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JP6030225B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、評価者が取引対象に対する評価を行うときの適切な評価項目を提示することが可能なシステム等の技術分野に関する。
従来から、例えばWebサイトから提供されるWebページ上で、ユーザが購入した商品または利用したサービスなどの取引対象に対して予め設定された評価項目毎に当該ユーザが評価を行うことが可能なシステムが知られている。このような評価は、当該評価された取引対象(例えば商品やサービスなど)を購入しようとしている他のユーザにより閲覧可能になっている。一方、特許文献1には、Webページにて掲載される商品に対して正当な評価データを付加することにより、ユーザが実際に購入した商品に対する満足度を向上する商品販売システムが開示されている。特許文献1の技術では、商品の種別毎に異なる評価項目が予め細分化されて設定されるようになっている。
特開2002−140542号公報
ところで、取引対象に対して予め設定された評価項目の数が少ない場合(例えば、評価項目が大まかな(上位概念的な)上位評価項目の場合)は、取引対象に対する評価者による評価が総合的なものになってしまう。この場合、例えば、当該評価された商品を購入しようとしているユーザが、細かな(下位概念的な)下位評価項目を気にする場合、当該ユーザにとって上位評価項目に対応する評価は参考にならないことがある。一方、取引対象に対して予め設定された評価項目の数が多い場合(例えば、評価項目が下位評価項目の場合)は、数多くの評価項目に対応する評価を評価者が行うことになるため、評価者にとって煩雑であり負担となる。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、評価者の負担を抑えつつ、評価者に対して適切な評価項目を提示可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得手段と、前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得され前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得手段により取得された前記評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得手段により取得された前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得手段により取得された前記評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定手段と、複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定手段により特定された前記下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、第1取引対象に対して評価を行うユーザ(評価者)の負担を抑えつつ、当該ユーザが着目する項目を下位評価項目として迅速に特定して当該ユーザに提示することができる。
この発明によれば、ユーザによる上位評価項目に対応する評価が低評価である場合、上位評価項目に属する下位の項目の中でユーザが悪いとして着目した項目を評価項目として特定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記特定手段は、前記取引対象の種別毎に記憶手段に予め記憶される下位評価項目候補の中で、前記第1取得手段により取得され前記投稿情報に含まれるワードと一致する下位評価項目候補を前記下位評価項目として特定することを特徴とする。
この発明によれば、より迅速、且つ精度良く適切な評価項目を特定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記投稿情報に含まれるワードと一致する下位評価項目候補がない場合、前記特定手段は、記憶手段に予め記憶される前記第1取引対象の内容を表す情報に含まれるワードの中で、前記投稿情報に含まれるワードを前記下位評価項目として特定することを特徴とする。
この発明によれば、予め用意される評価項目候補の中に、該当する評価項目候補がない場合であっても、第1取引対象の内容を表す情報を活用して適切な評価項目を特定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記特定手段により前記第1取引対象の内容を表す情報に含まれるワードが前記下位評価項目として特定された場合、当該下位評価項目として特定されたワードを、前記下位評価項目候補として前記記憶手段に追加して記憶することを特徴とする。
この発明によれば、評価項目候補を増やしていくことができるので、その後の処理で、より精度良く適切な評価項目を特定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記第1取得手段は、ユーザ属性に基づいて分類される複数のユーザ層のうち、前記第1取引対象に対して評価を行うユーザと同じユーザ層に属する前記他のユーザによる第3投稿情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが重視する又は気になる評価項目を特定する精度を高めることができる。
請求項に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得ステップと、前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにより取得され前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得ステップにより取得された前記評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得ステップにより取得された前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得ステップにより取得された前記評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定ステップと、複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定ステップにより特定され下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、コンピュータを、第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得手段、前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得手段、前記第1取得手段により取得される前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得手段により取得された評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得手段により取得される前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得手段により取得された評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定手段、及び複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定手段により特定され下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信手段として機能させることを特徴とする。
この発明によれば、第1取引対象に対して評価を行うユーザの負担を抑えつつ、当該ユーザに対して適切な評価項目を提示することができる。
本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。 (A)は、本実施形態に係る情報提供サーバSAの概要構成例を示すブロック図である。(B)は、システム制御部4における機能ブロックの一例を示す図である。 (A)は、ユーザ情報データベース21に登録される内容(項目)の一例を示す図である。(B)は、施設情報データベース22に登録される内容の一例を示す図である。(C)は、ホテルXのプラン要素の一例を示す図である。(D)は、プラン情報データベース23に登録される内容の一例を示す図である。(E)は、ホテルXが提供可能なプランのプラン名、プラン要素、売上順位、及び稼働率の一例を示す図である。 評価項目情報データベース24に登録される内容の一例を示す図である。 情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目特定処理を示すフローチャートである。 情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例1を示すフローチャートである。 下位評価項目に対応する評価の入力欄が追加された評価入力ページの表示例を示す図である。 情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例2を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.情報提供システムの構成及び機能概要]
先ず、本発明の一実施形態に係る情報提供システムSの構成及び概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報提供システムSは、複数のユーザ端末UTn(n=1,2,3・・・k)と、複数の施設端末STm(m=1,2,3・・・j)と、情報提供サーバ(情報処理装置の一例)SAと、を含んで構成されている。ユーザ端末UTn、施設端末STm、及び情報提供サーバSAは、夫々、ネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
また、ユーザ端末UTn及び施設端末STmは、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、携帯情報端末 (PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話と携帯情報端末を融合させた携帯端末(Smartphone)、又は携帯ゲーム機等の端末装置が適用可能である。ユーザ端末UTn及び施設端末STmは、Webブラウザにより、情報提供サーバSAへページリクエスト(HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエスト)を行うことでWebページを取得し、該Webページをディスプレイ上に表れたウインドウ画面に表示する。
情報提供サーバSAは、例えば施設予約サイト等を運営するために設置されたサーバ(例えば、Webサーバ、及びデータベースサーバ等)である。施設予約サイトは、ユーザ端末UTnのユーザが、所望の施設の利用予約を行うことが可能なサイトである。施設の例としては、宿泊施設(例えば、ホテル)、ゴルフ場施設、遊園施設、公共施設、及び商業施設等が挙げられる。
図2(A)は、本実施形態に係る情報提供サーバSAの概要構成例を示すブロック図である。図2(A)に示すように、情報提供サーバSAは、通信部1と、記憶部2と、入出力インターフェース部3と、システム制御部4と、を備えている。そして、システム制御部4と入出力インターフェース部3とは、システムバス5を介して接続されている。
通信部1は、ネットワークNWに接続して、ユーザ端末UTn又は施設端末STmとの通信状態を制御するようになっている。
記憶部2は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステム及びサーバプログラム(本発明の情報処理プログラムを含む)等の各種プログラムを記憶する。なお、サーバプログラムは、例えば、所定のサーバ等からネットワークNWを介して配信されるようにしても良いし、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録(コンピュータにより読み取り可能に記録)されて提供されるようにしても良い。
また、記憶部2には、ユーザ端末UTnに表示させるWebページを構成する構造化文書(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)文書やXHTML文書等)ファイル、及び画像ファイル等が記憶されている。更に、記憶部2には、ユーザ情報データベース(DB)21、施設情報データベース(DB)22、プラン情報データベース(DB)23、及び評価項目情報データベース(DB)24等が構築されている。
図3(A)は、ユーザ情報データベース21に登録される内容(項目)の一例を示す図である。ユーザ情報データベース21には、図3(A)に示すように、ユーザ会員として登録されたユーザのユーザID、ログインID、パスワード、ニックネーム、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、及びメールアドレス等がユーザ毎に対応付けられて登録(記憶)されている。ユーザIDは、ユーザ毎に固有の識別情報である。ログインID及びパスワードは、ログイン処理(ユーザの認証処理)に使用される認証情報である。ユーザID、ログインID、パスワード、ニックネーム、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、及びメールアドレスの全部又は一部は、例えば、ユーザが会員としての登録時にユーザ端末UTnから入力され情報提供サーバSAに送信される。更に、ユーザ情報データベース21には、例えば、取引対象に対して評価を行う段階にあるユーザ(例えば施設から提供されたプランの利用を終えたユーザ)のユーザIDには、当該取引対象に対して評価を行う際に当該ユーザに提示される下位評価項目を示す下位評価項目情報が対応付けられて登録される。
図3(B)は、施設情報データベース22に登録される内容の一例を示す図である。施設情報データベース22には、図3(B)に示すように、施設会員として登録された施設の施設ID、ログインID、パスワード、施設名、施設の画像、施設の特徴、プラン要素、住所、電話番号、交通アクセス、及びメールアドレス等が施設毎に対応付けられて登録されている。ログインID及びパスワードは、ログイン処理(施設の認証処理)に使用される認証情報である。プラン要素は、施設が提供可能なプランを構成する要素である。図3(C)は、ホテルXのプラン要素の一例を示す図である。プラン要素は、図3(C)に示すように、カテゴリ1(上位カテゴリ)、及びカテゴリ2(下位カテゴリ)に分類され、これらのカテゴリ1、2はプラン要素毎に付与され記憶される。プラン要素は、例えば、施設毎に決められる。施設ID、ログインID、パスワード、施設名、施設の画像、施設の特徴、利用料金、プラン要素、住所、電話番号、交通アクセス、及びメールアドレスの全部又は一部は、例えば、施設の会員登録時に施設端末STmから送信され登録される。
図3(D)は、プラン情報データベース23に登録される内容の一例を示す図である。プラン情報データベース23には、図3(D)に示すように、施設から提供されるプラン(取引対象の一例)のプランID、プラン情報、取引情報、プランの売上、プランの稼働率、プランに対するユーザによる投稿情報、及びプランに対するユーザによる評価情報等がプラン毎に対応付けられて登録されている。プランID、及びプラン情報は、例えば、施設のプラン作成時に例えば施設端末STmからの要求に応じて登録される。プラン情報データベース23において、プランのプランIDには当該プランを提供する施設の施設IDが対応付けられて登録される。プラン情報は、プランの内容を表す情報である。例えば、プラン情報には、プラン名、期間、利用料金、及びプラン要素等の情報が含まれる。取引情報には、施設の予約を行ったユーザのユーザID、利用日程(例えば、宿泊施設の場合、宿泊予約日)、及び施設の利用人数等の情報が含まれる。図3(E)は、ホテルXが提供可能なプランのプラン名、プラン要素、売上順位、及び稼働率の一例を示す図である。図3(E)の例では、プランXAが最も売上及び稼働率が高い人気商品である。
プランに対するユーザによる投稿情報(ユーザにより投稿された投稿情報)には、ユーザにより書き込まれたレビュー(例えば、感想、意見、評論等)を示す文字列(日本語、英語、中国語等、特に言語は問わない)、及び投稿日時が含まれる。また、投稿情報には、当該投稿情報を投稿したユーザ(投稿者)のユーザIDが含まれるか、或いは当該ユーザIDが付与されて記憶される。なお、投稿情報には投稿対象に対するユーザの利用条件(例えば、利用目的、同伴者、利用人数など)が含まれていてもよい。また、プランに対するユーザによる評価情報には、当該ユーザにより行われた評価に係る評価値(例えば、評価値を「1〜5」までの点数で表す)等が含まれる。また、評価情報には、当該評価を行ったユーザ(評価者)のユーザIDが含まれるか、或いは当該ユーザIDが付与されて記憶される。また、ユーザはプランに対する評価を、異なる観点の複数の評価項目(評価軸ともいう)それぞれに対して行うことができる。例えば、宿泊施設から提供されるプランに対する評価項目として、立地、部屋、食事、風呂、サービス(接客)、設備(アメニティ)等が挙げられる。これらの評価項目は、上位概念的な上位評価項目である。また、例えば、これらの評価項目に対応する評価値の平均値がプランに対する総合評価(総合評価値)となる。更に、本実施形態においては、ユーザはプランに対する評価を、後述するように、上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目に対しても行うことができるようになっている。なお、プランに対するユーザによる投稿情報及び評価情報は、例えばユーザ端末UTnに入力ページが表示されている状態でログインしているユーザにより登録操作が行われた場合に登録される。
図4は、評価項目情報データベース24に登録される内容の一例を示す図である。評価項目情報データベース24には、図4に示すように、上位評価項目と下位評価項目とが対応付けられて登録されている。評価項目情報データベース24に登録される下位評価項目は、プランに対して評価を行うユーザに提示される下位評価項目候補である。このような下位評価項目候補は、プランの取引対象の種別(例えば飲食サービス、宿泊サビース)毎に設定されてもよい。各下位評価項目候補に対してキーワードが設定されてもよい。
なお、上記例では、施設情報データベース22とプラン情報データベース23とを分離させているが、施設情報データベース22とプラン情報データベース23とを統合してもよい。また、上記各種データベースが、情報提供サーバSAがアクセス可能な所定のサーバの記憶手段に設けられてもよい。
入出力インターフェース部3は、通信部1及び記憶部2とシステム制御部4との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部4は、CPU(Central Processing Unit)4a、ROM(Read Only Memory)4b、RAM(Random Access Memory)4c等により構成されている。図2(B)は、システム制御部4における機能ブロックの一例を示す図である。コンピュータとしてのシステム制御部4は、記憶部2に記憶されたサーバプログラムにしたがって、下位評価項目特定処理及び下位評価項目提示処理を実行する。このような処理において、システム制御部4は、図2(B)に示すように、投稿情報取得部41、下位評価項目特定部42、評価値取得部43、及び下位評価項目提示部44等として機能する。なお、投稿情報取得部41は、本発明における第1取得手段の一例である。下位評価項目特定部42は、本発明における特定手段の一例である。評価値取得部43は、本発明における第2取得手段の一例である。下位評価項目提示部44は、本発明における提示手段の一例である。
投稿情報取得部41は、プランXA(第1取引対象の一例)に対して評価を行うユーザ(評価者)αによる第1投稿情報であって当該プランXAに対する第1投稿情報と、ユーザαによる第2投稿情報であってプランXAとは異なるプラン(第2取引対象の一例)に対する第2投稿情報と、ユーザαとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であってプランXAに対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報をプラン情報データベース23から取得する。ここで、第1投稿情報は、ユーザαが評価を行おうとしているプランXAに対して当該ユーザαにより投稿された投稿情報である。また、プランXAに対する評価とプランXAに対する投稿とを同時に行う場合には、第1投稿情報は投稿される投稿情報として少なくとも上位評価項目に対応する評価を行う時点でユーザαにより入力されている投稿情報であってもよい。なお、上位評価項目に対応する評価は、下位評価項目に対応する評価の前に行われてもよいし、下位評価項目に対応する評価と同じタイミングで行われてもよい。第2投稿情報は、ユーザαが評価を行おうとしているプランXAに対するものではなく、他のプランに対して当該ユーザαにより投稿された投稿情報である。当該他のプランは、複数の場合もある。この場合、複数の他のプランそれぞれに対する第2投稿情報が取得される。なお、利用条件(具体的には、利用目的、同伴者、及び利用人数などのうち少なくとも何れか一つ)によってユーザαが重視する項目又は気になっている項目が異なる場合があるため、評価対象であるプランXA(第1取引対象の一例)のユーザαの利用条件と少なくとも一つの利用条件が一致する利用条件が登録されているプラン(第2取引対象の一例)に対する第2投稿情報のみを取得するように構成してもよい。例えば、プランXAに関するユーザαの利用目的がレジャーで同伴者が家族で利用人数が4人である場合に、投稿情報取得部41は、当該利用条件と少なくとも一つの利用条件が一致するプランに対する第2投稿情報のみを取得する。また、例えば、ユーザαによる第2投稿情報であってプランXAとは異なるプランに対する第2投稿情報のうち、投稿情報の取得数が決められている場合、プランXAのユーザαの利用条件と少なくとも一つの利用条件が一致するプランに対する第2投稿情報を優先して取得するように構成してもよい。なお、当該他のプランを提供する施設と、プランXAを提供する施設は異なっていてもよい。第3投稿情報は、プランXAの評価を行おうとしているユーザαによるものではなく、プランXAに対して他のユーザにより投稿された投稿情報である。プランXAに対して投稿した他のユーザが複数の場合もある。この場合、複数の他のユーザそれぞれによる第3投稿情報が取得される。
下位評価項目特定部42は、投稿情報取得部41により取得された投稿情報(第1〜第3投稿情報の少なくとも何れか1つ)に基づいて、プランXAに対してユーザαが評価を行うときの下位評価項目であって固定的にユーザに提示される上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目を特定する。例えば、下位評価項目特定部42は、投稿情報取得部41により取得された投稿情報に含まれるワードの中から下位評価項目を特定する。これにより、ユーザに対して提示される適切な下位評価項目を迅速に特定することが可能となる。こうして特定される下位評価項目は、投稿情報の内容によって変わるものであり、プランXAに対して評価しようとしているユーザαが重視する項目又は気になっている項目となる。なお、上位評価項目については固定になっている。ここで、第1〜第3投稿情報の中で、第1投稿情報が最も優先される。これは、第1投稿情報にはプランXAに対して評価しようとしているユーザαが重視または気にする項目が含まれている可能性が最も高いからである。第2投稿情報と第3投稿情報は、第1投稿情報を補完する情報として用いられる。第2投稿情報を用いる理由は、第2投稿情報にはユーザαが重視または気にする項目が含まれており、このような項目はプランが異なったとしてもさほど変わらない可能性があるからである。また、第3投稿情報を用いる理由は、プランXAを提供するホテルXに特有の項目があった場合、第3投稿情報には当該特有の項目が含まれる可能性が高く、このような項目はユーザαにとっても気になる可能性があるからである。なお、第2投稿情報と第3投稿情報を比較すると、第2投稿情報の方が、ユーザαが重視または気にする項目が含まれている可能性が高いと言えるので、第2投稿情報が第3投稿情報より優先されることが望ましい。
評価値取得部43は、下位評価項目特定部42により下位評価項目が特定される前に、当該評価項目の上位概念にあたる上位評価項目に対応する評価であって、ユーザによりプランXAに対して行われた評価に係る評価値を取得する。そして、評価値取得部43により取得された評価値が第1閾値以上の(つまり、高評価である)場合において投稿情報取得部41により取得された投稿情報にポジティブな(肯定的な)ワード(例えば、「良い」)が含まれる場合、下位評価項目特定部42は、当該ポジティブなワードと対応関係(例えば、係り受け関係)にあるワード(例えば、「鮮度」)を下位評価項目として特定する。ユーザαによる上位評価項目(例えば、「食事」)に対応する評価が高評価である場合、例えば「食事」の中でも具体的に何の項目が良かったから高評価になったのかは、ポジティブなワードと対応関係にあるワードから判断できる。そのため、ポジティブなワードと対応関係にあるワードが、当該上位評価項目(例えば、「食事」)の下位概念にあたる下位評価項目(例えば、「鮮度」)として特定される。
一方、評価値取得部43により取得された評価値が第2閾値(第1閾値より小さい)以下の(つまり、低評価である)場合において投稿情報取得部41により取得された投稿情報にネガティブな(否定的な)ワード(例えば、「悪い」)が含まれる場合、下位評価項目特定部42は、当該ネガティブなワードと対応関係にあるワード(例えば、「広さ」)を下位評価項目として特定する。ユーザαによる上位評価項目(例えば、「風呂」)に対応する評価が低評価である場合、例えば「風呂」の中でも具体的に何の項目が悪かったから低評価になったのかは、ネガティブなワードと対応関係にあるワードから判断できる。そのため、ネガティブなワードと対応関係にあるワードが、当該上位評価項目(例えば、「風呂」)の下位概念にあたる下位評価項目(例えば、「広さ」)として特定される。
下位評価項目提示部44は、下位評価項目特定部42により特定された下位評価項目が表示されるWebページをユーザ端末UTnに送信することでプランXAに対して下位評価項目について評価を行うユーザαに提示する。
[2.情報提供システムSの動作]
次に、情報提供システムSの動作について説明する。
(2−1.下位評価項目特定処理)
先ず、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目特定処理について、図5を用いて説明する。図5は、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目特定処理を示すフローチャートである。
図5に示す下位評価項目特定処理は、例えば予め設定された時刻(例えば午前0時)が到来する度に開始される(つまり、バッチ処理)。或いは、図5に示す評価項目特定処理は、投稿情報の投稿毎(投稿情報がプラン情報データベース23に登録される毎)に開始されるように構成してもよい。図5に示す処理が開始されると、システム制御部4は、先ず、プラン情報データベース23から、プランIDを1つ特定する(ステップS1)。例えば、プラン情報データベース23から全部又は所定数取得されたプランIDのリストから1つ特定される。特定されたプランIDは特定済フラグが“1”にセットされる。次いで、システム制御部4は、ユーザ情報データベース21から、ユーザIDを1つ特定する(ステップS2)。例えば、ユーザ情報データベース21から全部又は所定数取得されたユーザIDのリストから1つ特定される。特定されたユーザIDは特定済フラグが“1”にセットされる。
次いで、システム制御部4は、ステップS1で特定されたプランIDに対応付けられた投稿情報のうち、ステップS2で特定されたユーザIDが対応付けられた投稿情報(又は当該ユーザIDを含む投稿情報)(つまり、第1投稿情報)が有るか否かを、プラン情報データベース23より判定する(ステップS3)。当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が有ると判定された場合(ステップS3:YES)、ステップS4へ進む。つまり、この場合、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザが、ステップS1で特定されたプランIDのプランに対して投稿情報を投稿しているということになる。一方、当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が無いと判定された場合(ステップS3:NO)、ステップS9へ進む。
ステップS4では、システム制御部4の投稿情報取得部41は、ステップS3で有ると判定された投稿情報(つまり、第1投稿情報)を取得する。次いで、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS4で取得された第1投稿情報に基づく下位評価項目検索処理を実行し(ステップS5)、下位評価項目候補が有るか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS5の下位評価項目検索処理では、例えば、下位評価項目特定部42は、自然言語処理の一つである形態素解析により、第1投稿情報に含まれる文字列を分割して形態素であるワードを抽出し、当該抽出したワードと一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索する。つまり、評価項目情報データベース24に登録された下位評価項目候補の中から、第1投稿情報に含まれるワードと一致する下位評価項目候補が検索される。これにより、より迅速、且つ精度良く適切な下位評価項目を特定することが可能となる。なお、下位評価項目特定部42は、当該抽出したワードの同義語を予め用意された辞書から取得して、当該同義語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索するように構成してもよい。また、下位評価項目特定部42は、当該抽出したワード又はその同義語と一致するキーワードが設定された下位評価項目が評価項目情報データベース24から検索するように構成してもよい。
また、ステップS5において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワード(例えば、「良い」)を第1投稿情報から検索するように構成してもよい。例えば、ポジティブなワードを複数種類登録する辞書が参照され、当該辞書に登録されているワードと一致するワードが第1投稿情報から検索される。そして、第1投稿情報からポジティブなワードが発見された場合、当該ポジティブなワードが、上記抽出されたワードと対応関係(例えば、係り受け関係)にあるか否かが判定される。ここで、係り受け関係の例として、主語と述語の関係、修飾語と被修飾語の関係等が挙げられる。また、ステップS5において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワード(例えば、「悪い」)を第1投稿情報から検索するように構成してもよい。例えば、ネガティブなワードを複数種類登録する辞書が参照され、当該辞書に登録されているワードと一致するワードが第1投稿情報から検索される。そして、第1投稿情報からネガティブなワードが発見された場合、当該ネガティブなワードが、上記抽出されたワードと対応関係(例えば、係り受け関係)にあるか否かが判定される。
そして、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見された場合、下位評価項目候補が有ると判定され(ステップS6:YES)、ステップS7へ進む。一方、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見されない場合(つまり、第1投稿情報に含まれるワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が無い場合)、下位評価項目候補が無いと判定され(ステップS6:NO)、ステップS9へ進む。なお、この場合、下位評価項目特定部42は、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードを、ステップS1で特定されたプランIDに対応付けられたプラン情報中から検索するように構成してもよい。そして、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードが、当該プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリ(図3(C)参照)から発見された場合、当該発見されたワードが下位評価項目候補となる。これにより、評価項目情報データベース24に該当する下位評価項目候補がない場合であっても、プラン情報を活用して適切な下位評価項目を特定することができる。
ステップS7では、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS6で有ると判定された1つ又は複数の下位評価項目候補を下位評価項目として特定する。ここで、当該下位評価項目候補が、上記プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリから発見されたワードの場合、システム制御部4は、当該発見されたワードを、下位評価項目候補として評価項目情報データベース24に追加して登録するように構成してもよい。これにより、評価項目情報データベース24に登録される下位評価項目候補を増やしていくことができるので、その後の処理で、より精度良く適切な下位評価項目を特定することが可能となる。
次いで、下位評価項目特定部42は、ステップS1で特定されたプランID、ステップS7で特定された下位評価項目、及び当該下位評価項目が属する上位評価項目等を含む下位評価項目情報を、ステップS2で特定されたユーザIDに対応付けて、ユーザ情報データベース21に登録し(ステップS8)、ステップS21に進む。つまり、この下位評価項目情報は、ステップS1で特定されたプランIDのプランに対して評価を行う際に当該ユーザに提示される下位評価項目を示す。なお、ステップS5において抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワードが発見された場合、ステップS8で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ポジティブであることを示す情報が付加される。また、ステップS5において抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワードが発見された場合、ステップS8で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ネガティブであることを示す情報が付加される。
ステップS9では、システム制御部4は、ステップS1で特定されたプランIDとは異なるプランIDが対応付けられた投稿情報のうち、ステップS2で特定されたユーザIDが対応付けられた投稿情報(又は当該ユーザIDを含む投稿情報)(つまり、第2投稿情報)が有るか否かを、プラン情報データベース23より判定する。当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が有ると判定された場合(ステップS9:YES)、ステップS10へ進む。一方、当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が無いと判定された場合(ステップS9:NO)、ステップS15へ進む。
ステップS10では、システム制御部4の投稿情報取得部41は、ステップS9で有ると判定された投稿情報(つまり、第2投稿情報)を取得する。ここで、投稿情報取得部41は、ステップS9で有ると判定された投稿情報の中で、ステップS1で特定されたプランIDのプランの利用料金(料金体系)と近い利用料金のプランのプランIDに対応付けられた第2投稿情報を取得することが望ましい。これにより、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザが重視する又は気になる下位評価項目を特定する精度を高めることができる。ステップS1で特定されたプランIDのプランと利用料金が近いプランに対する第2投稿情報であれば、双方のプランの投稿情報においてユーザが重視または気にする項目が共通する可能性が高いからである。なお、利用料金が近いか否かは、例えば、双方のプランの利用料金の差が所定料金以下であるか否かを判定することにより行われる。そして、当該利用料金の差が所定料金以下であれば、当該利用料金が近いと判定される。
次いで、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS10で取得された第2投稿情報に基づく下位評価項目検索処理を実行し(ステップS11)、下位評価項目候補が有るか否かを判定する(ステップS12)。なお、ステップS10で取得された第2投稿情報が複数有る場合、それぞれの第2投稿情報について下位評価項目検索処理が行われる。
ステップS11の下位評価項目検索処理では、下位評価項目特定部42は、ステップS5と同様に形態素解析を用いて、第2投稿情報に含まれる文字列を分割して形態素であるワードを抽出し、当該抽出したワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索する。ここで、当該抽出されたワードの出現数(投稿情報に含まれる文字列の中に記述されている数)が閾値以上である場合(つまり、多く出現している場合)に、下位評価項目特定部42は当該抽出されたワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索するように構成することが望ましい。これにより、第2投稿情報中で、出現頻度が高いワード又はその同義語を下位評価項目として特定することが可能となる。そのため、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザが重視する又は気になる下位評価項目を特定する精度を高めることができる。なお、ステップS10で取得された第2投稿情報が複数有る場合において、当該複数の第2投稿情報におけるワードの出現数が閾値以上である場合に、下位評価項目特定部42は、当該抽出されたワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索する。また、ステップS11において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワードを第2投稿情報から検索するように構成してもよい。また、ステップS11において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワードを第2投稿情報から検索するように構成してもよい。
そして、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見された場合、下位評価項目候補が有ると判定され(ステップS12:YES)、ステップS13へ進む。一方、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見されない場合(つまり、第2投稿情報に含まれるワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が無い場合)、下位評価項目候補が無いと判定され(ステップS12:NO)、ステップS15へ進む。なお、この場合も、上記ステップS6と同様、下位評価項目特定部42は、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードを、ステップS1で特定されたプランIDに対応付けられたプラン情報中から検索するように構成してもよい。そして、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードが、当該プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリから発見された場合、当該発見されたワードが下位評価項目候補となる。
ステップS13では、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS12で有ると判定された1つ又は複数の下位評価項目候補を下位評価項目として特定する。この場合も、ステップS7と同様、当該下位評価項目候補が、上記プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリから発見されたワードの場合、システム制御部4は、当該発見されたワードを、下位評価項目候補として評価項目情報データベース24に追加して登録するように構成してもよい。次いで、下位評価項目特定部42は、ステップS1で特定されたプランID、ステップS13で特定された下位評価項目、及び当該下位評価項目が属する上位評価項目等を含む下位評価項目情報を、ステップS2で特定されたユーザIDに対応付けて、ユーザ情報データベース21に登録し(ステップS14)、ステップS21に進む。なお、ステップS11において抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワードが発見された場合、ステップS14で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ポジティブであることを示す情報が付加される。また、ステップS11において抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワードが発見された場合、ステップS14で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ネガティブであることを示す情報が付加される。
ステップS15では、システム制御部4は、ステップS1で特定されたプランIDに対応付けられた投稿情報のうち、ステップS2で特定されたユーザIDとは異なる他のユーザIDが対応付けられた投稿情報(又は当該ユーザIDを含む投稿情報)が有るか否かを、プラン情報データベース23より判定する。当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が有ると判定された場合(ステップS15:YES)、ステップS16へ進む。一方、当該ユーザIDが対応付けられた投稿情報が無いと判定された場合(ステップS15:NO)、ステップS21へ進む。
ステップS16では、システム制御部4の投稿情報取得部41は、ステップS15で有ると判定された投稿情報(つまり、第3投稿情報)を取得する。ここで、投稿情報取得部41は、ステップS15で有ると判定された投稿情報の中で、ユーザ属性に基づいて分類される複数のユーザ層のうちステップS2で特定されたユーザIDのユーザと同じユーザ層に属する他のユーザによる第3投稿情報(当該他のユーザIDが対応付けられた第3投稿情報)を取得することが望ましい。これにより、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザが重視する又は気になる下位評価項目を特定する精度を高めることができる。なお、ユーザ属性の例として、性別、年齢、住所等が挙げられる。また、ユーザ層の例として、女性のユーザ層、年齢が30代のユーザ層、居住地域が北海道のユーザ層等が挙げられる。また、上記ステップS10と同様、投稿情報取得部41は、ステップS15で有ると判定された投稿情報の中で、ステップS1で特定されたプランIDのプランの利用料金(料金体系)と近い利用料金のプランのプランIDに対応付けられた第3投稿情報を取得することが望ましい。なお、この第3投稿情報は、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザと同じユーザ層に属する他のユーザによるものであってもよいし、当該ユーザ層に属さない他のユーザによるものであってもよい。
次いで、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS16で取得された第3投稿情報に基づく下位評価項目検索処理を実行し(ステップS17)、下位評価項目候補が有るか否かを判定する(ステップS18)。なお、この場合も、上記ステップS11と同様、ステップS16で取得された第3投稿情報が複数有る場合、それぞれの第3投稿情報について下位評価項目検索処理が行われる。
ステップS17の下位評価項目検索処理では、下位評価項目特定部42は、ステップS5と同様に形態素解析を用いて、第3投稿情報に含まれる文字列を分割して形態素であるワードを抽出し、当該抽出したワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索する。この場合も、ステップS11と同様、当該抽出されたワードの出現数が閾値以上である場合に、下位評価項目特定部42は当該抽出されたワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索するように構成することが望ましい。この場合も、ステップS16で取得された第3投稿情報が複数有る場合において、当該複数の第3投稿情報におけるワードの出現数が閾値以上である場合に、下位評価項目特定部42は、当該抽出されたワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索する。また、ステップS16で取得された第3投稿情報が複数有る場合において、当該抽出されたワードが含まれる第3投稿情報の数が閾値以上である場合に、下位評価項目特定部42は当該抽出されたワード又はその同意語と一致する下位評価項目候補を評価項目情報データベース24から検索するように構成してもよい。これにより、複数の第3投稿情報の中で、より多くのユーザにより言及(記述)されるワード又はその同義語を下位評価項目として特定することが可能となる。そのため、ステップS2で特定されたユーザIDのユーザが重視する又は気になる下位評価項目を特定する精度を高めることができる。また、ステップS17において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワードを第2投稿情報から検索するように構成してもよい。また、ステップS17において、下位評価項目特定部42は、上記抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワードを第2投稿情報から検索するように構成してもよい。
そして、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見された場合、下位評価項目候補が有ると判定され(ステップS18:YES)、ステップS19へ進む。一方、上記抽出されたワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が評価項目情報データベース24から発見されない場合(つまり、第3投稿情報に含まれるワード又はその同義語と一致する下位評価項目候補が無い場合)、下位評価項目候補が無いと判定され(ステップS18:NO)、ステップS21へ進む。なお、この場合も、上記ステップS6と同様、下位評価項目特定部42は、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードを、ステップS1で特定されたプランIDに対応付けられたプラン情報中から検索するように構成してもよい。そして、上記抽出したワードまたはその同義語と一致するワードが、当該プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリから発見された場合、当該発見されたワードが下位評価項目候補となる。
ステップS19では、システム制御部4の下位評価項目特定部42は、ステップS18で有ると判定された1つ又は複数の下位評価項目候補を下位評価項目として特定する。この場合も、ステップS7と同様、当該下位評価項目候補が、上記プラン情報中のプラン要素又は当該プラン要素に付与された下位カテゴリから発見されたワードの場合、システム制御部4は、当該発見されたワードを、下位評価項目候補として評価項目情報データベース24に追加して登録するように構成してもよい。次いで、下位評価項目特定部42は、ステップS1で特定されたプランID、ステップS19で特定された下位評価項目、及び当該下位評価項目が属する上位評価項目等を含む下位評価項目情報を、ステップS2で特定されたユーザIDに対応付けて、ユーザ情報データベース21に登録し(ステップS20)、ステップS21に進む。なお、ステップS17において抽出されたワードと対応関係にあるポジティブなワードが発見された場合、ステップS20で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ポジティブであることを示す情報が付加される。また、ステップS17において抽出されたワードと対応関係にあるネガティブなワードが発見された場合、ステップS20で登録される下位評価項目情報に含まれる下位評価項目には、ネガティブであることを示す情報が付加される。
そして、ステップS21では、システム制御部4は、ステップS2で、まだ特定していないユーザIDがある(例えば、ユーザIDのリストにある)か否かを判定する。そして、まだ特定されていないユーザIDがあると判定された場合(ステップS21:YES)、ステップS2に戻り、まだ特定されていないユーザID(特定済フラグが“0”であるユーザID)が特定され、上記と同様の処理が行われる。一方、まだ特定されていないユーザIDがないと判定された場合(ステップS21:NO)、ユーザIDのリストにおける全てのユーザIDの特定済フラグが“0”にリセットされ、ステップS22へ進む。
ステップS22では、システム制御部4は、ステップS1で、まだ特定していないプランIDがある(例えば、プランIDのリストにある)か否かを判定する。そして、まだ特定されていないプランIDがあると判定された場合(ステップS22:YES)、ステップS1に戻り、まだ特定されていないプランID(特定済フラグが“0”であるプランID)が特定され、上記と同様の処理が行われる。一方、まだ特定されていないプランIDがないと判定された場合(ステップS22:NO)、プランIDのリストにおける全てのプランIDの特定済フラグが“0”にリセットされ、図5に示す評価項目特定処理が終了する。
なお、上記評価項目特定処理において、第1投稿情報についてのステップS3〜S7の処理と、第2投稿情報についてのステップS9〜S13の処理と、第3投稿情報についてのステップS15〜S19の処理と、がそれぞれ行われるように構成してもよい。この場合、ステップS7で特定された下位評価項目の優先順位を最も高くし、ステップS13で特定された下位評価項目の優先順位を次に高くし、ステップS19で特定された下位評価項目の優先順位を最も低くするように設定した下位評価項目リストが生成される。そして、下位評価項目特定部42は、当該下位評価項目リストにおいて優先順位が高い上位所定数の下位評価項目を最終的な下位評価項目として決定し、当該決定した下位評価項目等を含む下位評価項目情報を、ステップS2で特定されたユーザIDに対応付けて、ユーザ情報データベース21に登録する。
(2−2.下位評価項目提示処理)
(実施例1)
次に、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例1について、図6を用いて説明する。図6は、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例1を示すフローチャートである。なお、実施例1において、ユーザ端末UT1のユーザαは、情報提供サーバSAのログイン処理により施設予約サイトにログインしているものとする。このユーザαは、施設予約サイトを通じて予約したプランXAの利用を終え、当該プランXAに対して評価を行う段階にあるユーザである。情報提供サーバSAは、ログインしているユーザαの指示によりユーザ端末UT1から送信された評価入力ページのリクエストを受信すると、図6に示す下位評価項目提示処理を開始する。この評価入力ページは、ユーザがプランXAに対する評価を入力するためのWebページである。
図6に示す処理が開始されると、情報提供サーバSAのシステム制御部4は、評価入力ページのリクエストを送信したユーザ端末UT1のユーザα(対象ユーザ)のユーザID及びプランXA(対象プラン)のプランIDに対応付けられて下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されているか否かを判定する(ステップS31)。当該ユーザID及びプランIDに対応付けられて下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されていないと判定された場合(ステップS31:NO)、ステップS32へ進む。一方、当該ユーザID及びプランIDに対応付けられて下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されていると判定された場合(ステップS31:YES)、ステップS33へ進む。
ステップS32では、システム制御部4は、ユーザ間で共通の評価入力ページをユーザ端末UT1へ送信する。これにより、ユーザ間で共通の評価入力ページがユーザ端末UT1のWebブラウザによりウインドウ画面に表示される。こうして表示される評価入力ページには、上位評価項目に対応する評価の入力欄が設けられる。
ステップS33では、システム制御部4は、ユーザ端末UT1のユーザα(対象ユーザ)のユーザID及びプランXA(対象プラン)のプランIDに対応付けられた下位評価項目情報をユーザ情報データベース21から取得する。次いで、システム制御部4の下位評価項目提示部44は、ユーザ間で共通の評価入力ページに対して、ステップS33で取得された下位評価項目情報が示す下位評価項目に対応する評価の入力欄が追加された評価入力ページを生成する(ステップS34)。
次いで、下位評価項目提示部44は、ステップS34で生成した評価入力ページをユーザ端末UT1へ送信する(ステップS35)。こうして、当該下位評価項目に対応する評価の入力欄が追加された評価入力ページがユーザ端末UT1のWebブラウザによりウインドウ画面に表示される。これにより、当該評価入力ページ上で、図5に示す評価項目特定処理により特定された下位評価項目がユーザαに提示されることになる。図7は、実施例1において、下位評価項目に対応する評価の入力欄が追加された評価入力ページの表示例を示す図である。図7に示す評価入力ページには、複数の上位評価項目51〜56に対応する評価の入力欄が設けられている共に、上位評価項目53に関連付けられて下位評価項目53aに対応する評価の入力欄と、上位評価項目54に関連付けられて下位評価項目54a,54bそれぞれに対応する評価の入力欄とが設けられている。このような評価入力ページの表示状態で、ユーザ端末UT1のユーザαは、操作部により上位評価項目と下位評価項目に対応する評価を、当該評価の入力欄におけるラジオボタン57を選択することで行う。その後、ユーザが例えば登録ボタン(図示せず)を指定すると、それぞれの評価項目に対応する評価を示す評価情報がユーザ端末UT1から情報提供サーバSAに送信される。そして、情報提供サーバSAのシステム制御部4は、ユーザ端末UT1から受信した評価情報を、プランXAのプランID及びユーザαのユーザID対応付けてプラン情報データベース23に登録する。このように登録された評価情報は、他のユーザにより閲覧可能となる。
なお、情報提供サーバSAは、ログインしているユーザαの指示によりユーザ端末UT1から送信された評価入力ページのリクエストを受信した場合に、図5に示すステップS3以降の処理を実行し、その後に、図6に示す処理を実行するように構成してもよい。
(実施例2)
次に、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例2について、図8を用いて説明する。図8は、情報提供サーバSAのシステム制御部4における下位評価項目提示処理の実施例2を示すフローチャートである。実施例2では、上位評価項目に対応する評価が下位評価項目に対応する評価より先に行われる。そして、当該上位評価項目に対応する評価を示す評価情報が情報提供サーバSAに送信された後に、下位評価項目に対応する評価が行われる。情報提供サーバSAは、ログインしているユーザαの指示によりユーザ端末UT1から送信された、プランXAに対する上位評価項目に対応する評価を示す評価情報を受信すると、図8に示す下位評価項目提示処理を開始する。
図8に示す処理が開始されると、情報提供サーバSAのシステム制御部4は、ユーザ端末UT1から受信した評価情報を、プランXAのプランID及びユーザαのユーザIDに対応付けてプラン情報データベース23に登録する(ステップS41)。次いで、システム制御部4は、評価情報を送信したユーザ端末UT1のユーザα(対象ユーザ)のユーザID及びプランXA(対象プラン)のプランIDに対応付けられて下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されているか否かを判定する(ステップS42)。そして、下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されていないと判定された場合(ステップS42:NO)、図8に示す処理が終了する。一方、下位評価項目情報がユーザ情報データベース21に登録されていると判定された場合(ステップS42:YES)、ステップS43へ進む。
ステップS43では、システム制御部4は、ユーザα(対象ユーザ)のユーザID及びプランXA(対象プラン)のプランIDに対応付けられた下位評価項目情報をユーザ情報データベース21から取得する。次いで、システム制御部4の投稿情報取得部41は、ユーザ端末UT1から受信した評価情報から上位評価項目に対応する評価に係る評価値を取得する(ステップS44)。
次いで、システム制御部4は、ステップS43で取得された下位評価項目情報に含まれる上位評価項目のうち、ステップS44で取得された評価値が第1閾値(例えば、5点満点中の4点)以上の上位評価項目が有るか否かを判定する(ステップS45)。そして、当該評価値が第1閾値以上の上位評価項目が有ると判定された場合(ステップS45:YES)、ステップS46へ進む。一方、当該評価値が第1閾値以上の上位評価項目が無いと判定された場合(ステップS45:NO)、ステップS48へ進む。
ステップS46では、システム制御部4は、ステップS43で取得された下位評価項目情報において、上記評価値が第1閾値以上の上位評価項目に属する下位評価項目のうち、ポジティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が有るか否かを判定する。ポジティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が有ると判定された場合(ステップS46:YES)、ステップS47へ進む。一方、ポジティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が無いと判定された場合(ステップS46:NO)、ステップS48へ進む。
ステップS47では、システム制御部4は、当該ポジティブであることを示す情報が付加された下位評価項目(つまり、ポジティブなワードと対応関係にある下位評価項目)及び当該下位評価項目が属する上位評価項目をステップS43で取得された下位評価項目情報から特定し、ステップS48へ進む。これにより、ユーザによる上位評価項目に対応する評価が高評価である場合、上位評価項目に属する下位の項目の中でユーザが良いとして着目した項目を下位評価項目として特定することができる。
ステップS48では、システム制御部4は、ステップS43で取得された下位評価項目情報に含まれる上位評価項目のうち、ステップS44で取得された評価値が第2閾値(例えば、5点満点中の2点)以下の上位評価項目が有るか否かを判定する。そして、当該評価値が第2閾値以下の上位評価項目が有ると判定された場合(ステップS48:YES)、ステップS49へ進む。一方、当該評価値が第2閾値以下の上位評価項目が無いと判定された場合(ステップS48:NO)、ステップS51へ進む。
ステップS49では、システム制御部4は、ステップS43で取得された下位評価項目情報において、上記評価値が第2閾値以下の上位評価項目に属する下位評価項目のうち、ネガティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が有るか否かを判定する。ネガティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が有ると判定された場合(ステップS49:YES)、ステップS50へ進む。一方、ネガティブであることを示す情報が付加された下位評価項目が無いと判定された場合(ステップS49:NO)、ステップS51へ進む。
ステップS50では、システム制御部4は、当該ネガティブであることを示す情報が付加された下位評価項目(つまり、ネガティブなワードと対応関係にある下位評価項目)及び当該下位評価項目が属する上位評価項目を、ステップS43で取得された下位評価項目情報から特定し、ステップS51へ進む。これにより、ユーザによる上位評価項目に対応する評価が低評価である場合、当該上位評価項目に属する項目の中でユーザが悪いとして着目した項目を下位評価項目として特定することができる。
ステップS51では、システム制御部4は、ステップS47とステップS50の少なくとも何れかで特定された下位評価項目が有るか否かを判定する。そして、当該特定された下位評価項目が有ると判定された場合(ステップS51:YES)、ステップS52へ進む。一方、当該特定された下位評価項目が無いと判定された場合(ステップS51:NO)、ステップS53へ進む。
ステップS52では、システム制御部4は、ステップS47とステップS50の少なくとも何れかで特定された下位評価項目、及び当該下位評価項目が属する上位評価項目を含む下位評価項目情報を新たに生成し、ステップS53へ進む。
ステップS53では、システム制御部4の下位評価項目提示部44は、ステップS43で取得された下位評価項目情報、またはステップS52で生成された下位評価項目情報をユーザ端末UT1へ送信する。こうして、ユーザ端末UT1により受信された下位評価項目情報に含まれる下位評価項目に対応する評価の入力欄がWebブラウザにより評価入力ページに組み込まれて表示される。これにより、当該評価入力ページ上で下位評価項目がユーザαに提示されることになる。なお、ステップS53において、システム制御部4の下位評価項目提示部44は、ステップS43で取得された下位評価項目情報またはステップS52で生成された下位評価項目情報に含まれる下位評価項目に対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページを生成してユーザ端末UT1へ送信するように構成してもよい。
なお、情報提供サーバSAは、ログインしているユーザαの指示によりユーザ端末UT1から送信された、プランXAに対する上位評価項目に対応する評価を示す評価情報を受信した場合に、図5に示すステップS3以降の処理を実行し、その後に、図8に示す処理を実行するように構成してもよい。
以上説明したように、上記実施形態によれば、情報提供サーバSAは、ユーザαによるプランXAに対する第1投稿情報と、ユーザαによる他のプランに対する第2投稿情報と、他のユーザによるプランXAに対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得し、取得した投稿情報に基づいてプランXAに対してユーザαが評価を行うときの下位評価項目を特定し、当該特定した下位評価項目をプランXAに対して評価を行うユーザに提示するように構成したので、必要最低限の下位評価項目をユーザαに提示して評価させることで評価者であるユーザαの負担を抑えつつ、当該ユーザαに対して適切な下位評価項目を提示することができる。例えば、ユーザによる評価が良いのだけれどもレビューではネガティブなことが言及されているというように、ユーザによる評価とレビューとが整合しない場合がある。結果的には評価が良いので、良い評価となってしまうが、その内訳をみると、実はネガティブな指摘も少なからずある。このような場合であっても、本実施形態によれば、当該評価者から。より具体的な下位評価項目に対応する評価を得ることができるので、特定のプランに対する評価の内訳を閲覧者に提供することができる。
なお、上記実施形態においては、取引対象として、施設から提供されるプランを例にとって説明したが、当該プラン以外の商品又はサービスを取引対象として適用可能である。
1 通信部
2 記憶部
3 入出力インターフェース部
4 システム制御部
5 システムバス
UTn ユーザ端末
STm 施設端末
SA 情報提供サーバ
NW ネットワーク

Claims (7)

  1. 第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得手段と、
    前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段により取得され前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得手段により取得された前記評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得手段により取得された前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得手段により取得された前記評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定手段と、
    複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定手段により特定された前記下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定手段は、前記取引対象の種別毎に記憶手段に予め記憶される下位評価項目候補の中で、前記第1取得手段により取得され前記投稿情報に含まれるワードと一致する下位評価項目候補を前記下位評価項目として特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記投稿情報に含まれるワードと一致する下位評価項目候補がない場合、前記特定手段は、記憶手段に予め記憶される前記第1取引対象の内容を表す情報に含まれるワードの中で、前記投稿情報に含まれるワードを前記下位評価項目として特定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定手段により前記第1取引対象の内容を表す情報に含まれるワードが前記下位評価項目として特定された場合、当該下位評価項目として特定されたワードを、前記下位評価項目候補として前記記憶手段に追加して記憶することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1取得手段は、ユーザ属性に基づいて分類される複数のユーザ層のうち、前記第1取引対象に対して評価を行うユーザと同じユーザ層に属する前記他のユーザによる第3投稿情報を取得することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得ステップと、
    前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得され前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得ステップにより取得された前記評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得ステップにより取得された前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得ステップにより取得された前記評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定ステップと、
    複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定ステップにより特定され下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータを、
    第1取引対象に対して評価を行うユーザによる第1投稿情報であって当該第1取引対象に対する第1投稿情報と、前記ユーザによる第2投稿情報であって前記第1取引対象とは異なる第2取引対象に対する第2投稿情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザによる第3投稿情報であって前記第1取引対象に対する第3投稿情報との少なくとも何れか1つの投稿情報を取得する第1取得手段、
    前記第1取引対象に対して前記ユーザが評価を行うときに提示される評価項目として予め定められた上位評価項目に対応する評価であって、前記ユーザにより前記第1取引対象に対して行われた評価に係る評価値を取得する第2取得手段、
    前記第1取得手段により取得される前記投稿情報にポジティブなワード含まれ、前記第2取得手段により取得された評価値が第1閾値以上の場合に、前記ポジティブなワード対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定するか、または、前記第1取得手段により取得される前記投稿情報にネガティブなワードが含まれ、前記第2取得手段により取得された評価値が第2閾値以下の場合に、前記ネガティブなワードと対応関係にあるワードを、前記評価値が当該第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたる下位評価項目として特定する特定手段、及び
    複数の前記上位評価項目それぞれに対応する評価の入力欄が設けられた評価入力ページに対して、当該複数の前記上位評価項目のうち、前記評価値が前記第1閾値以上の前記上位評価項目の下位概念にあたるか、または、前記評価値が前記第2閾値以下の前記上位評価項目の下位概念にあたるとして前記特定手段により特定され下位評価項目に対応する評価の入力欄を当該上位評価項目に関連付けて追加した前記評価入力ページを前記第1取引対象に対して評価を行うユーザに提示し、前記下位評価項目に対する評価として当該ユーザにより前記入力欄に入力された評価を示す評価情報を受信する受信手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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