Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6149878B2 - 発光素子 - Google Patents

発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP6149878B2
JP6149878B2 JP2015026130A JP2015026130A JP6149878B2 JP 6149878 B2 JP6149878 B2 JP 6149878B2 JP 2015026130 A JP2015026130 A JP 2015026130A JP 2015026130 A JP2015026130 A JP 2015026130A JP 6149878 B2 JP6149878 B2 JP 6149878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pad electrode
film
light emitting
side pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015026130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016149476A (ja
Inventor
真一 大黒
真一 大黒
俊 北濱
俊 北濱
恵滋 榎村
恵滋 榎村
晃啓 中村
晃啓 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2015026130A priority Critical patent/JP6149878B2/ja
Priority to US15/041,921 priority patent/US9761761B2/en
Publication of JP2016149476A publication Critical patent/JP2016149476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6149878B2 publication Critical patent/JP6149878B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10HINORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
    • H10H20/00Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
    • H10H20/80Constructional details
    • H10H20/83Electrodes
    • H10H20/831Electrodes characterised by their shape
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10HINORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
    • H10H20/00Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
    • H10H20/80Constructional details
    • H10H20/83Electrodes
    • H10H20/832Electrodes characterised by their material
    • H10H20/833Transparent materials
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10HINORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
    • H10H20/00Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
    • H10H20/80Constructional details
    • H10H20/81Bodies
    • H10H20/816Bodies having carrier transport control structures, e.g. highly-doped semiconductor layers or current-blocking structures
    • H10H20/8162Current-blocking structures

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、発光素子に関する。
フェイスアップ型の実装に適した発光素子においては、p型半導体層上の略全面に、ITO(インジウム・スズ酸化物)などの透光性導電膜を形成し、p側パッド電極からの電流をp型半導体層に拡散する構成が取られる。また、透光性導電膜上の一部に設けられた絶縁膜上にp側パッド電極を形成し、絶縁膜に部分的に設けられた開口部を介してp側パッド電極と透光性導電膜とを電気的に接続させる構成とすることで光取り出し効率を向上させている発光素子が提案されている。
特開2010−199395号公報
近年は発光素子の高出力化に伴い、発光素子の光取り出し効率をさらに向上させることが要求されている。そこで、本発明の実施形態に係る発光素子は、電極による半導体積層体からの光の吸収を低減し、光取り出し効率がさらに向上された発光素子を提供することを課題とする。
上記した課題は次の手段により解決される。すなわち、基板と、前記基板上に設けられた半導体積層体と、前記半導体積層体上に設けられ複数の貫通孔を有する透光性導電膜と、前記半導体積層体上の前記貫通孔に設けられた絶縁膜と、前記透光性導電膜上及び前記絶縁膜上に設けられるパッド電極と、を備えた発光素子である。
本発明の実施形態に係る発光素子によれば、電極による半導体積層体からの光の吸収を低減し、光取り出し効率が向上された発光素子を提供することができる。
実施形態に係る発光素子の模式図であり、(a)は発光素子の平面図を示し、(b)は絶縁膜の配置領域を示す。 実施形態1に係る発光素子100の層構造を示す模式図であり、図1のA−A線における断面図である。 実施形態1に係る発光素子100Aの層構造を示す模式図であり、図1のA−A線における断面図である。 実施形態2に係る発光素子200の層構造を示す模式図であり、図1のA−A線における断面図である。 実施形態3に係る発光素子300の層構造を示す模式図であり、図1のA−A線における断面図である。 実施形態3に係る発光素子300Aの層構造を示す模式図であり、図1のA−A線における断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る発光素子について説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、本発明の実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係などが誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、平面図とその断面図において、各部材のスケールや間隔が一致しない場合もある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一又は同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略することとする。
また、本発明の各実施形態に係る発光素子において、「上」、「下」、「左」及び「右」などは、状況に応じて入れ替わるものである。本明細書において、「上」、「下」などは、説明のために参照する図面において構成要素間の相対的な位置を示すものであって、特に断らない限り絶対的な位置を示すことを意図したものではない。なお、以下の説明で使用する図2〜6において、図1のA―A線における断面図を本発明に係る各実施形態を説明しやすくするために便宜上誇張して図示している。
[実施形態1に係る発光素子100]
(発光素子100)
本実施形態に係る発光素子100は、図1、2に示すように、平面視で略正方形状に形成され、基板11と、基板11上に設けられた半導体積層体12と、半導体積層体12上に設けられ複数の貫通孔15aを有する透光性導電膜15と、貫通孔15aに設けられた絶縁膜16と、透光性導電膜15上及び絶縁膜16上に設けられたパッド電極と、発光素子100の上面を被覆する保護膜17とを備えて構成されている。また、本実施形態に係る発光素子100は、半導体積層体12の一方の面側にパッド電極としてp側パッド電極13と、n側パッド電極14とを備えており、フェイスアップ型の実装に適した構造を有している。つまり、パッド電極が設けられた半導体積層体12の一方の面側が主に光が取り出される面となる。以下、順に説明する。
(基板11)
基板11は、半導体積層体12をエピタキシャル成長させるための基板である。基板11としては、例えば、半導体積層体をGaN(窒化ガリウム)などの窒化物半導体を用いて形成する場合には、C面、R面、A面の何れかを主面とするサファイアやスピネル(MgAl24)のような絶縁性基板、また炭化ケイ素(SiC)、ZnS、ZnO、Si、GaAs、ダイヤモンド、及び窒化物半導体と格子接合するニオブ酸リチウム、ガリウム酸ネオジム等の酸化物基板が挙げられる。
(半導体積層体12)
半導体積層体12は、基板11上に設けられ、基板11の上面側からn型半導体層12n、活性層12a、p型半導体層12pがこの順に積層されてなり、p型半導体層12pと電気的に接続されたp側パッド電極13と、n型半導体層12nと電気的に接続されたn側パッド電極14との間に電流を通電することにより発光するようになっている。半導体積層体12を構成するp型半導体層12p、活性層12a及びn型半導体層12nは、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y<1)等が好適に用いられる。例えば、発光素子が発光する光の一部を、蛍光体層を設けて、異なる波長の光に変換する場合には、発光波長の短い青色や紫色に発光する半導体積層体が好適である。また、これらの半導体層は、それぞれ単層構造でもよいが、組成及び膜厚等の異なる層の積層構造、超格子構造等であってもよい。特に、活性層12aは、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造であることが好ましい。
図2に示すように、半導体積層体12には、p型半導体層12p及び活性層12aが部分的に存在しない領域、すなわちp型半導体層12pの表面から凹んでn型半導体層12nが露出した領域が形成されている。また、後述するn側パッド電極14は、この露出したn型半導体層12nと電気的に接続されている。
また、半導体積層体12の外周に沿って、p型半導体層12p及び活性層12aが存在せず、n型半導体層12nが露出した領域を有する。この露出した領域は、ウエハ状態の発光素子を個々に区画する境界線に沿った領域である境界領域(ダイシングストリート)に設けられている。
なお、n型半導体層12nが露出した領域は、完成した発光素子においては、保護膜17又はn側パッド電極14によって被覆されている。
(透光性導電膜15)
透光性導電膜15は、p型半導体層12pの上面の略全面を覆うように設けられ、p側パッド電極13を介して外部から供給される電流を、p型半導体層12pの全面に拡散させるための電流拡散層としての機能を有するものである。また、半導体積層体12からの光は、透光性導電膜15を介して外部に取り出されるため、透光性導電膜15は、半導体積層体12が発する光の波長に対して透過率が高いことが好ましい。
透光性導電膜15は、図1、2に示すように、p側半導体層12pが配置された領域上であって、p側パッド電極の外部接続部13aが配置された領域の直下領域の略全体と、延伸部13bが配置された領域の直下領域及びその近傍領域とに、貫通孔15aが設けられている。また、延伸部13bの直下領域及びその近傍領域において、p側パッド電極の延伸部13bに沿って複数の貫通孔15aが断続的に設けられ、その貫通孔15aに絶縁膜16が設けられている。
透光性導電膜15は、導電性金属酸化物から形成される。導電性金属酸化物としては、ITO(SnドープIn)、ZnO、Inなどを用いることが好ましい。なかでも、可視光において高い透光性を有し、導電率の高い材料であることから、p型半導体層12pの上面の略全面を覆うのに好適な材料であるITOを用いることが好ましい。
ここで、p側パッド電極13の直下領域において、透光性導電膜15には貫通孔15aが設けられ、その貫通孔15aには絶縁膜16が設けられているため、p側パッド電極13から供給される電流は、透光性導電膜15を介してp型半導体層12pに流れる。そのため、例えば、p側パッド電極13の直下領域において、透光性導電膜15と絶縁膜16を交互に配置し、p側パッド電極13と透光性導電膜15との接触面積を確保することで、Vfを悪化させないようにすることが好ましい。
(絶縁膜16)
絶縁膜16は、図1(b)にハッチングを施して示すように、p側パッド電極13が配置された領域の直下領域及びその近傍領域に設けられている。また、図1,2に示すように、絶縁膜16は、p型半導体層12p上であって、断続的に設けられた透光性導電膜の貫通孔15aに設けられている。このとき、絶縁膜16は、p型半導体層12pの上面と接触しており、半導体積層体12からの光は絶縁膜16とp型半導体層12pとの界面で反射される。
絶縁膜16がp側パッド電極13の直下領域に設けられた透光性導電膜の貫通孔15aに設けられることにより、p側パッド電極13の直下領域のp型半導体層12pに流れる電流を抑制し、p側パッド電極の直下の領域での発光を抑制させることができる。その結果、p側パッド電極13に向かって伝播する光量を低減させることでp側パッド電極13によって吸収される光量を低減できるので、発光素子全体としての発光量を増加させることができる。
絶縁膜16は、透光性を有する材料で構成され、透光性導電膜15よりも屈折率が低いことが好ましい。絶縁膜16をp型半導体層12pに接して設けることにより、p型半導体層12pと絶縁膜16との界面で、半導体積層体12内を上方に伝播する光をスネルの法則に基づいて全反射させることができる。従って、絶縁膜16をp側パッド電極13の直下領域及びその近傍領域に設け、p側パッド電極13に向かう光を手前で効率的に反射させることにより、p側パッド電極13による光吸収を低減させることができる。
p側パッド電極13は、透光性導電膜15と絶縁膜16との間に介在してもよいが、図2に示すように、絶縁膜16が、透光性導電膜の貫通孔15aの内面と接触していることが好ましい。このようにすれば、透光性導電膜の貫通孔15a内において、p側パッド電極13が、透光性導電膜15と絶縁膜16との間に介在せず、半導体積層体12からの光がp側パッド電極13に直接入射しない構成となる。その結果、p側パッド電極13による光吸収が低減され、発光素子100の光取り出し効率をさらに向上させることができる。
絶縁膜16は、図2に示すように、少なくとも一部が透光性導電膜15上を被覆していることが好ましい。具体的には、透光性導電膜の貫通孔15aの開口の外周縁の少なくとも一部を被覆していることが好ましい。このようにすれば、半導体積層体12からの光を反射する領域を増加し、p側パッド電極13による光吸収をさらに低減させることができるため、発光素子の光取り出し効率を向上させることができる。絶縁膜16が透光性導電膜15上を被覆する領域に特に制限はないが、半導体積層体12からの光を反射する領域を増加させるという目的として、透光性導電膜の貫通孔15aの開口の外周縁上すべてを被覆していることが好ましい。
絶縁膜16としては、例えば、SiO、TiO、Alなどの酸化物、SiNなどの窒化物、MgFなどのフッ化物を好適に用いることができる。これらの中で、屈折率が低いSiOをより好適に用いることができる。
また、絶縁膜16としては、屈折率の異なる2種以上の透光性誘電体を用いて積層し、DBR(Distributed Bragg Reflector)膜を構成するようにしてもよい。各層を構成する透光性誘電体としては、例えば、SiO、TiO、Nbなどの酸化物を好適に用いることができる。このようにすれば、絶縁膜16を半導体積層12からの光に対してより好適な反射率を有する膜とすることができ、発光素子の光取り出し効率をさらに向上させることができる。
(p側パッド電極13)
p側パッド電極13は、発光素子100に外部からの電流を供給するための電極であり、透光性導電膜15の上面の一部に設けられている。p側パッド電極13は、透光性導電膜15を介してp型半導体層12と電気的に接続されている。p側パッド電極13は、図1に示すように、平面視で略円形状に形成され外部と接続するための領域である外部接続部13aと、外部接続部13aから延伸し、平面視でn側パッド電極14を囲むように配置された延伸部13bとから構成されている。
図1、2に示すように、平面視において、絶縁膜16はp側パッド電極の外部接続部13aが形成されている領域よりも大きく設けられていることが好ましい。このようにすれば、p側パッド電極の外部接続部13aよりも外側に電流が拡散されるため、外部接続部13aの直下の半導体積層体12による光の発生を抑制できる。その結果、p側パッド電極の外部接続部13aに向かう光の発生を抑制し、光取り出し効率を向上させることができる。さらに、p側パッド電極の外部接続部13aに向かう光を絶縁膜16により効率良く反射し、p側パッド電極の外部接続部13aによる光吸収を低減することができる。
また、図1に示すように、平面視において、絶縁膜16は、p側パッド電極の延伸部13bの幅よりも広く設けられていることが好ましい。これにより、上記した絶縁膜16をp側パッド電極の外部接続部13aが形成されている領域よりも大きく設けることによる効果と同様の効果を得ることができる。ここで、p側パッド電極の延伸部13bの幅とは、延伸部13bの延伸方向に直交する方向における距離である。
p側パッド電極の延伸部13bは、図1、2に示すように、p側パッド電極の延伸部13bの直下領域において、交互に配置された透光性導電膜15及び絶縁膜16の上面に連続して設けられている。なお、図2において、p側パッド電極13を同じ膜厚で示しているが、透光性導電膜15及び絶縁膜16の上面の状態によって膜厚が変化しても構わない。
p側パッド電極の外部接続部13aは、ワイヤボンディングなどによる外部との接続に適するように、例えば、Cu、Au又はこれらの何れかの金属を主成分とする合金を用いて形成することができる。なお、p側パッド電極13は、外部接続部13a及び延伸部13bが、ともに同じ材料で構成されている。
(n側パッド電極14)
n側パッド電極14は、図1、2に示すように、半導体積層体12のn型半導体層12nが露出した領域に設けられ、発光素子100に外部からの電流を供給するためのパッド電極である。そのため、n側パッド電極の外部接続部14aは、ワイヤボンディングなどによる外部との接続に適するように、例えば、Cu、Au又はこれらの何れかの金属を主成分とする合金を用いることができる。また、n側パッド電極14とn型半導体層12nとは、金属からなる光反射膜を介して電気的に接続されていてもよい。光反射膜としては、例えば、Al又はAlを主成分とする合金から構成されていることが好ましい。なお、n側パッド電極14は、外部接続部14a及び延伸部14bが、ともに同じ材料で構成されている。
n側パッド電極14は、図1に示すように、平面視で円弧状に設けられている。n側パッド電極14は、円弧状の中央部近傍に円形状に形成された外部接続部14aと、外部接続部14aから円弧状に延伸する延伸部14bとから構成されている。外部接続部14aは、外部と接続するための領域であり、延伸部14bは、外部接続部14aを介して供給される電流をn型半導体層12nに効率的に拡散させるための機能を有する。
(保護膜17)
保護膜17は、透光性及び絶縁性を有し、図2に示すように、基板11の側面及び下面を除き、発光素子100の上面及び側面の略全体を被覆する膜である。また、図2に示すように、保護膜17は、p側パッド電極13と、n側パッド電極14とが設けられる部分に開口部を有している。保護膜17としては、例えば、SiOを好適に用いることができる。
(反射膜18)
図3に実施形態1の変形例である発光素子100Aを示す。図3に示すように、発光素子100Aは、実施形態1に係る発光素子100の構成にさらに反射膜18を設けたものである。反射膜18は、絶縁膜16の上面と透光性導電膜15上を被覆して設けられた絶縁膜16の側面とを被覆して設けられ、その反射膜18上にp側パッド電極13が設けられている。このとき、反射膜18は、透光性導電膜15の上面と接して設けることが好ましい。これにより、透光性導電膜15上において、半導体積層体12からの光を反射する領域が増加し、発光素子の光取り出し効率をさらに向上させることができる。また、絶縁膜16で半導体積層体12からの光を反射できなかった場合であっても、絶縁膜16を被覆して設けられた反射膜18により反射し、p側パッド電極13による光吸収を低減することができる。反射膜18は、半導体積層体12からの光を反射する機能を有し、例えば、Al又はAlを主成分とする合金から構成されていることが好ましい。
[実施形態2に係る発光素子200]
(発光素子200)
図4に示すように、実施形態2に係る発光素子200は、透光性導電膜15の膜厚と絶縁膜16の膜厚が略同一の厚さに設けられている点で、絶縁膜16が透光性導電膜15の上面の一部を被覆している実施形態1に係る発光素子100と相違する。実施形態2の発光素子200によっても、実施形態1の発光素子100と同様に、光取り出し効率に優れた発光素子を提供することができる。
図4に示すように、発光素子200は、透光性導電膜15の膜厚と絶縁膜16の膜厚が略同一の厚さで設けられている。このようにすれば、p側パッド電極13と透光性導電膜15との接触面積を容易に確保できるため、順方向電圧Vfの悪化を効率よく抑制することができる。また、p側パッド電極13が、透光性導電膜15の上面と絶縁膜16の上面とが略同一面である面上に設けられることで、p側パッド電極13を均一な膜厚で設けることができる。ここで、p側パッド電極13が段差を有する面上に形成されると、段差がある部分で局所的に薄く形成される場合があり、薄く形成されたパッド電極は断線などが発生する虞があるため発光素子の信頼性を低下させてしまう。従って、本実施形態に係る発光素子200によれば、p側パッド電極13が略均一な厚さで形成できるので、断線などの発生が抑制され、信頼性に優れた発光素子を提供することができる。
[実施形態3に係る発光素子300]
(発光素子300)
図5に示すように、実施形態3に係る発光素子300は、透光性導電膜15が絶縁膜16の上面の少なくとも一部を被覆して設けられている点で、絶縁膜16が透光性導電膜15の上面の一部を被覆している実施形態1に係る発光素子100と相違する。実施形態3の発光素子300によっても、実施形態1の発光素子100と同様に、光取り出し効率に優れた発光素子を提供することができる。
図5に示すように、発光素子300は、透光性導電膜15の少なくとも一部が絶縁膜16上を被覆して設けられている。具体的には、透光性導電膜15が、絶縁膜16の外周縁上の少なくとも一部を被覆している。これにより、実施形態1の絶縁膜16が透光性導電膜の上面の少なくとも一部を被覆する形態に比較して、p側パッド電極13と透光性導電膜15との接触面積が増加するため、順方向電圧Vfを低減させることができる。このとき、p側パッド電極13は、透光性導電膜15の上面及び側面に接触して設けられることが好ましい。透光性導電膜15が絶縁膜16上を被覆する領域に特に制限はないが、p側パッド電極13と透光性導電膜15との接触面積を増加させるという目的として、絶縁膜16の外周縁上すべてを被覆していることが好ましい。
また、図6に実施形態3の変形例である発光素子300Aを示す。図6に示すように発光素子300Aは、実施形態1に係る発光素子300の構成にさらに反射膜18を設けたものである。反射膜18は、絶縁膜16の上面と、透光性導電膜15の上面と、絶縁膜16上を被覆して設けられた透光性導電膜15の側面と、を被覆して設けられ、その反射膜18上にp側パッド電極13が設けられている。このようにすれば、半導体積層体12からの光を絶縁膜16で反射できなかった場合であっても、反射膜18により反射することができるため、p側パッド電極13による光吸収を低減することができる。さらに、透光性を有する透光性導電膜15の上面を被覆することで、半導体積層体12からの光が透光性導電膜15を伝播しp側パッド電極13に向かったとしても、透光性導電膜15の上面及び側面を被覆して設けられた反射膜18により反射することができる。その結果、p側パッド電極13による光吸収を低減し光取り出し効率を向上させることができる。また、反射膜18は、半導体積層体12からの光を反射させるものであり、例えば、Al又はAlを主成分とする合金から構成されていることが好ましい。
以上、実施形態について説明したが、これらの説明は、一例であり、特許請求の範囲に記載された構成は、これらの説明によって何ら限定されるものではない。
11 基板
12 半導体積層体
12p p型半導体層
12a 活性層
12n n型半導体層
13 p側パッド電極
13a 外部接続部
13b 延伸部
14 n側パッド電極
14a 外部接続部
14b 延伸部
15 透光性導電膜
15a 貫通孔
16 絶縁膜
17 保護膜
18 反射膜
100、100A、200,300、300A 発光素子

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた半導体積層体と、
    前記半導体積層体上に設けられ複数の貫通孔を有する透光性導電膜と、
    前記半導体積層体上の前記貫通孔にそれぞれ設けられた複数の絶縁膜と、
    前記透光性導電膜上及び前記絶縁膜上に設けられるパッド電極と、を備え、
    前記パッド電極は、外部と電気的に接続するための外部接続部と、前記外部接続部から延伸して設けられた延伸部と、を有し、
    前記複数の貫通孔は、前記外部接続部の直下領域に設けられた貫通孔と、前記延伸部の直下領域に前記延伸部の延伸方向に沿って設けられた2以上の貫通孔と、を含み、
    前記複数の絶縁膜それぞれの一部は、前記透光性導電膜上を被覆している発光素子。
  2. 前記絶縁膜は、前記貫通孔の内面に接している請求項1に記載の発光素子。
  3. 平面視において、前記絶縁膜は前記外部接続部よりも大きく形成されている請求項1又は2に記載の発光素子。
  4. 前記絶縁膜は、DBR膜である請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の発光素子。
  5. 前記絶縁膜上に反射膜が設けられている請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の発光素子。
JP2015026130A 2015-02-13 2015-02-13 発光素子 Active JP6149878B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026130A JP6149878B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 発光素子
US15/041,921 US9761761B2 (en) 2015-02-13 2016-02-11 Light-emitting element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026130A JP6149878B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016149476A JP2016149476A (ja) 2016-08-18
JP6149878B2 true JP6149878B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=56621516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015026130A Active JP6149878B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 発光素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9761761B2 (ja)
JP (1) JP6149878B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6582738B2 (ja) * 2015-08-26 2019-10-02 日亜化学工業株式会社 発光素子及び発光装置
KR102707425B1 (ko) * 2017-01-06 2024-09-20 서울바이오시스 주식회사 전류 차단층을 가지는 발광 소자
CN106920827B (zh) 2017-03-08 2019-11-01 京东方科技集团股份有限公司 一种发光二极管、阵列基板、发光器件及显示装置
KR102412985B1 (ko) * 2017-10-10 2022-06-24 루미레즈 엘엘씨 변환기 제한을 포함하는 led 패키지
KR102543183B1 (ko) * 2018-01-26 2023-06-14 삼성전자주식회사 반도체 발광소자
JP6994663B2 (ja) 2019-04-02 2022-01-14 日亜化学工業株式会社 発光素子
JP7485284B2 (ja) 2020-07-14 2024-05-16 国立大学法人京都大学 フォトニック結晶面発光レーザ素子
KR20220096188A (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 엘지디스플레이 주식회사 표시 장치

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09129933A (ja) 1995-10-31 1997-05-16 Sanyo Electric Co Ltd 発光素子
JP2003069074A (ja) 2001-08-14 2003-03-07 Shurai Kagi Kofun Yugenkoshi 半導体装置
JP3921989B2 (ja) 2001-10-19 2007-05-30 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子
JP4572604B2 (ja) 2003-06-30 2010-11-04 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子及びそれを用いた発光装置
JP3920315B2 (ja) 2004-06-14 2007-05-30 三菱電線工業株式会社 窒化物系半導体発光素子
JP2007081368A (ja) 2004-06-14 2007-03-29 Mitsubishi Cable Ind Ltd 窒化物系半導体発光素子
JP2006324296A (ja) 2005-05-17 2006-11-30 Shurai Kagi Kofun Yugenkoshi 分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオード
JP5176334B2 (ja) * 2007-02-01 2013-04-03 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子
DE102007032555A1 (de) 2007-07-12 2009-01-15 Osram Opto Semiconductors Gmbh Halbleiterchip und Verfahren zur Herstellung eines Halbleiterchips
KR101393353B1 (ko) 2007-10-29 2014-05-13 서울바이오시스 주식회사 발광다이오드
US8115222B2 (en) 2008-01-16 2012-02-14 Rohm Co., Ltd. Semiconductor light emitting device and fabrication method for the semiconductor light emitting device
JP5340712B2 (ja) 2008-01-16 2013-11-13 ローム株式会社 半導体発光素子およびその製造方法
JP5614938B2 (ja) 2009-02-26 2014-10-29 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子
JP5719110B2 (ja) * 2009-12-25 2015-05-13 日亜化学工業株式会社 発光素子
JP5633477B2 (ja) * 2010-08-27 2014-12-03 豊田合成株式会社 発光素子
KR101707118B1 (ko) 2010-10-19 2017-02-15 엘지이노텍 주식회사 발광소자 및 그 발광 소자의 제조 방법
CN103222074B (zh) * 2010-11-18 2016-06-01 首尔伟傲世有限公司 具有电极焊盘的发光二极管芯片
US9520536B2 (en) 2010-11-18 2016-12-13 Seoul Viosys Co., Ltd. Light emitting diode chip having electrode pad
KR101209163B1 (ko) * 2011-04-19 2012-12-06 주식회사 세미콘라이트 반도체 발광소자
KR20130011767A (ko) * 2011-07-22 2013-01-30 삼성전자주식회사 반도체 발광소자
TWI570955B (zh) * 2013-01-10 2017-02-11 晶元光電股份有限公司 發光元件
KR102070088B1 (ko) * 2013-06-17 2020-01-29 삼성전자주식회사 반도체 발광소자
JP2016146422A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9761761B2 (en) 2017-09-12
US20160240757A1 (en) 2016-08-18
JP2016149476A (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6149878B2 (ja) 発光素子
JP5719110B2 (ja) 発光素子
US8148736B2 (en) Flip chip type light-emitting element
JP5949294B2 (ja) 半導体発光素子
TWI596801B (zh) 藉由使用反射層強化發光二極體的光擷取效率
JP5652234B2 (ja) 半導体発光素子
US8581268B2 (en) Light emitting diode with a current concentrating structure
JP6485019B2 (ja) 半導体発光素子
KR101226706B1 (ko) 반도체 발광소자
JP6256235B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法
JP2015060886A (ja) Iii族窒化物半導体発光素子
JP6217528B2 (ja) 発光素子
JPWO2006006556A1 (ja) 半導体発光素子
JP2013258174A (ja) 半導体発光素子
US9941446B2 (en) Light-emitting element with first and second light transmissive electrodes and method of manufacturing the same
TW201505211A (zh) 發光元件
CN111799359B (zh) 发光元件
US10396248B2 (en) Semiconductor light emitting diode
JP2009238931A (ja) 半導体発光素子およびそれを用いる照明装置ならびに半導体発光素子の製造方法
KR101643688B1 (ko) 반도체 발광소자
KR20200031249A (ko) 발광소자 및 이를 구비한 광원 모듈
JP5682427B2 (ja) 発光素子
JP2015220404A (ja) 発光素子
KR20160081075A (ko) 개선된 접촉층을 갖는 발광소자

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6149878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250