬化させたりすることによって、粘着層13を形成する。この粘着層13上に保護フィルム15を載置し、得られた積層体を、所定の圧力に設定された一対のローラ間(不図示)に通す。これにより、フィルム積層体10を製造し得る。図1の態様では、フィルム積層体10をロール状に巻き取ってロール体19としたが、本発明においては、ロール体19とすることなくフィルム積層体10を用いてもよい。
次に、本実施形態のフィルム積層体の製造方法について説明する。
本実施形態のフィルム積層体20の製造方法は、光学フィルム11と、該光学フィルム11上に形成された粘着層13と、該粘着層13上に積層されて前記光学フィルム11を保護する保護フィルム15とを有するフィルム積層体10を下流側へと送りつつ、前記フィルム積層体10の幅方向(Y方向)の両端縁10a、10bの少なくとも一方を、該両端縁10a、10bの少なくとも一方の側に配された粘着ローラ対60で挟みながら前記下流側へと通過させることによって、異物を除去する異物除去方法を実施する異物除去工程を備えている。
前記異物除去工程では、まず、上記したロール体19から、図1に示すように、帯状の光学フィルム10を、その長手方向(X方向、図2参照)に沿って繰り出して、搬送用ローラ対3によって下流側に送る。このようにフィルム積層体10を下流側へと送りつつ、フィルム積層体10の両端縁10a、10bを、粘着ローラ対60にそれぞれ通す、すなわち、第1の粘着ローラ61と第2の粘着ローラ63との間にそれぞれ通す。図3、図4に示すように、第1の粘着ローラ61及び第2の粘着ローラ63は、両端縁10a、10bを挟みつつフィルム積層体10を下流側へと通過させる。
このように両端縁10a、10bを、各粘着ローラ対60で挟みながら下流側へと通過させることによって、幅方向(Y方向)におけるフィルム積層体10の両端面に付着した異物を除去する。なお、このとき、同時に、フィルム積層体10表面の両端縁10a、10b近傍の表面の異物も除去することができる。
また、上記幅方向(Y方向)において、フィルム積層体10と接触している粘着ローラ対60の幅方向(Y方向)長さ、及び、フィルム積層体10と接触していない(フィルム積層体よりも外側にはみ出している)粘着ローラ対60の幅方向(Y方向)長さは、それぞれ粘着層13の端面の異物が除去される程度に応じて適宜設定することができる。
なお、上記した図2では、2つの粘着ローラ対60がフィルム積層体10の両端縁10a、10b側に配された態様を示すが、本発明では、該両端縁10a、10b側に配置される粘着ローラ対60の数量は、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
また、上記した図2では、粘着ローラ対60がフィルム積層体10と平行に配された態様を示すが、本発明では、粘着ローラ対60の配置は、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。例えば、図5に示すように、粘着ローラ対60が、フィルム積層体10の幅方向(Y方向)の中央側ほど上記下流側に位置するように傾斜しているように配置される態様を採用してもよい。すなわち、粘着ローラ対60が、上記下流側に向けて幅が狭くなるハの字状を構成するように配置されていてもよい。このように傾斜した粘着ローラ対60でフィルム積層体10の両端縁10a、10bをそれぞれ挟むことによって、フィルム積層体10に皺が発生することを防止し得る。従って、フィルム積層体10の損傷を、より抑制し得る。
このように、粘着ローラ対60が傾斜されて配されている場合には、その傾斜角度θは、幅方向(Y方向)に対して、0°を超えて30°以下であることが好ましい。傾斜角度θが0°よりも大きいことによって、フィルム積層体10に皺が発生することを防止し得るという利点があり、傾斜角度θが30°以下であることによって、フィルム積層体10の蛇行が防止されて直進安定性が向上するという利点がある。
また、上記粘着ローラ対60の各周面部の硬度、すなわち、第1及び第2の粘着ローラ61、63の周面部の硬度は、30〜60°であることが好ましい。かかる硬度は、第1及び第2の粘着ローラ61、63の周面(表面)を、硬度計(デュロメーター)を用いて測定される。
上記硬度が60°以下であることによって、粘着ローラ対60でフィルム積層体10を挟んだ際に、図4に示すように、各第1及び第2の粘着ローラ61、63の周面部(すなわり、粘着層61b、63bと、ローラ体61a、63aの表面側の一部と)が、フィルム積層体10の端縁及び端面に追従するように変形して、フィルム積層体10の端面に接触し易くなる。これにより、フィルム積層体10の端面の異物を、より確実に除去し得る。また、かかる硬度が30°以上であることによって、粘着ローラ対60の耐久性、すなわち、第1及び第2の粘着ローラ61、63の耐久性が十分に向上したものとなる。
このように上記硬度を30〜60°とし得るようなローラ体61a、63aの形成材料としては、例えば、ブチルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。
そして、このように異物除去工程を行い、該異物除去工程後の積層体を、フィルム積層体20として得る。
上記した通り、本実施形態のフィルム積層体10からの異物除去方法は、上記フィルム積層体10を下流側へと送りつつ、フィルム積層体10の幅方向(Y方向)の両端縁10a、10bの少なくとも一方(ここでは、両端縁10a、10b)を、該両端縁10a、10bの少なくとも一方の側(ここでは、両端縁10a、10b側)に配された粘着ローラ対60で挟みながら上記下流側へと通過させることによって、異物を除去する。
かかる構成によれば、フィルム積層体10の端面に付着していた異物を、粘着ローラ対60に付着させることによって除去し得る。これにより、異物を十分に除去し得る。しかも、粘着ローラ対60によるフィルム積層体10の端面への押圧を回避しつつ、該粘着ローラ対60によって異物を除去できるため、フィルム積層体10の損傷を抑制し得る。
従って、フィルム積層体10の損傷を抑制しつつ、該フィルム積層体10から異物を十分に除去し得る。
ここで、例えば、フィルム積層体10を繰り出す前に、ロール体19の側面に粘着部材等を接触させて、該側面の異物を除去しようとする場合には、ロール体19の巻き状態によって側面に凹凸が存在するため、十分に異物を除去することが困難である。また、フィルム積層体10の全面を1つの粘着ローラ対で挟んで下流側へと通過させて上記端面の異物を除去しようとする場合には、フィルム積層体10の幅方向での厚みムラや、該ローラ対の幅方向での圧力の不均一等に起因して、フィルム積層体10に皺が入ってしまう現象が発生するおそれがある。
しかし、上記異物除去方法によれば、これらと比較して、皺の発生を回避しつつ、異物を十分に除去し得る。
また、本実施形態では、上記光学フィルム11が偏光板である場合に好適である。偏光板においては、数μmの大きさの異物の付着でさえも問題となり得るため、フィルム積層体10の端面に付着した異物も確実に除去することができれば、非常に有効である。
また、本実施形態のフィルム積層体20の製造方法は、上記フィルム積層体10からの異物除去方法を実施する異物除去工程を備える。
かかる構成によれば、上記した異物除去方法によって、フィルム積層体10の損傷を抑制しつつ、該フィルム積層体10から異物を十分に除去し得る。
従って、かかる異物除去方法を実施する異物除去工程を備えることによって、損傷を抑制しつつ、異物の付着を抑制し得るフィルム積層体20を製造し得る。
また、本実施形態のフィルム積層体20の製造装置は、フィルム積層体10を下流側へと搬送する搬送手段3と、上記フィルム積層体10の幅方向の両端縁10a、10bの少なくとも一方の側に配されて、該両端縁10a、10bの少なくとも一方を挟みつつ上記フィルム積層体10を下流側へと通過させる粘着ローラ対60を有する異物除去手段4とを備える。
かかる構成によれば、上記と同様、損傷を抑制しつつ、異物の付着を抑制し得るフィルム積層体20を製造し得る。
なお、本実施形態のフィルム積層体からの異物除去方法、フィルム積層体の製造方法及び製造装置は、上記の通りであるが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の意図する範囲内において適宜設計変更されることが可能である。
例えば、上記実施形態では、上記両端縁10a、10bを、該両端縁10a、10b側に配された粘着ローラ対60によって挟む構成を示すが、本発明においては、上記両端縁10a、10bのうちいずれか一方を、該両端縁10a、10bのうちいずれか一方側の粘着ローラ対60によって挟む構成を採用することもできる。
1:製造装置、3:搬送用ローラ(搬送手段)、4:異物除去手段、10:フィルム積層体、11:光学フィルム、13:粘着層、15:保護フィルム、20:異物除去工程後のフィルム積層体、60:粘着ローラ対、61:第1の粘着ローラ、61a:ローラ体、61b:粘着層、63:第2の粘着ローラ、63a:ローラ体、63b:粘着層

Claims (6)

  1. 光学フィルムと、該光学フィルム上に形成された粘着層と、該粘着層上に積層されて前記光学フィルムを保護する保護フィルムとを有するフィルム積層体を下流側へと送りつつ、
    前記フィルム積層体の幅方向の両端縁を、該両端縁にそれぞれ配された粘着ローラ対で挟みながら前記下流側へと通過させることによって異物を除去し、且つ、
    前記粘着ローラ対は、前記フィルム積層体の幅方向の中央側ほど前記下流側に位置するように傾斜しているフィルム積層体からの異物除去方法。
  2. 前記粘着ローラ対は、前記幅方向に対して0°を超えて30°以下の傾斜角度で傾斜している請求項1に記載のフィルム積層体からの異物除去方法。
  3. 前記粘着ローラ対の各周面部の硬度が、30〜60°であることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム積層体からの異物除去方法。
  4. 前記光学フィルムが、偏光板である請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム積層体からの異物除去方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のフィルム積層体からの異物除去方法を実施する異物除去工程を備えたフィルム積層体の製造方法。
  6. フィルム積層体を下流側へと搬送する搬送手段と、
    前記フィルム積層体の幅方向の両端縁にそれぞれ配されて、該両端縁を挟みつつ前記フィルム積層体を下流側へと通過させる粘着ローラ対を有する異物除去手段とを備え
    前記粘着ローラ対は、前記フィルム積層体の幅方向の中央側ほど前記下流側に位置するように傾斜しているフィルム積層体の製造装置。
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