JP6160047B2 - 紙カップ - Google Patents
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Description
紙層と内側にシーラント層とを備えた紙製の側壁および底壁を有し、前記側壁の上縁に外向きカール部が形成された紙カップであって、
前記紙層と前記シーラント層との間に、ポリイミド系の接着剤を介して前記紙層に積層された環状ポリオレフィンを含む樹脂層のみを有する積層体で形成されているものである。
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デセン、
トリシクロ[4.4.0.12.5]−3−ウンデセン、
テトラシクロ[4.4.0.12.517.10]−3−ドデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13.6.02.7.09.13]−4−ペンタデセン、
ペンタシクロ[7.4.0.12.5.19.12.08.13]−3−ペンタデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13.6.02.7.09.13]−4,10−ペンタデカジエン、
ペンタシクロ[8.4.0.12.5.19.12.08.13]−3−ヘキサデセン、および
これらの誘導体からなる群より選択されることが好ましい。
<実施例1>
坪量260g/m2のカップ原紙からなる紙層に、溶融環状ポリオレフィンをポリイミド系の接着剤を介し20μmの厚みで押し出した。その後、溶融低密度ポリエチレンを25μmの厚みで溶融押出し加工を行い、シーラント層を設けた。以上の方法で積層されたシートをブランク形状に打ち抜き、カップ成形機により加工を行い容器本体11の側壁12および底壁13として用いた。
外装スリーブ21は310g/m2のコートボール紙を使用し、ブランク形状に打ち抜き、スリーブ成形を行い作成した。
最後に外装スリーブ21の中に容器本体11を挿入し、円周方向接着領域により接着して紙カップ1を製造した。
坪量260g/m2のカップ原紙からなる紙層に、溶融低密度ポリエチレンを45μmの厚みで溶融押出し加工を行い、シーラント層を設けた。これ以外は実施例1と同様にして、紙カップ1を製造した。
坪量260g/m2のカップ原紙からなる紙層に、バリアフィルムである表面に酸化ケイ素蒸着層を有する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、酸化ケイ素蒸着PETフィルムという)12μmを溶融低密度ポリエチレン15μmでサンドウィッチラミネートした。この後、酸化ケイ素蒸着PETフィルムの酸化ケイ素蒸着層の形成されていない面にイソシアネート系接着剤をコーティングし、更に溶融低密度ポリエチレンを20μmの厚みで溶融押出し加工を行い、シーラント層を設けた。これ以外は実施例1と同様にして、紙カップ1を製造した。
実施例1および比較例1,2で製造した容器本体11の側壁12を構成する積層体31からなるシートをブランク形状に打ち抜いた後、ブランクを水平な場所に置き、最大カール高さを測定した。
最大カール高さが5mm以下の場合は「○」、5mm以上の場合は「×」と判定した。
実施例1および比較例1,2で製造した容器本体11の側壁12および底壁13を構成する積層体31からなるシートを用い、カップ成型機にて容器本体11を100個作成し、成型不良発生の有無を確認した。成型不良品が発生しなかった場合を「○」、成型不良が発生した場合を「×」と判定した。
実施例1および比較例1,2で製造した紙カップ1にラーメンの粉末スープを収容し、下記方法により作製した蓋材でシールして、40℃×90wt%雰囲気下で1ヶ月保管した後、蓋材を開封し粉末スープが液化しているか否かを観察した。液化していない場合を「○」、液化している場合を「×」と判定した。
実施例1および比較例1,2で製造した紙カップ1に、上記蓋材でシールした容器を用意しピレストロイド系防虫剤と共に40℃×90wt%雰囲気下で1ヶ月保管した。その後、容器を取り出して蓋材を開封し、容器内の臭いの有無を確認した。臭いが感じられなかった場合を「○」、臭いが感じられた場合を「×」と判定した。
12 側壁
13 底壁
31 積層体
32 紙層
33 環状ポリオレフィンを含む層(樹脂層)
34 シーラント層
Claims (6)
- 紙層と内側にシーラント層とを備えた紙製の側壁および底壁を有し、前記側壁の上縁に外向きカール部が形成された紙カップであって、
前記紙層と前記シーラント層との間に、ポリイミド系の接着剤を介して前記紙層に積層された環状ポリオレフィンを含む樹脂層のみを有する積層体で形成されていることを特徴とする紙カップ。 - 前記側壁に、該側壁の外周面を覆う筒状の外装スリーブを備える二重構造を有することを特徴とする請求項1に記載の紙カップ。
- 前記環状ポリオレフィンは、環状オレフィンをメタセシス開環重合反応によって重合した開環メタセシス重合体、および環状オレフィンとα−オレフィンとの共重合体からなる群から選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙カップ。
- 前記環状オレフィンが、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デセン、
トリシクロ[4.4.0.12.5]−3−ウンデセン、
テトラシクロ[4.4.0.12.517.10]−3−ドデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13.6.02.7.09.13]−4−ペンタデセン、
ペンタシクロ[7.4.0.12.5.19.12.08.13]−3−ペンタデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13.6.02.7.09.13]−4,10−ペンタデガジエン、
ペンタシクロ[8.4.0.12.5.19.12.08.13]−3−ヘキサデセン、および
これらの誘導体からなる群より選択されることを特徴とする請求項3に記載の紙カップ。 - 前記環状ポリオレフィンを含む層の厚みが、10μmから30μmであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の紙カップ。
- 紙層と内側にシーラント層とを備えた紙製の側壁および底壁を有し、前記側壁の上縁に外向きカール部が形成された請求項1から5のいずれかに記載の紙カップの製造方法であって、
前記紙層に溶融環状ポリオレフィンをポリイミド系の接着剤を介して押し出し、
前記溶融環状ポリオレフィンの上に溶融低密度ポリエチレンを押し出して前記シーラント層とするシート製造工程を備えることを特徴とする紙カップの製造方法。
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JP2012204665A JP6160047B2 (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 紙カップ |
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