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JP6143634B2 - 燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造 - Google Patents

燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造 Download PDF

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Description

この発明は、燃料噴射装置の燃料噴射口から流出した燃料を微粒化して噴射するために使用される燃料噴射装置用ノズルプレート(以下、適宜「ノズルプレート」と略称する)の取付構造に関するものである。
自動車等の内燃機関(以下、「エンジン」と略称する)は、燃料噴射装置から噴射された燃料と吸気管を介して導入された空気とを混合して可燃混合気を形成し、この可燃混合気をシリンダー内で燃焼させるようになっている。このようなエンジンは、燃料噴射装置から噴射された燃料と空気との混合状態がエンジンの性能に大きな影響を及ぼすことが知られており、特に、燃料噴射装置から噴射された燃料の微粒化がエンジンの性能を左右する重要な要素となることが知られている。
そこで、従来から、図12に示すように、燃料噴射装置100は、燃料噴射口101が形成された金属製のバルブボディ102に金属製のノズルプレート103を溶接し、燃料噴射口101から噴射された燃料をノズルプレート103に形成されたノズル孔104を介して吸気管内に噴射することにより、燃料の微粒化を促進するようになっている(特許文献1、2参照)。
特開平11−270438号公報 特開2011−144731号公報
しかしながら、従来の燃料噴射装置100は、溶接スパッタがノズルプレート103のノズル孔104に浸入し、ノズル孔104が溶接スパッタで塞がれるのを防止するため、マスキング治具を使用して溶接を行わなければならず、溶接を効率的に行うことが困難であった。その結果、従来の燃料噴射装置100は、製造工数が嵩み、製造コストの削減が困難であった。
そこで、本発明は、燃料噴射装置の製造工数を削減でき、燃料噴射装置の製造コストを削減できる燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造を提供する。
図1乃至図8に示すように、請求項1に係る発明は、燃料噴射装置1の燃料噴射口4から流出した燃料を微粒化して噴射するノズル孔7が形成された燃料噴射装置用ノズルプレート3の取付構造に関するものである。この発明において、前記燃料噴射装置用ノズルプレート3は、前記燃料噴射口4が形成された金属製バルブボディ5の先端側に嵌合される筒状嵌合部12と、前記筒状嵌合部12の一端側を塞ぐように形成されて前記バルブボディ5の先端面13が突き当てられると共に前記ノズル孔7が形成された底壁部14と、を有している。前記燃料噴射装置用ノズルプレート3の前記筒状嵌合部12及び前記底壁部14は、合成樹脂材料で一体に形成されている。前記筒状嵌合部12は、前記バルブボディ5に形成された係止用溝8又は係止用突起40に係合されるアーム部10,41が一体に形成され、前記底壁部14が前記バルブボディ5の前記先端面13に突き当てられた状態において、前記アーム部10,41が前記係止用溝8又は係止用突起40に係合されることにより前記バルブボディ5に固定される。そして、前記底壁部14は、前記バルブボディ5の前記先端面13に突き当てられるバルブボディ突き当て部21と、前記バルブボディ突き当て部21に突き当てられた前記バルブボディ5の前記先端面13との間に隙間を生じさせ且つ前記バルブボディ5に嵌合された前記筒状嵌合部12を前記隙間が減少する方向へ移動させることができる凹部22と、を有している。
また、図9乃至図10に示すように、請求項2に係る発明は、燃料噴射装置1の燃料噴射口4から流出した燃料を微粒化して噴射するノズル孔7が形成された燃料噴射装置用ノズルプレート3の取付構造に関するものである。この発明において、前記燃料噴射装置用ノズルプレート3は、前記燃料噴射口4が形成された金属製バルブボディ5の先端側に嵌合される筒状嵌合部12と、前記筒状嵌合部12の一端側を塞ぐように形成されて前記バルブボディ5の先端面13が突き当てられると共に前記ノズル孔7が形成された底壁部14と、を有している。前記燃料噴射装置用ノズルプレート3の前記筒状嵌合部12及び前記底壁部14は、合成樹脂材料で一体に形成されている。前記バルブボディ5は、外周に沿って環状の係止用溝53が形成されている。前記筒状嵌合部12は、固定リング54を装着するリング装着溝55が形成され、前記底壁部14が前記バルブボディ5の前記先端面13に突き当てられた状態において、前記固定リング54が前記リング装着溝55に装着されると、前記固定リング54が前記リング装着溝55の溝壁68と前記係止用溝53の溝壁70との間に挿入され、前記バルブボディ5に抜け止めされた状態で固定される。そして、前記底壁部14は、前記バルブボディ5の前記先端面13に突き当てられるバルブボディ突き当て部21と、前記バルブボディ突き当て部21に突き当てられた前記バルブボディ5の前記先端面13との間に隙間を生じさせ且つ前記バルブボディ5に嵌合された前記筒状嵌合部12を前記隙間が減少する方向へ移動させることができる凹部22と、を有している。
請求項1の発明に係る燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造によれば、底壁部のバルブボディ突き当て部がバルブボディの先端面に突き当てられた状態において、底壁部の凹部によって生じた底壁部とバルブボディの先端面との間の隙間分だけ筒状嵌合部を移動させることができるため、筒状嵌合部のアーム部がバルブボディの係止用溝又は係止用突起に容易に係合され、ノズルプレートとバルブボディとが抜け止めされた状態で固定される。したがって、請求項1の発明に係る燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造によれば、金属製のノズルプレートを金属製のバルブボディの先端に溶接固定する従来例に比較し、燃料噴射装置の製造工数を削減でき、燃料噴射装置の製造コストを削減できる。
請求項2の発明に係る燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造によれば、底壁部のバルブボディ突き当て部がバルブボディの先端面に突き当てられた状態において、底壁部の凹部によって生じた底壁部とバルブボディの先端面との間の隙間分だけ筒状嵌合部を移動させることができるため、固定リングが筒状嵌合部のリング装着溝の溝壁とバルブボディの係止用溝の溝壁との間に容易に係合され、ノズルプレートとバルブボディとが抜け止めされた状態で固定される。したがって、請求項2の発明に係る燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造によれば、金属製のノズルプレートを金属製のバルブボディの先端に溶接固定する従来例に比較し、燃料噴射装置の製造工数を削減でき、燃料噴射装置の製造コストを削減できる。
燃料噴射装置1の使用状態を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係るノズルプレートの取付構造を示す図である。図2(a)が燃料噴射装置の先端側正面図であり、図2(b)が図2(a)の矢印C1で示す方向から見た燃料噴射装置の先端側側面図であり、図2(c)が図2(a)のA1−A1線に沿ってノズルプレートを切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図であり、図2(d)が図2(a)のA1−A1線に沿って全体を切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図である。 図3(a)が図2(c)のA2−A2線に沿って切断して示す燃料噴射装置1の断面図であり、図3(b)が図2(c)のA3−A3線に沿って切断して示す燃料噴射装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係るノズルプレートを示す図である。図4(a)がノズルプレートの正面図であり、図4(b)が図4(a)の矢印C2で示す方向から見たノズルプレートの側面図であり、図4(c)が図4(a)のA4−A4線に沿って切断して示すノズルプレートの断面図である。 図5(a)がノズルプレートとバルブボディの第1の嵌合状態を示す図であり、図5(b)がノズルプレートとバルブボディの第2の嵌合状態を示す図である。 図6(a)が本発明の第1実施形態に係るバルブボディの正面図であり、図6(b)が図6(a)に示したバルブボディの側面図である。 本発明の第2実施形態に係るノズルプレートの取付構造を示す図である。図7(a)が燃料噴射装置の先端側正面図であり、図7(b)が図7(a)の矢印C3で示す方向から見た燃料噴射装置の先端側側面図であり、図7(c)が図7(a)のA5−A5線に沿ってノズルプレートを切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図であり、図7(d)が図7(a)のA5−A5線に沿って全体を切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図である。 本発明の第2実施形態に係るノズルプレートを示す図である。図8(a)がノズルプレートの正面図であり、図8(b)が図8(a)の矢印C4方向から見たノズルプレートの側面図であり、図8(c)が図8(a)のA6−A6線に沿って切断して示すノズルプレートの断面図である。 本発明の第3実施形態に係るノズルプレートの取付構造を示す図である。図9(a)が燃料噴射装置の先端側正面図であり、図9(b)が図9(a)の矢印C5で示す方向から見た燃料噴射装置の先端側側面図であり、図9(c)が図9(a)のA7−A7線に沿ってノズルプレートを切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図であり、図9(d)が図9(a)のA7−A7線に沿って全体を切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図である。 図9(b)のA8−A8線に沿って切断して示す燃料噴射装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係るノズルプレートの取付構造を示す図である。図11(a)が燃料噴射装置の先端側正面図であり、図11(b)が図11(a)のA9−A9に沿って切断して示す燃料噴射装置の先端側断面図であり、図11(c)が図11(b)に示す燃料噴射装置の一部拡大断面図である。 従来のノズルプレートの取付構造を示す燃料噴射装置の先端側断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
[第1実施形態]
(燃料噴射装置)
図1は、燃料噴射装置1の使用状態を模式的に示す図である(図2参照)。この図1に示すように、ポート噴射方式の燃料噴射装置1は、エンジンの吸気管2の途中に設置され、燃料を吸気管2内に噴射して、吸気管2に導入された空気と燃料とを混合し、可燃混合気を形成するようになっている。
図2は、燃料噴射装置用ノズルプレート3(以下、ノズルプレートと略称する)が取り付けられた燃料噴射装置1の先端側を示す図である。なお、図2(a)は、燃料噴射装置1の先端側正面図である。また、図2(b)は、図2(a)の矢印C1で示す方向から見た燃料噴射装置1の先端側側面図である。また、図2(c)は、図2(a)のA1−A1線に沿ってノズルプレート3を切断して示す燃料噴射装置1の先端側断面図である。また、図2(d)は、図2(a)のA1−A1線に沿って全体を切断して示す燃料噴射装置1の先端側断面図である。
図2に示すように、燃料噴射装置1は、燃料噴射口4が形成された金属製バルブボディ5の先端側に合成樹脂材料製のノズルプレート3が取り付けられている。この燃料噴射装置1は、図外のソレノイドによってニードルバルブ6が開閉されるようになっており、ニードルバルブ6が開かれると、バルブボディ5内の燃料が燃料噴射口4から噴射され、燃料噴射口4から噴射された燃料がノズルプレート3のノズル孔7を通過して外部に噴射されるようになっている。バルブボディ5は、正面側から見た形状が円形状であり(図6(a)参照)、先端側外周面11aに環状の係止用溝8が周方向に沿って形成されている(図6(a)〜(b)参照)。係止用溝8は、断面形状(バルブボディ5の母線に沿った断面形状)が矩形形状であり、ノズルプレート3のアーム部10の先端側が係合されるようになっている(図2(c)〜(d)参照)。なお、ノズルプレート3は、PPS、PEEK、POM、PA、PES、PEI、LCP等の合成樹脂材料を使用して射出成形される。
(ノズルプレートの取付構造)
以下、図2乃至図6に基づき、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造を説明する。なお、図3(a)が図2(c)のA2−A2線に沿って切断して示す断面図であり、図3(b)が図2(c)のA3−A3線に沿って切断して示す断面図である。図4(a)がノズルプレート3の正面図であり、図4(b)が図4(a)のC2方向から見たノズルプレート3の側面図であり、図4(c)が図4(a)のA4−A4線に沿って切断して示すノズルプレート3の断面図である。また、図5(a)がノズルプレート3とバルブボディ5の第1の係合状態を示す図であり、図5(b)がノズルプレート3とバルブボディ5の第2の係合状態を示す図である。また、図6(a)がバルブボディ5の先端側正面図であり、図6(b)がバルブボディ5の先端側側面図である。
図2乃至図6に示すように、ノズルプレート3は、バルブボディ5の先端側外周面11a,11bに嵌合される筒状嵌合部12と、この筒状嵌合部12の一端側を塞ぐように形成されてバルブボディ5の先端面13が突き当てられる底壁部14と、筒状嵌合部12の他端側に一対形成されてバルブボディ5の係止用溝8に係合されるアーム部10と、を一体に有する有底筒状体である。なお、本実施形態において、アーム部10は、筒状嵌合部12の他端側に一対形成される態様を例示したが、これに限られず、筒状嵌合部12の他端側に少なくとも一箇所形成されていればよい。
筒状嵌合部12は、円筒形状であり、バルブボディ5の先端側に圧入されるように、内径寸法がバルブボディ5の外径寸法よりも僅かに小さく形成されている。この筒状嵌合部12は、一端側が底壁部14によって塞がれ、他端側がバルブボディ5の先端側を挿入できるように開口している。また、この筒状嵌合部12は、一端側の小径穴部15がバルブボディ5の先端側小径部16に圧入され、他端側の大径穴部17がバルブボディ5の先端側大径部18に圧入されるようになっている。この筒状嵌合部12が圧入されるバルブボディ5は、先端面13に接続される先端側小径部16と先端面13から離れて位置する先端側大径部18との間に係止用溝8が形成されている。バルブボディ5の係止用溝8は、バルブボディ5の中心軸20に沿って切断して示す断面形状が矩形形状の凹みである(図2(c)〜(d)、図6参照)。
底壁部14は、燃料噴射装置1の燃料噴射口4から噴射された燃料を外部(吸気管2内)に向けて噴射するためのノズル孔7が複数(周方向に等間隔で6箇所)形成されている。
底壁部14は、筒状嵌合部12がバルブボディ5の先端側に圧入された場合に、バルブボディ5の先端面13に最初に当接する平坦面(バルブボディ突き当て部)21が内側(バルブボディ5の先端面13に対向する側)の中央部に形成されている。そして、この平坦面21は、複数のノズル孔7が開口し、バルブボディ5の燃料噴射口4の周囲に当接するようになっている。また、底壁部14は、筒状嵌合部12との接続部分から平坦面21の外縁までの径方向内方側の内側部分が平坦面21よりも凹んだ凹部22になっている。この凹部22は、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態において、バルブボディ5の先端面13との間に隙間を生じるように底壁部14の内側に形成されている。そして、凹部22は、平坦面21の外縁から径方向外方側に延びるテーパ面23と、このテーパ面23の外縁と筒状嵌合部12の内周面24とを滑らかに接続する曲面25と、によって形作られている(図5(a)参照)。なお、バルブボディ突き当て部は、平坦面21に限定されるものではなく、例えば、バルブボディ5の先端面13の燃料噴射口4の周囲に当接する環状の突起でもよい。
底壁部14は、外側の中央部26が凹んでおり、この凹んだ中央部26に複数のノズル孔7が開口している。また、この底壁部14は、外側の中央部26を取り囲む領域で且つ筒状嵌合部12との接続部分よりも径方向内方側の部分(中央部26よりも厚肉の部分)に筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の凹み27が形成されることにより、筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の薄肉部分28が形成されている(図5(a)参照)。なお、環状の凹み27は、断面形状が応力集中を生じにくい円弧形状になっている。また、本実施形態において、ノズル孔7は、底壁部14に合計6箇所形成されているが、これに限られず、要求される燃料噴射特性に応じた最適の個数及び孔径等が決定される。
このように構成されたノズルプレート3は、図5(a)に示すように、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態から、図5(b)に示す状態まで、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間を小さくするように、筒状嵌合部12を押し込み、後述するアーム部10の先端30aが、バルブボディ5の係止溝8に係合される(図2(c)参照)ことにより、バルブボディ5に取り付けられる。この際、底壁部14は、環状の薄肉部分28で容易に弾性変形し、筒状嵌合部12のバルブボディ5への更なる圧入作業を容易にする。さらに、本実施の形態においては、図5(c)に示すように、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間分だけ筒状嵌合部12をバルブボディ5の先端側に更に圧入(移動)することが可能となっている(図5(b)参照)。したがって、ノズルプレート3やバルブボディ5の製造誤差、及びノズルプレート3とバルブボディ5との組立誤差、並びに、ノズルプレート3とバルブボディ5との線膨張係数の差に応じて生じ得る係合状態の変化等に対しても、底壁部14の環状の薄肉部分28の弾性変形による力は維持される。
アーム部10は、先端30a側がバルブボディ5の係止用溝8に係合されるアーム部本体30と、このアーム部本体30の後端30b側で且つバルブボディ5の先端側外周面11bに対向するアーム部本体30の内面30c側に形成された突起31と、アーム部本体30を筒状嵌合部12に弾性的に支持するアーム部本体支持部32と、を有している。
アーム部本体30は、筒状嵌合部12に形成された一対の第1軸方向溝33,33、一対の第2軸方向溝34,34、及び周方向溝35で輪郭がほぼ形作られている。第1軸方向溝33,33は、筒状嵌合部12の一端37から筒状嵌合部12の中心軸20に沿った方向(母線に沿った方向)に切り込むように形成されており、筒状嵌合部12の周方向に間隔をあけて一対形成されている。第2軸方向溝34は、第1軸方向溝33の延長線(中心軸20に沿った延長線)上に、第1軸方向溝33と離れて(間隔をあけて)位置するように形成された長穴状の溝(中心軸20に沿った方向へ延びる溝)であり、一対の第1軸方向溝33,33の延長線上に対向するように筒状嵌合部12に一対形成されている。そして、第2軸方向溝34,34の端部で且つ第1軸方向溝33,33寄りに位置する端部を第2軸方向溝34,34の一端側とし、この第2軸方向溝34,34の端部で且つ第1軸方向溝33,33から遠い位置にある端部を第2軸方向溝34,34の他端側とすると、一対の第2軸方向溝34,34の他端側が筒状嵌合部12の周方向に沿って形成された周方向溝35によって接続されている。これら一対の第1軸方向溝33,33、一対の第2軸方向溝34,34、及び周方向溝35は、筒状嵌合部12の外周面36から内周面24まで貫通している。このように、アーム部本体30は、筒状嵌合部12に形成された一対の第1軸方向溝33,33、一対の第2軸方向溝34,34、及び周方向溝35により、一部(アーム部本体支持部32,32)を除き筒状嵌合部12から切り離されている。また、アーム部本体30は、筒状嵌合部12の一端(開口端)37側を一端(後端)30bとし、筒状嵌合部12の一端(開口端)37から中心軸20方向に離れて位置する端部を他端(先端)30aとすると、一端30bと他端30aのほぼ中間部分がアーム部本体支持部32,32によって弾性的に支持されている。また、本実施形態において、周方向溝35は、筒状嵌合部12の中心軸20に直交するように形成されているが、これに限られず、筒状嵌合部12の内周面24側の端縁よりも外周面36側の端縁の方が底壁部14寄りに位置するように斜めに形成してもよい。なお、アーム部本体30は、図2(b)及び図4(b)に示すように、ノズルプレート3の側面側から見た形状が略矩形形状になっている。
アーム部本体支持部32,32は、筒状嵌合部12に形成された一対の第1軸方向溝33,33と一対の第2軸方向溝34,34との間に形成された切り残し部分である。このアーム部本体支持部32,32は、アーム部本体30の両側(筒状嵌合部12の周方向に沿った幅方向の両側)を筒状嵌合部12に接続しており、アーム部本体30が揺動できるように、アーム部本体30を筒状嵌合部12に対して弾性的に支持している。
突起31は、アーム部本体支持部32よりも筒状嵌合部12の一端37側(アーム部本体30の一端30b側)に位置し、ノズルプレート3がバルブボディ5に圧入された場合に、バルブボディ5の周方向に広い面積で接触できるように形成された矩形形状の出っ張りである。この突起31は、筒状嵌合部12の一端37寄りを一端31aとし、筒状嵌合部12の一端37から中心軸20に沿って離れた端部を他端31bとすると、一端31aが他端31bよりも筒状嵌合部12の中心軸20寄り(径方向内方寄り)に位置するように形成されている。このような形状の突起31は、ノズルプレート3の筒状嵌合部12がバルブボディ5に圧入されると、一対のアーム部本体支持部32,32を支点としてアーム部本体30の一端30b側を持ち上げ、アーム部本体30の他端(先端)30a側を係止用溝8内に倒し込む。この際、筒状嵌合部12は、ノズルプレート3とバルブボディ5の製造誤差等により、アーム部本体30の他端(先端)30aがバルブボディ5の先端側外周面11aに引っ掛かって係止用溝8に係合されない場合に、底壁部14の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間の範囲内でバルブボディ5に更に圧入される。その結果、アーム部本体30の他端(先端)30aは、バルブボディ5の係止用溝8内に確実に係合され、ノズルプレート3をバルブボディ5に抜け止めした状態で固定する。なお、筒状嵌合部12とバルブボディ5との圧入作業を容易にするため、筒状嵌合部12の一端37側の内周縁及び突起31の一端31aを面取りすることが好ましい。また、図6(b)に示すように、先端側大径部18の係止用溝8側の端部には、面取り38が形成されていてもよい。この面取り38は、筒状嵌合部12とバルブボディ5の圧入作業を容易にするため、アーム部本体30の一端30b及び突起31の移動を斜面によって円滑にガイドできる面取りであり、アーム部本体30の内面30cがバルブボディ5に接触しないような面取りとすることが好ましい。
(第1実施形態の効果)
以上のような本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、ノズルプレート3の筒状嵌合部12をバルブボディ5の先端側に圧入すると、アーム部10の突起31がアーム部本体30の先端30a側をバルブボディ5の係止用溝8内に向けて倒すが、アーム部本体30の先端30aがバルブボディ5の先端側外表面11aに引っ掛かって係止用溝8に係合されない場合、ノズルプレート3の底壁部14の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間が減少する方向に筒状嵌合部12を移動させ(バルブボディ5に更に圧入し)、アーム部本体30の先端30a側を係止用溝8内に確実に係合させて、ノズルプレート3をバルブボディ5に抜け止めした状態で確実に固定することができる。したがって、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例に比較し(図12参照)、燃料噴射装置1の製造工数を削減でき、燃料噴射装置1の製造コストを削減できる。また、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例のような不具合(溶接スパッタでノズル孔104が塞がれるという不具合)が生じることがなく(図12参照)、全てのノズル孔7が燃料の微粒化のための機能を確実に発揮する。
なお、図2(a)及び図4(a)に示すように、アーム部10は、筒状嵌合部12の周方向に沿って一対形成する態様を例示したが、これに限られず、筒状嵌合部12に少なくとも1箇所形成すればよく、筒状嵌合部12に3箇所以上形成してもよい。
また、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造において、ノズルプレート3及びバルブボディ5の正面側形状は、円形に限られず、六角形状等の多角形状、D形状、小判型形状、その他の形状でもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係るノズルプレート3の取付構造を説明する。
(ノズルプレートの取付構造)
図7及び図8は、本発明の第2実施形態に係るノズルプレート3の取付構造を示す図である。なお、図7は、本発明の第2実施形態に係る燃料噴射装置1の先端側を示す図である。また、図8は、本発明の第2実施形態に係るノズルプレート3を示す図である。なお、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造の説明は、第1実施形態に係るノズルプレート3の取付構造の説明と重複する説明を省略する。
図7及び図8に示すように、ノズルプレート3は、バルブボディ5の先端側外周面11aに圧入される筒状嵌合部12と、この筒状嵌合部12の一端側を塞ぐように形成されてバルブボディ5の先端面13が突き当てられる底壁部14と、筒状嵌合部12の他端側に一対形成されてバルブボディ5の係止用突起40に引っ掛けられるアーム部41と、を一体に有する有底筒状体である。なお、本実施形態に係るノズルプレート3は、第1実施形態に係るノズルプレート3と同様に合成樹脂材料で形成されている。
筒状嵌合部12は、円筒形状であり、バルブボディ5の先端側に圧入されるように、内径寸法がバルブボディ5の外径寸法よりも僅かに小さく形成されている。この筒状嵌合部12は、一端側が底壁部14によって塞がれ、他端側がバルブボディ5の先端側を挿入できるように開口している。
底壁部14は、筒状嵌合部12がバルブボディ5の先端側に圧入された場合に、バルブボディ5の先端面13に最初に当接する平坦面21(バルブボディ突き当て部)が内側(バルブボディ5の先端面13に対向する側)の中央部に形成されている。そして、この平坦面21は、複数のノズル孔7が開口し、バルブボディ5の燃料噴射口4の周囲に当接するようになっている。また、底壁部14は、筒状嵌合部12との接続部分から平坦面21の外縁までの径方向内方側の内側部分が平坦面21よりも凹んだ凹部22になっている。この凹部22は、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態において、バルブボディ5の先端面13との間に隙間を生じるように底壁部14の内側に形成されている。そして、凹部22は、平坦面21の外縁から径方向外方側に延びるテーパ面23と、このテーパ面23の外縁と筒状嵌合部12の内周面24とを滑らかに接続する曲面25と、からなっている(図5(a)参照)。なお、バルブボディ突き当て部は、平坦面21に限定されるものではなく、例えば、バルブボディ5の先端面13の燃料噴射口4の周囲に当接する環状の突起でもよい。
底壁部14は、外側の中央部26が凹んでおり、この凹んだ中央部26に複数のノズル孔7が開口している。また、この底壁部14は、外側の中央部26を取り囲む領域で且つ筒状嵌合部12との接続部分よりも径方向内方側の部分(中央部26よりも厚肉の部分)に筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の凹み27が形成されることにより、筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の薄肉部分28が形成されている(図5(a)参照)。なお、環状の凹み27は、断面形状が応力集中を生じにくい円弧形状になっている。また、本実施形態において、ノズル孔7は、底壁部14に合計6箇所形成されているが、これに限られず、要求される燃料噴射特性に応じた最適の個数及び孔径等が決定される。
このように構成されたノズルプレート3は、図5(a)に示すように、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態から、図5(b)に示す状態まで、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間を小さくするように、筒状嵌合部12を押し込み、アーム部41の爪部分44が、バルブボディ5の係止用突起40の側面46に引っかけられることにより、バルブボディ5に取り付けられる。この際、底壁部14は、環状の薄肉部分28で容易に弾性変形し、筒状嵌合部12のバルブボディ5への更なる圧入作業を容易にする。さらに、本実施の形態においては、図5(c)に示すように、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間分だけ筒状嵌合部12をバルブボディ5の先端側に更に圧入(移動)することが可能となっている(図5(b)参照)。したがって、ノズルプレート3やバルブボディ5の製造誤差、及びノズルプレート3とバルブボディ5との組立誤差、並びに、ノズルプレート3とバルブボディ5との線膨張係数の差に応じて生じ得る係合状態の変化等に対しても、底壁部14の環状の薄肉部分28の弾性変形による力は維持される。
アーム部41は、筒状嵌合部12の開口端(一端)37から筒状嵌合部12の母線に沿った方向へ突出するように形成されており、筒状嵌合部12の開口端37側の周方向に180°の間隔で一対形成されている。このアーム部41は、ノズルプレート3の側方から見た(図7(a)の矢印C3で示す方向、及び図8(a)の矢印C4で示す方向から見た)形状が四角形状であり、全体として略舌片状に形成されている。また、このアーム部41は、ノズルプレート3がバルブボディ5に取り付けられる前の状態において、その外表面42が筒状嵌合部12の外周面36と面一になっている(図8(c)参照)。そして、このアーム部41は、先端側がバルブボディ5の係止用突起40を乗り越える際に径方向外方側へ撓み変形させられるようになっているばね作用部分43と、このばね作用部分43の先端側に一体に形成された爪部分44と、を有している。
アーム部41のばね作用部分43の内表面45(バルブボディ5に対向する面)は、ノズルプレート3がバルブボディ5に取り付けられた状態(特に、図7(c)〜(d)に示す状態)において、バルブボディ5の係止用突起40に接触することがないように、筒状嵌合部12の内周面24よりも径方向外方側に位置している。このように、アーム部41のばね作用部分43は、筒状嵌合部12よりも薄肉に形成されており、他部よりも比較的容易に弾性変形できるようになっている。
アーム部41の爪部分44は、バルブボディ5の係止用突起40の側面46に引っ掛けられる突き当て面47が形成されている。この突き当て面47は、ばね作用部分43の内表面45から径方向内方側へ向かって延びる平坦面であり、係止用突起40の両側面のうち、バルブボディ5の先端面13から遠い位置にある側面46に当接するようになっている(図7(c),(d)参照)。
また、アーム部41の先端側であり且つ爪部分44の先端側には、爪部分44とバルブボディ5の先端側との係合を容易にすると共に、爪部分44がバルブボディ5の係止用突起40を乗り越えやすくするための係合ガイド面48が形成されている。この係合ガイド面48は、一端が突き当て面47の端部に接続され、他端がアーム部41の先端面50に接続され、突き当て面47から遠ざかるにしたがってアーム部41の外表面42に近づくように傾斜している。このような形状の係合ガイド面48は、ノズルプレート3をバルブボディ5の先端側に係合する際に、バルブボディ5の先端のエッジ51に当接して緩やかにばね作用部分43を撓み変形させると共に、爪部分44が係止用突起40を乗り越える際に、係止用突起40のエッジ52に当接して緩やかにばね作用部分43を撓み変形させる。その結果、ノズルプレート3とバルブボディ5の組立作業が円滑且つ容易に行える。
(第2実施形態の効果)
以上のような本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、ノズルプレート3の筒状嵌合部12をバルブボディ5の先端側に圧入すると、アーム部41の爪部分44が係止用突起40を乗り越えた後に係止用突起40の側面46に引っ掛けられることになるが、アーム部41の爪部分44がノズルプレート3とバルブボディ5の製造誤差等によって係止用突起40を乗り越えることができない場合、ノズルプレート3の底壁部14の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間が減少する方向に筒状嵌合部12を移動させ(バルブボディ5に更に圧入させ)、アーム部41の爪部分44を係止用突起40に確実に引っ掛けて(係合させて)、ノズルプレート3をバルブボディ5に抜け止めした状態で確実に固定することができる。したがって、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例に比較し(図12参照)、燃料噴射装置1の製造工数を削減でき、燃料噴射装置1の製造コストを削減できる。また、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例のような不具合(溶接スパッタでノズル孔104が塞がれるという不具合)が生じることがなく(図12参照)、全てのノズル孔7が燃料の微粒化のための機能を確実に発揮する。
なお、図7(a)及び図8(a)に示すように、アーム部41は、筒状嵌合部12の周方向に沿って一対形成する態様を例示したが、これに限られず、筒状嵌合部12に少なくとも1箇所形成すればよく、筒状嵌合部12に3箇所以上形成してもよい。
また、図7(c)及び(d)で示す係止用突起40のエッジ52に対応する部分を面取り(C面取り、R面取り等)することにより、爪部分44が係止用突起40を乗り越える際に、爪部分44が係止用突起40の面取りされた部分に当接して緩やかにばね作用部分43を撓み変形させる。その結果、ノズルプレート3とバルブボディ5の組立作業が円滑且つ容易に行える。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係るノズルプレート3の取付構造を説明する。
(ノズルプレートの取付構造)
図9及び図10は、本発明の第3実施形態に係るノズルプレート3の取付構造を示す図である。なお、図9は、本発明の第3実施形態に係る燃料噴射装置1の先端側を示す図である。また、図10は、図9(b)のA8−A8線に沿って切断して示す燃料噴射装置1の断面図である。なお、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造の説明は、第1実施形態に係るノズルプレート3の取付構造の説明と重複する説明を省略する。
図9乃至図10に示すように、ノズルプレート3は、バルブボディ5の先端側外周面11に圧入される筒状嵌合部12と、この筒状嵌合部12の一端側を塞ぐように形成されてバルブボディ5の先端面13が突き当てられる底壁部14と、を一体に有する有底筒状体である。なお、本実施形態に係るノズルプレート3は、第1実施形態に係るノズルプレート3と同様に合成樹脂材料で形成されている。
底壁部14は、筒状嵌合部12がバルブボディ5の先端側に圧入された場合に、バルブボディ5の先端面13に最初に当接する平坦面21(バルブボディ突き当て部)が内側(バルブボディ5の先端面13に対向する側)の中央部に形成されている。そして、この平坦面21は、複数のノズル孔7が開口し、バルブボディ5の燃料噴射口4の周囲に当接するようになっている。また、底壁部14は、筒状嵌合部12との接続部分から平坦面21の外縁までの径方向内方側の内側部分が平坦面21よりも凹んだ凹部22になっている。この凹部22は、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態において、バルブボディ5の先端面13との間に隙間を生じるように底壁部14の内側に形成されている。そして、凹部22は、平坦面21の外縁から径方向外方側に延びるテーパ面23と、このテーパ面23の外縁と筒状嵌合部12の内周面24とを滑らかに接続する曲面25と、からなっている(図5(a)参照)。なお、バルブボディ突き当て部は、平坦面21に限定されるものではなく、例えば、バルブボディ5の先端面13の燃料噴射口4の周囲に当接する環状の突起でもよい。
底壁部14は、外側の中央部26が凹んでおり、この凹んだ中央部26に複数のノズル孔7が開口している。また、この底壁部14は、外側の中央部26を取り囲む領域で且つ筒状嵌合部12との接続部分よりも径方向内方側の部分(中央部26よりも厚肉の部分)に筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の凹み27が形成されることにより、筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の薄肉部分28が形成されている(図5(a)参照)。なお、環状の凹み27は、断面形状が応力集中を生じにくい円弧形状になっている。また、本実施形態において、ノズル孔7は、底壁部14に合計6箇所形成されているが、これに限られず、要求される燃料噴射特性に応じた最適の個数及び孔径等が決定される。
このように構成されたノズルプレート3は、図5(a)に示すように、平坦面21がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態から、図5(b)に示す状態まで、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間を小さくするように、筒状嵌合部12を押し込み、U字状リング54をアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁53の溝壁70との間に挿入することにより、バルブボディ5に取り付けられる。この際、底壁部14は、環状の薄肉部分28で容易に弾性変形し、筒状嵌合部12のバルブボディ5への更なる圧入作業を容易にする。さらに、本実施の形態においては、図5(c)に示すように、底壁部14の内側の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間分だけ筒状嵌合部12をバルブボディ5の先端側に更に圧入(移動)することが可能となっている(図5(b)参照)。したがって、ノズルプレート3やバルブボディ5の製造誤差、及びノズルプレート3とバルブボディ5との組立誤差、並びに、ノズルプレート3とバルブボディ5との線膨張係数の差に応じて生じ得る係合状態の変化等に対しても、底壁部14の環状の薄肉部分28の弾性変形による力は維持される。
筒状嵌合部12は、円筒形状であり、バルブボディ5の先端側に圧入されるように、内径寸法がバルブボディ5の外径寸法よりも僅かに小さく形成されている。この筒状嵌合部12は、一端側が底壁部14によって塞がれ、他端側がバルブボディ5の先端側を挿入できるように開口している。この筒状嵌合部12が圧入されるバルブボディ5は、先端側の外周面11に係止用溝53が形成されている。バルブボディ5の係止用溝53は、バルブボディ5の中心軸20に沿って切断して示す断面形状が矩形形状の凹みである(図9(c)〜(d)参照)。
筒状嵌合部12には、U字状リング(固定リング)54を装着するためのリング装着溝55が形成されている。このリング装着溝55は、U字状リング54の円弧状部56が係合される円弧状部係合溝部57と、U字状リング54の円弧状部56の両端からほぼ平行に延びる一対のアーム部58,58が係合される一対のアーム部係合溝部60,60とで構成されている(図10参照)。円弧状部係合溝部57は、U字状リング54の線径とほぼ同様の溝深さに形成されており、筒状嵌合部12の外周面36に沿って一対のアーム部係合溝部60,60まで円弧状に形成されている。一対のアーム部係合溝部60,60は、バルブボディ5の露出を可能にする窓61が溝底に形成されている。そして、このアーム部係合溝部60の溝底に形成された窓61は、アーム部係合溝部60に装着されたU字状リング54のバルブボディ押圧部分62がバルブボディ5の係止用溝53の溝底63に当接できるように、バルブボディ5の一部をリング装着溝55内に露出させる。また、一対のアーム部係合溝部60,60は、図10に示すように、筒状嵌合部12(ノズルプレート3)の中心軸64に直交する仮想平面をX−Y座標面とすると、X軸にほぼ平行に形成されており、筒状嵌合部12の中心軸64に直交する中心線65に対して対称の形状となるように形成されている。円弧状部係合溝部57とアーム部係合溝部60との接続部分66は、滑らかな曲面で形成されており、U字状リング54のアーム部58の先端をアーム部係合溝部60内に挿入する際のガイド面として機能し、U字状リング54のアーム部58の先端をアーム部係合溝部60内へ円滑に案内する。
筒状嵌合部12のリング装着溝55は、溝幅がU字状リング54の線径よりも大きくなるように形成されている。また、筒状嵌合部12のリング装着溝55は、ノズルプレート3がバルブボディ5の先端側に圧入され、ノズルプレート3の底壁部14の平坦面21がバルブボディ5の先端面13に当接した状態において、バルブボディ5の係止用溝53に対して僅かに底壁部14寄りに位置するように形成されている。また、筒状嵌合部12は、リング装着溝55が形成されることにより、平面視した形状が略Cリング状の薄肉のU字状リング支持部分67が筒状嵌合部12の開口端37側に形成される。そして、ノズルプレート3がバルブボディ5の先端側に圧入され、ノズルプレート3の底壁部14の平坦面21がバルブボディ5の先端面13に当接した状態において、U字状リング54が筒状嵌合部12のリング装着溝55に装着されると、U字状リング54がU字状リング支持部分67を弾性変形させながらアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に挿入され、U字状リング54がU字状リング支持部分67の弾性力で係止用溝53の溝壁70に押圧される。しかしながら、ノズルプレート3とバルブボディ5の製造誤差等により、アーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間隔が狭すぎると、U字状リング54はアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に挿入されない。このような場合、ノズルプレート3の底壁部14の凹部22とバルブボディ5の先端面13との隙間が減少する方向に筒状嵌合部12を移動させると(バルブボディ5に更に圧入させると)、リング装着溝55がバルブボディ5の先端面13から遠ざかり、アーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間隔を広げることができ、U字状リング54をアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に容易に挿入することができる。
U字状リング54は、円形断面の弾性変形可能な金属線材が折り曲げられて形成されたものである。このU字状リング54は、円弧状部56と、この円弧状部56の両端からほぼ平行に伸びる一対のアーム部58,58と、を一体に有している。また、U字状リング54のアーム部58は、バルブボディ5の係止用溝53の溝底形状に沿うように円弧状に形作られたバルブボディ押圧部分62を有している。このようなU字状リング54は、一対のアーム部58,58の間隔を広げるように弾性変形させられた状態で筒状嵌合部12のリング装着溝55及びバルブボディ5の係止用溝53に装着され、一対のアーム部58,58のバルブボディ押圧部分62,62によってバルブボディ5を径方向の両側から抱き込むように弾性的に挟持すると共に、筒状嵌合部12のリング装着溝55の溝壁68とバルブボディ5の係止用溝53の溝壁70との間に挟持される。これにより、ノズルプレート3は、バルブボディ5の先端側に抜け止めされた状態で確実に固定される。
(第3実施形態の効果)
以上のような本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、ノズルプレート3の筒状嵌合部12がバルブボディ5の先端側に圧入され、U字状リング54がノズルプレート3のリング装着溝55に装着されると、U字状リング54がU字状リング支持部分67を弾性変形させながらアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に挿入されることになるが、アーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間隔が狭すぎて、U字状リング54がアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に挿入できない場合に、ノズルプレート3の底壁部14の凹部22とバルブボディ3の先端面13との隙間が減少する方向に筒状嵌合部12を移動させるだけで、アーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間隔が広がり、U字状リング54をアーム部係合溝部60の溝壁68と係止用溝53の溝壁70との間に容易に挿入することができ、ノズルプレート3をバルブボディ5に抜け止めした状態で確実に固定することができる。したがって、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例に比較し(図12参照)、燃料噴射装置1の製造工数を削減でき、燃料噴射装置1の製造コストを削減できる。また、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造によれば、金属製のノズルプレート103を金属製のバルブボディ102の先端に溶接固定する従来例のような不具合(溶接スパッタでノズル孔104が塞がれるという不具合)が生じることがなく(図12参照)、全てのノズル孔7が燃料の微粒化のための機能を確実に発揮する。
なお、本実施形態に係るノズルプレート3の取付構造は、固定リングとしてU字状リング54を例示し、ノズルプレート3とバルブボディ5をU字状リング54で抜け止めした状態で固定する態様を例示したが、これに限られず、固定リングとしてCリング又はEリングを使用し、ノズルプレート3とバルブボディ5をCリング又はEリングで抜け止めした状態で固定する場合にも適用できる。
[第1乃至第3実施形態の変形例]
図11は、本発明の第1乃至第3実施形態に係るノズルプレート3の取付構造の変形例を示す図であり、特にノズルプレート3の底壁部14の変形例を示す図である。この図11に示すように、本変形例において、ノズルプレート3の底壁部14は、外側の中央部26を取り囲む領域で且つ筒状嵌合部12との接続部分から径方向内方側の部分に、筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の凹み27が同心状に複数形成され、筒状嵌合部12の内周面24に沿った環状の薄肉部28が同心状に複数形成されている。これにより、底壁部14の外周側部分(筒状嵌合部12に寄った部分)が多段に弾性変形すると共に、第1乃至第3実施形態に係るノズルプレート3の底壁部14よりも大きく弾性変形できるようになっている。
また、図11に示すように、ノズルプレート3の底壁部14の凹部22は、平坦面21(バルブボディ突き当て部)がバルブボディ5の先端面13に最初に当接した状態において、バルブボディ5の先端面13との間に隙間を生じるが、その隙間が第1乃至第3実施形態に係るノズルプレート3の底壁部14の凹部22とバルブボディ5の先端面13との間に生じる隙間よりも大きくなるように形成されている。この凹部22は、平坦面21の外縁から径方向外方側に延びるテーパ面71と、このテーパ面71の外縁と筒状嵌合部12の内周面24とを接続する環状の溝面72と、からなっている。そして、凹部22を構成する環状の溝面72は、テーパ面71がバルブボディ5の先端面13に当接するまで変形させられたとしても、バルブボディ5の先端側のエッジ73に当接しない深さ(平坦面21からの深さ)に形成されている。
1……燃料噴射装置、3……ノズルプレート(燃料噴射装置用ノズルプレート)、4……燃料噴射口、5……バルブボディ、7……ノズル孔、8,53……係止用溝、10,41……アーム部、12……筒状嵌合部、13……先端面、14……底壁部、21……平坦面(バルブボディ突き当て部)、22……凹部、40……係止用突起、54……U字状リング(固定リング)、55……リング装着溝、68,70……溝壁

Claims (4)

  1. 燃料噴射装置の燃料噴射口から流出した燃料を微粒化して噴射するノズル孔が形成された燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造において、
    前記燃料噴射装置用ノズルプレートは、前記燃料噴射口が形成された金属製バルブボディの先端側に嵌合される筒状嵌合部と、前記筒状嵌合部の一端側を塞ぐように形成されて前記バルブボディの先端面が突き当てられると共に前記ノズル孔が形成された底壁部と、を有し、
    前記燃料噴射装置用ノズルプレートの前記筒状嵌合部及び前記底壁部は、合成樹脂材料で一体に形成され、
    前記筒状嵌合部は、前記バルブボディに形成された係止用溝又は係止用突起に係合されるアーム部が一体に形成され、前記底壁部が前記バルブボディの前記先端面に突き当てられた状態において、前記アーム部が前記係止用溝又は係止用突起に係合されることにより前記バルブボディに固定され、
    前記底壁部は、前記バルブボディの前記先端面に突き当てられるバルブボディ突き当て部と、前記バルブボディ突き当て部に突き当てられた前記バルブボディの前記先端面との間に隙間を生じさせ且つ前記バルブボディに嵌合された前記筒状嵌合部を前記隙間が減少する方向へ移動させることができる凹部と、を有している、
    ことを特徴とする燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造。
  2. 燃料噴射装置の燃料噴射口から流出した燃料を微粒化して噴射するノズル孔が形成された燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造において、
    前記燃料噴射装置用ノズルプレートは、前記燃料噴射口が形成された金属製バルブボディの先端側に嵌合される筒状嵌合部と、前記筒状嵌合部の一端側を塞ぐように形成されて前記バルブボディの先端面が突き当てられると共に前記ノズル孔が形成された底壁部と、を有し、
    前記燃料噴射装置用ノズルプレートの前記筒状嵌合部及び前記底壁部は、合成樹脂材料で一体に形成され、
    前記バルブボディは、外周に沿って環状の係止用溝が形成され、
    前記筒状嵌合部は、固定リングを装着するリング装着溝が形成され、前記底壁部が前記バルブボディの前記先端面に突き当てられた状態において、前記固定リングが前記リング装着溝に装着されると、前記固定リングが前記リング装着溝の溝壁と前記係止用溝の溝壁との間に挿入され、前記バルブボディに抜け止めされた状態で固定され、
    前記底壁部は、前記バルブボディの前記先端面に突き当てられるバルブボディ突き当て部と、前記バルブボディ突き当て部に突き当てられた前記バルブボディの前記先端面との間に隙間を生じさせ且つ前記バルブボディに嵌合された前記筒状嵌合部を前記隙間が減少する方向へ移動させることができる凹部と、を有している、
    ことを特徴とする燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造。
  3. 前記底壁部は、前記筒状嵌合部との接続部分から径方向内方側の部分に、前記筒状嵌合部の内周面に沿った環状の薄肉部が形成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造。
  4. 前記底壁部は、前記筒状嵌合部との接続部分から径方向内方側の部分に、前記筒状嵌合部の内周面に沿った環状の薄肉部が同心状に複数形成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造。
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